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2007年7月1日日

9:00〜13:00、くもり|晴れ

外来カメ駆除続き

外来種駆除の現場

今朝は朝一番で石神井公園へ向かった。昨日に引き続き外来種駆除作業を見学するためだ。井の頭かんさつ会のKさんとTさんも駆けつけた。
作業は基本的に土曜にトラップを仕掛け、日曜日に回収するという流れになっている。回収の日曜日は看板を立て解説員を置き、実際に捕獲した外来種を見せながら、公園利用者に外来種駆除していること、なぜ駆除するかなど外来種についての基本的な話をし、ペットや外来生物を野に放たないというルールを啓蒙する活動が行なわれる。この日もミシシッピアカミミガメとカミツキガメ、さらにブルーギルやライギョが捕獲され、多くの公園利用者が足を止めて捕獲された外来種を観察し、解説員の話に熱心に耳を傾けていた。今後も土日時間の取れるときに石神井に足を運び、作業のお手伝いをしながら井の頭での駆除事業につなげてゆきたい。


2007年6月30日土

9:00〜10:00、晴れ/くもり
10:40〜14:00、くもり|雨

外来カメ駆除

コアジサシ

遠征の予定をキャンセルし、久しぶりに1D+サンニッパの撮影仕様で七井橋へ。雲量が多いながら晴天の青空に舞うコアジサシを1時間ほどじっくりと撮影した。
4GBを撮影しきり、石神井公園へ移動した。ここではNPO生態工房さんが外来種駆除(主にカメ)を行なっている。外来カメの害、というか外来種の悪影響は一般にはあまり知られていない。カミツキガメであれば、子供が遊んでいて指を喰いちぎられる怖れがあるといった人に危害を加える可能性(実際の事故は未だゼロ)、また少しLOHASをかじった人ならマングースが絶滅危惧種を絶滅の危機に追い込んでいることくらいは知っているだろう。そういったわかりやすい「害」に比べて公園の池のミシシッピアカミミガメのそれは少々わかりにくいかもしれない。のんびりしているように見えるカメのイメージもあるだろう。私たちが今までに見てきた害はカイツブリの雛やカルガモの雛が捕食されたこと、またモツゴなど在来魚の捕食である。他にも在来のクサガメ、イシガメとの競合など弊害は多い。いずれ井の頭池でも外来カメの駆除に取り組みたい。


2007年6月29日金

7:45〜8:35、くもり|晴れ
27℃、〜5.0m/s

雨がない

コアジサシ

疲れがたまっているのか、なんとなくだるい朝だ。いつもと同じように巡回コースをゆき、全観察種を記録。こうして記録を続けていると、留鳥でも時期によって微妙に移動している動きが次第に見えてくる。秋の渡りまでは胸弾み心躍るような出会いはないだろうが、今まで得ていなかったデータの積み重ねにはなる。
それにしても雨が少ない。今日は少し降るようだが明日明後日は降らないようだ。この梅雨時期の積算降水量は極端に少ない。


2007年6月28日木

8:05〜9:00、晴れ
26℃、微風

ダンス

コアジサシ

親友と吉兆宝山半分ほどを空けた翌朝、ゆっくりスタートした。今朝は時間が取れたので井の頭池でのんびりとコアジサシを眺めることができた。最初2羽しかいなかったコアジサシはいつの間にか4羽になり、華麗な舞を見せ始めた。とりわけ4羽同時にダイビングし、水面すれすれで急上昇する様はダンスを観ているような優雅なものだった。なぜ今季コアジサシが多いか、その謎は未だ解けていない。


2007年6月27日水

7:40〜8:38、くもり|晴れ
25℃、微風

黄色いテープ

コアジサシとカルガモ

公園の樹木数十本が黄色いテープでマーキングされた。管理者によるものであることは間違いないが情報がなかったので、とりあえずどういうことを計画しているのかを確認した。回答は剪定予定樹木の目印で一部伐採予定ありとのことだった。即座に最近の管理施工で良くないと思った点を指摘し、他地域の悪例も知らせた。
今朝は時間がない中、黄色いリボンをつけた樹木を回り、剪定の必要があるのかを具体的に目視してみた。遊歩道や住宅、駐車場に枝が垂れ下がっている樹木数本に関しては剪定しなければならないことが見て取れた。しかしながら、ほとんどの樹木は触る必要がないと思われた。
井の頭公園の環境は都内都市部に僅かに残された緑地帯の代表格であり、かつて豊富な湧水の源であった武蔵野の雑木林の最後の生き残りである。開発によって切り開いた後に市街に作られた都市公園の外来種の植栽を手入れするのとは訳が違い、大切に扱ってゆかなければならない財産である。
管理が「よみがえれ!井の頭池!!」運動に逆行するものにならないよう、働きかけてゆきたい。


2007年6月26日火

7:43〜8:35、曇天
23℃、微風

淡々と

コアジサシ

昨晩はVMAJ2007の打ち上げがあり、遅くまで飲んでいた。今朝は起きるのがつらかったが、定時に目が覚めてしまうのが哀しい。一度出来上がったリズムはそうそう崩れないように出来ているようだ。
鳥類相に大きな変化はない。淡々と観察種全種を拾っていく作業の繰り返しになるが、今朝は21種と比較的豊富だったのが嬉しかった。旬の鳥ではコアジサシが毎日観られるし、楽しみな秋の渡りまでは淡々と続けるのみだ。


2007年6月25日月

8:02〜8:35、雨
24℃、微風

雨のコアジサシ

コアジサシ

予報では曇りと出ていたが、窓の外を見ると雨がしとしと降っていた。スーツがよれるなぁと思いながら傘をさして出かけた。やっと梅雨らしい空模様になったようだ。
雨でぬかるんだ井の頭公園フィールドに特筆すべきことはなかったが、雨がしとしと降る中、今日もコアジサシ3羽が一生懸命に採餌していた。


2007年6月24日日

小遠征

井の頭バードリサーチの仲間と共にオフシーズンの井の頭公園を離れ、ちょっとした遠征に出かけた。中期予報に反し、天候は冴えなかったがガイド役を引き受けていただいたTさんのおかげでいろいろな観察を楽しむことができた。

アオバズク

2007年6月23日土

11:55〜12:20、晴れ
31℃、〜2.5m/s

ドピーカン

昨日やっと降雨があったが、長くは続かず今朝は朝からドピーカンだった。思わず暑さで目が覚めてしまった。
昨日のイソシギはもはや見つからなかった。コアジサシのダイブを観ながら駅へ向かった。

コアジサシ

2007年6月22日金

8:00〜8:38、くもり
24.2℃、微風

イソシギ

油断していた。出陣が遅れたのも油断だし、双眼鏡を持たずに出かけたのも同様に油断だった。今は双眼鏡が要らない、これがオフシーズンの井の頭公園での鳥類調査の一つの結論。以前にも書いたようにセンサスは耳で行なうのがほとんどで、目視が必要な種に関しても双眼鏡が要らない程度のそれしかいない。このところ一眼レフをコンデジにし、スワロELをコンパクト双眼鏡にして荷物全体の軽量化をしており、今朝はさらにコンパクト双眼鏡さえ省略するに至った。その判断がすぐに裏目に出るとは思わなかった。いつものようにささっとセンサスを進めて池に出た。時間が余り、コアジサシが去った後何気なく池を眺めていると浮島の辺りに低く短く飛ぶ一閃!それは小さいが、スズメの類ではなく、かといって水鳥でもない感じに見えた。ところが双眼鏡がないので、遠くのそれの同定ができなかった。観察の時間もなくなり、後を託そうと思った刹那、バードリサーチSさんが近くに。思わず駆け寄り、双眼鏡を半ば奪い取るように借りて確認するとイソシギだった。


2007年6月21日木

7:37〜8:35、くもり
25.4℃、微風

コアジサシ祭

今朝も雨は降っていなかった。いずれ神奈川から水を分けてもらうような話になるのだろうか。発展途上国では水裁判なる問題があり、川上に住む人々が利権を握っているのだという。恵まれた日本で生活していると、生命に不可欠な水が不足するという「渇き」の怖さに気づきにくいかもしれない。
今日も井の頭の池にはコアジサシが採餌に来ており、Oさんによれば最大で6羽にもなったという。ちょっとしたコアジサシ祭である。昨年と対照的なこの状況、どう分析したらいいのだろうか。

コアジサシダイビング

2007年6月20日水

7:53〜8:35、快晴
28.4℃、微風

解禁

さらに暑い朝だった。今日も梅雨らしくない好天が続いている。もうこれはいかん、と半袖解禁を決意して出かけた。この空梅雨、生活、自然環境、農業、工業、あらゆる面で水不足の影響が心配される。
今朝も井の頭の池ではコアジサシが舞い、活発に採餌していた。

カルガモ親子

2007年6月19日火

7:37〜8:35、快晴
26℃、微風

空梅雨

暑い朝だった。入梅翌日からずっといい天気が続いていて梅雨らしくない。ふと空梅雨という言葉を思い出した。雨よりはからっと晴れていた方が快適だが、降るときに降ってもらわないと困ることが山積する。今季の水不足は深刻だろう。明日から梅雨らしい雨混じりの天気になるというが果たしてどうなることだろうか。公園の池で噴水とコアジサシがダイビングして上げる水しぶきを眺めながら思索した。

コアジサシ

2007年6月18日月

8:03〜8:35、くもり
24℃、微風

コアジサシ4羽舞う

少し梅雨ぽく曇った空の下、ゆっくりめのスタートとなった。七井橋を渡り始めると前方でダイビングしたコアジサシが眼に入った。今朝はタイミングがいい、と全体が見渡せる橋の中央に移動するとそれは4羽いるということがわかった。4羽は次々にダイビングし、かなりの頻度で稚魚サイズの小さな魚を捕らえていた。このように賑やかなコアジサシの採餌風景を観るのは久しぶりだ。以前の日記でも触れたとおり、ここ2〜3年はコアジサシの観察がふるわず、飛来する頻度が減り、飛来しても池にダイビングして捕食する場面をほとんど観なくなっていた。池の上を飛び回ってもダイビングせずに北の方角へ飛去してしまうことが何回もあった。以前よりも池が汚れ濁っていること、外来種によって在来魚が減少させられていることなどが理由だろうと考えていた。ほとんど状況が改善されていない、むしろさらに悪化している状況で今朝のような観察。さらなる調査と分析が必要だ。

コアジサシ

2007年6月17日日

10:00〜12:20、25℃

第24回井の頭かんさつ会

第24回のかんさつ会は井の頭池の水質調査。池が汚れていることは誰の目にも一目瞭然ながら、なぜ汚れているかをしっかりと把握している利用者はとても少ないかもしれない。今、会として「よみがえれ!井の頭池!!」の活動に取り組む中で、池の汚れの原因を調査し状況を把握することが不可欠。状況が判ってこそ方策を練ることが出来る。自然観察会としては、参加者と一緒に調査するということが大切で、共に池の数ヶ所のポイントの水質検査、生物分析、透明度測定などに取り組んだ。
この日はテレビ朝日系の環境系番組「素敵な宇宙船地球号」の取材も入り、観察会を取材してもらうと共に普段の会の活動を紹介させていただいた。

第24回かんさつ会

2007年6月16日土

ゼミOB会

今年のOB会は幹事を担当した。場所は九段会館。2次会も九段会館。費用的には新世界菜館と変わらないので、いい選択だった。久しぶりに恩師に会い、さらに教えられた。

OB会風景

2007年6月15日金

7:50〜8:35、くもり/晴れ
22℃、微風

入梅直後の青空

朝起きてみると予想に反して爽やかな陽気だった。天気予報では晴れマークもついている。今日は傘が要らないようだ。
今朝も全種調査にいそしんだ。秋の渡りからは典型種、留鳥も含めて全ての観察種を記録し、記録としての価値を高めたい。データがより科学的になり、環境監視力が向上することになる。今はそれに備えて練習しているようなものだ。幸いこの閑散期の観察種は多くても25種程度で、声がわからない種は皆無なので楽勝だ。
雑木林から池に降り、ヤマガラの声を耳にして姿を探していると日差しが降りてきた。弁天橋を渡る頃、雨に洗われた美しく鮮やかな青空が広がっていた。

弁天池

2007年6月14日木

7:55〜8:35、くもり
23.7℃、〜1.2m/s

負傷したカルガモ

今朝は昨日と比べて若干気温が低いものの、湿度が高く不快な蒸し暑さだった。森のヒンヤリ感もさほど感じられず、イヤな天気だ。そろそろ入梅ということなのだろう。
今朝は久しぶりにIさんにお会いした。すっかり在庫切れとなった井の頭に比べ、青梅の方ではホトトギスが盛んに鳴いているそうで羨ましい。渡りの中継地である井の頭は夏の2ヶ月の閑散期を迎えたようだ。
池のほとりで傷ついたカルガモを見つけた。首筋を一撃されているようだ。致命傷ではなさそうなので、仮に衰弱してくるようであれば保護を検討したい。

カルガモ

2007年6月13日水

7:43〜8:35、快晴
25℃、ほぼ無風

超常現象

今朝も朝から暑い。思わずTシャツでも着て出かけようかと思った。森の中の気温は25℃、アスファルト上は28〜29℃くらいだろう。毎日「外」を歩いていると次第に時間、気温、風速などを五感で感じるようになってくる。アスファルトと人工建造物の中に一日中いると人間の生き物らしさが損なわれてゆくのではないだろうか。
今朝は超常現象を体験した。といってもオカルトではなく、最近持ち歩いているS80で撮影したデータが壊れ、今日唯一のシャッター、お気に入りのコナラの大木が変な姿になってしまったのだった。

コナラ

2007年6月12日火

7:53〜8:35、快晴
25℃、ほぼ無風

森の力

暑い朝だ。上着を投げ捨てて薄手のシャツ一枚で出かけた。今日は30℃近くになるらしい。井の頭公園へ向かう道中を行き交う通勤通学の人々の表情からも暑さは伝わってきた。
赤いポストのある橋を曲がって玉川上水沿いを歩くとその暑さは消えた。土があり、木々があるここはひんやりと天然の冷房が効いている。公園に入っても同様に涼やかで快適な環境が提供されている。
今年は多くの樹種の実りがよさそうだ。既にミズキの実が
たわわに実り、熟す準備をしている。昨年ほとんど実りのなかったイイギリも豊作になりそうだ。ただ芽吹きのおかしかったムクノキが少し心配だ。
朝の観察を終えてアスファルトへ出るとその暑さにうんざりする。温度計で測るまでもなく、4℃は違うということを体感する。冷房すれば室外機が発熱し、熱気の悪循環に陥る。我が家はいけるところまで冷暖房を使わないで行こうと思う。森の力の大きさを知ると共に、もっと森がたくさんあればなぁと思う。

ミズキ

2007年6月11日月

7:55〜8:35、雨
17.8℃、微風

雨の森

朝からまとまった雨が降っていた。渡りは既に終息を迎え、鳥類に関してはほとんど見物がないことは明白だ。それに公園の中はぬかるんでいて泥にまみれることは避けられない。それでも公園を歩いた。雨の日は極端に人が少なくてより一層森の静寂を楽しむことができる。賑やかなのは雨音。足元のぐにゅっとした感触を除けば、雨もまた悪くない。

雑木林

2007年6月10日日

7:00〜15:00、雨|曇
16.7℃、ほぼ無風

久しぶりの赤谷

久しぶりにSさんと共に赤谷へ行った。天候は今二今三だったが、渡りの終わった井の頭公園に比べ、こちらは今が盛りといった印象だ。到着後ごく短時間で20種以上を記録することができた。その内小降りだった雨がその勢いを増し、屋内に閉じ込められる時間が続いた。なかなか厳しいなと合流したDさんとSさんと共に3時間ほど空を仰いだ。
やがて雨脚が弱まったので頃合いかと出陣すると、今までの雨が嘘だったかのようにぴたりと止まり、日差しまで入ってきた。その状況を見たSさんが決断し、山に上がることにした。久しぶりのヤマビルもさほど苦にならず、よく近くに来て鳴くオオルリを堪能するなど、その後再び雨が降ってくるまでの間、赤谷の森を楽しんだ。

オオルリ♂

2007年6月9日土

健気

すっかり渡りの波の去ってしまった井の頭公園フィールドをだらだらと流した。秋から全種記録に移行するために、引き続き毎日の観察は続けて行こうと思う。
池で外来種駆除に取り組んでいるSさんにお会いした。井の頭の池のカメを調査していた。この環境でブラックバスやブルーギルと並んで厄介な外来種がミシシッピアカミミガメ。Sさんの経験とノウハウをお借りし、外来種駆除で協働できるかもしれませんね、ご挨拶しつつそんな話をした。
池のほとりでは子連れのカルガモが陸に上がって休んでいた。6羽いる中の一羽は先日バードリサーチの仲間が負傷を確認している個体だ。彼は左半身がまともに動かないが、健気にも一生懸命に親鳥についていく。今は無事でもこの先どうなるかわからないが、ハンデを負いながら生き延びるか、捕食されてしまうか、どちらにしてもそれが彼の一生であり、仕事であり、生命そのものだ。

雛連れのカルガモ

2007年6月8日金

7:30〜8:35、晴れ
22.5℃、ほぼ無風

コジュケイ

静かな森を歩いているといつものお二人にお会いした。もう井の頭バードリサーチの朝組レギュラー的な役割を担っているお二人だ。今朝は少し上流でコジュケイの声を聴いたそうで、私は興味をそそられた。コジュケイは珍しくもないが、ここ井の頭公園エリアではほとんど観られない種であり、ここ3年ほど確認できなかった。それが今回どのようにこのエリアに現れたのか、お世辞にも飛翔が得意とは思えないあのずんぐりとした体型を想うと、その移動経路と手段に興味が尽きない。
池ではトケンが飛んで行くのが見えた。

すっかり茂った森

2007年6月7日木

7:45〜8:35、くもり
23.8℃、微風

この2日間でトケン3種が相次いで確認された。今朝は一声くらい聴けるかなと期待しつつフィールドを歩いたが、残念ながら確認することはできなかった。「今季は遅れている」という説をそのまま鵜呑みにするわけにはいかないが、現象的には例年よりも遅れて確認される種が何種かあるのは事実だ。全体に低調なので、もちろん速くても遅れても渡りの夏鳥が出現してくれるのはありがたいことだ。
公園のあちこちで旬の花が咲いていた。

ガクアジサイ

2007年6月6日水

7:47〜8:38、快晴
22℃、ほぼ無風

次回観察会

6月17日の第24回井の頭かんさつ会は井の頭池の水質調査がテーマ。3月以降多くの人が餌やりを自粛してくれたのはいいが、池の水は相変わらず汚れきっていて、このまま放置しておいては本来の目的は達成できず、せっかくの自粛の意味も薄れてしまう。私たちは次のステップとして水質浄化や雨水浸透ますの普及促進、外来種駆除など井の頭池の環境保全活動を積極的に実行する段階に来たが、その前になぜ池が汚れているのかを今回の観察会で参加者と一緒に調べ検証してみたい。
観察会はどなたでも参加できます。ご参加お待ちしております。

井の頭池

2007年6月5日火

7:37〜8:38、くもり
22.3℃、微風

市ヶ谷のお気に入りイタリアン

市ヶ谷の駅前や目抜き通りに美味しい店は皆無だが、靖国神社・一口坂周辺には美味しい店が点在している。その中の一つがトラットリア「ラ・スカラペッタ」。今日はランチの3番、生のりとベーコンのクリームソースを選択してみた。生のりの風味とベーコンの触感がよく、クリームソースとはいえ茹で汁でいい塩梅にのばしてあってさっぱりしている。これにサラダ、パンがついて1000円。
この店の一番のおススメはランチではペンネ。ラグーなど濃厚なソースとの相性が抜群だ。

ランチの3番

2007年6月3日日

講習会終了

講習会最終日、いよいよ参加者のミニ観察会。私は進行役兼アドバイザーとして5人の参加者を担当した。皆独創的な発想からテーマと手法を工夫していて、大いに感心させられた。伝えることは伝えられること、毎度のことながら学ぶところが大きい講習会だった。これでまた新たに数十人の自然観察指導員が誕生した。

