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2007年12月31日月

快晴、10:00〜12:00
10℃、〜6m/s

大晦日鳥観納め

キマユムシクイ若鳥

昨晩飲み過ぎて決戦を控えながら寝坊。慌てて起き出して機材を整えているとバードリサーチ朝組からムシクイ発見の知らせが来た。慌ててビアンキで出陣。不覚にも双眼鏡を忘れて出かけてしまった。
仲間のおかげで現場に着いてすぐにムシクイを発見することができ、じっくりと観察、撮影することができた。予定通り午前中に決着をつけることができ、贅沢な鳥観納めができたことを仲間に感謝しつつ森を離れた。午後は大掃除をしなければ...
普段はあまりやらないが、我が家のすみずみまで綺麗にするのは案外楽しいし、キレイは気持ちいい。この年末未だに鑑賞していなかった「華麗なる一族」のクライマックスに心を打たれ、料理した担々鍋をつまみながらムシクイの同定に入る。
同定は困難を極めた。ムシクイ類の同定は難解であり、何枚もの写真をみて各部位の確認をする作業に多くの時間を費やすこととなった。

メボソムシクイ説が出ていたがあり得ない。その根拠は...1.嘴が先端暗色でなく、一様。2.頭央線がある。3.眉班が太い。4.下面に黄色味がない。5.脚の色が淡すぎる。6.大きさが小さい(キクイタダキ、メジロと大きさは変わらなかった)...もちろんカラフトムシクイでは絶対にない。嘴で一発。

センダイムシクイかキマユムシクイかで相当に悩むことになった、真冬ではあるが近年はいろいろな種で越冬個体が確認されているので越冬センダイムシクイという可能性もゼロではない。しかしながら私の見解は『キマユムシクイ1W』。その根拠は...1.冬なのでセンダイムシクイの可能性はかなり低い。2.不明瞭な頭央線がある。3.明瞭な翼帯がある(ただし私の写真では不明瞭だった)。4.下尾筒に黄色味がほとんどない。5.眉斑が太い。6.脚が淡い肉褐色。7.風切外縁にかすかに帯がある。8.キクイタダキやメジロとほぼ同じ大きさに見えた。9.上面はセンダイムシクイよりもより黄色味が強く見えた...以上から越冬センダイムシクイではなく、キマユムシクイの当歳若鳥と結論した。図鑑によればセンダイムシクイもキマユムシクイも繁殖後完全換羽となっているが、写真を見る限り不明瞭でまだらな部分が多く、明らかに換羽中。嘴が基部だけでなく一様にオレンジ色が強いのも若鳥であれば説明がつく。
写真同定は本当に難しい。一枚だけ嘴の先端が黒く写っているカットがあったし、頭を下げていても頭央線がはっきり見えないカットもあった。翼帯に関しても比較的明瞭なカットもあれば、全く不明瞭なカットも。ムシクイ類の同定基準として初列の突き出し量と露出している3列の長さとの差というものがあるが、これなどは少し角度が変わっただけで長くも短くも見える。この基準に関しては決定的なカットはなかった。
結局、最終的な決め手は観察の印象だった。大きさの印象の話、私が感じていたことと同じ事を他のメンバーも感じていた。
写真が実証することは多くあるが、騙されることもある。写真を撮ることにとらわれ過ぎないよう、じっくりと観察することが非常に重要だ。
それにしても今日は本当に凄い鳥観納めとなった。

キマユムシクイ当歳若鳥
キマユムシクイ当歳若鳥

2007年12月30日日

くもり|晴れ、13:00〜16:00
13℃、〜4.2m/s

珍客飛来

ムシクイsp

昨日と同じくあたたかだったが、風が強い日だった。この風に乗ってか、井の頭公園の鳥類相に変化が現れた。
諸作業に追われて出足が遅れた私に井の頭バードリサーチ朝組午前組によってミソサザイ登場の報がもたらされた。その知らせに背中を押され、フィールドへ出陣した。今日は生態工房でお邪魔し、今後の外来種駆除活動に関する打ち合わせが予定されていたのでその前に一通りの観察をしてそのまま直行するスケジュールだ。
観察しながら森を歩き、いつもの切り株に腰掛けておにぎりをほおばって一休みしていると我がバードリサーチのエース、Aさんがやってきた。そして珍客飛来のことをご教示いただき、まもなく私自身も短時間ながらそのお客を観察することとなった。真冬のムシクイ、これは何者なのだろう。待ち合わせの時間があったのでそれ以上の追跡を諦めて生態工房へ向かった。
夜はお気に入りで行きつけの季節の詩へ。今年の締めくくりを秀逸な料理とお酒で納めさせていただいた。
珍客の写真3枚は全てピンボケだったので、明日必ず再発見して決戦を挑む所存。


2007年12月29日土

雨→晴、15:00〜16:00
13.8℃

お休みだ!

溺れるカワセミ??

待ちに待った年末年始の休暇。久しぶりにまとまった休みが到来した。遠出の予定はなく、のんびりと過ごすことになっている。まあ、年賀状や大掃除はもちろん、締め切りが迫っている原稿や日頃できない写真データベースへのキーワードづけなどやることは目白押しではあるが...
今日は先日までの冷え込みが嘘のようなあたたかい一日だった。午前中の雨に足止めされて出陣が遅れたが、一通りの観察はできた。池では盛んに餌を採っているように見えるカワセミがいたが、実は水浴びだった。


2007年12月26日水

晴れ、7:38〜8:37
森、七井橋3.5℃

寒い朝

いつもの巡回コースをいつものようにセンサスする。もし全く自然を感じられない人がいたならば、この私の行動は毎日同じ事をしているだけにしか映らないのだろうが、言うまでもなく自然は、大小はあれど毎日常に変化し続けている。今朝は今シーズン一の冷え込みとなり、地に沿う植物たちはうっすらと白くなり、大地を踏みしめる音はさくさくと。
一旦数を減らしたように感じられたキクイタダキを再び随所で見かけるようになった。どうやらこのままこの地で越冬してくれるようだ。


2007年12月22〜24日土日祝

雪の赤谷へ

3連休、イヌワシの調査で赤谷へ入った。前回は紅葉が残っていてびっくりしたが、今回はもちろんすっかり葉も落ち、白い雪の景色だった。それでも例年に比べて気温は高く、根雪も少ないそうで、百年後には照葉樹林に覆われているのではなどと半分冗談にならない話も出た。
赤谷のイヌワシは活発に活動しており、最終日は朝からみぞれ混じりの雪に降られて調査にならなかったものの、2日間みっちりと調査に取り組み、一定の知見を得ることができた。
クリスマスイブなのに...??自然教の私にはまるで関係がない。原生自然こそが真実だし、自然度の高い豊かな環境に身を置き、その営みを見つめることこそが大切だ。

イヌワシのペア

2007年12月18日火

スーパーナチュラル ライブ

SUPER NATURAL

CDデビューしたばかりの『スーパーナチュラル』のライブを撮影しに行った。ギター&コンポージングのZENTAが行きつけの三鷹『季節の詩』で働いており、その縁でライブに。
ZENTAの心地よい楽曲にMAIKAの力強いボーカルが乗り、なかなかいい感じだ。今後の活躍が期待できる。
路上もやっており、この寒空の下、三鷹や吉祥寺の駅付近でライブしているので興味のある方は彼らを探して一度聴いてみて下さい。


2007年12月16日日

快晴、8:30〜16:15、〜3.0m/s

昼下がりの探鳥会

珍客2羽

かんさつ会当日、恒例のカモセンサスを実施。明らかに例年よりカモが少なくなっており、餌やり抑制の効果が出ているのは間違いない。今後時間をかけて井の頭池の自然復元、環境保全を実現し、再びカモの数がほどほど増える日を目指さなければならない。
少ないカモの中に珍客が2羽混じっていた。この期に及んで未だ餌をやる自分勝手な人々の餌に見向きもせず、野生を保っている姿が美しかった。

かんさつ会も今回で30回目。今回は昼下がりの探鳥会という変わったテーマを設定してみた。鳥観は朝がいいという一般論を打ち砕く、この時期日も傾き始める14:30からの探鳥会だ。単に夕方から忘年会をやるので、スタートから逆算してそれにつなげただけという見方もあるが、その通りだ。
終了の16:30には日没を迎えているので、いつもと逆コースとし、森林性の鳥を先に観察してから池に降りてくる流れにした。正直不安もあったのだが、今年大当たりのキクイタダキ、アカハラ、シロハラ、ツグミなど大形ツグミ類、カラスの群れを翻弄するオオタカの豪快な飛翔などかなりお腹一杯の出会いがあったし、池でも朝方見つけたヨシガモらが残っていてくれて、内容的にはかなり充実した。

忘年会にも多くの参加者が出席してくれ、3時間大いに盛り上がった。今年は一緒に活動する仲間も増え、観察会だけでなく環境保全活動もスタートすることができた飛躍の年だったが、課題は山積している。来年もさらなる前進をしたい。

観察会風景

2007年12月15日土

快晴、12:18〜14:30
13℃

空を舞うオオタカ

オオタカ

餌やり自粛キャンペーンの日。観察会の準備をしつつ、観察の時間も確保する。すっかり鳥の見やすくなった森を300/4のお散歩仕様で歩いた。キクイタダキの姿を求めて樹を見上げたりしていると視野の隅にひっかかるものが...ここ井の頭公園のはるか上空、蒼天にオオタカがソアリングしているのが眼に入った。たまに森の中を素早く横切ったり、針葉樹に隠れたり、カラスが騒いでいたりということで存在に触れることはあるが、優雅にソアリングしている姿は久しぶりに見た。しばらくしてそれは北の方へ流れていった。皆に愛され、早過ぎる死を迎えて逝ってしまった『お嬢』のように我々の前にじっくりと姿を見せてくれることはあるだろうか...


2007年12月13日木

雨、8:00〜8:25
8.2℃

雨に濡れて

落ち葉に埋まる井の頭公園

井の頭公園の紅葉も見頃を過ぎてすっかり葉が落ちてしまった。寒く寂しい冬が来たわけだが、森が透けて鳥は相当に観やすくなる。既に視界に飛び込んでくる動くものは飛躍的に増えている。
公園は濡れ落ち葉の彩りが妙味、いい季節だ。今週末の観察会が楽しみだ。


2007年12月9日日

快晴、12:45〜15:00
13℃

公共事業の迷走

程久保川源流観察会

多摩動物園の目の前に程久保川という小さな一級河川が流れている。ここが今、埋められている...
ここは元々まっすぐになっていた川を自然復元のために蛇行させ、形成されたナメ床にはホトケドジョウが生息するほどいい環境になったのだが、再びそれを三面護岸して直線化するのだというから都の公共事業は迷走しているとしか言い様がない。同じ都の環境局が狂人からの悪質な苦情を覚悟して餌やり防止キャンペーンに取り組んでいる姿勢と全く正反対の愚行である。石原慎太郎の不勉強(もしくは確信犯的癒着)は今さら言うまでもないが、都の行政は一部を除いて腐りきっている。


2007年12月8日土

フル稼働の日

不忍池冬鳥観察会

二つの予定が重なった。恒例となった不忍池での冬鳥観察会と大一番のジョンレノンスーパーライブ2007本番だ。ただ、時間帯は重ならなかった。ハードだが両方やるしかない!ということで重い機材を担いで上野へ。主な機材をコインロッカーに預けて不忍池に出た。
観察会は参加人数に比較して指導員が多かったので担当は二人の子供のみだった。ほとんどマンツーマンでカモのことをあれこれとやり取りした。ちょうど餌やりの弊害がクローズアップされている時期なので、伝えることは多かった。男の子よりも女の子の方が好奇心が強く勉強熱心で、子供なりにペットと野生動物の違い、好ましい接し方を理解していたようだった。観察会をそつなく終え、高田屋で昼食となった。
昼食後、コインロッカーから重い機材を取り出し、日本武道館へ移動、ライブ本番に備えた。車を手放してから全て公共交通機関での移動となっているので、機材の選定にはシビアになった。今回は500mmはもちろん、300mm/2.8も携行せず、70-200mm+テレコンでの対応と決めた。なるべく機材を軽くコンパクトにするためだ。それでも重いものは重いが...
今回も山田氏と組み、いつものように献花や武道館の外観、開場などを撮り、3時間の本編を一気に撮影した。そういえば昨年は祖父がなくなる前日にこの仕事をやっていたのだとふと回想した。
フル稼働の一日は23時には落ち着き、品格に欠けることはわかっているものの、たまにはいいだろうと缶酎ハイを飲みながら帰路へ。

ジョンレノンスーパーライブ2007

2007年12月7日金

欅の涙

自宅から日本無線

夜、吉祥寺ヨドバシのお好み焼き屋で一杯やり、ちょっと洒落たカメラバッグを購入した帰路、鬱陶しい工事でバスが足止めされた。この工事、非常に騒音が大きく、よく夜中に眠りを浅くされたものだ。必要性が全くわからない工事は次年度の予算確保のための予算消化以外理由が考えられない。
散々待たされた挙句、右車線で降ろされ、たよりないおばさん誘導員のリスクマネジメント力ゼロの誘導を無視して自己責任でこわごわ道路を渡った。

あらためて部屋から騒音の道路を見下ろすと、いきいきした切り株がアスファルトに埋められてしまった所がもう1本のケヤキの落ち葉で埋め尽くされていた。涙で濡れているような様だった。騒音の中、もう1本のケヤキは泣き続けていた。


2007年12月6日木

快晴

ジョンレノン音楽祭2007記者会見

フォトセッション

今年も年2本の大一番の一つ、ジョンレノンスーパーライブの公式撮影の仕事をいただいた。今回も多くのアーティストが参加するこのイベントを記録する仕事、楽しみだ。今日は記者会見の公式取材。

記者会見はいつもの通りニッポン放送のイマジンスタジオで行なわれた。会見では斉藤和義さんの『ジョンの年齢を超えてしまった』という話が口火となって『ジョンはそんなに若くして亡くならなければならなかったんだ...』という話にグッと来た。

8日当日は午前中不忍池で自然観察会があり、午後から仕事にかかることになり、一日中フル回転ということになる。日程が重なってしまったが時間帯が重ならなかったから、どちらもやるしかない!


