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2008年6月30日月

くもり、7:38〜8:20、21℃

ルアーの引っかかったオシドリ

28日の下見で見かけたオシドリ。やはりルアーが引っ掛かっていた...
07年から推進してきた外来種駆除活動だが、多くの市民に問題を知っていただこうと普及啓発活動をすればするほど、皮肉なことにそれがバサー(ブラックバス釣り人)を増やす結果を招いてしまった。
井の頭公園は釣り禁止。バサーは早朝や深夜、あるいは台風の日など人気が少ない時間帯に隠れて釣りをしている。もともと、自分たちの快楽のためにブラックバスという外国の生き物をおもちゃにしてゲームを楽しむ連中にマナーなど期待できるはずもないが、それにしてもあちこちの枝に引っ掛けて放置されたルアーやワームの数々は目に余るものがある。そして今回オシドリがそんな放置ルアーの犠牲になってしまった。
以前に捕獲したバスの胃内からワームが出てきてとても哀しい気持ちになったが、バサーの功罪は
1.ブラックバスやブルーギルなど外来の魚を国内の湖沼に放すことで在来種を壊滅に追い込む生態系かく乱。井の頭公園では在来魚が激減。それを餌にしているカイツブリは繁殖できなくなってしまった
2.ブラックバスやブルーギルをおもちゃにして弄び、快楽にふけっている(そのくせキャッチアンドリリースなどと生き物を大切にしているフリをしている)
3.今回のオシドリのように不始末の釣具で他の生き物に害を及ぼす

最近のバサーの増加と開き直りは目に余るものがあり、公園管理所および三鷹警察の全面協力で通報体制が出来上がった。
釣りをしている人を見かけたら三鷹警察署(0422-49-0110)に通報しましょう!


2008年6月28日土

第36回井の頭かんさつ会+NikonCSR観察会下見

36回かんさつ会

36回目の井の頭かんさつ会を迎えた。今回のテーマは「神田川の生き物たち」。少しだけ井の頭公園を離れ、下流域まで歩いて動植物を観察。梅雨時期だが天候に恵まれ、雨に降られることはなかった。神田川は源流部から公園エリア内こそ市民団体の運動で親水環境になっているが、公園を抜けると三面護岸の自然度の低い環境。しかしながら、そんな環境でも準絶滅危惧種の植物が生えていたり、イシガメがいたり、オシドリが幼鳥を連れていたりと見物がある。さらに親水域ではカワニナやシジミもいたりして、意外に多様な生き物がいる。そんなことを参加者に知ってもらう観察会となった。後半の生き物探しでは「大きな子供」たちが長靴で川に入り、夢中で網をふるっていた。

軽く昼酒した後、大手町で少し仕事をしてから日比谷公園へ。7月に行なわれるNikonのCSR向け観察会の下見を行なった。本番は100人前後の参加者を見込んでいるのでリーダーも沢山必要。この日はNACOTのメンバーが20人以上集まって下見を行なった。自然度の低いオフィス街の中の公園である上に鳥類はオフシーズン、さらに観察会は夕方から。1リーダーを任されたが、どのように観察会を展開するかは少し頭を使う必要がある。
下見終了後は「松本楼」で伝統の洋食に舌鼓を打ちながらワインを傾けた。


2008年6月23日月

くもり、6:33〜8:20、22℃

かんさつ会下見

今週末28日土曜日に予定している第36回井の頭かんさつ会の下見を実施。今回は神田川の生き物がテーマ。源流部はともかく、少し下ると三面護岸の都市河川である神田川に何がいるというのか。一見期待できないように思えるが、そこには実に多様な生き物たちが...具体的な内容は本番をお楽しみに。

神田川はカルガモの雌雄の見分けをマスターするのにもいいかも...どちらが雄か雌かわかりますか?


2008年6月15日日

413回自然観察指導員講習会3日目

講習会最終日3日目。受講生自身のミニ観察会を指導した。今回も受講生は皆優秀。豊かな発想と研ぎ澄まされた感性を駆使して各人が独創的な観察会を実施。感心させられるばかりだった。
予報どおり3日ともいい天気になった。フクロウも来てくれた。いい仲間が沢山集まった。
いい風が吹いていた。心地いい風が吹いていた。


2008年6月14日土

413回自然観察指導員講習会2日目

講習会2日目。いよいよ地元講師としての役割がやってきた。参加者約60名を20名づつの3班に分け、45分+15分の観察会を3セット行なった。前日に鳴いたフクロウの声も教材にし、鳥を聴覚で観るというテーマで観察会を実施した。1巡目はなかなか思うようにできなかったが、その後NACS-J講師の足立さんからアドバイスをもらい、2巡目は楽しんでうまく話をすることができた。そのままの勢いをキープし、3巡目をこなす。
初の地元講師、貴重な経験をさせてもらった。
夜は再びフクロウが来訪。声と姿を楽しませてくれた。近隣で繁殖しているのだろうか。


2008年6月13日金

413回自然観察指導員講習会

1年ぶりに八王子セミナーハウスでNACS-Jの自然観察指導員講習会があり、お手伝いしてきた。
今まではスタッフ+ミニ観察会講師だったが、今回は地元講師の動物編を担当することになった。
入梅しているが、3日間の天気予報に傘マークはなかった。これも関係者の心がけと参加者の志の賜物だろうか。
初日の夜、講義中にフクロウの声が!...さほど自然度の高くないこの地で確かにフクロウが飛来した。一時立ち寄りということなのだろう。


2008年6月7日土

傘寿を祝う会

恩師の傘寿を祝う会

私の最も尊敬する恩師、大学時代のゼミの教授、松田修さんが傘寿を迎え、ゼミOBが一同に会して祝う会を開いた。私は教え子の一人であり、カメラマンとして微力を尽くさせていただいた。
総勢約70名の集合写真はとてもやりがいのある撮影だった。


2008年6月6日金

くもり、7:23〜8:23、

蚊が...

ピンボケ蚊の写真

梅雨に入り、じめじめした森を歩くとあっという間に蚊に刺された。普通に都市生活している人は不快に思うだけだろうが、自然観察者である私は「お!蚊だ!今季初だ!!」となぜか喜んでしまう。もちろん今季初を確認した後はすぐに一般人と同じリアクションに変わったが...


2008年6月3日火

雨、7:30〜8:23、15℃

雨のカルガモ親子

カルガモ親子

井の頭バードリサーチが今朝の朝日新聞朝刊で紹介された。事実そうなのだが「365日毎日観察」「嵐の日も」などと記事が出てしまったので、すっかり退路を断たれてしまった形だ。もう私たちは止めるわけにはいかない。実際今朝だって雨なのに普通に出陣している。一日でもデータが欠けるのが嫌なのだ。


2008年5月31日土

MTV VMAJ2008

観察会風景

毎年恒例、年に一度の大仕事。MTVのVIDEO MUSIC AWARD JAPAN2008。初回から皆勤賞の私は今回で7年目の撮影となる。
レッドカーペットでは小栗旬と山田優が話題を注目を集め、U2のBONOやパリスヒルトンも。本編も豪華でマライア・キャリーやap bankとBONOの競演もあった。
昼の下見から深夜のアフターパーティまで一気に仕事をこなした。


2008年5月27日火

快晴、6:00〜8:23、21.8℃
北風そよぐ
Photo:Nobuo Iguchi

びっくり仏法僧

ブッポウソウ

ほぼほぼ終わりかな...低調な今季の季節移動はほとんど盛り上がらないまま、そろそろ終わりかと思った。身体の一部であるかのように慣れた道具である一眼レフも、成果が上がらないと毎日持ち歩くのが億劫に感じてくる。「そろそろ持ち歩くのをやめよう...」そう思っていた矢先、井の頭バードリサーチ早朝組の井口さんから「ブッポウソウらしい鳥が羽を休めている」との報が入った。
「これは事件だ!」服装も何もない。機材を用意してMTBに飛び乗り、全速力で森へ。連絡から10分で到着したが、既にブッポウソウはカラスに追われて飛去してしまった後だった。「残念!」だが、これは相手に翼がある以上仕方がない。幸いなことに井口夫妻はじっくり観察でき、写真も撮ることができたので見せてもらった。それはブッポウソウ以外の何者でもなかった。近年数を減らしているブッポウソウが井の頭公園で羽を休めているという事実は大きな発見だ。季節移動の中継地として重要な役割を担っている井の頭公園の環境を大切に護っていかなければならないことを再認識させられた。
森に集まったバードリサーチメンバーでブッポウソウを再捜索したが、残念ながら再発見はできなかった。しかしながらサンコウチョウの元気のいいさえずりと姿を楽しむことができた。さすがにブッポウソウの前では魅力が少しかすんでしまうが、年に何回しか観察できないアイドルは夕刻まで観察者たちを楽しませてくれたそうだ。この日の大きな波は井の頭バードリサーチの記録に大きな1ページを刻んだ。

このブッポウソウの件は28日付朝日新聞朝刊むさしの版で紹介していただきました。

サンコウチョウ♂J

2008年5月25日日

雨|曇り、9:00〜12:00、23.2℃

35回かんさつ会

観察会風景

予報は雨。これまで3年間天候に恵まれ続けてきた井の頭かんさつ会も、ついに雨天プログラム変更かと思われた。集合時間が近づき、一旦緩んだ雨脚が再び強まる中、長靴を履き傘をさしてちょっぴり重い気持ちで出かけた。
こんな天気だから、キャンセル続出だと覚悟していたが、来るわ来るわ熱心な参加者が20名近く集まった。
幸い雨脚は途中から弱まり、後半は傘要らずだった。この日かんさつ会佐藤さんの講師デビューだったが、いい形になった。


2008年5月24日土

甲州へ

丸藤ワイナリーのテイスティングルーム

訳あって甲州へ。有志と共にワイナリーをめぐり、試飲と取材を繰り返した。詳しくは未だ秘密だが、国産ワインの応援事業が始動している。主役は沢山、秀逸なワインも沢山。飲兵衛の私にとってはとても幸せな仕事。


2008年5月21日水

晴れ、7:28〜9:00、23.8℃

真打ち登場、雄か雌か

サンコウチョウ♀T

早朝、ポイントKでサンコウチョウ!との報が届き「いざ井の頭!」で現場に急行した。現着すると、既に井の頭バードリサーチのメンバーが集まっていたが観ていなかった。訊けば朝組Oさんが声のみ聴いたとの事。飛去する影も観たらしいが、見失ってしまったという。その後集まったメンバー皆でコアエリアを捜索したが見つからなかった。(サンコウチョウだけでなく、他も観なければ...)諦めてセンサスに取り組んでいると、Iさんから「未だいる!」と一報。再びメンバーが集結し、♀Tを確認することができた。
サンちゃんは上面が赤茶ぽく、頭部はかなり黒めでどちらかというと雌に思えたが、さえずり有。ホイホイホイホイホイホイとホイは6回。雌もさえずるとは聞くが、本当にそうなのだろうか。雄の若鳥なのでは?
ある図鑑によれば雌もさえずり、それは雄よりもやさしいとの記述がある。なるほど、この個体のさえずりは小音量で控えめな感じだった。それはぐぜりとさえずりの中間だからだと思ったが、本当に雌がそのようなさえずりをするならどんぴしゃだということになる。真実はどうだろう?


