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11月15日〜12月30日まで


2003年11月13日 ラスト サムライ鑑賞
プレスキット
トム・クルーズ製作&主演、渡辺謙、真田広之、小雪出演の
大作、『ラスト サムライ』のマスコミ試写に行って来た。
明治維新の舞台設定は西洋の近代文明の流入と伝統的な侍文化
の闘いを描いており、それは開発と自然とを対比させて表現
しているようにも見えた。西洋文化持ち込みの担い手でありな
がら、戦に敗北し侍に捕らえられたが命を助けられ、侍の村に
逗留する内に侍と武士道精神に徐々に魅了されてゆくトム・ク
ルーズが、最終的には侍が西洋文化の流れに滅びてゆく激動の
中を共に闘い、心を伝えてゆくという壮大なストーリーだ。
個人的に印象的だったのが渡辺謙の演技。渡辺演じる勝元は、
英語が話せる設定になっていて、そのイントネーションは高く
評価できるレベル。米国でも評価が高く、アカデミーにノミ
ネートされるのではと下馬評は高い。対比するようにトム・ク
ルーズも日本語を話すのだが、ちょっとカタコト感が強く、
どうしても笑いを誘われてしまうようだった。全体的には時代
小説が好きな人間にはたまらない映画。最後の突撃などは少数
精鋭で徳川家康の大軍を混乱させ、家康に自害まで考えさせる
まで追い込み、一歩及ばずに最後は散った大阪の陣の真田幸村
の突撃を彷佛とさせる素晴らしいものだ。お薦めです。
渡辺謙の熱演が光る

2003年11月9日 宮本武蔵観劇
新橋演舞場
連れと一緒に舞台の宮本武蔵を観に行った。夕方、新橋演舞場
へ。向かいの弁当屋で松茸弁当1200円也を買って会場に入っ
た。ロビーで生ビールを頼んで、ウェイティング。つまみに
柿ピーがつくのがベタで嬉しい。席はかなり前の方で、花道の
脇、桟敷席の傍で、持っていったライカの8x20が不要な程だっ
た。主役はもちろん、大河ドラマで熱演している市川新乃助。
観もせずに『演技がわざとらしい』と批判する人が周囲には多
いが、先先代の『目で演技する』を受け継ぐ器は高く評価して
いる。特に当初の武蔵のギラギラした目付きから、人を斬る虚
しさを知った後の慈悲をたたえた目付きへの変化は素晴らしい
ものがある。舞台では例のエニオ・モリコーネの音楽はないの
で、今一つ感情移入できないと感じたが、やはり目の前で生で
観るのは楽しいし、ところどころに入る歌舞伎テイストはブラ
ウン管では観られないものだ。最後の巌流島では観客席の中を
対峙しながら舞台に歩いてゆく演出で、観劇しに来ていた中村
玉緒さんが大喜びしている姿が楽しげだった。人間哲学とも言
える武蔵。大河ドラマの続きもいつも楽しみだ。
決して安い趣味ではないが、病みつきになる。

2003年11月8日 パンクした!
無残な光景
シンポジウムの後で少し焼酎を飲み過ぎたのか、朝寝坊し、
顔だけ洗って慌てて出かけた。相棒のTを迎えに行くべく車を
飛ばし、外環を下りてあと少しという所で急に車がガタガタと
振動した。???鈍感な私もさすがに後ろの車のクラクション
でパンクだと気付いた。側道に車を停め、状況を見ると実に
見事にパンクしていた。タイヤの一部分は裂けて無残にバース
トしていた。私は手を汚すのはイヤ!と横着してJAFを呼ん
だ。そして相棒はわざわざ停車地点まで歩いて駆けつけてくれ
た。『高速でなくて良かったよね』相棒のいう通りだ。手慣れ
た手付きでJAFさんがあっという間にスペアに換えてくれて助
かり、深々と頭を下げた。仕事とはいえ、淡々と作業してくれ
る姿にはいつも感謝の念を覚える。そして、気を取り直して
今日の目的地、渡良瀬へ。お目当てのハイイロチュウヒや
コチョウゲンボウを観察することができ、ノンアルコールビー
ルが旨かった。写真は結局、パンクのこの一枚のみだったが、
相棒と楽しむ空っぽの時間は何ものにも代え難い。
日頃から私を生意気と思っている方々、
ざま見ろ!と笑ってやって下さい(笑)

