さよなら旧い建屋の「いせや公園店」会

改築で失われる昭和

2012年6月24日日曜日

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 吉祥寺名物の焼き鳥いせや。焼き鳥も酒もとにかく安いが、決して美味しくない、けれども大衆酒場的な雰囲気が心地良い有名店。「焼き鳥はまずいが、ジャンボシュウマイは美味しい」これが皆の声(笑)二店舗ある内、井の頭公園の入り口にある公園店が改築することになり、多くのファンが今の歴史と伝統の建屋で飲んでおこうと大賑わいとなった。私は近隣に在住の仲間に声をかけて「お別れの会」をやることにし、一ヶ月ほど前に予約した。集まったメンバーはそれぞれにいせやにまつわる思い出を語り、楽しく昼酒した。改築の竣工は来年の秋を予定しているそう。先行して改築した総本店のように味気ない建屋にならないことを祈っている。
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「ヴィラデストワイナリーを五感で楽しむ旅」

久しぶりのワイナリーツアー

2012年6月23日土曜日

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久しぶりに玉村豊男さんの「ヴィラデストワイナリー」へのツアーに添乗してきました。ブドウ畑を歩くと、ちょうど葉が伸びきって青々と若々しく輝いており、もうすぐ花が咲くタイミングでした。青空の下、久しぶりに自分の樹(メルロー)に挨拶してきました。今回は初めて単独での添乗だったので、たくさん勉強させていただきました。
9年目のヴィラデストワイナリー。玉村豊男さんや醸造責任者の小西超さんは周辺に新たにできたワイナリーや自治体と連携して「千曲川ワインバレー構想」を本格的に推進し始めており、今後の展開がとても楽しみです。

法師温泉に作品を常設展示

旧新治村の生きものの写真

2012年6月2日土曜日

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 私の大好きな群馬県みなかみ町(旧新治村)の法師温泉長寿館に作品を飾っていただけることになりました。周辺フィールドで撮影した動物や鳥類の写真を、伝統と歴史のある「法師の湯」手前の廊下に飾っていただいています。点数は6点。イヌワシ、クマタカ、フクロウ、ツキノワグマ、カモシカ、ノウサギの写真各一点ずつです。今後、タイミングをみて作品を入れ替えていきたいと思います。また、近隣の永井宿郷土館にも12点の作品を展示していただいています。いずれも常設の展示で、周辺フィールドで撮影した作品に限定しています。
LinkIcon法師温泉長寿館公式ページ

ワイバード「高尾山ネイチャーガイド」

鳥だけでなく植物も、昆虫も

2012年5月27日日曜日

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ワイバードのネイチャーガイドとして、初夏の高尾山、日影沢で自然観察会を開催しました。全て独りでの案内で、11名の参加者と一緒に植物を観察しながら、オオルリ、キビタキなどの夏鳥を探しました。初心者向けということもあり、私が捉えていても参加者が双眼鏡の視野に入れることができないなど、お目当ての青い鳥を参加者にばっちり観ていただくまでには至りませんでしたが、絶好の天気の下、その美声をたっぷりと堪能することはできました。カジカガエルの声、エゾハルゼミの声もこの季節らしさを感じ、ほっとするものでした。野鳥だけではなく、植物だけでもなく、幅広い分野を総合的に観察し、楽しむ。今後もそんな方向性で高尾でのネイチャーガイドに取り組んでいきたいと思います。

金環日食観察記

世紀の天体ショーを観る、撮る

2012年5月21日月曜日

kinkanrenzoku.jpg昨年末の皆既月食に続いて、超目玉イベントがやってきました。世紀の天体ショーなんてうたわれる、金環日食です。もう1年以上前から楽しみにしていたイベントで、撮影法などいろいろ研究し、準備をしてきました。何より9000万人の人が観るのを楽しみにしているそうですから、晴れてもらわなきゃ困るわけです。
 当日は井の頭公園のグランドに出て観測しました。曇りがちで、ヒヤヒヤしましたが、何とか薄曇りになったり、晴れたりで、しっかりと観ることができました。写真の方もD800E+600mmでばっちり撮れました。友人の多くも観測でき、皆満足した様子でした。一生モノの想い出が一つ、増えました。