2007年12月3日月

晴れ、7:32〜8:37
森8.8℃、七井橋8.5℃

自己保身と自然破壊

ばっさり伐られたケヤキの切り株

昨日事件が起きた。日本無線の前にあったケヤキの成木が突如伐採されてしまったのだ。いきなり景色が一変していたので思わず目を疑った。

伐採されたのは樹齢数十年にはなるであろう立派な成木で、よくシジュウカラ、メジロがさえずっていたものだ。公道の歩道上の木だったので、当初は三鷹市の仕業だと思った。

憤りつつ調査した結果、木も土地も日本無線の持ち物であり、伐採を決めたのも同社とのことだった。理由は倒木の恐れがあるから何とかしろという苦情からだそうだ。樹木医の診断に従って伐採を決めたというが、切り株を検証する限り確かに空洞はできているものの、せいぜい全体の10%程度で他は生き生きとしており、倒木の怖れなど皆無な健康な木であることは誰の目にも明らかである。最近、樹木医も環境アセスの調査会社と同じで信用できなくなってきた。業者が依頼主となって発注する以上、業者の不利益になることは言えないからだ。無知、保身、癒着、金...現世は信念のない人間が実に多い。

自然のいろいろを知らず大切にせず、危険だから伐れと苦情を送る人も送る人だが(その本音は落ち葉にありそうだ)、それをそのまま受けてしまう側の自己保身的姿勢にも問題がある。最近社会的にリスクマネジメント意識が高まっているが、ちと杓子定規に考える人が多過ぎる。この地球上に生きている以上、動植物絡みのリスクなどいくらでもある。リスクを正しく認識し、回避するのがリスクマネジメントであり、それは危険性があるものを全て排除するということとは違う。そんな傲慢な発想がクマの駆除や老木の伐採のような誤った選択になる。

私たちは都市生活に慣れきってしまい、地球上の動物の一員としての自覚と野生の五感を少なからず失ってしまったのかも知れない。自然観察会を通じてこのような歪みを少しでも矯正できればと思う。人間も自然の一部である。もっと謙虚になり、全ての動植物へ敬意を払い、共生を心がけなければならない。このような愚行を目にすると、未だに日本は環境後進国なのだと本当にがっかりする。


2007年12月2日日

快晴、9:00〜11:30
森14℃、七井橋14.2℃

撮れぬ菊冠

キクイタダキ

今日も好天に恵まれた。井の頭公園の紅葉は今が見頃で季節感のある野鳥写真を撮るのに絶好の機会だ。昨日に引き続き、紅葉の中の菊を狙うことにした。
菊祭は続いており、森には複数羽がいる。ただ、かなり高い位置をちょろちょろと動き回るのと、すぐに針葉樹に逃げ込んでしまうのとでなかなか手応えのあるレリーズというものに恵まれない。普段観察していると、たまに低い位置に降りてきていることもあるのだが、今日はそうはいかなかった。結局2時間半みっちり狙ってみたが、まあまあまともに撮れたのは2枚程度。しかも菊の冠は写っていなかった。

午後は井の頭池で餌やり自粛の啓発活動をした。


2007年12月1日土

曇り|晴れ、10:27〜13:15
森9.5℃、七井橋14.2℃

あ!タヌキだ!!

タヌキ

前日ミニ忘年会となり塩ちゃんこなどつまみながら少し飲みすぎたのでゆっくりと寝ていた。といっても哀しいかな8時前には完全に目が覚めてしまった。本音は昼前くらいまで熟睡したいところなのだが、生き物の性で体内時計が働いてしまうということなのだろうか。
予定のない今日の狙いはキクイタダキの写真。一脚と500mmを背負ってビアンキを駆り、休日の拡張巡回コースをセンサスする。
玉川上水でちょうど見頃の黄葉にゴイサギがパーチしているのを見つけ、アングルを探していると後方で動くものを動体視力が拾った。猫?犬?いやタヌキだ!(記録写真を残さねば!)思わずビアンキを放り出し、ザックから慌てて機材を引っこ抜いて手持ちで夢中で写真を撮った。2匹のタヌキは師走だからと走り去ることはなく、ゆったりと上流方向へ歩いていった。


2007年11月29日木

曇天、7:37〜8:37
森、七井橋9.8℃

キリリコロコロ

前日は菊騒動が話題だった。連日愛らしい姿で楽しませてくれるキクイタダキの内の一羽がなんと蜘蛛の巣にひっかかって宙吊りになったという。幸いにも井の頭バードリサーチのエース、Aさんが救出しようと木に登ると羽ばたきを強めて離脱することができたとのことだ。昆虫にも詳しいTさんによると近くにはカマキリがいたそうで、危ないところだった。なぜカマキリが危ないかというと、キクイタダキがカマキリに捕食された事例があるからだ。
森のシンボルのハリエンジュにまとまった数のカワラヒワがパーチしていた。森にキリリコロコロの合唱が流れた...


2007年11月27日火

くもり、7:28〜8:36
森11.9℃、七井橋12.8℃

菊祭続く

曇天の嫌いな空だ。彩りが鈍り、暗い世界が広がる。しかしながら、夜の間曇っていたせいか放射冷却しなかったようであたたかな朝を迎えた。
森で早朝組に合流すると菊祭となった。気温が高めなので虫が活発だからだろうか。


2007年11月25日日

快晴、6:00〜14:30

山の実りと鳥類相の相関

ゴジュウカラ

猛禽類調査で赤谷の山へ入った。前季に比べて実りがいいと言われる今季の山の状況を直接自分の目で確かめる。
まず驚かされたのは奥山の葉が落ちていないこと。初めは紅葉が見頃だなぁ...などとのんきに考えていたが、もう11月末だ。例年なら葉が落ちていて枯れ色になっているはずだ。各地で紅葉が遅いと聞くが、ここ赤谷でもそんな傾向が見られる。そしてそれは単に色づきが遅いだけではなく、季節そのものがのんびりと進んでいるような感覚だ。長い秋、という表現は適切だろうか。
ブナはイマイチだったが、ナラ科のドングリは豊作だったそうで今季はツキノワグマも里に降りてきていないそうだ。全般に実りはいいようだし、それが未だ残っている。それを反映してか前季と比べて鳥類は種類も個体数もとても多かった。早く平地に降りてきて欲しいところだ。


2007年11月24日土

快晴、7:30〜8:35
森9.5℃、七井橋9.8℃

第12回外来種駆除実験

明後日実施する12回目の外来種駆除実験に向けていくつか道具を準備した。非接触温度計、ポータブル魚探、変形220cmもんどりといった道具を揃えた。
水温が下がり、条件が悪くなる中で地道に駆除実験を重ねる。来季から協働で本格的に外来種駆除を実施する布石としてデータを積み重ねる。
投入した新たな道具の内、ポータブル魚探は当初安物買いの銭失いと思われたが、じっくり使ってみると一定の知見を得ることができたし、220cmのもんどりもちゃちくて漁獲力に不安があったが、それなりに漁獲があった。今後もいろいろと試しながらいい形を模索してゆきたい。


2007年11月23日金

快晴、7:30〜8:35
森9.5℃、七井橋9.8℃

第29回井の頭かんさつ会

天候に恵まれた29回目の観察会は落ち葉がテーマ。落葉のピークの今、いろいろな落ち葉を拾い集めながら色彩や形はもちろん、触覚や嗅覚、聴覚をも使ってその特徴を知ってもらう。「落ち葉」は以前にも実施したことのあるテーマだが、今回は参加者にフォトアルバムを配り見つけた落ち葉を入れ込んでもらう形にした。アルバムにはあらかじめ落ち葉のモノクロのイラストを挟み込んでおいて、それと同じ落ち葉を探し集める。会が終わると自然素材の記念アルバムが完成しているという趣向だ。
参加者のみならずかんさつ会スタッフも一緒になって綺麗な落ち葉を探すことに熱中してしまった。


2007年11月22日木

快晴、7:37〜8:35
森6.7℃、七井橋8℃

次回外来種駆除実験へ向けて

明後日実施する12回目の外来種駆除実験に向けていくつか道具を準備した。非接触温度計、ポータブル魚探、変形220cmもんどりといった道具を揃えた。いずれもおもちゃのようなものだが、少しでも役に立てばありがたい。何事も現況を分析して目標を立て、改善をはかり進化してゆかなければ物事を大きく前進させることは難しい。新しい試みのために新たな道具を投入する。


2007年11月21日水

快晴、7:30〜8:35
森9.5℃、七井橋9.8℃

黄葉

狛江橋から弁天池

寒さがわずかに緩んだ。身体が少し適応してきたし、マフラーの効果も大きいのだろう、寒さで集中力を欠くということはなかった。
いつものように万助橋で折り返して玉川上水左岸を歩むとき、舞い落ちる黄の葉を若々しい光が射し、しばし見とれてしまった。我が技である写真によってこの美を表現できれば...ふと足を止める刹那に創作意欲が湧き上がってきたが、朝の僅かな時間でそれを成し遂げることは困難だと悟り、諦めた。
今朝は特筆する出逢いがなかったが、落ち葉一枚さえ愛おしく感じるようになった我が身にとって、朝のいつもの散策は琴線に触れることばかりで気持ちは豊かになるのだった。


2007年11月20日火

くもり/晴れ、6:00〜8:15
森7.4℃、七井橋8.9℃

かんさつ会下見

エナガ

前夜、久しぶりに、かなり久しぶりにお酒を飲まず、早起きに備えた。かんさつ会の週は平日の出勤前の朝にかんさつ会の下見をするのが慣例となっているが、そうなると起床は5時。何かと疲れている最近は経験していない未知の領域となっている、なーんて1時間早く起きるだけだが...
酒を抜いていたからか、楽に起きる事ができた。そして起きて驚いた!外は暗かった...全く驚くほどのことではないが、身近な森羅万象で把握できていないことを一つ見つけて、少し悔しく感じた。
かんさつ会の下見では待ち合わせ場所でシジュウカラとエナガが紅葉のいい場所に現れてうろついたので、思わず写真を狙ってしまい集中できなかったし、別の方角では黄色く色づいたムクノキにツグミが3羽たかっていて、そちらにも視線が行ってしまう。根本的には植物と野鳥の観察は同時にできないと思う(両方の知識を兼ね備えることとは別の話だ)。それでも私はどちらも好きだし、その場でどちらが優先順位が高いかによって選択が決まる。幸いなことに植物は逃げも隠れもしないので、ほとんどの場合、野鳥が先!となる。


2007年11月19日月

快晴、7:40〜8:35、〜5.9m/s
森8.7℃、七井9.1℃

キクイタ、イタ!

寒い朝を迎えた。気温が低く、しかも風が強い。天気予報を見ていて冷え込むことが解ってはいたが装備が足りなかった。マフラーなしの首元からじわじわと身体は冷えていった。身体も未だ冬の寒さに適応していないようだ。
今朝はキクイタダキが多いことをあらためて認識した朝だった。3ヶ所のポイントで確認。かなり低い位置に降りてきているチャンスにも出くわし、その愛らしい姿を比較的好条件で観察することもできた。井の頭バードリサーチ午後組によればポイントMで最大6羽確認とのことでどうやら今季はキクイタ祭ということのようだ。


2007年11月18日日

快晴、9:20〜14:30
森15℃、七井橋19.7℃

餌やり自粛キャンペーン

ビラ配り

秋が深まり冬の入り口にかかってくるとカモの数が増してくる。カモが増えると人々の餌やり欲求が高まり、餌やりする人が増えるとそれを目当てにするカモの数が増え、さらに餌やり欲を刺激するという悪循環が懸念される。今季も大々的に餌やり自粛を呼びかける活動が必要、そう考えた私たちは管理者である西部公園緑地事務所と共に日時を決めて一斉に啓発とビラ配りを行なうことにした。
井の頭は餌やり禁止!はかなり周知されており前シーズンに比べて餌やりする人は明らかに激減しているが、己の楽しみと自己満足のために聞く耳を持たない自分勝手な餌やり常習犯はしぶとく餌やりしているし、子供の餌やりおねだりも大きな課題だ。
これからカモのピークを迎えるが、餌やりを大幅に抑制したい。


2007年11月17日土

くもり、9:13〜13:00
森9℃、七井橋12℃

外来種捕獲実験

ブルーギル

今季一番の冷え込みとなった。今シーズン初めてフリースを着用して公園へ出かけた。二日酔い気味で少しゆっくりめのスタート。身体がだるく、視覚も少し鈍っているが森でキクイタダキに出会うことができた。それにしても寒い。気温自体は10℃を切るくらいだが、じわじわと底冷えするような寒さだ。まだ身体が寒さについていっていないということもあるだろう。
10時に池に集合し、外来種駆除を開始。今まで水曜日に実施していたものを今週から土曜日に変更した。平日は参加できなかったので、土曜日になったことはありがたい。足を止める道行く人々に外来種問題について簡単に解説しながら、四手網を振ってみる。水温が低いからか釣果は今ひとつだったが、作業の要領はつかめた。今後寒くなってくるとますます捕獲は困難になってくる。どのように作業すれば効率良く捕獲できるかが課題だ。


2007年11月15日木

快晴、7:25〜8:37
森13.2℃、七井橋14℃

アオジ♂

良い天気が続く。井の頭では久しぶりにキクイタダキが見ものとなっているが、今朝もお茶屋の裏の高い位置で観察することができた。どうも今季は当たり年のようだ。山に虫が少ないのだろうか。
森から出て植え込みに入ったアオジを撮影していたら首を傾げられてしまった。


2007年11月13日火

快晴、7:30〜8:37
森14.7℃、七井16.3℃

屋根の上のヒッ

久しぶりにヤフオクに数品を出品し、連絡やら梱包やら発送やらで忙しくなっていた。今朝はパソコンを近所のコンビニまで運び、これで今回の売却は全て完了した。お買い上げの皆さま、ありがとうございました。
息を切らしながら住宅街を行くとジョウビタキのヒッヒッの声が聴こえた。見上げると澄んだ空を背景にアンテナの上にパーチしているそれが眼に入った。♀タイプだった。尾を震わせながら頭を下げる「お辞儀行動」がユーモラスだ。
しかしそんな場所で縄張り宣言をしても、世帯主は既にいるのだった。


2007年11月12日月

快晴、7:34〜8:37
森12℃、七井橋13℃

雨上がりの澄んだ朝

朝の光

昨晩休日を騒がしくしたどしゃ降りの雨は上がり、すっきりと綺麗に晴れた朝を迎えた。雨に洗われた空気は澄み切っていて冷たく美しく、少し身が引き締まるような心地よさだった。
水たまりをいくつか避けながら森へ入るとそこここがぬかるんでいて、昨晩の降りの強さを物語っていた。色づいてきた木々の隙間から未だ若い光たちが通り抜けてきて霞がかる森を眩く照らしていた。ふと、吐く息が白いのに気付いた。その白い霞をまた若い光が射した。コートを着ていなかったら冷えてしまう、でもとても澄んだ美しい朝だった。


2007年11月10日土

雨のJBF

ワイバードファミリー

恒例のジャパン・バードフェスティバルで我孫子まで行ってきた。空はあいにくの雨模様。会場に着くとぬかるみがひどく、出展者も来場者も足元はどろどろだった。なじみの方々にご挨拶して回り、大好きな鳥グッズ購入に走りまわった。
夜はワイバードの打ち上げに参加させてもらい、大好きなファミリーの皆と楽しいひと時を過ごさせてもらった。


2007年11月9日金

晴れ、7:37〜8:35
森14℃、七井15℃

謎のヒタキ?