2008年5月18日日

晴れ、7:15〜17:00、22℃

コナラのベッドで昼寝

ハクビシン

朝、森に着くとNさんが走ってきて「ハクビシン寝てるよ」と知らせてくれた。案内されると、森の象徴の一つである大コナラの幹が横に伸びている部分をベッドにして彼は昼寝(朝寝?)を決め込んでいた。完全に背中を向けていたが、私たち井の頭バードリサーチのメンバーがあれこれ話をしているのがうるさかったのか、時折顔を上げて迷惑そうな顔で振り返った。珍客はじっくり観察できたが、森には夏鳥の気配がなかった。
午前中は井の頭かんさつ会の下見、午後は自然観察指導員講習会の下見で下見尽くしだった。午前中はハクビシン、午後はガビチョウで外来種尽くしでもあった。


2008年5月17日土

くもり、11:25〜12:50、16.8℃

新作ストラップ

サンコウチョウストラップ

東京バードフェスティバルに行って来た。本来、♪鳥くんのトークイベントにゲスト出演する予定だったのだが事情あって中止となった。昼過ぎ、会場に入って彼に謝罪し、業界の馴染みの方々にご挨拶してまわった。
小椋さんの「アトリエMISO」で、サンコウチョウの携帯ストラップをアップグレードしていただいた。
かなりお気に入りの逸品、おススメです!


2008年5月15日木

快晴、7:25〜8:25、16.8℃

動かぬ答え

メボソムシクイ

控えめなキビタキのぐぜりが5ヶ所で聞こえた。森で見かけたムシクイをセンダイムシクイだと思い込んで追っていたら、ジュク、ジュクというゼニトリゼニトリの前奏で鳴かれてメボソムシクイだということを知った。姿での野外識別が難しいムシクイの動かぬ答えはやはり声だ。


2008年5月12日月

くもり、7:23〜13:00、
15〜17℃

接近戦

センダイムシクイ

土日の流れを受け、肌寒い。雨が降らずに水不足かと思えば集中豪雨が降り、夏日になるかと思えば冬の寒さが戻る...ここ何年かの気候変動は緩急が極端な印象がある。私たち井の頭バードリサーチは毎日の鳥類相モニタリングを続け、温暖化や気候変動との相関を解き明かしてみたい。
今朝はお散歩装備で出かけたが、運よくセンダイムシクイとの接近戦となった。いつもは樹上高くにいるのを下から見上げ、腹ばかりを見ているが、今朝は目線の高さ、至近で観察することができた。近くで聴くチヨチヨビーは格別だった。さらにシジュウカラの幼鳥もじっくり監察することができた。きょとんとした表情がなんとも言えず可愛い。人間も動物も子供は共通してかわいいルックスをしている。不思議なものだ。親が餌を持ってくると頂戴頂戴と騒いでいた。
こんな可愛い生き物たちがすぐ脇にいるのに、学校や職場を目指して一心不乱に足早に通り過ぎていく人たち、犬の散歩やジョギングで前しか見ていない人たち、実にもったいない。

シジュウカラJ

2008年5月11日日

雨|くもり、10:00〜12:00、12.3℃

しつこい雨

またも天気予報は外れ、朝から雨が降り続いた。なかなか出陣できないので、とりあえずコーヒーなどすすって雨が止むのを待った。止んだと思って一旦出陣したが、霧雨が降っていてこれが意外に馬鹿にできず再び家に戻るなどなかなか始まらない朝だった。
ほとんど止んだところで出陣。完全には止まなかったが、もはや待っていられない。それにいずれすぐに止むだろうと思った。
森へ着くとセンダイが鳴きまくり、キビタキもいた。今日はTさんと共に森を歩いた。想像以上に肌寒く、止むだろうと思っていた雨がまた雨脚を強めるなどちょっと苛立つ展開だったが、濡れて艶ぽくなった森を楽しんだ。雨が降り続いていたのでザックから撮影機材を取り出していなかった。Tさんが昼食作りに帰った後にエナガの大群を眺めていて「頃合いかな」と撮影機材をザックから取り出したら、またまた雨脚が強まってきて、雨のしつこい展開にキレて引き上げることにした。なんだかなぁ。


2008年5月10日土

雨、9:00〜13:00、14℃

人工産卵床設置

産卵床設置

朝からあいにくの雨。外来種対策の一環として人工産卵床の設置を実施した。繁殖を抑制することも外来種駆除にとって効果的な一手段である。かんさつ会メンバーは他所で研修し、指導を受け、本日施工に至った。首尾よく成果が上がることを祈る。


2008年5月9日金

くもり、7:18〜8:25

久しぶりのウグイスの法華経

キビタキ♂

またぱっとしない曇り空だ。そんな中、森はまずまずの賑やかさでスタートした。センダイムシクイ数羽が鳴きまくっており、それをリニアレコーダで録音しているとウグイスのさえずりが聴けた。久しぶりに聴く法華経だった。
その後出会ったキビタキはなかなかの歌い手で、定番のコジュケイやツクツクボウシはもちろん、サンショウクイの声真似が秀逸だった。先日のアオゲラ鳴きの個体よりこちらの方が真似上手。


2008年5月7日水

快晴、5:48〜8:24、22℃

ガビチョウ現る!

ガビチョウ

いつものように5時台に目を覚まし、朝の支度をしていると朗らかな鳥の声が...最初はテレビ番組の音声かと思ったが、テレビの音量に比べて大きく聞こえた。それが窓の外から聞こえているリアルだと気付くのに10秒ほどかかった。「誰かペット飼ってやがるな...」そう思いながらバルコニーに出ると声は以前にケヤキの切られた日本無線方向から...「そだ!こりゃガビチョウのお調子者さえずりでねえか」そう気付くと同時に、残されたもう1本の大ケヤキをさえずりながら昇ってゆく中型の赤茶ぽい鳥が...双眼鏡で確認するまでもなくガビチョウであった。「ついに来たか...」未だ頭が回っていないので、しばし呆然としていたが、はっと気付き撮影道具を持参。証拠を撮ろうとしたら、それはあろうことか我がマンションの方へ飛んだ。「!」と思い、バルコニーから下を覗くと眼下に左から右に飛んでゆくガビチョウが!それはさらに挑発するように家の前の電柱にパーチし、次第に昇ってゆく。「よっしゃ、撮ったるで」バルコニーの手すりが邪魔なので彼が射程に入るのを待っていたが、撮気を感じたのか彼は飛去してしまった。
ついにこのエリアにもガビチョウが来てしまった。鳥類の外来種、ワカケホンセイインコやソウシチョウ、ガビチョウは実害が未知数だが、引き続き成り行きを見守りたい。森ではメボソムシクイ初認。例年より早い出現。


2008年5月6日火

快晴、7:40〜14:30、24℃

さわやかな風

キビタキ♀

やっとさわやかな朝を迎えた。このところ朝は曇っていることがほとんどだったのだが、今日は朝からすっきりと快晴の空だった。風が強く、これがさわやかさを倍増させた。午前中の湿度は10%だったという。皐月の風に吹かれ、連休最終日にしてやっと心地よいさわやかさを味わうことができた。
キビタキ、センダイムシクイ、エゾムシクイの夏鳥を確認することはできたが、堪能するまでには至らない。相変わらず数も少ないし、ピークがない。一体今シーズンはどうなっているのだろう。。。
風が森を渡る中、茶色ぽい鳥影がひらり。キビタキの♀だった。


2008年5月4日日

くもり、8:15〜11:30、20℃

無声続き

センダイムシクイ♀

相変わらずダメダメである。最近の傾向通り、朝からどんより曇り、鳥の出がぱっとしない展開。このいい時期にこんなことでは困ってしまう。
じっくりとフィールドを回るが、ダメダメでぱっとしない。一体いつまでこんな展開が続くのだろう。
エナガを観ているとセンダイムシクイを見つけた。センダイはシジュウカラ、コゲラと混群のようにして行動していたが、一言もさえずらなかった。ずっと追いかけていたが、とうとう一言もさえずらなかった。無声続きをAさんに愚痴ると、♀じゃないですかと鋭い一言!なるほど、それを忘れていた!


2008年5月2日金

くもり、7:18〜8:20、18℃

キビタキデー

森へ着くなりキビタキが良く鳴いていた。今季待ち遠しかった盛んなさえずりだ。訊けば早朝組は何個体ものキビタキを確認したという。久しぶりに季節移動シーズンらしく美しい「声と姿」両方を堪能することができた。少なくともこの時点ではこれから面白くなるのだと思ったが。。。


2008年5月1日木

快晴、7:15〜9:00、20℃

メーデーの喧騒と

オオルリ未成鳥

このところ、日記の書き出しが「夏鳥不振」ばかりになっていることに気付いた。全く意識せず結果的にアウトプットがこうなったということだが、2006年シーズンの胸がときめくような出会いの数々が夢幻だったかのような昨今の不振ぶりを象徴している。仲間の士気も下がりがちだが、こうした不振の日々も今季の傾向を示すデータの蓄積であるという側面を常に忘れないようにしたい。明日はがらっと変わるかも知れない...これが毎日モニタリングする原動力でもある。
森に着くとオオルリがさえずっていて、井の頭バードリサーチ朝組が対峙していた。しばらくしてすっかり茂った葉の隙間から彼が覗けたが、ピンポイントだった。双眼鏡で見ると、ところどころ茶色味が入った個体で未だ若いようだ。メーデーのリハーサルが始まって騒音がひどくなったので早々に森を離れた。


