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2001年10月30日
アグネス・チャン
昼休みに昼飯を調達しに出かけると遠くから何やら歌が聞こ
えてきた。すずらん通りの入り口の方へ眼をやると何やら人
だかりができていた。お気に入りの三幸園のやきそばどんぶ
り弁当が出来るのを待っているといつもやさしい店のおばさ
まが古本まつりのイベントで歌手が来て唄っているという。
通りがかる人がアグネスがどうのこうのいう会話が聞こえて
きたので、あまり興味がなかったが日記のネタになるかなあ
と思い、見に行ってみる事にした。人込みに入って行くと、
三省堂の前でアグネスチャンが唄っていた。古本まつりの
イベントの一つらしい。歌が終わるとサイン会が始まった。
新しい著書だかCDだかが出たらしい。さして興味もなかっ
たが、適当に人込みを分け入って何枚か撮らせてもらった。
私の幼少の頃に比べるとさすがに年をとったなあという印象
は否めなかったが(失礼)やはりその笑顔は素敵だった。
大学時代のサークルに良く似た女性がいた。

2001年10月27日
恒例PARTYの試飲会
恒例のPARTYの試飲会に行って来た。試飲会とは名ばかりの
このイベント、エレガントなものではなく、ワイン(酒)
好きの大規模な飲み会である。約200人ほどの人間がビルの
一室で真っ昼間から酔っぱらっている光景はパロディのよう
である。まあ、そんな客観的な分析をする私もその中の1人
であり、ワイン(アルコール?)をこよなく愛している。
会場に入り、マイグラスを受け取ると試飲の開始!100種類
以上あるワイン(赤、白、シャンパン、スパークリング、
貴腐など)をどれでも試せるのだ。リストに簡単な解説など
が書いてあり、それを参考に試飲するワインを選ぶのだが、
実際の基準は上代が高いものだったりする...この無料試
飲(会費内で飲み放題)、あまりなみなみとは注いでくれな
い。もちろん何回ももらえばいいのだが、あくまでも試飲、
ということなのだろう。もう少しじっくり飲みたい、もっと
良いものを飲みたいという向きには会費外の追加料金で飲め
る有料試飲コーナーがある。この有料試飲が毎回楽しみだ。
今回の目玉はムートン93'だったが、あまり良いビンテージで
はないこともあり、少し水っぽい印象を受けた。前回のマル
ゴー93'やラトゥール86'に比べると物足りない感は否めな
い。むしろ同行した友人が見つけたオーストラリアのウルフ
ブラスの秀逸さの前に存在感を消されてしまった。オースト
ラリアで30年前から作られているというこの逸品、値段を聞
くと上代10,000円との事で、もちろんもう1杯飲んだのはいう
までもない。他にもエシェゾーやブルネロ、バローロのいい
ものが1杯500円で飲めるのだから幸せだ。相変わらず軽食の
サンドイッチはすぐに売り切れてしまうが、今回は予め外で
買ってきたサンドイッチとチーズがあったので、つまみには
事欠かなかった。そんなこんなで13:30頃から飲み始めて
16:00を回る頃にはさすがに酔ってきてまともにテイスティン
グできなくなっていた。アルコールばかりで炭水化物が欲しく
なり、久しぶりに新記で香港麺をいただいた。三軒茶屋に住ん
でいた頃によく三宿店で食べた味。飲んだ後にこのスープを
飲むのが至上の悦びなのだ。懐かしい味に舌鼓を打った。
昼間から大勢が酔っぱらっている
新記の香港麺、エビワンタンを追加