ジョウビタキ♀

森へ着くとバードリサーチ朝組のSさんたちが何かを熱心に観ていた。ツグミかな?と思いながらアプローチするとキビタキ♀??かなという。おお、まだいたか...思いながら双眼鏡で確認すると上尾筒が赤褐色ぽい。ん?オオルリ♀じゃない?と一瞬思ったが、良く観ると赤褐色どころではなくほとんど橙色だ。んージョウビタキかな?と思ったが、じっとしていて例のお辞儀行動を起こさない。しかも頭部はジョウビぽくないように見えた。ん?ん?何?何??
下面も赤味がかっていて、背景の白い空や角度が悪いことなどから何者かが良くわからない。ひょっとしてひょっとすると...!と盛り上がっていたその時...それは枝移りして周囲にお辞儀を始めた。角度も変わり、ジョウビ♀タイプとわかった。


2007年11月8日木

晴れ、7:33〜8:37
森13.6℃、七井15℃

たたずむ鳥

ウグイスの地鳴きやオオバンの飛来が象徴するように鳥類相が冬鳥のそれに変わっている。ミズキの実はまだ残っているが、見かけられなくなったキビタキ終認宣言を出そうかと思っていたら、ミズキで一瞬素早く身を翻す鳥が眼に入った。キビタキかと思ったが、オオルリのメスだった。その後もキビタキメスが見かけられるなどしているので、終認宣言は未だ先になりそうだ。


2007年11月7日水

晴れ、7:20〜8:35
森15.8℃、七井16.0℃

オオバン

オオバン

雨が通り過ぎ、晴れた、と思ったらまた曇ってしまったが、少しすれば秋晴れになるのだろう。
森の鳥類相には少し変化が感じられる。キビタキが観られなくなり、冬鳥の数が増え、さらに観やすい場所に出てくるようになってきた。
一通り観察して池に降りるとオオバンが泳いでいた。昨年は来なかったこの冬鳥が今季は来ている。餌やりを抑制した結果、バンがいなくなったこの池に一冬中いてくれるのか、モニタリングしたい。


2007年11月4日日

快晴、10:20〜14:00
森19℃、七井20℃

菊頂探し

アカハラJ

それなりに早く起きたが、事務処理をやっていたら日が昇ってしまった。昨日のノリでストームジャケットを羽織って出かけたが、快晴の日差しに焼かれて少し後悔した。
森へ着くと人影はまばら。秋晴れだというのに森には観察者が少なかった。???と思いつつセンサスをするとムクノキではなくエノキに群がる中型の鳥類。ほとんどはヒヨドリだが、その中にアカハラを確認した。今はムクノキよりもミズキが人気のようだ。
ポイントMに行くとバードリサーチの仲間はここに集まっていた。昨日確認したキクイタダキを今日はサワラ林で確認したそうだ。低い位置に2羽いたという。一時通過だけではなかったのだと嬉しくなり、周辺を探し回った。声はすれども姿はなかなか見えずで1時間以上苦労し、やっとトウカエデの高い位置に2羽が動いているのを発見。それらはカツラに枝移りし、ニセアカシアに飛んだところでロストした。


2007年11月3日土

曇天、7:30〜11:30
森16℃

菊頂

キクイタダキ♀

遠出の予定がないのでゆっくり寝ていようと思っていたが、いつもより早く目が覚めてしまい、しばらく布団の中でまどろんでいたが起きる事にした。
どんより曇って肌寒い朝となった。ベースレイヤーを冬並みに固め、アウターには今季初めてパタゴニアのストームジャケットを出動させた。
玉川上水の下流までビアンキで走り、そこから井の頭公園までゆるりと遡る。ジョウビタキがヒッ、ヒッ、ヒッと鳴き、たまにシメがメタリックな声を出しながら上空を通過してゆく。鳥類相はすっかり冬のそれに変わりつつある。
ポイントKは若いバーダーで溢れていた。訊けば長谷川博先生で高名な東邦大学の野鳥サークルのメンバーだった。鳥業界の将来を担う逸材がこの中にいるのだろう。
ポイントMでキクイタダキを確認。とても運が良い気持ちになり、やがてどんより空も晴れてきた。


2007年11月1日木

快晴、7:40〜8:37
森16℃、七井17℃

移ろう季節

ひと雨ごとに秋が染まる...井の頭バードリサーチの文人M氏の名フレーズ。武蔵野三鷹の小さなサンクチュアリ、井の頭公園の秋は地味ながら少しづつ移ろってゆく。実の落ちる音、木々の色づき、カツラの甘い香り...過ごしやすく好きな季節だ。
今朝は波が来ていた。ポイントMでは複数のツグミspが飛び回り、以前よりも観やすくなっていて、シロハラとアカハラを確認することができた。
池のほとりのサクラも地味に色づいていて、その繊細な色合いを数十のエナガたちが見物しながら通り抜けて行った。


2007年10月30日火

快晴、7:40〜8:37
森19℃、七井20℃

キビタキ再び

すっきりと晴れたが少し気温が高いようだ。もう11月にもなろうというのにこの気温の高さはどうだ。昨日など生温かい南風が吹いて実に不快だった。先日まで冬の足音が聴こえていたが、どこかで立ち止まってしまったようだ。
森には鳥の気配が濃厚で、最近数を減らしていたキビタキが今朝は豊富に観察できた。池ではキセキレイ4羽やシギspを確認とのことで小さな波が来たような印象を受けた。それにしても大形ツグミ類はどうしたのだろうか。このままではムクノキレストランの料理が冷めてしまう。


2007年10月26日金


假屋崎省吾の世界オープニングレセプション

前日深夜まで飲んで唄っていたダメージが残り、朝は再起不能になっていた。そして突如発生した台風の影響で強い雨が降り、朝の観察はあきらめた。情けない限りだが、観察記録は井の頭バードリサーチのメンバーに託した。
へろへろになりながらなんとか仕事をこなし、夜は目黒雅叙園へ。假屋崎省吾の世界のオープニングレセプションにお招きいただいた。会には神田うのや槙原敬之も来場し、場は華やかになった。


2007年10月24日水

快晴、7:24〜8:35
13.8℃

冷えこんだ。春夏のスーツでは少し肌寒くなってきた。自宅バルコニーに出るとジョウビの地鳴きが聴こえ、森には複数のクロジが入っていた。遠くから冬の足音が聴こえてきたようだ。
井の頭バードリサーチの課題、謎の声の正体はなかなかつかめない。それどころかさらに新たな謎の声が増える有様。私もそれらを追求しようとしたが、今朝は遠くの一声しか聴けなかった。
「まあ、あせらなくともいいさ」そんな気持ちで朝の井の頭公園をゆるりと流した。池でキッという一声を聴いた。振り返るとカワセミ雌がすぐ目の前にパーチしているのが眼に入った。彼女は1分後に狩りをし、飛び去った。


2007年10月23日火

秋晴れ快晴、7:15〜15:30
14.0℃〜22.0℃

謎の声

キビタキ♂

いつものように森へ着くと椅子に腰掛けて集音器を構えている方を見かけた。声をかけようと思ったが、ヘッドフォンをして録音中のようだったので邪魔をしてはいけないと思い直し、その場を離れた。その後バードリサーチ朝組のOさんに会うと、聞き慣れない声を耳にしたとのこと。さては先ほどの録音人は珍しい鳥の声を?しかし最近その類の情報はない。近隣一帯は我々が毎日モニタリングしているから情報があったとしても出所は我々のはず。とにかく思い切って先ほどの方に声をかけてみることにした。その録音人は以前にこの公園で映画の撮影をしていた人でこの公園の環境が気に入ってプライベートで再訪したのだそうだ。野鳥好きというわけではなく、この地のいろいろな音を録ろうと早朝から耳をそばだてているのだという。再びOさんの謎の声の話になり「言葉で言われてもさっぱりわかりませんよー、自分でもすぐに忘れてしまいますよ。次からはケータイで録音して下さいよー」などと話していたらその謎の声がした。口で言ってもわからないのと同様、文字で書いてもさっぱりわからないのだが(笑)キツツキ類のドラミングをもっと短くした、蛙のようにも聴こえる声質で、一定間隔で鳴く声だった。声の方向を懸命に探してみたが、残念ながらその姿を発見することはできなかった。


2007年10月21日日

秋晴れ快晴、7:15〜15:30
14.0℃〜22.0℃

第28回井の頭かんさつ会

かんさつ会風景

前日早く寝てしまったためか5時台に目が覚めた。いや、楽しみなかんさつ会の日だからだろう。
冷たい空気の中、少し観察し、8時に池に降りてカモセンサスを実施。この期に及んで餌をやる自分勝手な輩に憤慨させられたり、動物園の給餌に邪魔されたりしながらも何とかカウントを終え、かんさつ会へ。今日は小町さんが大好きなどんぐり主体の回で30名と参加者が多かったが終始孤軍奮闘していただいた。どんぐり講座でかんさつ会を締めくくり、楽しみな懇親会へ。今日は外で飲み食いするのに絶好の日和!秋晴れの抜けるような空の下、どんぐりや皆が持ち寄った手料理ををつまみに大いに飲んだ!早くも冬の気配が訪れているが、大好きな秋を名残惜しみながら楽しんだ日だった。


2007年10月20日土

秋晴れ、8:45〜12:30
森中18.9℃、七井橋21.0℃

オフの日

キビタキ♂

なんだかんだ純粋オフの土曜日。昨晩恵比寿「たつや」で飲んだダメージを引きずりつつフィールドへ。秋晴れがとても気持ちいい日だった。時間の制約がない中、自由に観察を進めた。キビタキは相変わらずごそっと入っていて時折美しい雄個体を観察することができる。お目当ての大形ツグミ類は今日も声のみ視認できずだった。
午後はFAXを買うためにヨドバシカメラへ。以前から気になっていた京風パスタ屋「先斗入ル」でランチ。「銀杏と帆立のペペロンチーノ」「抹茶ティラミス」をいただいたが秀逸な味。箸で食べる京風パスタは三つ葉がアクセントで良く、ぺろっとたいらげてしまった。


2007年10月18日木

くもり|晴れ、7:15〜8:35
森中16.8℃、七井橋16.8℃

本末転倒

お茶の水池の野菜いかだ

お茶の水池の一角に3基の野菜いかだが設置された。「よみがえれ!!井の頭池!」運動の流れで設置されたもので、池の水質浄化の手段として以前に検討され、いくつかの問題があることから運動に参加している多くの人々が反対した計画だ。それが大勢の意見を無視して進められてしまったわけだ。いかだには間もなく枯れてしまうであろう空心菜が植わっており(時期が遅すぎ)、その後はクレソンを植えるという。
野菜いかだの問題は言うまでもなく景観破壊と外来種問題に尽きる。水質浄化の効果を上げるには池をこの違和感の大きい人工物で埋め尽くす必要がある。そんな景観を井の頭公園を訪れる多くの利用者が歓迎するだろうか。また管理を怠り枯れた空心菜を放置してしまうとかえって水質を悪化させることになるが、果たしていかだを誰が管理するのかという問題。
そして一番の問題は池の生態系に外来種を持ち込むことになること。全国各地で同じような取り組みをした結果、池がケナフやアゾラなどで埋め尽くされ酸欠状態になって在来生態系に悪影響を及ぼした例は枚挙に暇がない。空心菜の繁殖力は絶大で風や鳥類、昆虫など何らかの要因で種が散布され井の頭池全体、さらには周辺水系に広がってしまう可能性がある。そもそも私たちは単に池を澄ませるのが目的ではなく、環境保全を通じて破壊された池の生態系を生物多様性豊かな、あるべき姿に復元することが目的であり、そのための手段の一つとして現在外来種駆除に重点的に取り組んでいる。目的が水質浄化であっても外来種を持ち込むことなど本末転倒であり、愚行といえる。
「よみがえれ!!井の頭池!」運動は「素敵な宇宙船地球号」の制作会社が取材しているが、取材ではシナリオがあらかじめ描かれていて、野菜いかだで空心菜を栽培して水質浄化し、その空心菜を市民が収穫して料理して食べ、環境保全と市民活動活性化でめでたしめでたしという、極めて浅慮で本末転倒な「未来」となっている。折角いい番組を作っているのに、なぜ今回のようなシナリオを描き、それを貫こうとするのか理解に苦しむ。我々井の頭かんさつ会も当初こそ取材を受けていたが、この「危険なシナリオ」に異を唱えた途端に取材が来なくなった。池の環境保全のためにより重要な外来種駆除活動を大規模に実施しているのに、である。そして今回の計画強行である。私は「よみがえれ!!井の頭池!」運動に参加しているが、このやり方には全く賛成できない。

野菜いかだ

2007年10月16日火

くもり|晴れ、7:32〜8:38
森中17.0℃、七井橋18.0℃

アオサギ今日もいる

アオサギ

ぐっと冷え込んだ。北寄りの風が冷たく、涼しいを通り越して寂しい冬を想起させるような朝となった。
鳥類相に大きな変化はないが、次第に大形ツグミ類が現れ始め、モズは連日高鳴きし、池のカモの数も増えてきたようだ。今朝はキビタキの姿を見る頻度が減ったので、数が減ったかと思ったが、地鳴きはそこここで聴こえた。少し時間が経ったらキビタキたちは下草からどんどん上がってきていつものように追いかけあいを始めた。やはり短時間の観察で事を見切り、論じるのは早計だ。
池に降りると昨日と同じ位置にアオサギがいた。このまま定着すると面白いのだが、この先どうなるだろう。


2007年10月15日月

くもり|晴れ、7:30〜8:35
森中19.0℃、七井橋20.0℃

アオサギ現る

アオサギ

未だ残っているキビタキがあまり観察できないのは少し体調が悪いからだろうか。眼に入るが、眼に止まらない、そんな朝だった。トリ自体は多いようだ。森はヒヨドリで騒がしく、アオゲラは黙って木を登り、モズはあちこちで高鳴きしている。グランドではハクセキレイたちがノルように尾を振っている。(風邪かなぁ...)少しだるい身体を進めていくと樹間からエゾビタキが顔を覗かせた。そしてやっとキビタキ♂も鮮やかな色彩を目前で見せてくれた。
森で時間を失ったので急ぎ足で池に降りるとやけに目立つカタマリが...ここ井の頭では年に何度かしか姿を見せないアオサギだった。間もなくカタマリから細く長い首が伸びた。近隣の公園から遊びに来たのか、それとも遠くから渡ってきたものだろうか...