2003年11月7日 緑と平和の国際公園シンポジウム
シンポジウムの風景
知人の誘いで、新宿で開催された緑と平和の国際公園シンポジ
ウムに出席。これは要するに、国境にまたがる自然の保護保全
を考えようという会である。代表的な所では南北朝鮮の国境に
ある非武装地帯が有名で、周辺は原生のままの自然が手付かず
で残されていて、極めて貴重な生態系が存在するという話は聞
いた事があった。最も身近で興味深かったのが北方四島の自然
保護管理の問題。元日本野鳥の会事務局長の市田さんがスライ
ドを交えて北方四島の自然を紹介、その姿は帯広畜産大学の藤
巻先生をして『50年前の北海道の自然そのものが残っている』
と言わしめた。国境の自然は主権や政治的な思惑とは切り離し
て、お互いの国の有志が手に手を取り合い、考え、行動して
ゆかなければならない。私などもぜひ観察と撮影に入ってみた
い原生の自然だが、開発は愚か、自然観察や撮影など手段を問
わず、人間が入らないのが一番良いのかも知れない。そのよう
な原生の自然が地球上には少なくなっているのだから。
参加者が多く、熱意を感じた

2003年11月4日 MATRIX REVOLUTIONS来日会見
MATRIX完結編で来日
マトリックス3部作の完結編、レボリューションズの世界同時
封切りのために、再びキアヌリーブスが来日。シリーズ完結へ
向けて期待が高まる最新作の封切りは、明日世界120都市で
同時に行われる。日本は23時のロードショーになり、新宿ミラ
ノ座前でキアヌ自身がカウントダウンを行う予定。なぜ日本が
選ばれたかはいろいろな理由があるが、大きな理由は日本の
ラーメンが好きだということらしい?今日は取材前に街中を歩
くキアヌを目撃したが、その時はカメラを持っていなかったの
で突撃撮影することができなかった。それにしても、コンビニ
の袋をぶら下げて歩く姿は外国人の多い六本木らしく、日常風
景に見えた。当たり前だが、大物ハリウッドスターとはいって
も普通の人なんだなと思った。ヌードルの好きなキアヌは東洋
の文化いろいろに興味津々の様子。前回は合掌を見せてくれ
た。それにしても明日の新宿はどのような騒ぎになるのだろう
か。
完結編は期待を裏切らない出来映えだ

2003年11月1日 東京国際映画祭2003オープニング
阿修羅のごとくのキャスト陣
今年で16回目になる東京国際映画祭のオープニングを取材。
15回目という節目だった昨年はトムクルーズとスピルバーグな
ど大物海外セレブが来日し映画祭に花を添えたが、今年は超大
物の来日がなく、少し減速した感があった。しかしながら、
今回は今回で目玉があった。東急本店から文化村の入り口まで
の道路を封鎖、国内では最大となる100Mものレッドカーペット
を用意して、俳優や関係者が歩くという趣向をこらしたのだ。
撮影ポジシヨンは毎回、抽選なのだが今年はクジ運が悪く、厳
しい位置になった。脚立に登りハイアングルからの撮影となっ
てしまったのだ。しかしながら、深いレッドカーペットのスト
ロークは魅力があり、向こうから次々に歩いて来る有名人を撮
影するのはやりがいがあった。あまりに抜けているので、思わ
ず、これなら500mm持ってくれば良かったと思ってしまった。
邦画、アジア映画が多かったが、日本発世界発信という外信の
役割を果たしたい。
取材は比較的に長丁場となり、翌日は疲れて寝ていた。
国際的に活躍できる俳優、女優が増えてきている