2008年4月29日火

晴れ、7:00〜17:00、22℃

第34回かんさつ会

34回かんさつ会風景

34回目の観察会は旬の季節移動中の夏鳥の観察会とし、もちろん私が担当した。今季夏鳥の出がぱっとしないとはいえ、この時期に鳥類観察しない手はない。幸いなことに不振が著しかったムシクイ類が昨日になってがばっと飛来して状況が良くなっていた。
当日は39人の参加者を迎え、感謝感激。井の頭かんさつ会としては過去最高の参加となり、ちょうどこの4月で3周年を迎えた会に華を添えてくれた。ここまで継続、前進し続けているのも本当に熱心な参加者のおかげに他ならない。
参加者を3手に分けて出発。センダイムシクイ、エゾムシクイの声はするがなかなか姿を参加者に観てもらうのは難しかった。キビタキやオオルリもいるにはいるのだが、こちらは声がない。野外での観察は不完全燃焼だった。
屋内講座は会が現在外来種問題に取り組んでいる理由および夏鳥について講演した。
会終了後は恒例の野会。こちらも盛況、総勢25人が参加し思い思いのおつまみを持ち寄って一杯。この時期野鳥観察もさることながら、外で飲み食いするのが気持ちいい時期だ。この日始動したネイチャー☆プログラムに参加しながらの野会だった。


2008年4月27日日

くもり|晴れ、6:28〜15:00、
15.3〜18.4℃

やっとじっくり

キビタキ♂

29日の観察会の下見を行なった。相変わらずぱっとしない天気と鳥の出で、本番がどうなることかと懸念された。
今季数と声が少ないキビタキだったが、仲間の調査によって、この日やっとじっくり観察する機会を得ることができた。十数人の仲間が集まり、いつまでもこのキビタキを観察していた。


2008年4月26日土

くもり、7:23〜13:00、
15〜17℃

エナガの巣立ち

クロジ♂

どうも夏鳥がぱっとしない。昨年の低調に輪をかけて少ない。遅い、少ない、さえずらない、の3拍子は楽しくない。天気もぱっとしない。朝から曇ることが多く、すっきり晴れることが少ない。
4月25日以降GWくらいまではとても面白い時期だ。特に2006年シーズンは数々の発見と出会いがあった。この土日はきっと面白くなる、そんな予想をしつつ、フィールドへ出た。森でSさんに出会い、共にフィールディングした。
夏鳥は不振だったが、可愛らしいエナガの巣立ち雛たちに出会ったり、思わぬ場所でクロジに出会ったりとそれなりに楽しむことはできた。
それにしてもムシクイの声も聴けず、おかしなシーズンだ。29日の観察会が今から心配だ。

エナガ

2008年4月25日金

くもり、6:55〜8:23、14.8℃

にぎやかなゲスト

オオヨシキリ♂

相変わらず夏鳥がぱっとしない。昨年も低調だったが、今年はそれよりもひどい低調さだ。4月25日前後は例年夏鳥の季節移動の前半のピークであり、特に2006年は様々な種が入り乱れて私たち観察者を大いに楽しませてくれたものだ。それにひきかえ今季は本当に寂しい限りだ。
森は低調で、朝組が池で確認したオオヨシキリの情報を楽しみに七井橋へ。果たして通勤通学の人波の脇でオオヨシキリがガチャガチャやっていた。そこにウシガエルがハモっていて、実に賑やかなこと。
luckyfrogさんと共に写真的攻略に取り組み、まんまと出てきたオオヨシキリを一緒に撮影することができた。
このゲストは一日限りでこの地を去ったようだ。


2008年4月23日水

晴れ、7:07〜8:23、15.1℃

オオルリ出たが...

オオルリ♂

森へ着くなりオオルリの声が聴こえた。先着していたバードリサーチ朝組が木の高みでちらちらしているそれを取り巻いていた。姿が見えなければ声だ!リニアレコーダーで「ぐぜり以上さえずり未満」を録った。やがてオオルリは森の奥へ飛んでロストした。
朝組が解散(出勤の人、朝ごはんづくりの人)した後、独りでさまよっていると再びオオルリの声が...いたいた!今度もクヌギの高みをうろうろしており、いわゆる落ち着かない状態。それにしても茶色味強いなぁと思いながら観察していると突如ツミが襲いかかり、周囲にいたシジュウカラなどと共に四分五裂に。あらあらと思いつつ、森を離れようとしたらアマツバメのような声が...声の主をたどるとシジュウカラがじっとしながら、そんな変な声を出していたのだった。???と思いながら歩いていると高木のてっぺんにツミがパーチしているのが目に入った。(なるほど...)と思いつつ、森を離れた。


2008年4月22日火

晴れ、7:15〜9:00、15.1℃

やっとキビタキ

キビタキ♂

夏鳥が不振だ。例年20日からGWくらいまでがピークでムシクイ類、ヒタキ類、その他乱入ゲスト多数で森はモリ上がるのだが、今季は(前季も低調だったが)イマサン、イマゴくらい?不振だ。
朝、巡回コースを行き、ポイントNでキビタキの声をかすかに聴いた。すぐに井の頭バードリーチ全体に告知。すぐに朝組の精鋭部隊が続々集結。私は他を探しにその場を離れた。
その後不安がよぎった。キビタキSはかなりボリュームが低かったのと、姿を視認することができなかったので(万が一聴き間違えだったらどうしよう...)と思った。他のポイントでは夏鳥の声も姿も確認できない。...まずい...そう思いつつポイントNに戻ると...しっかりと朝組がキビタキを視認していた。やはり聴き間違えではなかったのだ!再び聴覚に自信を持つことができた。
その後別の場所でもキビタキを確認。こちらはたっぷりと視覚で観察することができた。


2008年4月20日日

くもり、6:47〜16:00、18℃

外来魚捕獲大作戦

エナガ

 2008年4月20日、井の頭公園の環境保全に行政と市民が協働で取り組む歴史的な第一歩が踏み出された。井の頭池の生態系を撹乱している外来種を本格的に駆除するための布石となる捕獲実験的なイベントを官民協働で実施したのだ。
 「よみがえれ!!井の頭池!外来魚捕獲大作戦」と銘打ったイベントは弁天池、御茶ノ水池、ひょうたん池の3ヵ所でいくつかの漁法を試しながら、ブルーギルとブラックバスを中心に外来種を捕獲するもので、同時に公園利用者にこの問題についていろいろと知ってもらうための啓発活動を、捕獲した外来種・在来種を展示しつつ行なった。
 これまで井の頭かんさつ会は池の外来種問題に独自に取り組んできたが、事の大きさを考えると単独で解決できる問題ではないということがすぐにわかった。フィールドは広く、状況も深刻でとてもボランティアの力だけで解決できる問題ではないのだ。やはり池の管理者である都の西部公園緑地事務所が主体となって外来種駆除を事業化し、そこに市民ボランティアが参加して協働で取り組むことが不可欠だと考えている。だからこれまで西部公園緑地事務所には何回も問題提起と解決のための提案をしてきたし、西部事務所も問題をしっかりと捉えてくれ、
解決のため前向きに検討を重ね、今回のイベント共催に至った。
 井の頭かんさつ会はこの地でのこの問題への取り組みの先駆として、今回のイベントの実際の企画主体となり、この機会にいろいろな漁法を試そうという事をコンセプトとした。主会場である弁天池では
共にこの問題に取り組んでいるNPO生態工房の力添えをいただき、従来駆除活動に使用してきたかごワナ以外に張り網、刺し網、巻き網といった漁法を実施した。井の頭池の環境保全全般に関心が高く、餌やり自粛キャンペーンの時もそうだったが、いつも一連の保全活動を強力にバックアップしてくれる協働パートナーである東京吉祥寺ライオンズクラブは御茶ノ水池で地曳網を引いた。大規模で派手な作業は多くの公園利用者の足を止め、啓発に貢献した。
井の頭池だけでなく全国各地で外来種駆除に取り組んでいて我々のブレーンとなっている藤森さんは
ひょうたん池を担当。そのひょうたん池では我らが小町さんもこの日のために修行した投網を使って駆除活動に取り組んだ。
 3つの拠点で駆除活動と啓発活動に取り組んだが、どの会場も多数の公園利用者が足を止め、私たちの話に耳を傾け、この問題について知ってもらい、考えてもらういい機会を提供できた。このイベントは大盛況で成功裏に幕を閉じた。
 この日捕獲した外来種は約240匹。数万、数十万いる池の外来種全体を考えればどう考えても焼け石に水。しかしながら、今回は作業で実効を上げるよりも、なるべく多くの人にこの問題について知っていただくこと、そして初めて官民協働で取り組んだことがより大きな意味をもっており、近い将来本格的に取り組むべき官民協働での外来種駆除事業のいわば予告編といえる。井の頭かんさつ会はいずれは多くの市民に駆除活動に参加していただき、官民協働で環境保全活動に取り組めるよう現在その枠組みを考えている。
 会の終了後、1匹のブラックバスをさばき、胃内容物を確認してみると...胃からは呑み込まれたワーム(釣り用の疑似餌)と少し消化されたブルーギルが出てきた。
何と悲惨で壮絶な光景だろうか...一部の自分勝手な人間の快楽のために弄ばれる罪のない生き物たち...そこに外来種問題の縮図があった。
スポーツフィッシング?生き物を玩具にしたこんな残酷な行為がスポーツとは冗談ではない。餌やりといい、外来種問題といい、快楽にふける自分勝手な人間の自己正当化の弁には飽き飽きさせられる。
野生動物はやさしく遠くから見守り、干渉しないで欲しい。