2007年10月14日日

くもり|晴れ、7:15〜15:00
森中17.0℃、七井橋17.0℃

X山自然観察会

観察会風景

5月に続いて西国分寺X山での観察会に講師としてお招きいただいた。田中代表と2人だったので5月の時のように数十人の児童に加えその親御さんが集まったらかなりピンチだったが、今回は参加者が20人に満たなかったので普通に運営できた。
井の頭と違い、ここではキビタキなど渡りの鳥を観察することができなかったが、短い時間ながら真綿のようなピュアでフレッシュな感性豊かな子供たちとのふれあいは楽しかった。未来を担う子供たちには楽しみながら自然環境の大切さを知ってほしいと思う。現代に欠落しつつある、しかし生き物としてごく当たり前の感覚をスポンジのような感性でどんどん吸収してもらいたい。


2007年10月13日土

くもり/晴れ、9:00〜12:30
森中21.6℃、七井橋22.8℃

ツグミはまだか

キビタキ♀

久しぶりに「純粋なオフ」。出勤時間も集合時間もなく、必然的に起床時間もないので目覚まし時計もoff!。平日も休日も活動し続ける我が身を少し休息させるために10時間くらい眠りたいところだが、悲しいかな8時前に自然に目が覚めてしまった。「しゃあない、やるか...」少し低いテンションで機材を担いで出陣。我が生活そのものとなっている井の頭公園へ押し出した。森をうろつく頃、くもっていた空が秋らしく晴れてきて、さわやかになりテンションも上がってきた。
鳥類相は変わりばえしないが、探せばキビタキが飛び交っている状況はやはり楽しい。近隣エリアではノビタキ♂が確認され、新たな出現へ期待を抱くがツグミがいない。1週間ほど前、近接エリアでは数日確認され、ここ井の頭公園でも声は聴かれたがその後パタッと気配が消えた。思うに第一陣が来たものの去ってしまい、後続が未着なのではないか。通常よりも波と波の間隔が開いているように思える。
ムクノキレストランは美味しい食事を用意してお客さんを待っている。


2007年10月12日金

くもり、7:27〜8:31
森中21.4℃、七井橋22.4℃

やはりキビタキは多かった。今日の朝食は一昨年アオバトが半日食事や昼寝をしていたミズキが人気で雄成鳥1雄若鳥2雌成鳥2の少なくとも5羽は確認できた。キビタキたちはお互いに牽制の声を発し追いかけあいながらの物騒な朝食模様を繰り広げていた。
ここにとどまってその光景を観察していても飽きないだろうが、調査もしなければなので森のセンサスを再開。ほどなく森の西で謎の声を拾った。聴きなれない声に、すわ珍種登場か!?と一瞬ドキドキした。声のするポイントKに行ってみるとキビタキが数羽。雄若鳥のぐぜりが謎の声の正体だったのだ。むー、奥が深い...ミズキの実やスダジイとマテバシイのどんぐりがぽとぽと落ちてくる音を楽しみながら、がっかりと感心との半々の心境で歩いた。それにしても「ぽと」というお間抜けな感じもするかわいらしい擬音表現は誰が考えたのだろう...
ふと、以前に懲りたミズキの試食に再挑戦しようと思い立った。よく熟していそうなものを慎重に選び、かじってみた。...以前よりはマシな、かすかな、非常にかすかな甘みを感じたが、やはりほとんど味のない代物だった。似た大きさならエノキの方がずっと甘くて美味しい。


2007年10月11日木

くもり、7:27〜8:37
森中18.6℃、七井橋19.5℃

今季の印象

キビタキ♂J

朝、昨日のような騒ぎはなく静かだったが、バードリサーチ午前組以降の観察によるとやはりキビタキは多く、活発な動きを見せていたそうだ。観察の時間帯もあるのだろう。
今季の傾向としては前季のように早くからヤマガラとカケスが飛来せず、ツツドリが多く、一度姿を消したツバメがここのところ再び現れ、大形ツグミ類が少ないもしくは遅い。毎日モニタリングを開始して3回目の秋。データを取り続け精査することで豊凶や周辺環境、もっと広域の環境との相関が見えてくるだろう。


2007年10月10日水

くもり、7:35〜8:35
森中18.3℃、七井橋19.2℃

キビタキの日

ぽっかり雲

涼しく静かな森へ着くとそこここでキビタキ雌が追いかけあっていた。森のポイントに立ち止まって探せば必ず飛び回っている状況で、雄個体も少なくとも3ケ所で確認した。池のほとりでもその状況は続き、舗装路にキビタキ雌が降りているなど驚くばかりの濃さだった。キビタキばかりが公園中にごちゃまんと入っていた。大きな波が来ているようだった。
本当は体育の日である今日はキビタキの日だった。ちなみに今日はウチの親父の誕生日でもある。


2007年10月8日月

曇り|雨

雨の観察会

ぽっかり雲

朝、駅まで送っていただき、上越新幹線に乗って赤谷からとんぼ帰り、新宿御苑へ。今日はアート展の最終日、搬出があるし、観に来てくれる友人たちのためにも会場にいる日がなければ失礼である。
11:00からは観察会を実施した。あいにくの雨模様だったが、熱心な参加者と共に御苑の秋の自然観察を楽しんだ。落ちているドングリと金木犀の香りが季節感を演出していた。「国民公園」である新宿御苑の都市部の自然環境の貴重さを再確認した。
来年もNACOTの恒例行事となりつつあるアート展を開催したい。そして私は作品撮りと整理を進め、今回よりも充実した内容で作品発表をしようと思う。


2007年10月7日日

秋晴れ!
25℃、〜5.0m/s

孤高の猛禽

ぽっかり雲

合同調査の2日目。奥山へ入った。15kgほどの荷物を担いで2時間以上歩き、調査地へ。長い歩きの途上、山の恵であるピュアな水で汗を流し喉を潤していると、不意にイヌワシのペアが蒼い空をランデブー飛行した。蒼天を滑るように駆け抜けるペアの姿の美しさ、力強く速い飛翔、圧倒的な存在感に思わず息を呑んだ。
この日はこの孤高の猛禽のダイナミックな生態を豊富に観察することができた。別格なのだ、と思った。同じ大形猛禽類であるクマタカやオオワシ、オジロワシも魅力たっぷりなのだが、イヌワシは別格だ。ひときわ凛々しく精悍でありながら、美しく気高くもある。これが純粋な野生の世界に生きる生命、アイヌが神と崇める存在なのだろう。
生涯忘れ得ぬ、心が揺さぶられる体験をさせていただいた日だった。


2007年10月6日土

秋晴れ!
23℃、〜10.3m/s

秋晴れの赤谷へ

ぽっかり雲

日本イヌワシ研究会との合同調査で赤谷へ。猛禽類調査最強のワシ研年一回の合同調査は全国の会員が調査地に集合し、集中的に行動観察を行なうもの。今回は場所が赤谷になり、赤谷プロジェクトで猛禽類調査に取り組む私たちに合同調査への参加を提案してくれた。
秋晴れの赤谷、高速道路を降りると道路の温度計は10℃。都会よりも標高が高いので当たり前だが、季節を先取りだ。現地到着、ブリーフィング後にSさんとコンビを組み、割り当てられた調査地へ上がった。景色が抜けていた。ガスがほとんどなく、千里の遠くまで見通せるほどクリアだった。時折10m/sの風が吹いた。日差しは結構暑いのだが、北西の風が冷たかった。その風に乗る雲が刻々とその姿を変化させた。
この日イヌワシは姿を見せなかったが、クマタカがその雄姿を見せてくれた。


『自然観察を楽しむアート展』終了。

10月2日〜8日 新宿御苑インフォメーション
センター内のアートギャラリーにて
NACOT(自然観察指導員東京連絡会)の
アーティストが絵画、クラフト、写真などの
作品を展示しました。

私も野鳥作品10点ほどを展示しました。
ご高覧いただいた皆様、ありがとうございました。


2007年10月4日木

晴れ、7:33〜8:37
森中21.5℃、七井橋21.2℃

レストラン見物

キビタキ♂

秋晴れというやつだろうか、久しぶりにさわやかに晴れた。先週末は重要なイベントが大雨の洗礼を受けたし、ここ数日は気温は低めだったが、少し湿度が高かったので不満。それに比べ今朝は久しぶりに秋らしい日といえる。
今日もミズキレストランの見物と洒落込んだ。各店これから一ヶ月ほどは通りすがりの客たちで賑わうことだろう。人気木は昨日と変わり、少し観やすいが若干高い木が人気を集めていた。同じミズキの木同士どういう違いがあるのか短時間の観察では結論づけはできないが、まずは人気木ランキングを調査するのも面白いかもしれない。
それにしてもこのミズキの実、鳥類にとって人気のある実のベスト3に入るくらいの人気ぶりなのだが、人間が食べると全く美味しくない。どう逆立ちしても絶望的に美味しくないのだ。鳥と人間の味覚の差はどうなっているのか、そもそも鳥類に味覚はあるのか、味覚よりもエネルギーを優先して実を選んでいるのか、など謎の尽きないレストラン見物だ。


2007年10月3日水

曇り、7:35〜8:35
森中22.8℃、七井橋21.7℃

メニューはサラダへ

キビタキ♂J

涼しくなったもののすっきりしない天気を不満に思いながら今朝も巡回コースを流した。森に着くとバードリサーチ早朝組はお腹一杯だった。エゾビタキもキビタキ♂も低い位置に降りてきたそうだ。あいにく遅朝組の私が到着した時はそのお祭り状態は終わっていたが、奥がにぎわっているのが眼に入り、そちらへ移動してみると一本のミズキが人気を集めていた。気温が下がり鳥たちは動物食から植物食へシフトしているようだ。肉料理の後のサラダというところだろうか。
それにしても数あるミズキの中で特定の樹が人気を集めるのはいつ観ても面白い。そして毎年人気の樹は変わっている。


2007年10月2日火

時間と空間

キビタキ♂J

最近営業の合間に喉を潤し、ぼうっとする一時を楽しむ空間。神保町のこの店が好きだ。珈琲を仕立ててくれる蝶ネクタイの老人。煙をくゆらし、しばし思索にふける。あるいは無心になる。
人の一生の限られた時間の中にわずかな空白を設けることは決して無駄ではなく、新たな創造や心の成長のための充電となる。必要な贅沢。一回400円。


2007年10月1日月

『自然観察を楽しむアート展』搬入

明日から始まる『自然観察を楽しむアート展』の搬入と展示で新宿御苑へ。乾坤一擲で準備した10点の作品を搬入し、並べる位置、並び順を熟考した。またそれがざっと決まれば高さと間隔を調整し、最終的な並び順を決定、位置や傾きを微調整して整える。位置が決まったら最後にキャプションを添えて出来上がり。10点程度だったが、この日は多少他の事をやりながらも3時間以上はかかった。写真展は想像以上に時間と労力がかかるなぁと思った。

というわけで苦労した作品展示、ぜひご覧下さい!


2007年9月30日日

『もっと知りたい!外来種問題』

2回目の外来種調査駆除はレギュラーの観察会ではなく、西部公園緑地事務所が企画する井の頭公園のネイチャープログラムの一環『もっと知りたい!外来種問題』として実施するに至った。この日は天気に嫌われた。朝から大雨が降り、傘をあきらめてパタゴニアのグレードVIで固めて出かけた。参加者が集まり、時間になっても雨は止まず、むしろ強くなってきた。原因は今日のイベントが『かんさつ会』ではないからだ。レギュラーのかんさつ会であれば絶対に降らないはず。それにしてもこの悪天候の中でも参加者が集まってくれたのはありがたいことだ。
とにかく池に出た。佐藤さんと共に昨日仕掛けた罠を回収する。そして水揚げした生き物をたらいに入れて参加者に観てもらう。通りすがりの公園利用者にも解説をするのだが、この雨で人影さえまばら。身体を冷やしながら作業を進めた。
午後は本格的な学習会。かんさつ会メンバーや生態工房の佐藤さんはじめ、ゲストで来てくれたノーバスネットの事務局や横浜の三つ池公園で外来種駆除に取り組んでいる天野さんにもお話をいただき、交代でプレゼンを行なった。とても中身の濃い内容で、この人数のみで聴くのがもったいないくらいだった。今後、外来種駆除を事業化し、市民がボランティアで参加できる枠組みを構築したい。


2007年9月29日土

武蔵野大学講演/外来種学習会準備

午前中、武蔵野大学で講義。スポンジのような感性を持つ若い学生たちに『自然観察を身近な環境保全に』のテーマで私の取り組んでいる活動を紹介。井の頭公園で多様な鳥類が観察できること、自然観察会や環境保全活動があることだけでも知ってもらうことができて意義があったと思う。学生の中の一人でも観察会に参加してくれたり、私の取り組んでいる活動に参加してくれたなら、大成功なのだが。
午後は明日行なう学習会『もっと知りたい!外来種問題』の仕掛けに取り組んだ。今回もNPO生態工房の佐藤方博さんとのコンビで実行部隊を担当した。前回の反省を踏まえ、今回は魚類を中心に駆除する仕掛けだが結果はどうだろうか。