講習会風景

2007年6月2日土

講習会2日目

朝、ついに井の頭にサンコウチョウ現るの報を嬉しく思いながら講習会のお手伝いを続けた。2日目は日中はずっと野外実習、NACOTの3人の地元講師の観察会をローテーションで周った。午後は今回のNACS-J講師である今井、足立両先生の観察会もあった。日なたは少し暑くなったが、木陰に入ると風が気持ちよく涼やかだった。夜は足立先生の講義を3時間。話し方からなにから全てが勉強になることばかりの充実した一日となった。

講習会風景

2007年6月1日金

自然観察指導員講習会in八王子

昨年秋の赤谷に続き、自然観察指導員の講習会をお手伝いしてきた。今回八王子セミナーハウス(野猿峠)が舞台でNACOTの仲間と共に地元講師、観察会講師などを分担した。野猿峠をフィールディングするのは初めてだったが、いくなりホトトギスの声を聴くことができて嬉しくなった。ただガビチョウの多さには閉口させられた。彼らは一日中やかましくさえずっていた。
講習会は1日目からみっちり。野外実習とデスクワークが夜22:00まで続く。参加者には一緒に井の頭かんさつ会をやっている小町さんや観察会大好きなTさんの顔もあった。下は19歳から上は70代の方まで、遠くは西表島や小笠原父島から参加している方もおり、皆熱心に取り組んでいた。
夜は話巧みな今井先生の講義。内容もさることながらその話術には誰もが惹きつけられるものがあった。

講習会風景

2007年5月30日水

7:47〜8:38、晴れ
22℃、微風

今季の傾向

夏鳥の渡りも一段落し、森は静かだ。聴こえてくるのはシジュウカラの幼鳥が餌ねだりする金属的な声とムクドリの賑わいばかり。今日もアオゲラが盛んに飛び回っている。
朝組Tさんが観察した辺りに行くと桜の木にメボソムシクイが2羽いるのを観る事ができた。同時に右方の照葉樹の暗い影からも声が聴こえ、それも複数に聴こえた。数羽の群れのようだ。メボソムシクイのこのような観察は前季にはなく、今季の傾向の一つの現れだといえる。今季は地味な中にも今季なりの傾向があり、興味深いものがある。

メボソムシクイ

2007年5月29日火

7:37〜8:35、快晴
19℃、ほぼ無風

昨日に続き、涼しい朝を迎えた。スーツでちょうど良く、シャツ一枚では少し肌寒い。気温はさほど低くないのだが空気が冷たいからだろう。
今朝は久しぶりにNさんにお会いした。北海道が好きなNさんはつい先日も道内を周られていたそうで、羨ましい限りだ。Nさんはこの涼やかな気に誘われて思わず散歩に出てきたようだ。北海道の空気のようだ、その印象に私も共感した。残念ながら夏鳥には出会えなかったが、この涼やかな気に包まれて森を歩くのは心地がよい。


2007年5月28日月

7:50〜8:38、晴れ
18℃、微風

朝のニュースで日本の作品がカンヌ国際映画祭でグランプリを受賞したことを知った。作品では奈良の森の美しさが際立っていたそうで、森を心地よく感じ、作品に生かすことができた監督にエールを送りたい。井の頭の森はちっぽけで、犬の散歩の人々を中心にどこでも入っていって歩き回り林床を踏み固めてグランドのようにしてしまっているし、都市計画も方向性がよろしくなく、首の皮一枚で武蔵野の雑木林の面影を維持している危うい状態だ。引き続きモニタリングを続け、この僅かに残された貴重な自然環境を利用している鳥類がいかに多いかを解き明かし続け、この財産の価値を評価して護ってゆきたい。
今朝はメボソムシクイがさえずり、昨日は確認できなかったキビタキを再び確認することができた。池ではカルガモが7羽の雛鳥を連れて泳いでいた。

カルガモ親子

2007年5月27日日

12:18〜14:35、快晴
29℃、微風

キビなしメボソのみ

例によって大仕事の後の打ち上げで夜中まで飲んだ。やっと昼前に起き出して二日酔いで出陣した。体調が悪いところに真夏並みのうだるような暑さが重くのしかかり、しんどかった。
いつものように井の頭公園をセンサスしたが、ここに来てついにいつものキビタキの声が聴けず、寂しさに包まれつつ静かな森を歩いた。夏鳥の声が聴こえず、ツバメが飛ぶくらいだったが、それでも何かを探し出そうとセンサスを続行。その努力に応えてくれたのがメボソムシクイだった。前回までに観察した個体と明らかに違う声色、拍子で鳴くこの個体は亜種コメボソムシクイなのだろうか。単なる方言ではないのだろうか。観察から疑問が生まれ、思索が深まる。

メボソムシクイ

2007年5月26日土

7:40〜8:30、快晴
20℃、ほぼ無風

MTV JAPAN VMAJ2007

今年も年に一回の祭典、VIDEO MUSIC AWARD JAPANがやってきた。1回の撮影枚数が最も多い大仕事は長丁場で厳しくもあるが、華やかなイベントをスチルとして記録する喜びは代えがたいものがある。今年も豪華ゲストの面々に圧倒された。レッドカーペットでは遊軍として一般プレスが撮れない絵を独占的に撮影することを心がけた。今年は収録編集ではなく生中継なのでムービーに写りこまないよう細心の注意を払い、その中で自由な発想を繰り出した。本編は昨年同様、プレス席から超望遠で全てを記録する役目を請け負った。柵前で奮闘するチームの仲間が撮れない部分をカバーする使命がある。いずれも芸術写真とは程遠い世界だが、左脳人間の自分としてはこうした忠実記録を高いレベルで行うことが自身の能力だと自負している。

伊藤美咲と石塚

2007年5月25日金

8:05〜8:35、雨
20℃、ほぼ無風

雨に消えた生命

朝からまとまった雨が降っていた。あまり期待をせずにいつものように井の頭公園を歩く。森を叩く雨音の向こうにいつものキビタキのさえずりを拾い、安心した。さえずりはいつもと変わりがなく晴天雨天問わないようだ。降り続く雨の中、キビタキ以外を探そうと歩いていると足元からか細いカラスの声が聴こえてきた。見るとカラスの雛鳥が地上でずぶ濡れになっていた。そのカラスは巣立ちには少し早い、幼鳥とは呼べない姿に見えた。巣から落ちてしまった雛鳥なのだろう、樹上では親鳥と思われるカラスが鳴いていた。苦境に陥っている生命に直面した時、たとえカラスであろうと救済することを検討するが、この状況は「ヒナを拾わないで」に該当すると思われた。すぐに死んでしまうような成長段階には見えないし、親鳥が餌を持って降りて来るようなイメージがあった。それを邪魔しないよう、その場を去った。
その後、バードリサーチの仲間が冷たくなったそれを確認した。まとまった雨で濡れ続けたのが命取りになったのかもしれない。生き死にも運命。合掌あるのみ。

カラス雛鳥

2007年5月24日木

7:37〜8:35、快晴
24℃、ほぼ無風

再びキビのみ

今朝も暑いスタートだ。いつもよりゆっくりめのスタート。少しだるい身体を前へ進めた。
森ではこの時期を象徴するシジュウカラの幼鳥が餌をねだる声がそこここから聴こえ、コゲラも巣立った幼鳥を育てるのに忙しくしている。そんな声の背後に遠くのキビタキの声が重なってきた。未だ逗留してくれているのが嬉しいが、他に観るものはなくいわゆる「キビのみ」状態の井の頭公園フィールドである。
引き続き熱射病とはしかに注意しよう。


2007年5月23日水

7:40〜8:35、快晴
22℃、ほぼ無風

暑い朝

暑さで眼が覚めた。天気予報を見ると今日の東京の最高気温は28℃とのこと、出かける前からバテてしまう。水曜日はプラスチックゴミ。スーツにスワロフスキーをたすきがけし、左肩にサンニッパを掛け、大きなゴミ袋を持った奇妙な風貌の人が集積所に出入りしている様子は怪しく見えるかもしれない。
昨日のホトトギスの声は上空通過だったようで、バードリサーチ午前組、午後組ともに確認することはできなかったそうだ。今朝もその一声を聴くことはできなかった。キビタキは相変わらずいてくれて、坊主は免れたがムシクイ類も見つからず、まさに「キビのみ」状態だった。
今日は真夏のような灼熱地獄になるのだろう。炎天下の観察では熱射病を避けるために水分補給をこころがけるようにしたい。

キビタキ♂

2007年5月22日火

7:23〜8:35、曇り/晴れ
20.6℃、ほぼ無風

ホトトギスの一声

森へ着くとキビタキのさえずりが今日も聴こえ、一安心する。とりあえず「キビのみ」。彼はかなり近いところまで飛んできてくれてまあまあのサービスだったが、そこに留まっていては見逃しが出るかもしれない。少し撮影したらさっさとセンサスだ。
状況は昨日よりもよろしくないようで、Warbler=ムシクイ類が全く見つからなかった。唯一興味深かったのはシメを確認したこと。15日にも声を聴いたのだが、もういないものと思い込んでいたので記録に入れていなかった。
なんかいないかなぁと雑木林をうろついていると遠くでかすかにホトトギスの声が聴こえた。時間が迫っていたが後戻りすると通りかかったバードリサーチSさんにお会いした。Sさんもやはりホトトギスの声を耳にしたそうだ。その後その姿を探したが見つからず、上空通過かなぁと寂しくなるが今季初めてトケン類の声を耳にすることができたことは嬉しくもある。

キビタキ♂

2007年5月21日月

7:37〜8:35、快晴
16℃、微風

Arctic Warbler

月曜日は可燃ごみの収集日。いつものように仕事道具と観察機材を背負いゴミ袋を片手に玄関を出た。そんなことはどうでもいい。
そろそろ出るだろう...そんな根拠のない希望的観測を胸に今日も井の頭公園へ。いつものようにまずキビタキのさえずりを聴いて坊主をまぬがれた「キビのみ」状態を確認し安心した。次いでバードリサーチ朝組のTさんからポイントPでセンダイムシクイの記録を伝えられ「キビのみ」脱出となり状況が1ランク良くなった?気分になるが、そんなことに満足していてはいけない。さらなる発見を、とセンサスを開始する。なるほど私が通った時間帯にもポイントPではセンダイムシクイがさえずっていた。だいたい先行した朝組の観察をトレースするような感じだったが、数日ぶりにメボソムシクイを確認することができたのは収穫だった。彼と数分の攻防の後、仕事でもやりに行くことにした。

メボソムシクイ

2007年5月20日日

9:00〜12:00、快晴
24℃、〜5.7m/s

「X山と鳥」観察会

西国分寺にあるX山という雑木林を拠点に活動しているNPOの依頼で鳥類観察会を担当。「井の頭かんさつ会」として初めてエリア外での観察会となった。対象は小学生とその父兄さんで20名程度を想定していたが、諸事情あって子供たちだけで50名!親御さんを入れると80名もの大所帯となった。当然、想定外の大入りに戸惑った。双眼鏡も筆記用具も足りないことになる。受付だけで30分はかかりそうな感じだった。結局グループを2つに分けて会を2回実施するということにした。
紆余曲折だったが、小町さんの活躍もあって会を何とかまとめることができた。それにしても子供と野遊びするのは実に楽しい。ピュアな上、スポンジのような吸収力ですぐにいろいろを憶えてしまうし、大人が気づかないような視点を垣間見ることもあり、接するたびにこちらが感心してしまう。いずれ本拠井の頭でも小学校の総合学習などで「井の頭かんさつ会」が活躍できるといいなと思う。

観察会風景

2007年5月19日土

9:50〜12:15、雨/くもり
19℃、微風

第23回井の頭かんさつ会

天気が不安定な土曜日、23回目の井の頭かんさつ会を迎えた。週間予報では傘マーク、前日予報では晴れマーク、前夜の予報では再び傘マークと、予想が難しい状況だったが現実には朝からまとまった雨が降ってしまった。急遽、室内向けの出し物を小一時間で用意することになった。今まで雨で中止になったことのない井の頭かんさつ会の晴天記録もついにここまでかと思いながら集合場所へ。前半屋内で講座を行い、会の時間中に雨が収まったら屋外へと考えていたが、開始時刻にはだいぶん雨が収まってきたので屋外での観察を決行することにした。
前回と違い、キビタキがいてくれてとりあえず最低ラインはクリア。最近戻ってきたウグイスのさえずりも併せて楽しめた。小鳥の森を舞台に、植物と昆虫、鳥類のつながりを考えるというテーマで観察会を行った。雨で多少勝手が狂った部分もあったが、今回も屋内講座を実施し、伝えたいことを発信した。

観察会風景

2007年5月18日金

7:25〜8:35、快晴
24.6℃、ほぼ無風

アメリカからのゲスト

天気の回復は早かった。今朝はとても暑くて、家を出たときにはもうすでに24℃を上回っていた。これはかなわんな...暑さに弱い身としてはしんどいスタートとなった。井の頭公園へ着くとキビタキの声がして、とりあえず夏鳥坊主は免れたが、一巡してもムシクイ類も見つからず、キビのみ状態だった。バードリサーチOさんがスコープを担いでやってきた時に「Hello」と話しかけてきた外人さん。聞けばアメリカはオレゴンから仕事で日本にやってきているのだそうだ。何かスペシャルはいないですか?と訊かれ、久しぶりの英会話で言葉が出ないこともあったが、現況鳥が少ないこともあって対応に苦慮した。キビはもちろん、アオゲラ、コゲラ、ヒヨドリやツバメなど日本ならではの種はもう既に押さえているそうで、本当にネタに困った。こんな時にサンちゃんがいればなぁ...そうなれば最高のタイミングだったのだが...

キビタキ♂

2007年5月17日木

7:47〜8:35、雨
17.3℃、微風

雨の中のミゾゴイ

まとまった雨になったのでモニタリングを休もうかと思ったが、ここまで続けてきてデータが途切れるのは不本意なので歩くだけ歩くことにした。一応コンパクト双眼鏡をぶらさげているものの、視認はほとんど諦め、聴覚に頼るのみだ。雨音にかき消されるかすかな声を頼りにセンサスした。
あまり期待していなかったものの、どうにかキビタキの声は聴こえた。また他に興味深い声をいくつか耳にしたが、雨音が大きいのでどうもはっきりしない。雨=コルリ?など先入観が入っていると雨音交じりのメジロのさえずりを誤認しそうになるので確信がない限りは同定しないよう自分に言い聞かせた。
キビタキが聴けたのでまあいいやと思いつつ歩いていると目の前の樹上に赤茶褐色の大形鳥類が姿を現し、すぐに飛去した。久しぶりに見るミゾゴイだった。渡り時期のまとまった雨は思わぬ種を雨宿りさせるので眼を凝らし、耳をそばだてたい。


2007年5月16日水

7:30〜8:35、快晴
19℃、微風

キビのみを免れる

キビタキ♂

風が爽やかで静かな巡回コースを行くとキビタキのさえずりが聴こえてきた。今朝もこの数週の観察パターンの繰り返し。ここにムシクイ類が加わってくると賑やかでいいのだが、今朝は静かな方のパターンだった。いよいよキビタキのみか...今季は観察状況が地味なので、どうしてもネガティブに考えてしまうが、Oさんによると早い時間にセンダイムシクイSとのことで、とりあえずキビのみを免れて安心した。
しかしながら私が巡回した時間帯にムシクイは確認できず、キビタキ♂の他にはかろうじてキビタキ♀2を確認することができたのみだった。
ピーク時期は過ぎたものの、渡りはまだ続くので大物一発を期待し続けている。


2007年5月15日火

7:25〜8:35、快晴
18.9℃、微風

ノックの音

コゲラ

昨日のムシクイ祭はなかなか好評で、センダイやエゾに比べると聴く機会の少ないメボソムシクイのチョリチョリを多くの仲間が耳にすることができたそうだ。今朝はその独特の声もなく、静かな状況に戻ってしまった。かろうじてセンダイムシクイは確認したが、ほとんどキビのみに近い寂しさだ。少しじっくりと精査したが、いないものはいない。
そういえば一枚もシャッター切ってないなー。重いの担いできて運搬のみはなんだかなー。この時期に少々重い500/4とか300/2.8とかを毎日担いで仕事へ行くのは「いざ!」というときの保険ではあるが、一枚もシャッターを切らないとなるとあまりにも馬鹿馬鹿しい。うーん日記用にも何かとらねば...思っていた時にノックの音がした。もちろん野外でノックなどない。見上げると幼鳥連れと見られるコゲラ2羽がいた。


2007年5月14日月

7:15〜8:38、くもり/晴れ
22.8℃、微風

虫喰祭

メボソムシクイ

なんとなく気だるい朝だった。空気は爽やかなのだが体調がついていかないようだ。少し調整が必要かも知れない。
森に着くとすぐにキビタキの声が聴こえ、一安心する。特筆するものがないというのが一番怖いからだ。次いでセンダイムシクイ3羽を確認し、昨日と似たような傾向にありそうだと見当。お目当てを探して朝組の仲間と共にセンサスをかける。前述の2種以外は見つからず、また地味な展開を予感させた。
巡回コースを歩いている時にメボソムシクイの声がかすかに聴こえた。声の方向へ行ってみると今度ははっきりと聴こえ、さらに近づくとセンダイムシクイ数羽と競うようにさえずっていた。そこにエナガとメジロが加わって鳴いたので、その時間帯のにぎやかなことといったら祭の賑わいのようだった。メボソムシクイは動きが速くてなかなか捉えられなかったが、それでもなんとか観察することができて嬉しい朝だった。


2007年5月13日

9:55〜15:30、快晴
23℃、微風〜2.8m/s

地味ながら楽しい観察

キビタキ♀

昨晩からたっぷりと眠り、少し体力回復して出陣。最近ではかなりゆっくりなスタートだ。コースをさらに拡張し、三鷹市の隅から何かとの出会いを期待してあちこち転戦した。ほとんど収穫がなかったが、お気に入りの公園には今日もセンダイムシクイがいた。キビタキ不在だったので、昨日より少ない日かなと思ったが、少し遡ったポイントJでセンダイムシクイ数羽と今季初のメボソムシクイを確認するに至り、そうでもないと思い直した。その予想通り井の頭公園へ着くといつものようにキビがさえずっているだけでなく、そこここでムシクイを見かけ、多いときには5個体のセンダイムシクイを確認した。サンショウクイが上空を飛びまわり、今季あまり見かけなかったキビタキ♀を何回か確認。地味かもしれないが、ゆっくりと観察を楽しめる一日だった。池にはコアジサシが舞ったとのことで、楽しみが増えてきた。


2007年5月12日土

8:43〜15:15、快晴
22℃、〜3m/s

カラスの不可思議な動き

キビタキ♂

自由の身の休日がやってきた。少しゆっくりと眠り、ビアンキを駆って拡張巡回コースへ。最近お気に入りの玉川上水の下流に位置する小さな公園へ。期待を裏切らず、センダイムシクイはもちろん、キビタキ♂が良い位置でぐぜってくれた。久しぶりにアオジ♀を再確認できたのも収穫だった。
玉川上水を遡って井の頭公園へ着くとキビタキ♂は今日も盛大にさえずっていた。センダイムシクイも聴こえる。下流と同じような状況だった。Aさんによればコサメビタキを確認したそうだ。そんな中、気になったのはカラスの騒ぎぶり。ハシブトガラスが公園の一箇所に集まって騒ぎ、たまに喧嘩をしていた。カラスが集まって騒ぐ場には猛禽類がいることが多いので皆で調べてみたが対象は見つからない。謎だったが、Fさんらの調べで最終的にわかったのは苦いさくらんぼにたかっていたということだ。
またスズメが森に入って採餌する姿が目立っていた。