2001年10月20日
開田高原の紅葉
翌朝、予報通り快晴の朝。短い仮眠を取り開田高原方面へ
移動。途中、いくつか紅葉の撮れそうなポイントを廻って
みたが、周辺の傾向として針葉樹が中心なのであまり綺麗な
紅葉は期待できないことを把握した。去年は蓼科で似たよう
な紅葉を観たがこの周辺の植生の傾向のようだ。それでも
木曽路を進んでゆくにしたがって色鮮やかな紅葉が部分的に
観られるようになった。開田高原に入るとかなり広葉樹が
増え、一足早い秋の色を味わった。さすがに9月の北海道、
大雪山で観たそれに比べれば大したものではないが、やはり
七色の風が柔らかに吹くような、眼に響く光景ではある。
開田高原といえば蕎麦、ということで周辺の蕎麦屋を廻って
みたが土曜日でこの行楽日和、どこも満員御礼で行列だっ
た。基本的に並ぶという日本文化に馴染めない私は次々に
店をスルーしたが、どこまで行っても行列、行列でなかなか
蕎麦にありつけなかった。やっとありついた蕎麦は田舎そば
で東京の気取った店に比べると1.5倍の量。量だけでなく味も
美味しいものだった。戸隠で2軒食べたが、こちらの方が美味
しかった。待っている間に煮物や漬け物も出してくれて800円
は納得の値段。開田の人々は暖かく、学生時代に安曇野に惚
れて通ったのを思い出した。ここも同じように信州らしい村
だと思った。不便な面もあった。コンビニが皆無で弁当を
売っている店もないし、夕食を食べられる店を探すのも苦労
しそうなので麓まで下りる羽目になった。帰りに温泉に寄り
ビールをドリンクホルダーに入れて撮影地へ、満点の星空の
下、相棒とともに風呂上がりのビールを楽しんだ。ところが
いざセッティングしようとした時、前方の建物に明かりが
灯った!未だ早い時間なので、その内消えるだろうと思い、
弁当を食べた。車の中で張り込んでいるように2時間くらい
待った。やっと明かりが消え、よしやるぞ!と外に出ると
何だか星が見えなかった。さっきまではあれだけの星が出て
いたのにと予報を確認すると曇り!これはイカンと昨日の
ポイントまで移動したが、やはり空は冴えない。その後も
移動を繰り返したが、結局薄曇りが続き諦めることとなった。
本番当日の天気はぜひとも快晴であって欲しいと切に願う。
色付き始めた山並み


2001年10月18日
鉄焼のたこ焼き
近所に数カ月前にOPENした鉄板焼の店『鉄焼』。三鷹は
商売が今一つの店が多く、ここもその類いだろうと最初
から馬鹿にして入った事がなかった。美味しいものを知っ
ていてマクドナルドや吉野家のようなジャンクフードを
年に数える程、どうしてもやむを得ない場合くらいしか
食べない身としてはこの店がテイクアウトでたこ焼きを
やっていても見向きもしなかったのだが、この日は気が
向いて試してみる事にした。ノーマル、スペシャルとあっ
てそれぞれ300円、400円で6個入り。この価格設定は割高に
感じた。スペシャルの方は具の何種類かの組み合わせが
あり複雑だったので敬遠した。売り子さん曰く5分くらい
下さいとの事。出来上がって時間の経ったものをポンと
出すのではなく、頼んでから焼いてくれるのだと知って
好感を持てた。待っている間には中国茶を出してくれて
これがきちんと入れたものだったようで美味しかった。
ビール前に水分は控えたい(笑)と思ったが、少し寒かっ
たのでありがたく頂いた。家に帰るなりビールを取り出し
熱い内に食べてみた。いわゆる揚げ系のたこ焼きだった。
そのため表面はカリカリ香ばしく、中はダシが利き程よく
半熟、タコは非常に大きく柔らかかった。なかなかの味に
感心してビールが進んだ。頻繁に食べるものではないが、
次回はスペシャルを試してみたい。ファーストフードに
対してスローフードがもてはやされる傾向にあり、私も
後者を好むが、これはその中間、スローなファースト
フードと言えるかも知れない。もちろん、これだけでは
空腹は満たせない。この日は新宿に寄って来たのでゲウ
チャイの弁当を買って来た。この店タイ屋台料理の店で
ファーストフード的な位置付けであるにも関わらず味が
良く、下手なかしこまったタイ料理の店より人気がある。
この弁当はチャーハンとパッタイ(焼そば)、さつま揚げ
牛肉のバジル炒めが入って850円。麺とご飯両方が楽しめて
日本人好みの逸品だ。この店に寄るとこれをテイクアウト
にする事が多い。心地良い辛さでエビスが進んだ。
ゲウチャイ弁当

2001年10月16日
新装開店!粉物屋ひろ
久しぶりに粉物屋ひろを訪れると店の外装、内装が一新
され、すっかり雰囲気が変わっていた。奥に新設された
座敷に座ると、何だか他人の家に初めてお邪魔したような
感覚で、戸惑う。同時に何だかアットホームで落ち着くよ
うな感覚もあって不思議だった。メニューは大きくは
変わっていなかったが、お好み焼きやねぎ焼きのトッピン
グでかきや帆立が増えていたのが嬉しかった。早速、帆立
玉を注文してみたが、さすがにマスター、うまくまとまっ
ていた。韓国風冷麺など新しいメニューも増え、ますます
食べ切れない店になってきた。これから寒くなってくると
1人鍋が美味しい季節となる。キムチ鍋やかき鍋、キャベ
ツ鍋など食べ尽くせない楽しみが目白押しだ。
すっかり雰囲気の変わったひろ