2007年9月27日木

曇天/雨、7:33〜8:38
森中22.8℃、七井橋23.5℃

ヒドリ現る

ヒドリガモ♂

涼しかったが曇天の嫌な朝だった。何が嫌かというと暗くて鳥が観難いのが嫌だ。私は照度に応じて『曇天』と『曇り』、『くもり』の表現を使い分けている。
スワロフスキーELといえど実に厳しい条件だったが、何とかキビタキ雌、エゾムシクイ、センダイムシクイを観察することはできた。森の観察の佳境で雨が降り出してきたので見切りをつけ傘を差して池に下りた。
池のカモはわずかに増えていて、種ごとの塊がくっつくように群れているのが整然としていて面白い。群れの左半分がオナガの塊、右半分がハシビロの塊といった具合だ。これはカウントもしやすいなぁと思いながらお茶の水池に出てみると明らかに他の種と異なる色調、シルエットのカモが2羽...ヒドリガモの♂だった。昨年は10月1日初認だったので少し早いものの生き物カレンダーはおおむね合っている。


2007年9月26日水

晴れ、7:13〜8:35
森中23.2℃、七井橋24.7℃

ちょっと秋

キビタキ♀

少し涼しくなった。スーツで出かけると未だ汗ばむが猛暑残りに比べれば天国のような心地よさだ。バルコニーから見上げた空は高かった。空気もさらっとしていて実に気持ちがいい。
森にはヒタキが増えていた。一番いい時期らしく、丁寧に探せば渡りの種はそこここに入っている。今朝は特にキビタキ雌が多かった。
池にはキンクロハジロが到着。ハシビロガモも4羽に増え、オナガガモも10羽ほどになった。餌やり抑制が彼らの行動をどのように変えるか、楽しみである。
ちょっと秋な朝だった。


2007年9月25日火

くもり/晴れ、7:33〜8:35
森中24.2℃、七井橋25.7℃

オオルリ

朝組に会うとあまりふるわないという話だった。実際、センサスしていて少ないかなと思っていた。しかし、朝組が森を離れた頃から少し賑やかになり、ポイントMでは混群の中にオオルリ♂の成鳥を確認することができた。真っ青なのは久しぶりなので嬉しかったが混群全体の位置が高かったので首が疲れた。


2007年9月24日月

くもり、8:00〜17:00
20℃〜24℃

第27回井の頭かんさつ会

かんさつ会

かんさつ会の朝、シーズン恒例のカモセンサスの1回目を実施。印象では餌やり抑制の効果でカモが少なく感じているが、くどいようだが実際にどうなのかはデータを取ってみないと抽象論で終わってしまう。これから月に一回センサスを続けていくが、得られるデータはかなり重要な意味を持つことになるだろう。エコとかLOHASとか言葉に踊らされているだけで未だ身近な自然に目を向けられていない人たちからはカモの数を数えることがこの地の環境保全につながるデータづくりになっているとは夢にも思わないことだろう。
かんさつ会直前、少し雨がぱらついたがすぐに止んだ。『かんさつ会は降らない』の絶対の信念を持って臨んだからかもしれない。今回も常連さんや遠くはなんと沖縄から約30人に参加していただき、グループを3班に分けてかんさつ会を実施した。私の班は実践的探鳥として『探し方』を覚えてもらう内容に。鳥の出は昨日、一昨日に近く、今日の傾向としてはエゾビタキが多く入っていたので高木の梢にパーチする姿がスコープで良く観察できた。座学では『混群消去法』と『エクリプスの見分け』について話し、最後は『お嬢』に登場してもらった。
今回は『三州うどん』で昼酒しながら楽しく談笑した。


2007年9月23日日

くもり、10:45〜13:00
森中24℃、七井橋24℃

個人下見

ツツドリ赤

昨晩飲み過ぎたので久しぶりに朝寝した。平日も休日もなく6時に起きる身としては久しぶりの堕落?。
暑さが一段落し、涼しい朝になった。スタートが遅くなっても家を出ればすぐにフィールド。たとえ午後からであっても、観察は十分に楽しめる。この日もサンコウチョウの同じ個体を確認、エゾビタキやコサメビタキを楽しむことができた。ただ少し低調な感じもした。昨日も観察種は豪華だったが、決して個体数自体は多くなく、徹底して探してやっとという感じではあった。それでも探せば見つかるのはシーズン真っ盛りの証左である。


2007年9月22日土

快晴、7:00〜15:00
森中27℃、七井橋31℃

かんさつ会下見

キビタキ♂

早朝からかんさつ会の下見を実施。鳥類観察は結論的には出るか、出ないかで参加者の満足度が大きく左右されるものの、出ない場合でも少しの材料でも吸収して帰ってもらうことが大切なので、伝えたいことをメンバー各人が共有することが重要だ。特に今季は餌やり自粛と鳥類の状況との相関が深いので、今までと違った意義が出てきている。
下見終了後はみっちりと観察。先週は3日間信州に遠征していて観察できていなかったので、この休日の観察時間は貴重だ。昨日のサンコウチョウを再確認し、コサメビタキ、キビタキ、オオルリ、ツツドリなど美味しいところをそれなりに味わうことができた。暑いので短パンにサンダルでいたら、まだまだ多い蚊に散々にやられた。


2007年9月21日金

快晴、7:15〜8:35
森中26.3℃

ゆるいサンコウチョウ

サンコウチョウ♂J

森では今朝もバードリサーチ早朝組が観察をしている。連日ツツドリが紅白出ているそうで、私もじっくりと観察したいのだが、朝組では少し寝坊な私はタイミングがうまく合わないようだ。今朝は若干風が気持ちよかったのだが、昨朝のエゾビタキはもう観られなかった。
鳥たちの位置が高かった。その高い位置の混群にセンダイムシクイを見つけるのがやっとだった。そんな状況にもめげず、センサスを続けていると仲間がサンコウチョウを発見!脱力感が一気に吹き飛んだ。あまりいい条件ではなかったものの、その飛び方とシルエット、色をたよりに懸命に捉え続け、葉の隙間に覗く姿を楽しんだ。サンコウチョウは採餌よりも羽繕いに夢中なのか動きがゆるく、パーチが長めでしばしば尾羽を広げて羽繕いする姿をみた。時間があればじっくりと行動観察したのだが、今朝は健診で出されたイエローカードで早めに退場だ。


2007年9月20日木

晴れ、7:20〜8:35
森中27℃、七井橋32℃

崩れる季節感

エゾビタキ

再び猛暑の日を迎えた。以前にも書いたが私は渋滞と人ごみが一番嫌いで、カマドウマ、オオゲジがこれに続き、ここ2年ほどでヤマビルが同列に加わった。そしてここ数年でワーストランキング急上昇中なのが猛暑!暑いのは本当にイヤだ!
森では高い木の梢にエゾビタキがパーチしていた。秋らしい季節感のある光景なのだが、視覚は秋でもこの猛暑で体感が真夏なので楽しみ半減。本来涼やかな秋風を感じながら楽しむべき光景なのに...変な気候によって季節感が崩れ、どうも調子が狂う。今季入手した鉄扇は実用的でなかったので、来季は京の扇子でも仕入れるとしよう。


2007年9月19日水

くもり、7:23〜8:35
森中23.4℃、七井橋24.5℃

カモの行方

オナガガモ♀

涼しい朝を迎えた。9月も下旬にさしかかろうというのに連日真夏のような猛暑だからたまらない。今季は秋らしさのない秋とも聞くが、そんなの絶対にイヤだ。何が何でもイヤだ!
池でオナガガモを見かけることが多くなってきた。未だ個体数は少なく、ちらほらという感じだが人の姿を見つけるとすぐに寄ってくる。「おねだり」「物乞い」である。(自助努力せい!)私はいつもそう心の中で思いながら無視する。少し脅かして警戒心を植えつけてやろうかとも思う。カモでも野生動物らしく振舞って欲しいものだ。
これから秋の深まりと共にカモの飛来数がどんどん増加してくる。今季餌やりが大幅に抑制された状況でカモの行動がどう変わるか、どこへ行くのか、興味深いところだ。


2007年9月17日月

最終決戦

ハチクマ

いよいよ最終日を迎えた。2日間ぱっとしなかったので飛ぶ、誰もがそう予測したが...
数はそれなりに飛んだのだが、コースがずれて低く遠いところを飛んでいた。それでも時折私たちの近くを飛んでゆく個体もおり、クマタカが飛ぶ場面もあった。
今回も「柱」は観る事ができなかったが、いずれ心を躍らすような出会いに向き合いたいものだ。


2007年9月16日日

楊枝程度

ハチクマとサシバの群れ

二日目。出だしは天候、タカの出ともまずまずだったが、数が出ても数羽どまりで「柱」というより「楊枝」と形容するのが適切だ。早く「大黒柱」が見たいものだと期待して待っているとにわかに雨が...この後、晴れと雨の繰り返しとなり、この日は天候との闘いに終始した。BirdBirdさんは見切りをつけて撤収。下山しようとも考えたが、何時間後かにBirdBirdさんから励ましの電話があり、粘ることに。それが正解でその後それなりに観察ができた。しかしながら柱は未だ見れず。見切りをつけて下山した直後雨は土砂降りに。判断は合ってはいたが、勝負は明日にもつれこんだ。


2007年9月15日土

信州白樺峠へ

白樺峠からの絶景

久しぶりに信州は白樺峠へ出かけた。タカ渡りの名所であるこの地を訪れたのは何年ぶりだろう。車なし生活の私はJRとレンタカーで現地入りした。
現地でBirdBirdさんに合流、これまた久しぶりにレンズを並べることができた。
これまで私はこの地で外ればかり。だいたい天候に裏切られ、諦めて退却するとしばらくして天候が回復して沢山飛んだりということの繰り返しが多かった。ここにも「打破すべき」ジンクスが?
今回は宿どまりなので、多少の天候の悪化でもとどまる動機づけとなっている。今回は3日間みっちりで当たりたいと意気込んで臨んだ。


2007年9月13日木

7:33〜9:10
森中23.9℃、七井橋24.6℃

ジンクス破れたり!

サンコウチョウ

朝はいくらか過ごしやすくなってきた。もう少し涼しくなると最も快適なシーズンになる。暑いのはとにかく苦手だ。
森へ入り朝組の観察状況を訊くとあまりぱっとしない結果とのこと。少し気だるくなりつつも、出会いを求めて公園中をセンサスした。全体に低調で期待感はどんどん薄れていったが、ポイントMで不意に混群に出会い、その中にサンコウチョウが含まれているのを確認。これでジンクスは破れた(笑)
混群は30羽ほどでシジュウカラ、メジロ、コゲラ、エナガ、センダイムシクイ、エゾムシクイで構成されるバラエティ豊かな群れだった。その中を飛び回るサンコウチョウ。カラ類などに比べ格段の飛翔力があるのだろう、グイグイと力強く飛ぶ様が見応えあった。


2007年9月11日火

曇り|雨、7:35〜9:10
森中25.5℃、七井橋27.0℃

フェンス上のツミ

ツミ♀

昨朝ざあっと雨に降られたので今朝は傘を背負って出かけた。果たして雨は断続的に降ってきた。それにしてもこの蒸し暑さは何とかならないものか。
いつものように巡回コースを歩いていくと学校のフェンス上にツミがとまっているのを見つけた。大きめで虹彩青ぽいので当歳雌若とみた。獲物を狙っているのだろうか。そういえば目の前にはスズメが多い。まもなくツミは飛び、遠くへ去った、そう思って一連の行動と時刻のメモを取り、顔を上げると再び同じ場所にパーチしていた。???別個体??そう思ったが、あまりにも酷似していた、というか同一個体に間違いなかった。どうやらメモを取るのに視線を落としている隙に彼女はぐるっと回って元の場所へ戻ったようだ。そしてまもなく、さっきとは正反対の方向へ飛び去った。すっかりかく乱されてしまった。
井の頭の森ではオオルリ♂若を初認。ほどなくキビタキも姿を見せることだろう。


2007年9月9日日

快晴、8:00〜12:00
森中29.6℃、七井橋31.0℃

サンコウチョウ出ず

コサメビタキ

2匹目のドジョウならぬ2羽目のサンコウチョウを狙ってポイントSに行ったが、今朝はセンダイムシクイさえいなかった。狭い範囲を30分以上徹底的に探したが、姿が見えなかったので、今日はいなかったのだろう...たぶん...
4時間ほど拡張コースを巡回。真夏の暑さと闘いながらのセンサスであった。「秋空と涼風を背にエゾビタキ」というのが理想の形なのだが。公園内でセンダイムシクイとコサメビタキを確認することはできた。「高野さんがいる!今日は出ないや」と言った方、冗談を真に受けないように!!(笑)
夕刻、お気に入りの「sanova」にて調髪。ここは腕がいいだけでなく、とても心地のいい空間だ。


2007年9月8日土

快晴、7:08〜10:40
森中27℃、七井橋33.7℃

ジンクス

コサメビタキ

早朝、拡張コースを巡回しているとバードリサーチ早朝組のOさんとすれ違った。成果を訊くと私のコース上のポイントの一つでサンコウチョウ確認とのことで、会話もそこそこに先を急いだ。現場に着き、早速センサスに入ったが見つかったのはセンダイムシクイどまり。丁寧に探したが同時に確認したというサメビタキspも見つからなかった。一回巡回路を進み、再度このポイントに戻ってセンサスしてみた。コサメビタキは見つかった。しかしながらサンコウチョウは見つからなかった。きっと瞬間的に立ち寄ってすぐ他へ去った、そう思い込んだ。
その後実家に用があったので巡回を終え井の頭フィールドを離れた。その後だった。Tさん他我が井の頭バードリサーチのメンバーが同じポイントでサンコウチョウを確認したという。会としてデータが取れれば私個人が観察できなくともいいのだが...
そういえば以前にも同じようなことが2回あった。6月に八王子の自然観察指導員講習会で離れた時、そして先日赤谷に行っている時、私が井の頭フィールドを離れるとサンコウチョウが出るようだ。


2007年9月4日火

快晴、7:19〜8:35
森中25.8℃、七井橋27℃

空振り

アオゲラ♀

赤谷の涼しさが懐かしくなるほどの残暑だ。いい加減にスーツをさらっと着て出かけたいが、まだまだおてんとうさんはそれを許してくれないようだ。
暑い今朝も日曜日に出たサンコウチョウへの期待で森をじっくりとセンサスしたが、見つからなかった。盛んなセミの声が探鳥を邪魔したし、丁寧に目視しても小鳥はシジュウカラしか見つからなかった。シーズンイン後の見事な空振りである。1時間かけて10種しか確認できないというのは真夏よりも少ないかもしれない。


