King of Dorayaki

2009年06月30日火曜日

雨/くもり、23℃

JTP090630_0019.jpgうさぎやのどらやき 大手町の読売新聞社に仕事で立ち寄る合間に日本橋の「うさぎや」でどらやきを購入。何のきっかけだったか、最近和菓子の話題で盛り上がっており、職場の同僚から「今度買ってきて!」とリクエストされていた。阿佐ヶ谷「うさぎや」のものを食べて以来、数年ぶりにいただいたが、さすがにうさぎや、皮の絶妙なしっとりそれでいてしっかりとした食感と控え目な甘さ、上質な小豆と砂糖でないと生み出せない食感と柔らかい甘味のがたっぷり餡。それらが相まった、変な甘さやベタベタがなく上品な逸品はどらやきの王者と言っても過言ではない。散ったKing of Popsを悼みながらKing of Dorayakiを堪能した。

第427回自然観察指導員講習会

2009年06月26日~28日金~日曜日

晴れ、晴れ、曇り→雨

JTP090626_0102.jpg講習会風景 今年も東京八王子・野猿峠にある八王子セミナーハウスでの自然観察指導員講習会を迎えた。梅雨の真っ只中で降雨が心配されたが、なんと晴れベースでの展開となった。私は今年も地元講師:動物分野を担当することになり、50分の観察会を受講生20人×3組、延べ60人を対象に独りで行うこととなった。下下見、下見、と入念に準備を行い、生息している動物相の調査、伝えたいことを定めた。そして臨んだ本番は、昨年よりも300%くらい内容を高められたと思う。
 毎回実感することだが、講師、スタッフ、参加者いずれも熱い人の集まりだった。3日間の講習全日程を通じて私はまた多様な人々と出会い、想いを通わせたのだった。また少し自分が成長したのをはっきりと実感する講習会だった。
JTP090628_0023.jpg講習会風景

講習会下見

2009年06月20日土曜日

くもり時々晴れ、9:00~12:00、27℃

JTP090620_0321.jpgヤマガラの子育て 来週末に迫ったNACS-J自然観察指導員講習会 in 八王子の下見に行ってきた。風の強い日で、涼風が里山を渡っていた。心地よかったが、日差しが注ぐと今度は暑さがやってきた。
 既に構想はできていた。この日の下見でストーリーに沿った材料を探し、いくつかを見つけることができた。

びっくりブッポウソウ

2009年06月16~17日火水曜日

くもり

JTP090617_0004.jpgブッポウソウ 夏鳥も終わりと思い、望遠レンズをしまい込んでマクロをつけて歩いていると、ブッポウソウ確認の報が入った。「!!どええぇえぇ!!」という感じで声を上げた後、ダメ元で家に戻って望遠レンズに換えた。昨年の5月末日。ブッポウソウがいた時間は5時台の20分ほどで、その後いなくなってしまった。今回もダメ元を承知で一度家に戻ったのである。
 果たして森へ着くとブッポウソウはいなくなった後で、空振りに終わった。いい。それでいい。私が観察・撮影できなくとも、この地を希少種が利用しているという事実がまた一つデータとして得られたことが貴重である。ブッポウソウに関しては昨年に続いて2回目。渡りの中継地としてこの環境を利用しているのは明らかで、4月末日のミゾゴイのことといい、もはや気まぐれに立ち寄ったとは言えない。あらためてこの井の頭公園の自然環境が、周囲が市街化され尽くした都会の中に残されたオアシスとして、生物多様性保全のために重要な環境であることがわかった。
 その後、会社で仕事をしていると「ブッポウソウいますよ」との報が...そう私の時間だけ観察ができなかったが、他の時間は一日中じっくり観察できたのだった。悔しいが、仲間がたっぷり観察できていることがうれしい。昨年とは大違いでブッポウソウは通過ではなく逗留してくれていて、一日中観察ができる状況だった。こうなればなるべく多くの仲間に観てもらうこと、行動を記録してもらうことが大切だ。結局この日ブッポウソウは一日中森を飛び回り、お泊りになったのだった。
 翌朝、4時半に自然に目が覚めた。ブッポウソウは未だいるだろうか。日没までいたので翌朝いる、というのは人間の生活感からの勝手な思い込みである。ほとんどの鳥類は夜間に渡るのであって、夜間に就寝しているわけではない。とにかく、未だいるかどうかを確認するために森へ急いだ。今朝は朝一番で撮影して一度帰宅してから仕事に向かうつもりだったので、ラフな格好でD3と600mmを持って出陣した。そして5時から6時まで探してみたが、見つからず気配もないので、夜間に渡ってしまったのかと思った。諦めて家に帰り、仕事の支度をして出かけなおした。機材は一応最低限の70-300mm。するとすぐにブッポウソウ再発見の報が入った。
「良かった、まだいるのだ」胸を躍らせながら森へ向かい、じっくり観察することができた。ブッポウソウを観てから仕事へ行くという贅沢に大満足した。
 その後もブッポウソウは日没まで行動が観察された。これで2日間丸々の逗留となったわけだが、翌日には姿を消していた。彼の旅の無事を祈ると共に、生物多様性保全のために、希少種が利用する井の頭公園と玉川上水周辺の自然環境を大切にすることをあらためて誓った。

駐車場のコチドリ

2009年06月14日日曜日

くもり、7:20~9:00、22℃

JTP090614_0039.jpgコチドリ 今季この井の頭エリアでコチドリが繁殖した。河原のような環境のないこの地では通過で観察されることはあっても、繁殖は考えにくい、それが一般的な環境の見方だろう。事実、コチドリだけでなく、オオヨシキリやコアジサシ、イソシギなど観察はされても繁殖は無理な河原の鳥は多い。そんな環境でコチドリはどうやって繁殖したのか。。。その秘密は周辺開発にあった。
 開発によって出来上がった駐車場と砂利の更地、コチドリはこの環境改変を見逃さず、目ざとく繁殖場所として利用したのだった。我が井の頭バードリサーチのメンバーが連日観察しており、不幸にも駐車場に出入りする車に轢かれてしまった雛まで確認している。
 それにしても目ざとい。更地にすると、そこにいつの間にかパイオニア種の植物が芽吹くように、いつの間にかコチドリが新たな生命を育てていた。
 生き物はいつも自分の場所を探して旅を続ける存在なのかもしれない。

ミズキと豊凶

2009年06月9日火曜日

くもり/晴れ、7:38~8:25、21.8℃

JTP090609_0021.jpgミズキ
 梅雨ぽい空模様が続くが、まだ梅雨入りは発表されない。さっさと入梅し、さっさと明けてもらいたいものだ。
 池のほとりのミズキが実をびっしりつけていた。今季は花つきが良かったので、豊作になるだろうと予想していたが、その通りになりそうだ。同様にエゴノキも花つきが良好だった。山ではブナやイタヤカエデの花つきも良かったし、全般的に豊作年となりそうだ。そうなると平地の井の頭公園は今季もヤマガラやカケスが少ないことだろう。山が冬ごもりした後は冬鳥が豊富になるかもしれない。山の豊凶、平地の豊凶と鳥類の棲息状況の相関関係に注目したい。

講習会下見

2009年06月7日日曜日

くもり、9:50~15:00

JTP090607_0012.jpg 今年も自然観察指導員講習会の東京開催の時期がやってきた。昨年に続いて地元講師【動物】の依頼をいただいた。前回不足だった部分を修正し、受講生に満足いただける内容にアップグレードしたいと思う。湧いてくるアイデアを選択し、内容に盛り込む。
 今日はその講習会の下見だった。まだ6月の上旬だが、夏鳥はすっかりいなくなっており、キビタキの声は聴けなかった。それでもホトトギスをはじめ14種ほどの声を確認することはできた。相変わらず困りもののガビチョウも元気一杯である。私が担当するのは動物なので、鳥類だけでなく哺乳類の動きなどもおさえておきたい。アイデアがあったので、ちょっとした仕掛けを試みることにした。

目細祭

2009年06月4日木曜日

くもり、7:23~8:25、20.7℃

JTP090604_0030.jpgメボソムシクイ 夏鳥はほぼほぼ終わり...その想いはあったが、借りて使っていた18-200mmを昨日返却し、手頃な機材がなかったので出番がないだろうなと思いつつ80-400mmを引っ提げて出陣した。いつものように森をセンサスするが、やはりキビタキの声は聞こえない。遠くでアオバトが鳴いたが、あまりにも遠く、姿を見ることはできない。おまけに交通事故に遭ってぺしゃんこになってしまったコチドリの雛の亡骸とご対面、だった。メボソムシクイがいた、その情報のみが明るい材料。巡回コースを進み、栗の木の中を動く小鳥を確認すると、果たしてメボソムシクイだった。なかなか写真は撮れなかったが、声を楽しむことはできた。
 時間がなくなり、森を離れて池に出ると、池のほとりでもメボソムシクイが鳴いている。しかも小さな祠に2羽いて、双眼鏡が全く要らないほどスズメのように間近で観察することができた。しかしながら2羽いたせいか、動きが落ち着かず、写真はまともに撮れなかった。
 さらに時間がなくなり、公園を離れようとした時、さらにメボソムシクイのさえずりが聞こえた。それは街の喧騒の前で消えそうなほどにかすかだったが、聞き逃さなかった。こんな街に隣接する場所にメボソムシクイが一時的でもいるのは渡りの時季だけのお楽しみだ。そしてメボソはここにも2羽いたのだった。春の渡り後半の地味な波が押し寄せてきたようだ。

ヴィラデストを五感で楽しむ旅

2009年05月31日日曜日

JTP090531_0944.jpgヴィラデストの丘の上で 前夜ハードな仕事だったが、翌朝も早かった。土日とも仕事が入ってしまったこの週末のスケジュールは、決して容赦しない。けれども私は諦めないし、断らない。自然観察からワイナリーツアーの案内人、そしてカメラマンと何でも屋の私には予定のない本質的な休暇などほとんどないのだ。
 雨模様の今日、再び玉村豊男のヴィラデストワイナリーを訪ねる旅の案内人を務めた。前回はランチコースだったが、今回はサパーコース。まだまだ至らなかった前回の内容と反省をふまえ、内容をアップグレードして臨んだ。
 天候には今一つ恵まれなかったが、要所要所では雨があがったり、薄日が差したりと大きな困難はかいくぐることができた。豚インフルエンザの風評被害も少なからず悪影響するなどいろいろと紆余曲折が続いたが、とりあえずまとまった内容にできたのではないかと思う。
 1か月半ぶりに訪れたヴィラデストはすっかり展葉し、セカンドワインに名付られたネームであるブドウのプリマベーラ(新緑)の美しい季節だった。
 さきほどまで強く降っていた雨があがり、ワイナリー見学に同行した。
 夕陽は観られるのだろうか…お客様からそんな質問をもらい、明確には答えられなかった。
 天候の不安定な今日、丘の上はダイナミックに天候が変化した。真っ白な霧に包まれて幻想的な風景を描いていたと思えば、さっきまで真っ白だった景色がすっきりと晴れ、上田の街を見下ろすことができるようになる。おお、この眺めこそ日本の黄金丘陵だ!夕陽も見えるかも!!で、少しよそ見していると再び霧がかかり、目の前の視界さえ利かなくなる。天気は一進一退で、陽が沈む時間が晴れているか、霧がかっているか、タイミング次第だと思った。
 ワイナリー見学を終えてディナーをいただきながら、天候の好転に期待したが、残念ながらこの日はとうとう夕陽を見ることはかなわなかった。しかしながら時折日が差したり、青空が見えたり、上田の夕景が見えたり、ダイナミックに変動する気候を楽しみながら食事をいただくことができた。そしてカフェでは玉さんにも奥様にもお会いすることができ、心が洗われるようなその素敵な笑顔に触れることができた。
 私と山本は昨年から発売された3rdワイン「カンティーヌ」(竜眼+シャルドネ)を味わいながら、お客様のディナーが終わるのを待った。
 東京に着いたのが22時過ぎ。翌朝はまた仕事だが、すっかりこのスタイルに慣れてきたかもしれない。疲れたが、やりがいに溢れた良い週末だった。。。

VMAJ2009

2009年05月30日土曜日

090530.jpgBlack Eyed Peas 前夜から微熱が続いていたので外出を自粛していたが、病院で診察してもらったところインフルでないことが確実だとわかり、熱も下がったので毎年恒例のVIDEO MUSIC AWARD JAPANの撮影に臨んだ。
 今回は雨とEXILEが課題だった。
 前者は会場外で行われるレッドカーペットの撮影の際に困ることになる。天気だからどうなろうと所与の条件として選択の余地がないのだが、撮影機材が濡れるのを護らなければならないし、傘をさしかけられると被写体であるセレブたちの魅力が半減してしまう。何とか雨が降らないことを祈った。
 後者については人数が問題だった。もともと7人だったメンバーがなぜだか今年から14人!に倍増したため、撮影の難易度がぐんと上がってしまった。なぜなら、グループというのはフロントマンだけで成り立っているわけではなく、メンバー全員で成り立っているからだ。フロントマンだけが人気を集めていても、脇役を蚊帳の外に置くわけにはいかない。だから、こういう写真というのはメンバー全員が写っていないと事務所からNGを出されてしまうのだ。そんなわけで人数が多いグループほど撮影成功の難易度が高いことになる。そしてEXILEはよりによって14人!である...
 少しのプレッシャーを感じながらランスルーを下見すると、なんと!ただでさえ全員写し込みが課題なのに、あろうことか私の撮影場所からはステージとの間にムービーを撮影するクレーンが立ちはだかり、これが一回もきれいにどくことがなかったのだ。「これでは全く撮れない...」プレッシャーは焦りへと変わった。「やれるだけやって下さい」クライアントは撮れなければ仕方がないというスタンスだった。クレーンに動きを指示できればいいが、MTVはムービーこそ本道。広報やスチルカメラマンは要求など口にも出せない。「あきらめるか?」
 条件がビハインドしている中で最善を尽くすのがプロの務めだ。私は入念に周辺をロケハンし、209作戦を練った。本番では果たしてこれが図に当たり、なんとか14人全員が写ったEXILEの写真を得ることができた。ベストポジションへ向かってさいたまスーパーアリーナを駆ける私の意識は、1か月前に赤谷の山中でツキノワグマを良く撮れるポジションを求めて急斜面を登る時のそれと、全く同じだった。

