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2006年12月31日日

快晴、10:00〜11:20
9.4℃、〜7m/s

2006年鳥観納め

ウソ♂

相変わらず部屋の片付けが終わらない。2日には新居見物で親族が遊びに来る予約が入り、なんとしても一両日中には部屋を整理整頓しなければならない。しかしながらモノが多すぎる。引越しの前後でかなり処分をしたのだが、それでもまだまだモノが残っている。本当は整った状態で新年を迎えたいのだが...常に作業を続けても終わらないのだから、これは物理的に仕方がないということだろう。
そのような状況下でも毎年恒例の鳥観納めを外すわけにはいかず、午前中に出陣した。未だ強風の残る中、新たな巡回コースを拡張してセンサス。井の頭バードリサーチの仲間に出会いながらの短い1時間20分はウソ♂での鳥観納めとなった。
再び片付けの戦場へ戻り、あちこち必要物買い物戦を転戦、帰宅後は食器洗浄乾燥機を自ら取り付けて、やっとシャンパンをやりながら紅白歌合戦。でも片付けは終わりなき旅の途上という塩梅だ。


2006年12月30日土

快晴
風強し

片付かないー

チャオ・チェンマイ

昨日から年末年始の休暇に入ったので本格的な開梱作業に入ったのだが、前家に残したブツの撤去やゴミの処理に終われて作業は遅々として進まない。よくもまあ、これだけモノを集めたものだと思うくらいの物量に、自身で驚くばかりだが家にいない趣味人の7年半はこんなものなのだろう。折角の新しい城、今後は整理整頓して快適な我が家にしよう。
トーホーベーカリーの朝食を楽しみ、進まぬ片付けに取り組んだ後、公園を通って買い物へ。もちろん胸にはスワロフスキーEL 10x42を。気分転換に散歩バーディングと洒落込んだ。森で井の頭バードリサーチの仲間に出会い、最近の観察状況を確認。冬将軍の寒さにも負けずに皆精力的に観察に取り組んでいる。
ペパカフェフォレスト、南ぬニライカナイとも年末の休みに入っていたので開いていたタイ料理『チャオ・チェンマイ』に入ってみたが、とてもさっぱりした『タイ風料理』という感じで正直物足りなかった。


2006年12月28日木

晴れ、7:50〜8:45
9℃、ほぼ無風

パン屋さん

トーホーベーカリー

前家の近くには『パンドガーデン』という秀逸な店があり、ここの粒ぞろいのパンを頻繁に楽しんでいた。転居後は地理的・時間的に滅多に食べられないのが残念だが、救いはありそうだ。新居の周りは近くにコンビニもなく不便だが、なぜかパン屋さんは何軒もある。『トーホーベーカリー』はその中の代表格で、歴史ある名店。コロッケコッペのようなコッペパンベースの『食事パン』をラインナップするのに象徴されるように伝統を生かしつつ、照り焼きチキンラウンドサンドのような新しい試みにも意欲的に取り組んでいる。この日初めて店に足を運んだが、朝からひっきりなしにお客さんが訪れるのに感心。パンの種類が多くワクワクするし、大勢いる従業員はてきぱきと動き活気があって気持ちいい。『パンドガーデン』とは色合いが違うが別のいい店が近所にあるのは嬉しい。


2006年12月27日水

くもり、8:00〜8:43
14℃、微風

雨上がりの公園

カワウとゴメ

それにしても昨晩の雨はひどかった。嵐のような風雨の中、ほろ酔いで三鷹駅に降り立った私を待っていたのはバス停に連なる行列だった。行列と渋滞が世の中で2番目に嫌いな私は、徒歩圏とはいえない新居まで激しい風雨の中を歩くことにした。雨風は次第に激しくなり、あちこちに川や池が出来上がっている光景に苦笑。公園の未舗装の部分を通らないようにしたが、舗装部分なら快適に歩けるかというとそうではなかった。結局、暗闇の中で川渡りを敢行する羽目になり、足元びしゃびしゃでやっと家にたどり着いた。すぐに『自動お湯張』して風呂に飛び込んだのは言うまでもない。
今朝は雨上がりの動きを期待して出かけたが、予想に反して今ひとつの結果だった。気温が高く、日中の最高気温は18℃と予想されており、首を傾げるばかり。


2006年12月25日月

くもり、7:40〜8:40
8.2℃、微風

新しい城

新しい城より

週末に引越しし、今朝は新しい城からの出陣となった。新しい拠点はダンボールの海に埋もれていて年末年始も開梱作業と整理整頓に追われるのは必定だが、賃貸とは比べ物にならない広さ、また細部まで行き届いた便利な設備の満足感はとても高い。その代わり、気が遠くなるようなローン地獄に突入したわけだが...バルコニーから遠くに見える井の頭公園の緑を眺め、思索した。
井の頭バードリサーチのメンバーの土日は充実していたようだ。好天に恵まれ、紅葉で採餌するウソをじっくりと観察できたとか、それも30分以上とまっていたとか、嬉しい声を聞きながら梱包と運搬の作業に取り組んでいた。
新しい城からの出陣、最初のポイントは2分以内。例年ジョウビタキやモズが確認されているが、今朝は見当たらなかった。代わりに路上のハクセキレイが新城鳥観第一号であった。そこから玉川上水まで3分。さらに井の頭公園の観察の中心地まで5分。自宅を出てすぐに観察に入れる実に理想的な環境である。駅からは離れたし、周囲に店も少なく不便だが、それに代えがたい生活環境を手に入れた。
今朝はルリビタキやウソの声を聴きながら、落ち葉をかさかさと奏で歩いた。久しぶりに低い場所のアオゲラをじっくりと観察できたのが嬉しい朝だった。

アオゲラ♀

2006年12月22日金

曇天、7:45〜8:45
9.7℃、微風

カケスばかり

カケス

風が湿り気を帯びているのをなんとなく感じながら井の頭公園へ。嫌いな曇天の空気で今朝は気分が乗らない。森の鳥の少なさも気分を滅入らせる原因だ。まあ、いつも言うように『少ない』『いない』も大切なデータになるので、淡々とセンサスするのみ。しかし、どうせなら楽しくデータが取れたほうがありがたいのだが。
森の鳥類相に大きな変化はないが、この時期にピラカンサが売り切れというのは前季と大違いだ。今季は本当に餌となる実が少ない。ヒヨドリがネズミモチにたかっていた。鳥たちはせっせと地上採餌しており、今朝は招かれざる客のソウシチョウがアオジのように地上採餌していた。森でこそこそ動き回るカケスがやたら目につく朝だった。


2006年12月19日火

曇り、7:55〜8:45
6℃、ほぼ無風

人懐こすぎるアオジ

アオジ

寒い朝だ。寒さは嫌いではないが、今朝のように曇って寒い朝は嫌だ。放射冷却でもっと気温が低くとも、すっきり晴れて抜けるような青空が広がっている方がいい。
公園の鳥類相はここへ来て再び変化をしているようだ。あれだけいた冬鳥たちが数を減らしているようだ。今朝はツグミの声さえ聴けなかった。餌がないわけではないが少ないのは確か。早々に見切りをつけて移動してしまったのだろうか。
池のほとりでアオジが地面で採餌しているのを見つけた。写真を撮ろうと思ったが、すぐに通行人が来たので飛んでしまうと思った。しかしアオジはすぐ目の前をおっさんが鼻歌を歌いながら通過しても飛ばなかった。それどころか、おっさん通過後はホッピングしながら私の方へ向かってくるではないか。アオジは数メートルの距離で待機していた。それは人が手を振ると餌が虚空から現れる奇跡を期待しているようだった。野性を減らした情けない姿だ。


2006年12月18日月

久保田と万寿

久保田利伸撮り下ろし!

MTV iCONのオフィシャル取材で久保田利伸を撮影。日本人初のMTV iCONに選ばれた久保田利伸が来日し、プレス発表を行った。今回はプレスの後に撮り下ろしをする仕事があり、これがやりがいがあった。私の身近なところに20年来の久保田ファンがおり、今もバリバリクルーというファンクラブの会員であり続けている。そして、長年会員であるゆえに『万寿』の位を得ているらしい。なるほど久保田だから『寿』なのだ(^^)。『万寿』会員は『碧寿』会員よりグレード?が上らしい。いずれにしても、そんな話題をさせていただきながら久保田さんとのフォトセッションに取り組んだ。考えてみれば私も中学生くらいから久保田さんの作品に囲まれて成長してきたのだと思うとなかなか感慨深いものがある。いい仕事をご一緒させていただき、ありがたいことだ。


2006年12月17日日

忘年観察会

観察会風景

忙しさからか体調を崩したようで、朝からの観察会をキャンセルしゆっくりと休息を取った。その後、少し体調が良くなったので必死になって引越しの荷造りをし、夕方は井の頭公園へ。夕暮れの観察会+忘年会の忘年観察会を行った。予定していた段取り通りに鳥類が動かなかったが、オオタカの塒入りの様子を皆で観察することができて有益だった。
メインの忘年会も多くの方に参加いただき、皆良く呑んで盛り上がった。かけつけてくれた自然観察指導員講習同期の仲間との忘年会も兼ねることができた。浮世の雑事をすっかり忘れ、どんどん後を忙しくしている(汗)


2006年12月16日土

変なルリビタキ

ミラーの上のルリビタキ

引越しを控え忙しい毎日が続く。その合間も諸活動をなるべく休まず続けよう。今朝は12月のカモセンサス。先月に続き、Yさん、Sさん、Oさんにご協力いただき、田中利秋さんも駆けつけてくれた。カモの数は微増に思えたが、集計してみると確実に増えていた。
カモセンサスが終わればすぐに引越しの荷造りに励まなければならないところだが、フィールドに出ると真っ直ぐ帰れない。少し観察をしてゆくことにした。森に移動し、観察開始。すぐにルリビタキ♀タイプが見つかり、少し進んだところでも別個体が見つかった。さらに最近話題の『さえずる駐車場ルリ』を観察。なぜ、このような場所に逗留しているのか不思議だ。すぐ近くの場所でまた個体を見つけたので、皆に捉えていてもらいつつ、自分は駐車場へ戻るとローバーのドアミラーの上に『さえずる駐車場ルリ』はいたので別個体ということが確認できた。別の場所にも2個体。いずれも♀タイプだが今季はルリビタキが多いようだ。この日はジョウビタキが観察できなかったが、短時間で面白い観察ができた。


2006年12月15日金

市ケ谷駅のホームから

総武線とカワウ

昨晩祖父を送った後に飲みすぎ、再起不能になったがなんとか起きて仕事へ。二日酔いの赤ら顔で市ケ谷駅のホームへ降り立ち一服。ホームはお堀の傍らにあり、ここからユリカモメとカワウ、カイツブリとカモ類が見える。カモの内訳はキンクロハジロが一番で、次いでハシビロガモ。他はほとんど見えない。今朝はカワウが羽乾しをしていて、すぐ目の前を総武線が通っても全くへっちゃらだった。軽く探鳥しただけで20種以上が確認できた市ケ谷お堀界隈。今後も時間の取れる時にチェックしたい。


2006年12月14日木

祖父の評価

オリオンプレスのロケーション、神保町の如水会館で先月逝去した祖父との『お別れの会』が催された。業界関係者、親族、教職時代の教え子など各方面から大勢の方にお集まりいただき、会場は賑わった。
野鳥は餌の下に集まるが、人はその人の人柄に集まる。私ごとき若輩に偉大な祖父の人生を総括することはできないが、少なくとも祖父は人が好きで、人を愛し、人に愛されたのだということは確かだ。『人様のお陰なんだ』という祖父の言葉が印象的だった。


2006年12月13日水

快晴、7:33〜8:45
9.3℃、ほぼ無風

春じゃないのに

ジョウビタキ

朝、目覚まし時計が鳴る前に覚醒した。少々布団の中が熱く感じた。今朝は気温が高めなのだろう。居間へ出ると隣の家の小さな庭でウグイスが地鳴きしていた。窓から庭を覗くとちょこまか飛び回る姿。我が家のささやかな初記録だ。
井の頭公園への道中も街中2ヵ所でウグイスの地鳴きは聴けた。公園へ入るなりシメがパチパチしており、出会いを期待させる。ほどなく至近距離の地面で採餌するアオジをじっくり観察できた。
バードリサーチ朝組のSさん、Oさん、Tさんに会い、メジロがさかんに色気づいたような鳴き方をするのを耳にして気温の高さのためだろうかと考察した。
Tさんに案内していただき、意外な場所をうろついてはさえずるルリビタキを観察。なぜこの時期に、さえずるのだろう?一同首を傾げる。最近ずっと、こうなのだという。
公園の開けた場所を歩くとジョウビタキが黄葉の間を行ったり来たりしていた。次の瞬間、ジョウビタキは陽を受けながらホバリングして紅い葉を散らした。そのきらめきに一同感嘆の声をあげた。


2006年12月09日土

雨、9:00〜12:30
6℃、〜3.8m/s

寒/熱

不忍池冬鳥観察

午前中は不忍池での観察会。環境ネットワーク文京の恒例イベントで小学生と父兄さんに不忍池の冬鳥を観察してもらうというもの。昨年に続き、リーダーとして参加してきた。折からの悪天候と寒さからか、当日の参加者はわずか。私の班は小学生4名とお母さん2名の6名。雨が降り、やる気もそがれるが、4人の小学生には何と井の頭で7月の外来魚駆除イベントの時に出会った『外来種駆除少年』のT君が含まれていた!時間が経つごとに気温が下がる悪条件で不忍池を周った。最後は凍えて解散ということになってしまったが、こういうのも皆の想い出になるだろうなと思った。蕎麦屋で食べた暖かい蕎麦が美味しかった。
午後、井の頭公園へ戻った。さらに気温が下がり、雪でもちらつくのではないかと思うほど。そんな中、七井橋で双眼鏡を構える観察者が独り。Fさんだった。この情熱とパワー、見習わなければ。しばらく観察を共にし、私がメゲた。
夜は井の頭バードリサーチの忘年会。メンバー各自が熱く想いを語る夜となった。大いに盛り上がり、来年ますます躍進してゆく勢いを確かに感じた。


2006年12月08日金

曇り、8:15〜8:50
10℃、ほぼ無風

餌不足深刻?

オシドリ

時間がないのでじっくりと観察できず、巡回コースを流す。井の頭公園に着くなりヒガラがチューチューとお出迎えしてくれた。じっくりと観察できないのが残念。次いでヤマガラ3羽を含むカラ類の混群に出会う。ヒガラが木の高いところなら、ヤマガラは下から。いずれも餌探しに夢中だった。
あのウソの声は今朝も聴こえず、最近は観察されていないようだ。金属的な声を出しながらシメが飛んできて、高い木の梢にパーチした。歩みを進めるとジョウビかルリビの声が聴こえたが、視認できなかった。ムクノキもだいぶん食べられて、未だ多少残ってはいるものの食べ頃を過ぎてしまったようだ。そのせいか12月に入り、大型ツグミ類が減ったような印象がある。
時間がなくなり駅の方へ向かうと頭上でシメ数羽がパチパチと賑やか。やかましい、いってらっしゃいだ。
池のほとりではオシドリが地面で採餌。これも餌不足の現われだろうか。凶作で平地に降りてきた鳥たち。平地の餌が不足してきたら、今度はどう動くのだろう。


2006年12月07日木

市ケ谷のカレー

NORD KUDAN

今日の市ケ谷探求は以前から少し気になっていたカレー専門店『NORD KUDAN』。店内へ入るとアットホームな感じのお出迎えだった。カレーはカテゴリでいうと欧風カレーに入るだろうか、ボンディのカレーをもっとあっさりさせた感じ。かなりいい線をいっている。今日はヒレカツと野菜のミックスを頼んだ。野菜は素揚げした香ばしいものがご飯に載り、ルーとは分かれている。ヒレカツは一口サイズでカラッと揚がっていて好印象。
市ケ谷は未だ入ったことがないが『パク森』、そしてB級では『カレーの王様』『ティーヌン』など地味にカレー店がいくつか展開されている。神保町から移転してきた身としては気になるのが美味しいカレー店がどこなのかということだ。
朝観察できなかったので市ケ谷の土手を軽く流した。ここでは20種ほど確認しており、ジョウビタキも観られる。今日はツグミが観察できた。エノキの実が鳥たちのランチだ。


2006年12月06日水

快晴、8:15〜8:50
8℃、微風

あれ!江口さん!!