第84回井の頭かんさつ会

井の頭の森で宝探し 春の夏鳥探鳥会

2012年5月12日土曜日

JTS120512_4787.jpg‎84回目の井の頭かんさつ会を「井の頭の森で宝探し 春の夏鳥探鳥会」のテーマで開催しました。探鳥会は朝早い方が良い、という声に応え、井の頭かんさつ会始めて以来初めて早朝スタートの設定をしました。通常のかんさつ会は10時から12時、探鳥会の時もせいぜい9時30分からだったものを思い切って6時30分からにしました。遠方の参加者のために、通常の時間帯も開催して二回連続で行うこととしました。早朝の回は人が集まるのか不安でしたが、蓋を開けてみると、申込は早朝の回ばかりで最終的に38名、これに対して二回目の回は10名と、早朝の方が多かったのです。これには勇気づけられ、モチベーションが上がりました!
 最初に鳴き声の予習をクイズ形式で行い、すぐに森へ。キビタキの声を聴きながら、奥へ進みました。やがて聞こえたホイホイホイの声…サンコウチョウの声です。しかも一羽ではなく複数羽いました。さえずりを聴きながら、皆懸命に姿を探しました。キビタキやセンダイムシクイがさえずる中、見事に姿を捉えた参加者もいれば、声のみだった人もいました。
 今日は二回目のかんさつ会も設定しました。通常の時間である9時30分からスタートしました。こちらは意外に10名だったので、班分けせずに皆で一緒にまわりました。状況は一回目と同じような感じで参加者と共にサンコウチョウの観察を楽しみました。
今日は渡りの波に当たった、良い日でした。一日中複数のサンコウチョウが観察できる稀有な日でした!春のサンコウチョウ祭り、楽しみました☆

春の山へ

2012年5月3日~5日

山も遅い春

 昨年のGWは鹿児島の友と共にトカラ列島平島へ渡った。今年もアタックしようと思ったけど、仕事が忙しくて中日を休めないのと、地元でのイベントが目白押しだったので諦めることにした。パタゴニアのストアイベント、新宿御苑でのみどりフェスタ、小平中央公園での夏鳥調査。GW前半は毎日都内でのイベントがあった。GW後半の日程については余裕ができたので、久しぶりに赤谷へ入ることにした。私が最も好きな宿、法師温泉に逗留し、ブナの新緑をD800Eで存分に撮影する休日にしようと思った。
 今季春が遅いことは以前にも書いたが、それは山も一緒だった。ブナの芽吹きは例年より遅く、いろいろ観察のスケジュールが狂ってしまった。天候も悪く、雨がちだったけど、つかの間の晴れ間に野鳥や動物、山野草などの撮影を楽しむことはできた。

JTP120504_0311.jpgとても美しかった新緑
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小平中央公園鳥類相調査

みんなでスポットセンサス

2012年4月30日月曜日祝日

JTP120430_0213.jpg都道整備問題を抱える小平中央公園の雑木林を中心に、周辺の鳥類相をスポットセンサスで調査しました。定点を5ヵ所決め、それぞれ2分×5セットずつの確認とカウントを実施しました。最初は留鳥ばかりでしたが、センダイムシクイとキビタキをばっちり確認し、データを取ることができました。やはり身近な緑地帯は渡りの鳥類のエネルギー補給の環境としてとても重要だということを再認識しました。

みどりフェスタ2012

新緑の新宿御苑

2012年4月29日日曜日

JTP120429_0190.jpg毎年恒例環境省主催の「みどりフェスタ」でミニ自然観察会を実施してきました。昨年は震災の直後で中止になったので、今年は2年ぶりの開催になります。新緑眩い中、私は40分×3本を担当しました。