ひらひらくるくるぽちゃん

2009年05月28日木曜日

くもり、6:00~7:50、18℃

JTP090528_0081.jpgコアジサシのダイブ 6回目のサンコウチョウを最後に夏鳥祭りは終焉を迎えたようで、もうキビタキのさえずりさえ聞こえない。思えば今季はいろいろ興味深い種を観察でき「黄金の2006春シーズン」に匹敵する当たり年と思ったが、各種の個体数自体は少なかった。オオルリもキビタキも共にさえずりも個体数も少なかったし、観察できた期間も短かった。ただ、コマドリが複数個体逗留したり、ミゾゴイをたっぷり2日間観察できたり、サンコウチョウを9日間で6日確認したりと相対的に充実してはいたので、あまり贅沢を言ってはいけない。
 森林性の夏鳥の飛来は収束したが、池にはコアジサシが来るようになった。今朝も池に出ると雨の中飛び回っており、時折くるくる回りながらぽちゃんとダイブしていた。そういえばこの鳥もひらひらだ。サンコウチョウと区別するために、ひらひらくるくるぽちゃんとしておこう。

ひらひら再び

2009年05月23日

晴れ、6:15~7:50、23.7℃

JTP090523_0013.jpgひらひらのホイホイホイ 早朝、大活躍の早朝組Iさんから「森にサンコウチョウ」の報が再び届いた。今季これで6回目の知らせで、その内訳は♂♂♀♀♀♂ということになる。もう今季は出ないだろうという勝手な人間の思い込みをはぐらかすようにホイホイホイの声が森に響き渡り、長い尾がひらひらしていたという。そう、あいつはひらひらだ。
 私は出かける予定があって支度をしていたので、比較的早く出発できた。家に置いていこうと思った80-400mmは追加機材として持参せざるを得なかった。森へ着くと声も姿も消えていて、しばらく周囲をセンサスしたが再発見することはできなかった。1時間近く探したり待ったりしたが、姿はおろかホイホイホイを聴くことさえできなかった。「抜けたな...」思っていたら、捜索範囲を大幅に広げた仲間から連絡が入り、ひらひらが意外な場所まで飛んでいたことがわかった。すぐに様子を見に駆けつけ、えっ!と思うほど明るく低い場所を飛ぶ彼と対面した。こうしてひらひら捜索は無事に成り、私は時間まで観察してから出かけた。彼は数時間はこの明るい場所に逗留していたそうだ。また面白い知見を一つ得られた。

年一回の公開昼寝(朝寝)?

2009年05月20日

快晴、7:15~8:20、22.9℃、風強し

JTP090520_0078.jpg昼寝(朝寝)中のハクビシン 前代未聞、5日連続のサンコウチョウ・フィーバーが終了し、静けさの戻ってきた森は渡りの後半戦に入っている。昨日19日にはメボソが未だだよねーと噂したら、そのわずか30分後にメボソムシクイが初認され、生き物のカレンダーの神秘を再認識させられた。そして今日、森ではハクビシンが確認された。ハクビシンは外来種ではあるが、いずれにしても朝から獣が観察できるのは嬉しいことだ。彼は森のコナラの大木の横枝で昼寝(朝寝?)していて、以前に観察したのと同じ状況だった。そういえば昨年観察したのはいつくらいだっけ、と調べてみるとなんと2日違いの5月18日だった。このようにハクビシンを明るい日中に観察できるのは年に一回くらいだが、ここでもその意味がわからないにしても生き物のカレンダーが働いているのかもしれない。

♂♂♀♀

2009年05月17日

曇天、10:00~10:30、20℃、風強し

JTP090517_0001.jpgサンコウチョウ♀ 鳥観は時間がない中、吉祥寺駅に向かう道すがらの急ぎ足センサスで30分もなかったし、天気も悪かったが、森を歩いていてサンコウチョウの声と姿を確認することはできた。これで♂♂♀♀の4日間連続で、こんなことは近年なかったことだ。今季は気配値通り、黄金の2006年に匹敵するくらい夏鳥が豊富な当たり年だったと思う。ただし、種は多くとも数は決して多くないのと、全般にさえずらない傾向があって存在に気付きにくいことはある。
それにしても4日連続も近所で通りすがりにサンコウチョウが観察できるとは、旬とはいえ実に贅沢なことだ。

♀登場

2009年05月16日

くもり、8:00~10:00、16.9℃、風強し

JTP090516_0028.jpgサンコウチョウ♀ またも森でサンコウチョウのさえずりの報。昨日一昨日よりも声量が大きくクリアなさえずりだそう。これで3日間連続のサンコウチョウ確認となる。井の頭公園では3日間連続という記録はこれまでなかったので当たり年といえるかもしれない。
 その元気な声を追った結果、雌だと判った。雌がさえずる?雄の若いヤツなんじゃないの?そう思う方はまだまだ机上の学を抜け切れていない。さえずるのは雄で、雌はさえずらないというのは大多数はそうだが、全ての種には当てはまらない。サンコウチョウの雌は良くさえずるし、私はオオルリ雌の独特のさえずりを何度も聴いている。
 証拠写真を撮影し、外来種駆除活動に取り組んだ。

ヒラヒラ

2009年05月14日木曜日

14日、快晴、8:15~9:00、20.6℃

JTP090514_0078.jpgサンコウチョウ 渡りの波はもう収束し、マンネリ化のまま梅雨を迎えるのかと思っていたら、「森にサンコウチョウ」の報が入った。昨晩から冷たい風が吹いているが、それが運んできたのかもしれない。しかも今回のサンコウチョウは尾の長い雄だという。
 もちろんサンコウチョウ以外も調査しなければいけないので、現場に急行することはしない。サンコウチョウはとても魅力的だが、他の種の状況把握がおろそかになってはいけない。キビタキ2個体を確認しながら現場へ。
 現場へ着くなり、かえるさんが手まねきする。Yさんが走っている。おーい、走らないでー(笑)程なく10か月ぶりにユニークな姿を観察。おお、本当だ、しかも立派なオスだ。長い尾羽をたなびかせ、うなぎがフワフワと飛ぶような独特の光景をすぐに見ることができた。この尾の長い雄のサンコウチョウを森の妖精と呼ぶ人もいるが、そんな高尚な表現よりもウナギ鳥などの方が適切かもしれない。美しいというより、とにかくユニークなのだ。私はサンちゃんを「ヒラヒラ」と呼ぶことにしよう。
 森に着いて1分で写真を押さえることができた。日記用写真いただき!JTP090514_0088.jpg
 Fさんも今日は1DIII+600mmだ。KさんやSさんもいる!さすがにサンコウチョウの人気はウチのグループでもダントツだ。その後しばらくヒラヒラの観察を楽しみ、仕事へ向かった。ヒラヒラは声量が低いものの、ホイホイホイも聴かせてくれた。ここ井の頭公園で雄のサンコウチョウをしっかり観察できたのは久しぶりでとても嬉しかった。

キビタキ

2009年05月12日、13日

12日くもり、7:30~8:30、22℃ 13日晴れ、7:30~8:25、25℃

JTP090512_0018.jpg渡りのマンネリ化が始まった。例年のデータからもオオルリはもうお終いだし、ムシクイ類も数を減らす頃。そういえばメボソムシクイはまだ確認されていない。そんな5月中旬、キビタキはコンスタントに観察できる。毎日毎日キビタキだが、声も姿も美しいので飽きが来ず、井の頭バードリサーチ内でも人気が高い。このキビタキ、6月頭くらいまではコンスタントに観察できるだろう。毎日調査をしていると、そういうスケジュール感もしっかり頭に入る。
JTP090513_0027.jpg

宙に架かる大きな虹

2009年05月08日

JTP090508_0008.jpg虹のアーチ朝から雨だった。しかも、事もあろうに翌日の観察会の下見の時間に雨脚が強まり、下見どころではなかった。
 いつものように天王洲アイルで仕事に励んでいると、何人かのスタッフが窓際に集まって歓声を上げた。何だろうと見ると空に大きな虹がかかっていた。しかもそれは、くっきりはっきりしていて大きく、なかなか観られないような立派な虹だった。すかさずお散歩カメラD90を取り出し激写。その後、アングルを工夫するために外へ飛び出し、虹のアーチの全体を捉えようとした。しかし、D90の小さい撮影素子ではズームのワイド側18mmでは虹全体を捉えられなかった。
 外では通りすがりの人々が皆歓声を上げながら携帯で写真撮影していた。大不況に新型インフルエンザと暗いニュースばかりの世の中だが、この虹は一筋の光明のようだった。

GWもどっぷり赤谷

2009年05月02日~06日

全般に気温は高め

JTP2090502_0133.jpgイヌワシ豚インフルエンザが世界中を賑わす中、赤谷へ入った。世間がどうあろうと私のお目当ては赤谷の新緑とツキノワグマしかない。新型だか香港型だか知らないが、私の緊張感は目に見えないウイルスなどにはなく、目に見える地上最強の猛獣に対するそれしかない。赤谷フォトプロジェクト動物担当として今季最後のチャンスは逃せない。
 暦通りの休日5日間を赤谷で過ごした。イヌワシやクマタカの調査に加わったり、ツキノワグマを求めて山に入ったり、毎日朝から夕暮れまで歩きまわった。山は新緑に彩られ、歩いているだけで気持ちが良かった。このGWの時期は自然観察にもGWである。新緑を背景にしてクロツグミ、ムシクイ類、キビタキ、オオルリなど夏鳥の美しい姿と声を楽しむことができる。これは赤谷に限ったことではなく、都市公園から山地まで共通のものだ。留守にしている井の頭公園は渡りのピークを迎えているだろうし、戸隠や日本海の離島は定番だし、知る人ぞ知るトカラ列島も面白いことだろう。GWは各地が黄金の時期なのである。
 東京よりも赤谷の方が天候が良好だったようだ。少し暑いくらいだったが、雨が降ったのは最終日の6日のみで、後はまずまずの天気だった。5日間で50種以上の鳥類とツキノワグマを観察できたし、私の大好きな萌黄色、浅葱色など新緑の色をたっぷりと楽しむことができた。唯一のネックはヤマビル。既に行動開始しており、6日の雨で活性化したのか長靴の中に入り込まれた。JTP090503_0081.jpgオオルリ


みどりフェスタ

2009年04月29日

快晴

JTP090429_0031.jpgみどりフェスタ毎年昭和の日に開催されている環境省のイベント、みどりフェスタに参加してきた。毎回NACS-JとNACOTが合同でブースを出し、ネイチャーフィーリングやミニ自然観察会を行う。私は時期的に夏鳥を中心に観察会をやろうと思っていたが、下見をすると期待していたキビタキの声も聴けなかったので、急遽植物中心の話に切り替えた。モミジバスズカケやハンカチの木のユニークさを視覚で楽しみ、ムクノキの葉のざらざらを触覚で確認し、クロモジのさわやかな薫りを嗅覚で楽しむ...自然観察は五感で楽しむのが一番である。参加者と共に新宿御苑の動植物を楽しんだ。