お腹周りを気にする

仕事が遅く、食事も酒も遅かったので夜が遅く、いつもよりゆっくりめのスタートとなった。今朝もすっきりと晴れた中の冷たい空気が気持ち良い。
井の頭公園へ着くと既に8:15。観察の時間はほとんどないが、足早に巡回コースを回った。一通りは確認できたが、今朝もアカハラ、シロハラは観られなかった。
池に出てユリカモメやカモを観ていると、熱心にカモを撮っているカメラマンがいて、写真家の江口欣照さんだった。拝顔するのは確か2,3年前の十勝帯広以来だったと思う。ゆっくりと話をしたいところだったが、時間がなくなったので『仕方なく』仕事に行くことにした。


2006年12月05日火

快晴、7:50〜8:50
6.7℃、ほぼ無風

賑わい

ウグイス

温度調節は今の市ケ谷のオフィスでもやはり難しい。室温が高すぎるために半袖Tシャツで過ごしたいくらいだが、それだと外で薄手の上着一枚では寒い。結局間にフリースなどをレイヤリングするしかない。真冬にはタイツが必需品だが、これはトイレで着替えるしかない。なかなか過ごしにくい、都会の冬だ。
公園は多くの鳥たちで賑わっていた。ウグイスの声を聴いてすぐに茂みの中のルリビタキが見えたし、その後ヒガラ3羽がアカマツについているのを見つけた。そして久々にウソの声!通勤通学の往来の上で複数個体が鳴き交わしていた。姿を捉えたと思うやいなや、ウソは飛んでいってしまったが、逗留してくれているのが嬉しい。冬の間中、観察できるだろうか。視野にアオジとウグイスとカケスとキジバトとヒヨドリが同時に入るほど、今朝は鳥の賑わいがあった。この後も再びルリビタキを観察できた。


2006年12月04日月

快晴、8:00〜9:00
6.7℃、ほぼ無風

冬の入り口

ソウシチョウ

朝、冷え込みが厳しかった。もう冬の入り口なのだと実感した。しっかりと手袋をはいて冷えた空気の中を井の頭公園へ急いだ。旬を少し過ぎた木々の黄金色を日に透かしながら山に少なかったヤマガラが活発に動くのを見上げた。ウグイス、アオジなどを観察していると遠くからツグミ科ヒタキの声が聴こえた。
森へ着くとYmさんがいて久しぶりの再会となった。なかなかお目当てに出会えないと悔しがっていたが、その情熱をもってすればいつかいい出会いはあることだろう。
行きの電車の中で先日の大学での講演の感想文を読んだ。学生諸子の感想はまさに十人十色で興味深いものがあり、一つ一つを微笑みながら読んだ。皆、考え方はいろいろだが、若い感性はスポンジのように私の話を吸い込んでくれたようだ。実に良い勉強をさせてもらったし楽しい限りだが、反面で誤った指導をしないよう精進しなければならないと襟を正した。


2006年12月03日日

曇り/晴れ/雪
2℃〜8℃、微風

雪の赤谷

雪の赤谷

前夜から降り始めた雪は赤谷の山々に化粧を施した。さすがに風が冷たいが、真っ白の美しい風景を眺めながら季節を先取りすることができたことをTさんと共に喜んだ。
朝一番で試験的に植林部分を皆伐した場所を皆で見学に行った。道中、鳥の声はやはり少なく、ヒガラとコガラのかすかな声を耳にするのみで、観られると予想していたミソサザイの地鳴きを聴けなかったのは予想外だった。それでも帰りにはクマタカを観察することができたし、晴れて来たからか、行きと違って鳥の動きが増えた。特にキクイタダキ数羽を皆で観察できたのは良かったし、ここに至ってジョウビタキやゴジュウカラなど昨日は声も聴かなかった種がやっと観察できたことに少し安心した。とはいえ、昨年よりも鳥類の絶対数が劇的に少ないという事実に変わりはなく、やはり凶作と鳥が少ないという事象が連関している可能性は高いと思った。


2006年12月02日土

晴れ/曇り
0℃〜10℃、〜5m/s

12月赤谷の日

炭俵づくり

わが師Tさんと共に12月の赤谷の日に参加。10月初めに指導員講習会で訪れて以来2ヶ月のご無沙汰だった。今回最も興味があったのは鳥がいるかどうかに尽きた。今季の平地での山の鳥の賑わいや一連のツキノワグマの騒動について『山の実りが悪いから』と皆口を揃えるが、果たして本当にそうなのだろうか。山がどうなっているのか...植物の豊凶、鳥類の状況、いずれも自分の目で確認し、思索するのが具体的だし面白い。
現地に入り、Tさんと共に下見のように軽く鳥見をしたが実に鳥が少ない。声が乏しいし、種も数も極端に少なかった。この傾向は行きの車中から感じていたが、ついにこの日は豊凶調査やセンサーカメラ調整などのアクティビティに参加して夕方を迎えるまで同じ傾向が続いた。鳥も実も極端に少ない、それを自分の目で確かめた。
夜は地元の匠、林さんにご指導いただき炭俵づくりに取り組んだ。自分は手先が不器用なので記録係に回った。


2006年11月30日木

8:15〜9:00、曇天のち雨
13℃、〜0.5m/s

木の葉舞う頃

桜の紅葉

今日もゆっくりめのスタートになった。どんよりと曇った空は光を遮り景色を濁らせるが、反面で木々たちの彩りを落ち着いた色に見せてくれる。そんなことを感じながらしんしんと降る雪のように舞い落ちる木の葉を眺めていた。
ソウシチョウ30羽ほどの大きな群れを呆れながら見上げていると、空が泣き始めた。おっと天気予報のマークだけ見たのが失敗だったと舌を出してパタゴニアのフードをかぶった。
雨脚が強まり大粒の涙が木々たちを叩くと、彼らも激しく泣き始めた。木の葉の雪が雨に変わったようだ。フード越しにその光景を眺めながら木々の隙間を足早に通り過ぎた。


2006年11月29日水

7:50〜8:50、快晴、
15℃、ほぼ無風

アカハラ

アカハラ♂

雨上がりの公園では鳥の活発な動きが感じられたが、お目当てのウソの声は聴けなかった。ここ数日、鳥類相に大きな変化はないようだ。カケスが地上に降りる機会が増えたという印象がある。今朝は久しぶりにアカハラを観察することができて嬉しかった。ツグミやシロハラばかりが目についていたが、一瞬の嬉しい出会いがあった。


2006年11月27日月

ワイバードファミリー

ワイバードファミリー

石垣の本若さんが来京され、都内某所でワイバード主催の氏を囲む会が催された。最近忙しくJBFにも顔を出せなかったこともあり、久しぶりに顔を合わせる友人たちとの再会が楽しかったし、念願かなって本若さんにお会いすることができ、その素晴らしいお人柄と魅力に触れることができたことが何よりもありがたかった。そういう席を設けてくれた山本社長に厚く感謝したい。
ワイバードは株式会社となり、魅力あるスタッフも増え、勢いを感じる。これもひとえに山本社長の情熱と人徳の賜物だろう。これからも良い仕事を重ね、快進撃を続けていって欲しい。ちなみに私もサンジャポファミリーならぬワイバードファミリーの一員ということらしい(^^)


2006年11月26日日

都市のオオタカ

ガーデンタワーより東京タワー方面

家族イベントで恵比寿ガーデンプレイスのガーデンタワー39F、中華料理の東天紅に行った。個室に通されると眼下に広がるのは都市都市都市。東京タワーが見え、六本木ヒルズの森ビル、はるか遠くにはお台場のフジテレビが見える。景色はいいが、ちょっと足がすくむ。ふと、その時『宙の』私よりやや高いくらいの空をソアリングする鳥類が眼に入った。たまたま持参していたスワロフスキーEL10x42で確認するとオオタカだった。オオタカが飛んでいた付近の環境を確認すると、下は白金の自然教育園。なるほどと思い、いくつかの思索と共に見えなくなるまでオオタカを観ていた。


2006年11月25日土

11:00〜14:45、快晴
11℃、ほぼ無風

井の頭産ウソ観察

ウソ♀

午前中、武蔵野大学で講義をしてきた。知り合いの先生のはからいで講演する機会をいただいた。学生さん相手に何を話すかといえば、自分の今の活動状況を紹介し、それに至る今までの経緯を紹介するような内容になる。前夜まで一生懸命作成したパワーポイントをベースに下手な話を1時間ほどした。
昼に井の頭公園へ戻ってきた。久しぶりのオフ、観察をしばし楽しむ。ブランクとなったここ数日のいろいろを取り返そうと思うが、なかなか短時間で面白い観察をしようと思うのはムシが良すぎるようだ。それでもウソが水溜りに降りているのを観ることができ、昨今話題の井の頭産ウソの姿をやっと観察することができた。ウソに負けずにヒガラも懸命にさえずっているし、ルリビタキも尾を振るわせながら飛び回っていた。久しぶりに自由な時間の取れた土曜の午後だった。


2006年11月24日金

8:30〜8:45、快晴
13.5℃、ほぼ無風

寝坊の朝

エナガ

すっかり寝坊し、ほとんど観察の暇がなかった。唯一出迎えてくれたのはエナガの群れ。10数羽の中規模の群れだったが、嬉しいのは目線の高さでの行動。いつ観てもエナガは可愛い。黄色く色づいた木々にエナガが群れている光景は美しいことこの上ない。七井橋を通りかかるとロケの真っ最中だった。水鳥を精査したかったが、私が双眼鏡を覗いてその場に立ち止まると撮影に入れないようだったので、仕方なく橋を通り抜けた。


2006年11月22日水

7:40〜8:45、快晴
13.1℃、ほぼ無風

姿が見えない朝

ウグイス

だいぶん疲労が蓄積されてきたが、今朝も井の頭公園へ。ヤマガラの声を聴きながら機材を準備し、これは前シーズンはなかったことだとふと回想した。豊凶と鳥相の連関、実に興味深いものがある。
今朝もアオジが出迎えてくれた。また遠くの樹上で動く影にキビタキを期待したが、メジロだった。その下方でヤマガラがきょろきょろしているのがおかしかった。
井の頭バードリサーチ朝組のFさん、Tさん、Oさんは今朝も精力的に観察していた。ウソの声を耳にし姿を懸命に探したが見つからずとのことで、声を聴いた辺りで餌になる樹木を探してみたが、さっぱり見当がつかなかった。イイギリ、シデなどは不作だし、ムクノキはちょっと実が大きすぎるような気もするし...
その後クヌギ林でキツツキ類の声を耳にし、アカゲラ!を期待したが姿が見つからず、不完全燃焼だった。


2006年11月21日火

7:30〜8:45、快晴
13.2℃、微風

蒼い尾羽

ルリビタキ♀タイプ

各地でウソの観察の報告が上がっている。某公園では数十の群れが逗留しているそうで、地元で昔から観ている方もこんなことは初めてだという。ウソの大量下山も山の実りの悪さを反映している一つなのかもしれない。
そんなウソとの出会いを期待して井の頭公園へ。公園の木々は日毎に色づきを増してゆき、晩秋の色が移ろっている頃。やがて葉は落ち、冬が訪れる。
ウグイスの地鳴き、アオジの地鳴きに呼ばれて視線を送るとまさに両者を同時に観察することができた。そして遠目に動く鳥が眼に入った。蒼い尾羽はルリビタキ♀タイプ。今季初めての観察。ルリビタキは樹上高い位置での行動が多かった。尾を振る様がなんとも可愛らしかった。
結局ウソを観ることも聴くこともできなかったが、ルリビタキが観られたのでよしとしよう。


2006年11月20日月

市ケ谷周辺

幕の内弁当

まだまだ片付けなければならない課題が山積みで食生活は不規則そのものだが、そろそろ新しい環境『市ケ谷』での開拓を進めようと思い、裏通りを徘徊した。以前に某誌編集長に連れて行ってもらった沖縄料理の所在を確認すべく、おぼろげな記憶を辿って探し回った。似たような路地がいくつもあるので捜索は難航したが、やっとそれを見つけることができた。『みやらび』というその店に連れて行ってもらったのは10年も前になるだろうか。あいにく昼はやっていないようでシャッターが降りていたので、他の店を物色。担々麺の店に魅かれたが、ここのところラーメンが多かったので避けることに。結局和食屋『源 WGEN』に落ち着くことにした。ここの幕の内弁当が盛り沢山で900円。特に滅茶苦茶美味しいというわけでもないが、満足度の高い品だった。


2006年11月18日土

8:10〜16:30、快晴
10.8℃〜22℃、微風

第17回井の頭かんさつ会

井の頭池について熱く語る小口所長

寒い朝、井の頭BRの有志が集まり11月のカモセンサスを実施。小町さんも駆けつけてくれた。見た目にカモの数はさほど増えていないような感じもするが、ホシハジロのメスが到着しているなど、やはり先月とは状況が変わっている。この日も幾度となく餌やりの人にカウントを邪魔されて憤慨。いい加減にしてもらいたいものだ。
センサス終了後、そのまま第17回井の頭かんさつ会へ。今回は『井の頭池を楽しもう』がテーマで、動植物だけでなく水質調査も行った。池の富栄養化や透明度の低さを科学的に検証し、参加者一同『見た目通り汚い』ことを再認識した。今回は西部公園緑地事務所の小口所長が参加してくれて、井の頭池の水質浄化への一連の取り組みを参加者に説明、参加と協働を呼びかけた。そのような動きや取り組みについて知らない参加者が多く、情報発信と共有が不足していることを痛感した。ともあれ、いい話が連発し参加者の満足度は高まったようだ。
観察会終了後はウソ探し。近隣の公園でも同時期に出ているということで渡りや移動の仕組み、山の豊凶との連関性など興味は尽きない。


2006年11月15日水

7:50〜8:50、快晴
14.8℃、〜8.3m/s

冬の気配

シロハラ

今朝は冷え込みが緩んだように感じられたが、外へ出ると北よりの風が強く、寒く感じた。井の頭公園までの10分ほどの道のりではクローゼットの奥から取り出して本日から再投入したグローブが貢献してくれた。もう、冬支度の始まり。タイツを履くのはいつからだろうか。
公園へ入るとアオジの地鳴きが聴こえ、ほどなくヒッヒッヒッの小形ツグミ類の声も聴こえた。トラツグミの声のように聴こえたのは自動車のブレーキ音だろう。その後、高い木随所のトップにツグミがパーチしているのを確認し、ムクノキでシロハラを見つけた。
池に出ると相変わらずカモに餌をあげる人がいてうんざりしたが、ホオジロの声を耳にしてはっとした。残念ながら姿を見つけることはできなかったが、この辺りでは少ない出会いだ。


