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2005年12月31日

快晴、気温8.5℃、max 5.2m/s

鳥観納め

昨日は思い切り遊び、思い切り食べ、思い切り呑んだので、今日は寝ていようと思っていたのだが、明るくなると目が覚めるし、家で転がっているのは精神的によろしくないということで公園へ。森は鳥で溢れていて、シロハラ、ウグイス、エナガ、アオジ、メジロ、シジュウカラ、コゲラなどが随所で動き回っていた。エナガは頭上2mの至近に来てくれたりしてサービス抜群だったが、今日はスコープしか持っていなかったので写真が撮れず、いい場面を沢山逃した。池に出るとユリカモメが100羽以上集まっていて、カモたちがすまっこに追いやられている状況に。公園を訪れる人たちが面白がってカモメに餌をやる内に『おいしい公園情報』がカモメたちの間で評判になったのかもしれない(?)。
はるか遠くにオオタカ幼鳥を見つけ、スワロでじっくりと観察。今年の鳥納めはオオタカということになった。一富士、二鷹、三茄子は初夢のことだったか、まあ何となく縁起物ということにしておこう。『ほさか』で年越し蕎麦を食べたし、後は家で飲んだくれるだけだ。
今年も本当に多くの方にお世話になりとても充実した一年となりました。来年もよろしくおつきあいの程、お願い申し上げます。

オオタカ幼鳥

2005年12月30日

快晴

渡良瀬遠征

井の頭のKさんと共に久しぶりに渡良瀬へ。ローカルな鳥観では観られない種をいろいろと観てもらうことに。到着するなりノスリが道路端にとまっていて、そのすぐ傍をハイタカがかすめて上空で輪を描き、チュウヒが飛んだ。Kさんは井の頭とは全く違うオープングラウンドの環境に感激していた。
厳しい寒さを想定していたが、当日はほとんど風がなかったので暖かくてのんびりと観察できる絶好の日和だった。午後の本番が始まるまで、フィールドを巡回して探鳥する。随所にとまっているノスリを撮影。遠くの樹にチュウヒがとまっていてスワロで陽炎越しに尾羽の形状をじっくり観察。ミサゴは大きめの魚を食べていた。収穫はコチョウゲンボウで、これは車道上の樹にとまっていたのでサンルーフから超至近距離でじっくりと観察することができた。幼鳥なので行動が大胆だったのかもしれない。小鳥もツグミ、ホオジロ、カシラダカ、ジョウビタキなど多く、ベニマシコの声も聴こえた。昼食後、Kさんと手分けしてコミミズク、ハイイロチュウヒをばっちり観察。とてもいい一日だった。夜は『季節の詩』で久しぶりにコースを頼み、半分ほど残っていたボトルを空け、新しいボトルを入れた。M浦さん、来年も美味しい料理をよろしく!

コチョウゲンボウ♂J

2005年12月29日

快晴、気温2.6℃、max 0.3m/s

微妙な変化

冬らしく寒い日が続く。空気の冷たさから上空の寒気の存在を意識させられる。年末を控え、人影も少なくなって静かな公園を独り歩くのは寂しい。すっかり葉が落ちてモノトーンになった森を、すっかり枯れ色になってちじれた落ち葉を踏みしめながら歩けば不意に寂寞の想いがこみあげてくる。冷たい風が頬を叩く。
森をモニタリングしていて感じる最近の傾向はアカハラを観なくなったこと、ツグミが増えたことだろうか。また、全国的に冬鳥が遅いとか少ないと言われている今シーズンだが、ここ井の頭エリアではジョウビタキやルリビタキが例年より少ない感じがする。なんとなく感じている微細な変化が面白い方向へ向かうサインだといいのだが。

ツグミ

2005年12月27日

快晴、気温0.7℃、max 0.5m/s

ジュルリには弱い

今朝は昨日以上に冷え込んだが、ほとんど無風なので体感的にはさほどでもない。さすがに日陰では少し痛いような感覚があるが、テストを兼ねてベースレイヤーにパタゴニアのR1ボトムを履いていたので昨日のような下半身からの凍えは皆無だった。R1の上はカジュアルなパンツだが驚くほど暖かい。ただ、トップスと違って簡単に脱いで温度調節できないのでオーバーヒートが心配。
森の観察窓で遠くで動くものを眺めているとOさんが小走りにやってきて『アオゲラがいい位置にいます』と呼びに来てくれた。頭頂部の赤が短かったので♀だった。昨日と同じ個体だろうか。ツグミ、シロハラ、ウグイス、アオジ、カワラヒワなどを一通り確認し、スタバでコーヒーでも飲もうと移動しかけた時『ジュルリ』の声が聴こえた、聴こえてしまった。すっかり葉が落ちて観易い木々にエナガが枝移りしている。既に胃がカフェイン待ち受け状態になっていたがエナガには思い入れが強く、無視できない。自分はジュルリには弱い。結局時間ギリギリまで観察・撮影することになった。カフェインの方もチタンのポットを持参してきたのが大正解で、しっかり駅のベンチで一服することができた。

エナガ

2005年12月26日

快晴、気温6.2℃、max 3.0m/s

冬の森

久しぶりにホームフィールドを歩くと、さらに木々の葉が落ちていて明るく遠くまで見通せるようになっていた。森はすっかり寂しげな冬景色になっていた。そのおかげで野鳥の姿は探しやすくなった。アオジがうろつくのも、シロハラが落ち葉をひっくり返すのも、ウグイスがせわしなく動くのも全て見通せる。森をセンサスするのも以前よりもはるかに楽になった。ゆっくりと森の外周を歩いていると頭に木の皮が当たった。自然に落ちたのかなと思ったが、コツコツコツという音が聴こえてアオゲラだとわかった。頭頂部の赤が短いので♀だ。周囲を見回すともう一羽見つかった。こちらは頭頂部の赤が長いから♂だ。そして相変わらずヒヨのやつらが追い払おうとアオゲラにつきまとうが全く動じない。しばらくヒヨらとの駆け引きを観察させてもらってその場を離れた。森の逆サイドを歩いているとき、久しぶりにドラミングを聴いた。また、鹿児島ではどうやっても見つからなかったシジュウカラが妙にありがたく見えた。

アオゲラ♀

2005年12月25日

ヤマセミとミサゴの見送り

楽しかった鹿児島の旅も最終日。今日はコンビニの駐車場から観られるミヤコドリを観に行った。昨日はattoさん宅を出てすぐにハヤブサがガソリンスタンドの上空を舞ったが、今朝は信号待ちをしているとヤマセミがすぐ目の前を舞ってくれて、別れの見送りだと皆で笑った。ムナグロなど観ながら現場に着くとほどなくミヤコドリのニンジン嘴が出迎えてくれた。ひとしきり撮影を楽しんだ後、飛行機の時間が近づいてきたのでフィールドを離れ、空港へ。楽しかった時間はあっという間に流れ、次回の再会を約束して北の友と別れた。自分は飛行機の時間まで余裕があったので、attoさんにお付き合いいただき、近隣のフィールドへ。ミサゴがすぐ上空でホバリングしてくれ、ツバメも舞っていた。ミサゴとオカヨシガモを撮影しながら、しばしのんびりした時の流れをattoさんと共に楽しんだ。ポイント移動しているとミサゴが車に並走して道案内のように飛び、attoさんと共に見送りだぁと笑った。やがて時が来て、空港へ送っていただき、次回再会の約束をしてattoさんとお別れした。
離陸する機内から鹿児島の地を眺めながら今回の旅を回想した。充実したこの5日間は全てattoさんと現地の友人たちのおかげであり、遠く北海道から来てくれた友のおかげである。いいお付き合いをさせていただいている北と南の大切な友人たちに深く頭が下がる思いで一杯だった。明日からは再び北と南と真ん中に別れて日々の生活に戻るが、たくさんの思い出を抱きしめながら前へ進みたい。

ミヤコドリ
ミサゴ

2005年12月24日

続く言霊鳥観

お世話になっているattoさんの部屋のバルコニーから朝日を眺めていると真っ赤な空にミサゴがホバリングしているシルエットが美しかった。やがて明るくなるとハイタカが舞い、遠くへ飛んでいった。そんな印象的な朝は遊び疲れと飲み疲れでスロースタート。友人たちも自分もガツガツはしていないので、天気が悪いなら悪いで、疲れたら疲れたで、のんびり楽しむスタイル。今までいい鳥観をしてきた時はなんとなくそんな姿勢の時が多かったので、そういう欲のなさが大切なのかもしれない。GSで給油しているとハヤブサが旋回しているのが見えて皆で笑ってしまった。
オカヨシガモやミミカイツブリなど観ながら進むとクロツラヘラサギが数羽いた。さらに移動するとヘラサギもいて両種合計で20羽以上のグループを形成していた。ここでやはり5月以来の再会になるKさんにご挨拶。大ベテランなのにとても謙虚で物腰が穏やかなKさんはバーダーの鑑だ。さらに鹿大のTKGKさんが後輩を連れて再び来てくれた。やはり5月以来の再会となったTKGさんも一緒だ。彼は少し前に♪鳥くんに取材されてバーダー誌にデビューしていたっけ。それにしても考えてみると鹿大鳥研関係のイニシャルTKさんはTKZさんやTKGKさん、TKGさんなど沢山いる。自分は鹿大出身ではないがTKNだがそんなことはどうでもいいか。しばらく皆で昼寝中のクロツラとヘラサギを観て談笑してからお暇し、移動。
『この辺りはカツオドリがよく飛んで...』飛んでいた。2羽のカツオドリがすぐ目の前をビュンビュン飛んでいた。再びattoさんのワードマジックが出た!カツオドリの飛翔を堪能した後も『ここでホシムクを観て...』というattoさんの言葉通りホシムクドリを観る事ができて、昨日今日の二日間で今の時期にこの辺りで観たい鳥は全ていただいてしまった。
一同すっかり満ち足りた気持ちで帰路につき、夜は楽しいクリスマスパーティー!attoさんが黒毛和牛ですき焼きを作ってくれて、北の友と共に極上のディナーを堪能させていただいた。ギネスのエビス割り、まささんの奥さんのスペイン土産のキューべ、attoさんとっておきの焼酎、プレゼント交換にケーキと最高のクリスマスイブを楽しませていただいた。北と南の親友夫妻と共に充実した鳥見の後に楽しんだクリスマスパーティは一生忘れられない思い出になった。