2008年4月16日水

晴、6:37〜8:55、14.3℃

身近な自然破壊

エナガ

玉川上水のまつかげ橋〜新橋間が大規模に伐採された。それは剪定というレベルではなく、大伐採以外の何物でもない。瞠目するとは正にこのこと。あまりにひどい光景に、開いた口がふさがらなかった。
すぐにアクションを起こした。まず、このような愚行の理由を知りたい。まずは管理者に事情説明を求める。私たち井の頭バードリサーチはこの地域で毎日鳥類観察調査を行ない、希少種や猛禽類の利用状況を把握している立場として、今回の件の事情説明の内容を精査し、意見を提出しなければならない。起きてしまった自然破壊にショックを受け、影で愚痴ったり批判していても事態は一向に良くならないし、同じような過ちが繰り返されていくだろう。今後のためにも必ず声を上げなければいけない。
まずは三鷹市緑と公園課に連絡、今回の件についての事情と管理者と連絡先を問い合わせ、市で緑化に関わる立場としての見解を求めた。緑と公園課は管轄が違うが、この三鷹市内の緑化を推進する立場である。言うまでもなくグリーンベルトの連続性を保つには管轄違いの各関係者間の連携が重要であり、管理者にクレームを入れ、今後の方向性を環境配慮したものに軌道修正すべきである。
次に管理者である東京都水道局の境浄水場に問い合わせを入れ、事情説明を求めたが、異動で引継いだばかりですぐには詳細が判らないという。時間がかかってもいいので、中身のしっかりした事情説明と見解を求めた。また、この玉川上水の管理方法については管理者、三鷹市、市民団体、地域住民など複数の利害関係者で構成する「流域連絡会」で事前に検討の上、事業化しているそうで(まともな議論ができていなかった結果がこれだ)、今後は私たち井の頭バードリサーチも、おそらく現在欠けている鳥類調査と自然観察の立場からの意見と視点の提供を行ない、よりよい形にしてゆきたい。
このエリアでは2005年9月10日にサンコウチョウとセンダイムシクイがほぼ一日中逗留していて私たちを楽しませてくれたが、今回大規模に伐採してしまったことで緑の連続性と厚みが損なわれ、植生も乏しくなり、同様の観察は不可能になってしまった。また、周辺にはオオタカやツミの繁殖記録もあるので影響が心配だ。

エナガ

2008年4月15日火

快晴、7:30〜8:23、12℃

波引く

エナガ

夏鳥を毎日探し回っているが、ほとんど気配がない。あの日のオオルリが幻だったかのようだ。唯一、クロツグミは連日確認されているが藪の中にこもっており、タイミングが合わないと姿を見かけることもできない。
繁殖のシーズンを迎え、留鳥の動きは慌しくなってきた。冬鳥や漂鳥も順次姿を消している。ツグミやアオジが集結して渡っているのはもちろん、良く観ているとヒヨドリが群れで旅立っているのも目に入る。
エナガが頭上に来た。最近購入したオリンパスLS-10でジュルリジュルリの声を高音質録音した。


2008年4月13日日

曇天|雨、12:30〜15:20、10℃

ツミの狩り

ツミ♂

昨日夏鳥を確認できたので、今日は拡張巡回コースを行くことに。だが、あいにくの空模様で、雨脚が強まってきたので出かけるのを中止した。午後から曇りになるとの予報だったので、自宅待機。
しばらく滞っていたこのホームページの更新準備などしていると雨が上がったので再び出陣。
拡張コースを行くと、まもなくツミ♂がパーチしているのが眼に入った。静かに、かつ素早く機材を取り出してとりあえずレリーズ。距離が近かったのでツミは一連の動作で飛んでしまうかと思ったが、そのままパーチし続けた。買ってきた弁当を立ったまま食べながら、観察を続けた。20分後、ツミがフライ。エナガとシジュウカラの悲鳴が聴こえ、キジバトとオナガが右往左往した。すぐに見失ったが、消えた方向に向かうとすぐにこちらに向かって飛んできた。その脚にはスズメと思しき獲物が握られていた。見事な待ち伏せ型の狩りだった。


2008年4月12日土

晴れ、8:30〜15:00、20℃

青いきらめき

オオルリ♂

平日と同じ巡回コースを、少しゆっくりめの時間に歩く。ポイントNにさしかかると青いきらめきがひらひらと舞った。おお、オオルリ♂いたじゃないか。昨日井の頭バードリサーチの精鋭によって初認されたオオルリの、嬉しい個人的初認である。先日来、私を取材してくれているカメラマンさんと共に瑠璃色のそれを観察。オオルリは一度ぐぜりぽく声量小さくさえずった以外は終始無言だった。
情報が広まり、地元衆だけでなく近隣エリアからカメラマンが集まって賑わったそうだが、珍鳥ならともかく、普通にオオルリである。来るなとは言わないが、各人が各地のフィールドで自身で見つけ、データを記録して欲しい。だいたい初認の日にちは一致するはずで、各地のデータを比較検討したいと思う。
「Think globally, Act locally」


2008年4月9日水

くもり|晴、7:37〜
8:23、14.5℃

緑のトンネル

散らかったゴミ

朝、雨上がりの新緑の森を堪能した。薄黄緑色のフィルターが朝日を透かして緑のトンネルを描き、春風が通り抜けた。もう、いつ青い鳥が来てもおかしくない。このいい感じを携帯のカメラでは再現できないのが悔しい。


2008年4月7日月

晴れ、7:37〜8:23、13.5℃

無題

散らかったゴミ

花見に来るヤツにはまともな教育を受けていない愚か者が多いようだ。出したゴミは持ち帰れ!
持ち帰れないなら飲み食いするな!
そもそも来るな!


2008年4月5,6日土日

快晴、〜19℃、風強く冷たし

季節はひと月前、赤谷。

ジョウビタキ♂

週末久しぶりに赤谷へ。渡りの時期であり、少し前にヤマシギやらノビタキやら出ていたらしい。ここは季節が一月遅く、山桜は未だだし、木々も未だ芽吹いていない。見頃はGWくらいだろうか。
ツバメやイワツバメは戻ってきていた。ジョウビタキが一ヶ所に集中して集まっており、季節移動の時期を象徴していた。久しぶりに綺麗な成鳥♂を2羽同時に観た。


2008年4月4日金

快晴、9:40〜10:20、18℃

みどり

つい先日芽吹いてきたな、と思っていたらあっという間に葉が茂ってきた。いや、まだ茂ってきたというほどでもないのだが、とにかく緑の成長はあっという間で驚く。桜や紅葉も派手でいいが、私が最も好きなのは眩い新緑の黄緑色。葉は散らないが、いい色の賞味期限は桜の花が散るよりも短い。毎年書いているが、新緑はあっという間に深緑に移ろってしまう。今日も季節は歩き続ける。


2008年4月2日水

快晴、7:25〜8:24、11℃

百舌鳥

ここに来てまた百舌鳥が良く観られるようになってきた。近隣で繁殖するペアもあり、もしかしたらこの個体もそんな「居残り組」の片割れなのかもしれない。もうすぐ百通りのぐぜりが聴けるかもしれない。


2008年4月1日火

快晴、7:30〜8:23、10℃、
〜10m/s

春爛漫

桜はまだまだ見頃で春爛漫。弁天池でも引き続きいい景色が眺められる。ふさふさとボリュームのある花枝が風に揺られる様はいつ観ても風情がある。
今日の観察種報告メールは支離滅裂。その一部始終は「お茶池でアカショウビン、ボート池でヤマショウビン、弁天池でナンヨウショウビン…もうええわ!」そう今日は四月馬鹿なのだった。


2008年3月30日日

くもり、8:49〜11:40、10℃

今日も花見

持参機材の関係で昨日撮影し損ねたカットを再撮すべく、再び公園へ。天気は冴えず、気温も低めだったが春に浮かれた人々にとっては無問題。花盛りの公園は今日も多くのお客で溢れていた。
桜とカモなど撮影しつつ、カワセミを待ったが来訪なし。人出が増え、かつ雨が降る前の頃合いを見計らってビューポイントへ。とにかくここからの花見客を入れたカットを撮りたかったのだ。経験の浅い内はなるべく人工物や人を排除して撮影しようとしがちだが、プレス、イベント、ドキュメンタリーの撮影の経験を積む内に、その事象の本質をいかに忠実に伝えるかというポイントに考えが巡るようになった。右脳が弱く、感覚的・芸術的表現が苦手な代わりに具体的・忠実再現を高いレベルで達成する写真術が私の信条だ。
とにかく撮りたいと思ったカットを撮影することはできた。天候に恵まれなかったのでベストとは言い難いが、まずまず満足している。

カエデ ヤマザクラ
池の桜

2008年3月29日土

晴れ、8:30〜15:00、18℃

一年で最も

池の桜

井の頭公園の一年間の来園者のピークが本日だ。桜の開花が進み、満開の見頃を迎えた土曜日、しかも天気は上々とくれば相当な人手があるのは必然である。日頃井の頭公園を訪れない人々も花見目当てで野次馬のように繰り出してくる。
昨日通勤前の時間帯に光が正逆光で思うような撮影ができなかったので、休日の今朝はボートが出る直前まで太陽が高くなるのを待って、なるべくトップ気味のライトで撮影しようと思った。ボートが出る前に...そう思って9時過ぎに井の頭池に着いてびっくり!既にボートは出ていた。そう、花見のかきいれ時なので早くに営業を開始したのだった。
がっかりしたが狙いを変えようと思い、桜カワセミを待ったが、これもダメ。ダメダメだった。
公園中人で溢れた頃、一般人が入れないエリアで外来魚駆除に取り組んだ。


2008年3月28日金

晴れ、7:25〜8:20、9.5℃

満開

ボート池の桜

前日、恵比寿で軽く飲み、井の頭公園の夜桜を眺めて帰路へ。ソメイヨシノはほぼ満開だが、平日の夜だからか人は少なかった。夜桜を眺める内、明日の朝は久しぶりに一眼を持って桜を撮ろうと思った。考えてみれば人混みが大嫌いで、桜や紅葉など普段自然に目を向けない人ももてはやす、目立つイベントの写真を撮りたいと今までは思わなかったからほとんど撮ってこなかったが、写真家としてリクエストを受けた時に「好きでないので撮ってません(写真がありません)」では済まされまい。それに歳を重ねる毎にベタなイベントをベタに楽しむことが少しづつ面白く感じられるようになってきたかも知れない。
今朝は予報に反して晴れてしまったため、七井橋からボート池方向は正逆光になりアウト。急遽池尻まで歩いて順光に回るが、こちらは遠くまで見通せない。光を待つと、池にボートが出てしまうし、クレーンでも欲しいところだ。あれこれ考えていると鳥の声を少し拾えなくなってしまう。風景と動物を両立できないことを実感する。


2008年3月25日火

快晴、7:23〜8:22、10.5℃

ソメイヨシノ

春が進み、ソメイヨシノが美しさを増してゆく。美しいと思う一方で引いてしまう。単純に観賞を楽しめない理由は「宴会は10時まで」の横断幕が説明している。一年で最も華やかで、かつ汚く臭い日々がまもなくやってくる。マスな宴なので酒臭いのは仕方がないが、最低限ゴミだけは持ち帰って欲しいものだ。