ミゾゴイの立ち寄る井の頭の環境

2009年04月27日~28日

27日快晴14.3℃、28日快晴11.8℃

JTP090427_0088.jpg森に現れたミゾゴイ今季、夏鳥の渡りは好調のようだ。少しスタートがゆっくりだったが、始まってみるとムシクイ類、キビタキ、オオルリの数は少なくないし、コマドリが複数個体来たり、クロツグミが来るなど、2006年を彷彿とさせる数と種の豊富さだといえる。そんな状況で27日、ミゾゴイが飛来した。
 ミゾゴイは里山の減少とともに数が激減し、今や絶滅危惧種に分類されている。レッドデータによれば絶滅危惧IB類(EN)で、一説によると全国で1000羽まで減っているという(絶滅の危機があったタンチョウやアホウドリの現在の個体数より少ない)。そのミゾゴイ、井の頭公園では初記録ではない。この数年で数回確認されており、この井の頭公園に残された自然環境を利用して渡りをしていることは間違いない。絶滅危惧種が利用する井の頭公園の自然環境は生物多様性保全上、とても貴重だといえる。
 ミゾゴイは今日ではなかなか観られない鳥になっているので、井の頭バードリサーチではしっかりと情報を管理して観察を開始した。昨今の素人カメラマンのマナーは劣悪であり、今回の情報がオープンになってしまうと軽く100人以上のカメラマンが押し寄せ、その中には生き物のことをまるでわかっていない頭の悪い素人がかなりの数いて、何とか写真を撮ろうと柵の中に入って野草を踏みつけながらやみくもに追いかけまわしたり、鳥をおびき寄せるためにミミズを撒いたり、鳥の動きを待てなくて石を投げたりするバカが必ず出てくる。これは杞憂ではなく、現実に最近の例だと深大寺でアホカメラマンらがアオゲラの繁殖を放棄させたし、秋が瀬公園ではレンジャクに群がる頭の悪いカメラマンたちが所構わずズカズカ入り込み、ノウルシやチョウジソウなど絶滅危惧種を踏みつけて道にしてしまった。
 皆がマナー良く行動してくれるなら、なるべく多くの人に楽しんでもらいたいので情報を積極的に発信したいが、残念ながらこの社会を反映するように無能な癖に自分本位な馬鹿が存在してしまう。自分で鳥を探せず、インターネットや知り合いの情報を頼りにし、現場に行っても人に教えてもらわないと目的の鳥が見つけられないど素人、生き物に対する影響に頭が行かない人でなしが多い現状を鑑みると、情報をクローズすることがマストだといえる。そして能力もマナーも最悪のアホ素人に限ってどのような理由で自信をもっているのかわからないのだが、自負が強い。カメラマンがどれだけ写真をやらない人々に嫌われているのかご存じないようだ。生き物と地域と人々に大迷惑をかけているにも関わらず、何に自信を持っているのか、偉そうな態度をとる。こういうのを身の程知らずの愚か者という。
 井の頭バードリサーチは生き物にやさしく、なるべく人的関与の少ない状況での行動観察を大切にしている。よって餌付けやヤラセなどの誘因行為、ストロボはもちろん一切禁止だし、柵の中に入ることや追いかけまわすことも厳禁である。写真は撮れる時にしっかり撮るが、撮れない時には無理しない。
 その方針が好感されたのか(?)ミゾゴイはユニークな行動をじっくり2日間見せてくれた。首を振ってミミズとの間合いを測り、一気に採食にいったり、すぐそばを散歩の人が通ってもくつろいでいたり、という具合に。JTP090428_0139.jpg樹上に上がったミゾゴイ繰り返しになるが、絶滅危惧種であるミゾゴイがコンスタントに利用している井の頭公園の環境は生物多様性保全上、とても重要である。鳥が抜けたタイミングで朝日新聞に記事を書いてもらい、多くの人に井の頭公園の自然環境の保全を訴えた。


ツキノワグマを探す

2009年04月24日~26日

24日快晴、25日雨、26日晴れ

JTP090424_7680.jpg赤谷にも遅い春が訪れ、山が彩られ始めた。ブナの芽吹き、菜の花のような鮮烈に黄色いイタヤカエデの花、ところどころに見える山桜の控え目な色...そして春の訪れと共にツキノワグマが動き始めた。
 赤谷フォトプロジェクトの動物担当としては、生態系の頂点であるツキノワグマの写真を欠かすことはできない。なかなか簡単に撮れる(出会える)相手ではないし、リスクもあるが、この春先の時期は1年で比較的に観察しやすい時期である。ダメ元で3日間の日程を確保し、山へ入った。
 ツキノワグマは冬ごもりに終止符を打ってねぐらから出ると、ブナの木に登って新芽や花を食べる。冬ごもりでしばらく使っていなかった胃腸の調子を整えるのだとか、便秘薬だとか、諸説あるが、和の食材の旬にうるさいグルメなツキノワグマのことだから、単に旬で美味しいのかもしれない。いずれにしても、このブナの木登りの時がシャッターチャンスだというわけだ。
 山を歩き、向こうから近付いてくるカモシカを見つけた。初めて、先にこちらが向こうを見つけることができた。写真は私が主導権を握ることができたが、周囲に緑は少なく、あまりメリットはなかった。その後私に気づいたカモシカ氏ははっと立ち止まり、悔しそうな表情をしてしばらく固まってから、道を譲るように脇に逸れていった。
 
JTP090424_8214.jpg森を歩くツキノワグマ
奥山まで入っていくと、川をはさんで対岸の斜面のブナに真黒な塊があった。「あれはクマだろ!」私はその斜面の森の異物感ですぐにツキノワグマの木登りだと認識し、双眼鏡を向けた。クマはブナ食が一段落したのか昼寝して動かなかったのでわかりにくかったが、間違いなさそうだった。その後、彼は動き始めてその不思議な生態を私に垣間見せてくれた。

クロちゃんとコマちゃん

2009年04月21日

曇天、6:10~8:20、17.5℃

JTP090421_0016.jpgクロツグミ 早朝からコマドリの再捜索にかかった。ハイシーズンに魅力的な種が出たことで井の頭バードリサーチメンバーのモーティベーションが上がっているようだ。早い時間から大勢が森へ繰り出している。ところが人々の期待に反して昨日あれだけ鳴いていたコマドリの声は聴けず、他の夏鳥の声も聞こえなくて、コマちゃん抜けてしまった感があった。
 そんな森の静けさに少しテンションが下がったが、早起きしているので調査の時間はたっぷりある。集結して地面で採餌しているシロハラとアカハラにマミチャジナイが混ざっていないかをチェックしていると、クロツグミの♂がひょっこり現れた。運が良かったが、コマドリから離れた場所で大形ツグミ類を精査したからこその結果である。ある魅力的な種だけに囚われて観察場所が偏ってはならず、この地域全体の状況をもれなく確認することが大切だと再確認した。
 クロちゃんの登場でにわかに活気づいた井の頭バードリサーチだが、その期待を裏切るように大形ツグミ類の一団はどこかに消えてしまった。しばらくねばっていた早朝組だが、交代時間を迎え、みな引き上げ(出社し)てしまった。そして一人朝組の時間になったころ、クロツグミのさえずりを確認。まだ近くにいたのだ。クロちゃんはヒノキの中で隠れてさえずっていたが、同じ木にはシロハラとアカハラも潜んでいた。その後クロちゃんが飛んでしまったので、一休みしているとコマちゃんの声が!
JTP090421_0025.jpgコマドリ
声はすぐ目の前からだった。良く見るとアオキのものすごく暗い中にかすかに鳥の形が見えた!!ASA1600、f5.6、1/15で証拠写真を撮った。

46回井の頭かんさつ会

2009年04月19日

晴れ、6:53~16:00、24℃

JTP090419_0167.jpg46回かんさつ会 早朝組から「コマドリの声」の第一報。昨日の夏鳥祭りの流れを受け、黄金のシーズンであった2006年春を彷彿とさせる出来事だ。もちろん他の種も大切なので、しっかり一通り調査してから現場へ向かった。現場には井の頭バードリサーチの面々が集まっており、ほどなく久しぶりに聴くコマドリの声を確認できた。到着したてで、複数個体が小競り合いしているのでぐぜりあいといった感じで、なかなかじっくりと姿を見ることはかなわない状況だった。
 ぐぜり合戦を楽しみ、ちらっと姿を見かけたら時間がなくなった。今日は46回目の井の頭かんさつ会だった。テーマは昆虫。私は今回メインリーダーを外れ、久しぶりに記録係に徹した。スプリング・エフェメラルを含めて多様な虫たちを観察できた良い会だった。

ヴィラデストへワイナリーツアー

2009年04月18日

くもりのち晴れ

JTP090418_0021.jpgJTP090418_0028.jpgJTP090418_0029.jpgJTP090418_0032.jpg
 ワイバード・ワインデスクのツアー「玉村豊男のヴィラデストを五感で楽しむ旅」に案内人として添乗した。玉さんとは会社の仕事でお世話になる可能性も模索しており、今後も多方面でご一緒させていただくことになりそうだ。
 ヴィラデストはどんどん進化・成長していて、ブドウ畑はさらに広がり、ワインやシードルの品質の向上はもちろん、パンもスイーツも一流の職人さんを雇い、秀逸なものを提供するようになっている。そんなヴィラデストの進化をお客さんとともにたっぷりと味わい、堪能した。
JTP090418_0037.jpgJTP090418_0039.jpgJTP090418_0042.jpgJTP090418_0046.jpg

まだいたアトリ

2009年04月16日

晴れ、7:33~8:25、18.5℃

JTP090416_0015.jpgアトリ センダイムシクイの初認によって俄然やる気が出てきた。(今朝はどうだろう…)再び探求する原動力を得たのである。「千代千代君」の声を想像して森へ着くと、予想とは裏腹に静かだった。
 Tさんに会って今朝の結果を聞いていると、ジュウイチジュウイチという声が聞こえた!「すわ3年ぶりにジュウイチか!?」と声のする方へ急行すると、ヒヨドリの紛らわしい鳴き方だった。ヒヨドリのそれっぽい鳴き方はよく把握していたが、今回聴いた鳴き方はまた違ったものだった。しかしながら、冷静に考えてみると声の質がヒヨドリなのだった。
 再び森を歩んでいると電話がかかってきた。部下からの業務連絡だった。話をしていると森の中ほどからキビタキのクルル、クルル、ヒッ、ヒッの例の地鳴きが聴こえてきた。電話で仕事の話をしていても、鳥の声は聞き逃さない...やはり私の身体の構造はより動物的に変わっているようだ。
 そんな私が次に拾った声はオオジシギのズビャーズビャーを小声にしたような声。なかなか声の主を見つけられなかったが、フニフニというアトリの声を耳にして、クヌギの樹上にまだ残っていたアトリの群れがズビャー、ズビャーという声を出していることがわかった。鳥類調査は奥が深い。。。

嬉しい到来

2009年04月15日

快晴、8:20~10:00、23.3℃

JTP090415_0013.jpgセンダイムシクイ 早朝組からセンダイムシクイ到着の一報が届いた。前夜嵐が過ぎ、雨上がりに活発に活動しているという。いろいろと用事を済ませてから出かけると、外は台風一過のように澄んだ空間が広がっていた。風は涼やかで爽やかで、実に気持ちが良かった。
 森へ着くとほどなくチヨチヨグイーのさえずりが聴こえた。ほぼ10カ月ぶりのさえずり、姿は半年ぶりというところだろうか。どちらにしてもシーズン最初の確認は格別味わい深いものがある。次はオオルリにキビタキが待ち遠しい。春の祭りがまもなく始まる。

46回かんさつ会下見

2009年04月12日

くもり→晴れ、9:15~13:20、24.8℃

JTP090412_7535.jpgJTP090412_7539.jpgJTP090412_7540.jpgJTP090412_7545.jpgJTP090412_7554.jpg
第46回井の頭かんさつ会の下見を実施した。今回は昆虫がテーマ。下見では小さなアブラムシから、それを捕食するテントウムシ、美しい蝶やクモなど多様な小さい生命を観察することができた。
昆虫たちは植物を育み、植物も昆虫を育む共生の関係が恐竜の時代から連綿と続いている。どちらも生態系の中で重要な役割を担っている一員。花は好きだけど昆虫はちょっと…という方、あなたの好きな花はあなたの嫌いな昆虫なくして花を咲かせられないのですよ。
19日のかんさつ会では一見とっつきにくい昆虫の世界をやさしく紐解きます。ぜひふるってご参加下さい。
JTP090412_7569.jpgJTP090412_7580.jpgJTP090412_7602.jpgJTP090412_7609.jpgJTP090412_7615.jpg

春の暑い日

2009年04月11日

快晴、7:50~12:20、31.6℃

JTP090411_7429.jpg新緑のエナガ 久しぶりに何も予定がない「純粋な休日」。未だ来ぬ夏鳥を求めてフィールドを精査することにした。ツバメは観たものの、まだムシクイの声一つ聞いていない。平年のデータから、そろそろオオルリかセンダイムシクイが現れてもいい時期だといえる。おまけにここ何日か気温が高めだ。今日は気配を感じるそれを求めることにした。
 上着なしで外へ出ると少し肌寒かった。おまけに森の中は街中よりも少し肌寒い。一瞬上着を着てくれば良かったかなと思ったが、すぐにそれが杞憂だと思い直した。すぐに暑くなってきたのだ。
 森を何周か歩き回り、夏鳥の声も姿も見つけられないので新緑とあらゆる鳥の組み合わせを狙った。キジバト、エナガ、シジュウカラ、メジロ、アトリ...若い緑は組み合わせる者をすべて美しく見せる。
 住宅街を歩き、袖をまくっても暑い。温度計を見ると30℃を超えていた。

コントラスト

2009年04月8日

くもり、7:38~8:20、14.8℃

JTP090408_0082.jpg池のほとりの彩り 春の色、桜と新緑のコントラストが美しかった。

コナラの老木

2009年04月7日

快晴、7:35~8:25、14℃

JTP090407_0070.jpg池のほとりの彩り 連日花見で盛り上がる人々で井の頭公園は賑やか。私も宴は大好きなので結構なことだと思っているが、ソメイヨシノ=サクラだと思っていて他の種を知らない(観ない)人が多いのはとても残念だ。真冬に河津桜や寒桜、寒緋ザクラあたりが咲いていることを知ってもらいたい、ひいては四季折々の動植物に眼を向けてもらい、それらを大切にしてほしいという想いがある。今だと桜もいいけど、新緑も素晴らしいということに気づいてもらいたい。そして新緑も樹種によって形、色彩様々だということを。
 池のほとりは多様なミドリ系の彩りであふれている。その中で最も美しいのがシンボル的なコナラの老木の新緑だ。なんとも絶妙な淡いグリーンは和の名前でいえば萌黄色ということになるだろうか。