クロツラ&ヘラサギ群れ
カツオドリ
ホシムクドリ

2005年12月23日

濃密な言霊鳥観の一日

朝、暗い内から起き出して夜明けを待つ。昨日こなせなかった予定を取り戻すべく今日は忙しい一日になりそうだ。明るくなってきた頃、まずはツルの様子を観つつツクシガモの群れをじっくり観察。未見のアネハヅルが飛来していない以上、ある意味でツルよりも未見のツクシガモの方が興味深かったりする。光がなくて眼が写らないーと一生懸命に撮影に取り組んでいる時、attoさんが『クロツラがいることがあるんですよねー』と言った直後、どこからともなく2羽のクロツラヘラサギが舞い降りて来てびっくりした。しばらくして朝食の時間になったので一旦宿に戻ることにし車を走らせているとミヤマガラスの群れが電線にびっしり。attoさんが『コクマル混ざってるはずだけどねー』と言った直後に黒色タイプが見つかり、『淡色タイプ混ざっているはずなんだけど見つからないんだよねー』と言った一分以内に電線にとまっているのを見つけた!しかも黒色と淡色が並んでいるいいシーンだった。宿に戻り女性陣に充実した朝一番の鳥観を報告。
宿をアウトし、5月の離島以来久しぶりにTKZさんにお会いし、ご挨拶。最近の周辺の状況といくつかの興味深いお話を伺った。クロヅルなど探した後に川内へ移動することにしたが、頭部全体が真っ黒な、地元で通称頭巾ハヤブサと呼ばれている個体をちらっと探してみることに。attoさんが『ここの鉄塔にとまってることが』と言った瞬間にそれは見つかり、皆でまじまじとそのユニークな姿を観察した。『今日は実に効率よく鳥見ができるねー』『attoさんの言うことがその通り実現しますねー』などと談笑しながら川内へ。
川内に入り、今回北の友が最も楽しみにしている観察対象のカラフトワシのポイントへ。attoさん『あの電柱にとまっていることが、あ、いたいた』労せずしてカラフトワシの観察にありつくことができ、北の友も大喜び。先着のバーダーたちと共にしばし風格のある老ワシらしい姿とそのビジュアルに反して実に可愛らしい鳴き声を堪能した。その後、ワシが少し遠くへ飛んでいったので今度はコウノトリ探しに。attoさん『コウノトリはこっちの方に』言葉に出した途端にそれは労せず見つかり、目標としていた対象はほぼ全てクリアされてしまった!おそるべしattoさんのワードマジック...口にしたことが全て短時間に実現するまさに『言霊鳥観』とでもいうべき素晴らしく濃密で充実した鳥観の一日だった。
川内では朝方お会いしたTKZさんに再合流し、鹿大のTKGKさんにも5月以来再会できてしばし楽しく談笑した。のどかなフィールド、素敵な生き物たち、穏やかであたたかい友人たち、のんびりした時間、それら全てに厚く感謝!いつまでも忘れられないだろう幸せ一杯の一日だった。

ツクシガモ群れ
コクマルガラス淡色タイプ
カラフトワシ
コウノトリ

2005年12月22日

南国なのに雪景色!?

鹿児島には昨晩から雪が降り続いて市内の積雪は15センチにもなった。これは12月の記録としては88年ぶりの記録更新だそうだ。どうも北の友が寒波を連れてきてしまったようだ。朝から川内・出水方面へ向かうという予定はこの雪と若干1名二日酔いで動けない人がいたことで変更を余儀なくされたがこのメンバーらしくガツガツせず、まあ日程はあるしあせらずいきましょうということで近所のフィールドを周ろうということになった。これが正解で雪の中のヤマセミをじっくり観察することができた。鹿児島で雪のヤマセミというのも珍しい光景だが、これも北の友のおかげだろうか。
天候も回復し、市内の『長崎庵』で秀逸な皿うどん、ちゃんぽんを食べてからゆっくりと出発したが、高速道路が通行止めだったせいかひどい渋滞につかまり、結局宿へ移動するのが精一杯だった。出水の『つる見亭』でツルたちの声を聴きながら一献酌み交わした。

雪のヤマセミ

2005年12月21日

北と南と真ん中と

待ちに待った時がやってきた。以前から計画していた鹿児島会が実現の運びとなり、北海道のまさ夫妻、鹿児島のatto夫妻、北と南の大切な友人と真ん中の自分が鹿児島に一同に会することが実現したのだ。久しぶりに拝顔するattoさんとshinoさん、相変わらずあたたかな笑顔が素晴らしい。先月北海道で披露宴を済ませたばかりのまさ夫妻、相変わらず仲睦まじい。3者再会初日の夜は市内でも有数のうまい店『とと家』へ。廉価でとても美味な焼き鳥と、これまたとても東京では考えられないような価格とラインナップの焼酎たちを楽しみながら明日からの計画などで盛り上がった。attoさんの娘さんが元気一杯で皆の顔を緩ませ放しだった。

とと家

2005年12月20日

快晴、気温2.0℃、無風

デジスコ再挑戦

今朝も気温は低かったが昨日のように風がない分楽だった。グランドに入るとツグミがいて、ヒヨに追われながらも健闘していた。森ではいつものようにシメやシロハラが確認できた。今朝はスコープデー。昨晩、デジスコドットコムからお借りしてきたNIKON COOLPIX P1とステー類をスワロに装着し、久々のデジスコに挑戦。スコープを持っているとやはり鮮明な記録の欲求が高まる。それでカメラをP1に見当つけて、アダプタなどのことをデジスコドットコムの石丸さんに相談したところ、某社のカメラの方がはるかに画質が良いというアドバイスをもらった。ただ、そのカメラにマッチした機材は製作中であり、もう少し待てと。その間は機材を貸し出しますよと親切な申し出があったので、お言葉に甘えることにした。久々のデジスコ、バランスが取れていなかったので苦労した。

カワセミ♀

2005年12月19日

快晴、気温0.3℃、max 5m/s

寒い一日

森へ到着すると0.3℃!最近はコンビニで買ってくるおにぎりの朝食を食べるために手袋を外すのもためらわれるほど冷えこむ日が続いている。長時間素手でいると、そこから身体が冷えてしまう。こんな風が強い日はなおさらだ。
森では最近数が増えてきたシメがたっぷりサービスしてくれたが、またもやヒヨドリが邪魔をする。シメも他の鳥を追い払ったりするが、そのシメを追い払うヒヨの性格の悪さは折り紙つきである。池に出ると澄んだ青空に月が美しく浮かんでいて、しばし時を忘れて眺めた。

メタセコイヤと月

2005年12月17日

気温4.0℃、max 3.0m/s

外来種いいんかい

水元公園での観察会『外来種いいんかい』に参加。今回は金田正人さんが担当して『足元を観る』というテーマ。数ヶ所を選んで1メートル四方のコドラートを設け、そこの植生を調査して、季節に応じた変化をモニタリングするという企画だった。植物の知識が皆無の自分は記録係に徹しながら上空でカラスにいじめられるノスリを見つけたり、金田さんの息子さんと遊んだりしていた。他の参加者はもちろん熱心に取り組み、大勢で1メートル四方の地面を囲む光景には道行く人も皆興味津々だった。終了後は恒例の一杯。自分にとっては実はこちらがメインだったりするかも?

外来種いいんかいの風景

2005年12月16日

MTV COOL CHRISTMAS2005

依頼撮影で夕方からパシフィコ横浜へ。昨年に続いてMTVの贈るクリスマスイベント『COOL CHRISTMAS』の撮影を担当。昨年はCHEMISTRYやBLUEなどを目玉に全てが男性アーティストだったが、今年は倖田來未とAshlee Simpsonが目玉で全てが女性アーティストだった。まあ歓迎すべき状況ではある。仕事仲間のTEPPEIは柵前、自分はゴーヨンで後ろからという布陣で撮影した。全て滞りなく進んでいたが、トリのAshleeが声が出なくなってパフォーマンス中止になるというアクシデントが仕方ないとはいえ残念だった。少し不完全燃焼だったが、是非もなかった。倖田來未は以前撮影した時より色気が落ち着いた感があったが、紅白にはどのような格好で出るのか、興味は尽きない。

倖田來未

2005年12月15日

曇り時々晴れ、気温3.0℃、max 3.3m/s

防寒の難しさ

失敗した。もうオーバーヒートは懲り懲りだ!と思い、大幅にアンダーウェアをカット、上は半袖のLW、下はなしに。薄手のセーターにして、さらにフリースもウインドストップタイプのベストのみにして出かけたら、陽射しはないわ、風はあるわですっかり凍えてしまった。これで電車に乗ったり、建物内に入ったりすると快適なのだろうから、結局生活環境温度の差が大きい以上、オールマイティな防寒などあり得ないということだろうか。それなら、凍えるよりもオーバーヒートの方がマシだろうか...
森では久しぶりに変わった声が響いていた。アオゲラが鳴いているようなのだが、フィーフィーの前にギョエッというような一声が入るのだ。移動するその声の主を追いかけたが、ついに姿を捕捉することはできなかった。凍えた時の強い味方、スターバックスで暖をとった。

オナガガモ♂

2005年12月14日

快晴、気温0.8℃、max 1.0m/s

双眼鏡を捨ててみる

今朝も冷え込んだ。霜が降りた白いグランドが寒さを象徴していた。昨日のオーバーヒートに懲りて、アンダーウェアはパタゴニアのLWに切り替えたが、その上にセーターを着るとなかなかに暖かで、さらにダウンパーカーを羽織るとかなり暖かい。再びオーバーヒートの予感だが、そうなったら上着を脱げばいいだけの話だ。
今朝はスコープの導入の修行のために双眼鏡とカメラを捨てることにした。双眼鏡があるとどうしてもそれに頼りがちだし、その次にはカメラでの証拠記録が来るので、スコープの導入は三の次になってしまう。これではなかなか上達しない。照準器のような道具もあるのだが、いずれ効率を考えて使うことがあるかもしれないが、まずは自らの能力を鍛えておきたい。とはいえ、スコープを毎日持ち歩くわけにはいかないので、定期的にスコープのみの日を設けるということを考えた。

アカハラ若鳥

2005年12月13日

快晴、気温2.5℃、max 1.0m/s

けんかをやめて

今季一番の冷え込みとのことでガッチリ固めてゆきたいところだったが、重要な来客があるのでスーツにならざるを得なかった。凍えは覚悟したがブレスサーモのエクスペディションを下に着ると平気だった。モンベルのジオラインと違ってかさばらない形状なので、スーツの下に着る応用ができる。
森の気温は7:30で2.5℃。おそらく夜明け前は氷点下だったのだろう。先着のTさん、Oさんと共に昨日の猛禽ラッシュの話をしていると正面のサワラにシメが来た。その後、手前の開けた樹に来てくれたのだが、今日は望遠レンズを持っていないので観察して楽しむのみ。持っていない時に限って...という誰もが経験したことのあるジンクスを確認。その後、ムクノキでアカハラとシロハラを確認した。池に出てカモを眺めているとバンの大喧嘩が始まった。向かい合い、水しぶきを上げながら大きな足で蹴り合うのだ。水しぶきに朝日が注ぎ、迫力を演出していた。興味深いのはここからで、喧嘩が始まるとほどなくカイツブリが近くに来てピーピーピーと仲裁するように鳴くのだ。夫婦喧嘩を飼い犬が仲裁するような感じに見えたが、どういう意味を持つ行動なのだろう。その後、いつものように餌をまかれているにも関わらず、カモたちがバンの周囲を取り囲むように移動してきた。まるで見物である。バンたちが格闘家なら、カイツブリがレフリーでカモたちは観客というユニークな光景が出来上がった。
持っていない時に限って...のジンクスを恨んだ。