2006年11月14日火

7:15〜8:30、快晴
11℃、微風

南風

あやしいひと

今朝も冷え込んだものの、日中は南風が吹いて春先のような少し心地よい陽気だった。今朝は来る18日に開催する井の頭かんさつ会の下見。今回のテーマは一見平凡に感じる『井の頭池』。今回もネタは秘密だが、いろいろな仕込みがあって面白い内容である。下見で歩いているとツグミの声と姿が目立った。昨日の北風に乗って多くが飛来したのかもしれない。オナガガモのエクリプスはほぼ終了。未だに中途半端な羽の個体は幼鳥とみて間違いない。良く見ると羽の模様が幼羽で、これを憶えておくと飛来直後でも幼鳥と成鳥エクリプスの識別は意外に簡単だと気づいた。


2006年11月13日月

7:30〜8:55、快晴
9.5℃、微風

冷え込み

アオジ♂

最低気温が下がった。朝、公園へ向かいながら身体がすっかり凍えてしまった。井の頭公園西園に入るなり高いアカマツでヒガラが鳴いていて、サンクスで買って来た未だ暖かい大籠包をほうばりながら身体の冷えを少し解消した。公園の鳥類相はまた変わったようだ。昨日の寒波の影響か、冬鳥がごっそり入っている印象を受けた。トラツグミの一声、クロジの登場、そこここで鳴いているアオジとウグイスと大形ツグミ類。震える身体を日向に置きつつ、変化を感じ取った。森ではアオジとのセッションをしばし楽しんだ。急な動きをしないよう心がけると、彼はイネ科の植物の種子を器用についばみ、2Mの距離に近づいてきてくれた。
池に出るとほとりの藪から朗らかな声が聴こえた。これは!と思って精査するとそれはソウシチョウだった。こんな所にまで出没しているとは!いろいろと問題のある外来種だが、今シーズンの傾向の一つとして今は淡々と記録しよう。


2006年11月12日日

10:30〜16:30、快晴
17℃、〜10m/s

思わぬゲスト

オオタカ雌

めまぐるしい日々の中で久しぶりに時間を確保することができた。機材を用意して出かける。もちろん行き先は井の頭公園。観察に行けなかったこの1週の間にもいろいろな観察と発見があった。不在中の観察を支えてくれたバードリサーチの仲間たちの恩に報いるためにも、あらためて自分の持てるものを注ごうと思う。
今日はオオタカ成鳥に出会うことができたのが収穫。相変わらずこの地は撮影向きではなく、写真はトリミングしてごまかしているが、大切なのはモニタリングであり、行動観察である。作品などは撮れる時には撮れる。作品づくりの自己の楽しみのみで完結するのは環境と生き物に対する感謝が足りない。被写体となる生き物に敬意を払い、愛情を注ぎ、それらを支えている環境を保全する活動につなげることが大切。その力となるのがモニタリングである。
夕方、背の高い外人さんが森へ来訪。話を聞くと『保全生物学のすすめ』の著者であるリチャード・B・プリマック氏と小掘さんであった。オオタカを観てもらい、簡単に井の頭BRの活動を紹介すると話が弾み、一緒に写真を撮ろうということになった。思わぬゲストとの出会い、ここから広がる世界があるかも知れない。


2006年11月5日日

巨星墜つ

マミチャジナイ♂

病院の祖父は小康状態とのことで、昨日見舞った感じではもしかしてもう一度回復して元気になるのではないかと思えるほどだった。そんな願望と油断があり、こんな時なのに井の頭公園に鳥観に行ってしまった。我が三鷹から病院までは中央線で一直線なので、もちろんいざというときは駆けつける体制だ。
公園の鳥類相は日ごとに冬鳥中心に変わってゆく。まだたまにキビタキは観察されるものの、観察の中心は大形ツグミ類で、アカハラ、シロハラ、ツグミの観察頻度が高い。今季はマミチャジナイが多いようで、こちらも未だ逗留している。凶作年にあって実りの良いムクノキの実が鳥たちのエネルギーを補給している。夕方の陽光を浴びて真っ赤に染まったマミチャジナイが15分もパーチしていた。何を思っているのか、じっとたたずんでいるように見えた。
夜、祖父危篤の連絡を受けて東京方面の中央線に飛び乗った。日本文学を海外に紹介する架け橋になり、写真界の礎の一つを築いた巨星が墜ちた。偉大な祖父であった。


2006年11月4日土

DREAM POWER 2006

仕事の様子

今年も武道館での大仕事がやってきた。DREAM POWER、ジョン・レノン スーパーライヴの公式撮影の日を迎えた。今回は日頃記者会見などの取材をお願いしている山田旬カメラマンとコンビを組み、オノ・ヨーコや出演アーティストはもちろん、武道館の外観や献花などあらゆる対象を撮影した。
この日、都内の病院にて祖父が危篤状態にあったが、この仕事に関しては代わりが難しい部分があるので、仕事をキャンセルするわけにはいかなかった。きっと祖父もわしのことはいいから、名誉ある仕事を楽しく滞りなくこなせと言ってくれたことだろう。
山田カメラマンは同い年で、主に報道系の仕事をしてきた経歴の持ち主。独りではカバーできないこの仕事、今まで広告系やライヴ系のカメラマンとコンビを組んできたが、それぞれ違う持ち味がある。いずれにしてもイベント公式取材はチームプレイである。やりがいのある仕事だ。

PHOTO:HITOSHI YAMADA


2006年11月3日金

12:50〜16:40
晴/曇、21℃、微風

大形ツグミ群れ飛ぶ

アカハラ若

パンドガーデンのパンをかじりながら城を移るもろもろに追われている内に昼になってしまった。パンを買いに行く時に肌寒く感じたので、少し厚手の服装で出かけたら暑くて失敗した。井の頭公園に入り、センサスを開始するとすぐに、久しぶりにIさんに出会った。イギリスでの鳥見の話を聞き、私の一生の思い出である北海道でのヨーロッパコマドリとの出会いを回想した。話をしながらも、ウグイスとアオジ、ツグミの地鳴きは聞き逃さない。その後、森をセンサス。声が少なめだと感じたが、今がまさに食べ頃のムクノキをじっくり観察していると騒々しいヒヨドリだけでなく、たまに大形ツグミ類がやってくるのが見える。
夕方、バードリサーチのメンバーと共に森のシンボルのハリエンジュを眺めていると上空を数羽の大形ツグミが飛んでいくのが数回観察できた。この地を離れるのか、ねぐらに飛んでいくのか、それはわからないが、その場にいた全員がダイナミズムとロマンを感じた。


2006年11月2日木

7:35〜8:20
晴れ、17.4℃、微風

オノヨーコ記者会見

オノヨーコと斉藤和義、ラブサイケデリコ

朝は少し冷え込んだ。巡回コースにはウグイス数羽が地鳴きし、シメがパチパチとやっていて、ツミも観察できた。
昼は有楽町のニッポン放送で「ジョン・レノン スーパーライヴ」の記者会見があり、オフィシャル撮影。年に一度のお祭りの始まりだ。毎年お世話になっているこの仕事は今回で5回目。技術も度胸も熟してきたが、慣れの危険に注意し、仕事に磨きをかけたい。


2006年11月1日水

7:25〜8:00
晴れ、18.9℃、無風

30分センサス

水質浄化装置

定例会議で時間のない朝、本式にセンサスを試みることにした。声7割、目視3割、確実に捉えることが第一。確認順に、メジロ、シジュウカラ、ハシブトガラス、ハクセキレイ、ヒヨドリ、エナガ、コゲラ、ヤマガラ、キジバト、ウグイス、ソウシチョウ、カケス、アカハラ、マミチャジナイ、オナガガモ、カイツブリ、ハシビロガモ、カワラヒワ、カワウ、キンクロハジロ、ホシハジロ、ゴイサギ、カルガモ。30分で23種は多いか、少ないか。写真はお茶の水近くに実験的に設置された水質浄化装置。


2006年10月31日火

7:40〜8:50
晴れ、18.1℃、無風

眼に入らない朝

アカハラ幼鳥

かなり歩けるようになってきたが、だるい。もろもろの疲れが蓄積されているようだ。そんな体調のせいか、鳥があまり眼に入らない朝だった。公園へ着くと遠くのモズの高鳴きが聴こえた。幸先がいいが、準備を整えている内に声は消えてしまった。いつもの巡回ルートでセンサスを開始。今朝はエナガの大群が他所を回っているのか出会わない。藪でウグイスの地鳴きを聞き、ちょっと微妙な声を耳にしながら歩くが姿は捉えられない。森では大形ツグミ類の声が激しく飛び交っているし、ツグミのケケという声も頻繁に聴こえるのだが、眼に入るのはヒヨとカケスばかり。うーむ、これはつまらんなぁ、とやっとアカハラ幼鳥を見つけることができた。なんかぱっとしない朝だったが、毎日続けていればこんな日もあるのだろう。


2006年10月30日月

7:30〜8:50
晴れ、18.5℃、無風

冬鳥続々

モズ♀

土日ほとんど観察の時間を取れなかったので、張り切って井の頭公園へ。観察はウグイスの地鳴きから始まり、公園のそこここから聴こえるシメの声が続き、鳥類相の変化を再確認しながらセンサスした。バードリサーチ朝組のOさん、Fさんにお会いし各地に出ているノゴマの話などしているとパチパチとシメ3羽がサクラにやってきた。その内ツグミの声もして、ますます冬鳥中心に変わった鳥相を実感。森のあちこちで大形ツグミのズィーとプクプクプクが聴こえ、時折アオジかクロジかチッチッ、そしてチェッチェッチェッというウグイスの地鳴きも聴こえる。冬鳥がごそっと入った気配を感じながら歩いていると、モズ♀がニセアカシアの梢で高鳴きした。


2006年10月29日日

畑のごはん

雑穀膳

祐天寺の実家に帰り、三宿病院に入院している祖母を見舞った。久しぶりに地元の住宅街を歩いたが、やはり自然度が低いのを実感した。おのぼりさんが多く、自然が少ない目黒区は郷土ながらやはりあまり住みたいとは思わない土地だ。では、自然度が高ければ遠かったり不便だったりしてもいいかというとそれも自分に合わない。その点、武蔵野三鷹はバランスが良く、とても気に入っている。
三宿の『畑のごはん たむら』で秀逸な定食を食べた。


2006年10月28日土

12:00〜13:10
晴れ、22℃、無風

ようこそ吉祥寺・三鷹 井の頭公園へシンポジウム

シンポジウム

午前中もろもろの作業に追われ、昼前に井の頭公園へ。バードリサーチの皆としばし談笑し、短時間探鳥してみたが、皆が観察したアカゲラも観ることができず、まあ昼休みの1時間ではなかなか難しいのは当たり前と思いながら、井の頭自然文化園の彫刻館へ。観光地としての吉祥寺・三鷹を考えるシンポジウムに参加した。自然観察も観光の一翼を担える力を持っているが、観光は一歩間違えると自然環境にとってよろしくないマスな問題を招きかねないので、積極的に議論に加わり、注意しなければならない。シンポジウムの後はハープとフルートのコンサートが催された。



2006年10月27日金

7:25〜8:50
小雨/曇天、17.5℃、微風

冬鳥地鳴き

アオジ♀

肌寒く暗い曇天の朝。小雨がぱらついていたがメゲズに公園へ。すぐに藪からウグイスの地鳴きが聴こえ、姿も見つけた。久しぶりに観るウグイスは雌のように見えた。別の藪ではアオジクロジの地鳴きが聴こえ、期待しながら姿を確認するとアオジ雌だった。それでも冬鳥2種の典型的な地鳴きを聴き姿を確認できたことは収穫。季節の移り変わりを感じることができた。ツミの一声が聴こえたので声の方を観ているとカケス数羽と大立ち回りしているのが樹の葉越しに見えた。森ではソウシチョウが大挙してさえずり、今後の動向が気になるところ。キレイだと喜ぶ人もいるが、あくまでも外来種であり、実際に宮崎などではみかんが荒らされる農業被害が起きているし、どうもメジロと競合するらしい。この地ではどんな影響を及ぼすのか。モニタリングを続けることで見えてくることがあるだろう。


2006年10月25日水

7:15〜8:50
曇りのち晴、16.6℃、微風

雨上がりの動き

キビタキ♀

やっと雨が上がり、2日ぶりに井の頭公園へ出かけた。7時の気温は16度台、日ごとに秋が深まってくる。昨日の風雨が嘘のように静かな森は少し鳥たちの動きがあるような印象を受けた。
久しぶりにキビタキの雌を見つけ、観察。だいぶん涼しくなってきたものの、未だ虫は飛んでいて、それをフライングキャッチしていた。
カケスやヤマガラ、ヒヨは相変わらず多く、たまに上空をハクセキレイやシメが通過してゆく。動きがあるが、大形ツグミ類がいないなぁと思っていたらズィーというかチリリというか例のあの声がした。理由を考え、ムクノキの実だと推理して樹上を見上げると、どんぴしゃり。シロハラだった。写真を撮ろうとすると、すぐにサワラに逃げ込むのは飛来直後の毎年のパターンだ。
季節は晩秋へ。鳥類相は次第に冬鳥に変わってきている。


2006年10月22日日

8:10〜16:00
晴のち曇、22℃、微風

短く大きな波

マミチャジナイ♂

朝、有志の協力を得て井の頭公園の池のカモをカウント。昨年から始めた秋冬の調査『井の頭カモセンサス』の日だ。環境を監視するには動植物の状況を具体的、科学的に把握することが不可欠。○○が減ったようだ、最近○○を見かけなくなったなど『なんとなくの話』では環境を護るための力には全くならない。地道にデータを取り蓄積しておいてこそ、いざ環境保護保全のために動く際に説得力が持てる。趣味を楽しみながらも自然環境の状況を監視し、保護保全に役立てるデータを蓄積する、そのために私たち『井の頭バードリサーチ』はお互いに協力して毎日の観察記録を蓄積している。さて公園のカモたち、この時期はエクリプスがカウント作業を滞らせる。そこでカウントを始める前にセンサスの意義とエクリプスの識別講座を行った。来月のセンサスではエクリプスも進み、少し楽になっているだろう。
センサス終了後はもちろんバードリサーチの活動へ。森へ着くと朝アオバトの声、アカハラ、シロハラ、マミチャジナイ、アオジ、キビタキ♀の話を聴き、喜び勇んで早速観察。なるほど、昨日の状況が嘘のようにツグミsp.がびゅんびゅん飛び回っている。そういえば自宅を出てすぐに上空をシメが飛んでいったっけ、そんなことを思い返す。マミチャジナイの雌雄をしっかり観察できて嬉しかった。その後も昼過ぎまでにツミやアカゲラが出たりして盛り沢山の大波だった。しかしながら、午後になるとその活発な動きは幻だったかのように動きが収束し、空を厚い雲が覆うのと連動するように静かな森へ戻ってしまった。大波は半日限定の短いものだったようだ。


2006年10月21日土

8:50〜16:00
晴/曇、22.3℃、微風

謎の声

イカル

昨晩禁酒して早く眠り、体力回復に努めた。少しゆっくり目に起きてお気に入りのパンドガーデンでパン数種と最近お気に入りのマロンタルトをホールで購入。ゆっくりめに公園へ。いつもの巡回コースをゆっくりと流す。すっかり渡りの鳥は少なくなった感がある。相変わらずヒヨドリとカケスだけはごちゃまんといる。ただ、昨日初認されたイカルを2羽地鳴きで見つけて確認することはできたし、一節さえずってくれたのは収穫だった。その後はふるわず、少し行動範囲を広げて到着した冬鳥を探してみたが、見つからず膝が疲れるばかりだった。それでもエナガ30羽の大群に包まれる時間は気持ちのいいものだった。声に包まれる内、もはや写真を撮ることはやめ、じっとしていると手が届く距離にまで来てくれ、地面に降りたりする。
午後、公園へ戻ってバードリサーチの皆と一緒にいると謎の声が...果たしてこの朗らかな声の主は何か。写真下のムービーを再生し、声を聴いて考えてみて下さい。


2006年10月19日木

N.A.