花見の戦場跡

2009年04月6日

快晴、7:30~8:25、12.5℃

JTP090406_0005.jpg西園の桜 山から下りてくると我が里は桜色の彩りに溢れていた。仲間から聞いていたが、土日に桜が満開になり、井の頭公園周辺は花見狂想曲の阿鼻叫喚だったそうだ。今朝はアルコール臭だかゴミの臭いだか、すえた臭いのする戦場跡を首実検?しながらの鳥類相センサスとなった。
 池に降りるとゴミの山。たちまちはらわたが沸騰する。人間も生き物もすべて同じ種でも個性は多様だが、少なくとも人間の社会には共同生活のルールがあるので、ルール違反は許容できない。平気でゴミを放置していく人たちはどこの出身で、どんな教育を受けて現在に至っているのだろう?少なくとも私は「昭和の教育」を受けているので、家でも学校でも私の行動や発言の方向性が間違っていれば体罰は当たり前だった。また日本語が間違っていれば祖母から指摘を受けて修正させられた。それらは当たり前の教育、それは裏返せば愛だった。その人のためを想うからこそ、正したいわけだ。
 たぶん家庭も学校も教育が行き届かず、あるいは競争ばかりにウエイトが置かれていて人として大切なことを伝えられていないことが、平気でゴミを置いていくような恥を知らない、鈍感という意味で頭の悪い人々を産み出しているのだろう。
 タフだと思う。東京に産まれて育って37年。こういう類の精神が非常に低い不特定多数の人々と接しながら日々の生活を送っているからだ。それらと表面的に付き合うことは可能だが必要な時以外あまりしたくない。本質的にいいお付き合いができるのはやはり精神の高い人たちだ。

山の春も遅い?

2009年04月4日~5日

0~12.5℃

JTP090404_7257.jpgカモシカ4月の「赤谷の日」に参加。ふつう山はこちらより季節が1か月遅いが、それでも3月の合宿時に比べれば少しは花が増え、芽吹きも観られるかなと予想した。もしかしたらクマが観られるかも、という淡い期待もあった。
 ところがそんな早春の光景の予想は外れ、一か月前とさほど変わらない状況だった。里の雪はなくなっていたが、奥山へ入ると積雪はしっかり残っており、つぼ足で歩くのに骨が折れた。相変わらずモノトーンの森にふきのとうの緑色とマンサクとダンコウバイの黄色だけが点の彩りだった。唯一、師匠が教えてくれたキクザキイチゲの可憐な花がわかりやすい春を感じさせた。時折強く吹く風はまだ冷たかったが、空気はすっかり春のそれだった。JTP090405_7385.jpgクマタカ

夏鳥も遅い?

2009年04月3日

快晴、7:35~8:25、12.5℃、~2m/s

JTP090403_0006.jpg今年の春は、早く進んでいたものが寒波の到来によって足止めされ、結果的に遅くなった。桜は昨年より1週間近く遅れてやっと満開を迎えた。
 夏鳥の飛来も遅い印象がある。ツバメが確認されたものの、ムシクイ類はまだ確認されていない。もっともムシクイ類に関しては昨年こそ3月20日過ぎに2日間確認された日があったものの、その前の2年は4月中旬以降の初認なので現段階では未だ遅いかどうかは結論付けられない。いつ誰が夏鳥の第一声を聴くことにになるか...平和な競争=初認合戦はこの時期の楽しみの一つだ。
 井の頭の森には美しいルリビタキの雄が立ち寄り逗留し、新緑の楓にアトリが群れるなど夏鳥への期待とは裏腹に、旅立ちの前の名残惜しさを感じているかのように冬鳥たちが戯れていた。
JTP090403_0060.jpg

やっとツバメ

2009年3月31日

くもり、8:40~9:30、10℃、微風

JTP090331_0031.jpgツバメは速く飛ぶための構造をしている今季のツバメ初認は26日。それから何回か観察の報告があったものの、井の頭池を飛ぶ頻度はさほど多くなく、私自身まだ観ていなかった。遅れている桜の開花が5分くらいになってきた今日、やっと懐かしい声と飛翔する姿に出会った。約半年ぶりの再会である。これから秋まで約半年の間、日本に滞在するツバメたち。彼らの眼に今日の日本はどう映っているのだろうか。
 「つばめ」と聞いて「東京音頭、青い傘」と思う人はかなりのヤクルトファン。また新幹線ではなく特急列車を思い浮かべる方は、私よりもはるかに人生のベテランだ。戦前戦後は国鉄東海道本線の特急が「つばめ」と名付けられ高度成長期と共に歩み長く親しまれていたが、新幹線の開業・延長とともに運行区間はどんどん西へ流れていき、私が物心つく頃、列車・名称とも姿を消した。90年代に入って九州の特急で「つばめ」の名称が再登場し、現在は九州新幹線にその名称が受け継がれている。
 写真を撮ろうと一生懸命追いかけてもなかなか上手く捉えられないツバメはさすがにスピードの象徴だが、その名がいろいろな名称に使われるのは、民家の軒下など人のそばで生活する身近な野鳥として日本人に親しまれているからだろう。

甘えん坊

2009年3月28日土曜日

くもり、8:00~11:00、11℃

JTP090327_0045.jpg花見どころじゃないよ、こっちは 風が冷たい。日中は少し気温が上がるようだが、何といっても空気が冷たい。桜の開花も進まず、やはりこの土日は純粋花見には早いようだが「はなみ」ではなく「はなのみ」の人はこの限りではない。ビールを飲んだら身体が冷えて仕方がないような寒さが平気な方はどうぞマナーを守ってやって下さい…人間のそんな思惑に関わりなく森ではアオゲラの雄が家庭づくりに取り組んでいた。雑木林で頻繁に響く、彼が嫁を探し呼ぶ声にどれくらいの人が気付いているだろう。

バレンタインちゃんの現在

そこここにビニールシートが広げられた公園の池では、これまた人間の思惑とは関わりなく今日も季節外れのカイツブリの子育てが続いている。真冬に孵化した雛は産まれた日が2月14日だったので、この子はバレンタインちゃんと名付けられた。池は外来種だらけで親鳥は餌を採るのが大変なので、当初この繁殖は失敗すると思っていた。自分たちが食べていくだけでも大変なのに、子を養うことなどできるだろうか…
 真冬の繁殖では2羽が孵化し、もう一羽は行方不明になったが、この子は親鳥と同じくらいの大きさにまで成長している。今まで観察していて心配だったのは、親も子も常にお腹を空かせていること。バレンタインちゃんが空腹で激しく餌を要求すると、親鳥は空腹で苛立っているのか我が子を嘴で激しく突いて厳しく当たるのだ。ちょっと不安になるDVだが、その間も親鳥は頻繁に潜水してハンティングにいそしんでいる。そして確率は悪いものの、巧みにブルーギルを捕らえると、きちんと我が子に与えるのだった。状況は楽観できないが、何とかなりそうな感じだ。そんなで今日も綱渡り的子育てが続いている。今日はバレンタインちゃんが大いに親鳥に甘え、背中に潜り込もうとした。おいおい、もうおんぶできるサイズじゃないぞ!もちろん、親鳥は激しく嫌がっていた(^^;
JTP090328_0077.jpg載せて載せてJTP090328_0079.jpg無理に決まってるでしょJTP090328_0080.jpgそこをなんとかJTP090328_0081.jpg無理無理

寒の戻り

2009年3月26日木曜日

くもり、7:50~8:25、6.9℃

JTP090326_0033.jpg 先週の初夏のような暑さが嘘だったかのように寒い日が続く。寒の戻りというやつだろうか、周囲で体調を崩す人が続出している。中にはコートをクリーニングに出してしまって上着がない、と上着なしで外を歩いている奇特な人もいた。
 いろいろな種が繁殖に入っているが、今朝はオシドリのペアが樹上でいい感じだった。観ていると雄と雌の間に微妙な間合いがあり、近づいたかと思うとやがて雌が違う枝に移り、それを雄が追うということを何回か繰り返していた。

サクラ(ソメイヨシノ)は3分咲き程度

JTP090326_0042.jpg池の周囲の花はまだまだこれから
 池のソメイヨシノは3分咲き程度で花見には未だ早い。しばらく寒さが続くそうなので、この週末は花見向きではなく、来週末が適時だろう。そんな状態だが、今朝は既に朝から酔っている学生のような集団がいたそうな。そういえば学生は卒業や春休みだったっけ。
 学生に限らず大半の人々は花見の名目で野外飲み会をするだけだから一輪でも開いていればいいのだろう。つぼみも膨らんでいない随分早い時期から公園内のそこここに「宴会は10時まで」「火器禁止」の横断幕が設置されるのはそういうわけだ。

カメラ目線

2009年3月25日水曜日

くもり、7:28~8:25、9.4℃

 そろそろ夏鳥が渡って来始める頃だ。例年今頃ツバメが初認され、ほどなくセンダイムシクイのチヨチヨヴィーという声を耳にし、オオルリ、キビタキの順番で夏鳥が確認される。そんな予測をし、期待しながら森を歩く。
 森にはまだシロハラが残っているが、キョロンキョロンというぐぜりを聴くことがある。これもこの時期ならではの声で、体内の繁殖プログラムに実行命令が下され、程なく渡っていくことだろう。
JTP090325_0006.jpg撮影中には気づかなかったが、結構な大口を開けてぐぜっていたようだ。

ツミ登場!

JTP090325_0022.jpg樹上にパーチしたツミ井の頭バードリサーチ朝組で談笑していたら、不意にツミがやって
きた。白い空を背景に小さく尾が長いシルエットだったので最初
ヒヨドリかと思った。



JTP090325_0019.jpgカメラ目線で明らかに我々を気にしているが、もともと我々がいたところに彼が飛んできたのでしかたがない。。。虹彩が赤い。雄だ。なるほど大きさ的にもヒヨドリに見えたわけだ。正面から彼を観察しようと思ったが、程なく彼は飛び去った。ちょっと間の悪いヤツだ。

JTP090325_0025.jpgイヌシデの新緑
今日はもう一つ、イヌシデの新緑が目についた。緑色系の色彩が実に多様な新緑の中でもこの淡く、柔らかく、鮮やかな黄緑色が実に妙味のある美しさでとても私好みだ。この色、萌黄色でいいのだろうか。毎年この時期になると色の名前が気になるが未だ勉強していない。

春がいっぱい

2009年3月23月曜日

快晴、7:20~8:20、14.5℃、~13m/s
JTP090323_0437.jpgJTP090323_0440.jpgJTP090323_0442.jpgJTP090323_0444.jpgJTP090323_0446.jpg
 山から下りてくると、春がいっぱいだった。D3X+VR200-400mm/4ED=本日最終の山装備で久しぶりに井の頭公園を歩き、花や芽吹きで彩られた春の景色を楽しんだ。やはり春は楽しい。思わず顔が緩んでしまう。交わす挨拶が弾む。実に様々な彩りは未だほとんど色のない山とは対照的だ。芽吹きを観ながら約一月先の赤谷での勝負、クマ探しの日々を想像した。山はひと月ほど春が遅い。桜も新緑もGW前後となる。クマをどう攻略するか。。。作戦を練らなければ。。。
JTP090323_0448.jpgJTP090323_0449.jpgJTP090323_0453.jpgJTP090323_0455.jpgJTP090323_0463.jpg


赤谷合宿8日目

2009年3月21日土曜日

快晴、9:00~16:00、~18℃、無風
JTP090321_0301.jpgカヤクグリ 連泊のO夫妻と共に昨日とは別のルートを歩む。天候は最高によかったが、なかなか生き物に出会えなかった。足跡がほとんどついていないのを見て「いないんでないの?」と突っ込まれ、出会いはタイミング次第だと思いつつも、確かにあまりにも新しい足跡がついていなかったのでその意見を受けてルート変更。次のルートでも結果的には生き物が見られなかった。まあ、動物探しなんてこんなものだと移動した先でカモシカに出会うことはできたが、それは幼獣の死体だった。外傷のない死体はまだ新しく、かなり痩せているので餓死かなと思ったが、死因はわからなかった。若くして淘汰されたカモシカは気の毒だが、我々にとってはカモシカをじっくり手にとって観察できるチャンスではあった。
 それにしても連日カモシカばかりでとうとう死体まで…本当に今回はカモシカの旅だった...そんなことを思いながら法師温泉に向かっている途上、Sさんがカモシカを発見。今度は生きている個体だ。角が一本しかない彼は車を降りても一向に逃げないので不思議に思っていたら、左後ろ足を引き摺っていた。手負いなので素早く動けないようだ。彼をあまり脅かさないよう気をつけながら観察していたが、コンディションが悪いのが気の毒だったのでほどなくその場を離れて再び法師温泉に向かった。「よかった生体も観察することができた!今日の観察終了」と思って機材をしまいこみ車を走らせていると... Oさんが「キジバト?大きい?!」と言った。念のために車を止めてバックミラーをのぞくと電線に丸ぽい鳥がとまっているのが見えた。双眼鏡で確認したSさんが「フクロウだ!」と声を上げた。なんと未だ明るい時間にも関わらず、県道沿いの電線にフクロウがとまっていたのだった。この地でフクロウの声は珍しくないが、姿を見かけることは難しい。それが何気なく電線にとまっていたのにはびっくりだった!脅かさないよう距離をとって観察を続けると、「そこにいた」原因がわかった。杉林に入ったフクロウはハイタカ♂からモビングを受け、バトルしていた。このハイタカとのバトルがあったゆえに無防備な状態で電線にとまっていたのだろう。やがてハイタカが去るとフクロウは杉林の中をすーっと滑翔していった。とても幻想的な光景だった。
 なかなか当たりのなかった今日の観察だったが、終盤にドラマが続き、かなりお腹いっぱいになった。