アカハラ若鳥

2005年12月12日

曇りのち快晴、気温4℃、無風

冬の猛禽フェア開催中

寒くなると再び脅かされて、モンベルの旧型エクスペディションのアンダーウェアを着込んで出かけた。確かに出かけた直後は雪が降ってもいいような感じだった。森の測候ポイントでは4.0℃だったが、風がなかったので言うほどは寒くなかった。準備をしているとモズが盛んに鳴いていて、それが聞こえなくなった静かな冷たい空気の中、ツグミの声が響いた。今日もムクノキは大賑わいでアカハラ、シロハラ、ツグミたちが食事で大忙しだった。状況は変わらないので、池に出るとすっかり晴れていることに気付いた。気温は6.0℃で風がなく、しっかりと陽射しが降り注いでいるので昨日よりもあたたかいくらいだった。カモを眺めていると上空の猛禽が目に入った。尖った羽形、長い尾羽、デビルマン=チョウゲンボウだった。チョウゲン、この辺りではほとんど見かけないので嬉しい発見だった。午後はノスリ2羽に加え、ハヤブサらしきものも飛んだそうで、井の頭冬の猛禽フェア開催中である。

チョウゲンボウ

2005年12月11日

快晴、気温5℃、max 3m/s

NACOT指導員相互勉強会

NACOTで自然観察指導員同士の相互勉強会をやろうという話が持ち上がり、初回を自分が担当することになった。テーマを『都市公園の冬鳥観察』とし、ホームフィールドの井の頭公園で開催。観察会ではなく勉強会なので一般の参加者はなしとした。昨日とは打って変わって肌寒い日だったが、さすがに皆指導員だし日頃からフィールドに出ているだけあって、防寒はしっかりだった。指導員には第5回井の頭かんさつ会のプログラムを体験していただき、フィールドをご案内。あっという間に2時間が過ぎて、説明しきれなかった『井の頭かんさつ会』の紹介に関してはペーパーにまとめたものに譲った。昼食会の後解散し、仲間の待つフィールドへ戻り、久しぶりに仲間との談笑と少ないながらも楽しめる鳥見を楽しんだ。あらためて遠くのフィールドのよさ、身近なフィールドのよさを再確認した。

研修会風景

2005年12月10日

快晴、気温16℃、max 1m/s

不忍池カモ観察会

NPO環境ネットワーク・文京のイベントの一つ『みんな集まれ!子供の広場』の不忍池でのカモの観察会をNACOTメンバーとしてお手伝いしに行った。導入したばかりのスワロSTS65HDを組んでいると、参加者が集まっている樹のすぐ上にいきなりオオタカ幼鳥がとまったので度肝を抜かれた。児童父兄合計55人ほどの参加者の内、自分はイエローチーム9人を担当。カモの行動を観察するビンゴゲームをしながら不忍池を歩いた。スワロの威力を!と意気込んでいたが、カモらはすっかり餌付いていて、足元まで来てしまうし、陸に上がって昼寝している有様だったので、スコープの出番などほとんどなかった。自分はあまり名前を教えたり、説明しすぎるのはいけないという主義なので、どちらかというと調べてもらったり、考えてもらうことを心がけたが、果たして参加者はどう感じたろう。会の終了時には今日のまとめを任され、しどろもどろに喋った。演説はキライではないので、場数をこなして上手く喋れるようになりたい。終了後は昼食と会議室を確保しての反省会。なるほど観察会はこうでなくては、と思った。勉強させてもらった後は井の頭へ急いで戻り、植物に詳しいTさんに公園内の特筆すべき樹木案内をしていただき、GPSで場所をプロットした。Tさんは単にここには●●があります、だけにとどまらずそれぞれについて熱心に解説してくれてとても勉強になり、ありがたかった。Tさんの解説しながらの笑顔がとても素敵で、自分が楽しむことが相手に楽しさを伝えるのだと実感。夕暮れまでおつきあいいただき、いい時間を提供してくれたTさんに厚く感謝!満ち足りた気分で帰路へ。

観察会終了風景

2005年12月09日

快晴、気温5.0℃、max 0.8m/s

白く光るグランド

白い息を吐いて公園へ入るとグランドに霜が降りて白く光っていた。明け方は0℃だったらしく、未だ落ちずに残っている葉にも霜がついて美しく輝いていたという。ふと見上げるとハナミズキの樹にモズがじっとたたずんでいた。太っているように見えるのは寒さに対応して羽毛を膨らませているからだろう。ダウンジャケットで着膨れしている人のようだ。そういえば真冬の北海道の鳥たちもふくらんでいた。寒さはこんなものではない。20℃は当たり前だし、30℃まで冷える朝もある(道内では気温の話をする際にマイナスとは言わない)。そんなことを思い起こしながら写真を撮っているとグランドをランニングしている人が皆、足を止めて何がどこにいるのか尋ねてくる。モズです、と答えながら、今スコープがあればもっと興味を持ってもらえるかもしれない...と思った。こうしてどんどん質問してもらうために自分はいつも『自然観察指導員』の腕章をバッグにぶら下げて公園を歩いている。

モズ♀

2005年12月08日

快晴、気温6.5℃、max 4.2m/s

Give peace a chance!

今日はジョン・レノンの没後25年の命日。毎年オノ・ヨーコさんのジョン・レノン スーパーライブの撮影の仕事をいただいている身としては感慨深い日。もし彼が生きていたとしたら彼を撮る機会もあっただろう。いや、そんな小さなことよりも彼が生きていてくれたら今の世の中がどう変わっていたのだろう。違う世の中のカタチなど想像もできないが、少なくとも今より平和な世の中になっていたことは間違いないだろう。ジョンに敬意を払い、そんな思索にふけりながら森へ向かった。
森の入り口に着くとTさんがいらっしゃって、昨日ルリビタキ♂が観られたことを教えてくれたので、嬉しくなってしまった。少し状況が変わっているのかもしれない。森を歩くと視界が開けて明るくなっていることに気付いた。ここ数日で急速に葉が落ちたようだ。必然的に鳥の姿が観やすくなり、今日はムクノキの実を食べに来るツグミ、シロハラ、アカハラがかなりじっくりと観られたし、その動きも把握しやすかった。冬の野は色がなくなりモノトーンの世界と化してしまう。それは寂しく寒々しいが、生き物が観察しやすくなるというメリットはある。冬鳥が増えてきたのか、単に目につくようになったからなのか、どちらかははっきりとは判らないが、とにかくここ最近のお寒い状況が好転したことは確かで、嬉しい気分だ。

ツグミ

2005年12月07日

曇り/晴れ、気温8℃、max 1.0m/s

道具紹介

今日は出版社のパーティがあってスーツなので大した道具は持てないし、ゆっくり出かけた。森の状況は変わらないし、池の状況も大きな変化はなかった。
たまには便利な道具や美味しい店、ワインも紹介してという声があったので、今日は最近使っている道具を紹介したい。
(写真左から)
・GARMIN VISTA C(日本語版)ハンディGPSのカラーバージョン。地図が入り、電子コンパス、気圧計を内蔵しているタイプ。本来は本格登山や沢登り、調査などでこそ真価を発揮するものだが、都市公園でも使い道は豊富で、例えば記録すべき植物の位置を正確にプロットしておいたり、特筆すべき鳥類の出現場所を記録しておいたり、ということが容易に可能。また、その日どれくらい歩いたかなども一目瞭然。
・ケブラーグローブ 防弾チョッキに使われるケブラーを素材に使用した軍手。ケブラーは切り裂きや引き裂きにとても強く、刃物を扱う際など各種作業に心強い味方になってくれる。注意点としては紫外線によって劣化する特性があるので長期保存の際に袋に入れること。
・SKYWATCH デジタル風速・温度計で手軽に風と気温が測れ、体感気温なども計算可能。上位モデルにはコンパスや気圧計を内蔵するものもあるが、これはGPSに搭載されているので不要な機能。
・ミニマグライトAA 定番のライトだが1WのLED化が施してありノーマルとは比べ物にならないほど明るい上に球切れがなく、省電力。マグライト本体、LED球、交換込みで4,500円という破格なショップをネットで見つけた。
(以下写真なし)・Snowpeakの折りたたみ箸『和武器』はツボにはまった商品で、可能な限りこのマイ箸を持ち歩いてコンビニでは割り箸をもらわないようにし、外食でも割り箸を使わないようにしている。割り箸は間伐材だから問題ないというのは一般論であって、東南アジアのあらゆる商業のやり方を見ているとイケイケの何でもありなので、実際には怪しい部分があるし、不透明である。実際に森林消失が著しいのは事実であって、気になることは危機管理的に手を打っておきたい。
・SWAROVSKI STS65HD 一度は手放したスコープだが、これだけ観察会を主催したり、あちこちの観察会へ応援に行くようになってくるとマストな装備なので清水の舞台へ。廉価なものでも機能的にはそう劣らないのだが、かつてSTS80HDを使っていた緑の党三鷹支部長?としてはもはや他メーカーの製品には戻れないのだった。一生この世界でやっていく決意と共に。

道具いろいろ

2005年12月06日

曇り、気温6.2℃、max 3m/s

朝から濃いなー

寒いとか雪が降るとか天気予報でさんざん騒いでいるのを尻目に、それなりにアンダーウェアを着込んで出かけた。土日にフィールディングしていた雪の赤谷に比べれば暑いくらいだが、普段外へ出ない人は気象条件への感覚が鈍く、装備が甘い上に身体も適応していないので、異様に寒がったりするようだ。
寒いのは森の鳥の低調さである。それでも、今朝は盛んにツグミの声が聴こえた。姿は見えなかったが、少し状況が変わっているのかもしれない。今季はツグミが少ないという声をよく耳にするが、そういう傾向なのだろうか。
池に出て人懐こいオナガガモに囲まれていると、ハトと違うやつが目に入った。久々にツミだった。ヒヨドリを狙おうとしたがカラスに追われて森の方へ逃げてしまった。その後、オオタカの幼鳥が至近距離を飛ぶ場面に出くわし、おいおい朝から濃いなーと思いながら仕事へ出かけた。

オオタカ幼鳥

2005年12月05日

晴れ、気温6℃、max 2.2m/s

データ追加

再びホームフィールドの巡回へ。さすがに土日の遊び疲れが残っていて少し身体がだるいが、地道に継続観察し続けるのみ。最近、いくつかのデバイスを追加したので、その詳細は追って紹介してゆきたい。さしあたって今日から気温と風速のデータを追加することにした。コンパクトなデジタル風速計があり、気温も測れるので重宝する。
今日は目立った動きはなかったが、池に映える紅葉の上を滑るオナガガモが妙に可愛らしい表情をした一瞬が印象的だった。これで人に対して媚びなければ最高なのだが、餌をやる人がいる以上ダメである。写真を撮ろうとすると足元まで寄ってきてしまい、興醒めするし写真は撮れないしでがっかり。餌やりの人で最も悪質なおっさん(カモに手渡しでパンを与え、沢山のオナガガモを陸に上げてしまっている)は『人に馴れ人間社会に近づきすぎたカモが車に轢かれてますよー』『ネコやタカに狙われてますよー』と注意しても耳を貸そうとしない。注意しにいくと弛緩しきったオナガどもが足に当たり蹴り飛ばしそうになるのがまた悲しい。野生生物を自分のペットにして餌やりをホビーにしている人たちをいかに啓蒙するか道は遠いが、公園の管理者がやる気ないので、自分らが少しづつやるしかない。ハトにやらないで下さいの呼びかけも他はオッケーとも取れて問題だ。