2008年3月23日日

快晴、7:30〜16:00、23℃

33回井の頭かんさつ会

かんさつ会風景

昨日に引き続きあたたかい春の陽気だった。かんさつ会前恒例のカモセンサスに取り組んだ。カモの数は少なくなっているものの、餌やりに邪魔されたりして意外に時間がかかり、結局かんさつ会直前までかかってしまった。シダレヤナギの新緑の美しさとウグイスのさえずりを楽しみながらの春カモセンサスだった。
今回のかんさつ会のテーマは「お花見」。といってもソメイヨシノが一斉に咲くと宴会をやる、あれではない。このところの暖かさでソメイヨシノは開花したが、今回は主たる観察対象ではない。春先の花はもっとほかに沢山ある。ソメイヨシノ以外の桜はもちろん、サンシュユ、ヒュウガミズキ、トサミズキ、アセビ、シデ類など公園は花盛りである。小町さんの練りに練った独壇場は飛び入りの参加者をも魅了したようだ。


2008年3月22日土

快晴、23℃

ソメイヨシノ開花

昨日とはうって変わって初夏のような陽気になった。延期した彼岸の墓参りで上野寛永寺ほか3ヶ所をまわった。日中は上着を着ていられないほど暑く、この暑さでソメイヨシノは開花、各地で開花宣言が出されたようだ。実際に上野、小石川、王子、吉祥寺、墓参りした場所と地元全てで開花を確認することができた。明日のかんさつ会は花盛りになることだろう。


2008年3月21日金

くもり/雨、7:34〜8:20、9.4℃

センダイムシクイ初認

昨日から季節が逆戻りしたかのような冷たい風雨が続いている。昨日は本当に寒かった。彼岸の墓参りを延期にしたのは正解だろう。今朝も昨日ほどではないが風が残り、寒かった。
少し身体を冷やして何だかなぁと思いつつ巡回コースを歩く。大きな変化のない鳥類相に飽きが来つつ、いつ訪れるかわからない変化のその時まで惰性のようにセンサスを続ける。アオジやツグミ、シメのぐぜりが聴けたり、アトリやミソサザイが逗留するなど微細な変化はある。冬に逆戻りしたような気候が何日かあったとしても、暦は確実に進んでいる。
寒風を風を避けるように木陰に入ったら、かすかな地鳴きと共に2羽の小鳥が一緒に飛び込んできた。観るとムシクイ、センダイムシクイだった。早い!さしあたっての感想はその一言。秋の渡りも真夏に初認しているので、本来は十分に渡っている時期なのだろうが、数少ない先手だと思う。十分な観察時間が取れないままその場を離れた。


2008年3月19日水

くもり、7:40〜8:23、12℃

上達

井の頭公園は一日毎に春が広がっている。コブシが見頃になり、サンシュユやトサミズキ、ヒュウガミズキの黄が目立ち、ソメイヨシノのつぼみもだいぶん膨らんできた。公園を歩くと「宴会は10時まで」の立て看板や横断幕がそこここに設置されているのに気付く。また来園者のモラルが問われる、一年で最も騒がしい季節がやってきた。
ウグイスのさえずりがだいぶん上達してきた。


2008年3月18日火

くもり、7:30〜8:20、13.4℃

変化と適応、進化

勤務先が変わり、座ってPCを開ける通勤時間帯ではなくなった。必然的にホームページの更新は滞りがちになっている。この状況に対応するためには携帯しかない。携帯は混雑する車内の狭いスペースに立ちながらテキストを打ち込めるエディタになる。ケータイのメールやメモ帳に原稿を書き、PCにメールしておいて後でコピペでレイアウトに流し込む。ケータイで文章を作成するのはちとタイプ回数が多いのがまだるっこしいが。
ここ数年で「現状維持」ではダメだということが良くわかった。仕事でも環境保全活動でも目標を達成するには常に進化が必要である。所与の環境が変わったらそこで諦めるのではなく、フローを見直して適応することだ。そしてまた前進し直す。
今日は別のイヌシデの涙を観察した。


2008年3月17日月

くもり、7:30〜8:20、13℃

血と涙

過日剪定されたイヌシデの切り口から樹液が溢れているという話を教えられ、観察してみると確かにぽたぽたと樹液がしたたっていて、地面の一部分が顕著に濡れていた。大きく伐られた枝の切り口から絶え間なく樹液がぽたぽたとしたたり、樹肌も濡れた様子は剪定されたイヌシデが血を流しているようにも、涙を流しているようにも見えた。「樹の血と涙」は絶え間なく流れていた。


2008年3月15日土

快晴、9:25〜16:00、19℃

外来種駆除+かんさつ会下見

サンシュユ

久しぶりに外来種駆除活動に取り組んだ。前回2800匹の捕獲には水温という理由があったが、季節はもう春。水温は上がり魚どもが一カ所に集まる理由はない。実際に非接触温度計で池のあちこちを計測してみると平均して14℃程度の水温ということがわかった。さらに池の整備の関係で水位が下げてあるなど、いろいろと外部要因が変化しているので作戦が立てにくかった。結局今回は池尻のひょうたん池を集中して攻めることにした。当初は魚影が見えていたのだが、我々がかご網や四つ手網を仕掛けるので池の縁を歩き回っているとギルらは警戒したようで、姿が消えていた。そしてこの日の釣果はさっぱりだった。また次回への課題が増えたようだ。
駆除活動の後はかんさつ会の下見。梅林ではサンシュユの花が見頃だった。


2008年3月14日金

くもり、7:41〜8:35、10℃

シラゼン

白玉ぜんざい

今日で市ヶ谷に勤めるのも最後。最終ランチを何にするか考えたい。前勤務地だった神保町に負けず劣らずお店が充実していた市ヶ谷。ほあんの甘味付き御膳、らいむらいとのチーズハンバーグ、ディノスのランチ、東風汁麺屋や味の雫や翠の担々麺、羽前の鴨せいろ、ラ・スカラペッタのパスタ、店の名前を失念したが若鶏のデミクリームソース煮なんてのもあった。残念ながら魚やエスニック料理系に関してはまともな店がなかったが、それ以外は充実していた。ここから選べるのは1食限り...
あまり迷わずに「ほあん」を選んだ。この素敵な店には1年ちょっとの間、常に美味しいものを供していただいたし、ここの女将が田舎暮らしをするために惜しまれつつも今月一杯でお店をクローズすることもあった。
いつもは食後の甘味に「抹茶あずき」を選ぶのだが、最後の今日はあえて「白玉ぜんざい」=シラゼンをお願いした。いずれ「田舎」でお会いすることを約し、お店の方々に暇乞いした。


2008年3月13日木

快晴、7:30〜8:35、7.5℃

春来る

河津桜に目白

なんとなくひらめきがあったので一眼レフをぶら下げて出陣した。なんだろう、このひらめき...もしかしてレンジャク?いや、ちと早いか...いやいや、一眼レフを持ち歩いている時に限って、シャッターを押したくなるような出会いがないのでは...などとあれこれ思索しながらいつもの巡回コースを歩いた。
だいぶん上達したウグイスのさえずりにわかりやすく春を感じた。結局心が躍るような出会いはなかったが、河津桜の様子を観に行くとメジロが来ていて少しカメラを使う場面は出来た。何回かツミの声を耳にしたが姿は見えず。少し肌寒かったけれども春の到来を強く感じた朝だった。


2008年3月11日火

晴れ、7:36〜8:28、9.9℃

河津桜

週末のニュースで人でにぎわう伊豆河津の桜の映像を見かけたが、ここ井の頭公園の河津桜も見頃を迎えている。寒桜も5分以上の咲きで、寒緋はまだ早い感じだ。足をとめてケータイで写真を撮る人が目に付く。
河津桜は少しピンクの彩度が高く、派手で情緒には欠けるが、写真映えする色だと思う。


2008年3月8日土


ヨコハマ

フォーラム光景

友人の案内で久しぶりにヨコハマを歩いた。まともにこの地の「観光名所」を訪ねるのは何年ぶりだかわからないくらい久々だったが、どこも綺麗に整備されていた。特に赤レンガ倉庫の変貌ぶりは激しく、味わいがなくなっているのに驚いた。考えてみればもう21世紀だ、こんなものなのだろう。
東京人として、意外にも今までは周辺通過や中華街ピンポイントのみでゆっくりヨコハマを観光するのはもしかしたら初めてなのかもしれないが、おだやかな日和で気持ちよく散歩を楽しむことができた。


2008年3月4日火

晴れ、7:37〜8:35、7.1℃

三鷹市環境活動表彰

今朝も同じ場所でおそらく同じ個体が練習に励んでいた。昨日からあまり進歩がなく、唄はぎこちない上になかなか進まないので、まだるっこしくなってきた。そこで軽く鳴き真似をしてみると、彼はハモってくる。いやいや、たまたまだろうと再度試みると、またまたぴたりハモってきた。そして藪越しにちらりとこちらを一瞥しているようにも見えた。偶然偶然と再び鳴き真似をしてみるとしっかりとハモって来た。その後下手な谷渡りの練習が始まり、やがて今朝の練習は終わった。カラオケサポートみたいだった。
「井の頭かんさつ会」の継続的な自然観察会開催、餌やり自粛運動や外来種駆除活動など環境保全活動への取り組みが認められ、三鷹市から環境活動表彰を受けることに。この日の夕方、田中代表が清原市長から表彰状を受け取った。ここまで地道に続け、前進を続けてきた甲斐があった。


2008年3月3日月

くもり/晴、7:36〜8:36、6.5℃

やっと聴けた初鳴き

井の頭バードリサーチの他のメンバーはとっくに聴いているというウグイスの初鳴き。昨年は2月中旬には聴いたのだが、今季は3月になっても未だ聴けていなかった。それを今朝やっと聴くことができた。
その練習のぎこちなさが絶妙に面白く、思わず「ほら、法華経だよ!」と応援したくなった。


2008年3月2日日


三つ池フォーラム ストップ・ザ・外来魚

フォーラム光景

三つ池公園で外来魚に関するフォーラムが催され、かんさつ会代表の田中さんがパネリストとして招かれた。フォーラムでは三つ池の天野さんやノーバスネットの小林さんはもちろん、手賀沼の鈴木さんもパネリストとして参加されていた。
田中さんは井の頭の事例を紹介し、現状と目標の説明をした。各地で健闘している各団体が集い、それぞれの活動事例を報告しあって情報共有する、このような会は意義が大きいと思う。今後も各地の有志と交流を深め、外来種問題への対策を全国レベルで人的交流ができるような、もっと大きな流れにしてゆきたい。
フォーラム終了後は2月に実施されたかいぼりで捕獲されたワニガメが披露された。