赤谷合宿7日目

2009年3月20日金曜日

快晴、12:40~16:00、~18℃、~10m/s
JTP090320_0146.jpg花粉舞う里山 初めて赤谷に来るO夫妻とスケジュールがあったので、一緒に行動することにした。後閑まで迎えに行く途上、里山を見ると噴煙が…
そう、杉花粉が折からの強風にあおられて舞い上がっていたのだ。花粉症の人が見たら卒倒しそうな強烈な光景だった。そういえば昨日雪靴が花粉にまみれて黄色くなっていたっけ。。。
 予報に反して青空が出ると同時に午前中の雨が微妙に残っていて天気雨。やがてそれが天気雪となる。山を歩くとヤマドリが飛び、アトリ100羽以上の群れやマヒワの群れが、秋風に舞い落ち踊る木の葉のように森の中をぱらぱらと絶え間なく舞っている光景がとても美しく印象的だった。予想よりも積雪が残っており、少しラッセルで疲れたがいくつもの足跡や糞を分析しながら進み、カモシカの親子に出会うことができた。幼獣がとてもめんこかった。

赤谷合宿6日目

2009年3月19日木曜日

快晴、6:30~16:00、~20℃、無風
JTP090319_0110.jpg稜線上の月 野の人と共に山を歩いた。昨日から続くこの時期としては異常に高い気温。この初夏の陽気によって、もしかしたら冬ごもりしていた熊が出ているかもしれない、とのわずかな可能性を確認するのが主目的だった。ところが往復で7時間ほど歩いたものの、カモシカ1頭さえ見つけることができなかった。完全な坊主である。山のエキスパート、動物カメラマン、この2人が歩いていて何者も見つけられなかったのだから、実際動物に動きがなかったのは間違いがない。麓の気温は20度を超えていた。この異常な気象と動物がいなかったことに連関はあるのだろうか。動物は見つけられなかったが、快晴の空のもと、野の人と山を歩くのは気持ちがよかった。

ヴィラデストワイナリーへ

2009年3月18日水曜日

JTP090318_0007.jpgヴィラデスト 法師温泉逗留の赤谷合宿は8泊9日。この日程中に玉村豊男さんのヴィラデストワイナリー5周年のワイナリー会員向けパーティがあった。ワイナリー会員はワイナリー設立時に将来生産されるワインを先物買いする形で出資した人々の集まりで、私も縁あって末座に名を連ねている。会員は玉さんと親交のある人々で占められ、三田佳子さん、川島なお美さんら芸能人も多く名を連ねる。今日はワイナリーが設立6年目を迎え、満5周年の節目を祝うパーティだった。
 新治村から東部町まで、群馬から長野まで近いという感覚があり1時間くらいかなと思っていたが、車を走らせてみると意外に距離があり、スタートに遅れてしまった。1時間遅れほどで到着し、久しぶりに再会する玉さんにごあいさつして秀逸な料理とスイーツを急ぎ足でいただいた。パーティ終了後、今後の仕事の簡単な打ち合わせを行い、お暇した。ヴィラデストを離れ、法師温泉に帰った。ここはまるでもう一つの故郷のよう。定宿っていいものだ。

赤谷合宿4日目

2009年3月17日火曜日

快晴、13:00~16:00、6℃~12℃、無風
JTP090317_0088.jpg 朝から雨だった。こういう天候では動物もあまり動かないので、久しぶりに宿でのんびり雨を眺めながら朝食をいただいているとやがて雨は雪に変わった。つもらない雪ではあったが、最初は、みぞれだったのが大粒の雪になり、時折風に吹かれたりしながら降り続いていた。以前はこういう時に大いに気をもんでいたが、今は以前よりも少し落ち着いたのかどっしりと座して状況を見極める余裕を持てるようになった。
 法師温泉の昼食を初めていただき、昼過ぎに雨が上がったのを見極めて出陣。時間が時間だったので、近場のコースを歩いてみることにした。カモシカ1頭と滑落の危険との闘いという冒険で今日の活動を終えた。

赤谷合宿3日目

2009年3月16日月曜日

快晴、7:00~16:00、0℃~12℃、無風
JTP090316_0083.jpg万作の花 続けて天候は良く、本日も動物探し日和になった。今日最初に入った山ではルートを外れ、尾根を目指して直登してみた。昨日のぽかぽかで雪がだいぶん溶けて歩きやすくなっていた。今季は雪が少なく、気温が高めで、今回のように少し積もったと思えば溶けてしまうような傾向にある。既に融雪期に入っており雪崩や落石によく注意することが必要だ。
 ふと気配を感じて眼をやると巨大なカモシカが一目散に逃げていった。その後さらに登っていくとクマ棚が目立ち、古いクマ糞が見つかった。ここはクマの領域なのだ。今の時期に遭遇することは極めて稀だが、なんというか立ち入ってはいけない領域に身を置いている感覚があり、畏怖を感じた。
 対イノシシ戦のリベンジと意気込んで山を歩いたが、昨日の3頭に出会うことはなく、地面が掘り返された跡と落石が増えていただけだった。ふと見上げると万作の花が咲いていた。


赤谷合宿2日目

2009年3月15日日曜日

快晴、6:30~15:30、-1℃~6℃、~4m/s
JTP090315_0024.jpgつらら 天候は回復し、動物探し日和になった。最初に入った山は雪深く、頑張って歩いたもののラッセルが膝を超えると体力的に厳しくなり、尾根に出るのを断念した。場所を変えて別の山に入ると、今度は激しい落石が続いていて、場所によっては絶え間なく落石が続いているような危険な状況だった。十分に用心して歩き、イノシシ3頭に出会うことができた。50mほど先の雪が切れているところで荷物を下ろして直そうと思って歩いていたところ、複数の黒い生き物に行き会い、ゴガッと吠えられて一瞬たじろいだ。はじめクマスプレーに伸ばした手をカメラに伸ばし直したが、手前に枝が混んでいて写真をまともに撮れる状況ではなかったのが残念だった。その後も場所を変えてあちこち歩き回り、法師温泉の裏山でカモシカを観察した。いずれにしても写真がまともに撮れていないのが悔しい。


赤谷合宿初日

2009年3月14日土曜日

くもり|雪、12:30~15:00、3℃、時折強風
JTP090314_0002.jpg白化粧の三国峠 今日から私的赤谷合宿。8泊9日で山籠りだ。初日の今朝、東京は強風と雨に見舞われた。このような天候ではあせって現地入りしたところで何もできない。いつも定宿として私の撮影活動を強力に支えてくれている法師温泉長寿館に買ってゆくお土産を大丸で買い求めがてらゆっくりと出かけた。ここ大丸東京店で人気のバームクーヘンを10時の開店と同時に購入しようと思ったが、開店直後にも関わらず長蛇の列ができているのを目にしてキレた。実は前日同じものを買おうとして同じ光景に出会い、購入を見送った経緯があった。ホワイトデー前日という日程の悪さに加え、19時前後という時間帯が災いしてのことで、翌朝開店直後に買えばいいやと思ったのだ。それが朝からこの有様だった。「あり得ない。。。」思わずつぶやきが出てロールケーキを購入することにした。いくら人気の品物とはいえ、1時間近く並んで買い求めようとは思わない。
 強風だったが幸いなことに電車は平常運航していた。そして風が収まったころ、上毛高原に到着した。早速レンタカーを借りて赤谷に入った。初日の今日、考えていたアクティビティはあったものの、雪が降り続く天候だったので、車で各所の積雪の様子を見て回る程度の行動にとどめ、3か月ぶりに法師温泉のやわらかな湯に浸かった。明日以降の天気に期待。


白い膨らみ

2009年3月10日木曜日

快晴、7:35~8:20、7℃、微風
JTP090310_0014.jpg開花が進むコブシ 最高気温16度の予報。お気に入りの白シャツを直に着、3シーズン用のスーツをクリーニングの袋から引っ張り出してはおり、出かけた。きっと日中はコートも要らなくなるに違いない。
 森では久しぶりにキクイタダキとヒガラを見つけ、一声だけで確信に至らないが、ウソの声を聞いた気がした。池に出るとコブシの冬芽が膨らみ、白い花が開きかけていた。きっと今日咲く花があるのだろう。本格的な春がいよいよやってきたようだ。


3月赤谷の日

2009年3月7~8日土日曜日

7日雪のち晴れ、8日くもり、0.6~9℃、~4m/s
JTP090307_6747.jpgJTP090307_6772.jpgJTP090307_6756.jpgJTP090307_6778.jpgJTP090307_6784.jpgJTP090307_6795.jpg
 3月の赤谷の日に参加した。なんだかんだスケジュールが合わなかったり、天候が悪かったり、体調が悪かったりで今年になってから赤谷へ入っていなかったのだが、今回やっと2か月ちょっとぶりに山へ入ることができた。こちらより1ヶ月季節の遅い赤谷だが、ふきのとうが顔を出していたり、鳥類の動きがあったり、万作が咲き始めていたりと春のしるしはそこここに見られた。今回は動物の足跡調査を主体に活動し、またいくつか面白い知見を得ることができた。1日目は足跡ばかりで動物そのものとの出会いはほとんどなかったが、2日目にはカモシカやクマタカなどいくつかのいい出会いがあった。もうすぐ本格的な春を迎える。クマの目覚めと活動開始が待ち遠しい。
JTP090307_6808.jpgJTP090308_6873.jpgJTP090308_6899.jpgJTP090308_6956.jpg


白いオオタカ

2009年3月5日木曜日

快晴、7:35~8:20、7℃、微風
JTS090305_0015.jpgオオタカ幼鳥 久しぶりにすっきりと晴れた。どんよりが続いていたのですっかり自覚ないまま気分が落ち込んでいたが、今朝すっきりと晴れると気分が昂揚し、いかにどんよりな日々だったかにあらためて気づいた。考えてみるとここのところ連日傘を手放せなかった。
 これまた久しぶりに朝組のパーティが5人ほどになり、共に森へ入ると雨に洗われ透き通った碧い宙を背景に白っぽい猛禽がパーチしているのがいきなり目に入った。このところ断続的に観察されてきたオオタカの幼鳥だと思われた。それにしても光線状態もあるとは思うが随分と白い。
 そういえば「お嬢」の1年目も春になると羽の茶色味が薄れ、縦斑がなくなってくると共に次第に白味が強くなっていったものだ。「オオタカ、白い…」今朝の出会いはその記憶を強く想起させるものだった。


寒さに負けず

2009年3月3日火曜日

くもり、7:40~8:25、4.2℃、微風
JTP090303_0023.jpgカイツブリ子育て 昨日から冷たい風が吹いてとても寒いが、それもそのはず今日は雪が降る見込みという。東京の最高気温は4℃とのことで、たまらず今季二回目のアンダーウェアinスーツ仕様で出かけた。とても温かい装備だが、スーツの裏地がアンダーウェアに引っ掛かって歩きにくく、プリーツは伸びてしまう。まあ贅沢は言えない。こんな寒い中、カイツブリの雛2羽は外来種だらけで餌不足の環境下で今日も元気に育てられているのだ。


最近の花事情

2009年3月1日日曜日

くもり、11:28~12:30、9.6℃、弱風
 すっかり本格春を待つ頃となった。森の鳥類相はさほど変わらないものの、季節は確実に進み、花たちが色鮮やかにフィールドを彩っている。井の頭公園西園は今が最初の花見適時。河津桜、大寒桜、寒緋桜がちょうど見ごろを迎えている。ソメイヨシノやエドヒガンだけが花見ではない。今は一足早く、春を楽しむ絶好の機会となっている。

JTP090301_0016.jpgオオカンザクラJTP090301_0021.jpgカンヒザクラJTP090301_0027.jpgカワヅザクラJTP090301_0029.jpgサンシュユ


季節外れの...