2001年10月14日
エノテカ・ノリーオ
久しぶりにうまいイタリアンでも探究しよう!という事で
選んだのが荻窪の『エノテカ・ノリーオ』。繁華街を抜け
た住宅街の入り口にひっそりとたたずむ店構えは気をつけ
て歩かないと見落としてしまいそう。あるグルメサイトの
イタリアンのカテゴリで東京ベスト3にランクされていた
ので大いなる期待をこめつつ入った。こじんまりとした
店内は街のイタリア料理屋という感じでアットホームさを
感じた。学芸大学の『バーニョバーニョ』のような感覚。
ワインが評判良いので迷ったが、あまり贅沢もできないの
でキャンティ・クラシコ・リゼルバ'95を賞味。あまり酒
屋で見かけないラベルは知らない作り手だったが秀逸だっ
た。グラスもリーデルのキャンティでツボの押さえ方が
嫌味なくセンス良くで好感。料理がまた美味しく、前菜の
サーモンも味付け風味とも良く、評判のモッツアレラチー
ズは正にフレッシュという表現がふさわしい逸品。パスタ
はレバーをつかったタリアッテレで、茶豆をゆでた時のよ
うな香りがした。魚も肉も程よい量、美味しいソースで
ワインにぴったり、これで3800円なら満足できる。ワイン
と合わせて1人8000円未満だから、飾らない記念日の
ディナーなどには良いと思う。次は違うワインを試したい
住宅街の名店といえる

2001年10月13日
道端のコスモス
高田哲良先生に案内して頂き、ヤマセミを探しに出かけ
た。この週末は全国的に秋晴れとなり、絶好の行楽日和
だった。秋らしく道端にはコスモスが美しい。意外と近所
に住んでいるヤマセミは根気さえあれば、観察・撮影が
可能との事で、あちこちを案内して頂いた。ただカワセミ
ほど簡単には出会えないもので、この日もポイントは教え
て頂いたが、結局姿を観る事はなかった。それでも、随分
沢山の種類の鳥たちが観られたし、何よりも爽やかな秋風
が心地良かったので大満足だった。高田さんは数年ぶりに
今回のポイントを訪れたそうだが、周囲の景観の変化に
大変驚かれていた。樹を残しておく方が結果的にいろいろ
とメリットがあるのだが、そうは考えられない人も多い
ようで残念なことである。釣り人の姿が消える頃、また
今回のポイントを廻ろうと思う。
秋晴れにコスモスの色が鮮やか

2001年10月9日
さいたまスーパーアリーナ
8日朝、アメリカの攻撃開始の報を受け、ロクな挨拶も
せずに慌ただしく八木さん宅を後にして東京へ。早速
会社に出るも大した写真は来ていなかった。拍子抜けは
もちろん、強行軍で疲れてしまった。翌日は疲れが取れる
間もなく『ジョンレノンスーパーライブ』を見に行った。
さいたまスーパーアリーナは非常に遠く、アクセスに苦労
した。公演はミスチルの桜井、奥田民生、イエモンの吉井
和哉などなど実力のある日本のアーティストが入れ代わり
立ち代わりジョン・レノンの曲を熱唱するもので、見応え
聴きごたえがあった。19:00過ぎから始まった公演は22:30
まで続いた。すっかり満足したものの、帰りが大変だっ
た。駅まで観客がぎっしりすし詰めで、改札では全く進ま
なくなってしまった。ちょっと飲むような気の利いた店も
見当たらなかった。アクセスが改善されれば、もう少し
良いのだが。
とにかくアクセスが最悪だ