2008年3月1日土

晴れ|曇り、9:50〜13:30、
14℃、〜3m/s

二つの空振り

シロハラ

久しぶりに何の予定もない一日だった。前日まで頑張った肝臓をねぎらうべく少し朝寝して、久しぶりにトーホーベーカリーでパンを買い込んできて食べてからゆっくりと出陣した。
今日は二つの狙いがあった。気負い込んでゴーヨンを担ぎ、それぞれの撮影に取り組んだが、両方とも1時間くらい粘ったものの、空振り三振だった。スタートの時間が遅い、花の時期に早いなどが主な敗因である。フィールドにいた時間が長かったために観察種は32種になったが、いずれもいつものレギュラーメンバーだ。身近でキクイタダキを観察できるのは嬉しいのだが、そろそろ変化が欲しいところではある。


2008年2月29日金

快晴、7:40〜8:35、4℃

キクイタダキ

前日朝は久しぶりにハヤブサが飛んだとのこと、常駐しているわけではなく通過なので、それの再発見はかなわなかった。
今日で2月も終わり、次第に日中の気温が高くなって来ているようだ。そんな春のムードが鳥類たちを刺激しているのか、今朝はキクイタダキの活発な行動をじっくりと観察することができた。すぐ頭上でホバリングする様に思わず感嘆の声を上げてしまう。


2008年2月25日月

快晴、7:44〜8:35、4℃

ツグミ

前日までの強い風がやっと収まり、未だ風は残るものの、比較的おだやかな朝だった。
シロハラもアカハラもツグミも地面の天然貯蔵庫を漁って餌になるものを探している。


2008年2月24日日

快晴、7:50〜12:00、
10℃、〜15m/s

第32回観察会

観察会風景

昨日から激しい天候が続いている。春本番のように暖かく、その後風が強まって春一番が吹いたと思ったら、一転して空気が冷たくなり、真冬の寒さに逆戻り。観察会の今日も風は残っていた。カモセンサスで出た井の頭池では噴水のしぶきが飛び、水面は海のように波立っていた。
コアメンバーが集まってカモをさっと数え、そのまま観察会に。今回は冬越しの生き物を探すというテーマ。誰でもわかるように今の季節は飛んでいる虫さえ見かけない時期。鳥類以外に生き物はいないように思われる。しかし!いろいろな生き物が息づいている!葉の裏、樹皮の隙間、木のうろ、種名を記したプレートの裏など...昆虫やヤモリなどが本格的な春の到来を待っているのだ。
強風が砂埃を巻き上げ、観察会メンバーも参加者も眼や鼻の中がじゃりじゃりになりながらの自然観察だった。


2008年2月22日金

快晴、7:50〜8:35、6.7℃

さえずり

あたたかい朝だった。ばりばりと霜柱を踏んでいた冬は彼方へ過ぎ去り、季節は確実に移ろっている。
少し前からシジュウカラが盛んにさえずるようになり、ウグイスの初鳴きを聴いた仲間もいる。
次第に鳥たちの美声が増えてゆき、春の彩りが広がり、人々が桜色の下で春に浮かれる。桜色が大地に降りて、公園が眩い新緑に包まれる頃、夏鳥たちがまた井の頭公園にやってくる。また来る楽しい季節が待ち遠しい。


2008年2月18日月

快晴、7:30〜8:35、3.0℃

春の兆し

さあ社会復帰だ!久しぶりにスーツに身を包み、張り切って公園へ!東京は気温が低めとはいっても北海道に比べれば楽なのだが、身体はそろそろ東京仕様に適応。油断して、北海道へ行く前は常用していたタイツを欠かしたところ、身体を冷やした。
そうは言っても春の兆しがそこここに。公園の梅林では梅が咲き始めている。


2008年2月17日日

快晴、7:30〜12:00、
3.8℃〜7℃、ほぼ無風

X山冬鳥観察会

観察会風景

帰京早々、出張の観察会に行ってきた。何回かお世話になっている西国分寺X山での冬鳥観察会を井の頭かんさつ会として田中さんと共に担当した。始めるまでは不安もあったが、始まってみるとカラ類を中心にいろいろと飛んできて観察は充実した。子供たちの感性はいつもながらスポンジのようで一緒に遊ぶだけでこちらの感性まで磨かれるようだ。
北海道に比べれば観察種は平凡だが、やはりこちらのフィールドは落ち着く。


2008年2月9日〜16日 道東での撮影行


2008年2月5日火

晴れ、7:47〜8:35
森、七井橋2.1℃

トラツグミ別個体発見

雪はだいぶん溶けていたが、公園内にはまだまだ残っている部分があった。ルリビタキが地面に降りるのを見つけ、じっくり観察しているとムクの実かミズキの実か、つまみあげて食していた。未だに天然食糧貯蔵庫には在庫があるようだ。
雪が溶けた裸地に動くものあり。ツグミか?枝に上がったのトリを双眼鏡で確認するとトラツグミだったのでドキッとした。まもなくそれは再び裸地に降りてしばらくうろうろしていたが、餌がないのか遠くへ飛び去った。


2008年2月4日月

快晴、7:48〜8:35、
2.3℃、ほぼ無風

ざくざくつるつる

ウグイス

靴選びに苦労した。夜再び雪が降ったから、ある程度高さのある靴でないと冷たいし、スーツも汚れてしまうことが想定された。しかしお客さんのところにスーツブーツで行くのはいかがなものか。いや、今日は特別だろう。結局、ダナーライトのブラックを選択。簡易スパイクまでは必要ないだろうとこれは見送った。
家を出てびっくり!想像以上に凍結していた。歩く音はざくざく、そしてたまにつるつる滑る。ビブラムソールだろうが滑るものは滑る。これは道産子歩きしかない!久しぶりに技を使った(大げさ)。こんなことなら簡易スパイクを装着してくればよかったと後悔。
心臓が止まるかと思うような2度の危機を乗り越え、とりあえず大事無く過ごせているが、今夜と明日の朝は再び危険が予測される。


2008年2月3日日

雪、13:30〜15:00、
2.5℃、北の風〜3m/s

雪分

雪の西園グランド

朝起きてカーテンを開けてびっくり!前日予報で雪マークがついているのは見ていたが、こんなに降るとは思っていなかった。ベランダから見下ろす景色は白一色だった。
来週、北海道の友人が来京し、我が家に来るので片付けと掃除に取り組んだ。本当は先に公園散策をして、雪というフォトジェニックなシチュエーションを生かして作品撮りもして、早めに引き上げて後はみっちり片付けと掃除と考えたが、雪が絶え間なく降り続いているのでなかなか出陣のきっかけがつかめなかった。
家事が一段落すると既に午後になっていたので、降り続く雪の中仕方なく出陣。雪のルリビタキ、トラツグミ、カワセミ、カモたち、井の頭公園の雪景色...イメージはいろいろと湧いてくるが、現実には気温が高めなので雪はすぐに溶けてしまい、雨に近い状態で今ひとつ絵にならなかった。
節分の今日、子供たちは豆ではなく雪玉を投げていた。「雪分」とでもいうところだろうか。


2008年2月2日土

雪、9:30〜11:00、
5〜7℃、微風

造園業者の話

モズ♀

午後から埋立地方面で全社大会なので、その前に公園を一通り周ることに。公園を歩いていると剪定の現場に出くわし、職人さんたちはちょうど休憩時間中だったので、今回の剪定作業について話を聞くことにした。
過度に切りすぎなのではないかということ、小鳥の森周辺の樹木などは場所的に(民家などに隣接していないので)切る必要がないのではないかということなどをお伝えした。
彼らにしてもちょっと切りすぎだという認識はあるが、あれでも少し抑えているという。依頼主である西部公園緑地事務所からはもっと切るよう指示が出ているという。ちなみに菌にやられないよう、切り口には薬を塗り、年を重ねて弱っていた樹木は枯れ枝を切ることで活力を取り戻して3年ほどで元に戻ってくるそうだ。自然を生かした井の頭公園の二次林はほとんど手付かずのままであり、手入れは必要とも言っていた。
造園業者さんの話には頷ける部分もあるが、実際の施工を見る限り、やはり過度だと思うし、触る必要のない箇所は触らないで欲しいと思う。それに今回のような、どちらかというと環境破壊的行為に数百万円も費やすのではなく、同じ予算を環境保全である池の外来種駆除作業に使って欲しいと思う。
管理者である西部公園緑地事務所と各種事業を請け負う業者さん、公園の利用者である市民と有識者で一緒に公園の環境保全を考え、一緒に協働することができないものだろうか。


2008年2月1日金

快晴、7:48〜8:37、
4℃、微風

ロクヨン再評価へ

カワセミ♂

以前から画質に不満があったロクヨンだが、何度も悔しい思いをしているので、徹底的に点検整備してもらうことにした。重いそれを担いでいつものように公園を歩くが、ただ持ち歩くだけで使わないのももったいないので、何枚か手持ち撮影をした。撮影画像はやはりコントラストが低く、ソフトフィルターでもかけたような撮像に。銀座のプロサービスで状態を説明し、持参したサンプル画像を見てもらうと、後玉に汚れとくもりのようなものが認められるという。今まではボディ側でのAFピント調整しかしてもらっていなかったので結果的になんら問題解決に至っていなかったが、今回は原因を追究、解決できそうだ。機材を預け、向かいの「魚久」で京粕漬けの焼き魚をいただいた。
夜、西部公園緑地事務所から回答が届いた。剪定の目的は危険防止と民地境界を越えたものの対策とのこと。これだけでは納得できるものではないが、説明資料を送付してくれるそうで、それを見て対応を考えたい。


2008年1月30日水

快晴、7:37〜8:36、
4.7℃、微風

樹木虐待

森がひどいことになっている。先日御殿山のイヌシデが大規模に剪定されていた。いや、それは剪定というレベルではなかった。全ての枝が根元だけしか残されない状態になっていた。それは剪定ではなくぶった切りであり、「樹木虐待」という造語をイメージしたほどだ。
そして、信じられないことが起きた。井の頭公園で自然度が最も高い「小鳥の森」でも周囲のイヌシデ、ヤマザクラ、コナラが同じように「ぶった切られた」のだ。見るも無残な「樹木虐待」。目的と意図と必要性が皆目見当つかない自然破壊の悪行が行なわれた。
井の頭公園には武蔵野の雑木林の面影である貴重な二次林が残り、それは都市部にあって多くの動植物を育み、鳥類の越冬地・渡りの中継地として重要な役割を担っている。毎年オオルリやキビタキ、サンコウチョウなどの夏鳥がここを経由して渡り、オオタカやツミなど猛禽類も頻繁に利用し、カラアカハラなど国内でも観察例の少ない希少種も立ち寄ることが我々井の頭バードリサーチの毎日の観察によって確認・記録されている。この地を保全することが管理者や地域住民の責務であり、それに逆行して今回のように自然破壊することは国民共有の自然遺産を損なうことになり、決して許されない。
現在、管理者である東京都の西部公園緑地事務所に質問を送り、回答を待っている状況だ。