再起不能

フタバガキの種

朝まで飲んでいて、帰ったのは6:00。もちろん朝の観察をする時間も体力もなかった。睡眠不足と二日酔いで仕事に出たが、ほとんど再起不能状態でしんどかった。夜は井の頭観察会のMTG。フタバガキの種を肴に話は盛り上がったが、ビール一杯と焼酎一口が精一杯だった。


2006年10月18日水

7:00〜8:20
快晴、18.8℃、無風

拍子抜け

カケス

少し冷え込んだ朝、調子の悪い膝に文句を言いながら公園へ。無風の森は冷たい空気と静寂が心地よく、束の間遠くのフィールドに身を置いているような錯覚を楽しむことができた。あまり期待せずにセンサスを開始するとすぐにキビタキの雌に出会うことができた。対岸にはOさんがいてご挨拶がてらキビタキがいたことを告げると3羽いたという。さすが、捉えている。
玉川上水を挟んでOさんが左岸、私が右岸でラインセンサス開始。ほどなく頭上をツグミsp.が2羽通過してゆくのが見えた。むぅ、今日は動きが見られるぞ...この後の出会いに期待が高まった。しかしながら、その後はふるわず、キビタキさえ出ずに拍子抜けしてしまった。相変わらず森ではカケスとヒヨドリが暗躍している。


2006年10月17日火

7:20〜8:50
快晴、20℃、無風

かつおのおなか

ツミ♀

昨日調子に乗ってオーバーワークだったしっぺがえしで、膝周辺の腱の痛みで目が覚めた。しっかりと包帯で固定して井の頭公園へ。無風の朝の空気の中、玉川上水をセンサスしているとツ、ツと聴き慣れない声がした。声の方向を凝視するとぴょこんとヒタキ科ぽい鳥が表に出てきた。キビタキの雌とは違うように思えた。レンズを向けるとすぐに飛び去り、とまった位置を補足して何者か確かめようとした瞬間に後ろからランニングの人が来て飛ばしてしまった。かなり悔いが残ったが、公園は公共の場なので文句は言えない。森は相変わらず鳥の気配が少なく、キビタキ♀さえ観察できない。バードリサーチの仲間と合流し、少し話をしていると不意にツミがパーチした。ツミ♀はヒヨドリとカケスを蹴散らした後に玉川上水にダイブしてロストした。その後、アカマツの辺りで高周波の声が。キクイタダキ!?と思ったが、ヒガラ3羽だった。
夜は『季節の詩』で一献。かつおのおなかは初めて食べたが大トロのようで、くらっと来る旨さだった。


2006年10月16日月

7:30〜8:50
快晴、19.5℃、微風

マミチャンとの攻防

ヒガラ

まだぎこちないが、膝がだいぶん動くようになってきた。少し気持ちを弾ませて井の頭公園へ。観察は大してふるわないが、かろうじてキビタキ♀を観ることができた。雑木林で大きな混群に注目していると、群れからはぐれたようにマイペースで行動しているカラが目に入った。良く観るとヒガラだとわかった。ヤマガラに続いてヒガラが来ているとあれば、お次はキクイタダキか!?と勝手な期待が高まった。このシーズンの鳥の動きが植物の凶作に連関しているのは間違いないので、ヤマガラ、カケス、ヒガラ、山の鳥が降りてきている以上キクイタダキが来ることは十分に可能性のあることだろう。池のほとりのムクノキでマミチャジナイを見つけた。目線くらいの低い所まで降りてきた絶好のチャンスがあったが、シャイなマミチャンはレンズを向けるとすぐに逃げてしまう。しばらく攻防を繰り広げている内に時間切れになり、またもマミチャンのまともな写真はお預けになってしまった。


2006年10月15日日

8:30〜12:00
晴れ、16.5℃、〜1.8m/s

新宿御苑の展示会

マミチャジナイ♂

少し冷え込んだ朝、少しゆっくりめに井の頭公園へ。ゆっくりの出発だったので、パンドガーデンでパンを買い込んで朝食を楽しんでから出かけた。ミズキの実が売り切れてからというもの、キビタキさえ探しにくい状況が続いていてこの日も例外ではなかった。時間が来て新宿御苑へ。今日はNACOTのアーティストたちが絵画作品やクラフト作品を寄せ合った展示会の最終日。会場の御苑で午前中に展示会を行うとのことで応援に出かけた。下見でキビタキの雌を見つけ、最近覚えかけの植物のことを頭に入れ本番へ。本番ではマミチャジナイ♂を見つけたが、真上の照葉樹内だったので参加者が見つけにくいと思い、写真に撮って液晶モニタで見せた。他には植物はもちろん、狸のタメ糞、ハクセキレイのトンボ採餌などを観察することができた。展示の後片付けを行い、まったりしながら帰路へ。


2006年10月14日土

8:00〜16:30
晴/曇、21.8℃、微風

第16回井の頭かんさつ会

観察会風景

相変わらず井の頭かんさつ会は晴れる。今日も秋らしいさらっとした晴れの天気だった。今日のかんさつ会は種がテーマ。植物が子孫を残すため、また近親交配を避けるため、いろいろな戦略をもってしてなるべく遠くに種を散布する必要がある。自ら跳ぶもの、風に乗るもの、鳥に運ばれるもの、水を利用するもの。皆でそんないろいろを観察して秋の日を楽しんだ。観察会の最後には『スーパー小学生』K君に高台に上ってもらい、種を落下させてもらった。


2006年10月13日金

7:30〜8:50
晴れ、21.8℃、微風

オオタカ現る

オオタカJ

井の頭公園へ着くなりオオタカの幼鳥を見つけた。すかさずハシブトガラスどもが集まり始めるが、やはり幼鳥の怖いもの知らずで全く意に介さない。カラスの側も、そんなある意味で危険な存在の相手に思うように手出しできないでいた。オオタカ幼鳥はカケスやヒヨドリを狙っていたが、思うように捕獲できなかった。上空からはツミの声も聴こえた。その内オオタカはいくつかの高い木をハシゴし、随分長い間パーチしていたが、最後には集結したカラス50羽ほどに追われていってしまった。


2006年10月12日木

7:05〜8:50
晴れ、20.9℃、微風

波の谷間

うまく撮れなかった時はクイズ!

天候の流れが変わったらしく今日も気持ちよく晴れた。腫れた膝に滅入りながらも井の頭公園へ(ちょっと治りが悪すぎる 心配なので再度病院へ行こう)。公園へ入るとほどなくバードリサーチ朝組が集合、今朝は全員一緒にセンサスを開始。相変わらずカケスの声が賑やかだが、大形ツグミ類の声が一声だけで、飛び交っている姿も見られなかった。また昨日の朝に引き続きヒタキ類が見かけられない。『ミズキがないですからね』というSさんの指摘にあらためて双眼鏡でミズキを観察してみると、なるほど在庫僅少となっている。今年はブナの凶作年で、連関して各地でクマの被害の報道が盛んだ。ヤマガラ、カケスを始めとする低山の鳥たちも早くから平地に姿を現し、餌を争奪している。ミズキも明らかに凶作で、イイギリに至っては昨年の真っ赤な房が幻だったかのようにまるで実っていない。このような状況で想像できることは昨年は11月に入っても観察されていたキビタキが今年は早い終認になるのではという点。考えてみれば昨年の終認11月13日時点では未だミズキの実が残っていたのだった。さて、今年の終認はいかに?
未だ実が豊富なムクノキでマミチャジナイ♀を見つけ、グランドでモズ♀の高鳴きを聞いた。


2006年10月11日水

7:30〜8:50
晴れ、21.6℃、微風

鳥類相の変化

さて、何でしょう?

予報は外れ、外は晴れた。未だ重い膝をひきずりながら井の頭公園へ。靭帯の損傷は治りが遅い。森へ入ると先着のバードリサーチメンバーは5人。直近の観察について丁寧に説明してくれる。情報を総合するとヒタキ類の数や出現頻度が減っていて、鳥類相の変化と観察の中心は大型ツグミ類にシフトしているようだ。森を精査すると以前は簡単に見つかったキビタキ♀がなかなか目に入らないという事を実感する。そして大型ツグミ類がびゅんびゅん飛び交っているのが目と耳に入る。なかなか姿を捉えられないが、マミチャジナイ♀、クロツグミ♀は確認できた。Yさんと森を周っている時、不意にイカルのさえずりが聴こえた。若干不自然に聴こえたのとあまりにも連続で『お菊二十四』を連発するのでカケスのいたずらと思い込んでいたが、地鳴きも聴こえたので本物かも知れないと思った。
時間もなくなり、駅へ向かう途中に出会いがあって嬉しい朝だった。オナガガモは50+、キンクロハジロも20+とカモががばっと増えたのも印象的だった。


2006年10月10日火

7:10〜8:40
快晴、19℃、微風

かんさつ会下見

雑木林

少し肌寒い朝、田中さん、小町さんと共に週末の観察会の下見を行った。途中、アオゲラ♂が盛んに鳴いているのを観察。下を向いている時間が長いので他は目に入らなかった。『種』をテーマにした観察会、果たしてどんな話題と体験が飛び出すかは来てのお楽しみ。


2006年10月09日月

8:00〜14:20
快晴、22℃、〜3.8m/s

井の頭公園

取材風景

今日も快晴!体育の日快晴伝説は10月10日が9日にずれても生きているようだ。秋の涼しい空気を楽しみながら井の頭公園へ。未だ少し風が残っていて、お茶の水池では時折水しぶきを浴びることになった。9:00になり一緒に仕事をするチームが到着したので早速エクリプスを中心にカモのいろいろを説明。いつもと違い、今日は取材を受ける立場になった。昼近くになってくると七井橋の上は人出で賑わってくる。観察機材と腕章を持って七井橋の上にいると仕事相手でない方からもいろいろと『取材』を受ける。とりわけ阿佐谷の画家Iさんのように粋な紳士に出会うのは楽しいものだ。また井の頭バードリサーチの仲間や井の頭かんさつ会に参加してくれている常連さんとすれ違うことも多く、七井橋は、というよりも井の頭公園はそういう私が敬う志ある人たちとのコミュニケーションの場になっている。午後は井の頭バードリサーチのMさん、Tさん、Yさんにご助力いただき、別件の取材を行った。人出が多く、陽射しがきつい中快く協力してくれたお仲間に感謝した。
脆弱ながら僅かに残されたこの地の自然環境とそれを支えにして生きている小さな生命たち。この地での自然観察を心ある仲間と共に楽しみながら、それをこの環境を護る力にしたい。七井橋でいろいろな友人たちとすれ違い、声をかけあう。森で美しい小鳥たちに出会い、友と語らう。共に楽しみながら木々や小さな生命たちを慈しむ。人生粋に感じる。私はこの地に城を構え、骨を埋めよう。


2006年10月08日日

9:10〜17:00
快晴、24℃、〜11.5m/s

強風の中の謎の鳥

キビタキ♂

今日も一日みっちり井の頭での観察に打ち込んだ。昨日にも増して強い風を避けるように見つけた観察ポイントがなかなか面白く、皆で一日中エゾビタキ、キビタキを楽しむことができた。エゴノキをヤマガラが往復しているのを眺めながら、なぜいちいち戻るのだろう?と首を傾げていた。その場にとどまって食べればいいものを。事件は休憩中に起こった。500mmのついたカメラを地面に放り出してベンチに座っておにぎりを食べていると、目の前の照葉樹の茂みの中で動くものが目に入った。キビタキの♀かな...そう思いながら念のためにというつもりで双眼鏡に入れると、ぱっと見た印象がキビタキ雌と違った。頭部周辺の黄色味が強く、やや白ぽく見えた。また雨覆に目立つバフ斑があり、腰から上尾筒にかけてのレモン色が目立っていた。???...一瞬わからなかったが、どうもマミジロキビタキの♀のようだ。この個体、少女や犬の散歩に追いまくられてしまい、写真を撮ろうとカメラを取り直した時には既にロスト。その後2時間かけて再発見しようとしたが、見つからなかった。その後Oさんと一緒に機材を買出しに出かけ、再度夕方公園へ戻った。戻るなりつい先ほどまでマミチャジナイが長時間パーチしていたとのことで、惜しいことをした。どうもマミチャンには好かれないようだ。


2006年10月07日土

11:30〜17:30
快晴、25.3℃、〜5.9m/s

強風の日

オオルリ♂J

所用ができたので赤谷の日への参加を見送り、用事を済ませて井の頭公園へ。これ以上ないほど、すかっと晴れたが強風が吹き荒れ、観察のしにくいコンディションだった。そんな状況を全く問題にしないのが井の頭バードリサーチの面々。今日も多くのメンバーが公園中をセンサスし、途切れることのないモニタリングを続けている。聞けば大雨の昨日も2名の強者が観察に来ていたという。『天気が回復するかもしれないと思って』『ないない』などと皆で笑いあうが、正味な話なんとも頼もしいことだ。
私は久々に500mmを投入してマミチャジナイを狙っていたが、声はすれども...でなかなか簡単には撮れない。強風とヒヨドリの大群のおかげで鳥は探しにくかったが、長時間探すと猛禽類からエナガの大群まで一通りの観察は楽しめた。ただ1種、マミチャジナイを除いて...


2006年10月04日水

7:20〜7:55
曇天、23.1℃、ほぼ無風

小鳥たちに包まれる朝

コサメビタキ

時間のない水曜日の朝を曇天で迎えた。井の頭公園へ入るとすぐにエナガ中心の大きな混群に出会い、カラ類の盛大な合唱に包まれた。30羽以上はいただろうか。傍らでは渋滞の車列。生き物と人工物の対比にしばし思索にふける。
10Mほど歩くとサクラの木にコサメビタキがとまっているのを見つけ、双眼鏡要らずの至近で眺めることができた。カメラの露出を変えるために一瞬下を向いた時、コサメビタキを見失って次に見つけたと思ったらキビタキの雌に変わっていた。森では相変わらずカケスが騒ぎ、たまにツグミsp.の声がした。多分マミチャだろうと姿を探すが見えず、すぐに時間がなくなって公園を後にすることになった。池では到着したホシハジロ♂が目立っていた。


2006年10月03日火

7:10〜8:55
くもり、21.5℃、ほぼ無風

マミチャ

カケス

中4日で久しぶりに井の頭公園フィールドに戻った。暗い曇りながら雨上がりのおかげか鳥たちの動きは活発だった。カラの大きめの混群が4つばかり。最初に出会った混群そばでいきなりキビタキの雌雄を見つけて幸先が良かったが、やはり暗さと真っ白な空という条件は厳しく、その後は通過種が見つからなかった。やっとのことでキビタキ♀というところだった。ヒヨドリとカケスの群れは賑やかを通り越してうるさい。そんな喧騒の中にズィーッというツグミ科のアカハラ系の声が混ざる。クロツグミやマミチャジナイが観察されているので今朝はぜひ観たいと思っていた。なにしろここは茂った条件なので、奥へ入っているとなかなか姿を視ることも困難。よし捉えた!と思ったらカケスだったり紆余曲折の末、悪条件ながら雌雄とも確認することができた。マミチャジナイは好きな鳥の一つ。何が好きかというとその名前が好きだったりする。ちょっとフェチだろうか。


2006年10月01日日

N.A.