オナガガモ

2005年12月04日

クマさーんに♪であーった♪

思ったよりも積雪はなかったが、2日目もテンの糞拾いは苦戦させられた。それでも同行したSさんはさすがにフィールドに精通していて、車を運転しながら軽く雪がかぶったそれを見つけてしまった!今、いろいろ体験して、興味を増して、勉強して、いろいろ参加して、人に伝えることに挑戦している自分はどこまでできるようになるのだろう。とにかく今は切磋琢磨、前へ前へ進むのみ。そんなことを考えているとSさんがクマだ!と声を上げた。お、クマタカとまっていたか...自分は見つけられなかったなぁ、やられたーと思ったら、本当のクマ=ツキノワグマだった。葉が落ちた山の斜面にクマ棚は目立っていたが、本当のクマが観られるとは思わなかったし、雪景色に冬眠をイメージさせられていただけに意外だった。生クマは初めてで、大いなる感動があった。もちろん、相手との距離が離れていたからのんきに感動できるのであって、至近距離の出会いだったら感動は恐怖だっただろう(笑)とにかく濃い自然体験をさせていただいた2日間であった。

ツキノワグマ

2005年12月03日

赤谷の日

NACS-Jが赤谷森林環境保全ふれあいセンターと共同で進めているAKAYAプロジェクトの一環、赤谷の日に参加させていただいた。1万ヘクタールの山野には自然林が多く残され、生態系の頂点に立つアンブレラ種が多く棲息する豊かな森が広がっている。赤谷の日はその豊かな山と森の玄関口に設置された『いきもの村』を活動拠点にし、恵まれた環境の保護保全や有効利用のために野外活動・作業や自然観察・調査を行なう催しである。今回は炭焼きをメインに、周辺施設の整備やホンドテンの糞拾いなどのアクティビティが用意された。自分は作業系よりも観察系の方が好きなので、テンの糞拾いに参加。この調査、テンそのものの研究よりも、糞一つから森の樹種構成や生き物の森の利用の仕方、環境改変が行動に及ぼす影響など多くのことを読み取る重要な調査だ。班分けし、それぞれ担当するコースを決めて出発。ところが予想外の降雪で糞も何もどんどん雪に埋もれてしまい、雪山ハイキングになってしまった。幸いにも、小屋に戻ってから皆で周辺の一周した際に廃屋で糞を見つけることができたので坊主にはならなかった。夜は様々な立場の人たちが酒を呑みながらいつまでも話をしていた。日中は舞い落ちる雪が美しかったが、外に出るとキレイに晴れていて星空が美しかった。久しぶりに散りばめたような星空を眺めた。

自然大好き人集う

2005年12月02日

寒波に期待

今朝はかなり冷え込んだ。山間部には降雪があり、いよいよ本格的な冬の到来になりそうだ。寒波に乗って冬鳥が多数渡来し、低調な状況を打破してくれることに期待したい。実際、少しづつ鳥の影は濃くなってきているようだ。森でもジョウビタキが観察されるようになったし、シロハラやアカハラの数が増えている。今朝も同時に4羽のシロハラ、アカハラを観察することができた。彼らはヒヨドリと共にムクノキの実についている。
ムクノキの実はアンズのような食感と味わいでとても美味しい。鳥たちに人気なのも納得できる味。大きさも人間が食べるのにも程よい食べ応えのある大きさである。年輩の方に聞くと昔はおやつとして良く食べたそうだ。最近はいろいろな実を食べているが、ムクノキの実は文句なく上位に入る。
池に出ると目が覚めるような一撃があった。

アカハラ♂

2005年12月01日

幸運続き

今日から師走、『早いですねー』とはほとんどの人が口にしている言葉だろうけど『遅いですねー』と言う人はどれくらいいるだろう。そんなどうでもいいことを考えながら森へ。久しぶりにダウンを着てみたが、都内ではオーバースペックのようで、室内や車内でオーバーヒートになる予感がする。森は相変わらずの有様で、ここのところ特に変わった種がいないのを確認しにいく作業のようになっている。思わぬ出会いの日を楽しみに、続けるのみ。
昨日スタバでお茶できなかった雪辱を晴らすべく、少し斜めに観察しながら公園を抜けてゆく。池のカモを一応一通り観てから、我が胃の要求に従って七井橋を抜けてゆく。さあ!It's コーヒータイム!と思ったその時、自転車のブレーキ音のようなそれが聴こえた!そして、藪を回り込むと鮮やかなコバルトブルーが目の前に。しかも、またいい位置にとまっているではないか!どうやら昨日と同じ♀のようだ。今朝は紅バックで幸運が続いた。我が胃は今日もカフェインなしかよ!と不満を漏らしていたが、カワセミはしばらくしていなくなってしまったので、なんとかカフェインを胃に流し込むことができた。

カワセミ♀

2005年11月30日

幸運

夕方から大規模な撮影の仕事があり、重い機材を担いで歩く上に望遠レンズも大口径の双眼鏡も持てないので、少し力を抜いて森を歩いた。Oさんにお会いして、イチョウの樹でじっくりアオゲラを観られた話をうかがい、やはり早起きがお得だと思った。どこまでも抜けるような遠く広い青空を見上げながら森を一周。アオジ、ウグイスの姿を観ながら歩けば、控えめにプクプクプクの声が。私が立ち止まると断続的にその声が続いた。アカハラかシロハラだとはわかっているのだが、姿を見つけられない。声は止まずにずっと続いているので、挑戦してやがるな...と意地になって探した。樹上か地上か、自分の耳の向きによっても聴こえる方向は変わってくるので少し顔の向きを変えながら聴き取ると実際の声の方向が絞れてくる。だいたいこの方角かなと思ったとき、ムクノキに飛んできて実を食べているシロハラの姿を確認できた。しかし、未だに地上からも声が聴こえるので挑戦に勝ったかといえば、そうでもないかもしれない。
スタバでコーヒーでも飲もうと池を適当に観察して通過しようとすると藪からカワセミの声がした。回り込んでみると、なんとまあ近くて良い位置に♀がとまっていた。撮影機材の70-200+テレコンでも撮影できる距離(それで逃げないのが井の頭らしい、デジスコは経験ないがこの距離なら眼がアップで撮れるのではないか)の上にバックは黄葉だった。とまっている枝もちょっと一見するとやらせぽく見えるが、それほど混んだ細かい枝がない好条件の天然枝であった。既に胃はコーヒーモードに切り替わっており、カフェインを欲していたが、もちろんここは予定変更。やらせを全て否定し、嫌悪する自分が稀に得る天然物のチャンスは逃せない。毎日続けているからこそたまに得られる幸運。良い写真を撮るのにやらせなんて全く必要ない。

カワセミ♀

2005年11月29日

犬だって役に立つ?

今日もおだやかな朝だった。昨日の反動か、早く目が覚めてしまった。森へ入り、Oさんと一緒にセンサス開始。風がない日はとても生き物の動きを捕捉しやすい。今日も森は寂しい状況でアオジ(+クロジ?)の姿を確認し、アカハラ系の声を聴き、ウグイスのちょこまか動く姿を観るにとどまった。時間があったので、もう一周さらにじっくりゆっくりとセンサスし直す。しかし結果は変わらず、誠に寂しい限りだった。舞い落ちる木の葉の雨を浴び、落ち葉の声を聴いている内に寂寞の想いに包まれてしまう。
気を取り直して昨日の謎の声の主を再確認しに行った。途中、住宅街の中で高鳴きするモズ♀をしばらく観察した。そして昨日の現場を確認したが、今日はもうあの声は聴こえず、彼の姿も見られなかった。その後、池へ降りたところでふと振り返ると遠くにエナガの群れが見えた。ちょっと高いな...と撮影のための地理条件を確認するとシデの実についている数羽の鳥がいた。スズメだった。樹皮を一見してイヌシデだと思ったので『イヌだって役に立つことがあるんだ』と感心したが、後で写真を拡大するとL字切れ込みからアカシデだと判った。でも、きっとイヌシデだって役に立っていることはあるのだろう。

スズメ

2005年11月28日

謎の声を追え!

遊び疲れか珍しく寝坊してしまったが、ちょうど良かった。自然に早く目が覚める病もしんどいので、寝ていられるなら少しゆっくり寝ようとあえて目覚ましを遅い時間にセットしていたのが正解になった。公園へ向かう道はいつもより通勤通学の人が多かった。
今日はある人たちを案内して午前中いっぱい公園内をフィールディングする用事があった。天気はおだやかで散策には最高の日和だったのだが冬鳥が少ない状況は変わらず、アテンドしていて申し訳ない気持ちで一杯だった。そんな状況で雑木林を歩いていると聴き慣れない声が聴こえた。はじめは動物園の中で身近には棲息していないであろう何かが鳴いているのだと思っていたが、近づいてみると声は園の中ではなく雑木林から聴こえているのだった。さらに近づくと謎の声の主が存在しているであろう樹の見当がついた。しかしながら高い位置の上に周囲に茂った木々が視界をふさいでおり、なかなか姿は見えなかった。一旦はあきらめてその場を離れたのだが、一周してきても未だ声が聴こえたので意地になって探し、ついにわずかな隙間から姿を捉えることに成功した!その声の主は...オオタカの幼鳥だった。

オオタカ幼鳥

2005年11月27日

観察会三昧の日

いつもより少し早く出かけた。平日だと通勤通学の人がまばらに歩いている時間だが、日曜日のこの時間は人影もまばら。そのためか住宅街でジョウビタキが鳴いていた。今日もあたたかくなることは見えていたが、それでも晩秋の朝で、カーブミラーはことごとく曇っていた。グラウンドへ入ると昨日のように朝もやがたち、色づいたケヤキたちの間から昇る朝日が見え隠れしていた。森の鳥種は変わりばえしないが、アオジもシロハラもアカハラもだいぶん低い位置で観られるようになってきたし、プクプクプクの地鳴きを良く聴くようになった。彩りを増した風がない静かな森をTさんと共に一周し、色づいたエノキの黄色に埋もれたシジュウカラなど撮影してから池を一望し、スタバでぼうっとしながらコーヒーを一杯。その後、西武多摩川線の新小金井駅へ。今日は待ちに待ったNACOT新規立ち上げの『野川観察会』の日。さーて何人くらい参加するのかなーと駅を出ると、いるわいるわ腕章をしている人、参加者、総勢30名近くが既に集まっていた。早速自分も腕章を腕に巻き、ご挨拶などしていると早速上空をオオタカが舞っているのを見つけた。幸先いいことだ。今日は全てが勉強。スーパーリーダーの小口さんに学ぶことはとても多かった。一つ一つのネタを楽しみながら、観察会光景を記録撮影しつつ、観察会運営の視点で全体を俯瞰した。NACOTのリーダーと観察会はレベルが高いとは聞いていたが、さすがにソツがなく感心させられた。実に、できている。
解散後、早々にお暇し井の頭へ。第6回井の頭かんさつ会の下見へお供。落ち葉の観察会というテーマなので、これはという落ち葉を拾いながら歩いた。下見とはいえ、もちろんフィールディングも楽しむ。たまにすれ違う鳥類観察のお仲間にご挨拶し談笑しながら歩いた。今日もいろいろな実を食べてみたがムクノキの実はもちろん、エノキの実が意外に美味しいことを発見。越冬準備の昆虫を観察したり、樹木の識別を教わったり、昨日オオタカにやっつけられたカラスの羽根を観察したりと思い切り野遊びを楽しんだ一日だった。