2009年2月28日土曜日

くもり、8:30~11:00、11℃、微風
JTP090228_0025.jpgカイツブリ子育て ギリギリ2月最終日にカモセンサスを行った。今回はバードリサーチメンバーの都合が折り合わず、独りでのセンサスとなってしまったが、カモの数はとても少なかったので楽勝でこなすことができた。だがそれはあまりうれしくないことだ。外来種駆除ののちに水草や葦、アサザを植えて井の頭の池の自然度を高め、人が餌など与えずともたくさんのカモがやってくるような環境にしたいものだ。
 この外来魚だらけで自然度の低い環境で季節はずれにカイツブリが繁殖行動をとり、2羽の雛鳥を懸命に育てている。過酷な環境だが、産んだ以上は立派に育て上げてほしいものだ。


春の気配

2009年2月24日火曜日

快晴、7:40~8:25、5℃、微風
JTP090224_0008.jpgオシドリペア 気温は決して高くはなかったが、春のような空気感の朝だった。シロハラがとてもよく目立ち、例のホイッスル地鳴きする姿も観ることができた。結構大口を開けてホイッスル鳴きするのだと知った。アオジも珍しく目立つ梢に出てきた。そろそろ冬鳥たちのぐぜりが始まる時季だ。池ではペアになったオシドリが絶妙なポジションでたたずんでいた。
 やがて冬芽は膨らみ、鶯がさえずり、花が咲き、本格的な春が訪れる。少しそんな春の訪れの予告編を見たような印象の朝だった。


スノーシューイング

2009年2月22日日曜日

快晴、5:30~13:00、11℃、~10m/s
JTP090222_0056.jpgKINOAの観察会JTP090222_0070.jpgシカの食痕
 前の晩早くダウンしてしまったが、その分早く目覚めて行動を開始した。今日は霧ヶ峰でのスノーシューイングがお楽しみだ。八島湿原で自然観察会を展開するKINOAのスタッフに案内をお願いし、スノーシューを履いてアニマルトラッキングを中心に自然観察した。
 実物の動物そのものは観察できなかったものの、足跡から読み取る物語はとても興味深く、どれも面白いものばかり。足跡以外にも鹿が角をこすりつけた痕や木の皮を食べた痕、笹を食べた痕などあらゆる痕跡を観察した。とりわけ、雪上で腹這いになって嗅いだほうじ茶のような狐の小便の匂い「狐臭」は忘れることができない。まさに五感を使った観察だった。
KINOAのスタッフのおかげで充実した時間を過ごすことができた。
JTP090222_0073.jpgシカの食痕2JTP090222_0101.jpg足跡の主は?


酒蔵解放

2009年2月21日土曜日

快晴、9:00~17:00、11℃、~10m/s
JTP090221_0079.jpg甲斐駒ケ岳ほかJTP090221_0098.jpg大試飲会
 3か月ぶりでKさんのログハウス「あかげら」を訪ねた。もちろん私たちは自然観察が本業ではあるが、みんなかなりの道楽者だ。今回も今日土曜日は地元の造り酒屋「七賢」の酒蔵解放をお目当てという不純?な動機で出かけた。酒蔵に到着し、早速試飲を開始。本醸造から純米大吟醸まで数々の銘酒を楽しんだ。量はセーブしたものの、午前中から上機嫌になり、このコンディションで夜の大宴会は持つのかと心配した。そう思いながらも昼食後には白州といえば、のワイナリー「シャルマンワイナリー」を訪ね、また違うカテゴリの試飲を重ねた。もう夜は即撃沈覚悟だ。その後白州の温泉「ベルガ」に浸かり、買い出しをして夜の宴会に臨んだ。ペース配分を意識して飲んだので予想よりは長くもったが、それでも夜21時過ぎにはダウンした。
JTP090221_0134.jpg七賢JTP090221_0139.jpgシャルマンワイン


樹の姿

2009年2月18日水曜日

快晴、7:40~8:25、5℃、微風
JTP090218_0006.jpg樹形 すっかり冬に逆戻りした。先日の夏日が幻だったかのような冷え込みになかなか身体がついてゆけないが、そもそもこれが本来の今の季節の気候。昨日の朝は3℃で、北風が10m以上吹いていたので本当に寒かった。
 最近は鳥類相があまり変わり映えしないのでモチベーションが下がりがちだが、ふと見上げた森の樹形が美しかった。気楽に構図を整え、露出を決めてシャッターを切った。確かNikonの14-24mmを入手した時に葉が茂った状態でこの写真と同じようなアングルで撮影した記憶がある。週末にはミクロの視点で樹木にアプローチしたが、今朝はマクロな視点で樹木を見上げた。


樹の精

2009年2月15日日曜日

くもり、9:00~12:00、12℃、微風
 先日の井の頭かんさつ会以来、冬芽の魅力にすっかりとりつかれてしまい、マクロレンズの入手によってアプローチの手段を得るやいなや鳥類センサスとは違った視点でフィールドに出かけた。もちろんテーマが違っても聴覚は常にすべての鳥類の声や落ち葉のかすかな音を拾い、視覚も視野の隅を動くものを逃さないので鳥類相モニタリングも同時進行で行っている。
 片っ端から「樹の精」を探し、寄れるマクロレンズで撮りに撮った。ピントは浅いが、接写力に関してはズームレンズのおまけマクロ機能とはまるで違う。倍率を上げると開放f値が動くのを見て、久しぶりに「露出倍数」というフィルム時代の概念を思い出した。そういえばペンタ645の120mmマクロなんてなかなかいい機材だったっけ。
 「樹の精」をコレクションするのはなかなか面白い写真行為だし、来季以降の「冬芽観察」での資料写真としても利用価値が高い。それにしても多種多様で、まるで生きているようで(実際枯れていない限り生きているのだが)なかなか面白い。
JTP090215_0017.jpgJTP090215_0028.jpgJTP090215_0055.jpgJTP090215_0120.jpgJTP090215_0123.jpg


フィールドワーク研修

2009年2月11日水曜日

くもり、9:00~15:40、12℃、微風
JTP090211_0193.jpg研修会光景 自然観察指導員講習会を修了したものの、自然観察会を始められていない指導員のフォローアップである研修会をNACOTで実施した。
企画→下見→本番の一連の流れを一日でこなし、自然観察会のシミュレーションを体験するプログラムだ。NACOTのコアメンバーの入念な準備のおかげで30人の参加者が多くのヒントやきっかけ、考え方をつかむことができた意義深い研修会となった。内容がとても充実していたが、終了後の反省会では改善の意見が連発し、今後さらなるアップデートがなされて定例化することになる。今日取り組んだことはとてもレベルが高くて、まるで会社の仕事のようだ。これを本業以外にボランティアでこなしているのだから、NACOTは最強の自然観察者集団だといえる。


動物とのコミュニケーション

2009年2月10日火曜日

快晴、7:43~8:25、4℃
JTP090210_0156.jpgアオジ スタートが遅れたので急いでフィールドを通り抜けていると、アオジの声に呼び止められた。脅かさないよう、そっと観察・撮影する。例年、ここいらで越冬するアオジは警戒心が薄く、かなり近づいても平気だ。距離が近いのは嬉しいのだが、どうも誰かが餌を撒いているようで、手放しでは喜べない。警戒心たっぷりのシロハラが私を意識して動きを止め、間合いをはかってからプクプクプクと警戒声を発しながら逃げ去る、そんなコミュニケーションが楽しい。常に命のやり取りをしている野生動物たちと自然に接したいものだ。


アオゲラも恋のシーズン

2009年2月9日月曜日

くもり、7:45~8:25、4℃
JTP090209_0114.jpgフィールドを賑わせたキレンジャクも今日はもう確認できなかった。餌となる実が少ないので残念ながら長逗留がないのは必然だ。井の頭バードリサーチでは今回レンジャクの行動を観察し、ヤブランやリュウノヒゲの実を採食しているのを確認しており、近年の下草を刈りすぎる管理に疑問符がついた。
 前シーズン行動を追い切れず、観察頻度の落ちていたアオゲラだが、最近行動が活発化しているようで、頻繁に見かけられるようになってきた。早速、求愛行動が観られ、シジュウカラ、エナガ、カワセミなどと同じく早目に恋のシーズンを迎えているようだ。


NACOTフィールドワーク研修会下見

2009年2月8日日曜日

快晴、8:05~15:00、12℃、北風~15m/s
 NACS-Jの自然観察指導員講習会を修了したものの、仲間が見つからない、
なかなかきっかけがつかめない、など様々な理由で自分で自然観察会を
始められていない人を対象に、実際に企画から下見、そして本番、と
自然観察会の実施を実践的に研修するイベントを11日に実施するに際し、
今日はその下見を行った。
 今日は11日の現場となる新宿御苑で、当日研修生にヒントやアイデアを
与えるためのテーマ・素材探しを実施した。植物、鳥類、狸のタメフン、
面白い素材はいろいろあるが、やはり今の季節は冬芽が楽しいと思う♪
JTP090208_0020.jpgJTP090208_0022.jpgJTP090208_0032.jpg


第44回井の頭かんさつ会「冬芽」

2009年2月7日土曜日

快晴、8:38~12:30、14℃、無風
JTP090207_0029.jpg観察会まとめ風景 44回目の観察会は「冬芽」がテーマ。今回は井の頭かんさつ会初の試みとして参加者少数多班体制で実施した。すなわちかんさつ会メンバー全員がリーダーとなって数人の参加者を引き受ける形だ。おかげさまで井の頭かんさつ会も地道な前進や環境保全活動が認められ、それなりに知名度が上がってきたこともあって、毎回満員御礼になる。参加者が40人以上いる状況では今までのような3班程度の編成では後ろまで声が届かないようなこともある。そこで一班あたりの参加者の人数を少なくすることが必要となる。私も鳥類ばかりで植物はまだまだだが、今回のテーマに合わせてきちんと予習して臨んだ。
 今回初めて参加してくれた会社の同僚が私の班に入った時点でかなりのプレッシャーだったが、結果的には十分に喜んでもらえたし、一緒に楽しむことができたのでかんさつ会は成功裏に終わったといえる。
 ちなみに冬芽で一番ウケたのはクズのそれだった。


いやいや恋×喧嘩○ ??

2009年2月5日木曜日

くもり、7:48~8:20、6.6℃、無風
 連日池を飛び回っているカワセミだが、喧嘩が恋に発展したのだとばかり思っていたが、どうも喧嘩のままのようだ。3羽の三角関係なので良くわからないが、どうも求愛行動のようなものは見えていない。
 今朝はスタートが大幅に遅れたが、あえて80-400mmを持って出陣。果たして池に着くなり追いかけあいの場面に出会い、D90の動画撮影機能がその効果を如何なく発揮した。カワセミ♂の「ウリウリウリ」と迫る感じの枝横歩きがめちゃ面白かった。


やはり喧嘩→恋?

2009年2月4日水曜日

くもり、7:43~8:25、7℃、風弱し
JTP090204_0007.jpgカワセミのカップル すっかり冬鳥が少なく、さびしくなった森を決してあきらめることなく進む。ノーデータもデータ、これがモニタリングに重要なポイントである。いません、さびしいですね、はい終わり、ではなくなぜ少ないのかを科学的に分析することが大切で、環境改変などの人的撹乱が悪影響している場合は環境保全のアクションへとつなげてゆかなければ意味がない。そのためのモニタリングなのだから。井の頭バードリサーチは旧態依然としたただの鳥オタクでは終わらない。
 相変わらず池ではカワセミらが活発に飛び回っていた。今朝は雌雄が同じ枝のかなり至近に並んでパーチした。観察すると姿勢が以前のように伸びていない。これは敵意があまりないことを示している。2週間前と大違いの二人の、いや二羽の態度である。予想通り喧嘩している内に仲良くなって恋に発展したようだ。通常ならこの後、雄から雌への求愛給餌が観られるのだが、この池は心ないバサーのせいで外来種だらけになっていて容易に餌が捕獲できないことから雌が期待して待っていても、雄がなかなか餌が捕れないのでスムーズに求愛給餌ができない。カワセミたちの恋をサポートするためにも早急に外来種を駆除し、在来種を増やさなければならない。


久々の双眼鏡、久々の山ちゃん。

2009年2月2日月曜日

晴れ、7:45~8:20、5.4℃、風強め
JTP090202_0005.jpgヤマちゃんは通りすがり? 昨日の風が少し残っていた。新調したスワロEL8×32を首からぶら下げて出陣。当初は出勤前鳥類相モニタリングにはスワロEL10×42を使っていた。さすがに見え味はピカイチで調査力は抜群だったが、なにしろ重量がネックだったし、かさばった。その後軽量化を目指してライカのポケット8×20に切り替えた。これは本当に軽くてカバンの中を転がれるくらいコンパクトで見え味もまあまあいいのだが、しょせんポケットはポケット、明るさに限界があった。特にシャドウにいる鳥類を見極めようとすると難しかった。それで今回のEL8×32という選択になった。数値以上に明るく見えると評判のスワロフスキー32口径は他メーカーの40口径クラスのパフォーマンスを発揮する。試運転の今朝は凄まじい切れ味を楽しむことができた。
 久しぶりにこのエリアでヤマガラを見かけた。通りすがりだろうか。


風の日

2009年2月1日日曜日

快晴、10:40~11:30、12℃、強風(丸井前で~12.4m/s)
JTP030201_0018.jpgシロハラ 雨は大したことはありませんが、それに風が加わると探鳥しにくくなります。風の日に傘が役に立たないことは台風の日に折れた傘で果敢に向かい風に挑む人々の映像でご存じの通りです。五感を研ぎ澄まし、風の力を感じ取ったらすぐに傘を畳み、レインウェアのフードを被りましょう。このように上下ゴアテックスに長靴が戦闘服として最適なのですが、私、フードは苦手です。視野が狭くなり、聴覚を大幅に低下させるからです。そこで厚手のゴアテックスの帽子のツバと耳当てを折り曲げてビーニーのようにしてかぶっています。街中にいても山野を徘徊しているような感覚を楽しめる嵐の日もたまには悪くないですね(井の頭バードリサーチ投稿no.3076 1月31日朝より)。
 