NACS-J自然観察指導員講習会in赤谷3日目

野外実習風景

3日目はいよいよ5分間ミニ観察会。受講生は自ら設定したテーマで下見や準備を済ませ、他の受講生や講師である私を参加者に見立てて5分の持ち時間で観察会を実施する。私がかつてミニ観察会を実施した時はツバメを取り上げ、日本家屋が少なくなりツバメが営巣できる環境が減っている結果、ツバメの個体数が減っている現状云々を話す結びにしたが、19分も使ってしまったものだ。そんな段取りの悪い私と違い、担当した5名の受講生は優秀な精鋭揃いで5分ちょうどの人がいたし、他の人も最長でも8分に収めていた。下見はしっかりしているし、下見の際のサンプル採取もそつなく、会のための道具の準備もできている。実に優秀な5人に自ら緑の腕章を巻くことができて、光栄の限り。
閉講式を終え、30人の新たな自然観察指導員を送り出した。各人きっとそれぞれのフィールドで活躍してくれることだろう。そして今回の私のようにさらにその輪を広げる活動に加わってくれることを期待したい。


2006年9月30日土

n.a

NACS-J自然観察指導員講習会in赤谷2日目

野外実習風景

2日目は午前も午後もみっちり野外実習。高い秋の空の下で心地よい風を感じながら菌類、動物、植物について各担当講師が観察会を行った。私は何をしていても、どうしても鳥類が目に入ってしまうが、今回はカケスの動きが目立っていた。視認する鳥類の5割以上がそれだった。
AKAYAプロジェクトで共に活動している仲間と共にプログラムの運営をお手伝いするのは実に楽しい。また志ある受講生とのコミュニケーションもとても楽しく、プラスのエネルギーを沢山浴びているような感じさえ覚えた。もちろん講師は優秀でとてもユニークな方々。とりわけ小野木さんはとても濃いキャラで駄洒落の連打を基本にしながら話をする独特なスタイル。笑わせながらも大切な話をしっかりと伝えてくれる。
夜の講義の後は恒例の?懇親会。話す相手も内容も多いので気づけば日付が変わり、終わったのは3時!翌朝がつらかったが、とても楽しい時間だった。


2006年9月29日金

11:00〜16:00
曇り/晴れ、22.4℃、〜9.3m/s

NACS-J自然観察指導員講習会in赤谷1日目

野外実習風景

NACS-Jの自然観察指導員講習会が赤谷で開催され、お手伝いしてきた。各地から集まった志ある受講者に、これから各地で自然観察会を行ってもらうために視点や考え方、方向性を知ってもらう大切な会で、専門知識を詰め込んで暗記させるようなこととは全く違う。とりわけ大切なのは植物であれば種の名前を『教える』のではなく、例えばその構造をルーペで拡大して観察する『体験』を通してその種の戦略などを『一緒に考える』こと。匂いを感じたり、時には味わってみるなど、五感で楽しむこと。重要なのは『教える』のではなく『伝える』こと。私の役目は楽しみながら、そういう考え方を知ってもらうことだ。


2006年9月28日木

7:55〜8:50
晴れ、24.4℃、ほぼ無風

アカゲラ

アカゲラ

朝、洗濯に時間を取られすっかり出遅れた。それでも8時前に井の頭公園へ到着。何とか1時間ほどの観察の時間を確保することはできた。
公園の入り口のとても高い位置でキビタキ♂を見つけた。幸先が良かったが、その後は昨日に比べてちょっと少ないかなという印象だった。キョッキョッというキツツキ類の声が聴こえたので心当たりを探すとアカゲラ♀が見つかった。アカゲラは井の頭公園では珍しく、昨日バードリサーチのYさんとSさんから観察報告が届いたものと同じ個体なのだろう。このアカゲラはどこから来て、どこへ行くのだろう。私が森を離れた後、夕方にはFさんによって雌雄1羽づついることが確認された!
井の頭公園でのバードリサーチに参加してくれている仲間が毎日継続してモニタリングを続けていることが新たな事実の発見につながり、その中には学術的に役に立つ知見もあれば、周辺環境保護保全につながる貴重なデータもある。まさに継続力なりであり、仲間あってのものであり、これからも皆で力を合わせ、皆が楽しみながら楽しみだけでなく周辺環境を護る力になるモニタリングを続けてゆきたいと襟を正した。


2006年9月27日水

7:00〜8:00
曇り、21.1℃、微風

雨上がりのいろいろ

涼しい朝を迎えた。時間のない水曜日の朝はいつもよりも慌しく出かけることになる。急ぎ足で井の頭公園へ。
今朝は雨上がりのためかいろいろな観察ができた。まず高い位置を怪しげに動き回るツツドリ、次いで久しぶりにエゾビタキを観る。数羽飛び回っているようだ。ここに来て観察記録が報告されるようになっている。今年はエゾビタキ属の通過が昨年より遅い傾向が顕著。さらにオオルリの♂成鳥、ほぼ真下から見上げる角度だったので頭部まで青かったのはOさん、Fさんに確認してもらった。
なかなかいい朝だったが、会議なので仕方なく仕事に行くことにした。


2006年9月26日火

7:25〜8:50
曇り、22.4℃、〜2.8m/s

秋風井の頭

キビタキ

雨が降り出しそうな中、少しゆっくり目に出陣した。外は涼しい風が少し強めだった。公園へ入ると秋風で木々が揺れていて鳥を探しにくかったが、カラ類の大きな混群に出会い、しばし眺めているとコゲラが3羽続いて木を昇っていく姿が間近に見られ、なんともコミカルに感じた。
バードリサーチのTさんにお会いし、共にセンサスを開始。風が強いせいか、天気がこれから下り坂だからか、通過種の姿は観られなかった。だめかなこりゃ...ところがOさん、Sさんにお会いするといろいろ観られてなかなかいいとおっしゃる。なるほど、キビタキ♀が飛び回っている。少し風の影響が軽微なところに鳥たちは集まっているのかもしれない。その後も通過種の姿を捉えたが、いずれもキビタキの♀タイプばかり。気を取り直して昨日コサメを見つけた場所へ行ってみたが何も見当たらなかった。


2006年9月25日月

7:15〜8:50
晴れ、21.3℃、微風

コサメ

コサメビタキ

昨日、彼岸の墓参りで井の頭へ来られなかったので、遅れを取り返すべく張り切って出陣。自然度が極めて低い自宅前でヤマガラが鳴いており、井の頭公園までの道中も住宅街ながらヤマガラが鳴き、上空をメジロがはしゃぐかのように鳴きながら飛んでいった。何となく鳥たちの動きが活発な印象を受けながら公園へ入った。
10分ほどでキビタキの♂♀を観ることができ、その後もオオルリの♂幼鳥を見つけたが、全体的にはキビタキの♀タイプが多い傾向が続いており、少々退屈気味。昨年と大きく違うのはサメビタキ属が圧倒的に少ないということで、寂しい限りだ。その印象を強くしながら移動するとズィーっとツグミsp.の声。マミチャか!?と見上げると、たまたまカエデにコサメビタキがとまっているのが目に入った。結局ツグミsp.は見つからなかったがコサメビタキを堪能することができて嬉しい朝だった。
お茶の水池にハシビロガモ♀が入っていた。


2006年9月23日土

8:00〜17:00
晴れ、21.3〜26℃、〜3.3m/s

第15回井の頭かんさつ会

かんさつ会の様子

第15回の観察会は1年前と同じく秋の渡りの野鳥観察を実施した。会の開始早々、ゴイサギがカイツブリの雛を捕食する場面を目撃することになり、驚嘆と悲しみと感心と新たな問題意識とで複雑な想いに包まれた。そうこうしている内に池のオナガガモがいつの間にか増えており、驚きの連続。その後、幾多の出会いをトレースすべく探鳥を開始するが、この日この時間はあまりふるわなかった。台風が近づいており、気圧が下がってきたり、風が強くなってきたことが悪影響しているのだろうか。観察会の時間はカケスの声やキビタキの雌くらいで今ひとつ期待していたような観察はできなかった。観察会終了後はキャンティ・セッテで昼食会にし、ほろ酔いで森へ戻って夕方まで観察を続けた。どうも低調な感じだった。


2006年9月22日金

7:25〜8:50
くもり、25.5℃、微風

戻り鳥

オオルリ♂J

昨日の谷間は一時的なものだった。全体に低調ではあったが私が仕事に出かけた後から夕暮れまでにある程度の観察はされた。その流れを受けてか今朝は少し活発な動きが見えたし、一日を通すと再び波が大きくなってきている傾向が顕著だ。このまま上り調子であれば明日の観察会は面白くなりそうだ。
昨年とは明らかに傾向が違う。ヤマガラのことや、サメビタキ属が少ないとか、そういう傾向もあるが、それ以前に数がとても多い。これは春の渡りの密度の濃さを反映しているのではないか。行きが多かったのだから戻りが多いのは必然だろう。種によっては生き帰りのルートが違うが、同じルートを往復するものも多いだろう。春、全国的に渡りの夏鳥が多かった傾向が秋の渡りの戻り鳥の密度の濃さに反映されている。
今朝はオオルリの♂幼鳥をじっくりと観られた。首をすげかえたようなルックスがやはり滑稽だ。


2006年9月21日木

7:10〜8:50
晴れ、22.7℃、〜0.8m/s

動から静へ

キビタキ♀

昨日のビッグウェーブが続くことを期待し、勢い込んで300mm/2.8を背負って井の頭公園へ。悪い撮影条件を少しでも有利にするためには多少の重量の増加はやむを得ない。外は晴れていて秋らしく天高く爽やかな空気が心地よかった。これで怪我などしていなければ颯爽と歩けるものを...ま、これは仕方ない。
センサスを開始するが、今朝はちょっと静かだ。未だ通勤通学の一歩手前の時間とはいえ、少し静か過ぎる。風は昨日よりも微かにそよぐ程度だから、動くものは目に入りやすい好条件。それにも関わらず鳥の姿が見当たらない。一瞬、静寂の中に葉がそよぐ音が心地よかったが、あれほど沢山いたヤマガラの一声も聴けない。これはどうしたことか。明らかに『抜けた』感じがする。あまりにも昨日の大波の印象が強かったので、この極端な落差がかえって面白い。動から静へ、頂点から一気にどん底という印象だ。しばらくするとヤマガラの声がし始め、かろうじてキビタキ雌を確認することができたが重い荷物背負い損な朝だった。データとしてはとても面白いものが得られた。


2006年9月20日水

7:00〜8:00
晴れ、24.8℃、〜1.0m/s

活発な動き

オオルリ♂

井の頭バードリサーチの仲間によると昨日は大きな波だったということで概ね朝の短時間の印象は当たっていたことになる。それが続くことを願いつつ井の頭公園へ。キビタキ♀のお出迎えの後はいろいろのオンパレードで、鳥たちの渡りは引き続き活発な動きを見せてくれた。キビタキ♀を中心に入れ替わり立ち替わり次々に姿を見せてくれるお祭り状態は、今日が平日でしかも早朝会議の日だという事実を強く恨ませるものだった。とりわけ鳥おじさんと共にサメビタキを初認することができたのは今朝の収穫だった。この波、いつまで続くだろう。


2006年9月19日火

7:50〜8:50
晴れ、30.0℃、〜1.2m/s

目覚ましブルー

オオルリ♂

起きると窓の外はすっかり明るくなっていて陽射しが眩しい。予報に反して晴れたようだ。慌てて準備し、飛び出した。外は暑く、夏に逆戻りしたかのような陽気。暑さ寒さ彼岸まで、だからこれが本来の残暑だろうか。今日は半袖だ。
公園へ入ってセンサスを開始するとすぐにFさん、Oさん、Yさん、鳥おじさんに出会った。今日は久々にMさんも来ていた。すぐにOさんご出勤の時間になり、お見送り。その10分後にオオルリ♂がひるがえって飛び鮮烈な目覚ましブルーを放った。キレイな成鳥は久しぶりだ。オオルリは小さな毛虫を捕食した後、林の奥へ消えた。その後もキビタキ♀タイプが随所に頻繁に現れ、渡りの波を感じた。一日中探求したい日だが、仕事でも行こうということにした。


2006年9月18日月

14:00〜14:50
雨/曇、27.6℃、〜3.5m/s

雨上がりのキビタキ

キビタキ♂

夜から雨が降り続いていたので、安心して(?)ゆっくり眠った。膝は三歩二歩だが、風邪の症状は少し改善したようだ。雑事をこなしている間に空が明るくなってきたのでこらえきれずに出陣。雨上がりの出会いに期待して井の頭公園へ。台風の影響で風が強く、蒸し暑かった。風が強めで葉が揺れて鳥の姿を見つけにくいということはあるにしても、好調だった昨日よりも鳥の数は少なめのようだった。そんな中、シジュウカラの群れを追っている内にキビタキ♂を見つけ、嬉しくなった。ほどなくバードリサーチの仲間が数名登場。聞けば雨が降っていた午前中から来ている仲間もいるとのことで、頭が下がるばかり。頑張ったメンバーは雨にも負けなかった甲斐があってツミやトケンを確認している。
短い観察の後は城を見に行った。この地での自然観察、環境保全がライフワークである以上、拠点を構える時節に来ている。


2006年9月17日日

9:30〜15:00
曇時々雨、23.2℃、微風

鳥とりどり

キビタキ♂

久々に完全なオフ。昨晩少し飲み過ぎたダメージを回復しながら井の頭公園へ。天気が心配なものの、時間を気にせずにじっくりと探鳥できることはありがたい。今は渡り観察のシーズン真っ盛り。今日も多くの仲間が繰り出していた。夢中でいろいろを追っている内に気づけば14:30近くになっていて、慌てて昼食を食べた。時間を忘れて目の前の観察に集中したのは久しぶりのことだ。鳥たちは期待を裏切らず、一通りの観察ができて腹八分。あと2種ほど観察できていたらおなか一杯だったのに、という帰り際のAさんのコメントに共感した。