2007年5月11日金

7:45〜8:35、快晴
20℃、強風〜15m/s

風吹き荒れる

風

とても風の強い朝だ。風が窓を叩き、恐ろしげなピューピュー音も聴こえる。天気図を見ると一目瞭然、納得した。
こんな日はもちろん鳥観に向いていないし、太い枝が落下してくる危険もあるが、継続観察は欠かせない。雨の日も風の日も、それがモニタリングだ。
公園の中は思ったよりも悲惨な状況だった。風に切られた小枝があちこちに落ちていて、中には頭上に落ちてきたら痛そうな太めのものまであった。普段は穏やかな森だが、時にこのように荒れ狂うこともある。毎日外に出ているとそんないろいろな表情を知ることができる。こんな風の吹き荒れている日でもキビタキはさえずっていた。
「風」を撮ろうと木々を見上げた時、新緑が深緑に変わっているのに気づいた。


2007年5月10日木

7:23〜8:35、くもり|晴れ
21.5℃、〜1.8m/s

引き潮

キビタキ♂

波は小規模なものだったようだ。昨日来ていた波は持続しなかったようで、今朝は再びキビのみに逆戻りしていた。「キビタキしかいない...」仲間内で再び嘆きの声がささやかれた。我が写真日記も最近は連日キビタキの写真ばかりでこのままではキビタキ写真集化してしまいそうだ。皆のそんな嘆きを知ってか知らずか、そのキビタキは興が乗ってきたようで調子よく唄っていた。
「今日もキビのみ」そんな贅沢を言っていると彼はまたキレていなくなってしまうかもしれない(笑)


2007年5月9日水

7:30〜8:39、晴れ
21.5℃、ほぼ無風

波来る

キビタキ♂

再び波が来た。昨日の絶望的な不在状況が嘘であったかのような朝だった。数ヶ所でキビタキを確認し、久々に聴くセンダイムシクイも少なくとも3個体を確認。さらにコルリのぐぜりを確認することもできた。昨日は何人ものメンバーがセンサスしてもキビタキ1羽いなかったものが今朝はこうだ。これが渡りの波でモニタリングの面白さを実感する。昨日が中休みで今日から後半戦のスタートというところだろうか。


2007年5月8日火

7:00〜8:35、快晴
20℃、無風

キビタキも不在

今朝は気温が高く、暑い朝だった。というよりも昨晩から気温が高かった。さらに分譲マンションの上方の階は周囲の部屋の生活温度のせいかとても暑い。エアコンなど使いたくないので、いつも窓を開け放つことになる。冬は暖かくていいのだが。
近隣エリアで真打ちが出たという話があったので、ここ井の頭でも!と勝手にイメージしてゴーヨンを担ぎ出して出陣。スーツにゴーヨンはかなりミスマッチだが、これがライフスタイルなのだから私にとっては合理的だ。
期待に反してフィールドは静かで今朝はキビタキの声さえ聴けなかった。散々「キビタキしかいない」とか「もうキビタキは飽きた」とか悪態をついていたので、キビタキはキレて離れていってしまったのかも知れない。
寂しく、なかなか厳しい状況だが、いつかは必ず出会いがあるし、鳥類が極めて少ない日というのもモニタリングの貴重なデータなのでめげずに淡々と続けたい。


2007年5月7日月

7:10〜8:35、曇り
16.5℃、無風

キビタキのみ

キビタキ♂

雨が上がった森はうっすらと靄がかかっていて、何かが潜んでいそうだった。今朝もムシクイ類の声は聴けず、キビタキのさえずりが目立つのみで静かだった。雨で降りてきた何者かが現れるとすれば、この後晴れてからだろうか。
巡回コースを一周したが、やっとカケスの声を耳にした程度で夏鳥の影も形も見えなかった。連日キビタキしかいない状況はいつまで続くのだろう。この状況を仲間が打破してくれることを祈りつつ、休み明けの仕事へ向かった。


2007年5月6日日

8:40〜9:50、雨|曇り
19.5℃、〜3.1m/s

雨の連休最終日

キビタキ♂

連休最終日は雨模様となった。雨が本格的に降る前に巡回コースを一巡し、キビタキ2個体は確認した。家では日ごろ外に出っ放しでできない作業や整理などにせっせといそしんだ。雨は観察には困るが、デスクワークがはかどるという点ではありがたい。残念な天気の連休最終日ではあるが、空になった夏鳥在庫を考えるとこれは仕込みといえなくもない。どうなるかはわからないが、明日の展開がなんとなく楽しみだ。


2007年5月5日土

7:10〜17:00、快晴
26℃、微風のち〜3.9m/s

引き潮

エナガ幼鳥

今朝は静かだった。下流の巡回コースは昨日までムシクイの声で溢れていたのが嘘のように静かだった。キビタキの声はするものの、センダイムシクイの一声もしない。嫌な予感がした。
井の頭公園へ着いてもやはりムシクイ類の声は皆無でキビタキの声がするのみ。慎重にセンサスしてみたが、全体に鳥が少なくなっているのは明らかだった。晴れが続いて井の頭の夏鳥在庫が放出されてしまったのだろうか。
地味な祭りには欲求不満にさせられるが、これも今季の傾向ということだろう。胸がときめくようなその瞬間を楽しみにモニタリングを続けるのみである。


2007年5月4日金

7:30〜18:00、快晴
25℃、無風のち〜3.0m/s

アオバズク保護

PHOTO: Andou

今季の渡りは前季と比べてとても地味だ。毎日観察される夏鳥はエゾムシクイ、センダイムシクイ、キビタキで昨年のような大物(?)が出てこない。井の頭バードリサーチメンバー皆の心が躍るような盛り上がりの瞬間がないまま時が流れてゆく。ところがそんな中で事件は起こった。
「高野さーん、大変!」大きな声を上げながらKさんがやってきた。すわ、珍客到来か?!どきっとした。珍客は珍客だったが、それはKさんの胸に抱かれていた。なんとアオバズク!だった。井の頭公園の一角でカラスに押さえ込まれて命を奪われるすんでのところをバードリサーチのメンバーに救われたのだった。外傷はなさそうだったが、念のために鷹匠で都の鳥獣保護員である佐々木さんに診てもらうことにした。それにしても手元にあるアオバズクの小さなことといったらメンバー皆の驚きだった。離れて見上げると実際よりも大きく見えるものだと実感した。
幸いなことにアオバズクに外傷はなく、放鳥可能との診立てだったので、佐々木さんと待ち合わせてカラスの動きが収まる夕刻に放鳥しようということになった。放鳥の場所を慎重に考えた。把握しているカラスの巣は公園の至る所にあり、カラスが集まる場所もわかっている。それらを避ける場所は、ない。安全な場所などないのだ。そんな状況でなるべくリスクのなさそうな場所を選んで佐々木さんに放鳥してもらった。バードリサーチのメンバー20人以上が見守る中、アオバは元気に飛んでいったが、よりによってカラスの巣窟の方向へ飛んでしまった。途端にカラスが反応し、あっという間に40羽以上が集まってものすごい声を上げた。走った佐々木さんがアオバを手にして戻ってきた。アオバは一瞬にしてカラスに落とされてしまったのだった。今度はそっちへ飛ぶなよ...皆で祈りつつ佐々木さんが再放鳥した。アオバは今度は無難な方角へ飛んでいった。カラスの声はするが、それはモビングの興奮した声とは違ったのんびりしたものだった。後は成り行きだよね、心配しつつも皆で一致して解散した。貴重な経験をした日だった。

保護したアオバズク
放鳥の瞬間

2007年5月3日木

6:50〜16:00、晴れ
24℃、無風のち〜2.0m/s

モリセミ

キビタキ

連休後半が始まった。ビアンキを駆って水系下流まで飛ばし、ゆっくりと遡った。期待の発見はなかったものの、ある公園ではセンダイムシクイが3個体さえずっていて、先日よりも夏鳥密度が濃くなっていることが感じ取れた。その見通しは正解で井の頭公園へ着くとフィールドはセンダイムシクイとエゾムシクイ、キビタキの声で満ちていた。
初夏の空気を楽しみながら今日も探求を続けた。びっくりするような出会いはなかったが、サービスのいいキビタキがアイドルとなり、私たちバーダーだけでなく通りすがりの人たちの眼と耳を楽しませていた。
午後遅くなると風が出てきて、一日中活躍したキビタキの声も姿も消えた。なおも何かを見つけようと歩き回っていると森の中をカワセミが飛んでいった。今季はこんな光景が良く観られていたが、今日はかなり頻繁に飛んでいた。さらに森の中を旋回したかと思うと、桜やコナラなどの高い枝にパーチした。あまり見慣れない「上にパーチしているカワセミ」を仲間と共に撮影し「アカショウビンじゃないんだから」「カワセミならぬモリセミか」と笑いながら観察した。見慣れたカワセミだが、角度を変えて見上げてみるとその嘴の長さが特に際立っていた。

カワセミ♂

2007年5月2日水

7:37〜8:35、曇天|小雨
15.5℃、微風

鉛と瑠璃

朝、Fさんがある植物の株を持ってきてくれた。それは道路建設によって地域絶滅する前に救い出したもので、約40年間も育て続けているそうだ。順調に増えてきたものをお裾分けしていただいた。
ぱっとしない空模様だ。天気は週間予報よりも回復傾向になっていたのでゴーヨンを準備していたが、小雨がぱらついていたこともあり、装備をサンニッパに戻して出陣。冬鳥がどんどん抜けているところに夏鳥が入らないので公園は静かそのものだ。今朝はオオルリ、キビタキの声もせず、最近では最も静かな朝のように思えた。そんな中、耳をそばだてていたTさんが何かを感じ取った。私も高音の声が聴こえた。近づくとコルリの声だとわかった。そういえば前回聴いた時もこんな小雨のしっとりした日だったと回想。鉛色の空に瑠璃が響いた...


2007年5月1日火

7:20〜8:35、曇天
16℃、微風

凪ぎ

暦どおりのシフトで仕事へ。連休の狭間の仕事はなんとなく気楽だ。いつもより人口密度が緩やかになっていることもさることながら、後に再び連休が控えている安心感、期待感がある。仕事は休日の中休みといった感じだ。
今日は天気も悪くなるとのことで、ここのところ張り付いて観察を続けている井の頭フィールドを離れるのにも大きな不安はなかった。もちろん朝の観察は欠かさないが。
いつ出会うかわからないその瞬間まで継続する期待を抱えながら、今日も公園内をセンサスする。先行した仲間の情報からかろうじてオオルリやキビタキの存在は確認されたが、全体には昨日がさざなみなら今朝はべた凪ぎといった静けさで、寂しい感じだった。しかしながら今日の静けさもそう長くは続かない。この後人間が騒ぎ始める。今日はメーデーだ。


2007年4月30日月

7:00〜17:00、快晴
25℃、〜3.0m/s

さざなみ

オオルリ♂

昨日よりも若干ゆっくりめに出陣。YGさんのアドバイスに従ってサドルを調整したビアンキをマンションから乗り出した。今日も上水下流まで飛ばし、そこからのろりと遡った。やはりぱっとしなかったが、センダイムシクイの声が聴けて一安心した。
今朝は少しだけ賑やかだった。森へ着くなり井の頭バードリサーチのメンバーと共にオオルリが出迎えてくれ、ぐぜりながらよくさえずってくれた。彼は少し興が乗ったようでさまざまなバリエーションを発声していた。キビタキも多く、少なくとも6個体を確認できた。今日は波が来る予感がする...YZさんと共にそんな予想をした。オオルリとキビタキは断続的にたまに姿を現してくれたが、なぜか井の頭公園エリアではムシクイ類の声も姿も確認できず、大きな動きはなかった。唯一、サンショウクイを確認したのが収穫だったが、全体に地味な盛り上がりだった。近隣のいくつかのフィールドでも夏鳥の渡りはぱっとしないそうで考えたくないが、もしかすると今季はさざなみのような地味な動きで終わってしまうのかもしれない


2007年4月29日日

6:40〜17:00、快晴
23℃、〜2.8m/s

キビタキとムシクイと

オオルリ♀

連休なので少しゆるりと寝てから出陣してもいいのに、なぜか5:30に目が覚める。一日野遊びして、飲んで、疲れて早く眠るせいだろう。支度をしている内に日はすっかり高く昇っている。
昨日届いたビアンキの自転車で出陣し、少し足を延ばす。玉川上水の下流まで走って、そこからのろりのろりと遡って井の頭公園までセンサスしたが、驚くほど静かだった。井の頭バードリサーチメンバーの期待は日増しに高まるが、今日も井の頭公園の鳥類相に大きな変化はなかった。それでも皆、宝探しに精を出す。外れが続けば続くほど当たりの喜びが大きくなることを皆わかっている。それを自分で見つけるのだとあちこち探し回っている。キビタキとムシクイ類はよくさえずっていたし、皆エゾムシクイの地鳴きをマスターしたようだ。継続力なり、原動力の一つであるその精神は今もしっかりと根付いている。


2007年4月28日土

7:20〜14:15、晴れ|雨
12℃〜21℃、〜2.0m/s

謎の声の主

エゾムシクイ

嬉しい連休の始まりだ。今年も遠出はせず、地元でのんびりする。渡りの観察が面白い時期だから地元で退屈することはない。
今朝も少し肌寒いスタートだった。昨日の朝よりも鳥の気配は少なく、どんなものかと少し不安になったが、遠くのキビタキの声が耳に入ってきた。いたいた。やはり時期的に何もいないということはないようだ。その後巡回し、キビタキを4ヵ所で確認。エゾムシクイも数個体確認した。
その後、井の頭バードリサーチのメンバーが集まってきて、謎の声の話題に。私は謎の声の現場に居合わせなかったので、どんな声について謎なのかがわからなかったが、皆で懸命に探した結果、同じ声だというそれが聴こえた。エゾムシクイの地鳴きだとわかった。メンバーも声を聴きながら視認することができて納得。エゾムシクイの地鳴きを初めて聴くメンバーが多かったので、謎の声になったのだった。


2007年4月27日金

7:20〜8:38、快晴
13℃、冷たい風〜3.8m/s

風の冷たい朝

コサメビタキ

22:00前に眠ってしまい、ずいぶん久しぶりに8時間ほど眠った。ここに来て疲労の蓄積が出てきているようだ。
外に出ると風が冷たかった。明日から連休。このいい時期に一日中観察ができるのはありがたいことだ。そんな浮かれた気持ちで上着の下はTシャツ一枚、少々油断したようだ。
巡回コースに入るなりキビタキのさえずりが聴こえた。これが待っていた本来の状況だ。センダイムシクイも確認することができた。次のポイントは声が少なかったが、エゾムシクイを確認することができた。その後ふるわなかったが、センダイムシクイ数羽とさえずりながら飛び回るコサメビタキ4+を確認、小さな爆発が起きた感があった。もう少し追求してみたかったが、そろそろ仕事にでも行くことにした。


2007年4月26日木

7:40〜8:38、快晴
19.4℃、微風

清清しい朝

エゾムシクイ

またも二日酔いで眠かったが、時間になると眼が覚めるのだから人間の身体のシステムは良く出来ている。少し気だるいスタートだったが、すっきりと晴れ、空気が澄んでいて清清しい朝だった。歩いている内に気だるさは心地よさに変わっていくのだった。
井の頭公園は静かで昨日のコルリの声も今朝は聴けなかった。カケスは未だ残っているが、やっと冬鳥が減ってきている感じがする。夏鳥が出てくれないとシーンとしてしまう。
朝組の仲間がオオルリ、キビタキを見ているのでフィールドに確実にいるのは間違いない。後はタイミング次第。静かな公園を歩き、少し気持ちが下がった頃、目視でムシクイを見つけた。嘴の色が鈍い...一見してセンダイムシクイとの差異を感じ、エゾ?と考えているとヒツキヒツキと鳴き始めて答えを教えてくれた。近くにはセンダイもいて、負けじとチヨチヨビーとやりだした。ムシクイ祭りでにわかに賑やかになった雑木林だった。


2007年4月25日水

8:10〜8:38、雨
13℃、微風

雨に響く声

水たまり

久しぶりの二日酔い+まとまった雨だったので朝の観察はお休みしようといつもより長めに眠っていたが、やはりこの時期はいつ何が現れるかわからないこともあり、短時間ながら観察をしようと公園を通って仕事に行くことにした。これが今の住まいのロケーションの良さだ。
双眼鏡とカメラをコンパクトにして軽装で歩いた。玉川上水にも公園にも大きな水たまりができていた。まとまった雨が黄緑色の葉たちを叩き、大きな雨音を奏でていた。そんな中、かすかなぐぜりを耳にし、足を止めて耳をそばだてているとそれは次第にさえずりに変わってきた。コルリのさえずりだった。雨音に負けず大きな声でさえずる主の姿を茂みに探したが、残念ながら声のみだった。センダイムシクイやクロジ♂も観察でき、悪天候の短時間ながら人気の少ないフィールドで観察を楽しむことができた朝だった。


2007年4月24日火

7:23〜8:39、曇り|晴れ
12℃、微風

鮮烈な色、安らぎの声

キビタキ♂とオオルリ♂

渡りの夏鳥祭りが始まったようで、井の頭公園のそこここに夏鳥が入っている。今朝は森に着くなりキビタキのなんだかはっきりしないさえずりを耳にすることができ、ほどなくその姿を目にしたが、喉元あたりのあまりに鮮烈な橙色に脳が刺激された。葉のあいだをくぐりぬけるキビタキを眼で追っている内、ムクノキの高い梢をコサメビタキ2羽がからみながら移動してゆくのを見つけた。少し広範囲を歩いたが、今朝はムシクイの声を聴くことがなかったし、昨朝2羽同時に見つけたオオルリも今朝は見当たらなかった。雑木林ではカケスがまたまた不思議な声を発していた。10羽以上が集まっており、もういなくなると思われる。その後夏鳥は現れなかったが、七井橋を渡っているときにオオルリの声が聴こえた気がした。橋を歩く足取りが速くなり、その声は本物だと確信した。通勤通学の往来のすぐ脇の樹の梢でさえずるオオルリ。姿だけだった今季やっと聴けた美声。すぐに仕事に行かなければいけないのが悔しかった。やはり井の頭公園は今が一年で一番面白い時期だ。


2007年4月23日月

7:20〜8:37、曇り|晴れ
15℃、微風

風過ぎて波来る

オオルリ♀

エナガの雛たちが心配だったが、森に昨日の巣立ち直後のような混乱はなかった。少しはまともに飛べるようになっているし、昨日の強風はすっかり収まったので後は成り行きにまかせるしかない。雛たちのこれからの無事を祈るばかりだ。
今朝は冴えない天気だったが、久しぶりに公園に着くなりチヨチヨビーが聴こえて嬉しかった。Oさん、Sさん、Tさんと共にその姿を探しているとヒタキ系の鳥が見つかる幸運に恵まれた。どうやらオオルリ♀のようだ。さらにはキビタキ♂がさえずっていた。むー、昨日こういう状況だったら良かったのに、と少し悔しい気もした。雑木林ではオオルリ2羽が飛んでいるのを見つけたし、あの風が運んできたのか渡りの波が来たようだ。過去のデータからは今週祭りのピークがあるはずだが、どうなるだろうか。


2007年4月22日日

7:05〜15:00、曇り|晴れ
21℃、南風〜10.5m/s

第22回井の頭かんさつ会

観察会風景

22回目の観察会は渡りの夏鳥観察がテーマ。天気は予報よりも好転し、集まった参加者スタッフ総勢30名以上を3班に分けて公園を歩き、夏鳥を探した。昨日来強い南風が吹き続けていて、目視しにくく、声も風の音にかき消されがちで条件的には厳しかった。
じっくりと探したが、この日この時間に折よく夏鳥に出会うことはできず、残念な結果となった。野外を歩いた後は室内で野鳥観察講座と声当てクイズを実施。本当はその日に聴いた声のおさらいにしたいところだった。
観察会終了後、野会の準備をしていると「エナガ巣立ち」の報が入ったので急行。エナガは折悪くこの強風で巣立ってしまったため、雛鳥たちは何度も地面や道路に落ちまくり、既に一羽が踏まれて小さな生命を失ってしまった。自動車・自転車・歩行者に踏みつけられる危険、散歩のイヌ、野良ネコやカラスなどにいつ襲われてもおかしくない状況だった。
保護しよう!即座に意見が一致し、井の頭バードリサーチはこの小さな命たちを保護し、親鳥の支援をすることにした。雛鳥の近くにいて監視・交通整理しつつ、親鳥が近づいてきたら速やかに離れて雛鳥の誘導を促すように心がけた。住宅に入ってしまう子、メンバーのカメラストラップにとまる子、私の身体にとまる子...その都度親鳥がケアしやすいようになるべく1ヵ所に雛鳥を集めた。雛たちの迷走は続いたが、道路や地面に落ちる頻度は次第に少なくなってきた。引き続きの支援は他のメンバーに任せ、無事に育てよ!と祈ってその場を離れた。

エナガ巣立ち雛

2007年4月21日土

7:20〜16:30、曇り/晴れ
23℃、南風とても強い

波来る

カケス

二つの観察会の下見の日、毎朝の観察に出ると井の頭公園の森ではヤブサメが鳴いていた。akuさんが来ていて、池のほうではセンダイムシクイにキビタキ♀を確認とのこと。どうやら待望の波がやってきたようだ。面白くなりそうな公園を離れ、電車に乗って5月の観察会の下見に。住宅街の中に僅かに残された貴重な雑木林を下見した。現場ではいい人とも出会えて有意義な時間となった。
オオルリ2個体確認の報に急ぎ足で井の頭公園へ戻った。残念ながら自分は確認することができなかったが、多い人は3個体を確認したそうで、波が来たこととデータがとてもありがたかった。午後は少し静かになってしまったが、明日の観察会で多くの夏鳥に登場してもらいたいと思った。


2007年4月20日金

7:22〜8:38、快晴
12℃、微風

波の予感

クロジ

久しぶりに蒼い空が戻ってきた。出会いの予感を胸に、井の頭公園フィールドを巡回する。気温も高めで昨日の朝とは大違いだ。期待とは裏腹に森は静かだったが、クロジが複数羽行動しており、観察のチャンスが広がっている。今朝はアオジよりもクロジの方を頻繁に見かけた。
Oさんに会うとSさんと共にキビタキを初認したという。それと中形でゆったりと羽ばたく茶色の謎の鳥2羽が池から森のほうへ飛んでいったのを観たとか。また早い時間にOtさんがコサメビタキを確認したそうだ。Otさんは先日知り合ったばかりの方で、毎日モニタリングしている井の頭バードリサーチとしてはメンバーでない方に初認をもっていかれるのはちと悔しい。
いずれにしても一つの波が来そうな予感がする。後ろ髪ひかれながら仕事場へ向かった。


2007年4月19日木

7:35〜8:38、曇天
8℃、〜5.4m/s

寒い!