野川自然観察会
散乱するカラスの羽

2005年11月26日

シダックス林マヤセミナー

おだやかな天気が続き気持ちの良い朝、公園は朝もやに包まれ、そこに柔らかな陽射しが降り注いでいた。森は相変わらずの鳥の少なさだったが、今日はアオジをじっくりと観察できた。じっとしていると2-3mの至近に寄って来て動き回ってくれる。写真も撮らず、30分ほど彼らにお付き合いして(してもらって?)じっと観察。その後アオゲラの声を聴いた。
午後はシダックスのイベント撮影の仕事。今回は元祖パリコレモデルでタレントの林マヤさんの講演イベント。身体にやさしい料理や手作りの小物などについてのトークショーだった。喋りや身体の動かし方がとてもユニークでウィットだったので、思い切り笑いながらの撮影だった。また人をとても大切にする姿勢には感銘を受けた。また仕事やプライベートでご一緒したい素敵な人だ。

林マヤ

2005年11月25日

自転車藪

今日もあたたかなのを肌で感じる。毎日フィールドに出ていると寒暖くらいは敏感に感じ取ることができるようになるようだ。相変わらず森に鳥の気配は薄く低調。各地の友人が『冬鳥が遅い』と口を揃えているのでここのフィールドだけではない話のようだ。今年は本州の山の実りがとてもいい(北海道はイマイチ)ので、それと連関している可能性が高い。気温ではなく餌要因が季節移動を左右するというのが一般的な見方で理屈は合っている。
何かを求めながら公園を徘徊する。探鳥の眼を切り替えれば日ごとに色を増してゆく木々たちの色彩が目に入ってくる。四季を感じられる美しいものに日本人の心が動かされる。
そんな都市公園のささやかな美しい光景の裏に隠されている汚点が撤去された自転車の墓場。一歩裏へ入るとこの悲惨な現実を目の当たりにすることができる。ウグイスが2羽、積み重ねられた自転車の山の中をちょろちょろ動いていた。いわば自転車藪(ヤブ)の、そんな光景を見て何だか悲しくなってきた。

廃棄された自転車

2005年11月24日

おだやかな日

最近、森に鳥の影があまりにも薄いので士気が下がり,出動が遅れがち。今朝も気功の人たちの気合の声を聴くことができない遅い時間に到着した。それでも、先日ADさんがかなりの発見をしたことに象徴されるように地道な観察はいつか実を結ぶものだ。相変わらずヒヨめらが元気に飛び回る森を徘徊し、何かを求める。アカハラやシロハラの声はするがなかなか姿はつかめない。お、あれだ!と樹にとまったそれを確認しようとすると、またもヒヨのやつがその影を追い払ってしまった。おいおいお前、いい加減にせーよ!ヒヨ憎しの想いは強まるのだった(笑)...と次の瞬間、ツミよりも明らかに大きいシルエットがすぐ頭上をかすめ、森を器用に抜けていった。『オオタカだ!』近くにいたOさんに聴こえるように声を出した。木々の隙間からわずかに覗く青空に勇壮な姿が舞うのを期待したが、その通りにはならず姿を再発見することはできなかった。やや不完全燃焼で森を後にし、池に出るとまたユリカモメが来ていて、ふてぶてしく杭を占拠していた。ユリはゴメの中では可愛らしい顔をしているが、その性格の凶暴さは他の種と同じだ。写真を撮ると白飛びしやすいあたりもなかなか憎い。

ユリカモメ

2005年11月23日

のんびり鳥観

森の常連YGさんのお誘いでTKさん、Kさんと共に周辺フィールドを周ることに。状況的に森に一日中いてもあまり良い観察はできないので正解だと思うし、意外にもここ井の頭のお仲間とは車でどこかのフィールドへということをやっていなかったので大歓迎の提案。待ち合わせ時刻の少し前に森へ着くと、いきなりアオゲラがドラミングでお出迎え。彼はニセアカシアにいて、久しぶりに歯切れの良いそれを何回も楽しむことができた。ところがそんなアオの自己主張を気に入らないらしく、ヒヨのヤツらがちょっかいをかけはじめた。すぐそばにとまって騒いだり、意図的にアオをかすめるように飛んだり、明らかに嫌がらせをかけているのがはっきりわかる。しかしアオはそんなヒヨらの嫌がらせに全く動じず、ヒヨがかかってくると幹の上を回ってヒラリとかわす。ヒヨはしつこく様々な角度からアオを狙うが、ことごとくかわされる。ついにヒヨは4羽で束になって波状攻撃をかけはじめたがアオは実に老獪な動きでヒラリヒラリ淡々とかわす。ヒヨのヤツらざまあみれ!TさんOさん、Kさんと共に笑いながら鳥社会の小さな争いごとを観察していた。
YGさんの車にお世話になり遠征へ。車を降りるなり低空をオオタカが飛んでいるのを観られたので幸先いいなぁと思ったが、フィールドに鳥の影は少なく近郊の紅葉狩りのようになってしまった。それでも、気の合う仲間同士でのんびりフィールドを楽しむことのできた良い一日だった。

ジョウビタキ♀タイプ

2005年11月22日

地味な動き

森が退屈なためか今朝は久しぶりに寝坊してしまった。状況は多様でなくシンプルなだけに把握はしやすいのだが、その変化や趨勢を考えてみると、秋の渡りの時などに比較してとても地味な動きになっていることがわかる。住宅街でツグミを見かけるようになったし、森のそこここでアオジやツグミの声を耳にするようになった。ウグイスの地鳴きはかなり頻度が落ちていてテリトリーがほぼ定まったようだ。鳥たちの冬支度が始まってからの変化はあるが、わずかに少しづつとなっている。毎日定点で継続観察していると、そういう傾向がはっきりわかるので実に興味深いデータが得られることになる。退屈な状況はマガモ雄の美しさを再発見するなど、違った視点も提供してくれるのでこれはこれで大切かもしれない。

シジュウカラ

2005年11月21日

色彩の移ろい

東京に戻り、再び抜け殻のようになっている。どうも、気の合う仲間といつも思い切り遊びすぎるためか、社会復帰できるまでに時間がかかるようだ。この辺りの切り替えをきちっとできればいいのだろうが『適応』には一定の時間が必要だと思う。
信州での防寒対策が過剰でオーバーヒート気味だったので、今朝は油断しすぎた。冷えるとは聞いていたが、なーに東京ださとなめてかかったら、森を歩くうちに身体が冷えてきてしまった。街中と違って森の気温はかなり低いことをいつも意識しなければ...
森には特筆すべきものはなく、今朝は信州でのマヒワの大群とのギャップに苦しむことになってしまった。気持ちはますます寂しく、社会復帰が遅れる一因に。池に出ると水面がすっかり色づいた木々たちの色彩を七色に映し出していた。穏やかにゆらぐそのパレットの上を、すっかり美しい姿に変貌したマガモの雄が横切る時、色彩の移ろいというものに思いを馳せた。

マガモ♂

2005年11月20日

ヴィラデスト再訪

仲間と共に玉村さんのヴィラデストへ。2日のレセプションでお邪魔したばかりの再訪。茅野のOさんの家からヴィラデストまでは車で1時間ほどで比較的近い。上田で友人をピックアップし、午後のランチの時間にカフェへ入った。ランチコースはヴィラデストで収穫された野菜を中心とした素材をふんだんに取り入れた個性豊かなメニューが並び、秀逸な料理ばかり。お目当てのワインが売り切れていたのが残念だが、シードルやどぶろくワインなどで楽しんだ。2時間ほどかけてランチコースを楽しんだ後は玉さんに醸造所を案内してもらい、ワインと食についての熱い想い、貴重な話を皆で聞かせていただいた。聴いているうちにワイナリー設立趣意書の熱いメッセージを思い出した。ワインの愉しみ、玉村さんとの縁、NACS-Jの講習会を通じて知り合った素敵な友人たちとの縁、それらがつながった素敵な一日だった。またまた玉さんに大感謝!
夢のように楽しい時間はあっという間に過ぎ、お世話になったOさんに暇乞いして東京へ戻った。

ヴィラデストにて

2005年11月19日

信州キャンプ

NACS-Jの自然観察指導員講習で知り合ったOさんが定住している茅野を仲間と共に訪ねた。午前中は蓼科周辺をフィールディング。最初は鳥の影が少なくテンションが上がらなかったが、にぎやかな声のマヒワの群れを見つけ、雄の美しいイエローをスワロの視野に捉えることができてしっかりと空腹が満たされた。アトリといいマヒワといい、今年は昨年のように冬鳥が寂しい状況はなさそうだ。帰路、車のすぐ目の前を舞うハイタカを堪能し、八ヶ岳農場で牛乳やアイスを楽しんだ。午後はバーベキュー。火起こしの基礎から教わった。しっかりとコツを教わり仕掛けを施したら、マッチ一本でしっかりとした火を起こすことができたのはとても嬉しかった。ナタの使い方、薪割りのコツ、鋸の使い方、火の管理などOさんに教わること全てがとても勉強になった。バーベキューは段取りを悪くしている内にどんどん気温が落ちてきて、焼いたものが冷えるわ、エノキがしばれるわ、ビールはどんどん冷えていくわだったが、それもまた楽しかった。冷えた身体を温泉で温め、皆で美味しい酒を呑みながら楽しい夜を過ごした。

八ヶ岳と黄葉

2005年11月18日

呼ぶ声

西高東低の気圧配置でいい天気が続くが、その代わりに放射冷却で気温は低めとなる。まあ東京の気温なので先日滞在した北海道に比べれば大したことはなく、戻ってきた頃は暖かく感じるくらいだったが、いつの間にか身体が東京に適応してしまったようで今は普通に寒く感じる。これが適応というものなのだろうか。
森へ近づくと遠くでアオゲラが盛んに鳴いているのが聴こえてくる。気のせいだろうが、その声には少し艶ぽさも感じられる。フィー、フィーと繰り返し繰り返し鳴いている。まるで何かを呼んでいるような声だ。招かれるように森へ入ると先着のTさん、Oさんがサワラを見上げていた。
その他に特筆すべきものはなく、コゲラを追い払おうとするヒヨの憎い行動を皆で笑ったくらいだった。池へ向かう途上、エナガの群れに出会った。じっとカメラをホールドしていると、すぐ真上や目の前まで来てくれ、あらためて愛しく思えた。エナガは文句なく好きな鳥の上位に入る鳥だ。