2006年9月16日土

8:30〜12:00
晴れ、25.9℃、微風

よみがえれ!井の頭池シンポジウム

キビタキ♀

今日は西部公園緑地事務所と神田川ネットワークが中心になって実現した井の頭池の環境保全を考えるシンポジウム『よみがえれ!井の頭池』の当日。井の頭かんさつ会は神田川ネットワークの糸井さんからシンポジウム開催前の午前中に自然観察会を依頼され、全面協力することになっている。その観察会が始まる前に森に立ち寄り、バードリサーチの仲間に会い、キビタキの雌を観察することができた。天気はここ数日の鬱陶しい秋雨空をひっくり返し、空高く爽やかな秋晴れ、予想よりも少し気温が上がりそうだ。
少し待ち合わせに遅れて七井橋に降り、田中さん、小町さんと作戦会議。カワセミが池を舞った。オナガガモも1羽は確認できた。
野外ステージに集合し、参加者を3班に分けて3コースに分かれて観察会開始。私の得意分野は言うまでなく鳥類だが、池の周りを歩くコースということで植物についても話をした。田中さん、小町さんからは1年内に植物のみで観察会を主催するよう課題を与えられているから、はじめの一歩というところだろうか。井の頭池の周囲の環境、動植物についてあれこれお話をしながら、あっという間に2時間が過ぎ、観察会を終了した。
昼、分園に保護されているヤマセミを観てからシンポジウム会場へ入った。
シンポジウムは雨水浸透ますの有効性を再確認し、湧水復活の側面から井の頭池の環境保全にアプローチしようというもの。現在、井の頭公園の池は地下水を汲み上げることで水量を保っている状況。豊富な水量がなければ水質浄化もままならない。公園および水系周辺に森が少ない以上、各住宅に雨水浸透ますを普及させて地下水の量を増やすことがとても重要になる。この分野で進んでいる小金井市の市長が講演し、関係各分野からパネラーが出席し、その有効性を確認し、協力・協働を呼びかけ、会場は盛大な拍手で包まれた。
第2部は昔の井の頭池を知ろうという企画で、大正時代からの貴重なアーカイブ写真をスライドしながら、今年米寿を迎えた郷土資料家の宮崎さんというとてもユニークな語り部が井の頭公園の昔日をユーモアたっぷりに語り、会場を驚嘆と笑いの渦に包んでいた。
今、井の頭かんさつ会は外来種駆除と餌やり禁止の2つの問題に取り組むことで井の頭公園の環境保全(在来種保護、生態系回復、水質浄化)という目標に向けて活動を始めている。私たちは単に自然観察を楽しむだけでなく、それを通じて環境を考え、それを保全するために行動し、よりよい形をさらに楽しむという志を持って活動している。このような大きな目標の実現は私たちだけでは不可能であり、多くの仲間を募らなければならない。そして、その下地は既に出来上がっている。シンポジウムのたびに同じ目標を持つ仲間が沢山集まるのだ。次は具体的行動計画と協働の運営ということになる。また、忙しくなりそうだ。

午前中の観察会
パネルディスカッション

2006年9月15日金

7:20〜8:40
くもり、22.3℃、〜0.8m/s

風邪にも

サンコウチョウJ

鬱陶しい秋雨が一休み。雨の問題は片付いたが、昨日から風邪気味でだるい。くしゃみや咳をすると傷めた右肩周辺が痛む。そんな満身創痍一歩手前のコンディションで井の頭公園へ。今朝も井の頭バードリサーチのメンバーは元気にモニタリングしている。
エナガが活発に鳴き、動き回る姿を久々に見かけた。森には鳥の姿が少ない印象で、ヤマガラがちらちらの他はムシクイ属やヒタキ科の姿は見えないし、カラの群れも少し離れた場所に出て行っているようだ。皆と別れ、独りで再度センサスすると活発な動きのカラの群れが見つかり、その中にサンコウチョウがいるのを見つけた。アイリングが目立たないから今年生まれの幼鳥だろう。サンコウチョウの観察と同時にアオゲラが盛んに鳴いていたのが印象的だった。
池のオナガガモは2羽になっていた。いずれも♂エクリプスだ。


2006年9月12日火

8:15〜8:40
雨、23.4℃、ほぼ無風

雨にも怪我にも

センダイムシクイ

MRIを見てもらった結果、十字靭帯は大丈夫で、内側副側靭帯が骨から剥がれ気味だということがわかった。結論的にはまともになるのに後2,3週かかる見通し。
そんな怪我に負けずに今朝も井の頭公園へ。雨がぱらついていたが、何か面白い種が降りているかもしれないと考えるとそれも味方に思える。
公園へ入るとそこここでシジュウカラが鳴いていてメジロとコゲラとの混群を形成していた。そんな中で一番大きな群れの中に数羽のムシクイsp.を見つけた。暗い上にすばしこいので亜種が特定できない。後でブレブレ写真を見返して一羽はセンダイムシクイだと確認した。雨が強くなってきたので早々に退散した。


2006年9月10日日

12:30〜16:30
曇り/晴、32.6℃〜33.2℃、微風

残暑厳し

キビタキ雌

少し膝を修復できるかなと朝寝し、昼に井の頭公園へ。来週の公園での観察会の下見の前に渡りの鳥をモニタリングした。昨日とは違う場所でツミが飛び去るのを見て、その直後にキビタキ♀2羽が下から上がってきたのを観た。森にはヒヨドリの大群が入っていて、少し目障りなくらいだった。またヤマガラは同じルートを往復してエゴノキの実を運んでいた。貯食行動には早いかなと思うが、どうもそのような動きだった。池に降りてオナガガモを確認し、小町さんと共に観察会の下見を行った。昨日より長い距離を歩いてすっかり膝が疲れたが、もう一度森に戻ってみた。16:00を回っていたので誰も残っていなかったが、コサメビタキを確認することができた。夜は『きびや』で一献。我が城について熟考した。


2006年9月9日土

10:30〜14:00
曇り/晴、30.4℃〜28.3℃、微風

オナガガモ初認

オナガガモ♂エクリプス

パンドガーデンで秀逸なパンを10個ほど購入してから井の頭公園へ。膝の状態はあまり変わらないが、モニタリングを休むわけにはいかない。森へ入るとシジュウカラとヤマガラの群れに迎えられ、精査するとセンダイムシクイとエゾムシクイを見つけることができた。その後、井の頭バードリサーチの仲間たちに会った。目の前にはキビタキの雌が2羽来ていて、ミズキの実を食べては少し離れたサクラの樹で消化するために休んでいるようだった。たまにミズキの実の種を吐き出していた。その後Fさんが来て池でオナガガモ初認の報を聞いた。


2006年9月8日金

8:15〜9:00
小雨、29℃、〜0.8m/s

再開

????

脚の調子を確かめつつ、井の頭公園へ。完治には程遠いし、脚を深く曲げられないので歩きづらいが、連日井の頭バードリサーチの仲間に観察と記録を任せ放しでは申し訳ないし、自分の気持ちもいつまでも部屋でくすぶっていられないという想いが強くなっている。いざ!
やる気をくじくような冴えない天気。無理をしないよう、左膝と相談しながら一歩一歩前へ。ずっと片足をひきづっていたので、うまく歩けず『歩む』ってどうだっけ?という戸惑いさえ感じる。それでも前へ、前へ歩んだ。月曜日よりははるかに速く歩けるようになった。
ヤマガラの声を楽しみながら久しぶりに森をセンサス。シジュウカラの比較的大きな群れに何回か当たるが渡りの鳥は見つからない。暗いこともあるし、脚に気が行っていることもあるが、見つからなかった。そんな中、少し大きめに見える赤茶ぽい影が...しばらくその影を追い、やっと姿をつかまえてみると上面には赤茶が入っていた...さて写真のこの鳥、何だと思いますか?


2006年9月6日水

輪切り

MRI画像

先生はMRIで精査するという判断をしたが、順天堂は大病院なので医局でMRIを撮影するのは待ち時間が長すぎる。そのため、外注のMRI屋さんで撮影してもらうことになった。シップを剥がし、強力な磁場の中で膝を輪切りにした。良くはわからないが、台に乗せられ音がうるさいからとヘッドフォンを付けられてスキャンがスタート。前衛音楽のようなノイジーな音が次々に続いた。約30分後、6枚の写真を渡された。会計は7000円強。医療費は3割負担だから定価は24,000円ほどだ。なかなかいい商売のようだ。写真を会社のライトテーブルに並べて写真を撮ろうと思ったが、さすがに不真面目に思われるといけないので自粛した。外注ゆえに先生に写真を渡すまでの間に自分で見ることができるが、写真の見方が良くわからないので意味がない。


2006年9月4日月


機動力低下

無謀にも片足を引きづりながら井の頭公園へ。日頃早歩きで10分強の道のりに倍近い時間がかかった。機動力の大幅低下である。無論のこと、公園内で使える時間は短く、駅までの道のりも長く、疲れ果ててしまった。あらためて機動力の低下が及ぼす影響を身にしみて痛感した。整形外科では定評ある順天堂医院にかかると左膝中央の十字靭帯および右側面靭帯を損傷しているとのこと。この大事な時期に痛い負傷だ。しばらくは我慢の日々が続く。


2006年9月2日土


名誉の?負傷

赤谷の森

早朝、Sさんと共に山へ入った。木陰に入って歩くと秋の風が実に快適、温度を計測すると17℃前後だった。好きな季節を都会より一足早く先取りだ。ヤマビルの動きが鈍るのもありがたいことだ。今回もハイキングコースなどとは程遠いルートだったが、この頃は山の歩き方が少し身についてきて楽しい。Sさんがいろいろな山歩きの知恵を少しづつ伝えてくれる。岩盤ベースの急斜面を600mmを担いで登るのは危険たっぷりだったので、滑落しないように慎重に上り下りした。バーバリアンのチーフテンはいい長靴だが、こういう場面には全く向いていない。スパイク付きの長靴の方が安全である。
時間になり9月赤谷の日に参加。いい季節を楽しみながらいい仲間たちと共に豊凶調査に取り組んだ。事件はその日の午後に起きた。意外な場所で『滑落?』し、左膝と右肩を負傷してしまった。名誉の?負傷などとは程遠い不名誉かつお間抜けな怪我により、しばらくはいろいろな活動が滞ってしまう。全く何やってんだか。すぐに病院に連絡を取りアテンドしてくれたMさん、Iさんに大感謝。


2006年9月1日金

7:30〜8:40
曇天のち雨、24.8℃、〜1.5m/s

コサメビタキ初認

センダイムシクイ

どんよりと曇って今にも雨が降りそうな、暗い朝だった。湿度は高めだが気温は低く、9月に入った途端に秋の感じがする朝だった。この所楽しみ続け、働き続け、疲労も蓄積されているが寸暇を惜しまずに動かなければならないシーズンである。原動力はパッションの在庫。再燃焼中。
今朝は比較的に大きな群れの中にサンコウチョウを見つけた。50羽ほどの大きな混群は樹上のかなり高い位置を動いているので追いかけるのが大変だが、何回かサンコウチョウを確認することができた。すばしこいのでじっくりと確認できないのだが、やはり上面の赤茶味が強く、アイリングは見えず雌の幼鳥のようだ。サンコウチョウを追っているとき、コサメビタキの姿をちらと見かけ、独特の金属ぽい地鳴きを聴いた。この秋井の頭では初認だ。まもなくエゾビタキやサメビタキも確認されることだろう。
ここ数日は渡りの波のピークのようだが、土日に赤谷へ遠征に行かなければならないのが惜しい。しかし頭が下がることだが、バードリサーチのメンバーがカバーしてくれるのでデータが途切れない。本当にありがたいことだ。


2006年8月31日木

7:20〜9:40
晴れ、27.4〜27.7℃、ほぼ無風

虫食い

センダイムシクイ

サンコウチョウ登場で森は一気に活気づいた。朝組ではない井の頭バードリサーチのメンバーも早朝から探鳥に精を出していた。サンコウチョウは私が到着する前まで観られていたそうだが、既にロストしていた。未だ逗留しているという事実を喜び、早速センサスを開始した。今朝は少し時間が余分に使えるので勢い込んで500mmとマークIIを持ってきた。ただ、重装備で来るとどうなるかジンクスが怖い...
シジュウカラの混群とそれに混じるセンダイムシクイは何回か観ることができたが、サンコウチョウはなかなか見つからなかった。何周かセンサスを繰り返したが見かけられるのはムシクイばかりで空振りに終わった。変なジンクスが固まってしまったようだ。
センダイムシクイが頭ほどもある緑色の羽虫をくわえていた。


2006年8月30日水

7:00〜8:05
くもり、27.7〜28.5℃、ほぼ無風

サンコウチョウ初認

サンコウチョウ幼鳥

テスト記事を担当する完成間近のコーワの双眼鏡の開発中モデル『ジェネシス44』をぶら下げて井の頭公園へ。会議がある水曜日は使える時間が短いのが悔しいが、果たして今日ほどそれを痛感した日はなかった。
少し昨日の暑さを残したように蒸し暑い森を歩き、いつものように早朝組のOさん、Tさんにお会いして共にセンサスをかけた。『ジェネシス44』はコーワが舶来物に負けじと総力を注いで製作した逸品でスペックは10.5x44。なかなかの見え味のようだ。週末にしっかりテストしてみよう。
シジュウカラの群れを見つけ、センダイムシクイを確認。奥まったところで素早く動くので写真を撮れず苦労させられた。センサス後半で不意に素早い羽ばたきでヒタキの動きをした鳥が目に入った。上面は鮮やかなオレンジに見え、かなりどきっとさせられた。サンコウチョウだった。すぐに出なければならない時間になり、まともに写真が撮れないまま森を離れなければいけないのが悔しかった。しかし、待っていた真打ちが登場し、井の頭バードリサーチは一気に活気付いてきた。


2006年8月29日火

7:00〜8:45
晴れ、26.7〜28.4℃、ほぼ無風

赤時鳥を探せ

ヤマガラ

週末の旅で持たせてもらった泡盛『久米仙』のブラウンを遅くまで飲んでいたが、最近出没していたカッコウ科の鳥の同定のために6時に起きて井の頭公園へ。今日は再び暑くなるとのことだったが、朝の空気は爽やかで秋を感じるものだった。いつものようにセンサスをしながら歩み、森でOさんとTさんにお会いして写真を見せてもらった。観察状況も含めて精査し、ホトトギスの赤色タイプと同定した。写真を見せてもらうと羨ましさを感じるものだ。まだいるかも知れない...Bさん、Yさんも加わって周辺をくまなく探したが残念ながらそれらしい姿は見つからなかった。しかしながら渡来したヤマガラは観察できたし、センダイムシクイも何回か見つけることができた。ヤマガラを観察しているとセミを捕まえたのが目に入った。セミは大暴れしていたがヤマガラは巧みにそれを押さえてつついていた。カラ類の中では気性が荒いタイプと思っていたが、こんな猛禽類(ツミ)なみの蛮行に及ぶとは想定外だった。


2006年8月28日月

8:00〜8:45
曇り、26.4℃、ほぼ無風

秋の空気

カイツブリ親子

遊び疲れか、少し寝過ごした。目覚ましを止めた記憶が全くない。慌てて準備をして井の頭公園へ。この3日間、センサスを仲間に任せきりにしてしまった。土曜日にはツツドリ赤色タイプが出たそうで、いよいよ渡りが本格化しそうだ。
まだ気温は高いが、空気が涼やかだ。そんな秋の空気を感じながら歩みを進めた。時間が短かったため決定的な発見には至らなかったが、とても高い位置(首が疲れる)で動いていたシジュウカラの群れ、あの中には渡りの種がきっと含まれていたことだろう。明日はもっと早く起きよう。


2006年8月27日日

戸隠堪能

戸隠随神門前

朝、奥社へ向かった。惚れ惚れするような森の中の参道を歩けば、昨日の静けさが嘘のように鳥の影が豊かに感じられた。カラ類が一通り観られ、活発に動いて姿を見せてくれたし、センダイムシクイのさえずりと群れが観察できたこと、サンショウクイの大合唱、コサメビタキがゴジュウカラやコゲラを追い回していたこと、久しぶりのキバシリやイカルの大群など繁殖が終わってオフシーズンを迎えているにも関わらず大いにBWを楽しむことができ、この地の自然度の高さを実感した。一通り鳥類観察と植物観察を楽しんだ後は再び蕎麦。予定があって一足先に帰らなければならない主役二人、拠点を提供していただき会の運営に尽力してくれたOKさんとはるばる沖縄から参加してくれたOYさんとお別れした。残りのメンバーは夏休みの宿題に取り組んだ。NACS-Jの『自然しらべ』でバッタの調査を実施。その後帰路へ。車に分乗し、順調に帰るはずが45kmの渋滞に巻き込まれる破目に遭い、少し帰りが遅くなった。
素敵な友人たちとの信州合宿、楽しい3日間はあっという間に過ぎていった。