アカハラ

変な天気だ。今朝は手袋がないのがつらく感じるほど空気が冷たかった。手を袖に引っ込ませて歩く巡回ルートの途上、Oさんとすれ違った。「あれ、今朝は早いですねー」と話しかけると「寒いから」と身体を縮ませながら会社へと向かっていった。
日増しに大きくなる水たまりを避けながら歩くとアカハラが集結しているのに出会った。カケスやシロハラ、アオジやシメ同様、そろそろ北や標高の高い地へ帰って行くのだろう。
夜は久しぶりにエレファント・キッチンへ。秀逸な料理の数々に舌鼓を打ったが、初めてオーダーしたスペシャルフルーツティーの美味に大感銘を受けた。


2007年4月18日水

7:20〜8:35、くもり
9.5℃、微風

おーい、春ー!

カケス

今朝も朝から思い切り滅入るような鉛色の空。冬鳥の動きが非常に活発で、季節感が狂ってしまうようだ。今朝も夏鳥を見つけることはできなかった。
全く梅雨じゃないんだからと思うが、春は筍梅雨というような時期があるのだそうだ。夜ニュースで熊本で雪が降ったのを知り、また札幌が爽やかな春の天気だったと聞いて、南北逆転だと驚いた。きっと帯広の両親が日本一周して南北ひっくり返してしまったのだと笑った。


2007年4月17日火

7:54〜8:38、雨
9.3℃、〜3.8m/s

梅雨のような

新緑の井の頭公園

冬に逆戻りしたかのような寒い朝、ここのところ毎朝サンニッパを背負って出陣していたが、今朝は雨が降っていたので軽装で出かけた。
鳥類相の方は昨日同様ふるわず、冬鳥がますます目立つばかり。今朝は今季少なめだったアカハラが数羽出ていた。
夜は日本一周の途上、家に遊びに来てくれた帯広の両親との再会が嬉しかった。春の井の頭公園を楽しんでもらうつもりだったが、明日からもあまり天気はよろしくないようだ。


2007年4月16日月

7:21〜8:38、曇天
12.1℃、微風

再び空振り

オシドリ♂

大嫌いな暗い曇天のスタート。気温も低く、思わずカメラを背負っていくのをやめようかとも思うほどだ。毎日の変化が面白い渡りだが、はずれも多いので根気が必要だ。はずれればはずれるほど当たった時の喜びが増してゆくというのも継続の原動力ではあるが。
今朝は夏鳥が一切見つからず、お目当てのクロジを視野に捉えることもできなかった。それでも知り合った方と少し話を深め、かんさつ会の紹介をしたりして、常に少しづつでも活動は前進している。「自然賛成運動」をもっと広めてゆきたいと思う。


2007年4月15日日

7:20〜15:30、晴れ
18℃、無風〜4.8m/s

前哨戦の前哨戦

クロジ♂

チヨチヨグィー...森へ着くなりその声が聴こえるというイメージを抱いて到着したが、賑やかなのはカケスやシメ、アカハラ、シロハラら冬鳥とヒヨドリの賑やかな声ばかりだった。今朝はNさんやIさんにお会いし、いろいろなお話をさせていただいた。朝の観察から戻ってきたバードリサーチ朝組Tさんの「何もいない」の冴えない表情に本格的な祭りの始まりとは程遠い状況を知った。
イメージとは裏腹にオオルリもセンダイムシクイも「聴こえない」状況に少し足取りが重くなる。しかしながら久しぶりにお会いする顔もあり、今日もやる気満々のM会長にお会いして宝探しを開始した。森には観察会常連のONさんも来ていて熱心に探鳥していた。ONさんがアカハラのさえずりを堪能しているとき、アオジのぐぜりが聴こえたので昨日のことを思い出してその方向に目をやると、同じくらいの大きさで黒っぽい鳥が上がっているのが見えた。双眼鏡でクロジ♂と確認できた。
その後、フィールドをセンサスしながら巡回した。じっくりとセンサスしたが、チヨチヨも聴こえず、雑木林はとても静かで不在状態だった。
まさか今季はこんな状況が続くのでは...一抹の不安が頭をよぎるが、渡りの鳥類が必ずしも一日単位で逗留するわけではなく、午前中いなくても午後にやってくる個体もいることがだんだんわかってきたので諦めはしなかった。案の定、強運の持ち主である巨匠Cさんがフィールドに来てまもなくオオルリが登場。その後も謎のシギsp.が森を飛び回り、ウソの鳴きあう声も聴けた。
一度はロストしたオオルリも夕方まで断続的に何回も登場し、久しぶりに来井したF夫妻を飽きさせることなく、集まったバードリサーチメンバーを十分に楽しませ、通行人の好奇心までも満たしてくれた。ただ、その間一度もさえずりなし。どうも今年の祭りは地味なスタートのようだ。今日は前哨戦の前哨戦という感じだった。

オオルリ

2007年4月14日土

8:23〜17:00、晴れ
25℃、〜6.6m/s

南風が運んできた波

センダイムシクイ

昨晩の予感が的中した!森へ着き、一年ぶりにチヨチヨグィーの声を聴くことができた。センダイムシクイは少なくとも3個体いて、小さく細身な姿と個性あるさえずりを十分に楽しませてくれた。昨日まで声も姿もなかったものが、今日になっていきなり現れるのだから渡りは面白い。いよいよ祭りの始まりだ!
しばし腰掛けて風に吹かれ、新緑を眺めながらチヨチヨグィーを楽しんだ。
やがて井の頭バードリサーチの仲間たちが続々と集まってきて、皆で祭りの始まりを楽しんだ。その後もクロジの♂夏羽が出たり、オオルリが出たりして皆の士気は一気に高揚した。明日はどうなるか、一年で最も楽しい日々が始まる。


2007年4月13日金

6:37〜8:37、晴れ
11℃、微風

春の夜風

カケス

エナガの巣立ち雛が並んでいた...そんな昨日の観察を聞いたので今朝は一目散に現場に向かった。すぐに再発見とはならなかったが、やがてその群れらしきを見つけることができた。ただし、雛たちは並んでいなかったので写真は撮れなかった。
今朝も夏鳥は不在で、これで5打席連続三振となった。いつまで続くこの不在状況という想いでいっぱいだ。
上水では昨日救出されたカラスが藪にたたずんでいるのが確認できた。
夜は久しぶりで三鷹「季節の詩」へ。店主といろいろと楽しい会話を交わして店を出ると春の夜風が心地よかった。この風に乗って夏鳥が一気に渡ってくるのではないか、そんな希望的観測を持ちつつ、明日も早起きしよう。


2007年4月12日木

6:52〜8:37、晴れ
10℃、微風

カラス宙吊り事件

「上水にカラスが吊るされている」そのTさんの一言でその朝は始まった。初めてお会いしたOさんの「なんとかならないでしょうか」の声に出来る限りのことをしようと思った。現場を確認してみると、玉川上水の上にカラスが片翼から吊るされている。良く観察してみると釣り糸のテグスがからんでいることがわかり、かなり高い位置だ。見えにくく周囲の樹木に視界を遮られる糸を双眼鏡を使いながらたどり、どこかにそれを断ち切る低いポイントがないか、何度も糸を見失いながら捜したが、全て複数の樹木の高い位置でからみあっていた。これはもう我々レベルでどうこうできるものではないので、M会長が管理事務所に連絡、上水の管轄は水道局なので管理事務所から水道局へ連絡ということになった。
そんなで時間をロスし、夏鳥探しはペースが狂ってしまった。今朝もバードリサーチ朝組は空振りで、4連続三振となった。しかしながら昼組はなかなか面白い観察をしたようだ。

吊るされたカラス

2007年4月11日水

7:05〜8:35、晴/曇り
13.3℃、微風

不発続く

今朝も昨日同様に少し軽量にした装備で出かけた。バードリサーチの仲間は今日も頑張って夏鳥を探している。その努力は今朝の段階では未だ報われないようで、昨日同様センダイムシクイやキビタキの一声も聴けなかった。カケスがかなり目立つ場所に出てきていたので、新緑をバックに撮ろうとするが、大胆に行動しても最終的に撮影する段になると枝かぶりに逃げてしまうところはさすがにカケスだ。
昼休み、市ケ谷の土手をセンサスしてみたがツバメが確認された程度だった。

カケス

2007年4月10日火

6:35〜8:38、快晴
9℃、微風

見つからず

昨日勇み足になったし、さすがに500mmを背負って仕事に行くのも楽ではないので装備を少し軽量化することにした。手持ちも使える20D+サンニッパx1.4で行くことに。
今朝も井の頭バードリサーチ朝組は気合を入れてセンサスしていた。しかしながら期待の青い鳥は今朝も見つからなかった。センダイムシクイやキビタキの声さえ未だ聴けない。前シーズンのデータとの比較で行くと、数日以内に波が来るのは間違いないのだが、未だ来ない。

コサギ

2007年4月9日月

6:45〜8:38、曇天/晴れ
16.8℃、微風

カルガモの求愛

昨日のオオルリを再発見し、センダイムシクイやキビタキなども確認し、祭りに弾みをつけようと久しぶりに5時台に起きて6時台に出かけた。この時期は頑張り甲斐がある時期だ。機材も気合を入れて500mm。バードリサーチのメンバーもいつもより多く集まり、めぼしい場所を皆で捜索した。
かなり長時間探したが、今朝はオオルリの影も形もなく、いくら探しても見つからなかった。BRの精鋭数人がローラーで探して声も姿も見つからなかったのだから、きっとあのオオルリは1日の逗留で旅立っていったのだろう。それにしても後に続く個体やセンダイムシクイやキビタキの一声も聴けないのは寂しい。
カルガモがプールで激しく求愛していた。物陰からそれを撮影していて、まるで自身がパパラッチになったように感じた。

カルガモ

2007年4月8日日

12:14〜16:00、晴れ
18℃、微風

オオルリ初認

朝、バードリサーチのOさんと共にカモセンサスを実施した後、すぐさま次の待ち合わせ場所へ移動。井の頭バードリサーチのメンバーと共に調査を実施した。目的はいくつかあったが、外環と関連道路が整備された場合に影響を受けることが確実なフィールド=それは武蔵野の雑木林の面影をわずかに残す、分断されて連続性を失ってなお僅かに残る貴重な緑地である、の鳥類棲息状況を把握しておくというのが大枠である。特に猛禽類の繁殖を確認するのが重要な課題の一つだった。結果は上々、さすがに毎日観察を続けている仲間だ。井の頭バードリサーチは鳥観歴を年数で言えば短い人が多いが、毎日観察している人が多いので、年数が短くとも一年の密度がとても濃く、それは週末バーダーの数年分に相当する。動体視力も鍛えられ、今や精鋭揃いとなっている。今日の調査は自主的なアセスであり、環境への想いのみでボランティアだ。その想いが報われたのか今日はオオルリを初認することもできた。調査が十分な成果を得ただけではなく、気のおけない仲間と共に春らしい日和の鳥観を堪能することができた休日だった。

オオルリ

2007年4月7日土

12:14〜16:00、晴れ
18℃、微風

朝帰りにつき

朝5:30、春の柔らかな日差しが心地よい中を新宿から帰ってきた。そう、久々に飲み明かしたのだった。大事な時期なので、そのままフィールドに出陣したいところだが、さすがにそこまで若さと体力はなく、眩い光をシャットアウトして自宅で一眠り。結局昼過ぎに出陣することになった。
やや二日酔いの状態でフィールドへ。コンディションは良くもなく悪くもなく。とにかく夏鳥探しに奔走した。時期が時期だけにかなり慎重にセンサスしてみたが、今日もセンダイムシクイの一声も聴けずに成果がなかった。しかしながら、井の頭バードリサーチの仲間と共にフィールドを共にするのは楽しい。明日こそ待っている鳥が現れることを願ってフィールドを離れた。

ルリビタキ

2007年4月6日金

7:43〜8:37、快晴
11℃、微風

待鳥来たらず

暖かくなると予報されていたのでつい薄着で出たが、空気は冷たかった。家にフリースを取りに帰るのも面倒くさいので、そのまま成り行きですっかり身体を冷やしてしまった。いつものようにバルコニーで一服した時に空気が冷たいのはわかっていたはずだ。情報に惑わされず、もう少し感覚を研ぎ澄ませて体感で判断するようにしなければと反省した。
今朝は昨朝なぜか観られなかったヤマガラを多く観察し、逆にあれだけ頻繁に観られたツバメが観られないという逆転現象があった。自身の観察は毎日短時間だからどうしても精度が低くなることはある。あらためて他の時間帯や場所をカバーしてくれる井の頭バードリサーチの仲間に感謝。
森にテントを張って寝ている若者がいた。話を聴くと自転車で水車のようなものを引っ張って移動図書館をしながら全国を回っているという。
今朝もチヨチヨグィーは聴けず。皆の期待は高まっているが、待鳥未だ来たらず。

シロハラ

2007年4月5日木

7:53〜8:40、快晴
9.3℃、〜2.8m/s

風冷たし

久しぶりに快晴の青空だが、昨日に引き続いて風が冷たい朝だった。トーホーベーカリーでパンを買い込み、センサスに出た。
鮮やかな新緑を眺めながら冷たい空気に触れ、森の静寂をしばし楽しむ。鳥類相に大きな変化はなく、ツバメがコンスタントに観られるようになったくらいで、ツグミ、シロハラ、ヒガラ、ヤマガラ、シメ、カケスあたりは数がぐんと減っているようだ。
噴水に虹の架かる御茶ノ水池でツバメが近づくのを待っていると上空をコサギがゆったりと飛んで行くのが目に入った。冷たい風を受けながらシャッターを切った。

コサギ

2007年4月4日水

7:47〜8:38、くもり
10℃、微風

キョロンは白い腹

空気が冷たく肌寒い朝、季節が逆戻りしたかのようだ。水たまりを避けながらいつもの巡回コースを進む。カレンダー的にはそろそろセンダイムシクイのチヨチヨグイーが聴けてもおかしくないが、今朝は逆に冬鳥のルリビタキの声を久しぶりに聴くことになった。
照葉樹からキョロンキョロン系の声がし、アカハラと思われるその声をケータイで録音した。姿も確認してみようと思い、照葉樹の陰を一生懸命に探すが、なかなか見つからない。その間も彼は調子よくさえずっており、普通は諦めるところかもしれないが、逆に意地になって探しまくった。普通は肉眼で見つけてから双眼鏡だが、照葉樹の陰で暗いこともあって肉眼で見つからないので、掟破りの双眼鏡サーチにかかった。それでも見つからず、アカハラめ!と思った瞬間に葉の動きが見え、やっと見つけることができた。!?お腹が白い??...そう、それはアカハラではなくシロハラだったのだ。まだまだ修行が足りないようだ。

シロハラ

2007年4月2日月

7:51〜8:38、小雨
13℃、微風

濡れ桜

昨日とは一変し、涼しい朝を迎えた。小雨がちらつく天気は気分を盛り下げるが、このように弱くやわらかい光は今が最も鮮やかな新緑を観るのに好適だと思う。散りゆく山桜と楓の美しい新緑の対比が雨に濡れ、なんとも美しい公園の春の1ページを描いている。
昨日現れたマヒワは10分のみの観察で、その後誰も観ることはできない。今朝もそれは見かけられなかった。雄の鮮烈な黄を井の頭で観るのは何年ぶりだったろう。
Fさんにお会いし、共に紫煙をくゆらせながら『まだかなまだかな』の話をした。祭りは始まっているはず、池を舞うツバメの翼に待ち遠しい気持ちを載せた。
今日は池に炭素繊維が設置される。どのような結果が出るか、楽しみな試みだ。

ソメイヨシノ満開のボート池

2007年4月1日日

10:35〜14:00、快晴
24.8℃、〜2.8m/s

黄色の鳥

家を出て失敗したと思った。暑い!上着不要の日だった。公園まで歩いてすぐに上着を脱ぎ、背負いにしまいこんだ。
最近森は寂しくなっている。冬鳥が減り、夏鳥には少し早く、全般に鳥が少ないので華やかさに欠けるのは事実だし、正直自身もちと退屈ではある。しかしながら大切なのはいつ鳥が多く、いつ少ないのか。また、いつからいつまで何がいて、いついなくなったのか、季節や生き物の移ろいを見極めることだ。何よりこの時期は誰もが春を謳歌する良い季節。今日は少々暑く、夏の様相だったが、この良い季節に心地よい風に吹かれながら木々の下を歩かない手はない。
鳥観の退屈を打破したのはFさん。この難しい状況で見事にマヒワを見つけてくれた。さすがは井の頭バードリサーチのエースである。雨の日も風の日も井の頭フィールドを誰よりも熱心に観察している尊敬すべき御仁である。

黄色の鳥

2007年3月31日土

10:15〜14:30、くもり
13.7℃、〜4.7m/s

花見の賑わい

昨日の朝はまとまった雨が降っていたので観察は他のメンバーに任せて傘をさして仕事へ行った。この時期は1日自分が観察できないと不安になる。いつセンダイムシクイがやってきてもおかしくない、その確認が大切な時だ。
今日は昨日の欲求不満をはらすべく、一日中夏鳥の渡りを探し回った。空を舞うツバメの数は増し、森に残る冬鳥たちは旅立ちの日を見定めている。カラ類は子育てに大忙しだ。ヤマザクラは美しく散りゆき、ソメイヨシノは今が盛りで、井の頭公園は一年で最も人出が多くなっている。カエデやシダレヤナギの緑は今が美しく、花が散り、緑がその色を増す頃、夏鳥たちが渡ってくる。天気は今ひとつ冴えなかったが、誰もが春を謳歌する休日だった。