2003年10月26日 淡々とした時間、その2
カワセミ
何の予定もない休日が続き、今日は近所の井の頭公園まで
散歩することにした。この地のような都市公園でもそれなり
に野鳥はいるし、昨年はジョウビタキも確認しているので、
旬の鳥の写真に取り組むべく出かけた。しかしながら旬のそ
れは声も聴けず、期待外れ。それでも、いつものカワセミが
お出迎えしてくれた。池の傍らのベンチに腰かけて、買って
来たサンドウィッチをかじっている時、正面の枝に眼をやる
と見慣れた、ユニークなシルエットがちょこんと載っている
のを発見した。シルエットでは写真にならないので移動する
のを待ったが、1時間待ってもその場を動いてくれない。こち
らは本命のジョウビタキ探しがあるので、その場を離れ、
公園中を歩き回る。あちこち探したが声もしないので、諦め
て一周してくると、彼女は未だそこにとまっていた。その後
はチャンスを待つべく、彼女の行動を追う事に。飛んでいく
方についてゆくと、時には5Mの距離にニアミスすることも
あったが、公園だけに人工物が多く、条件は整わない。やっ
とこれぞ!と思うチャンスがあっても、散歩している人が気
付きもせずに追い払ってしまう。というわけで、この日も
写真が撮れない結果だったが、淡々と楽しかった。
近くに来てくれるのだけど条件が...

2003年10月25日 秋の訪れ
ホオジロ
久しぶりに時間のある休日、ご無沙汰の知己に会うべく郊外
の森へ。紅葉には早いとはいえ、少し木々の葉も色づく森は
鳥の気配こそ少ないものの、いつものたたずまいをしてい
た。お目当てのツツドリは既に渡っていってしまったよう
で、出会えず残念だったが久しぶりのHさん、Tさんとの時
間は楽しく、かけがえのないものだった。木々には良く見る
といろいろな実がなっていて、なぜか鳥が好む実だけが行列
となっており、かわるがわるいろいろな鳥たちがその実だけ
を目当てにやって来る。その中にキビタキもいて、この時期
に観られると初めて知って驚いた。既に遠方に渡っていって
しまっていると思い込んでいたからだ。夕方から雨という
予報を気にしながら、旬の鳥ジョウビタキを探して走り回
り、最後にはやっと見つけたのだが、モズに追いまくられて
落ち着かないので写真に収めることはできなかった。忙しい
合間のからっぽの休日、淡々とした時間が過ぎていった。
ホオジロだけが撮影を許可してくれた

2003年10月19日 錦秋
広河原の紅葉
両親と共に西山温泉の鳳来館に宿泊。朝の探鳥でジョウビタ
キを確認し、冷たい空気と相まって冬が近いことを実感。
宿へ戻り1300年枯れる事のない温泉に浸かる。一切手を加え
ていない源泉はちょっとぬるめだが、ややオレンジがかった
湯の花が特徴的で、ゆっくり浸かっていると身体が暖まり、
疲れが癒えるようだった。朝食後、支度をして広河原へ。
宿の周辺は未だ少し色づいている程度だったが、広河原まで
登ると黄葉はちょうど見頃を迎えていた。ここで、村営バス
に乗車し北本峠へ。期待していた展望はない場所で、時間も
なかったのですぐに戻る事に。この地の紅葉は標高と植生の
関係で、広河原から少し登ったあたりを最後に針葉樹ばかり
が目立つようになるので、紅葉が目当ての場合は広河原周辺
を楽しむのが良いようだ。その色も、日光あたりとは異なり
黄葉と呼ぶのがふさわしい内容となっている。それでも、
この地の山の急斜面は人間を畏怖させるに十分な威容を誇
り、見応えは十二分にある。今回は時間が足りずにゆっくり
と出来なかったが、いつかのんびりと湯治にでも来たい秘境
だと思った。まだ湯治する年齢でもないが。
遠過ぎても近過ぎてもキレイに見えないのが紅葉