 朝から地震があるわ、風が強いわで落ち着かない日だった。特に風に関しては昨日よりも強くなり、それが長時間継続して一日中収まらなかった。必然的に視覚と聴覚が阻害されて観察力は半減するし、気温はある程度上がるにも関わらず防寒を固めて歩く必要があって大仰だった。
 森を歩いていると「主」だろうか、シロハラが樹上でホイッスル鳴きをしていた。訳あって今後微妙な立場になるD90の試運転を兼ねてシャッターを切った。


はらはらと

2009年1月29日木曜日

くもり、7:40~8:20、7℃、風少々
JTP090129_0739.jpgアトリ 曇って天気が冴えないが放射冷却しなかったからか少しあたたかく感じる。湿度も少しあるようだ。
 今朝も特に鳥類相に変化のないフィールドを淡々と歩く。季節は確実に歩んでいて、今朝もシジュウカラのさえずりに春を感じた。
 今朝もカワセミの動きは活発だった。アートマーケッツで写真を売っているKさんが熱心に撮影していた。最近は機動性を重視して三脚から一脚に換えたようだ。
 今日はこんなものかな、朝の観察を終えて吉祥寺の駅へ向かっていると、何かはらはらと舞い落ちてきた。見上げるとアトリの群れがアキニレについていた。生き物っていろいろなサインを出している。そのなるべく多くを見逃さず、キャッチしたいと思った。


逃げなかったカワセミ

2009年1月27日火曜日

晴れ、7:55~8:20、5.5℃、風弱い
JTP090127_0715.jpg今朝は逃げなかったカワセミ 昨晩は少し酒が過ぎた。「魔王」と「伊佐美」がとても安かったのだ。おかげで今朝は二日酔い気味のスタートだった。体調不良で鉄棒をパスし、そのまま池へ降りる。もちろん急ぎ足でもシロハラが落ち葉をひっくり返している音は聞き逃さないし、アオジやルリビタキの地鳴きも意識しなくても耳が拾う。毎日見聞きしているのだから当然だ。
 池の畔を歩いていると、昨日と同じ枝にカワセミがパーチし、獲物を狙っていた。昨日は眼が合ったら逃げてしまったのだが、今朝は狩りに集中するあまり私の注目に気付かなかったようで、全く逃げなかった。そんな彼を脅かさないよう、少し写真を撮った後は、急な動きをしないよう心がけてそっとその場を離れた。

動きを読む

2009年1月26日月曜日

快晴、7:40~8:20、2.4℃、風弱い
JTP090126_0687.jpg読み通りに出てきたウグイス 予報ではピークを過ぎて寒さは一段落とのことだったが、かなり寒い朝だった。久しぶりに地面が凍結し、土の上を歩いているにも関わらず革底の靴ではつるつる滑った。グランドも真っ白だった。こんな朝はマフラーを顔に巻きつけてしのぐ。マフラーは状況に応じて巻き方を変えると機能する。
 藪のウグイスの動きが読めたので、置きピンをして待っていたら案の上予想通りに現れたのでお散歩カメラでもばっちり撮ることができた。そういえば先日出会った見慣れないカメラマン氏はひどかった。井の頭バードリサーチのメンバーではなく、見かけない顔だったので親切心で情報を提供しようと思ったのだが、この方、私が何を話しても講釈で返してくるのだった。双眼鏡も下げていないカメラマン氏は井の頭にエナガを撮りに来たというので、ポイントを教えてあげようとしたら「(エナガには)通り道があるんだよね」と神がかり(非科学)的な素晴らしい講釈をされたので、私は関わらないことにした。 

2月の井の頭かんさつ会「冬芽」下見

2009年1月25日

快晴、8:30~12:30、10℃、風弱い
JTP090125_0680.jpgさて何に見えますか? 2月7日土曜日開催の第44回井の頭かんさつ会は「冬芽」がテーマ。植物の冬ごもりと春支度は種によっていろいろ。今回は冬芽を中心にそんな植物たちの今を観察する。冬芽をルーペで拡大すると…いろいろな顔のように見えるものが多く、これが何に見えるかとか、同じ木の中で「イケメン」を探すのがなかなか面白い。今日はその下見を行った。
 今回は井の頭かんさつ会初の試みとして多班体制で実施することになった。班を増やし、少人数の参加者にそれぞれリーダーが付くことになる。私はap bank fes以来の植物解説となるので、たくさん予習しなければならないが暗記した難しい用語を交えた専門的な解説をするつもりは全くなく(専門外だから不相応だし)、とにかく冬芽を通して自然を楽しむ内容を心がけるつもりだ。初心者の方、私の班にいらっしゃい!

雪降る日の外来種駆除

2009年1月24日土曜日

晴れのち雪、7:40~12:10、6.5℃、風やや有
JTP090124_0627.jpg外来種駆除の風景 自然環境系の仕事をしている友人は今日土曜日も仕事だという。大変なことだが、私も朝から井の頭池のカモの総数をカウントし、その後外来種駆除を手伝い、売却するレンズを運び、2月の観察会の打ち合わせをし、ちょっと遅い新年会、と仕事ではないとはいえ、仕事よりも忙しい土曜日だった。空気が冷たい日だと思っていたが、雪が舞い散ってそれは積もるほどではなく、なかなかオツな光景だった。ブルーギルは昨日まで気温(=水温)が高かったことが災いしてか予想の1/10ほどしか捕獲できなかった。
「なんとか沢山捕りたい」参加しているメンバーの誰もがそう考えるが、いないものは仕方がない。田中代表は考え方を切り替え、貴重な時間を次回万全の体制で効率的に捕獲できる仕掛けをしておくことに費やすことにした。
 大した雪ではなかったが、それを背景に活動に取り組む仲間の姿は厳しい環境で漁をしているように見え、絵になっていた。

曇天

2009年1月21日水曜日

曇天、7:40~8:25、4.3℃、無風
090121.jpgジョウビタキ♀T 最近やることは増えているのに、スタートが遅くなっている。急ぎ足でフィールドを回り、懸垂にいそしんでいる。
 外へ出ると暗い曇り。私が「曇天」と表現している空模様だった。雪が降るとか降らないとかちらっと聞いたが、この暗さと冷たい空気の感じは雪が降る前のように感じた。天気予報に傘マークはなかったが、どう考えても降りそうな空模様だったので傘を取りに戻った。
 今朝は久しぶりに80-400mmをぶら下げて歩いた。お散歩お気軽写真機のD80がサンゴーの1.5倍換算の焦点距離に相当するとはいえ、やはり生き物相手に200mmまでのズームでは足りなすぎるかなと思った。とても軽量コンパクトでいいのだが...
 カワセミのペアにフラれたのでジョウビタキを探しに行くと果たして愛らしい姿を間近に披露してくれた。しかしながら曇天の暗がりはめっちゃEVが低く、ASA1600に上げても絞り5.6では1/60で約-2EVだった。さすがに15ではブレるのでPC上の後処理で明るくしたら、モノトーンのザラザラ写真になってしまった。デジタルが万能ではないこと、暗いシャドウに弱いこと、デジタルだから調整がいくらでも効くと思ったら大間違い!撮影時適正露出でないと画質は落ちる、などのポイントを再確認した。

温のち寒

2009年1月19日月曜日

くもり、7:40~8:25、5.9℃、微風
JTP090119_0535.jpgまだいたイカル 「日中15℃くらいまで上がり春の陽気になるが、夜は冬の寒さに戻る」一番困るパターンだ。もちろん寒い方に合わせた格好で出かけるのだが、何となくアイデアがぶれて準備が遅れがちだ。
 日中暖かくなるとはいっても朝はまだ寒く、鳥の少ない森もお寒い限りだったが、良く探すと昨日のイカルの群れの一部が残っているのが見つかった。昨日同様、古くなってすっかり硬化したエノキの果実をその太い嘴ですりつぶし、粉をぱらぱらと落としながら食べていた。

 複数の「訪問者がメッセージを残せるようにして」との要望にお応えして何年振りかで画像掲示板を設置してみたのだが、なかなか投稿がないのでさびしい。。。

LinkIconさあ、どちらの声でしょう?

第43回井の頭かんさつ会「冬鳥探鳥会」

2009年1月18日日曜日

くもり、8:30~12:00、7℃、微風
JTP090118_0501.jpg観察会の一風景朝、カーテンを開けて愕然とした。週間予報でぽかぽか陽気だと思い込んでいた今日、観察会当日の天気がぱっとしない曇天だったからだ。ここ2日ほど小春日和が続いたが、今日の「冬鳥探鳥会」にお天道様が合わせたかのように冬に逆戻りしたような天気だった。
 おかげさまで観察会は今回も満員御礼。キャンセル待ちが出るほどだった。多くの方をお断りせざるを得ない現状は本当に心苦しく、今年はもっと多くの参加をお受けできるように会の体制を整えることでメンバーは合意した。
 観察会は冒頭に声の勉強を実施。留鳥から冬鳥までそれぞれ数種類の声を聴いてもらい、写真で姿も確認してもらうことで少しでも「声で探す」コツを身につけてもらおうという意図だった。今までは野外観察終了後に屋内でパワーポイントを使って講座を行っていたが、今回は野外で観察前に行うことでより実践的な効果を狙った。写真を大きめにプリントして持参すれば野外での解説も可能になる。JTP090118_0517.jpgイカルの群れ
 ツピツピ、チュルチュル、ギー、ジュルリジュルリ、チャッチャッ、ヒッヒッヒッ、ケケ、パチパチ、キーンキーン、プクプクプク、パチパチパチ、キョパキョパキョパ...鳥たちの声は決してうまく口真似できないし、カタカナ化した言葉も適切とは思えないが、とにかく多様だ。そしてポイントは鳴き方や節ではなく、声質を頭で記憶すること。同じ種が多様な鳴き方をするので、ききなしで覚えても違った鳴き方をされるとわからなくなってしまう。逆にその種の声そのものを頭に入れてしまえば識別は容易だ。

 今季、井の頭公園エリアは冬鳥が乏しく、正直ダメ元で観察会に臨んだのだが、私たちの情熱と努力を天は見放さなかったようで、お目当てのルリビタキやアトリが観察できたし、会終了後にもイカルの大群を観察することができた。
 今年ついに50回目が巡ってくる…会終了後のMTGではそんな話も出て盛り上がった。

春日和

2009年1月17日土曜日

快晴、10:40~12:30、13.6℃、無風
JTP090117_6743.jpgルリビタキ♂ 二日酔いのダメージはおおむね回復したようだ。43回目の観察会を明日に控え、軽く下見をすることにした。ある程度冬装備を固めて出かけたが、フィールドは昨日よりもさらに暖かく、春日和だった。その気候に誘われていろいろ出てくるかなと期待しているのだが、今日に関しては今一つぱっとしなかった。もっとも、今日は騒がしすぎたこともあるようだ。玉川上水に出るとすれ違う人の数が普段と桁違いに多く、正直うざい感じだった。たまに玉川上水を歩く的なイベントもあるので、それかと思ったが、歩く人の数が尋常ではなかった。絶え間なく流れてくる中高年者の人波はちょろちょろとした上水のそれよりも滔々と流れていた。あまりにも人の数が多いので、話しかけてきた人に聞いて「京王沿線ウォーキング」だと判った。毎回違うコースを歩いてスタンプを集め、スタンプがいくつかたまると記念品をもらえるという単純なシステムで参加費は200円。それにしても…いつもは静かな玉川上水を歩いた「ウォーカー」は1000人はいたのではないだろうか。数時間人波が途切れることはなかった。これだけの人が歩くと、ここは既に整備された遊歩道だからいいが、フィールドによっては草木の生えない道を造ってしまうことだろう。やっぱりマスツーリズムって怖いなと思った。

寒さ緩む

2009年1月16日金曜日

快晴、10:00~11:00、7℃、風少々
JTS090116_0477.jpgウグイス 昨晩は新年会で、後でつらくなることがわかっていながら安ワインを飲んでしまった。安い居酒屋につきものの、時間が経って劣化した生ビールと、粗悪な焼酎で原価を安くしたサワーと、亜硫酸塩の量が多すぎる安ワインとのチャンポンで完全に胃がやられ、朝どうしても起きられなかった。
 そんなでスロースタート。金曜だしカジュアルでいいやとダウンジャケットを着て出たが、昨日までの寒さが緩み、昼前という時間もあってかなり暖かかった。そんな小春日和を楽しむように小鳥たちが私のすぐ目の前で活動していた。ウグイスはこちらに気づいているんだか、気づいていないんだか、マイペースにチョロチョロと動き回っていた。エナガはペアで行動していて、巣材を集めるような仕草も見せていた。それは先日確認したシジュウカラのさえずりと同様、繁殖シーズンのスタートを象徴するものだ。あと2週間もすればウグイスの初鳴きの便りも聞かれることだろう。春はもう近い。

喧嘩するほど仲が良い?