2007年9月3日月

晴れ、7:28〜8:35
森中27℃、七井橋29℃

センダイムシクイ

センダイムシクイ

昨日バードリサーチM会長、Tさんが確認したサンコウチョウを再発見すべく、朝組は気合を入れて姿を捜し求めたが残念ながら発見には至らなかった。全体に鳥の影は少なく、暑くセミの声がうるさく、少し季節が戻ってしまったような感覚があった井の頭の森だが、センダイムシクイ2羽を確認することができた。
導入したEOS40Dで撮影した写真を見返しているとセンダイムシクイがかなりの角度に身体を曲げていることがわかった。目視や動画では目に留まらないことが静止画を通じてわかることもある。


2007年9月2日日

曇り|晴れ、8:00〜14:00
赤谷の森17℃〜25℃

2007年9月赤谷の日2日目

若干二日酔い気味で寝不足だったが、今日は大好きな大形猛禽類調査のアクティビティがあったので、はりきって取り組んだ。わが師、Tさんと一緒にこの活動に取り組めるのもとても嬉しい。数年前にあきるの市の公園で初めてお会いしたTさんには多くを教わり、こうして今共に赤谷の地を踏むのは光栄の至りであり、人生粋に感じる。かんさつ会メンバーは旧三国街道を歩きながらセンサーカメラのメンテナンスをするアクティビティを選んだ。
今回はかつて大雪の2005-2006シーズンにSさん、Yさんと共に登った調査地だった。あの時は積雪が多く、機材も多く、スノーシューを履き急斜面をしがみつくように登り氷点下で汗まみれになったものだった。久しぶりにその斜面を登ったが、厳しいものの、登った後の景色は格別だった。いつかかんさつ会メンバーとイヌワシやクマタカの調査を共にできる日が来るかもしれない。


2007年9月1日土

曇り|晴れ、10:00〜16:00
赤谷の森20℃〜25℃

2007年9月赤谷の日

井の頭かんさつ会の仲間と共に赤谷へ。たくさん本物を見てこそ身近な自然の価値がわかる、というかんさつ会田中代表の言葉は座右の銘の一つ。今回はその田中代表も一緒に参加してくれた。仲間は皆初めての参加だったので、初回講習を。彼らはいきなりいきもの村の天井裏に住んでいるムササビを観察することができて大喜びだった。
私は豊凶調査の手伝いとセミの抜け殻探しに取り組んだ。いきもの村の周囲を回ったが、長雨のせいかセミの抜け殻はほとんど見つからなかったので先月訪れた湿地に行った。全てエゾハルゼミだったが、42個ほど集めることができた。抜け殻を集めるうちにセミの羽化と重力の関係を理解することができた。
夜は楽しい酒宴。かんさつ会メンバーと赤谷に場所を変えて飲むのもいいものだ。


2007年8月31日金

環境を良くしよう

以前にも少し書いたが、井の頭池のカイツブリが窮地に立たされている。ここ数年で人間の餌にすっかり依存しきってしまったカイツブリは自ら餌を捕ることをさぼるようになってしまった。また池には外来種がはびこり、餌となるモツゴやスジエビは激減している。このような状況で餌やりを抑制した結果、繁殖を途中で放棄することが相次ぎ、とうとう今季の繁殖成功率はゼロとなっている。
この状況でカイツブリに餌をやって保護(援助)するのは本末転倒。我々がまず早急にやらなければならないのは外来種駆除である。野生動物であるカイツブリが自然状態で繁殖できる環境、それを整えることに取り組まなければならない。今、池の外来種問題は深刻である。このままでは繁殖はおろか成鳥も姿を消すかもしれない。外来種を駆除し、在来種の個体数を回復させる活動を通じて井の頭池の環境を良くし、カイツブリが自立して暮らせるようにしたい。


2007年8月30日木

酔っ払いのツミ

朝から小雨であまり期待できないなぁと思いつつ出陣。ツミがいますよーとバードリサーチ朝組Oさんから教わり、その辺りに行ってみると確かにツミがパーチしていた。ん?いやパーチというか、静止していなかった。羽根を広げたり畳んだり、バランスを崩してフラフラしていた。今にも止まり木から落ちそうになりながら向きを変えたり、枝移りしたり、まるで酔っ払いのようだった。まさかお酒で水浴びしたわけではあるまい。この個体、未だ若いのだろう。


2007年8月28日火

謎の虫

職場の同僚がオフィスにおける謎の虫の存在を示唆した。蚊ではなく、蝿でもなく、正体がわからない微小な虫がよく目の前を素早く横切るのだそうだ。それがたまに肌を刺す(もしくは噛む)のだという。一体それは何なのか。ググってみたりしたが未だはっきりしない。スカイフィッシュ?
その内に同僚が謎の虫の死体を持ってきたので、仕事そっちのけで同定を試みた。ネット上にリソースは豊富でこのような時に非常に便利なのだが、そのほとんどはテキストと低画質で下手な写真ばかり。鮮明な写真というのはなかなかないので、結局この数ミリの微小な虫の同定はできなかった。サシチョウバエ(サンドフライ)ではないかと見ているがどうだろうか。


2007年8月26日日

晴れ、10:00〜16:00
35℃

自然観察指導員講習会in板橋

板橋で開催されている自然観察指導員講習会のお手伝いに行って来た。赤谷、八王子と担当してきた講習最終日の受講生によるミニ観察会のコーディネイター&アドバイザー役を今回もやらせていただいた。「他人のことは良く言える」からこそ私にできる役目かもしれない??猛烈な残暑の炎天下に関わらず55名の受講生は生き生きと課題に取り組んでいた。これから一歩を踏み出す老若男女粒揃いの精鋭たちのポジティブなエネルギーの塊に触れることができた。


2007年8月25日土

晴れ、10:30〜13:00
森中31.3℃、ジブリ前35.8℃

進む渡り

疲れを癒すために「休日」とした。無理くり寝ていようと試みたら9:00前まで眠ることができた。その後「トーホーベーカリー」にパンを買いに行ったりだらだらとスタートし、暑い中ビアンキで出陣。完全休養モードなので自転車に乗りっぱなしとする。8月最終の土日で本格的な渡りの時期も近づいているので少しセンサスの範囲を広げてみようと思った。そのアイデアは図に当たり、小さな公園でシジュウカラ、メジロ、コゲラの混群に混じるセンダイムシクイを見つけることができた。その後センサスしながらホームフィールドへ移動、こちらでもセンダイムシクイやツミを観察することができた。


2007年8月24日金

くもり|晴れ、7:35〜8:30
森中26.7℃

奇をてらって売れるもの

少し涼しい今朝もぱっとしない観察だった。
健康診断の帰りに秋葉原の駅で変な製品に注目してみた。以前から気になっていた「パンの缶詰」「缶おでん」「缶ラーメン」をじっくりと観察してみる。「おでん」に関してはこの変な製品の元祖で、わざわざ地方から買い求めに来る物好きもいるそうだ。同行のKさんの話では売れに売れて自社ビルが建つ勢いだとか。この日は売り切れになっていた。どうなんだろうと首を傾げるばかり。
夜はそんなジャンクフードと正反対に秀逸な料理をごちそうになった。叶内さんの呼びかけで浜町にある石川勉さんの中華料理店「鳳蘭」へ。


2007年8月23日木

雨、8:15〜9:00
森中22℃、七井橋21℃

水を差される

隔週木曜日の朝は仕事のスタートがゆっくりなので観察の時間を多く取れる。8月も終盤にかかってきた今朝は発見を楽しみにしていたが、空に水を差されてしまった。涼しいのは良いのだが。それでも何か発見できないかと時間をかけてフィールドをセンサスしたが、降雨が強まったせいか小鳥の動きは見かけられなくなった。それでもここのところ見かけにくくなっていたシジュウカラの声を頻繁に聴いたのが不思議だった。
カルガモが陸に上がって採餌していた。最近は池にかかっている植物を食べる姿も頻繁に見かける。餌やりが抑制され、生き物の自然な行動が目に付くようになった今日この頃だ。


2007年8月22日水

快晴、7:37〜8:35
森中30℃、七井橋32℃

晩夏

2,3日特筆すべきことがない日々が続いた。それでも今朝はバードリサーチ朝組Oさんがセンダイムシクイを確認した。センダイムシクイはシジュウカラ、エナガ、コゲラの混群に混じっていたそうで典型的なパターンだった。
それにしてもフィールドに鳥の姿が少ない。ここのところシジュウカラやメジロも見かけにくくなっている。私自身は戻り夏鳥を見かけることがなかったが、いつものカワセミが出迎えてくれた。セミの声が充満した池に蒼いきらめきが走った。


2007年8月19日日

夏の夜を楽しもう

26回目の井の頭かんさつ会は恒例夏の夜のナイトウォッチング。夜に咲く花、夜行動する動物など日頃目にしにくい生き物たちを探し、観察する会。今年で3シーズン目になるが、夏の夜長にフィールドを歩くこと自体楽しいもので全く飽きない。子供の頃、夏休みの夜にカブトムシを採りに行くのがとても楽しかった。自然観察者=童心を持ち続ける「大きな子供」にとってそれはわくわくするアクティビティの一つである。元気に走り回る子供たちと同じマインドを持ちながら夜の公園を歩いた。
会はアブラコウモリが飛び始め、コサギやゴイサギが塒へ飛んでいく頃に始め、樹液の出る樹を探求しに行った。次にカラスウリの開花の様子を観に行く。カラスウリなどどこででも観察できるはずなのだが、実はすぐに刈られてしまうので意外に観察できる場所は少ないし、目星をつけておいても前日まであったものが当日刈られてなくなっていることさえある。観察会を運営する場合、必ず複数の候補地を用意しておかなければならない。次いでセミの羽化を観察しに行った。今年はセミが多いようで、羽化している個体は探せばいくつも見つかった。変態は神秘的であり、何度見ても美しい。アブラゼミやツクツクボウシの羽化をいくつも観察することができた。最後に欲張って天体観測をする予定で、PC付で自動追尾できる重い望遠鏡まで用意したのだが、残念ながら雲が広がってしまい、こちらはNGだった。それでも小町さんが見頃の木星の話をしてくれて参加者は一様に感心していた。暑い夜で経路も長かったので少し疲れたが、中身たっぷりで大満足のかんさつ会に出来たと思う。かんさつ会終了後はもちろん親睦会。日曜の夜の吉祥寺ビアホールで遅くまで盛り上がった。


2007年8月18日土

くもり、12:17〜14:20、
森中26℃、七井橋25.7℃

樹がない!

伐られたクヌギの痕

昨晩から涼しい空気に変わった。休日は待ち遠しい秋風を一歩先取りする日となった。この空気の変化が様々な種を運んで来たと期待し、井の頭公園を歩いた。ところが丹念にセンサスしても留鳥の混群を見つけるのも至難だった。やはり生き物の行動は人間が簡単に理屈で予測できるほど単純ではない。昨年に続き、秋の渡りの先方は頻度が非常に低いことがわかってきた。
明日の観察会のために意識して樹液の出ている樹を探したが容易に見つからなかった。昨年までは非常に良く樹液が出ているクヌギがあって、ここに行けばほぼ確実にカブトムシが観察できたのだが、先日の下見でこの樹がなくなっていることに気付いた。今日明るい中確認してみるとその樹が伐採されたことがはっきり判った。クヌギの根元は大きな樹胴になっており、そこから樹液が豊富に出ていた。洞は大きかったがすぐに倒木の恐れがあるとは思えなかった。公園管理の杓子定規な「安全確保」が過剰な伐採につながり、結果的に子供たちの遊び場と夢を奪ってしまった。


2007年8月16日木

快晴、7:45〜8:35、
森中31.2℃、七井橋33℃

暑い!

厳しい猛暑もとりあえず本日までという。何とかここを乗り切り、本格化するであろう秋の渡りを楽しみたい。
それにしても暑い。玄関を出て思わず軽く叫んでしまった。鳥の動きも何となく悪いかのようで留鳥もよく見えない。
森中で30℃を超えているということは街に出ると33℃以上はあることになる。果たして七井橋での計測で33℃を記録するに至った。
炎天下、最近良く見かけるスッポンをぼうっと観察していた。この暑さには閉口するが、唯一バードリサーチSさんが教えてくれたイソシギを観察できたのが救いだった。


2007年8月15日水

快晴、7:35〜8:35、
森中30.8℃、七井橋33.1℃

夜のかんさつ会下見

かんさつ会下見

暑い日が続く。朝の森中でも30℃を超えているのだから、じわじわと発汗するのも無理はない。こういう時は思考を停止し、視覚と聴覚のみ研ぎ澄ませてぼうっと歩くのが最適だ。まあ、暑さから逃げようと思えば電車、車、屋内など冷房の効いた場所はどこにでもあるので、我々日本人は実に贅沢である。
今度のかんさつ会の下見をした。夜のかんさつ会なので下見ももちろん夜行なった。5ワットLEDに換えたミニマグライトが力を発揮してくれた。


2007年8月14日火

晴れ、7:53〜8:37、〜1.5m/s
森中29.4℃、七井橋31.1℃

弁天カイツブリ繁殖放棄?