2006年8月26日土

戸隠へ

みどりが池

2日目は戸隠へ移動。NACOTの仲間から同期会と同じ日程で戸隠行に誘われたのを受けて、同期会の目玉イベントにさせてもらうことに決めた。昼前に戸隠へ到着。宿は伝統の越水ロッジ、周辺散策して戸隠のそばをいただき、森林植物園へ。鳥の出は今ひとつだったし、アクシデントもあったが、皆和気あいあいとフィールドを楽しんだ。残念ながら日程の都合で帰らなければならない3人を見送り、宿へ。夜は仕事明けのKさんが駆けつけてくれ、NACOTとNACS-J368同期会のジョイント酒宴となった。皆が熱く語る夜が更けていった。


2006年8月25日金

素敵な友人たちとの休日

霧が峰

一日だけ夏休みを取ることにした。NACS-Jの自然観察指導員講習を受けてから1年。粒ぞろいの仲間たちに呼びかけて出会いの1周年記念イベントを信州合宿で実施した。信州茅野に住むOさん宅を拠点に使わせていただき、楽しい3日間がスタートした。東京組、相模原組がそれぞれ八ヶ岳山麓に集った。そばなど食べて、早速フィールドへ。霧が峰へ向かいながら植物を中心に様々な種を観察した。鳥類はオフシーズンになっているが、ノビタキの秋羽になりかけを観察することはできた。夜は女性陣の手料理をいただきながらの酒宴。この同期会にはるばる沖縄からも友が駆けつけてくれ、宴席は大盛り上がりだった。合宿のいいのは、やはり帰りの電車と時計を気にせずに心行くまで楽しめること。いい時間が流れていった。


2006年8月23日水

7:20〜8:40
曇/晴、27.8℃、ほぼ無風

兆し

センダイムシクイ

ここ数日の空白期間にめげずに井の頭公園へ。シーズンを迎えて皆のモチベーションが上がってきているし、OHさんが全面的にバックアップしてくれている。
今日もここ数日と同じような天候で無風状態。森で動く対象を見つけるのは容易な条件だが、その動くものがいるかどうか。けれどもそんな心配は杞憂に終わった。今日は最初からこの数日間とは違っていた。『声が聴こえた日』3種のセミの声に包まれていてもシジュウカラの一声は聞き逃さない。森から少し外れた林縁部をうろうろしているシジュウカラの群れを2、3見つけることができたし、声も昨日までの空白感が嘘のように何回も聴こえた。そして2周目で巡回してきたシジュウカラの群れに出会うと、そこにはセンダイムシクイが混じっていたのだった。
昨日は近接エリアでムシクイspが確認されているし、今朝はOKさんが混群を見たという。小さな波の兆しのようなものがみえる。


2006年8月22日火

7:50〜8:50
曇/晴、28.5℃、ほぼ無風

真夏の桜

オオヤマザクラ

今朝もここ2日間と同じような傾向で、ついに森で小鳥を一羽も見かけなかった。こんなことは初めてだ。渡りの鳥たちが見かけられない時はあるが、スズメとハシブトガラス以外の留鳥が全く観察できない初めての経験には困惑させられた。毎年データを取ってみないとわからないが、夏と本格的な秋の渡りとの境目に一時的に鳥類が少なくなる時期があるのかもしれない。留鳥だと思っていた種は実は漂鳥で、この3日間のような一時的な空白期間を生む季節移動を行っているのかもしれない。数年データを取って精査し、やっと仮説が固まるような話だ。
今朝TSさんにお会いして桜の話を聞いた。葉脈標本のようにスカスカになった桜の葉は虫食いではないそうだ。今年の桜は穿孔褐斑病に見舞われてあのような姿になっているという。その被害で、葉が落ちたオオヤマザクラが花を咲かせていた。


2006年8月21日月

曇/晴、27℃、ほぼ無風

見上げればキャベツ

オオミズアオ

今朝は早い時間に会議だったので5:00に起きて井の頭公園を歩いた。この時間に起きるのも公園を歩くのも久しぶりだ。原動力はもちろんモニタリングを続けるという意識なのだが、最近現場仕事を楽しんでいることや好きな時代劇のDVD-BOXを買ったら大当たりだったことも寄与している。精神的にモチベーションが上がっているようだ。
その頑張りは見事に裏切られた。時間帯は早朝なのだが、昨日と同じようにシジュウカラの群れさえ見られない状況。今日もノーデータが蓄積された。Oさんにお会いしたが、やっとシジュウカラの群れを見つけたくらいだった。
公衆トイレでふと視線を上にやるとキャベツ?が貼りついていた。オオミズアオ、この地ではアオバズクの渡りのエネルギー補給に貢献している種だ。子供の頃、夜間に昆虫採集で街灯巡りをし、アスファルトの上で動くこのキャベツを見つけては神秘性を感じていた。


2006年8月20日日

曇り、31.9℃、〜5.0m/s

小鳥がいない!

虫食いの桜

所用を済ませ、昼過ぎに井の頭公園へ。まだ暑いには暑いが、風が涼しく感じられるようになってきた。
森へ入る前にシジュウカラとメジロの混群を見つけたので早速ムシクイを探したが、見つからなかった。本命は森でと思い、追跡を中止して森へ入った。森を1周した時、久しぶりに鳥おじさんに出会いしばらく話し込んだ。まもなくFJさんがやってきて、またしばらく話し込んだ。そうしている間にシジュウカラさえ見えないのが気になった。あらためてセンサスをかけるが、シジュウカラもメジロもコゲラも見えない。1周したところでエースのAさんFRさんがやってきた。精鋭をもってセンサスしても、シジュウカラの群れ一つ見つからなかった。こういう日もあるのだろう。
今年は桜の葉の虫食いが激しいのが目に付く。何か生態系に変化があったのかもしれない。


2006年8月19日土

晴れ、31.2℃、〜0.6m/s

センダイは気が弱い?

センダイムシクイピンボケ

最初は5時に起きて一日中センサスと考えていたが、考えてみれば未だ渡りの最盛期ではないし、なにしろ暑いので長時間観察することは難しい。前夜夜更かししたこともあり、ゆっくり目のスタートとなった。それでもすっかり日が昇りきっていると、なにやら取りこぼしをしてしまったのではないかと不安になる。
森を1周したところでOさんにお会いした。近況などお話した後、共にもう1周。やってきたTさんも加わってマヤランを観察した後、ゆっくりと慎重に探したが、見つからなかった。外人さんカップルに道を聞かれ、親切なTさんはアテンドして池の方へ。Oさんは時間切れ。私は今日はだめかなぁという気持ちが強くなり、暑さに負けて帰ろうと思ったが、しつこくもう1周することにした。無心でじっくりと探すが見つからず、やはりダメかと思った。Tさんが戻ってきて絶望感を共有し、お暇した直後にやっと見つけた。シジュウカラ、メジロ、コゲラの混群の中に1羽だけセンダイムシクイがいた!昨日よりかなり遠くで行動していたが、しっかりと『真夏の秋の渡り』を確認することはできた。
発見の報をバードリサーチの仲間に流して帰る途中、Yさんから連絡をもらったので現場へ戻った。再発見の自信はなかったが、シジュウカラの群れを見つけ、よく探すとやはりセンダイが1羽いた。Yさんにも確認してもらうことができてよかった。
渡りの時、ウグイス科のセンダイムシクイは混群に混じっていることが多い。群れの中でも少し離れたポジショニングをするようだ(←探すヒント)。移動中にシジュウカラなど留鳥を見つけて無理矢理仲間入りするのだろう。センダイムシクイはちょっと気弱な性格なのかもしれない。


2006年8月18日金

晴れ、29.6℃、〜1.8m/s

センダイムシクイ秋季初認

センダイムシクイ

昨晩それなりに飲んだが、データを蓄積しなければいけないという使命感から少し早めに起きて井の頭公園へ。もちろん好きだからこそ楽しんでできることだ。森にはTさん、Fさん、Bさんがいた。Fさんと一緒にセンサス開始。秋季はほとんど目視が頼りなので、春季より集中しなければ見落としが出てくる。より歩みをゆっくりにし、自然に身についた視点を動かしながら探す。渡りは始まったばかりなので、今は何もいないことがほとんど。無心であったり、雑念がよぎったり、ぼうっとしたりする。昨日はキビタキが見つかったが今朝は気配がなく、1周目は空振りだった。小休止の後、2周目にセンダイムシクイを見つけた。半ば諦めていたので思わず『いた!』と声が出てしまった。これをスタートすると続けざるを得なくなってくる。さーて明日は何が出るかな。


2006年8月17日木

曇り時々雨、30℃、ほぼ無風

渡り始まってます

キビタキ♀

スロースタートながら仕事前に井の頭公園へ。山から夏鳥が消えているので鳥たちの季節移動が始まっていることは確認できたが、この真夏にもう都市公園まで来ているかに関してはあまり期待はしていなかった。実際、蒸し暑い今日の観察は凡庸なものだった。いろいろなコースを歩いたがどこも空振りでやはり未だ早いのかなと思い始めた。そう思いつつもフィールドを精査するために2周目にかかると、遠くの方でなにやら茶色ぽい鳥が奥へ向かって飛んだ。スズメだろうなと思い込んでいたが、スワロEL10x42を覗いてびっくり!ヒタキ科の鳥だった。遠くてすばしこくてまともな写真が撮れず識別が難しかったが、細部を検討した結果キビタキ♀タイプと同定した。まだまだ夏の真っ只中だが、鳥たちの渡りは始まっている。
夜は『季節の詩』で井の頭かんさつ会のMTG。入れたばかりの一升瓶ボトルが半分近くまで蒸発した。


2006年8月16日

トムヤム・センレック

トムヤム・センレック

夜になっても蒸し暑い一日だった。暑いとなぜかタイ料理が食べたくなる、というわけで『エレファント・キッチン』へ。ずーっと定番お気に入りのパッド・ウンセン、最近お気に入りの豚肉とインゲンのレッドカレー炒めの2品でビールを少々。締めにはトムヤム・センレックを選択。世間にトムヤムラーメンなる料理は数あれど美味しかった試しがない。なぜなら、日本のタイ料理屋で出しているトムヤンクンは甘酸っぱ辛いだけで特に酸味が強すぎる味付けの店が多く、麺や米に合わないからだ。ところがタイ料理日本一であるここのトムヤンクンはとてもコクが濃厚な逸品で、これがセンレックにぴったり!感動の味を楽しむことができた。
最近グルメ日記のようになっている。これでは井の頭バードリサーチの仲間に怒られてしまいそうだ(^^;


2006年8月13日

秋の渡り探し

アオゲラ♀

公園と周辺を2時間ほどセンサスした。昨日とはうって変わって夏らしい暑さの中を歩いた。そろそろ秋の渡りが見られる頃。昨年のエゾムシクイ初認が8月15日なので、もしかしたら何か見つかるかなと期待していた。かなり入念にセンサスしたが、シジュウカラやメジロばかりだった。そんな中、アオゲラ♀を見つけたのが収穫だった。さあ、そろそろ森のモニタリングを再開しよう。秋の渡りを最初に見つけるのは果たして誰だろう...


2006年8月12日

第14回井の頭かんさつ会

カブトムシ見つけた

楽しみな第14回井の頭かんさつ会の日を迎えた。朝から断続的に雷雨が続き、開催中止が懸念されたが、この観察会は本当に天候に恵まれており、本番前にはすっかり雨が上がっていた。夕暮れ時、ヒグラシの合唱に包まれながら観察会がスタート。ライトで木々を照らしながら歩いた。雷雨は心配の種だったが、反面で涼しさをもたらしてくれた。涼しく、蚊も少なく、快適な観察会となった。
レポートはこちら


2006年8月11日

穴子の白焼き

松島の穴子

『季節の詩』で松島の穴子の白焼きをいただいた。江戸前の穴子よりもはるかに大ぶりなそれは食べ応えがあり、先日の鰻の白焼きよりも上品な肴だった。
最近、グルメ日記のようになっていてあずましくない。


2006年8月10日

冷汁初体験

冷汁

S社とB社の編集者と一緒に宮崎料理の店へ。地鶏と焼酎がメインで、鱧や鯨も少々。主食は会話と焼酎で、最後の締めに冷汁をいただいた。初体験のそれは夏らしく、また締めに最適な逸品だった。


2006年8月8日

夕焼け空

茅場町の夕焼け

仕事を早めに切り上げ、茅場町のNACS-Jへ向かった。今日は月例のNACOTの例会。先日の井の頭池での外来魚対策イベントと9月16日のシンポジウムの告知、今後の井の頭公園の外来種対策の方向性などの報告を済ませた。
例会に行く途中、立ち止まって夕焼けを眺めた。


2006年8月7日

晴れ、29℃、〜1.0m/s

第13回かんさつ会下見

変な虫

夜の弁天橋で田中さんと合流し、観察会の下見を実施。ナイトウォッチングの下見は当然夜に。蚊地獄はわかっていたので、早速虫除けシールを貼った。本番もあることだし、とさかいやスポーツで虫除けグッズを買い込んできた。虫除けシール2種、虫除けリング、虫除けバンド、虫除けストラップ、虫除けカード(意味不明)などなど。いずれもユーカリ系かペパーミント系の精油が使われているもので、これにPGを組み合わせた製品のようだ。いずれ効き目のあるグッズ探しのレビューをしてみたい。
この日は赤谷で使用して一定の効果を確認したシール以外のもう1種のシールを選んだ。成分は全く同じユーカリ系のようだが、赤谷で使用した品に比べてあまり匂わないのが気になった。案の定、シールを服に貼るやいなや刺された。それにシールは服が汗で濡れると剥がれ落ちてしまうのが難点だ。
次第にかゆくなりながら夜の雑木林を歩き、羽化しているセミやカブトムシ、名もわからない不思議な虫を見つけては喜び、ゴキブリやカマドウマの群れを見つけては背筋を凍らせた。
下見中、Sさんがご自宅でお孫さんと花火を楽しんでいるのが見えたのでご挨拶をと思いお声がけしたら、ビールでもまあまあということになってしまい、下見を中断してお邪魔することに。楽しく談笑している内に、ビールだけのはずが、それでは焼酎を!と厚かましく居座ってしまった。そのおかげでとても有意義なお話ができた。
お暇し、帰ろうとも思ったが、田中さんはやる気まんまんだった。酔いながら下見を再開。夜半近かったせいか羽化しているセミはほとんど見つからなかったが、夜のカイツブリ観察はできた。少し疲れたが楽しい夜だった。


2006年8月6日

晴れ、max38.6℃、ほぼ無風

ヤマビルと灼熱の地獄

チッチゼミ

4時過ぎに起き、身支度を整えてSさんと共に昨日とは別の調査地へ向かった。本日の調査地は登りは辛くないものの、とにかくヤマビルが多い道中だという。ツキノワグマはおっかないけれども遭遇・撮影してみたい気もする。ヤマビルに関してはツキノワグマよりも遇うのが嫌だ。でも、Sさんが長靴をヤマビル防御仕様にカスタマイズしてくれるので心強い。
比較的フラットな道を歩き始めるとすぐにヤマビルがとても多いという事を実感した。ある程度のスピードで歩いていてもウニョウニョ動くそれが目に入るし、立ち止まるとそこかしこでウネウネしているのがあっという間に長靴を登ってこようとする。しかしながら長靴にはヤマビル対策がしっかりなされているのでヤマビルどもはなかなか登ってこられない。ヤマビルファイターなしであれば、30秒もかからずに登頂を成し遂げて見事に膝から脚に侵入しているところだ。
道中は普通の登山道ではないので滑落の危険があり、あまり足元ばかりに気をとられて歩いていると危険。Sさんのアドバイスに従いヤマビルのことは忘れて慎重に歩き、安全な場所でヤマビルチェックを行うよう心がけた。それにしてもヒルが多い。ある時は足元を視たら3匹が同時に登頂を試みていて『ひえー』と思った。しかしながらヤマビルファイターコーティングが施された長靴だから、歩くだけでヒルたちはポロポロと力なく落ちてくれる。結局、足元を気にすることなく目的地に到着することができた。
観察地は幸いにも乾燥していてヒルがいなかったので調査に集中できた。虫除けパッチを帽子に貼り蚊とアブとブヨに備えて観察開始。時折茂みの中からカモシカだかツキノワグマだかわからない大きめの物音と気配がするとSさんにならって手を叩き、『おーい!』と声を出す。くまちゃんが返事をしたら大変だ。その後も猿の群れが近づいてきたり、野犬?が来たりとまあまあ賑やかだった。クマタカ以外にもハチクマやサシバ、オオタカ幼鳥が時折飛ぶ観察地。この日は風がほとんどなく12:00には38.6℃にも達していた。水分をマメに補給し、なんとか灼熱地獄の中で調査を続けたが、どうしても思考能力や判断力は鈍るのだった。早めに調査を切り上げ、Sさんと共に温泉で汗を流して帰路へ。

7月の赤谷の日でAさんを吸血して丸々と太った
ヤマビル。グロいのでモザイクで自粛...