2003年10月18日 ヴィラデスト・ワイナリーへ
玉村豊男さん
応援している玉村豊男氏のワイナリーのお披露目に招待され
東部町のヴィラデスト・ワイナリーへ。上信越道を降り、
登っていくと丘の上にそのワイナリーがあった。快晴の天気
は、玉さんがこの地をワインづくりに選んだ理由を象徴する
ように感じられた。レセプションに参加させていただき、
なだらかな丘の斜面を見下ろすテラスに出て、さんさんと
降り注ぐ日射しを受けながら美味なるワインを傾けている
と、実際にこの地の条件の良さが理解できるような気がし
た。レセプションは玉さんの挨拶から始まり、その後は用意
された白とロゼのシャンパン、ギガルのコート・デュ・ロー
ヌなどを味わいながら、数々のオリジナル料理に舌鼓を打つ
贅沢な会だった。料理は並べられたものだけでなく、次々に
場を盛り上げるような逸品が登場、特にその場で玉さん自ら
ブロックをスライスしてくれた北部イタリア産の生ハムや
富山産の大きなメダイの一夜干しなどには感銘を受けた。
そして、この日のメインイベントである玉さんのワインの
試飲。階段を降りるとワイナリー会員の銘版があって、自分
の名前を見つけた。その奥に醸造所があり、醸造技術者の
小西さんがワインを注いで待っていた。ふるまわれたのは
2000年のヴィラデスト・ヴィニュロンズ・リザーブ白、ブド
ウはシャルドネだ。早速、試飲させてもらうと、まずキレイ
な樽香がして、その後にモンラッシェを連想させる豊かな
果実味が膨らみ、最後にシャルドネのキリっとしたシャープ
な辛さが引き立つ逸品だった。ワイナリーは出来たばかりな
のでこのワインは、もちろんここで造ったものではない、
にも関わらず、これだけのものを既に形にしているというこ
とは将来、出来上がってくるワインに相当な期待ができると
いうことになる。玉さんの人柄、それをこよなく愛してここ
に集まっている気持ちの良い人々、ワインづくりに最適な
日射しが心地よい丘、秀逸なワイン、それら全てが我が身に
心地よく、最高に楽しい時間を堪能した。お知り合いになっ
た先輩の言葉では、こういう時間を『ミラクルアワー』とい
うのだそうだ。来春のワイナリーの正式オープンが非常に
楽しみになった。名残り惜しくも、次のスケジュールがある
ので出発、南アルプスの西山温泉へ向かった。
富山産のメダイの一夜干し。大きい!
福留夫妻と玉さん
福留さん夫妻と玉さん。満面の笑顔がいい。

2003年10月13日 雨のち晴れ
吉祥寺の2本の樹
録り溜めた連続ドラマを一気に見る一日!とは要するにゴロ
ゴロとダラけた休日のこと。昼には武蔵野散歩に出ようと
思っていたが、東京は時ならぬ嵐に見舞われて家を一歩も動
けず。仕方なく飲み残しのワインを傾けながらドラマ鑑賞を
続ける。ビギナー、隣に誰かいる、マンハッタン恋物語、
白い巨塔、ヤンキー先生母校に帰る、などなど今クールは
連続ドラマが面白い。中でもマンハッタンは腹を抱えて笑え
るので特にお薦めだ。概ね録画したものを見終えると急に
日射しが入って来た。さっきまでの大雨が嘘のように止ま
り、すっかり晴れてきたのだった。すぐにカメラを抱えて外
に飛び出したが虹は見つからなかった。その後、散歩に出か
けた。ぬかるんでいるであろう井の頭公園は避け、街中を歩
き三越へ。ワインショップでフェアを開催中で、シャトー
オーゾンヌ93を味わってきた。シュバルブラン94と呑み比べ
てきたが、やはり当たり年でないからか両者ともインパクト
に欠けた。帰りにお気に入りの2本の樹がある広場を通り、
紀伊国屋に入ると、今度はラグランジュ00が試飲できるでは
ないか!嬉々としてもらうが、若すぎて魅力が出ていなかっ
た。帰宅後はポマール98を呑み、多種のワインを呑んだ一日
だった。
自然とはいえないが、魅力ある樹を残す試みは好感