エナガ

2005年11月17日

ゆりかもめ

今朝はさらに鳥の影が減っているような気がした。あの憎きヒヨらの騒ぎさえ聴こえず、静寂が心地良いほどだった。遠くでツグミが一声鳴くと、その後に訪れる静寂がますます強調される。今日は森を半周したところで見切りをつけ、上水を下ってみることにした。未だにジョウビタキを観ていないのは不本意だ。いつもよりも歩を速め、心当たりをまわってゆくとジョウビのヒッの声を聴いた。連続していなかったが声質で一声でジョウビとわかった。果たして彼を見つけることができたのだが、アンテナの上。環境的に仕方がないのだが、せめて畑のぼっこにして欲しい。学校のグランドのネットの上で尾をふるわせながらキョロキョロしている様をしばらく眺めていた。さらに上水を下り、40分ほど歩いたが結局めぼしいのはその一羽のみ。これから井の頭案内の予定が何本か入っているので、もう少し見ものを発掘しておきたいところだ。池に出るとユリカモメが4羽来ていて今季初認となった。

ユリカモメ

2005年11月16日

秋色をめぐる10分のドラマ

森の鳥種は相変わらず寂しい限りで、今朝はアカハラの姿を観る事もできなかった。ヒヨの声だけは賑やかで相変わらずどう考えても無駄としか思えない追いかけあいに終始している。今日など6羽ほどが狭い場所に集まってから一気に仲悪そうに散ったりして、おまいら何やっとんのやと思った。
葉がだいぶん色づいてきたのが目についたので、シジュウカラやメジロを黄葉に絡めて撮ろうと秋色に注目した。しかし意外に動きがせわしなくて撮影が難しい。思えばヒタキ類はあまりちょこまかと動かないので撮影しやすいが、カラ類は結構動きっぱなしで難しい。カラスウリにシジュウカラを狙っていると一羽だけ違う姿なのに気付いた。アオジだ。すかさず秋色の写真(イマイチ)を撮った。今度はアオジの声ばかり意識していると上空をオオタカが舞った!久しぶりの井の頭オオタカ!露出を失敗し、補正している内に見失ってしまったので見通しの良いグランドに駆け出したが見つからなかった。しかし今度は逆サイドからエナガの群れの声が。秋色にからんでゆくエナガの一団。必死に良い場所で捉えようとするがやはりせわしなく難しい。つい群れの後ろの個体に固執してしまい、風を逃すところだったがかろうじて再発見して群れについてゆく。その内に群れはかなり高い位置へ去ってしまった。通り過ぎる風を見送った。

アオジ♀

2005年11月15日

モーティヴェーション

久しぶりにホームフィールドへ。以前は北海道から東京へ戻ってくると空蝉のようになって、なかなか社会復帰できなかったのだが、今は違う。私には多くの仲間がおり、精神的支柱になってくれている大切な友人もいる。やることも沢山たまっていて、ぼうっとなどしてはいられない。
しかしながら、そんな意気込みに水をさすように森に鳥の影は少なく、アカハラ、シロハラを見つけるのがやっと。昨日十勝にあって数千羽の雁が舞うのを観ていたことを想うと、あまりの落差にモーティヴェーションを失いかける。それでも状況は刻々と変わるし、遠くのホームフィールドでより楽しむことができるのも、近くのホームフィールドで観察を繰り返していることに裏づけされている。北海道での観察撮影がライフワークなら、井の頭での毎日のそれもライフワークなのではないか。今は未だ答えが出せないが、きっとそうなんだろう。

アカハラ

2005年11月14日

しばしの別れ

久しぶりにゆっくり寝てしまった。それもそのはず、昨日の睡眠時間は3時間程度で後はうたた寝程度だけだったのだ。タフなbirrrdさんはもっと少ない睡眠だけだったので、同様だった。雁たちが待つフィールドへ行く頃には陽がすっかり昇っているのは必然。朝の光が勿体無いのでまずは近場で有効利用するべくハクチョウやカモを撮影。陽が昇った頃に雁たちの待つフィールドへ。今朝はなんと披露宴を終えたばかりの友が単騎遠路はるばる駆けつけてくれた。早々に喧嘩でもしたのでは、birrrdさんとジョークを飛ばしあっていると気になる鳥影を見かけた。確かめるとタゲリだった。この地域ではかなり珍しい観察となる。その現場で友と合流し程なく見つけたハクガンを観察した。birrrdさんは勤務があるので戻らなければならず、自分もその車に乗せていってもらうことに。遠路来てくれた友に暇乞いし、熱い握手を交わした。彼とは来月の旅の約束をしてあるので再会は遠くないのだ。その後、再びbirrrdさんにロングドライブをしてもらい、こちらも熱い握手でお別れした。道内の友人たちに今回もとてもお世話になってしまった。とてもおめでたく楽しい、きらめくような数日だった。

オオヒシクイ

2005年11月13日

祭りな一日

Silence of Tokachi river

23:00就寝、2:00起床。苫小牧発2:XXで一路東へ。タフなbirrrdさんに運転をお願いし、十勝へ。久しぶりのダイナミックフィールドには雁たちが待っている。道中、WATARIDORIのDVDを観ながらのドライブ。解説を入れてくれるbirrrdさん...!ちょっと脇見運転はダメっすよ!
R336を走っていると空が白んで来て薄明を迎える。ほどなく少しづつ地平が紅く色づいてきて美しい朝焼けへの期待が高まる。十勝川河口5:50。風がおとなしいのだろう、湖のように穏やかな大河の川面はまるで鏡のようで、しだいに紅く染まりゆく地平を静かに映している。その静寂の美しさに魂を揺さぶられながらbirrrdさんと共にシャッターを切った。上空を飛んでゆく声はツグミ。未だ薄暗い中で遠くに白い点のように見えていたタンチョウがわずかに動いた。
陽が昇って来た。今日のお目当てのハクガンを探す。雁のとても重要な渡りの中継地である十勝には春と秋に数千羽もの雁が逗留し、時期が来ると去ってゆく。ほとんどはオオヒシクイだが、マガンが少し混ざり、ハクガンも毎年数羽飛来する。今秋は6羽のハクガンが確認されており、広大な農地をじっくりと回って純白の彼らを探す。姿が目立つので数千分の六はそんなに困難な作業ではないが、ハクチョウが紛らわしかったりする。それでもなんとか早い段階で見つけることができたが、畑に勝手に入っていくカメラマンが後を絶たず、とても不愉快な想いをさせられた。超望遠を保有し『わ』ナンバーのレンタカーで乗り込んできて確信犯で畑に入ってゆく連中、超望遠が買えないのか短めのレンズで何とか撮影しようと畑に入りそっと(?)接近する人、全く悪意なく近くで観たいという一念で結果や周囲が見えずに近づいてゆく人...入れ代わり立ち代わり周囲に声もかけずに堂々と不法侵入してゆきヒシクイらを飛ばす。脅かせば脅かすほど彼らは遠くなり、悪質なカメラマンがさらにそれを追い、ますます彼らの警戒心は高まり、距離が遠くなるという悪循環がある。撮れない時は撮らなくてもいいのではないか。どうしても撮りたくて撮るなら遠くて小さくてもいいじゃないか。写真を撮る撮らない、そんなことよりも今このフィールドにいることを五感で楽しむことだ。雁の群れをオジロワシが襲おうとして騒ぎになっているのが見えているか。オジロワシはA1J1の2羽いると知っているか。上空をここいらでは珍しいウミウ、カワウがたまに飛んでいることに気付いているか。タンチョウが足環付きのJを連れて3羽で歩いているのが見えているか。近隣にここいらでは珍しいタゲリが数羽逗留しているのを見つけたか。その脇のシギsp2は識別できるか。
午後になり、少しホームフィールドの巡回もしておこうと移動。特筆するものもなく、発見したオオタカに逃げられたのでアメリカヒドリ♂を撮影しているとミンクが暴れまくり、birrrdさんと共に『ミンクやミンク!』と少し興奮。外来種とはいえ、ひょうきんな四つ足には違いない。手放しで楽しみきれない部分はあるが、とりあえず2頭のミンクによって、ここでもお祭り状態になった。

ハクガン
オオヒシクイ群舞
ミンク

2005年11月12日am

札幌散歩

札幌のイチョウ並木

披露宴当日を迎えた。天気予報によればセレモニーの時間帯は雪が降るようなことを言っているが、とりあえず今は快晴で、そうなるとは思えなかった。時間はたっぷりあったので1年ぶりに札幌の街を歩くことに。最近、髪を切ったばかりだったが中途半端で気に入らないので、この機会に切り直そうと散歩を兼ねて理髪店を探す。東京に比べればかなり寒いが、思ったほどでもなかったので着る物と温度調節に苦労させられた。晩秋の札幌、紅葉はもう終わりで、残っているイチョウの鮮やかな黄色とたわわに実ったナナカマドの鮮烈な赤が印象的だった。老婆に道を尋ねられ、一度は『いやぁ東京から来ているもので...』と返事したが、考えてみるとケータイなんて便利なツールがある。早速、モバイル向けのGoogleで目的の施設を検索すると住所が出てきて一発解決。その直後に目についた理髪店に迷わず入ったが、これが正解だった。ホテルに戻り、birrrdさんにピックアップしていただき、昼食をご一緒しながら本日の作戦会議へ。

2005年11月12日pm

感動的な披露宴

我が友の披露宴

我が友の披露宴へ。プロローグからフィナーレまで全てのイベントの記録を通しで担当する大役は15:00から21:00前まで続く。稼働時間自体は仕事で慣れているが、撮影記録が親友とその伴侶の一生の記念にならなければならないことを意識すると、仕事の撮影よりもはるかに強いプレッシャーを感じる。高襟シャツに蝶ネクタイをし、Birrrdさんからお借りしたmkIIと自前のmkIIの2台を両肩にぶら下げていざ撮影開始!
披露宴は二人が手作りでプロデュースし趣向を凝らしたもの。会場にはところどころに我が友撮影の野鳥写真の作品が額に入れられて飾られ、全員をチェキで撮影(Birrrdさん担当)しておいて来賓のベストドレッサーを投票で選んだり、サプライズで他のカップルを祝福したりとイベントが盛り沢山だった。そんな中、なぜか私がベストドレッサー賞に選ばれたりして僭越の限りだった。撮影の合間にいただいた料理もなかなかのものだったが、ざき君あたりは酒が物足りなかったらしい。私も(役目上しかたないが)。
6時間の披露宴は長丁場だと思っていたが、イベントをこなしている内にあっという間に時は過ぎてゆき、フィナーレへ。我が友の感動的なスピーチにはぐっとくるものがあった。また一つ、一生の記念になる一日が終わった。
2次会に誘われたが、明日以降少し欲張りたいので、暇乞いして苫小牧のBirrrdさん宅へ厄介になった。