2006年8月5日

晴れ、27.5℃、〜4.0m/s

鈴の音と風の音

南部鉄3連鈴

Sさんと共に赤谷へ。第一土日のこの週末は赤谷の日だが、私たちはハンドルを他に切った。クマタカの調査で山へ入った。この時期の調査は過酷な条件だ。過酷な暑さの中、重い機材を背負って山を登るのはもちろん、ツキノワグマにヤマビル、やぶ蚊に虻、蚋。それらの苦難を乗り越えて初めて調査が成り立つ。Sさんは山と森の専門家なので、素人の私に数々のアドバイスをくれる。今回、私が準備したのはクマよけ鈴の名品、南部鉄の3連鈴とヤマビルファイター、そして虫除けパッチ。Sさんが私の長靴をヤマビルファイターで『2重防御仕様』にカスタマイズしてくれ、3連鈴を腰からぶらさげて山を登った。普通の登山道ではない道中はなかなか歩くのがきつかったが、汗まみれになり、休みながら登ること約1時間、観測地へ到着。ここはヤマビルがいなかったのが助かった。暑かったが、やがて谷から吹いてくる風が熱くなった身体をクールダウン。ヒル地獄と灼熱地獄を覚悟していたが、Sさんと共に風の感触と音を楽しみながら快適に調査を行うことができた。


2006年8月4日

晴れ、33℃、ほぼ無風

二の丑には

鰻白焼

今日は今夏二回目の土用の丑の日。前回の丑の日は鰻を食べ損ねた。お気に入りの和食『季節の詩』で土用は鰻を出したのですかと訊き、頼めば良かったとこぼすとこの夏はもう一回土用の日があるとのことで、それならお願いできますか?と訊けばOKとのことだった。とてもわがままな客なのだが、店主の三浦さんはこのメニュー外のリクエストを快く受け入れてくれたので、直ちに予約することにした。三浦さんは半端な仕事はしないので、ただしウチは鰻屋ではないのでタレがなく蒲焼はできませんとのことだった。いいのです。飲兵衛にとっては白焼きこそ極上のおつまみなのです。早朝からの12時間の労働は今日の鰻が励みになり、あまり苦にならなかった。夕方、うなぎうなぎー鰻が僕を待っているーとつぶやきながら面倒な仕事を片付けて店に直行!十全茄子と南瓜の煮物、沼田の枝豆などいただいた後にメインイベントをいただいた。期待を裏切らぬ逸品に思わず隣のお客さんとの会話も弾んだ。ばっちり栄養をつけたので明日のツキノワグマやヤマビルとの闘いも乗り切れるだろう。


2006年7月30日

晴/曇、34.1℃、〜3.5m/s

外来種対策強化週間その2

関前公園のかいぼり

昨日に引き続き外来種対策のイベントを見学。昨日は釣りという手段だったが、本日はかいぼりという手段。関前公園は小さな公園で小さな池があるのみだが、この池の生態系が健全ではない。住宅街の中というロケーションが災いしているのだろう、ここは毎年かいぼり(池の水を抜いて生息している生物を全てさらって外来種を除き、在来種を戻す)を行っているのだが、外来種を全て駆逐しても一年後にはまた外来種が存在しているのだという。この日は想像していたよりも外来種が少なかった。それは外来種指定法成立という社会的要因と関係者の啓蒙の努力の賜物なのだろう。しかし、ミシシッピアカミミガメは皆無だったものの、相変わらずアメリカザリガニは豊富に出てきたし、金魚やフナの類もわずかながら出てきた。水辺の外来種駆除は3通り、すなわち釣りかかいぼりか、はたまた電気ショックかである。この2日間で二通りの手段を見学した。井の頭公園の池の外来種駆除にどんな手段が適していて、それをいかに実行に移すかがこれからの動きである。

かいぼりのお知らせ
減ったとはいえ大漁のアメリカザリガニ
武蔵野自然塾の梅田さんが種を解説

2006年7月29日

晴/曇、33℃、〜2.0m/s

外来種対策強化週間その1

外来魚生息調査

この土日は外来種対策週間。カイツブリが魚を獲る頻度が減り、コアジサシが滅多にダイビングしなくなった井の頭公園の池にはどんな変化があったのだろう...私はそれは外来種であるブラックバスとブルーギルの増殖によって水鳥の餌になる在来種が激減させられている影響が大きいと推測している。ゼロではない、カイツブリもコアジサシも採餌はしているが頻度がかなり減っているという話だ。そんな危機感を抱くこの頃、外来魚釣りのイベントが実施された。正直、年に一回わずかの人数がブルーギルを釣っても問題の解決にならないのではないか、そう思いつつ、根本的な解決のための施策を秘めつつ、同じ問題意識を持つ仲間とのつながりを作ろうという一念でイベントにオブザーバー参加することにした。

→外来魚釣りイベントのレポートはこちら


2006年7月22日

曇、26℃、ほぼ無風

池を眺めて

弁天池

スケジュールの合間をぬって久しぶりに朝の井の頭公園へ。朝から会議だったのでじっくりと観察している暇はなく、ほとんど通り抜けるだけだった。カイツブリの弁天ペアは巣立ち、随分大きくなっていた。親鳥は食べ盛りの3羽の面倒を見るのに大忙しだった。親離れにはまだまだ時間がかかるだろう。
つぶさに池を眺めた。お茶の水池、ボート池、弁天池...井の頭公園の池ではブラックバスやブルーギルが増えており、モツゴなど在来種の数が減っているようだ。カイツブリやコアジサシの動きをモニタリングしていると水中の様子が想像できるのだ。
週末はこの池や近隣の公園の池で外来種駆除のイベントがあり私にとっては外来種対策強化週間となっている。日頃から井の頭公園の外来種問題を憂慮している井の頭かんさつ会としてはもちろん両イベントに参加し、状況を把握して問題を考え具体的な対策を考える第一歩にしたいと思う。


2006年7月16日

曇/雨、28.2℃、ほぼ無風

第13回井の頭かんさつ会

玉川上水で観察会

7月の井の頭かんさつ会は前回に引き続き『川』シリーズ。今回は『玉川上水の生き物たち』をテーマに植物、昆虫を中心に自然観察した。スタート時、10:00を告げる時報と共に雨が降ってきて、今まで天候に恵まれてきたかんさつ会もここにきて雨に負けるか...と心配されたが、少し雨宿りしていると雨は上がり、その後は滞りなく進行することができた。常連さんを中心に20名近くの参加者と共に雨上がりの玉川上水を歩き、ツル植物を中心に観察を進める。25種ものツル植物、トラップにかかった何種類もの『掃除家』の昆虫たち、たまたま捕まえた上面が黄土色のカミキリムシと懐かしいキーキー音、生物多様性を五感で感じることができた観察会だった。クズの葉で『カポン』と音を鳴らす技を少し習得することもできた。鳥類観察には寂しい時期だが、自然観察に関しては事欠かない玉川上水フィールドだった。


2006年7月15日

晴/雷雨、36.1℃、〜2.8m/s

戦場のツミ

水上のツミ?

久しぶりにのんびりとツミを観察。家を出るなり強烈な暑さの洗礼を受けるが、いざ現場に着くと観察に集中する。久しぶりの休暇、久しぶりの観察、久しぶりのツミ。井の頭バードリサーチのFさん、Tさん、そしてエースのAさんと共に暑さと付き合いつつ、その時間を楽しんだ。しかし今日そののんびりとした時間は長くは続かなかった。まもなく雷雲が発生し、一人現場に残った私を猛烈な雷雨が襲った。轟く雷音、次第に強くなる雷雨、目の前を切り裂く雷光。すぐ目の前に落雷し『これは死ぬな...』身の危険を感じた私はトイレに避難。約30分以上トイレの中で戦場で空爆されているような爆音と振動に耐えた。それがやっと収まって外に出るとびしょ濡れのツミが餌渡しを行っていた。こいつらは凄いなぁと感心して再び観察を再開。ほどなくAさんが戻ってきて、Bさん、Fさん、ご無沙汰のKさんが集まってきた。ツミは現場に出来た水たまりに降りて水を飲みながら歩き回っていた。おまえはシギチか(笑)と皆で目を見張った。

←今日の戦場での空爆です。


2006年7月9日

曇天、26.3℃、ほぼ無風

復旧

トンボで子育て中?

ここのところ忙しい上にPCが重篤な故障となって泣きっ面に蜂、更新もままならない日々だったが、昨日やっと環境が整って復旧となった。仕事から趣味までモバイルノートとは思えないほどいろいろなツールを入れていたのがパーになってしまったので各データやソフトウェアの入れ直しはなかなかの仕事量で2日間を要した。
PC環境が復旧してすっきりした気分で井の頭公園へ。またまた久しぶりの観察となった。池のカイツブリは3羽の雛を子育て中。田中利秋さんと共にしばし観察していると親鳥はトンボを運んできた。トンボ…チゴハヤブサやオウチュウはよく食べるが、カイツブリがトンボとは面白い。そういえばカワセミが食べていた時もあったっけ。カイツブリファミリーは慣れない食材の料理に手間取っていたが、最後には雛が羽根ごと食べてしまった。
池を離れ田中さんと共に2時間ほどかんさつ会の下見をして歩いた。


2006年7月8日

いきつけのパン屋さん

パンド・ガーデン

最近、家からすぐのパン屋『パンド・ガーデン』が大変気に入って通っている。厳選した素材を溶岩窯で焼いたパンはどれもとても美味しい。そして生地はもちろん、調理パンの具材がまた素晴らしい。例えば焼きカレーパンの中身のカレーはスパイシーで濃厚な味わい深さがある。またサンドウィッチやポテトドフランスに使われているポテトサラダは粒マスタードの利いたジャーマンポテトで秀逸。あとお薦めはタコスソースがめっちゃ美味しいパンドタコスやオリーブオイルの効いたパリパリの生地のフォッカチャにペコロスやミニトマト、新じゃがが乗っている小たまねぎなど。美味しい作品の数々に目移りしてしまい、日曜日がお休みなので土曜日の朝に買いに行くとついつい朝昼晩翌朝までのパンを買い込んでしまう。また紅茶クッキーとチョコチップクッキーも粉の味を楽しめて、ボリュームあるお気に入りで最近カバンの中に常備している逸品だ。


2006年7月3日

曇り、26.8℃、ほぼ無風

久しぶりの公園

弛緩しきったカルガモ

久しぶりに仕事前に井の頭公園をフィールディングした。各ポイントをチェックしてみるとやはり典型種ばかりだということが判った。以前に見かけたウサギは今日も同じような場所をうろついていてコミカルだった。以前に比べて人間に寄って来ることがなくなったようで、野生化が進んでいるようだ。
池に出ると本来ここには必要のないボートの屋根でカルガモが弛緩しきっている姿が森のウサギに負けないくらい滑稽だった。
鳥たちの渡りが終わったことで6月中旬以降、鳥類モニタリングがお休み状態になってしまった。8月下旬から秋の渡りの開始でモニタリングを再開するにしても、せっかくここまで継続して続けてきたものを止めてしまうのは勿体無い気もする。さしあたってリアルタイム情報には観察種全てを記載しておこう。


2006年7月2日

曇り/雨、22℃、〜1.2m/s

猛禽類調査研修(フィールドワーク)

猛禽類調査

わずかに酔いを残しながら寝袋を開けてまどろんでいた。私よりも量を遅くまでやっていた仲間たちが畳を踏む音で目が覚めた。頃合いになり、朝食をとって出陣した。今日は猛禽類調査研修のフィールド篇。懸念された空はなんとかなり、双眼鏡の使い方から記録の取り方までを実習した。研修には近くで繁殖したノスリがとても貢献してくれた。彼らはちょうど幼鳥を巣立たせ、待つ子らに頻繁に餌を運んでくるというモニタリングに絶好なタイミングにあった。3地点で2時間強モニタリングし、各地点からの時系列観察を報告しあって記録をまとめた。
今回も楽しかった赤谷の日が終わると忘れていたように大雨が振り出した。そういえば土日この地の予報は雨で大雨洪水警報さえ出されていた。それを完全にひっくり返した。どうもここに集う仲間たちは晴れ男女ばかりのようだ。


2006年7月1日

曇り、25℃、〜3.0m/s

禁煙と禁影

豊凶調査

今日からタバコ税が上がり価格が値上げされた。主要なタバコが20円から30円ほど値上がりする。値上げ前に駆け込みで大量に買い込んだ愛煙家も多かったそうだ。禁煙の抑止力にもならない小幅な都合増税をした政府と、禁煙すればどれだけ家計を倹約できるか知りつつもそれを選択せずに細かいところで節約根性を燃やす愛煙家、どちらもせせこましいことだ。
車を走らせ7月の赤谷へ入った。高速を降り窓を開けるとこの上なく心地良い風が吹き込んできた。月に一度、リアルネイチャーに身を置くことは既に私の人生の軸になっている。そう、この風を期待して一ヶ月厳しい闘いをくぐってきたのだ。今回は楽しみな猛禽類調査研修がメインテーマ。野鳥を撮影する写真機材は一切持たない。撮れる状況があると撮ることを考えてしまうことは習得すべきスキルから身を遠ざけてしまう。あくまでも今回は観察をマスターするための勉強なのだ。世は禁煙、私は禁影。夜の研修会を控え、一日目昼のアクティビティは豊凶調査に参加。赤谷のオオルリのさえずりの個性と美しさを堪能しながら森を歩き活動することは本当に楽しいが、ヤマビルにはナーバスにさせられた。4回長靴に入られ3勝1敗で吸血された。長靴に『ヤマビルファイター』をかけつつ、たびたび長靴を脱ぎ、パンツの裾を捲り上げて敵を探すことを繰り返し、なかなかアクティビティに集中できなかったが、気の合う仲間と取り組むのはとても楽しいものだ。温泉に入り、一度は止血していた傷口から再び流血するのを再度止血し、夜の猛禽類調査研修に臨んだ。しっかりとレクチャーを受けた後はもちろん大宴会。酒豪たちの闘い?は長期に及んだようだ??

←赤谷のオオルリのさえずり
赤谷川の流れの音であまり
聴こえなくてごめんなさい


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