パタゴニア吉祥寺ストアイベントvol.3

井の頭公園で夏鳥の声を聴こう

2012年4月28日土曜日

JTP120428_4325.jpgパタゴニア吉祥寺ストアのイベントで三回目の探鳥会を担当してきました。井の頭公園でのバードウォッチングのベストシーズンに夏鳥の声と姿を探し求め、参加者と共に楽しみました。若干苦戦しながらもキビタキやセンダイムシクイの声と姿を確認し、それ以外にもいろいろと観察して、最後に森の大切さをお話しして終了しました。ストアイベントでのバードウォッチングは今回で3回目になりますが、方向性が見えてきた感じで、今後さらに内容を工夫していきたいと思います。

第83回井の頭かんさつ会「花観」

「花観」3部作の最終章「薫り」

2012年4月22日日曜日

JTP120422_0075.jpg83回目の井の頭かんさつ会のテーマは「花観」、春の様々な花を「見る」のではなく「観る」企画でした。「花観」は小町リーダーが担当し、3年連続で続けている企画で、一年目は「色」、二年目は「形」、そして三年目にあたる今回は「薫り」を主体にしました。「観る」ことは知ることで、普段眺めていて知っているように思っている花ですが、再発見の連続でした!

TAMAKAN「春の高尾観て歩き」

変化に欠けた一週間

2012年4月7日土曜日

JTP120407_3254.jpg7日土曜日のTAMAKAN(多摩自然観察会)「春の高尾観て歩き」観察会へ。先週の下見から一週間。さぞ春が進んでいるのだろうと思ったが、意外に下見のままで、全体がスムースに進んだ。お目当てのタカオスミレは観られなかったけれど、早春の山野草はいろいろと観ることができて良かった。

TAMAKAN下見

早春の裏高尾へ

2012年4月1日日曜日

JTP120401_2928.jpg7日土曜日のTAMAKAN(多摩自然観察会)「春の高尾観て歩き」の下見へ。早春の裏高尾はアブラチャンの黄色い花が主役だった。何種類かのスミレや山野草を観察したが、今季はやはり寒さの影響で花が遅いようだ。ニリンソウの群落の開花が遅いし、お目当ての花が未だ開花していないというケースも多々あった。1週間で春が加速しているといいのだが。

横沢入り自然観察会

一回目の自然観察会は強風の洗礼を受けて

2012年3月31日土曜日

JTP120331_2610.jpg強風の中、横沢入での一回目の自然観察会を開催しました。水辺の生きものを中心にいろいろと観察しました。とりわけトウキョウサンショウウオの卵嚢を手に取って観察する機会は貴重でした。子供向けの観察会でしたが、大人も楽しんでいたのはいつも通りのことです。

菊坂界隈

本郷あたりをぶらぶら

2012年3月24日土曜日

JTP120324_6247.jpg彼岸は明けてしまったが、墓参りに行ってきた。お墓のある鶯谷、小石川界隈に仕事で知った「菊坂」があるということで、墓参りの合間にぶらぶらしてみた。菊坂には樋口一葉が住んでいた旧家が残っていたり、文人ゆかりの史跡がいろいろ。魅力的な下町の風情。帰りには菊坂コロッケを買って帰った。

Bセンスさんぽ世田谷編

街で探す生物多様性

2012年3月20日

JTP120320_2070.jpgBセンスさんぽに参加。今回は2年前にも参加した世田谷編。三軒茶屋から世田谷線に乗って若林あたりで降り、松陰神社前から豪徳寺にかけての世田谷の中の世田谷を中心に街歩きしながら、生物多様性に関わることを皆で探した。前回は世田谷線のカラーバリエーションの多様性に目を奪われてしまい、今一つヒントをつかめなかったが、今回は人の生活との関わりを中心に生物多様性を身近に感じさせる材料をいろいろと集めることができたと思う。前回強い風雨に泣かされた渋谷編とは異なり絶好の天気だったし、声をかけて初めて参加した方にも楽しんでいただけて良い会になったと思う。それにしても松陰神社前と下高井戸の商店街は理想的!吉祥寺・三鷹にはあのような良い商店街は残念ながらない。
LinkIconBセンスについてはこちら