2001年10月7日
神島の灯台から渥美半島
天気予報があまり良くなかったので、瀬戸に焼き物でも
買いに行こうかと思ったが、空を見ると意外に天気が良い
ので再び伊良湖へ行こうと思った。当然、昨日の展望台が
候補になったが、折角遠くまで来ているのに同じ場所で
張っているのも何だか勿体ない気がした。八木さんの勧め
は神島。三島由紀夫の潮騒の舞台になった小さな島だ。
本の締めきりで忙しい八木さんを残し、岬へ出かけた。
泊めて頂いている八木さん宅で美味しい朝食を楽しんで
いて出かけるのが遅かったので、結局昨日と同じような
時間にフェリーターミナルに到着。天気はやはり悪くな
い。3連休の真ん中という事もあり、駐車場は超満車状態
だった。13:10の船はモーターボートを大きくしたような
高速船かみしま。周りを見れば9割方が釣り人だった。島は
本当に近く、たった15分程で到着した。早速、島の高台
を目指して散策。『潮騒』ゆかりの家や洗濯場などを眺め
ながら、民家と民家の間の狭い路地をそぞろ歩く。他人の
家を勝手に歩いているような感覚は従兄弟が住んでいる
イタリアのアンギラーラの、小高い丘の上に教会がある
田舎町に似ている感じがした。少し急な階段を登ってゆく
と眺望が開け、渥美半島はもちろん、知多半島や伊勢志摩
も望めた。有名な灯台に出ると景色はますます素晴らし
く潮風がとても心地良い。心配していた天候も良好で絶好
の行楽日和を楽しんだ。灯台には野良猫がたくさんいて、
じゃれあって遊ぶ光景に微笑まされた。ふと空を見上げる
と昨日のミサゴが雄大に滑翔していた。さらに高台を求め
て島の最高地点まで登ったが、眺望がよろしくない。そこ
で少し下る場所、潮騒のクライマックスの場所である軍の
見張り台へ出てみた。そこで渡りを観られないかと空を
眺めていると、トビよりは小さいが動きが素早い猛禽が
上空に現れた。ハヤブサだった。ふんわりと空に浮かんで
いたかと思えば、突如すごいスピードで急降下する航空
ショーをしばし演じてくれた。いつの間にか2羽になって
いてかわるがわる物凄いスピードを見せつけてくれた。
はるかに大柄なトビを蹴散らしてからかったりして、とて
も格好良かった。戦時、アメリカの戦闘機に負けない
スピードを持った戦闘機を作り上げた時、隼と名付けた心
が理解できるような素晴らしい光景だった。帆翔を静と
すれば、急降下は動である。帰りの船の時間まで飽きずに
ハヤブサを眺めていた。帰り道では山腹の木に悠然と留
まっている姿も見つける事ができた。そして、遊び疲れた
彼は船が出ても、いつまでもその木で休んでいた。良い
時間になり八木さん宅へ戻った。本物のうなぎを食べてみ
たいという前夜の酒宴でのわがままを憶えていてくれた
八木さんは市内の超人気店『寿月』へ連れていってくれ
た。19:00には店を閉めてしまうこの人気店は注文して出て
くるまでに30分以上はかかる。この日は私達が最後で店に
入った時は数組が注文を済ませたもののまだ待っている
状況だった。しかし、皆にこにこしながら待っている。
知っているのだこの店が美味しいものを作る事を。
『スローフード』本当に手抜きなしに美味しいものを作ろ
うと思えば、これが必然。私も早いより美味しいがいい。
ハヤブサ
寿月の櫃まぶし