2003年10月11-12日 伊良湖大合流
カラフトアオアシシギ
先週に引き続きTと共に伊良湖へ。金曜の夜、すっかり万年
床と化したプラドを駆って東名をひた走り、0:00過ぎに
到着。エビスを1本呑んで眠り、翌朝早く起きると隣には
お仲間のIの車。起こして早速展望台へ。曇りの予報通り、
空には雲が広がっていたが、時折青空ものぞき、日射しも
入ったりして、後はタカが飛べばという状況だったがなかな
か飛ばない。その内にNさんも上がって来て、早速呑んだ
ビールも旨かったのだが、一向に飛ばず。目の前にアオバト
がとまったり、エゾビタキがちらちらしたりと面白い局面も
あったが、本命が全くだった。その内に雲も厚くなって来た
ので見切りをつけて移動することに。珍鳥追いは嫌いなのだ
が、やることもないのでとカラフトアオアシシギが観られる
という現場へ。地元の方にいろいろろアドバイスを頂き、探
してみたが見つからず。まもなくBさんもやってきて今回の
大合流会が始まった。昼食を食べてから干潟へ行くとまもな
く彼は目の前に見つかった。シギチが群れ、ミサゴが数羽飛
び回る干潟は都市化に囲まれ風前の灯といえる環境。しか
し、この地を守る有志のおかげでかろうじてこのような環境
が残っているのだ。夜は例によって八木さんのお宅へお邪魔
し、翌日も天気が悪かったので伊良湖行きをやめて、豊橋の
街で茶器を求めたり、秀逸なエスプレッソを呑んだりして、
スローな時間を堪能。暇乞いの後は舞阪でしらすを買い、
お目当てのうなぎ屋が休みだったので、浜松でうなぎを食
べ、早々に引き揚げて来た。来年の渡りに期待したい。
珍しいらしいが、そのことと本質的な魅力は違う

2003年10月6日 田中奈津子イラストレーション展へ
田中奈津子氏個展オープニング
友人のイラストレーター、田中奈津子氏が原宿で個展を開
き、そのオープニングがあったので訪問。彼女の作風はとて
も個性的で、線画主体で優しげな作風はどこかジョン・レノ
ンの遺したイラストに似ている感じもする。モチーフとして
鳥が多用されていて、平和とか優しさを連想させるものがあ
る。観ていてホッとするような、そんな作品が多い。いつも
は印刷物として目にしていたが、こうして原画で観るとその
良さが伝わって来るものだと思った。その内に一枚譲って
もらおうと思っている。オープニングで軽く呑んでから、隣
の居酒屋で2次会へ。呑んべえな仲間が多いので、その後は
無礼講で終電までやっていた。

個展は6日(月)から1n
で開されており、12:00-19:00(最終日は17:00まで)。
原宿の駅を出たら左方向へ歩き、道が大きく右にカーブした
ところにある予備校(東邦ゼミナール)の少し先で徒歩2分。
03-3470-0810
必見です!

2003年10月5日 伊良湖2日目
渡ってゆくサシバ
翌朝、場所を変えて昨年見つけた別の展望台へ。ここはあま
り知られていない場所で、数こそ有名な場所より少ないかも
知れないが、小規模な群れが眼下を通ってゆく光景が観られ
るのが利点。鷹の上面や顔がはっきり見えることが多いエキ
サイティングな場所だ。誰も来ない展望台で今日もTととも
にビール。のんびりと、じっくりと観察している内に周辺の
飛翔コースを概ね把握するに至った。メインのコースは離れ
ていて、人間のアプローチも困難だが30程度のタカ柱が
しょっちゅう湧いている。こちらは多くても20程度でその
頻度は1/3ほどに減少する。展望台の尾根の左右すぐの場所を
低く飛んでゆくコースとなっている。天気は曇りがちで、
写真には厳しい条件だが、他に観察者は皆無で独占状態。
何よりも大切な『空っぽになる時間』を楽しむことができ
た。たまにサメビタキもちょろちょろと現れ、飽きさせな
い。昼食後、残りの仕事を片付けるために早めに帰路へ。
その前に周辺のさらなるロケハンをしてみたが、なかなか
好条件の場所はないものだ。ロケハンの途上、出るわ出るわ
で次々に猛禽が舞い、後ろ髪をひかれる想いだったが、来週
末も来るということで出発。帰りはTが長距離の運転を買っ
て出てくれ、車内で写真の整理を仕上げた。お疲れでした。
双眼鏡を覗くと、彼等はこちらを見ている(笑)