2005年11月11日am

旅立ち前

アカハラ若鳥

旅立ちの日の朝も観察へ。飛行機は昼の便なので時間はある。少し冷え込んだ朝だったが、フリースをレイヤリングすれば下はTシャツでも十分だった。森は相変わらず閑散としていた。キビタキが観られなくなって3日ほど経つし、最近ツミも見かけなくなった(といってもここ数日の話だが)。450Mをゆっくりと歩むが、昨日のシロハラの声も聴こえない。1周してきたところで例のズィーの声。かなり近くなのだが、高木の上の方から聴こえる。『シロハラかな?』この地鳴きの声を聴き分けるのは上級者レベルだ。目を凝らしているとサワラに飛び込んだ影が。『ヒヨか?』しかしシルエットが少し違うようだ。双眼鏡を覗くとアカハラspの胸のオレンジと白が視野に入った。Oさん、いつの間にか合流していたFさん、Iさんと共にサワラに注目する。少し枝移りして観やすい位置に出てきたspは喉が白く、眼の周囲に白い部分が多く、一瞬マミチャジナイかと思ったが時期的にどうかと。やはりアカハラで、眉斑や白い部分があるのは若鳥だからだろうか。Iさんのアカハラにしてはスリムに見えたというのもかなり鋭い指摘だが、主観に左右される部分ではある。結局同定困難という結論に。時間になったので帰宅し、羽田へ向かった。

2005年11月11日pm

北緯43度大宴会

羽田から札幌へ。久しぶりの北緯43度、我が友の披露宴を明日に控え、撮影の下見のために前日入り。半袖Tシャツをインナーに、最も厚手のフリースをレイヤーに、そしてシェルという組み合わせで来たが、これが汗びっしょりで失敗。現地でも日中はさほど寒くないので温度調節に苦労した。空いた時間にパタゴニアアウトレット札幌へ。国内に2軒しかないアウトレットでの買い物は毎回の楽しみだ。その後、我が友に再会し、会場の『ル・バエレンタル』へ。円山公園に隣接するこのレストラン、内外装はとても美しく素敵で調度品などもとても凝っている。料理もフランスでミシュラン三ツ星レストランのシェフをしていたジャンジョージ・クライン氏が創作するとても秀逸なもので、レストランウエディングといってもちょっとグレードが別格。我が友、いいセンスをしている。明日の本番をイメージし、少しテンションを高めつつ前夜祭の大宴会へ。すすきので再会したのはほぼ一年ぶりに会う『鳥類や生物の話を始めるとかなり濃い』面々。すっかりおなじみになった『魚御殿』でウエディングイヴを楽しんだ。まあまあシミ(!)や大嫌いなカマドウマからワシミミズクまで濃い話が続き、あっという間に夜は更けていった。

披露宴会場

2005年11月10日

鮮烈なブルー

今日も快晴で気持ちがいい。これで体調が万全なら最高なのだが、昨晩『季節の詩』で焼酎をやりすぎてしまった。軽く食事だけのつもりが、頃合良くボトルと氷を出されてしまうと飲まずにはいられない。サービスで出されたトビウオの丸干しも酒の友となった。
若干二日酔いの身体に鞭を入れながら公園へ。さあ、やるか!と思ったらカメラの調子がおかしい。電源をONにしても起動しないのだ。電池???でも、カメラの設定はオートパワーオフになっているので、カバンの中で電源を入れっぱなしにしていたとしても電源は切れるはずだ。きっとあらゆるツールが詰め込まれていてごちゃごちゃのカバンを持ち運ぶ内にどれかボタンが押され放しになったりしたのだろう。いずれにしても何か出たときに写真が撮れないというのはカメラマンとして精神的にかなりマズイので電池を取りに家に戻ることにした。以前にFさんが『カメラを持っていない時にオオルリ♂のキレイな成鳥を間近に観て歯がゆい思いをした』という話をしたが、聞いているだけで気絶しそうになった。20Dの電池、コンビニには売っていない。戻るのは面倒だったが、この機会を利用して家から公園までの距離をGPSで測ることにした。いつもは衛星補足まで時間がかかるので、正確な距離測定はしたことがないのだった。結果は約950Mだった。
気を取り直して森を徘徊する。昨日再計測したところ、森の外周は約450Mだった。そんなデータを日記に書くくらい森は鳥が少なく退屈な状況。それでも、昨日初認のシロハラ複数羽がミズキの実を食べに来ているのは確認できた。ま、何もいないよりはマシか、と池に出るとカワセミの声が。分園の金網越しに2羽がとまっているのを確認した。2羽一緒に撮ろうとテレコンを外したりしているといつの間にか一羽が去っていた。がっかりしたが、そもそもあまりにも暗いので写真を撮るのは至難だった。その後、カモチェックしているとぼっこの上に鮮烈なブルーが...別にカワセミは珍しくないが、ここまで鮮烈なコバルトブルー、いやエメラルドグリーンというべきか、とにかくこの美しさはなんだろう。今までに観たことがないくらい鮮烈なブルーだった。時が経つのも忘れて、そのブルーを眺めていた。

カワセミ

2005年11月9日

風のように

秋晴れが続く。今朝は昨日よりも冷え込むことがわかっていたので防寒はがっちりで、ついに今季初めて手袋を投入した(大げさすぎ)。
蒼く遠い空を見上げながら公園へ入り落ち葉の絨毯を踏むと百舌の高鳴きが聴こえてきた。公園はすっかり晩秋の趣きに包まれている。防寒がしっかりしていると『さむー』という極めてプライオリティの低い無意味な状況に神経を割く必要がないので、たっぷりと五感でフィールドを感じることができる。
今朝はアオジの声もさっぱりで鳥が少ない状況。行動範囲を広げてジョウビタキやルリビタキなど探さなければ楽しみにくい時期なのかも知れないが、『森』を定点継続観察してきたのをおろそかにしたくないのと、ワインレッドツミが来るかもの期待とで動けずに仲間と談笑する。その内にエナガのジュクジュクが聴こえて頭上に姿を確認し、次いでジュルリの声を聴くと10以上の群れだとわかった。色づいてきた葉が陽光に透ける間を枝移りしてゆく。北海道でシマエナガばかり追いかけていた時期があった。エナガは広範囲を群れで巡回していることが多いので群れ全体の動き、流れを良く見ていないと、いつの間にか消えているという経験をすることになる。慣れない頃は目の前の個体に気をとられている内に、超望遠レンズの狭い視野を覗いている内に、群れを逃すことが多かった。今はそういうことがほとんどなくなったが、あれはあれでロマンがあった。白い森に雪玉のような彼らが現れ、いつの間にか通り抜けていった。風のように。

エナガ

2005年11月8日

ワインレッド

今朝もキレイに晴れた。今日も日中は気温が上がるとのことで少し薄着で出かけたが、これが失敗。朝晩は冷えるし、特に森は気温が市街地より少なくとも3度は低い。身体を冷やしながらの探鳥となってしまった。公園へ入るとウグイスの他にアオジの声が増えていて、冬への移ろいを感じる。森へ入るとOさんがニセアカシアの梢にとまっているツミをいち早く見つけ、Tさんと共に3人で慌しく撮影にかかった。ツミはハイタカの欧州型と誤認していたワインレッド虹彩の♂。ワイバードの講師陣が口を揃えて『ツミ!』と同定したので間違いないだろう。10月1日に出現した個体と同一と思い込んでいたので同定を誤ったが(何枚かの写真を検討し、迷ってはいた)、以前のものも再度慎重に同定し直す必要がありそうだ。まあ、ハイタカだろうがツミだろうが、ワインレッドの虹彩が鮮烈で、上面の青灰色、下面のうっすらオレンジのコントラストが美しい、被写体として魅力的な猛禽であることには違いがない。飛ぶ瞬間を3人で狙っていたが、カラスの襲来をかわすためにかなりのスピードでテイクオフしたのでSS1/640でも被写体ブレしてしまった。

ツミ♂

2005年11月7日

声のみの日

冷たい雨は降り止んだ。外へ出ると空気がキレイに洗われたように済みきっていて、陽射しが眩しかった。3日ぶりに森へ入るとOさんにお会いし探鳥開始。いきなり複数のアカハラ系の地鳴きを聴いたのでじっくりと探してみるが、声はすれども姿は、で見つけられなかった。その内にツグミの声も聴こえたがやはり姿は見つけられず。他はウグイスが地鳴きしているくらいでアオジの声も聴こえなかったし、ちょっと厳しいかなと思ったので捜索範囲を広げてみた。畑に向かう途中にかすかに聴こえた声の方へ向かうとジョウビタキの声だったが住宅街だったので深追いはやめる。なんだか今日は声のみの日だなぁ。
折り返すと良くお見かけし、挨拶だけを交わしている散歩のおじさんに会ったので少しお話をしながら森へ戻った。鳥観をしていない人に自分がどんな活動をしているかを簡単にお伝えするのも大切なことだ。
森はやはりふるわないので、雑木林を歩いてみたらカツラの落ち葉の香りが一層豊かだった。醤油を焦がしたような、カラメルのような心地良いそれを深く吸い込みながら池へ向かうとアオゲラの声。木立越しの高い位置に♀を見つけた。

カツラの落ち葉

2005年11月6日

ジャパン バード フェスティバル閉幕

授賞式

ジャパン バード フェスティバル2日目。既に呑みすぎ笑いすぎで遊び疲れたが、やるべき仕事をこなすだけだった。午前中、店番を離れてもう一つの会場へ。茨城支部のブースを訪ね、自然観察指導員講習でご一緒したYさんに再会することができた。茨城支部では蓮田にかけられた防鳥ネットによる多くの野鳥の落鳥についての取り組みを紹介していた。一通り説明していただき、次回の再会を約束してお暇し、他のブースも一通り眺めてから仕事に戻った。Yさん、MLの仲間のNさんやAさんが会場に来てくれて久しぶりにお会いすることができたが恥ずかしい姿を見られてしまった。この日も♪鳥くんのライブなどのイベントがあり、最後にオオバン賞、バン賞の表彰があった。これは出展ブースの中で最も野鳥保護に貢献したり、意義のある発表に対して与えられるものだが、なんとこれを茨城支部が見事に受賞したのだ!Yさん以外にも多くの知り合いがいて何かとお世話になっている茨城支部の皆さんの受賞は我が事のように嬉しかった。
お世話になった多くの方々にご挨拶し、会場を後にした。あれだけ楽しい時間を過ごしたのになにか寂寞の想いを感じるのは降り始めた冷たい雨のせいだろうか。


2005年11月5日

ジャパン バード フェスティバル

塚本洋三さんと鳥くん♪

ジャパン バード フェスティバル初日。昨晩、あまりにも楽しくはしゃいで呑みすぎたせいで完全な二日酔いでのスタートとなった。お手伝いは物品を運んだり、陳列や設営を手伝ったりの他に、各イベントの押さえ撮影、そして会場に来てくれた人だけが知っているちょっと恥ずかしい使命の3つをかけもちで担当した。イベントではなんといっても♪鳥くんのライブがノリも良くて最高だった。特筆すべきはそのライブのステージに御大、塚本洋三さんが上がりトークショーを行ったこと。故高野伸二さんと一緒にバードウォッチングの黎明期を歩んだ大ベテランと若く新しい視点や発想に満ち溢れた実力ある新星の共演とでも言うべきだろうか。他にもワイバード講師陣勢ぞろいの豪華放談も聴き応え抜群だった。一日働いた後は再びワイバードの皆さんとの飲み会。講師陣は卓越した能力もさることながらユーモアと人間性に溢れていて、とても楽しい時間を過ごさせていただいた。


2005年11月4日

ミズキじゃない!