シジュウカラ巣材運び

2007年3月29日木

7:37〜8:35、快晴
19.1℃、〜4.0m/s

春風

昨日に続いてあたたかい、というより少し暑く感じる朝だった。少し歩くと汗ばみ、上着を脱ぎたくなる感じだ。ただ風は心地よい春のそれで、仕事に行くのがもったいない朝だ。
鳥類相に大きな変化はなく、冬鳥が姿を消すのを待つだけで夏鳥がまだ見つからない。ツバメもあれ以来観ていない。サーフボードで海に出たはいいが、肝心の波がなかなか来ないような状態だ。
ここのところの暖かさで桜の開花が進み、池の周囲はにわかに賑やかになってきた。騒音、ゴミ、常識とマナーの欠落した烏合の衆によって不愉快な思いをさせられる池の周囲にはこの時期あまり近づきたくない。本来花見とはもっと風雅なものだと思う。花より酒、は私も同じだがマナーを守り、バカ騒ぎするでなく粋に花で飲みたいものだ。
というわけで私は離れた場所で大人の花見をする予定。

ヤマザクラ

2007年3月28日水

7:35〜8:35、快晴
15.6℃、微風

鳴き真似

あたたかな朝だ。いつの間にかフリースが要らなくなり、手袋が要らなくなり、日中は上着を着ていると汗ばむ日が増えてきた。桜も身頃を迎え、春本番だ。
カケスたちは未だ残っていて、実に様々なバリエーションでぐぜっている。今朝はアオゲラのフィーフィーにすっかりだまされてしまった。ここ1,2週で姿を消すと予測しているが、果たして終認はいつになるだろう。

カケス

2007年3月27日火

7:52〜8:35、くもり
11.6℃、微風

変化その2

どんより曇り、昨日の朝よりは気温は低いが、それでも11℃はあって春の朝だ。今日も鳥類相に大きな変化はないが、ぐぜり傾向は続いておりアオジのほぼ完成された綺麗なさえずりやカケスがツミの声真似をするのを楽しんで聴いていた。冬鳥たちは樹上でぐぜっている。
御茶ノ水池にはマガモの雌がいた。マガモは雌雄とも今季は記録されていないから、これは渡りの動きの一つということが明白にわかる。これがモニタリングやカモセンサスの力である。他にも渡り途中の水鳥が混じるかもしれないので今後も目が離せない。

マガモ♀

2007年3月26日月

7:45〜8:42、晴れ
15.7℃、微風

変化

あたたかい朝、Tシャツに上着をはおって家を出た。まさに春本番だが、ツバメ初認以来ほとんど鳥類相は変わっていない。しかし確実な変化が感じられる。観察種は同じであっても、それらの行動に変化が見られる。地面に降りていたカケスは樹上に上がり、実に様々なバリエーションでぐぜっている。昨日はツグミとヤマガラの声真似を聴き、今朝はルリビタキの真似を聴いた。今までの経験から冬鳥はぐぜってから1,2週で姿を消しているから、カケスが見られなくなるのもここ1,2週の間だろうと思う。アオジも盛んにぐぜっていて、やはりまもなくその姿が消えるのだろう。そしてその頃には美しい夏鳥たちの姿と美声に胸をときめかせていることだろう。心弾む、春だ。

エナガ

2007年3月25日日

15:30〜17:30、雨のち曇り
12℃、微風

クルマニサヨナラ

久しぶりにまとまった雨が降る朝だった。これだけまとまって降るといさぎよく室内でデスクワークと割り切ることができ、資料作成などがはかどった。予報どおり昼には雨が上がった。
いろいろ考えた結果、車を手放すことに決めていた。今日は売るための準備で府中方面のパーツ屋へ。もろもろ最後の準備を終えて、井の頭へ戻ってきた。
もう15時を回っていたが、時間の許す限りフィールドを探求し続けたい。天気が悪かったせいか森には誰もいなかったが、やがてFさんがやってきて、Yさん、Aさん、Oさんが次々に来た。こんな時間帯なのにさすがは井の頭バードリサーチ。同じように時間の許す限り森で観察しようという意識の高さを誇りに思う。というわけで共に観察をしていたのだが、公園のテーブルにAさん、Oさん夫妻とお友達のおだやかな大人の酒宴を見つけ、ご挨拶するつもりで行くとそのまま一杯いただくことになり、そのまま酒宴に加えていただいた。楽しいひと時を過ごさせていただいていると中古車買取屋さんから連絡があり、帰宅することに。契約後、何年か世話になった車とお別れした。車は道具であって、車そのものを趣味にするのは貧しいと思う。それでもわずかな寂しさが募るのは、車への愛着ではなく、車と共に過ごしたかけがえのない思い出の数々を回想するからだろう。当分車なしの生活だが何の問題もない。

モズ♂

2007年3月24日土

市川行徳

市川へ用事があったので、合間の時間に行徳を歩いてみた。渡りには少し早かったようで、ちょうど狭間の観察という感じだったが、やはり都市公園よりもフィールドの自然度がはるかに高く、短時間ながら観察種は40種あまりを数えた。行徳はまたいい時期に訪れてみたいフィールドだ。
午後、彼岸の墓参りで上野寛永寺へ。昨年末に祖父がなくなって最初の彼岸だった。弟夫婦との墓参りの後はいつものように精養軒でハヤシライスを食べた。

ツバメ

2007年3月23日金

7:45〜8:40、快晴
13℃、〜2.6m/s

ツバメ初認

少しづつ早く出かけるようにしているが、まだまだ起きる時間が遅いようだ。来る『夏鳥祭り春の渡り編』では明るくなると同時にセンサスをするつもりなので、少し早く起きる習慣をつけなければ。フィールドに近い城に移って初めての祭り、とても楽しみだ。
今朝もアカハラが観察できるかなと予想していたが、予想とは裏腹にシロハラやツグミさえ見かけることができなかった。生き物の動き、やはりそう単純には予測ができないものだ。ただ、ここにきて変化の兆しを感じていたのは正解だった。御茶ノ水池に出るとツバメが2羽舞っているのを確認、今季初認だ。さあ、いよいよ祭りの始まりだ!

ツバメ

2007年3月22日木

7:49〜8:38、晴れ
11℃、微風

兆し

朝、森でOさんに会うとアカハラがポイントPにいたという。今季アカハラは周辺では見かけられず、少し離れたポイントHに逗留していた程度なので、少し変化があるようだ。その話をしていると正にポイントDからキョロンキョロンを交えたアカハラのぐぜりが聴こえて来て、おおと唸った。
ここのところシロハラの個体数も増えているようだし、気温も上がってきたし、桜も開花し始めたし、鳥類相の変化の兆しを感じる。
池に出るといつものカワウがオシドリケージの上で頭を掻いている姿がかなり滑稽だった。

カワウ

2007年3月21日水

9:10〜11:45、快晴
13℃、微風

ツミ見参

車の売却、ダイニングテーブルの納品などの行事があったが、午前中3時間ほど観察する時間が取れた。今朝はやや拡張ルートを取ってセンサスを開始。ポイントJの緑地に久しぶりに足を踏み入れると、倒れていた遊歩道の杭がすっかり修復されていてさすが年度末だなぁと別の意味で感心。ところがその状態なのに遊歩道を外れて犬を縦横無尽に散歩させる輩が後を絶たない。この悪しき習慣のおかげでこの地の林床は未生育でグランドのようになっている。いずれ林床保護を訴えていくつもりだ。呆れ顔で散歩の方々を見つめているとツミの尻下がりのキーキーキキキが聴こえ、まもなく彼女は目の前の枝にパーチした。お、ここで営巣するか?と勝手にイメージを膨らませたが、カラス2羽に追われて飛去する姿を観ると、かつてのカラスによる繁殖妨害を思い出し、なかなか...と思った。

ツミ♀

2007年3月20日火

7:40〜8:40、快晴
8.0℃、〜2.0m/s

メジロの唄

今朝も冷え込んだ。このところ本当に似たような天気が続いている。今朝はオナガガモ雄成鳥を撮るという目的で少し早く出かけた。もちろん、森のセンサスは欠かさない。Oさん、Tさんにお会いし、一緒にアカゲラ雌を観た。他の鳥類相はほとんど変化なし。メジロが良い声で唄っていたので姿を探すと、枝にじっとパーチしてさえずっている姿を見つけた。

メジロ

2007年3月19日月

7:55〜8:38、快晴
8.0℃、〜4.2m/s

不粋な南の鳥

このところ朝晩は冬、日中は春という日々が続いている。今朝も冷え込みは厳しかったが、陽が昇ってくると次第にあたたかくなってきた。ただ風は冷たく、装備は冬仕様を心がけないと風邪をひくことになる。
公園の鳥類相に大きな変化はない。今朝は寒緋桜の花がポトポト落ちるのが目に入り、ピンと来て樹上を見上げると案の定緑色のモンスター、ホンセイインコが花を根元から切り取っていた。昨年も同様の光景を見て眉をひそめたが、実に不粋なふるまいである。嘴の形状からして花を残して蜜だけを舐めることなどできないのは一目瞭然だが、もともとこの鳥は日本産ではない外来種だ。その色彩の派手さも違和感たっぷり。綺麗ではあるが、日本産鳥類の繊細な和の色の美しさといった趣からは遠くかけ離れている。

ワカケホンセイインコ

2007年3月18日日

8:30〜17:00、快晴
12℃、〜5.6m/s

第21回井の頭かんさつ会

21回目のかんさつ会は快晴の絶好の天気になった。朝、冬季のかんさつ会前恒例のカモセンサスを実施。3月も半ばになるとカモたちは続々と北へ渡りその数が減るが、餌やり自粛キャンペーンで餌やりが抑制されていることでその数は激減しているようだ。近日中にデータの前年同月比を精査する予定だ。
センサスを手伝ってくれたSさんと共にそのままかんさつ会へ。今回のテーマはロゼットで、あちこち穴を掘るので予め公園の管理所に許可をもらって実施した。昨日同様朝は冷え込んだが、日中は昨日よりもあたたかくなり、春の日を楽しみながら植物の勉強を進めた。
キャンティ・セッテで昼酒イタリアンののち、森へ。今日も新たな何かを期待してBRメンバーが集まっていた。皆の想いはいつか宙に届くだろう。

第21回かんさつ会

2007年3月17日土

9:30〜16:50、くもり/晴れ
9℃、〜3.2m/s

チョウゲンボウ

久しぶりに完全なオフ。オオタカを失った痛みは私もバードリサーチのメンバーも未だ癒えない。それでも淡々と観察を続けてゆく。広く多くの人に鳥類観察の楽しさと素晴らしさを伝え、あらゆる生命と自然環境を大切に想ってもらいたい。
午前、Mさんと共にセンサスしているとき、上空の影に気が付いた。観ると猛禽がソアリングしている。オオタカ!?先入観から一瞬見間違えたが、やけに翼が細く、さらにホバリングをした姿を見てチョウゲンボウだと認識した。その個体は3回ほどホバリングしてから北へ飛び去った。
朝は寒かったが、昼には日差しもあって暖かくなった。公園の隅々をじっくりセンサスしたが面白い観察はできず、公園のテーブルでBRメンバーと共にのんびり話をしていた。

チョウゲンボウ

2007年3月16日金

7:48〜8:38、小雪/くもり
6℃、微風

初雪?

昨晩、帰り暖かかったので雪という予報を耳にしたときは信じられなかったが、夜空は曇っていて放射冷却しない分あたたかめなのかなと思った。
朝ニュースを観ていると、今朝東京の初雪を記録したという。外に出ると僅かに雪らしいものがちらついていたが、初雪の定義に合致するものとは到底思えず、気象庁では何かの都合で少し無理やり初雪として記録をしたのではと思う。あるいは未明の早い時間にはもう少し降っていたのかも知れない。いずれにしてもほとんど実感のない東京の初雪となった。

シロハラ

2007年3月15日木

11:30〜12:15、快晴

映画『300』マスコミ試写

所用を済ませ、昼頃に公園を歩いた。井の頭バードリサーチのメンバーはそれぞれに想いを抱えながら今日も観察を続けていた。餌やり自粛キャンペーンに協力してくれるメンバーも増え、頭が下がった。オオタカ落鳥の現場には花束が手向けられていた。生き物の生を大いに楽しみ、死を心から悼む、そういう熱く豊かな心を持った仲間たちと共に活動できることを本当に誇りに思う。
夜、久しぶりにマスコミ試写会に出かけた。映画『300』は古代ギリシャとアケメネス朝ペルシャの伝説のテルモピュライの戦いを映画化したもの。100万人以上のペルシャ軍の猛攻をわずか300人のスパルタ兵が3日間に渡って防いで最後は玉砕するという、男心をくすぐる話を映画化したものだ。鍛え抜かれた精鋭が大いなる勇気と知略をもって寡兵で大軍を打ち破る話は私が大好きな戦国時代の真田昌幸の活躍に通じるものがあり、実に痛快。テルモピュライの戦いの話は最高の題材なのだが、残念ながら映画としての完成度は?だった。

ツグミ

2007年3月14日水

7:07〜8:40、快晴
6.5℃、〜3.8m/s

生き物の生と死

ホワイトデーのプレゼントをトートバックに詰め込んで観察会の下見に出陣。昨日気になる観察がされたオオタカの無事を確認しつつ、下見へと思っていた。
いくつかのポイントを確認するものの、オオタカの姿はなく、万が一のつもりで昨日の塒周辺の林床を確認してみるとバードリサーチのBさんがうずくまっていた。その傍らには動かなくなったオオタカが横たわっていた...
無念の想いが溢れる。私もBさんも哀しくて言葉がなかった。すぐにバードリサーチ全体に悲報を知らせ、観察会の下見は欠席することにした。Tさん、Oさん、Sさんが駆けつけ、次いで下見を終えたかんさつ会メンバーも来た。皆一様にショックを受けた。そういえば観察会でもこの個体に何度も出演してもらい、活躍してもらったのだった。
ツミがウソを喰らい、ツミがオオタカに喰われ、そしてまだ若いオオタカが命を落とす...どれも野生の理であり、その生と死こそがこの地球上の当然の営みだ。とはいえ心情的には哀しく空しいものがある。でも私たち自然観察者は楽しいことばかりではなく、つらいことにも目を向けていかなければならない。そうして幾多の生き物の生と死を見つけ続けることこそ私たち自然観察者のライフワークだと思う。

シロハラ

2007年3月13日火

7:57〜8:38、快晴
9℃、微風

待ち遠しい頃

今朝もそこそこ冷えたが、春の陽射しがあたたかい。木々の鮮やかな芽吹きにヤマガラが集まっていた。寒緋桜にはメジロとヒヨドリが集まっていて、ヒヨドリが始終メジロを追い回していた。ヒヨのヤツ、本当に嫌なトリだ。
今は待ち遠しい頃である。短期的にはソメイヨシノが待ち遠しいし、中期的には春の一大イベント『渡り祭り』が待ち遠しい。まもなく楽しみ多き春がやってくる。

シロハラ

2007年3月12日月

7:55〜8:40、快晴
6.3℃、微風

にぎやかな森

昨晩は冷え込んだが、今朝もその寒さを残す朝だった。久しぶりに厚手のフリースを間に挟んででかけた。空気が冷たく、気温以上に寒く感じる朝だった。
バードリサーチ朝組のOさん、Tさんに会い、今朝の森のにぎわいについて話を聞いた。期待しながらセンサスを続けると、確かに珍しい種こそいないもののそこここで鳥たちが歌っていた。そんな中、啄木鳥の声が聴こえて姿を探しているとSさんに出会った。一緒にアカゲラ雌を観察することができ、なんとなく嬉しい朝となった。

アカゲラ♀

2007年3月11日日

16:30〜17:25、雨→晴/曇り
北風強し

二つの『おいしい』

いちごのモンブラン 李朝園の切り落とし

法事があり、今日も満足な観察ができないが雨が降っていたので気持ちは『悔しい』ではなく『仕方ない』と割り切れた。しかしその内に雨は上がり、実家へ向かう電車の窓には眩い光が差し込んだ。...
実家のある東横線沿線の街は相変わらず発展せず田舎ぽい。駅は渋谷から数えて片手以内なのに。代官山、自由が丘、中目黒、学芸大学...隣接エリアはとても盛っているのにここだけは大きな変化がなく、取り残されているかのようだ。かといって自然が残されているわけでもなく、都会が好きな友人に言わせると『いいところに実家が』というが、自分にとっては今の吉祥寺三鷹の方がはるかに住みやすく、好きだ。
法事の後母親に誘われて駅前のケーキ屋『フローラ』に入ると、作業場には見覚えのある顔があってお菓子を創っていた。視線が合うと向こうも私の顔に見覚えがあり、反応した。そうだ、この店は中学時代の同級生の店だった。思わぬ旧友との再会に心が弾んだ。彼は忙しくしていたのであまりゆっくりと話ができなかったが、行列や利益よりもしっかりと自分の仕事をしたい...友は実に良い顔をしながらそう語った。そのモノづくりの姿勢に大いに共感し、感銘を受けた。年月は彼をかくも立派なパティシエにしたのだった。いちごのモンブランは美味だった。
夕方、吉祥寺へ戻ってくるともう日も傾いていたが、持参していた双眼鏡を装着して歩いた。森でAさんに出会い、最近の観察について話を聞く事ができた。北風に吹かれながらしばらくAさんと共に森を歩いた。
夜は以前から気になっていた焼肉『李朝園』をアタック。評判通り、値段が安く肉の質も良かった。とりわけ『和牛の切り落とし』はかなりお得だ。冷麺も美味しかったし、また食べに来たいと思った。


2007年3月10日土

10:20〜11:25、晴れ/くもり
12℃、微風

休日出勤

休日出勤。なぜか500mmを担いで公園を歩いた。実にいい陽気だ。久しぶりに寒桜と寒緋桜に来るメジロを撮影。それにしても仕事の時間を気にしながら観察するのはつらいものがある。公園を通り抜ける間に何人もの仲間に会い、会話を交わすがじっくりと話し込むことができない。春のような午前だというのに仕事に出かけなければならないのがとても悔しかった。

メジロ

2007年3月9日金

7:52〜8:36、晴れ/くもり
7℃、〜5.6m/s

気配

昨日の疲れを残す朝だったが、公園へ出ると不思議と身体が動き、気分も良くなる。フィールドが好きだということだろうが、生き物の一員である人間は土や樹木、生き物たちの中に身を置くことが本来自然なのかも知れない。
いつものように畑のモズを観てから玉川上水へ。遠くに会社へ向かうOさんの姿が見えた。ポイント2は鳥類が減ってしまった。今朝はシジュウカラのほかはツグミ一羽きりで、カケスも見えなかった。カケスたちは渡ってしまったのか、と思い込んだがポイント3に集まっており、やはり短慮はいけないと反省。カケスは多かったが、今朝はシロハラやツグミは観られなかった。雑木林では芽吹きが目立ってきた。まるで色がなかった広葉樹のモノトーンのデッサンに、少しだけ筆がつけられたようだ。ヤナギの新緑も美しくなってきた。池のほとりではコブシが超満開で見ごろを少し過ぎた頃だ。何かが現れる、そんな気配を感じる朝だった。

コブシ

2007年3月8日木

快晴

MTV iCON 久保田 利伸 オフィシャル撮影

久しぶりに現場の撮影の仕事をいただき、MTV iCONの撮影に行ってきた。12月に発表会見と久保田さんの撮影をしたものの今日がイベントの本番。MTVのiCONに日本人アーティストが選ばれるのは初めてのことで、今夜は記念すべき一夜となった。私は今回の一連の仕事で末席ながら久保田利伸というパーソナリティとお付き合いさせていただき、その音楽、モノづくりの姿勢、そして人柄に感銘を受けた。日ごろ耳にする様々な音楽の裏にはとてもいろいろな想いが詰まっているのだと再認識させられた。

久保田登場!