2003年10月4日 伊良湖岬へ
展望台
納品する写真を整理しなければいけない週末、相棒のTと
ともに伊良湖岬へ鷹見へ出かけた。季節の風物詩、毎年の
恒例行事だし、前回、白樺で雨に泣いた雪辱の意味合いも
あった。この日は雨男のレッテルを跳ね返す快晴の天気。
展望台に登り、さんさんとした日射しを浴び、心地よい岬の
海風を身体に受けながら、すぐにビールを開けて楽しんだ。
その内に最初のサシバが飛び、その後は断続的にサシバ、
ハチクマ、ノスリが渡っていき、時折オオタカやハヤブサ、
ツミが姿を見せた。たまに展望台のすぐ真上を飛んだり、
目の前を飛んだりとエキサイティングな場面もあり、ビール
が進んだ。2本づつビールを呑んだ後でピュリニーモンラッ
シェ ルフェール1998を開けたらすぐにスズメバチが飛んで
来て展望台がパニックになってしまった。いけね、ルフェー
ルは蜂蜜や花の香りがするんだった...ワインをやめて
周囲に謝罪した。昼前になると渡りの数は激減し、よーく
探すと高いところを飛んでいっていた。その後、この世界で
有名なAさんが上がってきて、しばし談笑し、下山した。
ホテルで風呂に入り、大アサリを買って来てビールを一口。
その後は写真の整理に追われた。
天気は良かったが、数はもう一つ

2003年10月2日 ジョン・レノン・スーパー・ライヴ2003
ライブのクライマックス
今年もジョン・レノン・スーパー・ライヴのオフィシャル
撮影の仕事を頂けた。仕事は午前中から22:00頃までで決し
て楽なものではないが、やりがいのある仕事だ。今回もオノ
ヨーコさんに同行し、ミュージアム訪問や関係者の表敬訪問
の撮影があり、目の前のヨーコさんの重い存在感にとても
緊張した。ライヴの出演者は今回も豪華で、初めて撮影する
アーティストも多かった。今回は積極的に舞台ソデに上が
り、違ったアングルに挑戦したりした。撮影した後は納品の
ためのデータの整理が忙しく、このような大規模なイベント
となると撮影枚数がハンパではないので、なおさらだ。週末
の楽しみにも仕事を持ちこまざるを得ないが、そんな忙しい
時間が人生の充実している時なのかも知れない。次回もぜひ
担当させていただきたい、良い仕事だ。
アーティストと観客のエネルギーに圧倒される

2003年09月24日 公聴会へ
べこと共生する?タンチョウ
公聴会当日、早起きして豊頃方面へ。朝探へ出かけた。
公聴会での公述という、仕事のようなスケジュールとはいっ
ても、せっかく十勝帯広へ来ているのだから、ずーっと紙と
にらめっこしているのももったいないし、やはり1泊であっ
ても使える時間がある限りはフィールドへ出たい。霧の朝、
最初に驚いたのははるにれの木に留まったオジロワシだっ
た。この時期にいるということは留鳥の個体ということだ。
次に目にして面白かったのは、牧草地のタンチョウ。放牧さ
れている牛の傍らで採餌している光景は滑稽であり、のどか
な印象も受けた。そして、本命のオオヒシクイたち。集まっ
ている時期だとは思ったが、いるわいるわで750までは数え
たが、面倒になってやめた。他にも羽根の色の変わったノビ
タキが沢山いて、さらにハリモモチュウシャクシギらしき個
体も2羽観察された。やはり、この地の自然は恵まれている
と再確認した。時間がなくなったので、帯広に戻り、スーツ
に着替えて公聴会へ。公述は緊張もあって、あまり上手く
しゃべれなかった。自己採点すれば30点というところだっ
た。反省すべき点は多く、思い返すと顔に火がつきそうだが
次回につながる経験になったし、提出した意見書には一定の
手応えがあるので、行動の第一歩として意義があったと思
う。これも、野っぱらさんご夫妻の多大なご協力とアドバイ
スがあったからに他ならず、多大な感謝の意を表したい。
次回の訪帯は2月。その前に今回の公聴会を踏まえ、審議会
が開かれて計画案が決定され、それについての意見の募集が
あるので、そこで次の行動を起こしたい。フクロウやモモン
ガ、コアカゲラなど多くの出会いのあったフィールドを可能
な限り、保全してゆきたい。多くの生物と、この地の自然を
愛する仲間のために...
あの、そこはちょっと違うんじゃないでしょうか?