2001年10月6日
伊良湖岬恋路が浜
八木祥光氏に招かれ3連休を豊橋で過ごす事に。ちょうど
有名なタカ渡りのシーズン。豊橋から渥美半島は近く、
その突端の伊良湖は有名な渡りのポイントとなっている。
初日は適当に早めに出かけたが高速道路は恒例の大渋滞。
交通量が増えた所で必ず事故を起こす愚か者がいるので、
後続車は大迷惑である。川崎ICを入るやいなや進まなく
なってしまった。今回は豊橋まで300km。先は長いので
こんな所で滞っているわけにはいかない。そこで、早々に
見切りをつけて横浜町田ICで降りる事にした。500円。
246を走った。最初こそ動きは悪かったが、その後は快調
で比較的すぐに大井松田ICまで走る事ができた。もちろ
ん渋滞を追い越した形の作戦成功で、ここからの道はすい
すい快適だった。結局、伊良湖には12時に到着した。もう
ピークの時間は過ぎているのであせらずに八木さんお薦め
の『みなみ』で昼食。刺身定食は白鯛や太刀魚が美味だっ
た。食後に恋路が浜の駐車場でしばらくタカ観の見物をし
た。たまに渡ってくるサシバやハチクマは渡りの主役格。
しかし、あまり数も飛ばないし人が多くて気が散るしで、
八木さんに教わった展望スポットへ移動することにした。
そこは物見遊山ではない『本気の(笑)』精鋭部隊が陣取る
小高い山の展望台で、恋路が浜では常に上を見上げなけれ
ばならないが、そこでは目線の高さか、場合によっては
眼下をタカが渡ってゆくのだという。場所が少し判りにく
かったが、八木さんに電話すると行きに見当をつけていた
所がどうやら間違いないようなので、そこへ向かった。
ふもとへ到着して上を見上げるととーっても急な階段が
あり、機材を背負って登るのはしんどそうだった。しかし
『見たい』という欲求はすぐに足を前に運ばせるのだっ
た。ここいらは蜘蛛が多く、登りの階段に張り出した枝と
枝の間には立派な蜘蛛の巣が次々続く。それを木の棒で
払いながら1歩1歩登って行った。1段の段差が大きく、
かなり膝に負担がかかった。やっとのことで頂上に着くと
展望台があった。距離的には大したことないものの、急な
階段を登っただけあって、それなりに標高を稼いだようで
かなり眺望が良いようだ。早速、展望台へ上がろうとして
近くのアンテナのようなものに留まっている鳥影に気が
ついた。半逆光だったので、姿が判りにくかったが瞬間的
に『猛禽だ』と思った。そっと望遠レンズを向けると、
チゴハヤブサだった。登るなり収穫があるとは何と運が
良いのだろう。まず何枚か押さえて、次に展望台へ上が
り、慎重になるべく近付いた。距離が近いのもラッキー
だった。タテ、ヨコ、いろいろとバリエーションを撮って
露出を確かめたり、これ以上近付けないなぁとか、順光側
へ回り込めたらいいのになぁとか、アンテナから絵になる
木に移ってくれないかなぁ、などとあれこれ考えたり、
呼び掛けたりしても全く逃げないので何枚も撮っている内
に最後には飽きてきた。彼が仲間とともに去ってからしば
らく粘ってみたが、渡りは少なく、やはり朝から昼前まで
じゃなければダメだと思い、帰ろうと思って1脚の足を
たたんだ途端にトビとは明らかに違って白っぽく見える
タカが1羽飛んで来た。しかもほぼ目線の高さであった。
なるほど、ここは確かに美味しいポイントだと感心した。
撮影時には識別できなかったが、帰ってPCで拡大して見る
とミサゴだった。しかも彼は魚を掴んでいるのだった。
ささやかな発見に小さな感動があった。夜は八木さん宅に
お世話に。いつものようにお客さんが多数見えて楽しい
酒宴となった。ヤギさんと愉快な仲間たち。
鷹キチと呼ばれる人々が全国から集まる
チゴハヤブサ
ミサゴ

2001年10月2日
10月2日の満月
雨上がりの澄んだ秋空が心地よい一日だった。こんな日は
多くのタカが渡って行くのだろうなと思いながら、会社の
非常階段からの青空を見上げた。帰宅してネットで情報を
集めると、意外に本日の渡りは少なかったようだ。神秘的
な渡りのメカニズムはとても解明できそうもない。今夜の
満月が素晴らしいとの報道を受け、久しぶりに満月を撮
影。夜空は快晴で確かに空が澄んでいるので鮮明に見える
が、大気のゆらぎがあるようで最高の条件ではないようだ
った。それでも500mm+1.4テレコンで写真のような画像が
得られた。発想もしないハリウッド映画のような事件が
現実に起こっている現代世界、変わらず人類を眺めている
お月さまは何を見て何を思っているのだろう...
今宵のお月さまは何を観ているのだろうか

2001年9月27日
朝日新聞社ホール
アサヒカメラ編集部からお声がかかり、築地へ。テロ
直後に本紙、AERA編集部、週刊朝日編集部などにお邪魔
して以来2週間ぶりとなる。仕事もさることながら、25日
に発表されたEOS-1Dのプロト機(ベータ機)が編集部に
あるのではないかと期待してお邪魔した。編集部には
今はないそうで、即日予約を入れた私の、先行して触り
たい!という野望はあっさりと崩れてしまった。この
EOS-1D、その性能価格比から賛否両論の物議を醸して
いるようだ。その最大のポイントは415万画素で75万円
という数字の組み合わせの是非に尽きるようだ。口うる
さいハイアマチュアは、画素数=画質ではないということ
を各媒体でかじって一般論として知っているにも関わら
ず、500万画素や600万画素のデジカメと比較して困惑し
ている。結局、日本人というのは根本的にスペック人間
なのだ。解っていても数字にとらわれるわけだ。新しい
機種=必ず買いたいが、実勢60万円では手が出にくい所に
見かけ上の数字の疑問点があるので困惑してキャノンを
けなしたりしている滑稽さ。私としてはD30での不満点を
カバーした上に画質が向上しているのだから、値段だけ
が問題。しかし、逃していたチャンスを形に出来るようになると考えれば安いと言えるかも知れない。一応予約!
次にこのホールへ駆け込むのはいつ...