2007年3月7日水

晴れ、8:05〜8:40
6.6℃、〜3.2m/s

寒の戻り

ぐんと冷え込んだ今朝は昨朝よりも10℃近くも低い気温だった。まあ、これくらいが平常なのだろうと、しっかりフリースをレイヤーして出かけた。
まだまだ風邪は残っていて、歩くのがだるい。ペースがゆっくりなのでいつもよりも時間が経つのも早かった。
今朝も池での餌やりは見かけなかったが、その形跡は残っている。やはりカモの位置を見れば少し前にどこで何があったかは見当がつく。とはいえ、実に静かな池が戻ってきた。次はこの池の水質を改善し、環境を保全する動きが必要になる。

シロハラ

2007年3月6日火

くもり/晴、7:53〜8:40
14.2℃、微風

下手S

一旦冬に逆戻りするという予報だが、今朝は未だあたたかかった。ちょっと風邪気味で気管支のあたりが重く痛い。周囲にも同様の症状の仲間がいるし、治りに時間がかかりそうだ。
こういう時には体力を使わずに安静に過ごすのが一番なので、ゆっくりと進むセンサスは最適だが、場面場面でつい力を入れてしまうのが自分のいけないところ。それと体調が悪くても酒を止めないのも治りを遅くしている大きな原因だ。
今朝も春のような日で、モズが複雑な朗らかな声でぐぜり、ウグイスがそこここでまだまだ未熟なさえずりを練習していた。バードリサーチの観察報告は多くの組織と同じようにさえずり=Sなので観察記録には『ウグイス下手S』が連発された。

ツグミ

2007年3月5日月

くもり、7:54〜8:38
16.4℃、〜2.3m/s

あたたかな朝

昨晩があまりにも良い日だったので、ついつい浴びるほど飲んでしまい、今朝は少し調子がおかしい。南よりの風がなまあたたかった。いつものモズが活発に動き回っていた。梅を背景にとまった時、チャンスと思ったが、向こうもよく警戒している。急な動作をしないよう心がけていてもいざレンズを向けると遠ざかってしまう。まあ、こういう時は無理に撮らないのが一番だ。
池に出ると今朝も餌やりの人を見かけなかったが、池のカモの位置と集まり方を見ると少し前に餌をやったらしいことがアリアリだ。自分の楽しみを奪われたくない人たちが周囲の目を盗んで餌をやっているようだ。活動は地道に続けていかなければならない。

???

2007年3月4日日

晴れ、10:57〜14:30
19.5℃〜23℃、微風

餌やり自粛キャンペーン

大規模な餌やり自粛キャンペーンの当日を迎えた。日曜日の今日、各方面から多数の応援を得て公園を周って餌やり自粛を呼びかけた。この日は気温がぐんぐん上昇し、上着はおろか長袖では暑くてかなわないほどになった。だが真に熱くなったのはハートだった。集合場所には公園の管理者である西部公園緑地事務所の職員、諸活動の強力な支援者である東京吉祥寺ライオンズクラブのメンバー、我が井の頭かんさつ会と井の頭バードリサーチのメンバー、かんさつ会の参加者や地域活動の仲間で今回ボランティア参加してれた友人たち、さらに自然観察指導員講習会同期のFさん、NACOTの仲間など続々と有志が集まった。協働とは正にこのこと。朝日新聞、読売新聞の記者も取材に来て、発会式を行ってから皆で池中を周り、チラシを配りながら餌やりする人々に自粛をお願いしてまわった。首尾は上々だったが、課題も多く、まだまだ道のりは長い。仲間の輪を広げながら地道に活動を続けてゆきたい。

餌やり自粛CP発会

2007年3月3日土

万俵家のダイニング

土曜の午後、大塚家具を冷やかしに行った。高級家具の数々は見応えがあったし、素材について少し知識を得ることもできたが、例の『華麗なる一族』で大道具として使われているダイニングセットを見る機会があった。伸長式のダイニングテーブルは1,000,000円弱だった。肝心のドラマの方を未だ観ていないので、時間を確保して観たい。

エナガの巣材運び

2007年3月2日金

快晴、7:57〜8:36
7℃、微風

不思議な体験

エナガが巣材運びをしていた。それを脅かさないように注意しながら観察した。鳥類相は乏しくなり、変化も少ないが、ここに来て変わってきたのは声と行動だ。ツグミは目立つ地面に数羽が展開し、もう少しするとこれらの距離が近づいて群れとなりこの地から姿を消すだろう。メジロは恋の季節を謳歌するように複雑な声で唄い、ウグイスは発声練習をしている。春本番は近い。
池に出ると『餌をあげないで』の看板がそこここに設置されていた。その看板群と昨日のキャンペーン活動が実ったのだろうか、今朝は餌やりの人を一人も見かけず、そのせいかカモたちは池に散っていて動きも緩やかだった。
実に不思議な体験だった。毎朝見慣れている井の頭公園の池が全く別物のように変わっていた。静かに池にたたずむ水鳥たちの姿を湧き起る感動と共に見つめていた。

エナガの巣材運び

2007年3月1日木

快晴、8:03〜8:38
8℃、〜2.4m/s

餌やり自粛キャンペーン初日

まだ風が少し残っていたが次第に収まってきた。今日はキャンペーンの初日、平日ということで活動は他のメンバーに任せざるを得ないが、さらに協力者を募るなど後方支援を続けよう。4日には皆一丸となって運動を実施できる。どのような結果が出るか楽しみである。
今朝はヤマガラの声を一声も聴かなかったし、シメを見かける頻度も少なくなっている。さらに鳥類相が乏しくなっているような気がする。祭りの『前の』静けさといったところだろうか。

カラスの枝折り

2007年2月28日水

快晴、7:40〜8:38
10.8℃、〜4.4m/s

風の動き

あたたかな朝だった。気温は10度を超えていた。強めの風はあたたかで、春風を楽しむような気分になった。春二番とでもいうような風が雑木林を通り抜けていた。巡回コースのポイント3で比較的低く近いアカマツにヒガラがいて、ささやきのような小声を出していた。
その後風は動いた。日中、空腹を満たすべく市ケ谷の街を歩くと10m/s以上の強風が吹き、風は北風に変わって冬の風に逆戻りしていた。風の日、そのダイナミックな動きを体感する一日だった。

ヒガラ

2007年2月27日火

快晴、7:57〜8:38
4.9℃、微風

朝日新聞に掲載

近所の朝日新聞の販売所で朝刊を購入。載っていた。3月1日からの『餌やり自粛キャンペーン』とここにこぎつけるまでの井の頭かんさつ会の活動の経緯と概要がうまくまとめられていた。3月4日日曜日には多くの有志と共に大規模に活動を展開するので近々各方面に応援を要請しよう。
朝の冷え込みは続いていたが、寒さは少し緩んだようだ。シロハラが一生懸命地面を掘り返していた。

シロハラ

2007年2月26日月

快晴、7:54〜8:33
3.2℃、微風

寒日、工事の音

忘れていた冬が戻ってきた、そんな寒い朝だった。前季はしばしば感じた『顔から冷える』状況が今季はほとんどなかったが、今朝はそれを思い出した。そういえば前季はパタゴニアのネックゲイターが手放せなかった。
河津桜や寒桜、寒緋桜を鑑賞し、それにやってくるメジロを観察し、その後カケスが季節はずれにオオジシギの鳴きまねをしたのを聴き、微笑した。
雑木林を散策していると大きな工事の音が。目をやるとコンデジを天に向けた散歩のおじさん。針葉樹林だったので先ほどの工事の音がアオゲラのコツコツだったのだと推測できた。おじさんに簡単な解説をし、森の大切さについて話をして別れた。

河津桜とメジロ

2007年2月25日日

快晴、14:00〜14:30
6℃、〜1.5m/s

餌やり自粛キャンペーン

蓄積した疲労を少しでも清算すべく、ゆっくりと朝寝した。疲れは癒しきれず、気だるい身体でフィールドへ出た。少し薄手の格好で出かけたのが失敗で、上着から冷たさが伝わってくる、そんな冷たい空気の日だった。池に出ると相変わらず『無知な観光客』と『確信犯の餌やり魔』の餌やリが激しいのが目についた。パンとスナック菓子で飽和状態になった池にはパンの耳が浮いている。夜明けから次々に池に投棄される生ゴミ。カモたちもさすがに満腹なのかほとんど見向きもしない。『無知な方々』は観察力にも乏しいらしく、この生ゴミが浮かんでいる状況でさらに生ゴミを投棄している。おいおい、野生動物たるカモたちはペットやおもちゃじゃないぞ!いや無知がいけないのだと自身に言い聞かせながら沸き起こる怒りを抑える。
この『客レベルの低い観光地』井の頭公園における野生動物と環境をとりまく状況を改善すべく3月1日より『餌やり自粛キャンペーン』を園管理者や市民団体と協働で実施する。以前より問題意識を高く持ち、地道に取り組んできた活動がここに実り始動した。この活動について朝日新聞が27日付朝刊むさしの面で記事に取り上げてくれた。私は3月4日日曜日に活動する。

池に浮かぶパンくず

2007年2月24日土

快晴、8:20〜12:00
10.8℃、〜10.7m/s

井の頭公園冬鳥観察会

富士ゼロックスさんと伊藤忠さんのCSRの一環として井の頭公園で冬鳥の観察会を行うことになり、その講師役を担当した。メインリーダー自分一人に対して参加者は38名、内サブリーダーを務めていただく方が3名という、かなりの大所帯になった。今までの経験上、リーダー一人に対して参加者15名が限界というのが一つの基準なので、今回はその倍以上ということになった。折から風が強く、観察向きではない状況だったし、参加者が身体を冷やしてしまうことが懸念されたが、与えられた条件で善処すべく会を進めた。コースを進んでいる内にいつの間にか私の両手はさくらちゃんとみなみちゃんに奪われ、両手に花のモテモテ?状態に(^^; 肝心の観察の方は今ひとつふるわなかったが、純真な子供たちに癒された一日だった。

冬鳥観察会

2007年2月22日木

快晴、7:43〜8:38
9℃、微風

今朝は少し早めのスタートになった。ダナーのチャッカーブーツを履き慣らしながら玉川上水を歩いた。ダナーはいつも初めのアタリがきついが頑強で、馴染むと実に足にフィットして素晴らしい履き心地になる傾向がある。歩くライフスタイルの自分にとって良い靴は友となる。
ウグイスの曖昧なさえずり未満を耳にした。初鳴きは先々週に谷渡りの一部のみを聴いたが、それ以来の春告だった。その後、ヒガラが何声か続けて鳴くのを耳にし、その後すぐに久しぶりでツミの声を聴いた。遠くでアオゲラが鳴いており、私の真上ではカケスがそれを真似していたがかなり下手だった。いろいろの声を楽しんだ朝だった。

エナガ

2007年2月21日水

快晴、7:59〜8:38
7.9℃、〜1.5m/s

早すぎる春

北から便りが届き、ガンたちが渡り始めているという。今まで最も早く渡りが始まったのが2月末というから、今シーズンの『冬がないような』暖冬を象徴する出来事の一つといえるだろう。ホッキョクグマたちは大丈夫だろうか...このような情報に触れたり、自ら地球温暖化に連関すると思われる観察やデータを得るといつも心配になる。
最近はレイヤーにフリースを着込まなくても大丈夫なほど暖かい。今朝もTシャツに薄手のシャツをひっかけてパタゴニアのジャケットを羽織る軽装で出かけた。
いつものモズ♂は見かけられず、玉川上水に出てOさんにお会いし、昨日ツミがウソを捕食したという話を聴いた。先日のオオタカによるツミ捕食事件といい、野生の理は『哀しみを含んだ驚嘆と感動』に満ちている。常に新たな発見があり、毎日観察を続ける原動力となっている。
早い春を彩る梅園でメジロが歌っていたが、昨日聴こえたウソの声は今朝は聴こえなかった。

アカゲラ♀3点P

2007年2月20日火

小雨、7:53〜8:38
6.3℃、微風

鳥たちも恋の季節

どんよりと曇り、小雨がぱらつく最も嫌いな天気。トーホーベーカリーのベーコンエッグパンをかじって出かけた。畑のモズ♂、今朝は影に隠れてぐぜりのような鳴き真似にいそしんでいた。玉川上水に出るとOさんに出会い、ウソの情報をいただいた。ウソの情報はウソではなく本当のウソの情報であり、亜種ウソの情報と書くと若干意味がわかりやすくなる。かなり地味なテイストのウソ雌を確認した。
その後、森でたたずんでいると不意にアオゲラが飛んできた。変な声を出しているので『!』と思ったら、案の定もう1羽雌が見つかった。どうやら彼は求愛の言葉をささやいているようだ。アオゲラ♀は雄がお気に召さないのか、駆け引きを楽しんでいるのか、少しづつ逃げてゆく。♀は別の木に移り、それを雄が追いかけてゆく。さえずりが次第に満ちてゆく雑木林、鳥たちも恋の季節を迎えている。

アオゲラペア

2007年2月19日月

快晴、8:13〜8:40
8.3℃、微風

ウメジロ

18日の朝は雨だったので睡眠不足解消にゆっくり寝ていた。また今朝も少し長めに眠った。しかしながらなぜか疲れが残る目覚めであり、もろもろ疲労が蓄積しているのだと自覚。まあ、肩の力を抜いて週をスタートしよう。
家の近くの小さな畑には今日もモズ♂がいて、尾羽をくるくると回していた。そういえばいつも顔を合わせるこの個体、じっくり観察したことがないが何を採餌しているのだろう。出遅れたので、各ポイントじっくり観察することができなかったが、梅林にはメジロがついていて春らしい光景を演じていた。

ウメジロ

2007年2月17日土

晴れ、7:30〜14:00
10℃、微風

第20回井の頭かんさつ会

6:00に起きてもろもろ支度をし、七井橋へ。恒例かんさつ会前のカモセンサス。訳あって3時間しか寝ていないのでちょっとフラフラだ。カモセンサス後昼までみっちりかんさつ会ということを考えると気が遠くなるが、自己責任でこういう状態になっているので、乗り切るほかない。
センサスにはかんさつ会メンバーの田中さん、小町さんが駆けつけてくれ、バードリサーチからはOさん、Yさん、Zさんが来てくれた。今回はこのかんさつ会メンバーとバードリサーチメンバーの2手に分けてそれぞれカウントし、比較してみようということにした。
センサス終了後ほどなく参加者が七井橋に集まってきてかんさつ会へ。今回は強力な助っ人、町田三郎さんにリーダーを務めていただき、3班に分けて探鳥した。探鳥会後は室内でミニ野鳥観察講座を解説し、何とか無事に終了。井の頭公園駅前の洋食屋でランチを食べ終わると眠くて仕方がなかった。

かんさつ会光景

2007年2月16日金

快晴、7:55〜8:38
5.8〜8.6℃、〜1.5m/s

謎の鳥?

冷え込んだが、予報ほど気温は下がらなかったようだ。もしやすると雪が降るか?とも思っていたが、見当違いの想像だったようだ。しかも夜明け直後こそ冷え込んだものの、気温はぐんぐん上昇し、少し着込んで出かけたこともあって歩いていると汗ばむほどだった。冬は何処へ。
久しぶりにバードリサーチ朝組のOさん、Tさんとこの時間にお会いした。少し前に過眼線のはっきりした、ちょこまか動く小さな謎の鳥を見かけたとのことで、期待が膨らんだ。
その謎を解くべく、耳をそばだて眼を凝らして森をセンサスしたが、残念ながらそれらしい鳥を見つけるには至らなかった。バードリサーチの他のメンバーによって再発見がなるといいなと思いながら森を離れた。

エナガ

2007年2月15日木

快晴、7:55〜8:38
10.7℃、ほぼ無風

香り

気持ちのいい朝だ。雨が洗ってくれた空気を胸いっぱいに吸い込み、けがれのない光越しに蒼い空を仰いだ。鳥たちの唄を楽しみながら森を歩く。フェンスに出てきたウグイスと目が合うと、彼は慌ててチェッと一声鳴いて藪に引っ込んだ。ヤマガラのツツピーツツピーの唄は尻下がりで、まだ本気ではないような間抜けな感じだった。突っ込みを入れるようにヒガラが一声鳴いた。
梅園は色鮮やかでちょうど見ごろのようだ。数日前までは感じなかったいい香りがするのに気づいたら、これまた数日前まで見かけなかったメジロが来ているのが目に入った。鳥たちも香りに誘われて旬を知るのだろうか。

シロハラ

2007年2月14日水

雨、8:00〜8:38
7.5℃、春一番吹く

雨のバレンタイン

雨降りのバレンタイン、連れからもらったムッシュMの『風のことづけ』を賞味した。ムッシュMの菓子はどれも美味揃いだが、これも粉不使用で洋酒がほどよく香り、実に濃厚な生チョコのかたまりといった逸品だった。
井の頭公園の鳥類相は特筆するべきことがないが、少し鳥に動きがあるような感じもした。雨は傘を差せば片手がふさがるし、フードをかぶれば両手は空いても視野が極端に狭くなり声も聴き取りできなくなる致命的な状態に陥るので嫌いだが、唯一土の香りをたててくれるのは好きだ。

風のことづけ

2007年2月13日火

晴れ、8:13〜8:40
6.8℃、ほぼ無風

誤って写真を削除。。。


2007年2月12日月祝

快晴、8:45〜12:00
13℃、ほぼ無風

署名の結果

2日続けての下見。今度は17日の井の頭かんさつ会の下見だ。今回はNACOTで活躍のMさんにリーダーを担当していただく企画で、Mさん、かんさつ会メンバーと共に下見を行った。今回は基本に返った探鳥会スタイル。初心者でも一から始められ、楽しめるようなベーシックな内容を目指す。下見ではウソが出てくれて、しばし和の心をくすぐられた。
夕方から外環住民投票署名のおつかれさま会があり、話をする機会をいただいたので、2006年夏シーズンのツミの話を紹介させていただいた。会にはバードリサーチからMさん、Kさんが参加。会としてインター建設予定地周辺の独自アセスを行うという意見で一致した。

ウソ♂

2007年2月11日日

快晴、9:00〜17:00
15℃、〜6.6m/s

観察会下見

モズ♂

見つからない道具を探していたら、すっかり時間がなくなった。急いで早歩きし、七井橋に着いたのは待ち合わせ時間を5分過ぎた頃だった。Uさん、Tさんにご挨拶し、早速24日の観察会の下見を実施した。下見の道中、バードリサーチの仲間に会い、その都度いろいろなアドバイスをもらったりした。下見後は沖縄料理『南ぬニライカナイ』でランチ。24日に備えて打ち合わせした。
午後は会社の友人が来鷹。井の頭公園で観察をし、我が家で一献やった。


2007年2月10日土

くもり/晴、12:45〜14:30
17℃、ほぼ無風

菜の花

朝、雨がゆるやかに降りていくのを窓から眺めていた。バルコニーに出るとシャツ一枚でも寒くなかった。今日もあたたかいようだ。仕事をしないと決めた3連休、伸びた髪を切ろうとか、携帯電話を新調しようとか、新しいジーンズを買おうとか、靴がボロボロになってきたなぁとか、いろいろと算段していた。明日も明後日も観察会の下見があることを考えると、自由に動けるのは今日しかない。
うまい具合に昼過ぎのいい時間に雨は上がり、出陣した。もちろん井の頭公園を通って行く。仕事に行くにも、買い物に行くにも、公園を通り抜けていく。このライフスタイルが好きだ。
菜の花が咲くいつもの畑でモズ♂に出会い、玉川上水に出ると土の香りを強く感じた。雨上がりのせいだろうか。さーて、美容室の予約の時間まで鳥観をしよう。しばらく周囲を散策すると、少し汗ばむくらいだった。気温を計測すると日なたで17℃!これはもはや暖冬などではなく、春だ。今シーズンは冬不在のまま、春になってしまったようだ。