放棄?された巣

抱卵中だったカイツブリ弁天ペアの様子がおかしい。3つあった卵が2つになり、放置される時間が長くなり、卵が1つになって放置されていたものがついに本日は見当たらなかった。長時間観察していないので確かなことは言えないが、どうも放棄しているような印象が感じられる。もし、そうだとすれば非常に残念なことだ。今季井の頭で育ったカイツブリの子が未だないことになる。今後の動向にも注視してゆきたい。


2007年8月13日月

くもり、7:48〜8:35、微風
森中27.7℃、七井橋28.8℃

辣餃子

辣餃子

6末に開店したヨドバシカメラ吉祥寺店。近鉄、三越、それぞれ商業的な成功を収めることができずに撤退したこの吉祥寺の鬼門において「勝ち組」のヨドバシカメラがどのような戦いをするかが注目される。開店前のイメージは郊外の「おまけ店」だろうというものだったが、カメラ、家電、PC周りだけでなく美容関係やブランド品まで置いているのに驚いた。さらにカメラ用品もスタジオ周りの備品まであって、ちょっと無駄ではないかと思われるほどの品揃えだ。おかげでほぼ新宿に出る必要がなくなった。
さて注目されるのがヨドバシ本体だけでなく、そのビルのテナントだ。最近8階のレストラン街を探求し始め、すっかり気に入ったのが中華の「万豚記」。とりわけ「ラー餃子」はやみつきになる美味しさで、これ10個と生ビールがあればかなり幸せになれる。


2007年8月11日土

晴れ、9:07〜12:00、微風
森中31.7℃、七井橋35℃

ツミとの出会い

世間はお盆・夏休み。東京一極集中が各地へ大挙して出かける混雑時にわざわざ出かけるつもりはないし、外来種駆除などの活動もない。ここは久しぶりに「休日」としよう。久しぶりに本当の意味での休日とした。この土日ののんびりが私の夏休みだ。
たっぷりある時間を利用して井の頭公園をゆっくりとセンサス。目皿でも残念ながら夏鳥は見つからなかったが、しかしながら久しぶりのツミとその狩りを観察することができた。池では神田川ネットワークが外来魚釣りに取り組んでいた。連絡をくれていればお手伝いしたのに。
「滅多にない休み」を利用して部屋の片付けなどにかかった。


2007年8月10日金

快晴、7:52〜8:35、微風
森中29.6℃、七井橋30℃

BBBCBライブ

BBBCCのライブ

その後も夏鳥は見つからず終いで、悔しい限りだ。ただ、多くの目で探して見つかっていないのだから、見つけられないのではなく、実際に今いないのだろう。あせらずじっくりと動向を掴んでゆきたい。
今日は仕事でお世話になっているT.Iさんのライブがあり、スチルの撮影を頼まれたので渋谷のライブハウスに行って来た。観るのは初めてだったが、演奏が上手だし、何よりもネイティブな英語でのMCが最高に面白かった。ファンが多いのもうなづけるというものだ。次回は友人を誘って観に来たい。

2007年8月9日木

晴れ、7:55〜9:00、微風
森中29℃、七井橋30℃

しるべゑ

しるべゑのべろ大根と炙り〆鯖

再び夏鳥探しに明け暮れるが、今朝も見つからず。それでも渡りの初期の動きがつかめるようでスカもデータの蓄積ともいえる。昨年も序盤はこんな風に見つかる日と見つからない日がはっきりしていた。いつ頃これがコンスタントになるかが楽しみだ。
夜は以前にちらっと見かけながら今まで入店していなかった「しるべゑ」に入ってみた。価格がお手ごろで料理が美味く、接客が良い店は多くのお客で賑わっていた。ちょっと賑やかだが、なかなかいい店を見つけた。


2007年8月8日水

くもり|晴、7:30〜8:35、無風
森中29.3℃、七井橋30.4℃

NACOT納涼会

NACOT納涼会

昨日のことがあり、いつもより早めに出かけた。夏鳥とのさらなる出会いが期待されたが、残念ながら全くのスカ。自然界はこちらの望むとおりそう単純には動いてくれないようだ。
夜は夏恒例NACOTの納涼会を我が街吉祥寺で催した。幹事を任せられ選んだのは何かと使い勝手がいい「七井の月」。最近、井の頭かんさつ会のMTGもほとんどここで行なっている。NACOTの面子は結構酒豪が揃っており、話は積もりに積もって時間延長の上、二軒目になだれ込んだ。やはり合宿でやらなければ物足りないようだ(笑)。


2007年8月7日火

快晴、8:07〜9:10、無風
森中29.2℃、七井橋30.6℃

センダイムシクイ初認!

うだるような暑さというやつだ。鳥の声が明らかに少ないのはこの暑さのせいだろうか。おいおい、メジロも鳴いてないのか...と思いながらぼうっと井の頭公園の森を徘徊する。そして茂みに動く小鳥の姿。やっとメジロが記録できたかなとコンパクト双眼鏡を覗いてびっくり!ムシクイの頭部が眼に入った。嘴の色、羽色、脚の色からセンダイムシクイと同定。こんな真夏に!とは昨年18日に初認した際に思ったが、それよりもさらに早い初認だ。そもそも先日梅雨明けしたばかりじゃないか...
秋に都市公園で観察できる、とは一般論であり、実際には真夏に渡りが始まっているということが井の頭バードリサーチの「毎日観察モニタリング」で判ってきた。井の頭バードリサーチは都市公園の鳥類観察最強を目指し、今後もまだまだ判っていない事実を発見し、自然界の謎の数々を解き明かしていきたい。


2007年8月5日日

8月赤谷の日2日目

研修会光景

今回は大形猛禽類調査講習があったので復習もかねて再度参加した。あらためて精度の高い観察記録を取ることの難しさを再確認した。よく観察し、要所で時刻を記録し、行動などをしっかりと記憶してなければきちんとした観察記録は残せない。切磋琢磨しなければ。


2007年8月4日土

8月赤谷の日1日目

モリアオガエル

久しぶりに赤谷の日に参加した。1日目は豊富な活動メニューの中から湿地の保全を選び、同行。近隣の湿地で自然観察しながら、保全を検討した。湿地にはモリオアオガエルやサンショウウオはじめ様々な生物が豊富にいて楽しかった。エゾハルゼミが鳴く中、動植物いろいろの観察を堪能することができた。巨大な天然マイタケが生えていたり、刺激すると火山が噴煙を上げるように胞子をばらまくキノコもあり、1日中いても飽きないフィールドだ。以前に手を入れたことで湿地のコンディションは良くなっているそうで、今後も保全策を考えてゆきたい。


2007年8月3日金

曇り|晴れ、7:55〜8:35、〜4.4M/S
森中30.1℃、七井橋31.4.℃

至高の豆大福

群林堂の大福

朝、強い風は台風の名残だろうか。
同僚が音羽の名物、群林堂の豆大福を買ってきてくれた。午前中で売切れてしまう逸品で、オリオンプレス時代には良く食べたものだ。懐かしさと共に味わった。素材の味と塩加減が良く、豆の食感と香りが良く、餡が甘さ控えめでとても美味しい逸品だ。作り立てでまだ温かかった。


2007年8月2日木

雨、7:53〜8:35、微風
森中26.2℃、七井橋28.1℃

忘れ物

台風の影響で朝からまとまった雨で蒸し暑かった。いろいろと立て込んでいるせいか忘れ物をして公園と家を往復する羽目になってしまった。最近よく見かけるカワセミに出会ったが、ゆっくりと観察する時間はなかった。


2007年8月1日水

晴れ、7:45〜8:35、微風
森中25.7℃、七井橋27.6℃

盛夏

いつものように巡回コースを歩くと雰囲気が違う気がした。何が違うかというと、ミンミンゼミを中心にセミの声が一層賑やかになり、暑いものの湿度が少しだけ下がった感じがする。セミたちが盛夏の訪れを宣言している、そのように感じた。
仕事をしていると関東梅雨明けの報、例年より10日遅れだそうだ。


2007年7月31日火

曇り、7:50〜8:35、微風
森中24℃、七井橋23.7℃

ワイバード4周年

ワイバードさんにお招きいただき、創立4周年を記念した納涼会に参加。屋形船で楽しませていただいた。不断の努力の結果、破竹の快進撃を続けるワイバードをファミリーの一人(末席)として心強く思う。
屋形船では♪鳥くんが生演奏し、「影の社長」とも言われる長さんが日頃鍛えたボイスを披露して場を盛り上げた。屋形船は天ぷら揚げすぎで食べきれなくなるパターンが常らしく、内容を良くして量を減らすのが正解かなと思った。
久しぶりに講師役を担当したいと思う。

ワイバード4周年納涼会屋形船

2007年7月30日月

曇り、8:03〜8:35、涼風
森中24.9℃、七井橋25.2℃

自分勝手

涼しい朝だった。いつものように巡回路の池で木の枝にルアーがかかっているのを見つけた。井の頭の池は釣り禁止。ましてルアーフィッシングなどとんでもない話だ。隠れてルアーフィッシングを敢行する人は極めて自分勝手である。己の快楽のために外来種を放流して在来生態系を破壊し、このように鳥類などにとって危険な凶器を野外に設置し、放置する。己の快楽のために多くの問題を起こし、志ある人間と多くの生き物に迷惑をかける行為はもうやめてほしい。

ひっかかったルアー

2007年7月29日日

曇り|雷雨、9:00〜17:30、

外来種駆除への道

昨日の疲れが残っていたが、めげずに石神井へ。引き続き生態工房さんの外来種駆除作業をお手伝いした。生態工房さんには本当にお世話になっているので、今後も時間の取れる限りお手伝いしたい。また、いずれ我が井の頭フィールドで外来種駆除活動を本格化させる時は生態工房さんとの協働が欠かせない。今の私の仕事はそこに至るプロセスを着実に前進させ、関係各団体のコミュニケーションを密にし、いい協働の形、枠組みをコーディネイトすることだ。

石神井公園の駆除作業

2007年7月28日土

晴れ|雨、6:10〜15:00、〜4.4m/s
21.4℃

ヤマビルとの再会

Sさんと共に久しぶりの赤谷。月夜野インターを出て窓を開け、入ってくる冷涼な空気を思い切り楽しむ。3種のツバメを観つつ、調査地へ向かった。
山を歩くと当然のようにヤマビルに出会う。今季は少なめ...その噂どおり頻度は少なかったが、悪趣味にビデオに録ろうと立ち止まるとどこから出てきたか3匹ほどが一斉に寄ってきて長靴を這い上がろうとする。ヤマビルは嫌いな生き物ワーストの上位に入る。ヤマビルファイターのおかげで比較的に冷静でいられるが、それがなければパニックになるところだ。

長靴を這い上がろうとするヤマビル

2007年7月27日金

快晴、7:50〜8:35、微風
森中28.2℃、七井橋30.3℃

富栄養化の原因

暑い朝、ツクツクボウシの声が暑さに拍車をかけた。
弁天池に出るとアオコが漂う、典型的な富栄養化の光景が広がっていた。当面、外来種問題の解決に注力するが、同時に水質浄化についても皆で知恵を絞って解決策を考え、実行しなければならない。

大量に発生した植物プランクトン

2007年7月26日木

晴れ、7:55〜9:00、微風
森中26.9℃、七井橋28.6℃

カイツブリ抱卵中

井の頭公園では今季繁殖に成功したカイツブリのペアがなく、嘆かわしい状況となっている。要因はいろいろあるものの、巣板や餌など人間の好ましくない支援を止めたことで井の頭池の環境の悪さが浮き彫りになったとも考えられる。そんな中、弁天ペアがなかなかいい場所に営巣、現在抱卵中。
今後井の頭池の環境保全を進めてゆくうちにカイツブリの繁殖の成功率が上がるなど、何らかのデータが得られると予想される。カイツブリは井の頭池の自然再生の指標になってくれるかもしれない。

カイツブリ抱卵中

2007年7月25日水

晴れ、7:40〜8:35、微風
森中24.7℃、七井橋27.1℃

変な生き物その2

鳥類観察者には常識だが、一般の人にはカルガモにしか見えない、けれども全然違う姿の変な生き物がこのマルガモ。しっかりと「観る」と頭部から嘴が全然カルガモではないことが一目瞭然。専門的には何世代目だろうということにも興味が向く。最初のハーフをF1といい、以後F2、F3...と呼ぶ。

マルガモ

2007年7月24日火

快晴、7:50〜8:35、微風
森中25.2℃、七井橋28.6℃

犯人

7月13日の「散らばるサンゴ」でミズキの実を喰い散らかしていた犯人はハシブトガラスでした。
カラスは人間の出すゴミだけを食べているわけではなく、本来は自然界に存在するいろいろを雑食する鳥類です。カブトムシの幼虫、アオダイショウ、アブラゼミなどを捕食するのを観察したことがあります。今季実りの良かったサクラ類の実も人気でしたし、ミズキの実も食べごろになってきたのでしょう。餌やりを止め、ゴミを減らし散らかさないよう人間が工夫すれば、カラスたちはもっともっと本来の姿を見せてくれるかもしれません。

ミズキの実を食べるハシブトガラス

2007年7月23日月

くもり、8:05〜8:35、24.8℃

気味悪い生物

オフシーズンを迎え、単調なフィールディングが続く。もちろん、セミの声が量的、種類的に増加したり、気温が上がってきたり、マヤランが盛りを過ぎたりと変化はあるが、コアジサシが終認となり、鳥類相に関しては変化なしの退屈なオフシーズンとなっている。
そんな巡回路で気持ちの悪い正体不明の生き物を見つけた。最初は正体がわからなかった。

http://www.st.rim.or.jp/~anmitsu/kgb/


2007年7月22日日

くもり、8:50〜13:00、暑い

第25回井の頭かんさつ会

かんさつ会当日、心配だった天気はまずまずだった。今回の参加者は30名。今回は実践的なかんさつ会だし、ここで参加者が多いのは大歓迎だ。会は役割分担し、大きく解説斑と作業班の2グループに分かれて運営した。私はもちろん佐藤さんと共に作業班。昨日仕掛けたトラップを回収し、獲物を陸揚げし、調査する役目だ。在来種は池に戻し、外来種は申し訳ないが処分する。かんさつ会参加者たちは陸揚げされた在来種と外来種を間近で熱心に観察していた。
最近外来種問題に踏み込んで関わるようになり、学んだ最も大きなこと、それは外来生物に罪はないということ。悪いのは持ち込んだり、捨てた人間であって、生物そのものは悪くない。決して駆除作業を楽しんではいけない。罪のない生き物の生命を人間の都合で奪わなければならない空しさをいつも胸に抱いて取り組まなければならない。

かんさつ会風景

2007年7月21日土

25回観察会準備

皆で明日の第25回井の頭かんさつ会の準備を行なった。今回は実際に外来種駆除を実施するので、下見だけではなく仕掛けが必要になる。この日はボートを借りて池に漕ぎ出し、カメ用のトラップと魚用のトラップを複数しかけた。今回ここまで実践的なものにできたのはNPO生態工房の佐藤方博さんの全面的な協力があったからだ。
これで準備万端。明日の成果が楽しみで、後心配なのは天気くらいとなった。

お茶の水池

2007年7月20日金

くもり、7:34〜8:35、22.5℃

むさしの地区外環問題協議会 古川英夫氏講演

外環をめぐる動きが活発になっている。今日は武蔵野の集まりに善福寺をこよなく愛する古川英夫氏が眼の覚めるような講演をしてくれた。テーマはズバリ「トンネル工事が地下水に与える影響」。外環を大深度地下で進めれば、周辺の自然環境と住民生活に多大な悪影響を及ぼすということを科学的に説明し、外環の環境影響評価がいかにずさんでインチキに満ちているかを検証する充実した内容だった。地下に関しては外環に限らず、圏央道のトンネルも早くも大きな影響を及ぼしているし、どこも同じである。
古川さんの研究を多くの人に知ってもらうことが大切だ。