2008年1月29日火

曇天、7:43〜8:36、
5℃、微風

ねぐら

カワセミ♀

昨日の反省を踏まえ、再び一眼レフを携えて出陣。謎を自らの写真技術で解明しようと思った。
森はあたたかめ。少し、最近遅れがちな朝を少し、早く出てじっくり検索してみたが、残念ながら昨日のそれは見つからなかった。
池に出るとカワセミが飛び回っていて、冬らしく至近で観察する機会もあった。求愛の頃らしく、すっかりコバルトブルーの羽が美しく輝いていた。
夜、何となく行きつけの三鷹「季節の詩」に行こうと思った。三鷹を降りると「スーパーナチュラル」がストリートをやっていたので足を止め、2曲ばかり聴いてから店へ向かった。
旬のたいら貝などいただきつつ楽しく飲んだ。すっかり満足して帰路に着く。自宅の真ん前に停留するバスを待つ場所からバスのロータリーの真ん中のケヤキが見える。そこは都市適応したハクセキレイのねぐらになっていて、雨降る今晩も多くが集まっているのがパチンコ屋の灯かり越しに見えた。
自然観察をしない人たちが全く気付かない生き物の行動。それを知っている者はささやかな楽しみを得ることができる。ただ、そのことに優越感を持つのは違う。こういうささやかな楽しみを多くの人に伝えることこそ我々自然観察者の務めだ。
ほろ酔いでEOS40Dのライブビューを使い、明るくて落ち着いて眠れない?セキレイたちを撮影。

ハクセキレイねぐら

2008年1月28日月

快晴、7:48〜8:36、
4℃、微風

ムシクイsp.

ムシクイsp.

森を歩くとシュロにウグイスが群れていた。その中に嘴下部が黄色い個体を見つけ、ハッとした。またムシクイだ!。コンパクト双眼鏡で同定しようとしたが、厳しいものがあった。記録を取っておかなければと思ったが最近さぼっていて平日はHDハンディカムしか持ち歩いていない。仕方がないのでそれで一生懸命に撮影を試みた。
帰宅後映像からスチルを切り出すが、やはり画質が悪く、同定には程遠いものしか得られなかった。センダイムシクイ?メボソムシクイ?といった印象だったが、なんとも言えない。結局ムシクイsp.としか言えない。
今シーズンは都市公園で「冬ムシクイ」が当たりなので、井の頭公園に何が出てもおかしくない。最近、鳥類相がマンネリだったので観察道具と撮影機材は手抜きしていたが、再び強化しなければ。いざという時に対応できなくては勿体ない。


2008年1月27日日

快晴、7:30〜13:00、
10℃、〜2.5m/s

また珍鳥

コノドジロムシクイ

某公園にコノドジロムシクイなる珍鳥が出ており、なかなか観察できない種ということで観に行くことにした。
今日は井の頭かんさつ会の仲間で高尾方面へ行くという話があったので、こちらに早く決着をつけ、すぐに高尾へ直行するつもりで早めに出かけ7:30には現地に入った。
既に新聞にも露出するなど情報は知れ渡り、しかもコノドジロが入っているヨシ原を明日には刈ってしまうという最終日的な状況で現場には約150人のカメラマン、ウォッチャーが集結。時間が経つごとに観衆は増えてゆくが、なかなかお目当ては出てこない。初めは知り合いに冗談を飛ばしたりしていたが、次第に時間がなくなってくると余裕もなくなってきた。どちらをとるか...結局今回高尾は諦めてこちらを粘ることにした。待ち合わせに間に合わなくなった頃、コノドジロはやっと出てきてくれた。待ち合わせには間に合わないので撮影を続けてもいいのだが、甚だ睡眠不足の疲れもしんどく、帰ることにした。


2008年1月26日土

晴れ、10:50〜15:00、
10℃、ほぼ無風

1月外来種駆除

ブルーギル2800匹

久しぶりにゆっくりと眠れる休日、なのに哀しいかな目が覚めてしまい、7時台には起床することになった。もろもろの準備を済ませ、ホームセンターへ。防水手袋その他の装備を整え、井の頭公園へ。今日は久しぶりに外来種駆除だ。
魚探を使うと反応は前回に比べ顕著、というか一見して池はブルーギルで溢れている。魚探を使うまでもなく、ターゲットは目の前にうようよしている。
なぜ、このようにうようよしているのだろう...そう思いながらコアポイントに降りてかご網を仕掛ける。余りにも数が多いので、試しにやみくもに網を振ると10匹ほどが入る。おお、これは!仕掛けなどなく、網を振るだけでそれなりに捕れる。かご網にもざくざく入る。その後2時間ほどの漁獲は今までにないものに。最後は田中さんが追い込みをかけてとどめ。最終的に2800匹ほどのブルーギルが捕獲できた。しかし池の魚影はまだまだ濃かった。


2008年1月24日木

快晴、7:40〜8:25
森、七井橋4.9℃

白の名残

雪が雨に変わったので大半は溶けてなくなってしまい、白い世界はあっという間に冬枯れの色に逆戻りしてしまった。
ちょうど1年ほど前は粉砂糖をふるったような白い地面に降りた蒼いルリビタキを撮影するチャンスがあり、その写真は「バーダー」誌に掲載されたこともあったが、今回はそのようなシャッターチャンスが全く消えてしまった。それも一つの巡りあわせ、霧氷に真紅の花が咲くようにオオマシコが止まっているわずかな時間もまたその一つ。素敵な出会いは運7割、経験2割、技術1割というところだろう。ただ一つ言えるのはチャンスに即応できる備えを怠らないこと。そして、なるべく長くの時間、野に身を置くことだ。部屋の中にいてはチャンスには出会えない。
グランドに白い景色の名残で汚れた雪達磨が立っていた。


2008年1月23日水

雪、7:45〜8:25
森、七井橋1.1℃

東京に少し雪が降った。前回雪の予報が外れたので今回もどうせ大したことないだろうと思っていたが、ほとんど積もらないにしても井の頭公園を白く染めるくらいのサービスはしてくれた。街中ではすぐに融けて交通機関に影響することもなかったので、これくらいがいい塩梅かもしれない。アンダーウェアをスーツの下に仕込んでいったので寒さは苦にならなかったが、平素の革靴なので足先だけは冷えてしまった。
久しぶりの白い世界、明日の朝はシャッターチャンスがあるかも知れない。


2008年1月22日火

くもり、7:55〜8:25、
3℃、

先斗入ル

鴨つくねと九条ねぎのクリームソースパスタ

無性にパスタが食べたくなり、ちょうどヨドバシに取り寄せを頼んでいたパーツを取りに行くついでにレストラン街の「先斗入ル」へ。以前にも紹介したここは上品な和風アレンジの創作パスタが美味しいのだが、飲み屋ではなく食事主体なので、おつまみや酒などはほとんど出していない。唯一、発泡酒とグラスワインがあり、それら酒類もドリンクセットにできるので今宵は鴨つくねと九条ねぎのクリームソースのパスタに赤グラスワインのセットにした。
素材、調理、味はまずまずだが、この手のワンディッシュの食べ物でいつも課題になるのが、初めは美味しくてもそれを胃に入れていく行為を続けている内に味に飽きてしまうこと。そう考えると和食は良くできている。汁をすすり、ご飯をほおばり、おかずを食べ、ご飯をほおばり、小鉢に箸をつけ、ご飯をほおばり、汁を軽くあおり、香の物をつまみ...といった変化をつけ飽きないように食事を進めることができる。そしてそのバリエーションも豊かだ。
まあ、でもここのパスタは好きなのでまた食べに来る。


2008年1月21日月

曇天、8:00〜8:25、
5.5℃、〜2.0m/s

群林堂の豆大福

豆大福

講談社や光文社への営業で音羽へ行くと、必ずちらと覗く店がある。菓匠「群林堂」の豆大福が絶品なのだ。ガワは適度に柔らかく、味は甘くなくほんのり塩味が利いていて中の餡(これも甘さ控えめのこしあん)と合う。そして何といってもこれでもかというくらいたっぷり散りばめられた豆豆豆!一回食べたら病みつきになる味。
人気があるので午後は売り切れになっていることが多いが、日によって残っていることもあり、このような時は迷わず買ってしまう。おひとつ147円也。


2008年1月20日日

くもり、8:30〜12:00、7℃、

第31回井の頭かんさつ会

31回目のかんさつ会は先月に続いて鳥類がテーマ。前回は森林性の鳥類がメインだったが今回は水鳥メイン。前回同様私がメインで構成することとなった。
夜は雪がちらつくなどという話だったのでアンダーウェアから冬装備に固めて外へ出た。かんさつ会の前にはカモセンサスがあるので、3時間以上を公園内で過ごすことになり、装備が甘いと身体を冷やしてしまう。少しやり過ぎかなと思うくらいが快適な装備といえる。
今回はカモの観察を通じて井の頭公園の環境を考えるというのがテーマ。餌やりが抑制され、前季までとはがらっと変わった状況を見て、何をしなければならないのか考えようという主旨で会を進めた。今回も多くの方にご参加いただき、野外観察から屋内講座まで熱心に聞いていただいた。
(PHOTO:OHARU)

観察会屋内講座

2008年1月19日土

快晴、10:00〜12:00、8℃、

モズの表情

少しゆっくりと寝て、明日の観察会の下見に出た。毎晩酒宴だったので、観察会の資料も未完成のまま。今日は下見を終えたらフィールドはそこそこにして家で作業をしなければならない。幸いなことに4日酔いにはならなかった。
下見を終えて、少しだけ森を散策するとモズの雌に出会った。マークIIIに300mm/4のお散歩仕様でそっと撮影してみた。家で資料を作成する合間に写真を見ると、野生の表情が写っていた。

モズ♀

2008年1月18日金

曇天、7:43〜8:25
森、七井橋3.3℃

カワウ

今週はおかげさまで新年会ラッシュの週だった。多方面からお声がけいただくのはありがたいことで、我が肝も頑張りがいがあるものだ。今晩で3連荘。
3日酔いで公園を歩いていると、カワウが羽を乾かしていた。