2007年2月9日金

快晴、8:03〜8:38
7.8℃、ほぼ無風

北からの便り

ウグイス

気味の悪いあたたかな冬が続く。非常に快適なのだが、冬は厳しくないといけない。帯広の知己からも、楽な冬だけどこれはかなりまずい状況との危機感に包まれた便りが届いた。
今朝もカケス多数が飛び交う森を眺め、こまごま動き回るウグイスの動きを追っていた。エナガは巣作りに励み、シジュウカラとヤマガラは一生懸命さえずっていた。昨日はウグイスの初鳴きが記録され、それぞれの種が新たな生命を誕生させる準備で忙しくなってきたようだ。それにしてもあたたかい。暖冬というよりも冬がないようだ。


2007年2月8日木

快晴、7:20〜8:10
5.8℃、ほぼ無風

アカゲラを見上げて

アカゲラ♀

朝から会議だったので、スタートを早めた。仕事の関係で観察時間帯が変わり、最近お会いできていなかったお仲間に会った。皆であれこれ話している時、ふいにキョッという声が一声二声聴こえた。コナラの樹上にアカゲラを見つけた。皆でコナラの大木を見上げていた。アカゲラはそんな人間の視線を知ってか知らずか、マイペースに工事していた。数回つついて、周囲を一瞬ちらと見、またすぐに数回つつくということを繰り返すのは常に警戒しなければ捕食者によって生命が危機に瀕する可能性がある緊張状態にあるからだろう。


2007年2月7日水

くもり/晴、8:07〜8:42
10.2℃、〜3.3m/s

外環問題その後

ウグイス

外環問題に関してはバードリサーチメンバーの協力を得てささやかながら署名を集め、住民投票推進連絡会に提出したが、いずれこの問題の賛否について環境影響の側面から市民に検討材料を提供することが必要になると思い、まずは連絡会事務局にメールをお送りした。そして周辺の空撮写真に都市計画道路をプロットしたものをいただき、現在計画を精査している。この地図に重要と思われる拠点をプロットしてみよう。
今朝は少し風があったが、昨日に続いてあたたかい朝だった。なんとも薄気味悪いこの冬だ。


2007年2月6日火

快晴、8:07〜8:40
9.8℃、ほぼ無風

不気味な暖かさ

アオゲラ

春のような日。あたたかくすごしやすいが、未だ2月初旬である。不気味な暖かさは決して歓迎できるものではない。各地から雪が少ないという暖冬の便りが届き、オホーツク海の流氷も見られないそうだ。ヒョウモンチョウやナガサキアゲハなど北限が上がった昆虫類、鳥類の北限も変動しているようで、以前はブラキストン線で分布が分かれていた種の北限が上がり、古い図鑑では北海道内にいないとされているジョウビタキが越冬し、メジロは普通に観られるし、ホトトギスも記録されている。地球温暖化の影響は既に具体的に現れている。危急なのは北極圏に住む生き物たちの存亡と海抜の低い島が海に沈んでしまうこと。問題が大きすぎてすぐに対処できないからこそ、今すぐにでも人類が一丸となって具体的かつ難しくない対策に取り組むべきだ。LOHASなんて言葉はどうでもよく、もっと個々人が自然観察に興味を持ち、気候変動による生態系の変化を知って危機感を持つべきだと思う。全ては観察からはじまる。


2007年2月5日月

快晴、8:10〜9:20
4.8℃、ほぼ無風

事件

ウグイス

身体に疲れが残っていたので朝少しゆっくり目にした。少し駆け足で巡回コースをセンサスした。鳥類相は相変わらずぱっとせず、最近はときめくような出会いが足りない。もっと朝早く起きて徹底的に探しこむことが必要なのだろうか、いやさして成果が上がるとは思えない。ここのところ良く目に付くウグイスの行動が藪から出て地上に降りたり、反対に木を登っていく光景。これも餌不足を象徴する行動なのだろうか。
通常通りに駅へ向かっているとバードリサーチTさんを見つけた。朝組のTさんがこの時間にここにいるのは珍しいので何事かと思った。ここで一つの事件が起きていた。そのおかげで私はここに釘付けにならざるを得ず、仕事に行けなかったが、何とか遅刻にならない時間に事は収拾したのでほっとしながら駅に向かった。


2007年2月4日日

快晴、9:30〜10:50
8℃〜14.8℃〜8℃、〜7.4m/s

風の日

エナガ

昨晩はすっかり飲みすぎてしまい、ほとんど再起不能になって折角の楽しい時間が短縮されてしまった。今朝は少しゆっくり目に起き、3人でパンドガーデンのチーズカレーパン、トーホーベーカリーのBLT、そして胡椒と間違ってバジルが振りかけられた目玉焼きを食べてフィールドに出た。風の日だった。冷たい北風が強く吹きつけてきて、鳥の影は少なかった。北の友としては『南国の鳥』が撮りたかったようだが、こういう時に限ってあまり姿を見せない奴らだったりする。謎のムシクイsp.を見かけたりしたが、結局、あまり面白みのない観察に終わってしまった。でも、気の置けない二人と地元フィールドを歩けて嬉しかった。
飛行機の時間も迫ってきたので、二人を駅まで送り、帰宅した後はムシクイの再調査。しかしながら出てきたのはウグイスのみだった。久々に時間が取れたので夕方までフィールドをうろつき、バードリサーチのメンバー多くと顔を合わせることができた。


2007年2月3日土

快晴、9:10〜9:50
9℃、ほぼ無風

楽しみな一日

ツグミ

北の友が来京している。今日は会社の全社大会というイベントがあるが、終わり次第三鷹まで大返しし、エレファントキッチンで楽しい酒宴だ。他にも気の置けない友人たちが合流してくれる。その後は我が城で楽しい2次会だ。そして明日の朝は共に井の頭公園フィールドを歩く楽しい鳥観だ。夕方まで暇がないので、小一時間ほど鳥観してからお酒と食料を買い込む忙しい朝となった。城を構えた目的の一つが気の置けない友人たちに遊びに来てもらうということ。城は早速機能している。いつもアウェイでお世話になっている分、ホームで一生懸命おもてなししたい。


2007年2月2日金

快晴、8:10〜8:40
6.8℃、ほぼ無風

ヒガラ3羽

ヒガラ

少しゆっくりめのスタート。冷え込みは厳しくなりつつあるが、今朝はさほどでもなかった。すっきりと晴れて実に気持ちのいい朝だ。
相変わらず鳥類相に変化はなく、観察はふるわない。まあ、餌が乏しいので必然的ではあるが。そんな中、かすかな声に呼ばれ樹上を見上げるとヒガラが3羽、せっせと餌探ししていた。なぜ、ここにと思い樹木を観察するとイヌシデで、冬芽が膨らんでいて一部開いているものもあった。ヒガラのお目当てはこうした冬芽の隙間にいる虫の類だろう。


2007年2月1日木

快晴、8:00〜8:40
7℃、ほぼ無風

プクプクプク

エナガ

久しぶりにトーホーベーカリーでパンを買い、ジブリ美術館の前で食べながら鳥を探していた。ペアになったと思われるエナガ2羽が活発に動き、私のすぐ目前まで近づいてきてくれた。息をひそめている時、エナガがそばまで近づいてくれるのは至福の時間で大歓迎だが、人を見ると寄ってくる餌付いたヒヨドリはお断りだ。
森を歩いていると枝越しにシロハラがパーチするのが見えた。シロハラはじっとしながら種を吐き出していた。光線も良かったので少し写真を撮ろうかなと思い、細心の注意を払いながらゆるやかにゆっくりと動き、枝が邪魔にならない位置まで移動、静止すると飛んでしまうので身体をゆっくり動かしてそのまま撮影体勢に入ろうとしたら、例のプクプクプクを言い放ちながら飛んでいってしまった。やはり枝一本のあるなしでも鳥類の安心感は大きく違うなぁと思った。
環境を考えるとき、バッファ=緩衝地帯は非常に重要な役割を果たす。その意味でグリーンベルトの厚みやバッファとなる藪や樹木の存在は生き物にとって非常に重要である。開発するとき、営巣木を残せば周りは切っていいというものではないし、木を移植しても環境を保全できることはできない。かぼそい水系、それも浄水場の水を流してかろうじて流量を保っている玉川上水、暗渠にして両サイドに樹木を移植するなど言語道断だし、沿岸の樹木のみを残して両サイドを道路にし、グリーンベルトを薄くするのも植生を著しく乏しくしてしまう。


2007年1月31日水

快晴、8:05〜9:05
8℃、ほぼ無風

クネクネ

アオゲラの求愛行動?

巡回コースを通って森へ着くとキツツキsp.が上空を飛んでゆくのが声でわかった。アカか、アオか。今季はそんな嬉しい悩みを抱えることができる井の頭公園だ。声の主をたどってゆくとアオ♂だった。そこで観たのは不思議な光景、アオゲラは高い梢にパーチしたまま、あまり動かない。そして、おもむろに首を伸ばしてクネクネするのだ。そしてその際には小さな声でぐぜる。しばらくじっとした後にまたクネクネをする。(なんや、こいつ)笑いながら観察を続け、5分ほど過ぎた頃に彼は飛んだ。近くのコナラにパーチしたので姿を確認すると、もう1羽雌がいた。なるほどあのクネクネは求愛のダンスのようなものだったのかもしれない。その後、雌が移動し、雄もついていったのでペアの写真を撮ろうと近づくと、アカゲラ♀が飛んでいった。(あれ?色が変わった?...笑)そしてアオゲラ雄はそれを追いかけるように飛んでいった。楽しみながら3羽のキツツキに翻弄された朝だった。


2007年1月30日火

快晴、7:47〜8:40
4.8℃、ほぼ無風

霜

スカっと晴れた空の下へ飛び出した。放射冷却のためかポイント1の畑には霜が下りていて、吐く息の白さに再び気づく。
天気も空気もとても気持ち良いのだが、玉川上水と森に鳥は少なく、静寂ばかり。バードリサーチ会長のMさんと共にしばし探求した。ウグイスがよく目に付き、同時に5羽視野に入ることもあった。木の幹を登っている個体もいて、なんともユーモラスだった。お目当ての青い鳥は見当たらなかったが、通過のみだとすればそれはそれで面白いデータだ。
バードリサーチのメンバーのおかげで署名は順調に集まっているようだ。この良好な自然環境と心の琴線に触れる景観を壊して道路にすることを望む人なんて、誰もいない。


2007年1月29日月

曇天、8:20〜8:45

玉川上水を遡って

梅

朝、署名集めをお願いしにバードリサーチYさん宅を訪ね、そのまま三鷹駅まで歩くことにした。外環道問題で今最も懸念しているのが玉川上水沿いの整備道路計画である。外環のインターができて周辺に渋滞が波及すれば必ず持ち上がるのが道路整備の計画。周辺の都市計画をみると井の頭公園エリアで最も植生と生物多様性豊かな玉川上水沿岸が危機に瀕していることがわかる。もし仮に万助橋下手の玉川上水を道路にするなどという大愚行(おそろしいことに実際に都市計画に含まれている)が実行されれば、緑地は分断され、希少種やRDBに分類される猛禽類の生息を脅かし、渡りの中継地として多くの鳥類にエネルギーを提供する役割が損なわれてしまう。湧水はますます減少し、玉川上水の水位は低下し汚れ、井の頭池を綺麗にするための『よみがえれ!!井の頭池!』運動も大きく後退してしまう。そんな恐ろしい未来像を体験するために万助橋から玉川上水を遡ってみることにした。風の散歩道と名付けられた整備道路は緑と土を極限まで削った生物多様性の乏しい道路だ。排ガスと脆弱な林床のせいか木々は弱々しく、生物も少ないのかいつ観察しても鳥類相が極端に乏しい。そういえば今季の春の渡りの際に考察したが、万助橋を境に完全に舗装され周辺は宅地でグリーンベルトの非常に薄い上流側と未舗装で周辺の雑木林や豊富な樹木と連絡し厚みのあるグリーンベルトの下流側とでは鳥類相が劇的に違った。橋を境に上下50mづつのセンサスをしてみて明らかだった。当たり前のことで、グリーンベルトが糸のように細い上流側には餌となる植物や昆虫類が少なく、隠れる緩衝地帯もない。これでは鳥たちが寄り付くわけがない。
生物多様性豊かな万助橋下流の玉川上水沿いの緑地帯は周辺で最も力を入れて護らなければならない貴重な環境である。
インター付で外環が通れば中央、関越、東北、常磐方面へ行くのにとても便利になるが、私はそんな便利は全く要らない。便利さばかり追求していたら、日本中が道路と宅地になってしまう。
他にも問題山積みの外環受け入れについてはNo!である。さあ、まずは署名を集めよう!


2007年1月28日日

快晴、8:53〜10:20
9.0℃、ほぼ無風

署名しよう!

エナガ

今日も地球温暖化の影響か春のような朝だ。作業が絶え間なくあり、シゴトは今日も続いてゆく。今週は70時間以上は働いている。
さて、そんな忙しい時に行動しなければならない問題が浮上している。それは外環自動車道を三鷹市に受け入れるかどうかの問題である。私が精査したところでは、環境影響の他に渋滞やその解消のために進められるであろうさらなる道路整備、交通事故増加、健康被害、マイナスが大きすぎてとても認められない。現在、その是非について住民投票を実施しようという気運が高まり、実現のために署名を集めている。私も井の頭BRのメンバーの力を借りてささやかながら協力することにした。
三鷹市在住の方はぜひ署名にご協力をお願いします!


2007年1月27日土

快晴、8:29〜9:35
7.6℃、ほぼ無風

鳥日和なのに

エナガ

春のようなおだやかな朝だった。これで一日のんびりと井の頭公園中をフィールディングできれば最高なのだが、仕事が仕事がシゴトがー!というわけで、いつものようにセンサスしながら駅へ向かった。
ポイントNで剪定されたコナラにアカゲラ♀がいるのを見つけた。ほどなくそれはアオゲラに追い払われてしまったが、一瞬の呉越同舟?を愉しむことができた。
後は一日仕事だった。折角の鳥日和なのに、室内でデスクワークの一日だった。


2007年1月26日金

晴れ、8:05〜8:35
6.8℃、ほぼ無風

励ます者

カシラダカ♀

時間が足りない。弱音を吐いてはいけないが、一日にプライベートに割ける時間が少なすぎる。時間の流れが半分くらいにならないかなぁと思う今日この頃。これで面白い観察ができればいいのだが、相変わらず冬鳥は少ない状況だし、何やら餌をまいて写真を撮っている方がいるらしく、その対応をしなければならず、また仕事が一つ増えた。
そんな厳しい状況だが、雑木林でホオジロ系の地鳴きを聴き、胸が躍った。声質からカシラダカだとすぐにわかり、まもなく姿を見つけることができた。『捨てたもんじゃないよ』と言い捨てるようにこちらを一瞥して木々の隙間の青い彼方に飛んでいった。そういえば昨年はツミに励まされたっけ、そんなことを思い起こした。


2007年1月25日木

快晴、7:50〜8:22
5.8℃、〜5.2m/s

東京吉祥寺ライオンズクラブでの講演

ライオンズ例会

朝、公園の管理者にご挨拶し、今後公園内の伐採や剪定を含む環境整備の計画を随時事前にご提供いただくことになり、私たち井の頭BRからは鳥類の観察情報と生息状況をお伝えし、相互に情報交換・共有することで鳥類に対する『意図しない悪影響』を可能な限り避けるという点で合意した。担当者は熱意に溢れ優秀な方であり、自然を大切にしたいという想いと管理者として危機管理上リスクのある樹木を伐採しなければならないという立場との狭間で苦悩があるようだ。お互いにとって、いきものにとって幸せな状況を目指したい。自分たちの立場だけを主張していては物事うまく運ばない。お互いの立場を思いやり、尊重し、いいコミュニケーションを深めて協働したいと思う。
夜は井の頭かんさつ会のメンバーが東京吉祥寺ライオンズクラブの例会にご招待いただき、私は井の頭公園の野鳥について紹介するプレゼンを行った。かんさつ会を支援してくれている武蔵野市議会の山下議長も多忙の中時間を割いていただき駆けつけてくれた。ライオンズクラブの方々は奉仕と社会貢献の意識に溢れ、『よみがえれ!!井の頭池』運動を強力に推し進める原動力になっている。餌やりの禁止を皮切りにいろいろな面で協働してゆきたいと襟を正した。


2007年1月24日水

曇り、8:07〜8:40
7.2℃、ほぼ無風

回想

ツグミ

薄暗い曇り空だった。肌寒く、風景がくすんだ色に見える。昨日と対照的にあまり気分が乗らない朝だ。これで鳥が多ければ気分が高揚するのだが、残念ながらそれは少なく、粘り強い探求の継続が求められている。
公園の森を彷徨うように歩き、通勤通学の人影が不意に消えた刹那、北海道での1シーンを回想する。一面の白銀が曇天によって輝きを失い、くすんだ風景の中に鳥たちの姿が見かけられない『死の世界』。東京のかすかな、小さな自然に身を置いている時、その記憶を重ね合わせる時間。


2007年1月23日火

快晴、8:10〜8:40
5.9℃、ほぼ無風

まんまるうぐいす

ウグイス♂

清々しい朝だ。遠くはるか彼方まで抜けるように澄んだ空の蒼に心が洗われる。またトーホーベーカリーにパンを買い込みに行って楽しんだりしていたのでスタートが遅くなってしまった。
玉川上水に出るとシジュウカラ数羽がいつもより活発に活動し、さえずっていた。気温は低めなのだが、なんとなく春のような空気感、鳥たちも心を弾ませているのだろうか。
照葉樹の暗がりで羽毛を最大まで?膨らませてまんまるなウグイスが動き回っているのを見つけた。白い毛糸球が枝の中を跳ね回っているようなユニークな光景に微笑んだ。
雑木林のコナラではアカゲラ♀が一生懸命工事をしていた。朝仕事に行く前にアカゲラを観察できるのだから、このライフスタイルは粋で贅沢だ。
弁天の赤い小さな橋の欄干にはカワセミがパーチしていて、紅と蒼の対比をしばし愉しんだ。


2007年1月22日月

小雨/曇天、7:37〜9:00
6.6℃、ほぼ無風

仕事へ向かう人

ツグミ

雨が上がったのを見計らってbirrrdさんを井の頭フィールドに案内。晩秋まではなかなか面白い観察ができた我がフィールドだが、最近は少し寂しい状況。しかも曇天とあって今ひとつ盛り上がらないが、内地らしい種を少々と私の巡回路を紹介した。
大荷物のbirrrdさんと一緒に総武線に揺られ、新宿で別れた。これから北へ帰り、そのまま仕事というから実に行動的でタフな御仁だ。次回は北で再会したい。


2007年1月21日日

晴れ/曇り、11:10〜14:30
10.8℃、〜2.5m/s

北の友南より来る

エナガ

久しぶりにのんびりした時間を少し確保できた。約3時間ほど井の頭公園周辺フィールドをゆるりと巡回センサスした。相変わらず鳥類相は乏しく、変化が欲しいところだが、いつも繰り返し自身に言い聞かせるのは『いないこともデータの内』だ。現象には理由があり、大切なことは分析のベースとなる調査とデータ。この地における井の頭バードリサーチのモニタリングは研究と分析の礎を築いている。一人一人の好きと情熱の結集が力になっている。
夕方、客人が吉祥寺に到着。北の友、birrrdさんがコスタリカからの帰路、我が城に遊びに来てくれた。1年ぶりの再会を行きつけの三鷹『季節の詩』で祝した。


2007年1月20日土

くもり/初雪舞う、8:00〜12:00
4.5〜6.8℃、ほぼ無風

初雪

観察会オリエンテーション

前夜飲んでいたが、1月のカモセンサスを敢行。今回もOさん、Sさんにお手伝いいただき、カウント作業ははかどった。集計した結果は前月よりも数が減っていた。
そのまま19回かんさつ会になだれこんだ。今回は冬芽がテーマ。かんさつ会は屋内でのオリエンテーションからスタート。小町さんが冬芽周りの用語解説をしてくれ、予習が済んだところでフィールドに出た。冬芽の観察は楽しい。その仕組みを左脳で科学的に考えるのも面白いし、その造形を『いろいろな顔』になぞらえて右脳で感覚的に味わうのも楽しい。後者に関しては同じ種でも部分によって表情がずいぶん異なるので各自、自分のお気に入りを探すのに夢中になっていた。個人的にはミーハーだがオニグルミのそれが好きだ。
夜は家族以外のお客さん第一号が来宅。飲んだくれの夜が更けていった。


2007年1月18日夜、19日金

快晴、8:10〜8:40
6.3℃、〜5m/s

炭素繊維

勉強会光景

18日夜、東京吉祥寺ライオンズクラブの勉強会に出席させていただき、小島昭先生の講演を拝聴した。テーマは『炭素繊維』 ???と思われる方が多いのも無理はない、要はカーボンファイバーである。釣竿やゴルフクラブ、自動車やバイクのパーツなどに使われ、私の場合は三脚が最も身近な製品だ。
すわ転職か?いえ違います。私ももう30半ば。予備知識のない素材産業を今から一から勉強しても無駄でしょう。
勉強会は転職準備ではなく、実はこのカーボンファイバー、水を浄化する効果がある。それも生物の力を活性化しながら浄化するもので、絶大な効果があるという。確かにこの日pptとビデオで見せていただいた実績を見る限り、驚嘆に値するドラスティックな効果がある。井の頭池を綺麗にする『よみがえれ!!井の頭池!』運動に参画している出席者全員が小島先生の講演を興味深く聴いていた。私も強く感心させられた。これならいけるのではないか。

エナガとコゲラ

今朝は少しスロースタート。トーホーベーカリーにパンを買い込みに走ると冷たい風が強く頬をはたいた。森は変わり映えしない、といえるほど観察の時間が確保できていないのが情けない。エナガの群れを3つほど観察したが、シロハラやツグミを観ることができなかった。仕事が毎晩遅いとはいえ、こんなことではいけない。明日のカモセンサスは気合を入れ直して臨まなければ!