82回井の頭かんさつ会

早春の小さな花たち

2012年3月18日日曜日

JTP120318_1816.jpg今日は82回目の井の頭かんさつ会でした。テーマは春の野草。早春の草花をいろいろと観察しました。オオイヌノフグリ、ハコベ、ナズナ、スズメノカタビラ...いずれも雑草扱いされている小さな花たちです。ぱっとしない天候でしたが、雨には降られず、子供から大人まで観察を楽しむことができました。公園の管理者である東京都西部公園緑地事務所は私たち井の頭かんさつ会の後援団体。許可を得て公園のあちこちで掘りまくりました(笑)例えばタンポポの根の長さなど、ありふれた植物の知らない一面をいろいろと知ることができる会でした。

東日本大震災一年目

三陸へ

 「サンテンイチイチ」全ての日本人にインプットされた日付が一巡してきた。時の流れは本当に速いものだ。未曾有の大惨事から一年の節目を迎え、私は自分の身をどこに置くべきか考え、特に被害がひどかった被災地を訪れたいと思った。仕事を通じて知り合ったNPOピースウィンズ・ジャパンの知人のお声掛けや大切な友人の助言もあって、現地へ赴くことにした。気仙沼中学校の卒業式で写真を撮るという役割もいただいての旅となった。

現地を視て

 陸前高田、気仙沼、南三陸...報道で散々見てきたことは本当に断片に過ぎず、実際に現地へ入って自分の眼で視て、その被害の大きさを思い知った。一年経っているとは思えない程、片付いていない。瓦礫や流されたモノは寄せて集めて積み上げてあるだけで、片付いてはいない。 モノが除去された跡は更地になっていて、復興の兆しがまるで見られない。これは5年10年の取り組みでは済まないと思った。自然の猛威にあらためて驚嘆させられた。

尊敬すべき一本のアカマツ

 2012年の3月11日、同行者と別れた私は一ノ関から気仙沼に出て南三陸まで足を延ばし、再び戻って陸前高田で『その時』を迎えました。各地で追悼式・イベントが催されていましたが、当事者ではない私がそこに参加することは憚られましたし、まして写真を撮るなどは考えられませんでした。私は考えた結果、陸前高田のあの一本だけ残ったアカマツと一緒に時を迎えることにしました。
 日頃から樹木が好きで敬意を払っている私は、津波で壊滅した高田松原で一本だけ残った、あのアカマツを尊敬しています。自然の猛威の前では人の力など全く無力だけど、救いもあるということを、あのアカマツは示してくれたと思うのです。2012年3月11日14時46分。一年前に多くの人の生命を奪ったとは思えないくらい、蒼く穏やかな陸前高田の海で船の汽笛が鳴り、街にサイレンが響く中、私は黙祷しました。

JTP120311_D3_6149.jpg私たちの希望、一本のアカマツ
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第81回井の頭かんさつ会

今日の井の頭かんさつ会は降雨のため、野外での観察をあきらめ、屋内プログラム、いわゆる雨プロを実施しました。晴天率抜群の井の頭かんさつ会は今までに雨に泣かされたことがほとんどなく、今回で81戦79勝2敗です。野外で観察会をできないことは残念でしたが、考えてみれば雨プログラムに参加できる機会は極端に少ないということであり、今日雨の中お越しいただいて参加してくれた12名のみなさんは運が良かったとも言えます。
雨プログラムはメインの企画担当者が予め用意した常緑樹の葉の数々を皆で図鑑とにらめっこしながら識別するものでした。ここでは林将之さんの秀作、樹木図鑑「葉で見分ける樹木」(小学館)が大活躍し、素人目には同じように見える常緑樹の識別を参加者のみなさんはこなしていました。雨もまた良し!心からそう言える、充実した内容にできたと思います。



自作かんじきでスノーシューイング

恒例行事がさらに面白く

 2月中旬は年中行事のスノーシューイング&アニマルトラッキング。知人の八ヶ岳山麓の家に遊びに行き、スノーシューイングと自然観察を楽しむ会に毎年参加している。一昨年は八島が原湿原を歩き、昨年は入笠山に登って360°のパノラマを楽しんだ。そして今年は...なんと!かんじきを自作し、それで雪原を歩こうという素敵な企画!でも、手先が不器用な私にかんじきづくりなどできるのだろうか...作ったとしても、実用に足るのだろうか...