2003年09月23日 急遽、帯広へ
切られる稲田の森
帯広の都市計画に関する公聴会が開かれるとの報を受け、
急遽1泊2日で訪帯することにした。格安パックを探し、
往復の旅費をなるべく安く抑えることができた。到着後、
帯広の自然を誰よりも知っていて人柄も気持ちの良い
野っぱら研究所さんご夫妻におつき合いいただき、今回の
区域区分変更予定地を回って、現況を視察した。その多く
は最重要地域に隣接する場所や、帯広の森形成を阻害する
グリーンベルト分断に関係することが判り、危機感を強め
た。それとは別に今回も写真の通り、稲田地区に残されて
いる森の一部が道路の拡張のために切られていて、誰も何
も言わなければ、この地の自然は失われる一方だと実感さ
せられた。初めて帯広を訪れて以来、7年目。最初に来た時
と景色は一変しているのが現実なのだ。私は地元の人間で
はないが、この地の自然を愛する1人として、この地の
自然にさまざまなものを与えてもらっている感謝の気持ち
から、できることをやっていきたいと思っている。そして
それは自分の楽しみが失われるからではなく、この地の、
そして全国的にも貴重な財産が失われるのが損失だからだ。
先日までクレーンの場所までの幅が森だった...

2003年09月19-21日 雨に泣く
車中泊仕様プラド
車に舟を積み、目隠しと断熱のシートを購入し、旅の準備
は万端。我が友Tとともに、いざ信州へタカ渡りの観察へ
と向かった。しかし、折からの台風15号と前線のせいで
天候は冴えず、着いた現場は霧のち雨。着くなり買い込ん
でいったビールとワインを呑んでいたのがいけなかったの
かもしれない。仕方なく温泉に浸かり、再び地ビール。夜
はレトルトのカレーでビールを呑み直した。雨足は強くな
り、予報を見ても回復の兆しは見込めない状況だった。23
日に帯広へ渡り、地元の開発計画の公聴会で公述すること
になったので、翌22日は早々に見切りをつけて帰路へ。
帰途、5羽のアオバトが休んでいるのを発見し、少し観察
できたのが救いだった。結局、サシバもハチクマも観察は
できなかったが、多くの知己との出会いと再会があり、
来るべき2月真冬の北海道での車中泊の予行演習ができ、
美味しい酒を呑んで、乳白色の湯を楽しめたので良かっ
た。こういう時もあるのだと納得できるのが今の自分だ。
準備はますます整った。伊良湖で雪辱したい

2003年09月14日 移入種問題について
平田剛士氏
エイリアン・スピーシーズ=移入生物問題についての講演
があったので、Tと共に入生田へ。ここに神奈川県立生命
の星・地球科学館という施設があり、会場となった。興味
津々のテーマと講演者だったが、小田原よりも向こうなの
で遠いなぁという感は否めなかった。しかし、それはそれ
で楽しんでしまおうということでロマンスカーに乗る事に
し、例によってワインを買っていき(この日はボルドーの
2級コスデストゥルネルのセカンド、レパゴドコスの1999)
熱く帯広の自然環境保全を語りながら早くも車内で空けて
しまった。酔いも冷めた頃現地に到着した。初めに平田剛
士さんが講演。平田さんは元北海タイムスの記者で今は
フリーで自然と野生動物を取り巻く様々な問題のルポを
書いている。著書に『北海道ワイルドライフレポート』
『エイリアン・スピーシーズ』『日本の生物多様性』など
があって、以前からご挨拶したかった方だった。この日は
『なぜアライグマを殺さなければならないのか』という
テーマで講演され、現場を取材されている立場のお話は
とても参考になった。2部は川上和人さん、この方は多摩
森林総合研究所の研究者で、関西出身だからかふんだんに
笑いを盛り込んだ講演で会場を盛り上げていた。バーダー
にも執筆されたことがあり、未だ若いが優秀でユーモアと
ウィットに富んだ魅力的な方だった。講演が終わった後は
トンボ帰りで川口へ。連れのサックスの発表会を見に行っ
た。その後の打ち上げに参加し、久しぶりの学生ノリに
笑い転げて、すっかり気分もリフレッシュできた。
問題になる前に水際で防げればいいのだが...