2008年1月15日月

くもり、7:42〜8:25
森、七井橋3.7℃

若いルリ

寒い日が続く。気候、豊凶、鳥類相、全てが昨年と対照的かも知れない。
それにしても寒い。2月には2年半ぶりに帯広に行くというのに、この程度の寒さで身体を震わせるなど私もすっかりなまったものだ。まあ、旅の際には装備を固めていくし、現地に行けばすぐに身体が適応してしまうものだ。北から帰ってくると、とても暖かく感じるのを何回も経験している。それも数日で適応してしまい、また寒く感じるものだ。適応って面白い。
茶屋裏のルリビタキに出迎えられた。♂だが全体に色が淡く、未だ若いルリだ。


2008年1月14日月

くもり、6:50〜13:00、7℃、
〜3.0m/s

1stショット

カメラを新調し、再びカラフトムシクイを撮影しに。晴れ間が出る予報は外れたものの、昨日よりもはるかに風が弱く、鳥は探しやすかった。
今日は着いた時点で誰も確認していなかったが、意外な場所で飛んでいる姿をキャッチして第一発見をいただいた。シジュウカラ、シジュウカラと2羽頭上を飛んだ後に飛んできた小さく茶色ぽく見えた影を追うと、それだった。
周囲に知らせ、その後写真を撮る条件ではなかったのでほとんどシャッターを切らずに条件が良くなるまで、他の観察者のためにキャッチし続けるべくしばらく追ったが、カラフトはよく茂った常緑樹の暗部に入り、そこにいたメジロに惑わされてロストしてしまった。
その後数回観察することはできたが、写真の出来はイマイチだった。
新機材のはじめの一枚は撮り逃したカラフトだった。

カラフトムシクイ

2008年1月13日日

くもり、7:30〜11:40、7℃、
〜9.0m/s

カラフトムシクイを観る

カラフトムシクイ

3連休2日目。雨が上がったので某公園に出没しているカラフトムシクイを観に行くことにした。
雨が止んだのはいいが、冷たい北風が強い日となった。ビアンキで寒い向かい風に立ち向かい、現場へ向かった。現場へ到着し、お目当てを探し始める。初めから自分で見つけるつもりだったので、人の動きは観なかった。そして何時ごろどの辺り、どの範囲に出るという予備知識がないというのは強い。初めて歩く広いフィールドを全く先入観なくセンサスできる。しらみつぶしに探している内に50mほど先に混群を見つけたので近づくと、見慣れないホバリングが...黄色い!これだ!!気付くと隣には別の観察者がいて、双眼鏡で確認する前にそれがお目当てだということを知らされた。ともあれ心構え通り自身で発見できたのはとても嬉しい。早速撮影に取り掛かったが、このカラフトムシクイ、実にすばしこくてピントを確認している暇が全くない。確信のない撮影を繰り返し、午後の予定に合わせて昼前に現場を離れた。


2008年1月12日土

雨、14:40〜15:00

NACOT新年総会

市ヶ谷八幡

3連休初日。某公園に出没しているカラフトムシクイを観に行きたいところだったが、あいにく一日中雨となった。是非もないので部屋の中で時を過ごし、午後市ヶ谷八幡へ向かった。今日は毎年恒例NACOTの新年総会なのだ。
吉祥寺で買い物をした後、総武線に乗ってのんびり市ヶ谷へ向かう、はずだったが電車のスピードが上がってくると私が乗った車両ではバキバキと危険な異音が...初めは誰かが暴れているのかと警戒したが、そうではないらしい。というか、車両が壊れるのではないかと思える程の大きな音だった。私の車両からは乗客が次々に退避する。(おいおい、逃げる気持ちはわかるけど、この異常を車掌に知らせるとか考えないのかよ社会性のないアホども!)と思いつつもう一人まともな人と共に車掌の下へ。その後車両は荻窪で点検、車両の下は金属製のパイプのような何かが垂れ下がっており、それがスピードが上がると線路の石に激しく叩きつけられるので大きな音がするようだ。電車はその場で運転不能かと思われたが、徐行しながらゆるゆると走り続け、私は市ヶ谷で下車した。


2008年1月11日金

晴れ、7:40〜8:25
森、七井橋4.3℃

モズ

久しぶりにモズの高鳴きを聴いた。かなり離れた遠くから聴こえた。あえて距離が遠いままで姿を見つけられるか自らを試す。もちろん双眼鏡は使わず裸眼でだ。
木立の梢を中心に捜すが、それらしい塊は見つからない。やがてグランドの端の時計脇の木の上にそれらしい赤茶の塊が眼に入った。見つかった。高い位置ばかりを探していたのが少々見当違いだったようだ。
この2年半続けている毎日の観察は確実に私の身体を変え続けている。視覚はより遠くの鳥類をキャッチするようになり、鳥のフォルムを認識しやすくなり、特に動くものをよく拾うようになった。視野の隅を小鳥がちらっとかすめたのも見落とさないようになった。動体視力そのものも多少向上したようだ。フォルム、シルエット、飛び方、行動などで双眼鏡を覗かずに多くの種が判る様になった。鳥類の声を良く拾うようになり、一声だけで種が同定できるようになった...
当たり前のことだが、鳥を観続けることで、鳥をより認識する身体に変わっているということのようだ。『適応』を身をもって体感している。


2008年1月10日木

快晴、7:30〜8:35
森4.8℃、七井橋5.5℃

仁義ある闘い

分園のデッキの欄干にカワセミが2羽並んで止まっているのを見つけた。つい雌雄も確認しないままビデオを回してしまったので、モーションをかけているのか牽制しているのか、わからなかった。
その内に左のカワセミが奇妙な動きを始めた。お辞儀のようにも見えるが、どちらかというと「お控えなすって」と仁義を切る動きに近い感じに見えた。その後も繰り返し繰り返し仁義を切っていた。
やがて2羽は鋭く交錯し、仁義ある戦いに決着が着いた。


2008年1月8日火

快晴、7:53〜8:25、5.5℃

朝靄

朝のボート池

少し寒さが緩んだ朝、池に出ると朝靄が出て幻想的だった。鳥類相に大きな変化はなく、正直ちと退屈な気もするが、よくよく考えてみると毎朝通勤前にキクイタダキやルリビタキを観察できるというのはかなりの贅沢だ。
朝靄を十勝の風景に重ね合わせた。


2008年1月7日月

くもり、7:23〜8:35、4.0℃

ほあん

ほあんの昼食初め

職場の市ヶ谷での新年昼食第一弾は『ほあん』の甘味付き定食。久しぶりに美味しい昼食をいただいた。食後の甘味は新メニューの栗バニラ。
しかし市ヶ谷の幸せもあと二月ほどでお別れ...


2008年1月6日日

快晴、11:13〜15:00、18℃
微風

新年餌やり自粛初め

ルリビタキ♂J

今日も快晴であたたか。新年になってから好天が続くのはいいが、あたたかいのはよろしくない。年々進む温暖化を鑑みるに、決して過ごしやすいと喜べない。冬は冬らしく肌寒くあるべきだ。
フィールドを一巡し、大形ツグミ類やキクイタダキが数を減らしたことと、ルリビタキが増えたことを確認した後で池に出て新年最初の餌やり自粛運動に取り組んだ。
水鳥たちはお年玉を沢山もらったようで、およそ野生動物らしくないすっかり弛緩しきった態度だった。水鳥の餌ねだりは乞食状態であり、よくないのだなぁと餌をあげるのを我慢している利発な子供たちの前まで寄ってきて忍耐心を試している。その弛緩ぶりは捕虫網で簡単に捕まえられそうなほどであった。
まだまだ道のりは遠いようだ。

シロハラ♂

2008年1月5日土

秀逸なレトルト

サイアムヤマモリのグリーンカレー

レトルト食品はしょせんレトルトと思っていた...
原料生産地や有名店のブランドを前面に出した製品の中身の乏しさにはそれをリリースする大手食品会社や商売に走って中身の伴わない製品に名前を貸す有名店の良識を疑うばかりだし(産地に関しては偽装ばかりだから良識など稀なのだが)、そのような製品の流通を許容する消費者の舌のレベルの低さ、あるいは美味しくなくとも安ければいいというデフレスパイラル的発想には憤りを感じるし、今後も食料自給率は上がらないと絶望させられる。国内の生産者の努力と良い食にはそれに見合った対価を払って敬意を払い、支えたいし、経営者はその消費に見合った賃金を払って経済を好循環にするべきだ。現代日本はデフレスパイラルと独り勝ち意識が社会的な格差を広げ、国を貧しくしている。
正月用に買い込んだレトルト食品の中に秀逸な逸品を見つけた。ヤマモリ食品のタイカレー(チキングリーン)はレトルトとは思えないほど美味しく、下手な国内のタイ料理店よりも美味しかった。この逸品は同社の現地子会社であるサイアムヤマモリが現地の食材で現地で生産したもので、本場の味がそのままパックされている。あまりに美味しいのでジャスミンライスで食べたいと思った。この逸品、いなげやで348円。明日ジャスミンライスと共に買い込んでこよう。


2008年1月4日金

11:00〜16:30、快晴、16℃、
〜10m/s

渡良瀬遊水地遠征

渡良瀬の観察窓

2年ぶりに井の頭バードリサーチのメンバーと共に渡良瀬遊水地に遠征に出かけた。絶好の天気の下、広大な遊水地を歩き、鳥観。かなり風が強かったが、水辺からヨシ原まで多様な環境で48種もの鳥類を確認することができた。日頃活動拠点である井の頭公園では観察できない鳥類の数々を堪能し、日暮れまで楽しむことができた。とても楽しくいい日だった。


2008年1月3日木

巨大パネトーネ

パネトーネ

正月3日、親族が祖母の家に集結した。イタリアンな叔父さん叔母さんの手料理の数々をご馳走になり、ドルチェには日本では入手できない巨大パネトーネがふるまわれた。


2008年1月1日火

11:00〜14:00、快晴→曇り
12℃、微風

元旦鳥初め

キクイタダキ♀

休みを堪能している。こなすべき仕事は残っているものの、遠出の予定がないので思い切りのんびりするのみ。時間と緊張から我が身を開放し、夜も朝も遅くなっている。
すっかり日の昇った昼前に森へ出かけ、センサスを開始。キクイタダキを撮影していると、混群の中にキマユムシクイを見つけた。正月早々、なかなか幸先のいいスタートだ。井の頭公園を一周し、一通りの観察を終えて家へ戻った。昨日までの風も止み穏やかな元旦だった。


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