やはり苦戦したかんじきづくり

 かんじきの主材料は藤のつる。さすがに完全に一から作るのは短時間では無理なので、ベースに関しては先生が用意してきてくれた。これに丈夫な紐を巻いていく、いわばロープワークの作業がかんじきづくりの実際。ロープワークは手先の不器用な私が最も苦手な作業の一つだ。何回も確認しながら、失敗しながら、ロープを巻いていく。ああ通して、こう通すと、どうしてこう結束するのかわからないし、あの結びを作るにはどう通したらいいかなど皆目見当もつかない(笑)上下外内など勝手に自分でマニュアルを作ってロープの通し方を感覚ではなく、理屈で憶える。。。まあとにかく不器用だ(笑)「これじゃ日が暮れますね」と冗談で言っていたが、終わってみると本当に日が暮れていた。まあ、ちょっといびつかもしれないが、何となくそれっぽいのが出来上がったところで、良い時間なので皆で飲み会へ移行した。

そして実践投入

 翌日、支度をしてピラタス蓼科へ。ロープウェイで坪庭と呼ばれるフィールドまで上がり、そこで雪原を歩き、北横岳山頂まで行くという計画。ロープウェイを降りて、いざかんじきを装着!といってもスノーシューみたいにワンタッチでスムーズにいく代物ではなく、結んで結んできちっと固定しなければならない。それが甘いと、途中で外れてしまうわけだ。それにしてもこの自作かんじき、会う人会う人皆注目し、羨ましがる。
上は-16℃だったが、完全に真冬の装備で固めていったので大したことはなかった。それでも強い風が吹くと風が痛い感じは真冬の十勝と同じ感覚だった。ザックにさしてあるペットボトルのお茶が次第にしばれていくのが面白かったし、手袋を脱いでいるとあっという間に痛くなってくる。
 歩いている内にかんじきがずれてきて、左足は前にずれ、かんじき前部を土踏まずで踏むような感じ、右足は後ろにずれ、足がかんじきの下側にずれて、かんじきの意味がなくなってしまった。面倒くさがりの私はかんじきを結びなおすのが面倒なので、そのまま捨ておいて歩いた。雪原の散策路は踏み固められていて、スノーシューなしのツボ足で余裕で歩けるのだ。私はパーティの最後部を歩いていた。列の前の方では「手作りですか、いいですねー」「素材はなんですか?葛の蔓?」などすれ違う人と会話が弾んでいたが、私だけは「あ、外れちゃってますね、ははは」と笑いものになっていた。
 かんじきを外して北横岳山頂へ登った。体力余力たっぷりの私は最後尾のストレスを発散すべく単独で走るように登り切った。北横岳山頂。標高2480m。そこに広がる360°のパノラマは言葉を失うほど美しく、心から来て良かったと思った。

JTP120219_0823.jpgそれっぽく見えるかんじき(笑)と八ヶ岳連峰
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第80回井の頭かんさつ会