古川英夫氏講演

2007年7月19日木

くもり、7:40〜8:35、24℃

草刈り

巡回コースから西園グランドを眺めると、ムクドリが群れていた下草がすっかりキレイに刈られていた。見事に、である。草が伸び、いい感じの草原になり、生き物も利用していたので残念だ。走り回りやすくなったグランドで、引き綱もつけずに犬を放って喜ぶ自分勝手な輩の姿が目に浮かぶ。百歩譲ってここがグランドとして利用されるのはまあいいが、ここ以外の場所で林床を踏み荒らすのは勘弁願いたいものだ。それにしてもどうせ踏みつけるのだから、わざわざ予算をかけて下草を刈る必要はないと思うが、どうなっているのだろうか。

すっかりキレイに刈られたグランド

2007年7月18日水

くもり|雨、7:50〜8:35、24℃

極新味

久しぶりで一風堂吉祥寺店へ。新しいメニューとして「極新味」というのが目についたので注文してみた。1日50食限定で1300円という。一杯で4つの味が楽しめるのだそうで、それは何かというとベースのスープに好みでいろいろ溶かしながら食べていくのだそうだ。この極、まず店員の「茶碗蒸しに多少時間がかかりますがよろしいでしょうか」の確認に驚く。ラーメン-茶碗蒸し!ん?、他にも巣揚げにしたごぼうやチャーシューもきなこ豚から作っているそうで、なかなか美味。厳選材料の良い麺を使っているのは言うまでもない。極ごはんがちょこっと付き、最後は雑炊にしてどうぞとのこと。いろいろと考えるものだ。
それで食してみた感想だが、特に感動を伴うような味はなかった。どれも良い食材なのだろうが、どちらかというと珍しさばかりで本質的な美味しさとはまた違うのかなと思った。

一風堂極新味

2007年7月17日火

雨、8:10〜8:35、22℃

雨の日

まとまった雨の日だった。週末の観察会の準備が忙しい。
ハイビジョンのDVを入手、しばらくは実験的にこれを持ち歩いてスチルに代えてみる。

雨と噴水

2007年7月16日月

くもり/雨、森中28℃、七井橋31℃
高尾山22〜24℃

高尾山へ飲みにいく

だけのつもりはなく、それをメインに位置づける人もサブと考える人も、いずれもムササビの観察をする予定だった...
14:25から歩き始め、自然観察しながら山頂を目指した。選んだ道は6号路〜直登コース。日頃担いでいる重い機材に比べ、今日は超軽量。しかも勾配も楽なので足を止めなければ30分あれば上まで着いてしまうハイキングコースが楽勝も楽勝だった。16種ほどの鳥類を確認しながらのハイキング。久しぶりに聴くヤブサメやクロツグミの声が心地よかった。
薬王院に着いて観察ポイントに見当をつけた後はもちろん高尾山ビアマウントへ。なぜかミシュラン3つ星のこのビアガーデンはなかなか楽しい。しかしながら乾杯した頃から雨が降ってきて、肝心のムササビ出現時間近くには本降りに。ムササビが出るかも怪しいということで、そのままケーブルカーで下山して帰路へ。かくしてムササビ観察ツアーは高尾山登って一杯ツアーになってしまった。

タマアジサイ

2007年7月15日日

台風接近の日

第25回井の頭かんさつ会下見

台風到来の日、午前中に外環道問題連絡会の会合に出、昼に井の頭公園に戻った。まとまった雨だがパタゴニアグレードVIの上下、ゴアテックスの帽子、バーバリアンチーフテンの長靴の完全装備で制動力のあるディスクブレーキを前後搭載したビアンキ・アルカヴァロを駆るのは楽しくもある。調子に乗って公園内を走っていたら泥はねして汚れてしまった。
22日の第25回井の頭かんさつ会は「在来種と外来種」がテーマ。この日関係者で集まり、その打ち合わせと下見を行なった。準備から何からかなり大掛かりになるが、その分充実した内容になるだろう。なによりこの分野のスペシャリスト、生態工房のSさんのご助力がありがたく、心強い。25回目を今までで最も素晴らしいかんさつ会にしたい。

カミツキガメ

2007年7月14日土

SOOKの玉村豊男サロン

小学館が立ち上げたオンラインマガジンサイト「SOOK」内のSNSサイト「SOOK CAFE」に玉村豊男さんのサロンが設けられ、その企画の一環としてリアルのサロンをネット上のサロンに反映させていくという試みがあり、若手?代表としてお声がけいただいた。都内某所で行なわれた座談会ではデジタルとアナログを軸にしたテーマについて参加者間でいろいろと議論を交わした。玉さん発案のこの会、ネットのみで仕事が完結してしまうことの便利さと怖さを考えるような側面もある。仕事に限らず、ネットのあらゆるリソースとツールを利用してコミュニケーションする結果、消えがちな人と人のFace to faceをこのようなリアルのサロンの場で確保しようという試みである。これは最近感じていたことであり、大切にしてゆかなければならないことである。次回も楽しみな会だ。

小学館「SOOK」はこちら

SOOK取材

2007年7月13日金

7:40〜8:30、くもり、微風
森中24.8℃、七井橋25.5℃

散らばるサンゴ

いつものように巡回コースを歩いていると珊瑚がちらばっているのが目に付いた。もちろんそれらはサンゴではなく、それに似た形をしているミズキの実の周囲だ。
それがなぜ散らばっているのだろう。落葉の季節には早過ぎる。昨日あたりたたきつけるような大雨や強風が吹いたのだろうか。病気なのだろうか。
答えは、これをお読みの皆さん自身で考えてみてください。きっと身の回りに同じような状況が見つけられるはずです。よーく観察すれば答えが見えてきます。

ミズキ

2007年7月12日木

7:47〜9:00、晴れ、ほぼ無風
森中26℃、七井橋30.1℃

神田三州屋

食べ物にうるさく、生粋の江戸っ子のようなSさんのおススメで仕事の合間に神田の三州屋に入った。白木のカウンターにメニューの短冊の列、きびきびと働く割烹着のおばさまたち、だけの一切装飾のない店内は一杯やりたくなる雰囲気に満ちている。銀むつのあら煮やさば塩焼きもなかなかだったが、感動を覚えたのはあさり汁。定食にわずかな追い金でリクエストできるこの名物の汁はこれでもかというくらいあさりが沢山入っているためか、凄まじく濃厚なダシが出ており、病み付きになりそうだ。また神田界隈を通りがかった時は立ち寄ってみたい。

あさり汁

2007年7月11日水

7:40〜8:28、くもり|小雨、微風
森中23.6℃、七井橋24.2℃

生命

蒸し暑い朝だ。気温はさほど高くないものの、湿度が高く体感的には暑い。半袖で出かけた。
ポイントMの前の道路でカメの轢死体を見つけた。俗称ミドリガメかクサガメか、どうも前者のように見える。幼体でアカミミが出ない時期があるとすればほぼ間違いないだろう。
不自然である。河川や湖沼から離れたこのような場所にこのカメが存在することが不自然だ。思うに誰かが飼っていたものが逃げ出して轢かれてしまったのではないか。どういう経緯にしても人間活動がそこに関係していることは間違いなさそうだ。
最近、生命ってなんだろうって思う。外来種駆除にしても、外来種だからといって生物そのものを悪者扱いしたり、喜んでその生命を奪う者など誰もいない。悪いのは何でもかんでも売れれば売ってしまう業者とそれを買う消費者、そして環境影響に不勉強な人々の無知である。人間活動のせいで勝手に知らない土地に連れてこられ、産まれ、生きるために本来の生態系にない生物の生命を奪い、そのせいで生命を奪われる...外来種問題はやるせなさとせつなさを抱えている

カメ轢死体

2007年7月10日火

7:40〜8:35、くもり/小雨、微風
森中23.7℃、七井橋24.3℃

別れ

七井橋で井の頭バードリサーチFさんに出会った。早くからこの地で継続して鳥類観察してきたFさんは、井の頭バードリサーチが成立する礎を築いてくれた人であり、初心者の先生役であり、会の中心的存在であり、この地の鳥類を誰よりも長時間観察し続けてきた人だ。そのFさんが近々遠方へ移住してしまうという。井の頭バードリサーチにとっては大きな損失だが、Fさんが築き支えたこの素晴らしい会を守っていきたいと思う。Fさんの今日までの努力と貢献に厚く感謝し、新天地での鳥運をお祈りしたい。


2007年7月9日月

8:00〜8:35、くもり、微風
森中23.8℃、七井橋24.3℃

現象

鳥類相に変化はないが、同じ種も時期によって行動が変わったり、見かけなくなったりする。いくつかの謎を解き明かし周年の行動パターンを見出すには、とにかく観察することだ。モニタリングを続け、現象として見つけたものを分析してゆくことが近道である。
今朝はポイントNの林床にムクドリが50羽以上群れていた。これなどは最近の現象だし、今朝観察の定時にコアジサシが見られなかったのも現象である。モニタリングを続けてゆく内に分析を進めるが、短期中長期に気をつけないと読み間違えることが多い。

ムクドリ群れ

2007年7月8日日

外来種駆除修行中

先週に引き続きNPO生態工房さんの石神井公園三宝寺池での外来種駆除作業をお手伝いさせていただいた。今回はボートに乗せていただき、前日に仕掛けたトラップの回収をお手伝い。アカミミガメはもちろん、カミツキガメも獲れた。今回、実際に池で作業し、その流れはもちろん、それなりに体力が必要でそれなりに臭いものだということが判った。それでも外来種を捕獲できると嬉しいし、池のほとりで公園利用者に外来種問題について知ってもらい、声援を受けたり、小さな子供の理解を得たりするととてもやりがいを感じるものだ。現在、外来種駆除修行中。

トラップ回収作業

2007年7月7日土

印旛沼野菜いかだ見学ツアー

池の水質浄化策の一つの手段を検討するために東京吉祥寺ライオンズクラブ、神田川ネットワークと共に印旛沼へ野菜いかだ法を見学に出かけた。富栄養化した水で空心菜を水耕栽培すると水質浄化力を顕著に発揮するという。これを水質浄化のために井の頭池に導入することを検討するという。外来種を導入するのは危険、いかだなど景観破壊になる、由来成分の違う井の頭で効果を発揮するのか、などいくつもの疑問があったが、百聞は一見にしかずということで参加させていただいた。NPO印旛野菜いかだの会の方々に懇切丁寧にご案内いただき、概要を知ることができた。正直井の頭池の水質浄化にこの手段を導入することは難しいと思うが、いろいろと見聞を広めることができて有意義な一日だった。

野菜いかだ

2007年7月6日金

7:53〜8:35、晴れ、ほぼ無風
森中24.8℃、七井橋27.1℃

池の環境保全

今朝も玉川上水や森の道はぬかるんでいた。森の保水力を垣間見ながらそのぐちゃぐちゃの大切さを感じ、自転車の轍を見てしばし思索する。
湧水復活、水質浄化、外来種駆除、餌やり禁止、池の環境保全の大きな柱のうち、餌やりに関しては多くの人々の協働と関心を持ってくれた多くの市民の協力で大きく改善された。しかしながらそれは池の環境保全のためにほんの一歩を踏み出したに過ぎない。次にやらなければならないのは水質浄化の試みと外来種駆除の実行。現在、取り組みのための準備を進めている。

カルガモ

2007年7月5日木

7:35〜8:35、晴れ
23℃、微風

足下の花

マヤラン

今朝もぬかるみの中を歩んでいく。鳥類の季節移動が収まり、オフシーズンを迎えると自然に足下に眼が向く。ほぼ全ての種を耳で拾うことができるからだ。季節移動の始まる8月半ばまでは足下の花を観る余裕が出るわけだ。
路傍にはマヤランやサガミランモドキなど野生ランが目立ってきた。2種とも局地分布種で特にこの地域に多い。繊細な色といい神秘的な形状といい、野性味溢れる美しい花だ。この貴重な財産があるにも関わらず、都市計画ではここを道路にする線が引かれている。今は凍結されているものの、外環道が通れば必ず地域渋滞が深刻になり、その段階で計画は解凍されて再浮上してくることだろう。私たちが護り保全すべきものは鳥類だけでなく、この地の生態系全体である。


2007年7月4日水

7:50〜8:35、雨
20.9℃、〜2.0m/s

ぬかるみ

ぬかるみ

ぱらぱらとした雨が梅雨らしい日。こういう日は履いていく靴が決まってくる。ビブラムソールはまず避けたい。歩きやすいソールの凹凸が災いし、土を咬んで蓄えてしまうので後が大変。ソールにあまり凹凸がなく、少し磨り減ったくらいの靴を履いて出かけるのが正解。
雨のせいか鳥の声と姿は少なめだった。公園はあちこちぬかるんでいて、靴は泥をかぶることになるが、なんとなく楽しい。子供の頃の野遊びの感覚だろうか、泥にまみれるもまた楽し。雨でぬかるむ地面は湧水を育み、多くの生物にとって恵みをもたらす役割を担っている。
公園利用者の中にはこうしたぬかるみを嫌って、管理者に要望して簡易舗装させてしまう不心得者もいる。そんな発想では公園中舗装されまくり、生物多様性の乏しいいわば「お庭」と化してしまう。ぬかるみが嫌な人はアスファルトの上にのみ生きればいい。


2007年7月3日火

8:00〜8:35、くもり
26℃、微風

嬉しい朝

コアジサシ

朝、自宅バルコニーで一服していると「ピー」と一声聴こえ、それがツバメと違う声だと気付くと同時に翼の細長いシルエットが眼に入った。旬のコアジサシが自宅上空を通過していったのだ。コアジサシは北方向から飛来し、南方向へ飛んでいった。白い空をバックにそれがどんどん遠ざかり、米粒よりも小さくなり、やがて白い空に包まれて消えるまで見送った。嬉しい朝だった。


2007年7月2日月

7:45〜8:35、くもり|小雨
24.5℃、微風

ノカンゾウ

湿気の高い朝だった。玉川上水沿いを歩いていると野の花が目に付いた。ユリの仲間だということは大きさや形状から察しがついた。名前などは大した意味を持たないが、ノカンゾウというらしい。色、こんな色。大きさ。花びらの数。めしべおしべの形状。そういうことをじっくりと観察することの方が名前などよりはるかに大切だ。おっと、そういえばこの花にはアブラムシがびっしりついていたような...花は元気そうに咲いており、今が旬なのだということは手に取るようにわかった。また花を探してみよう。


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