2007年1月18日木

くもり、8:00〜8:35
6.9℃、ほぼ無風

冬桜

冬桜

昨日、市ケ谷土手の公園で花が咲いているのを見つけ、梅にしては早いなと近づいてみると樹皮が桜そのものだったので、早いなーと思い樹種を見ると冬桜とあった。11月と4月の2回開花する種で、年明けの開花は河津や寒桜、寒緋桜の方が早いはずだが、なぜか1月の半ばに開花してしまった。そういえば昨年の夏には大山桜が狂い咲きしていたし、植物の専門知識のない身としては気温が高めなのかなぁと漠と思うより他にない。
今朝も井の頭公園の鳥類相に大きな変化はない。印象としてはさらに少し冬鳥の数が減った感じがするのと、最近エナガを比較的大きな群れで見かけることが多いこと、カワラヒワも少し大きめの群れで見かけることが多いこと、ムクドリをよく見かけること、などだろうか。具体性に乏しい印象の話だが、こういうものも沢山集めると仮説の種になり得るから思いつくままに書いてみた。


2007年1月16日火

晴れ、8:00〜8:40
4.8℃、ほぼ無風

チュー

シメ

土曜日の観察会の下見だったが、予期せぬ誤算で寝坊してしまい、ほとんど時間がない状態でやっとかんさつ会メンバーに合流するという情けない朝だった。今回のテーマは冬芽。冬の定番テーマながら今まで取り上げなかったテーマだ。冬芽のユニークな『表情』を探すのは楽しい。
そんなわけで今朝はほとんど観察ができなかったが、家から2分のポイントで引越し後初めてモズ♂を観察できて嬉しかった。森ではOさんが観察中で、地上採餌するシメをデジスコで撮影していた。シメは採餌に夢中でほとんど警戒心らしいものを示さなかった。
それにしても今朝は冷え込んだ。身も心も引き締まるような、冬の張りつめた空気の中でチューという声を聴いた。ヒガラの声だ。この声を聴いたらアカマツの高い位置に自然に視線が行く。この小さな、小さな鳥のシルエットが見えると愛おしくなってしまう。


2007年1月15日月

快晴、8:00〜8:40
4.8℃、〜1.5m/s

黒の攻防

ねこちゃんとカラス

トーホーベーカリーでパン選びに時間を取られて出るのが遅くなってしまった。今朝はサクサクカレーパンを確保できた。
気持ち駆け足気味に玉川上水を遡った。BR朝組Oさんとすれ違い、アオゲラ♂観察の記録を受け取った。森をセンサスしても今ひとつ面白くない状況だった。そんな中、観察窓の上にハシブトガラスがいた。彼は水場で水を飲んだ後に後ろのコナラにパーチした、とその傍らに黒いねこちゃんが昼(朝)寝しているのが目に入った。次の瞬間、カラスは細かく枝移りしてねこちゃんに近づいたかと思うと突くようにその毛をむしりはじめた。ねこちゃんは眠いのか初め無視して目を閉じていた。それをいいことにカラスは繰り返し毛をむしっていたが、とうとう何回目かに猫パンチが繰り出され、カラスは馬鹿にするようにそれをかわして離れた。他愛のないそんな黒の攻防を観察し、思わず声を上げて笑った朝だった。


2007年1月14日日

快晴、10:30〜16:30
12.1℃〜10℃、〜2.8m/s

動物園の中に集結!?

エナガ

昨日昼から夜まで飲んでいたダメージはしっかり残り、再起不能状態で公園へ。今日は最近確認されたトラツグミを観るのを楽しみに出かけた。
トラツグミ場所以外は相変わらず鳥が少ないが、それでもエナガの群れが活発に動き、青い空の下で井の頭公園の冬を十分に味わえた。ある鳥を見つけたことで、データを取るためにそれが飛ぶのを待っているといつまで経っても飛ばず、トラツグミを観たいのに結局3時間も動けなくなってしまった。
午後は井の頭BR会長のMさんと共に井の頭自然文化園の事務所にお伺いし、分園内で予定されている工事について詳細をうかがった。以前にアオバズクが利用していたアカマツがその事実を知られずに伐採されてしまったことがあり、その件を含め会として公園整備や鳥類の利用する樹木について管理サイドにコンタクトして話し合った結果、工事の計画がある際はご連絡をいただけるようになった。今回ももちろんBRとして確保している情報をお伝えした。お互いに情報共有できない状況で生き物たちが脅かされることほど虚しいことはないので、今後も管理者としっかりコミュニケーションをはかってゆきたい。
さて、日も傾いてきた頃井の頭BRのメンバーは井の頭自然文化園本園の中に集結していた。そう、お目当てのトラツグミは園内に出没していたのだった。しかしながら、再発見はかなわなかった。それでもウソやルリビタキ、アカハラなどは観察できていい日だった。


2007年1月13日土

NACOT新年総会

新年総会の様子

会社のイベントに出て昼から飲んだくれ、久しぶりに神保町に行って本を買った。夕方は恒例市ケ谷八幡でのNACOTの新年総会。近況報告を行った。ちょっと飲み疲れ気味だ。


2007年1月12日金

曇天、8:10〜8:40
8℃、微風

待望の変化

イカル

トーホーベーカリーの食べ残しを片付けて出陣。最近スタートが遅くなりがちだが、仕事で夜が遅くなっているので、ある程度ゆとりは欲しい。もう少し早く寝られれば、もう少し早く起きられるのだが...
森に大きな変化はなく、昨日のアカゲラとの再会をほのかに期待して歩むのみ。ふと、シメがやけにうるさいのに気づき、何気なく双眼鏡を向けてみると...!...嘴の黄色が目に入った。イカルだ!
今季イカルは秋の2,3日少数が姿を見せたのみで、その後姿を見かけなかったので嬉しい出会いだった。写真を拡大してみるとイカルがたかっているのはエノキの残りの実だった。ここはシメのテリトリーだったので、不意に飛来したイカル5名が勝手気ままに食料を食べる行為にひどく憤慨した気持ちはよくわかった。ただ、シメとイカルが喧嘩するとイカルが百戦百勝なのだった。
午後はトラツグミ2羽が確認され、変化はわずかではないのかなと思った。トラちゃん、明日探そうっと!


2007年1月11日木

快晴、8:07〜8:45
6.1℃、微風

赤啄木鳥

雑木林の樹木とアカゲラを見上げる

今朝も冷え込みはそこそこで、タイツという概念はとりあえず頭から消え去った。今日は仕事の都合上、スーツにダレスバッグというスタイルだったが、やはりダレスバッグで片手がふさがると、ちと観察しにくい。
お気軽なトーホーベーカリーのパンを買い込んできて食べてから出陣した。朝からやきそばコッペパン、コロッケコッペパンと濃かった。収穫は一口サイズのかぼちゃドーナツが美味であることを発見したこと。今度オフィスの仲間に買っていってあげよう。
森に大きな変化はないが、Hさん宅前のシデ、コナラ、カツラをアカゲラ♀がハシゴしていた。今朝は広角ズームしかなかったので、アカゲラと樹木と家を一緒に撮影した(はずだが写真を見返すとアカゲラが『消えていた』)。


2007年1月10日水

快晴、7:50〜8:45
5.1℃、ほぼ無風

尾の短い鳥

変なウグイス

朝は昨日より暖かかった。実は昨日の寒さ体験を想い出してタイツを用意していたのだが、必要なくなった。一昨日パンドガーデンで買ってきて冷蔵庫に入れてあった『チーズカレーパン』と『パンドフランス』を食べ、出陣。
家からすぐのポイントは今季ふるわないようで、未だムクドリ、メジロ、キジバトくらいしかみかけない。モズやジョウビタキが見たいなぁと思いつつ、そういえばこのポイントの向かいは生産緑地だったものが住宅地になってしまったのだと思い出した。些細な開発が些細な変化を招いているのかもしれない。
森ではサワラに丸っこい小鳥がちょろちょろしているのを見つけた。尾羽が極端に短く、丸っこいフォルムに一瞬ドキッとさせられたが(とりやは見たこと聴いたことのないものに出会うと胸が躍る)、以前にAさんが確認していた『尾羽のないウグイス』の話を思い出し、納得。
W橋そばのNさんにお会いし、北海道の話いろいろで盛り上がった。話を聴いている内に旅心が温まってきたが仕事という現実の前でそれは着火するに至らなかった。しかしながらもうすぐ北海道の友がこちらに来てくれる。ありがたく、豊かなことだ。


2007年1月9日火

快晴、7:42〜8:45
3.4℃、ほぼ無風

凍った水たまり

今朝は一段と冷え込んだ。『顔が冷たい』感覚を再び味わいながら出陣した。引越しで奥から出てきたクラークスのデザートブーツを履いて出たが、靴底が薄いせいか地の冷たさがダイレクトに伝わってくる。これは失敗だった。
家から5分、玉川上水沿いを歩くと水たまりが凍っていた。今シーズン一番の冷え込みに次第に身体が冷えてきた。エクスペディションのアンダーウェアを着込めば快適に観察できるのだが、電車とオフィスの暑さを思うとどうしても敬遠せざるを得ない。オフィスに着いたら脱げばいいのだが、トイレで着替えるのも面倒であり、もう少し寒くなったら考えよう。
ヒヨドリがツグミを追い、カケスがヤマガラを追うのを眺めながら仲良くしろよ...と苦笑していた。凍える寒さも抜けるような青空を見上げると不思議と心地いい。


2007年1月8日月

晴/曇、15:15〜17:00
11℃〜8℃、〜3m/s

実を食べるカケス

さらに整理整頓を進め、雑事に追われていると午後になってしまった。三鷹に買い物に出かけ、帰ってきて昼食を食べ、やっと観察に出ることができたのは15時過ぎだった。特筆すべき観察はなかった。鳥の少なさを再確認する状況で、カラ類とカケスの活発に動き回っている様子だけが目立った。Aさんと共に餌がないのだなぁと嘆いた。ムクノキのほんの数粒だけ残った実を確認していると目線にカケスがパーチしていて、何やら食べている。貯食していた実だろうか。カケスは途中まで食べていたモノを落としてしまって、下を覗き込んでいた。拾わないんだ、本当に物忘れが激しいのだろうか?などと考えた。
帰って写真を拡大してみるとカケスが食べていたのはクルミのように見える。この餌不足の状況でどうやってこれを確保したのだろうか、不思議だ。


2007年1月7日日

快晴、9:10〜12:30
13℃〜11℃、〜10m/s

風の日

ルリビタキ

雨が上がり、強い冬型になると聞いた。西高東低になると日本海側は雪、太平洋側は晴れる。予報通りだった。冷えると聞いていたので今シーズン初めてパタゴニアのR1をはいて出たが、気温は高かった。荒れ気味と聞いていたので遠征観察会を中止にしたが、判断ミスだっただろうか。
今日はコースを拡張せずに巡回コースをそのまま行った。公園へ入ると以前にお会いしたカケス狙いのお二人に再会し、減ってしまった冬鳥の状況を嘆いた。めげずに探そうと歩き回るとオオタカを見つけることができたが、すぐにロストした。目立った観察ができないので、重箱の隅的な場所を探し回ったらツグミ、シロハラ、ルリビタキと立て続けに見つけることができた。ウソの声は聴けない、と思っていると次第に風が強まってきた。気温は高めだが、風で身体が冷やされる。集まってきたバードリサーチのメンバーもこれには参った。昼過ぎに早々に引き上げることにした。
帰宅すると洗濯物がバルコニーの上を移動していた(^^;夜、ますます風が強くなっている中、天気図をチェックし、見たこともないような等圧線の密度に驚いた。これは風が強いわけだ...ただただ驚嘆した。


2007年1月6日土

雨の日

よつ葉のチキンライス

朝からしっかりした雨だった。昨晩の日本酒のダメージを残しながらスタートの遅い朝を迎えた。窓を開けるとまとまった雨が降っており、観察に出かけるのは難しそうだと判断した。床暖房を入れて転がり、思索するのはさて朝ごはんどうしよう。年末年始の休みで閉まっていた店も今日あたりから開き始めている。真っ先に思い浮かんだのはトーホーベーカリーだが、今ひとつ芸がない。そこで天然酵母パンの店sanaに行ってみることにした。ここはトーホーベーカリーとは対照的に厳選された材料でヘルシーなモノづくりをしている小さな店。心地よい香りのする店内でベーコンエッグマフィンが出来上がるのを待った。スープとヨーグルトのセットが嬉しい。マフィンは今まで食べたことのない香り豊かな逸品だった。他のパンもいろいろ試してみたいのでまた足を運びたい。
居心地のいい新居で一日中片づけをして過ごした。夕食は吉祥寺に買い物に出つつの開拓を検討したが、口コミサイトを巡っている内に手出しがしにくくなり、結局自宅近くの庶民隠れ家的な店ののれんをくぐってみることにした。気になっていた『いなか茶屋』は休みだったので、しかたない気持ちで入った焼き鳥屋『よつ葉』が大当たり!食べ物お酒両方もメニューの豊富さと安さ、気の利いた内容はB級グルメ魂が震える秀逸さだった。家のすぐそばにこのような店があると、ある意味でキケンかもしれない。


2007年1月5日金

快晴、7:20〜8:00
4.8℃、〜2.7m/s

新スタート

ツグミ

仕事初めの朝、冬らしく冷え込んだ。今シーズン初めて顔が冷たく感じた。霜もおりていた。冬らしくていい。やがて冬が深まり寒さが厳しくなるとタイツが必要になるだろう。短い観察、内容はあまり濃くなかったが、ルリビタキを観察することができ、それで満足だった。
会社は今日から新組織での出発。かなり足早に雑務を片付けたがあっという間に夕暮れに。慌てて本社に移動し、発会に参加した。


2007年1月4日木

免許更新

IC免許証

休暇最後の日、早起きして免許の更新に行ってきた。今日からIC免許証導入だったが、決してそれに合わせたわけではなく、年末忙しくしていて誕生日も過ぎ、年末年始の休暇中に運転免許試験場がやっているのが今日しかなかったのがたまたま初日に当たっただけだ。とにかく面倒な手続きを朝一番で終えてすぐに帰ってくるつもりだった。
バスを乗り継いで府中の試験場へ。『開店』10分後に到着したら既に『お店』は長蛇の列。世の中で2番目に嫌いな『行列』に並ぶことになった。しっかりと設定されたルールに従って黙々と列が進む流れに乗る。退屈な時間、思わずマンウォッチングする。こういう場に来るといつも目に付くのがヤンキー風の兄ちゃんやヤクザ風のおっさん。それからジャージに突っかけなヤツ。パブリック意識が全く欠落している。人が大勢集まっているのだから風貌も多様なのは当たり前だが、同じ大勢の人々が集まるターミナル駅ではあまり見かけない人種がこのような場では多いのが不思議だ。
講習というやつを受け、例によってビデオを見せられた。かつてのビデオテープはDVD媒体に変わり、映像の内容も現代風にリニューアルされていた。福留さんがレポートするような形式で、ニュース風に事故の事例を紹介する映像になっていた。かつては室内の照明を落とし、スクリーンで『人形が飛びまくる』悲惨な映像を『上映』していたが、今は現代報道番組風のルポぽい映像をDVD+大型液晶テレビで室内灯を消さずに流すので雰囲気はかなり明るくなった。ただ『脅し』は健在だった。飲酒運転で他者を重度障害者にさせてしまった中年男性は交通刑務所に服役、服役中の加害者男性に代わってその妻が被害者と家族を毎日病院に訪ねるという設定。問題は『病気がちで身体が弱い』加害者の妻が償いの日々に疲れて遺書を残して自殺してしまった、というシナリオ。ちょっとやり過ぎだろうと苦笑させられた。
『大商い』の試験場でICらしき免許証を受け取ったのは約2時間半後。本当に面倒な手続きだし、嫌な雰囲気の場だ。


2007年1月3日水

曇/晴、9:12〜12:00
11℃〜12.7℃、〜2.7m/s

初詣

神明社

あたたかな朝だった。風がおだやかで春先のような朝だった。昨日よりもさらにルートを拡張し、センサスを開始。状況は大きく変わらないものの、宝探しの野歩きにはいつもワクワクさせられる。丹念に観察をするがツグミ、ウグイス、アオジ、シメばかりで、アカハラ、シロハラ、ルリビタキが見つかると嬉しいくらいだった。
I農園で鳥おじさんに会い、共にセンサスを続けた。ぱっとしない状況の中で井の頭公園へ入るとKさんに出会った。その後オオタカをNさん親子と共に観察することができ、一つの目標達成。ウソ♂も出て良き日だった。
帰宅後再び拡張ルート方面へ向かい、新居一帯の守り神である神社に初詣。おみくじは大吉。その後吉祥寺へ出て雑貨屋、家具屋を周りまくった。新居には未だダンボールが残っているが、だいぶん体裁が整ってきた。


2007年1月1日月

快晴、9:38〜11:10
7.3℃、〜1.5m/s

2007年元日鳥初め

アカゲラ♀

年明けの朝は穏やかに晴れた。気温が下がったが風がおとなしかったので、さほど寒さは苦にならなかった。新居からの『拡張巡回コース』をさらに拡張し、センサス開始。ほどなくウソの声を耳にし、久しぶりにアカハラを確認。キウィ畑をチェックし終わると井の頭バードリサーチ顧問のFさんに出会い、共に新年最初のセンサスを。鳥おじさんやSさん、Yさん、Nさん親子にお会いし、共に鳥初めを。Nさん親子にお暇した直後にアカゲラ♀を発見!すぐに『Nさーん、アカゲラーー!』と声を出したが既にNさん親子をロスト(涙)代わりに通りすがりの親子連れの方が『どこですか』と反応してきた(^^; アカゲラは比較的至近で観やすかったので親子連れに双眼鏡を渡すと親御さんと3人の小学生は交代でじっくりと観察することができ、大いに感激してくれたので私はHappyだった。相変わらず家の片づけが残っているので満足感に包まれつつ、すぐに引き上げた。


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