2009年1月15日木曜日

快晴、7:40~8:25、3℃、風強め
JTS090115_0448.jpgカワセミの縄張り争い 旧成人の日の朝は気温こそ昨日より多少上がったが、風があったので体感としてはむしろ寒く感じた。予報によるとこの真冬の寒さは今日までで週末は少し気温が上昇するのだそうで、日曜日の観察会のコンディションは良くなりそうだ。
 いつものように今朝も雌雄のカワセミが縄張り争いを繰り広げていてポイントBでにらみあいとなっていた。この2羽の争いは秋から延々と続いているようだ。決着が着かずに延々と闘う様は、「ゼイリブ」という映画作品の格闘シーンを想起させる。ストリートで友人同士が口論から喧嘩を始め、喧嘩は格闘レベルに発展し、ついにはバックドロップまで繰り出すというユニークなシーンが印象に残っている。
 そんな延々と続く2羽の争いだが、鳥類は繁殖期に入り始めシジュウカラはさえずり、エナガはペアを形成している。もしかしてこの2羽も喧嘩していたはずが、いつの間にか求愛に変わって仲良くなってしまったりして…そういえばなんとなくこの2羽の距離が次第に近づいている気がする。

つめたー

2009年1月14日水曜日

快晴、7:40~8:25、1.8℃、風弱い
JTS090114_0419.jpgジョウビタキ♀ 今朝も寒さが続いている。朝エレベーターに乗り合わせた上階の住人に「寒いですねー」と話しかけると「冬だからね」と納得の一言。この冬は、水たまりが凍り、霜柱を踏む冬らしく寒い冬なのかもしれない。
 少し遅れて家を出たが、2日間できなかった懸垂を必ずやろうと意気込んで少し足早なセンサス。鉄棒へ早く到着したい訓練欲?と視聴覚がわずかな動き、かすかな物音を拾ってしまうのとの綱引きをしながら足早に歩んだ。自然に少し視聴覚を殺して鉄棒へたどり着いた。きっとこういう慌ただしい日常が動物的な五感を鈍らせるのだろうなと思う。私はウィークデイはスーツなので運動には不向きだ。この寒い中、コートとマフラーとグローブとジャケットを脱いで準備運動し、鉄棒に飛びついて懸垂した。鉄の棒はまるで氷のバーのようで、1セット目を順手18回で終えると手がかじかんで赤くなっていた。2セット目を逆手12回で終え、これはたまらんと熱い息を両の手に吐きかけて慌ててグローブをした。
 ポイントCで久しぶりにジョウビタキ雌を観察。間近でうろちょろする姿を観察したが、かわいすぎる。

さむー

2009年1月13日火曜日

快晴、7:30~8:20、1℃、風弱い
JTS090113_0380.jpg霜で白くなったグランド 1日短いweekdayが始まった。外へ出るとジンっと寒い。昨日午後から感じた冷え込みは今朝のそれの始まりだったようだ。一応ウールのスーツを着ているのだが、足元は一枚なので寒かった。平年ならタイツを履いてしまうところだが、摩擦で座りにくいし、耐寒訓練も兼ねて今季はなしで行くことにする。
 未舗装の道に入ると水たまりは凍り、霜柱で地面が持ち上がっていた。水たまりをピシッと軽く割り、霜柱をザクザクと倒して歩くと冷たさが革靴を突き抜けてジンジンと伝わってきた。この冷たさは氷の上にいるようだ。気温を測ると1℃と今季一番の寒さ。なるほど、足元が寒くて冷たいわけだ。
 青梅から通勤してきているIさん、今朝は-4.5℃だったそうな。寒い話で盛り上がった後は白くなったグランドの写真を撮りに行った。

かんさつ会下見

2009年1月12日成人の日月曜日

快晴、8:25~12:00、10℃、無風のち風吹く
JTS090112_6706.jpg♀と見誤ったモズ♂ 3連休最終日、来週18日に控えた43回井の頭かんさつ会「冬鳥探鳥会」の下見を実施した。同じ「冬」であっても12月と1月では生物相やその行動が大きく異なる。企画段階の状況と現況が異なり、コースや集合場所の変更さえ必要になってくるほどである。
 今日はシジュウカラがさえずり、アオゲラが求愛行動をしていた。早くも春の兆しを感じさせる変化だ。繰り返しになるが冬は一つではなく、季節は四つではない。季節はたった一日で大きく動くこともある。それを感じ取れるのも我が「井の頭バードリサーチ」の矜持「1年365日毎日観察」の醍醐味である。
 昨日に続いてポイントNで見かけたモズは雌ではなく雄だった。過眼線の黒味が非常に淡く、胸の鱗斑が目立つので雌だと勘違いしたのだが、上面に灰色味があるのでこれは♂の若い個体だと思われる。

のんびり井の頭

2009年1月11日日曜日

快晴、9:00~15:30、10℃、風弱い
JTP090111_6616.jpgオオタカ 仕事のない3連休の2日目、このゆるい時間に旧友に会うことになった。かつてプロジェクトLを共にした高校時代からの友人に会うのは久しぶりだったが、あまり変わらずという感じだった。友人には井の頭に来てもらい、三鷹で昼食を終えた後に玉川上水を歩き、井の頭公園に入った。公園に入るなり上空をオオタカがソアリングしているのに出くわし、友には喜んだもらえたようだ。森を回り、ルリビタキ♂をちらっと観てから池に下りてカワセミを観察した。友人は来月から北欧に出張とのこと。アイスランドにも滞在するそうで、ぜひシロハヤブサを観てきてもらいたいものだ。

外来魚駆除

2009年1月10日土曜日

快晴、10:00~12:45、10℃、風強い
JTP090110_6550.jpgブルーギル約1600匹 強い冬型の気圧配置の影響で大雪になったことで赤谷の日が中止になり、3連休は地元にいることになった。今日は新年一回目の外来種駆除活動。水温の高い場所にいるブルーギルを一掃する狙いだ。久しぶりに長靴を履いて池に入ると、ゴミのようなものが。。。その怪しげなゴミを拾うとプラスチックのダンベルが入っていた。ダンベルを取り出し、縫い合わせたような布を破って開くと、もう1重布を縫い合わせたようになっていて、その中身は何か塊のような感じだった。いかにも怪しいし、腐臭もする。(まさか、捨て子...)仲間と一緒に青くなりつつ、公園の管理に連絡し、そこから警察に連絡する事態となった。
 とんだスタートだったが、気を取り直して駆除開始。小一時間で1600匹ほどの漁獲となった。

地震雲?

2009年1月8日木曜日

快晴、7:40~8:20、3.3℃、風弱め
JTP090108_0353.jpg地震雲か? 波が去ってしまった昨日と打って変わり、今朝は少しだけ動きがあった。18日の第43回井の頭かんさつ会「冬鳥探鳥会」を控え、当日いろいろ観察できるよう期待するあまり少しナーバスになり過ぎているかもしれない。一昨日ほどの賑わいはなかったが、懸垂を終えるとシロハラ、アオジ、ルリビタキと立て続けに現れて私を楽しませてくれた。
 池に降りると妙な雲が出ていることに気づいた。「あれ!これって地震雲じゃないの?!」不自然な一直線の雲の写真を18mmの1.5倍相当の広角になりきれない画角で撮影した。D3と14-24mmが手元にあれば、もっと豊かに表現できたのだが...
 地震、いよいよこの東京に起きるのだろうか...

季節の詩

2009年1月7日水曜日

くもり、7:35~8:25、5.6℃、風弱め
JTP090107_0334.jpgブリのハリハリ 波は一日で去ってしまったようで今朝は再び静かな森なのだった。そんな森を歩いていて目に付いたのがモグラ塚。本格的に動物の撮影に取り組むようになって足跡とか糞とか通り道など動物に関わるいろいろが気になるようになってきた。街中のこの森にもタヌキやハクビシンは棲息しているわけで、常に気配を感じ取ろうとしている自身がいる。今までは気にも留めなかったモグラ塚に眼が行くようになったというわけだ。
 夜は新年初めて三鷹「季節の詩」へ。行きつけ、大のお気に入りの和食屋で新メニューを2,3注文してみた。その中でもこのブリをたっぷりの野菜と一緒に蒸したハリハリ風の料理が逸品だった。店主の三浦さんに話し相手になってもらっている内にお気に入りの「まぼろしの五石橋」のボトルが進んだ。

季節の詩ホームページ(ぐるなび)

小波来る?

2009年1月6日火曜日

快晴、7:30~8:25、6.3℃、風弱い
JTP090106_0307.jpg水場に現れたシロハラ ここのところ日中は穏やかな気候が続くが、やはり朝晩は冷える。朝の日課の鉄棒懸垂も冷え切った金属の棒から伝わる冷たさで、握る手がかじかんでつらい。
 今朝は冬鳥が増えていたようだ。昨日はほとんどしなかった声がそれなりに賑やかだったし、特にシロハラの姿をよく見かけた。冬鳥も冬期間同じ場所でずっと越冬しているわけではなく、常に動きはあるのだということを身をもって知る。そんな動きの中で今朝は小さな波がやってきたと言えるだろう。

声なんていろいろ

2009年1月5日月曜日

快晴、7:32~8:23、4℃、風弱い
JTP090105_0270.jpg弁天稲荷にカワセミ 今日から仕事初めで、年末の山籠り以来久しぶりに7時台にフィールドを歩いた。最近冬鳥にあまり出会えないのはフィールドに出る時間が遅いからだと思っていたが、今朝はそこそこ早い時間なのに声も少なかった。やはり今現在は個体数が少ないようだ。18日に井の頭かんさつ会を「冬鳥」で行うので、それまでに一波やってくることを願うばかりだ。
 弁天池に出ると「24」のCTUの内線音を変形させたような複雑な声がした。私は以前から何回か聞いていたので、すぐにカワセミの争う時の声だとわかった。鳥類は同じ種でも多様な声を発する。カワセミの声だって自転車のブレーキ音と聞き間違えるあの有名な「チー」だけではないのだ。縄張り争いを続ける2羽が弁天稲荷で大きく首を伸ばし、互いを牽制し合っていた。

戻らないワシ

2009年1月4日日曜日

快晴、13:00~14:30、10.8℃、風少々
JTP090104_6508.jpgハリスホーク君 年末年始の休暇の最終日、やっと井の頭バードリサーチのホームページのリニューアルが完了したがbirdimages.jpの方はやり残しばかりだし、そもそも計画していたデータベースの充実とキーワード付けの作業がかなり残っている。ずっとPCに張り付いていたいくらいだが、現場にも出なければということで午後中途半端な時間に出陣。ぱっとしない森は先着のメンバーによるとルリビタキやアトリも鳴りをひそめている最悪のタイミングだった。なんとか探し出してやるとムキになって木の蔭を精査するが見つからない。もっともツバキの奥なんかに入り込まれるてじっとされると目につかないのでいくら眼が良くてもお手上げなのだが。徹底的に探しながら少し離れて撮影していたSさんの方へ近づくと「あれツミじゃない?」「ああ、ツミですよ。早く教えて下さいよ~」とツミ雌を確認。なるほど、これでは小鳥は隠れて鳴りをひそめるのは必定、タイミングが悪かったのだ。
 いつものように鉄棒で懸垂を30回ほどやっていると「ハッ、ハッ、ハッ」と聞き慣れた掛声が。そう鷹匠の佐々木さんが飼育している猛禽類に「戻れ」と命令する声だ。新年の挨拶がてら近くに行くとハリスホークが少し上の樹上にパーチしていた。佐々木さんは肉片を餌に呼び戻そうとするが、ハリスはなかなか戻らないようだった。「おーい戻れー」と声をかけつつ、ここでは珍しくないその光景を横目に昼御飯を求めて離れた。昼を食べて買い物をして戻ってくるとちょうど佐々木さんが長い脚立を持った仲間と共にハリスを連れて引き揚げてきた。結局長時間かけても彼を呼び戻すことができず、登って回収したのだそうだ。。。

若いオオタカ

2009年1月3日土曜日

快晴、10:37~11:30、10.6℃、風弱い
JTP090103_6475.jpgオオタカJ 丸裸になった森を調査していると奥にオオタカが見えた。葉が落ちる前なら気付かなかったかもしれないが、今の状況では見えてしまう。茶色ぽく縦斑が顕著な幼鳥はあのクリスマスイブに見かけたモロ見えのアイツだろうか。とまりにくい枝にパーチし、バランスを崩してバサバサ羽ばたいたり、すぐ横の木に枝移りしたり、幼い行動をしていた。私のシャッター音にも反応し、こちらを不思議そうに見たりしていた。その内にモロ見え状態に気付いて嫌ったのかサワラの木の中に入って隠れようとしたが、どうも葉のボリュームが足りずに姿を隠しきることができていなかった。「どんくさい、要領の悪い奴だなぁ」思わず笑っていたら、程なく飛び去ったが、その飛び方が緩慢で本当にどんくさい奴なのだった。

2009.1.1
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新年明けましておめでとうございます。リニューアルしたサイトで今日から更新してゆきます。今後ともよろしくお願いいたします。

新年あけまして...

2009年1月1日元旦

快晴、7:00~10:00、12.8℃、風それなり
JTP090101_6449.jpgシロハラ♂ 2008年はいろいろと飛躍した年でした。新聞や雑誌で井の頭かんさつ会や井の頭バードリサーチ、そして私自身も紹介されました。地道に活動し、かつ着実に前進してきた結果が認められたのだと思います。2009年はさらなる飛躍を目指して努力してゆきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。










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