2003年09月12日 LEONARDのコレクション
観月ありさ
パリの有名ブランドLEONARDの2003-2004コレクションを
取材。目玉は観月ありさがショーのモデルを務めるという
ことだった。段取りを失敗し、あまり良い状況ではない
取材となってしまったが、何とか写真を押さえる事はでき
た。ショーには他にも高島礼子、菊川怜ほか多くの芸能人
が来ていて囲み取材が楽しかった。この取材はパリに配信
することにした。夜はTおよびNさん、Yさん、そして
名物親父のY田さんと呑んだ。漁師料理に舌鼓を打ちなが
らY田さんを中心に宇宙が動いていることを知った(笑)
モデル経験があるだけあって様になっていた。

2003年09月7日 谷津干潟へ
谷津干潟
喰わず嫌いは良くない!と再びTに誘われて谷津干潟へ。
ワインを所望との連絡を受けて昨日仕入れておいたVILLA 
ANTINOLLIのキャンティ・クラシコ・リゼルバ2000を持参し
て干潟へ。初めてこの地を訪れた印象は、何だか動物園の
池みたいだなぁというのが正直なところだった。事実、
干潟の周囲は全て人工物に囲まれていて、遊歩道の柵越し
に高い位置から干潟を眺める事しかできない。何だか上野
の不忍池の園内側のような印象があった。あれが、これが
とシギチについて教わる。ここでは小学生以下の初心者。
熱心に見分け方を教えて下さるベテランの方々に感謝しな
がら少し肌寒い散策を楽しんだ。この地を訪れるバーダー
は多く、知っている顔が多く見かけられ久しぶりの再会
を楽しんだ。鳥合わせが終わり、持参のワインを開けて楽
しんだ。やはり外で呑む酒はうまい。しかし、この地は
景観・香りとも今一つでフィールドワイニングには向かな
いようだ。この日は松田道生さんが仕事で見えていて、
久しぶりに拝顔することができた。Tとともに西船橋で軽
くやってから長い電車に揺られて帰路へついた。
やはり森や草原の方が好きかな...

2003年09月6日 機材強化
マンフロットビデオヘッド516
かねてより検討していた雲台の強化をはかるべく、マンフ
ロットのビデオ雲台516を導入。今まで使用していた同メー
カーの503は愛用者も多く、隠れたベストセラーだったが、
耐荷重6kgは少々こころもとなかった。確かに超望遠レンズ
とボディ、さらにテレコンなどを合計しても6kgを下回るの
だが、この手の機材は余裕があればあるほど信頼感が高ま
るもの。特に私のような不器用な人間はガッチリした機材
に助けてもらった方がシャープな写真を撮れるというも
のだ。かといって、ヴィンテンやザハトラーなどの業務用
高級ヘッドは買えるはずもなく、落とし所として着目した
のがこの516だ。耐荷重10kgと余裕が出たし、実際に503よ
りも二まわりほど大柄なヘッドは安定感がある。もちろん
不安材料もある。本体重量が400gほど増えるのでフィール
ドを歩くのがしんどくなること。まあ、日頃から少しは鍛
えているし、プレスが重いのがしんどいなどとは言ってい
られないので大した問題ではないが。それにしても車中泊
の装備を揃えるのと相まって散財が続いている...
再びスタジオ風に...

11月15日〜12月30日まで