2001年9月26日
シマフクロウの羽根
東京へ戻り仕事を再開。テロ関連のネタが小康状態に
なったとはいえ、やはり動きは多い。11日のテロ直後か
らその週末までの仕事については間違いなくこなした
が、その後北海道へ行っていた1週の間の忙しさを考え
ると他のスタッフに申し訳ないと思った。FRIDAY、AERA
別冊など美味しい所に自分は写真を突っ込んだ。作業用
データベースを用意した上で、こう使いますよ、後は
留守中頼みますよ、と任せっぱなしにして出かけ、自分
の写真を撮っていたワケだ。この後の戦争では休みなし
で各媒体に貢献したいと思う。さて、北海道で撮影した
データを整理していると、やはりシマフクロウの写真に
とても満足感がある。あの時の興奮と言ったら、本当に
一生忘れられない思い出の一つだ。その満足感を倍増さ
せてくれるのが、旅館の女将さんにもらったシマフクロ
ウの羽根だ。ジップロックに入れ、るるぶに挟んで大切
に大切に持って帰って来た。ああ間近で観たあの神の鳥
に間接的に触る事ができる幸せ(大げさ)。
この我が家の家宝は額に入れて鳥運のお守りとして飾っ
てある。
神秘的だと思うのは入れ込み過ぎだろうか。

2001年9月6日
ACTシアター
赤坂ACTシアターで『セツアンの善人』を観劇。
ブレヒトの原作は、善とは?悪とは?人間とは?など
多くを考えさせるもので『汝、隣人を愛せよ』の教え
そのものといった感があった。主演は松たか子。髪を
ショートにして演じる姿は『かわいい』に尽きる。善人
の美少女と男装した悪人?の2役を話の中で演じるのだ
が、難しいテーマに笑いも加えられて楽しく観る事が
できた。結局、人間の善と悪は表裏一体で、そのバラン
スが両極端なのが主人公、平凡な人間は中立、というよ
うな解釈ができた。松たか子は声量があり、唄もうま
い。終始、彼女に注目してしまい、周囲の演技を見落と
す事が多かったのが観劇の反省点だが、あまりにも彼女
がかわいいので仕方のないところか。最終的には劇全体
よりも松たか子を見ているどうしようもない自分がい
た。魅了されるのは彼女のルックスだけではなく、演技
力や歌唱力、そしてオーラなど『力があるから』である
事は言うまでもない。彼女の仕事をまた観たい。
開演前の会場。

2001年9月2日
スタジオジブリの美術館
吉祥寺まで散歩。井の頭公園の外れに例のスタジオジブ
リの美術館を発見。OPEN前なのか周囲は柵で囲まれてい
た。オープニングの準備の様子でスタッフと思われる
人々が何人か中にいた。屋上には例のラピュタのキャラ
がいた。カフェも見えた。『千と千尋』が大ヒットして
いる時期のOPENになるわけで、ここが老若男女で溢れ返
る事は間違いないだろう。まず『千と千尋』を観て、
宮崎ワールドを感じた上で訪れてみたい。
外観を見るだけで楽しそうな雰囲気を感じる

2001年9月1日
リーデルのデキャンタ
注文していたリーデルのデキャンタが届いた。ワイン熱
にうかされている自分にとって、楽しみ増幅アイテム。
早速、近所の酒屋で安いワインを買って来てデキャン
ティングしてみた。あいにくワインが大外れのすえた
代物でデキャンティングの効果が全く無かったが、雰囲
気を楽しむ事はできた。何よりもリーデルの製品の造形
美を堪能した。この手のデキャンタは3000円くらいで
売っているものもあるが、ガラスの継ぎ目が醜い。
その点、ガラスの芸術、リーデルは美しい。
早く良いワインを注いでやりたい逸品。
効果を感じるのは難しいが楽しみはある。

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