満員御礼、北風に負けず

2012年1月29日日曜日

JTP120129_9351.jpg2012年新年最初の井の頭かんさつ会は恒例の冬鳥観察会でした。今季は全国的に冬鳥が少なく、例年ですとマヒワが多い年、イカルが多い年、アトリが多い年などいわゆる「当たり鳥」がいるのですがそれがなく、それどころかツグミやシロハラなどごく普通に観察できる冬鳥まで全般的に個体数が少ないという傾向があります。理由ははっきりわかっていません。高地に食糧となる木の実が豊富に残っているから平地に降りてこないという説を唱える人もいますが、この状況は真冬になっても変わりません。植物にも、落葉しない、真冬に新芽が芽吹く、花が咲く、といった異常現象が出ており、私は原発事故で漏れた放射性物質による環境汚染が少なからず影響しているのではと考えています。
 いずれにしても鳥が少ない状況でどのような観察会にするか、直前まで悩みましたが、全く何もいないわけではないので、冬鳥に限らず留鳥であっても、その行動をじっくり観察し、発見してみようという趣旨で会を進めることにしました。
 観察対象の冬鳥は閑古鳥ですが、かんさつ会への参加申込は多く、当日の飛び入り参加を含めて参加者数は50名と今回も大入りとなりました。相変わらず探鳥会の回は人気を保っています。今季はとても寒い冬で、とりわけ会当日は天気は良かったものの、北風が強く、寒さが厳しいコンディションでしたが、キャンセルはほとんどなく、参加者の熱意にうたれました。
 自然文化園分園前でご挨拶をし、参加者を3班に分けて出発しました。まずは水鳥の観察からです。七井橋の真ん中に到着して早々にカワセミが飛び、美しい翡翠色の背をフィールドスコープでじっくり観察することができました。いつ観ても嬉しい鳥です。カワセミは池が外来魚だらけになって以来、見かける頻度が少なくなりましたが、冬場は比較的に観察の頻度が上がります。外来魚を防除し、池の生態系を回復させれば、年間を通してもっと観察の頻度は上がることでしょう。
 その後、冬鳥とは何か、冬ガモがどこからやってくるかなどの話をし、池の真ん中で休んでいるカワウをスコープでじっくり観察してみることにしました。真っ黒なイメージのあるカワウですが、良く観てみると決して黒一色ではなく、かなり複雑な色合いの組み合わせであることがわかりました。参加者の一人が「若冲の世界だ」とコメントしたのが印象的でした。私たちは単に「見て」いるだけで「観て」いないのだということを再認識しました。そんな感じで、普通に見かける野鳥であっても、きちんと「観る」ことで発見があるという考え方で会を進めました。
 池の畔ではツグミが地上で落ち葉をひっくり返す行動を観ることができ、何をしているか、その理由、樹木の実りと野鳥たちの冬場の食糧事情について話をしました。とりわけエノキは初夏から夏にかけてはオオムラサキ、ゴマダラチョウ、タマムシの食草になり、秋冬は長期間に渡って鳥類の食糧となる実を提供するなど、生物多様性保全上、重要な役割を担っていることを説明しました。
 御殿山へ上がってから冬鳥が観られない時間帯が続きました。玉川上水でエナガを観察した後、やっとシロハラを確認することができました。参加者一同、その姿と警戒の地鳴きを観察することができました。その後もふるわない状況は続きましたが、最後にシメを見つけることができました。やはりエノキの実を食べていました。大きく移動しなかったので、参加者全員でじっくり観察することができました。シメは何となく風貌がキツイ印象があるので、例年なら見向きされない種なのですが、冬鳥が少ない今季はありがたがられて、まるでアイドルのように大人気になりました。私はそれがとてもおかしかったです。  
 最後にまとめとしてシメの観察を引き合いに、実のなる樹木と鳥類の関係について解説し、多様な植物が多様な生き物とつながり、育てるので、そのような環境が重要だという話でしめくくりました。
JTP120129_9385.jpg【観察した種】カイツブリ、カワウ、ゴイサギ、コサギ、カルガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、キンクロハジロ、オオバン、キジバト、カワセミ、キセキレイ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、シロハラ、ツグミ、エナガ、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、シメ、ムクドリ、ハシブトガラス

パタゴニア吉祥寺ストアイベント

冬鳥観察会

2012年1月21日土曜日

JTP120121_8834.jpgパタゴニアさんとのコラボイベント第二弾で冬鳥の観察会を実施しました。この日はあいにくの天気と寒さだったのでキャンセルが出ましたが、悪いコンディションでも参加してくれた熱心な参加者と一緒に観察を楽しみました。今季は冬鳥の飛来数が少なく、内容をどうしたものかと本番直前まで悩みましたが、水鳥の観察を中心に充実した観察ができて、良い内容になりました。瑠璃色が鮮やかなルリビタキの雄は観られませんでしたが、カワセミの鮮烈なブルーは参加者の目に焼き付きました。次回、暖かい時期、GW前の夏鳥観察が最も面白い時期に開催したいです。

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