キビタキ♂若

今日から泊り込みで出かけるので2泊分の荷物を背負っていつもよりゆっくり目に森へ。体感的に冷え込みはさほどでもないようで、ブレスサーモのアンダーのみでフリースのレイヤリングがなくとも平気だからおそらく14度くらいはあったのだろう。それでも森を徘徊していると素手ではちょっと手が冷える感じだ。森にはウグイス語が飛び交い、お互いに領有権を主張する話し合いが続いている。昨日より少し収まった感があるのは交渉が進展したからだろうか。他は相変わらずヒヨが賑やかなくらいで特筆すべきものはなかったが、昨日に続いてキビタキを2羽ミズキの樹に見つけた。しばらく観察していると、実ではなく緑色のバッタのような昆虫を捕らえて呑み下していた。この光景を見るのは4回目。11月に入り晩秋の肌寒さが訪れても、動物性の餌が未だ残っているのだ。もちろんミズキの実も食べているのは確かだが、動物性の餌がみつかればそちらを選好するのは必然。今年は冬鳥の渡来が遅れているともっぱらの噂だが、餌となる昆虫残っていることが鳥類の季節移動のきっかけを遅らせているようだ。その根本原因が地球温暖化にありそうなことは容易に想像できる。昆虫の動向のモニタリングも重要と思う。夜はジャパン バード フェスティバルのお手伝いのために我孫子入りし、ワイバードの豪華講師陣とご一緒しての酒宴に。


2005年11月3日

ツミのランデヴー

ツミ♀

いつも通りの時間に森へ。今日は撮影の仕事や観察会などの予定がなく久しぶりに自由な休日だった。公園へ入るとウグイスの地鳴きが目立ち、ここ数日で渡来数が増加しているのが顕著だった。個体数の増加で縄張り争いが激しいのか、頻繁にその姿を目にすることができた。特筆すべきはさえずったこと。ホーホケキョを3人の仲間が耳にした。狂い咲きならぬ狂い鳴きというところだろうか。ミズキの樹にキビタキ2羽を確認し、お仲間とハイタカやミヤマホオジロの話題で盛り上がっていると、大きめの2羽の鳥影が。どうせキジバトだろう...とミズキの葉に見え隠れしているそれを双眼鏡で確認してみるとツミだった。それらが動いて消えたと思ったら、Yさんが手招きしていた。皆が集まると2羽のツミが遊ぶようにランデヴー飛行していた。彼らは人間をあまり気にしないかのように皆の頭上を何度も何度も旋回し、和やかな追いかけっこをしていた。もしかしたら皆で継続観察した、無事に巣立ったあのツミの兄弟なのかもしれない。その後は目立った収穫がなく、森を徘徊。次第に観察者が増えてくるが鳥はさっぱり。Fさん、Kさん、Bさんとうどんを食べに行き、鳥の出が今ひとつなのに見切りをつけて終了。いつも出かけてばかりでとっ散らかった部屋を片付けた。


2005年11月2日pm

ヴィラデストへ

正装の玉さん

観察から戻り、久々に引っ張り出した車で一路北へ。久しぶりに玉村豊男さんのヴィラデストへ。今回、玉さんがフランスの農事功労章を授章するにあたりレセプションを開催、お招きいただいた。久しぶりにお会いした玉さん夫妻は凄くお元気そうだった。ワイナリーの運営が軌道に乗ってきて、スタッフもだいぶん増えて、立ち上げの頃の苦労から解放されたのかも知れない。正装した姿も凛々しかった。レセプションには福留アナ、田中康夫知事、川島なお美さんなどが駆けつけ華やかさを添えた。私が何よりも楽しみにしていたのは国産ワインコンクールで銀賞を受賞した2004年シャルドネ。ワイナリーのテラスで燦々と降り注ぐ太陽をこの黄金色の芸術に透かしながら愉しむこの贅沢。もちろん秀逸なワインを愉しむための友である粋な料理の数々も忘れてはならない。何杯もグラスを傾けながら、いつものようにオフィシャルカメラのように写真を撮りまくった。あっという間に時間は過ぎてゆき、上田盆地に少しづつ灯りが燈る。美しい夕陽を皆で眺めていた。いつまでも眺めていた。

2005年11月2日am

晩秋へ

ツミ♂

今朝も良く晴れて放射冷却が顕著な寒い朝だった。私は防寒に関してはある意味で凝り性なので、今朝はブレスサーモのエクスペディションをアンダーにおごった。フリースのレイヤリングまでは未だ要らないだろうと読んだが、手袋なしがいけなかった。指先からどんどん冷えてきて、もう手袋なしでは耐えられない状況だった。手袋は昨晩探したが見つからなかったのだった。
森へ入ってしばらくするとヒヨに追われたらしきアカハラ♂がニセアカシアの高い梢に。らしくないポジショニングは落ち着かないようですぐに飛去した。このシンボリックな枯れ木には一体今までに何種類の鳥類がとまっただろう。その後、マミチャやキビタキを探すが見つからず、再び高い梢にツミ♂を見つけた。連日の観察だ。どうも高台に陣取ってヒヨドリを狙うために森へ通い詰めているようだ。
森では夏鳥がほとんど渡っていってしまった代わりに冬鳥が少しづつ渡来しているようで、今朝はアオジの声が複数箇所から同時に聴こえたし、ツグミの声も聴いている。季節は晩秋へ。まもなく葉が色づき、舞い落ち、冬がやってくる。


2005年11月1日

もう一つの謎

ツミ♂

今朝はさらに冷え込んだ。もう手袋が欲しくなってくる季節になってきた。森は予測・発表されているヒートアイランドの気温よりも数度低いので、上着の下のレイヤリングも考えて出かけないと寒い思いをすることになる。今朝の森は体感的には10度そこそこという感じだった。さて、昨日書ききれなかったもう一つの謎、それはヒヨらの行動だ。ヒヨの連中を観ていると無駄にエネルギーを消費しているようにしか見えない。四六時中ギャーギャー鳴いては二羽で追いかけあっている。本当に一日中、そんなことをしている。木立の間から見えるシルエットはほとんどヒヨの追いかけあいである。これがなぜ謎なのかというと、大原則として動物は生きるために極めて合理的に行動するものであり、なるべくエネルギー消費をセーブしようとするのが通常だ。それにも関わらずヒヨのヤツラは一日中無駄に飛び回っている?のがわからないのだ。ほとんど単独でなく2羽(かそれ以上)での追いかけあいというのがヒントだろうか。無駄に見える追いかけあい、騒ぎはペアリングのための行動なのだろうか。
そんなヒヨを狙ってか、森に再びツミ♂が飛来した。


2005年10月31日

二つの謎

カワセミとオナガガモ

寒い朝だった。どんより曇ってはっきりしない天気は雨降りよりも嫌いかも知れない。森は相変わらず空っぽでヒヨドリが賑やかに飛び交う世界。すっかり私も他の観察者もモチベーションが下がっているが、継続観察は続けたいと思う。以前にも書いたように『特筆すべきものがない、も重要なデータ』なのである。渡りの波が本当に終息を迎えたかは今後しばらく継続観察を続けてみなければはっきりしないし、おそらく数ヵ月後と予測される春の渡りの波の到来も継続観察していなければ掴めない。結論は『ケイゾク』ということだ。
特筆すべき=注目すべき種がない状況で森を眺めているといくつかの疑問が湧いてきた。以前から気になっていたのだが一つは鳥はミズキのテロワールまで感じられるのか?である。テロワールというのはワイン用語なのだが、土壌や気候条件などブドウの出来を左右する要素のこと。いわばその畑の個性といえる。同じ地域の隣接する畑であっても土壌を構成する成分の違いや僅かな傾斜、方角の違いなどで出来上がるブドウとワインに大小の違いが現れるのだ。キビタキを観察していると特定のミズキに集まる傾向が明らかで、昨年と今年では集まる樹が異なる。外見は両方とも良く実っているのだが、なぜか特定のミズキが好まれる。鳥類も餌に対する選好性があることがわかっていて、美味しいものから好んで採餌するが、これが異なる餌の間だけでなく、同じミズキの実に関しても選好性があるとすれば、人間がワインを選ぶようにとてもグルメだといえるかもしれない。少し長くなったのでもう一つの謎は明日に送ることにしよう。
今日は観察会に参加してくれたOさんが様子を見に来て下さり、嬉しかった。派手な何かをお見せすることができなかったがかろうじてキビタキ♀を観察。次はキレイな♂を観てもらいたい。


2005年10月30日

鳥姐さんのキビタキ講座

キビタキ♀

昨日疲れてバタンキューで早く寝てしまったので、結果として普段と変わらない早朝に起床した。予報は冴えなかったし渡りの傾向を鑑みるとあまり成果は期待できなかったのだが、結局GPSを起動して家を出発した。しかもよせばいいのに500mmを担いで行ってしまった。目標や勝算がはっきりしないのに、である。マミチャジナイをしっかり撮影したいという願望が強いのが第一で、最近観察に偏っていたのでしっかりと撮影もしなければという義務感みたいなものがもう一つだった。
森へ着くとその空っぽぶりが嫌でも伝わってきた。上水沿いで例のアカハラ系地鳴きを聴いたし、キビタキも未だいるとは思うのだが、いかんせん姿が見えないし気配が希薄すぎる。Kさんにお会いし、共に空っぽを確認すると冬鳥狙いに切り替えて上水を一緒に歩くことに。これが見事に空振り。森へ戻ってきて鳥おじさんにジョウビタキ情報を聞いて確認しがてら周辺のポイントをチェックしに再び出かけた。途上、Yさんにお会いしパーティは4人に。去年キビタキが群れていたミズキは空っぽだし、他のポイントもダメだった。Bさんにお会いし合流してジョウビを探したが、結局全て空振りで森へ戻ってきた。渡りの波が終息に向かうこの静かな状況は熱心な観察者たちを落胆させ、小さな森は寂寞の想いに包まれている。そんな状況を打破し、皆に活気を取り戻してくれたがFさんだ!Fさんは地元で最も熱心なウォッチャーでその粘りと発見眼の鋭さ、豊富かつ緻密な記録は右に出る者がおらず、周囲が暗くなってきて誰もが帰路についても双眼鏡を覗き続ける熱心な観察者である。とにかく他の誰よりも見つけて知らせてくれるので、博士と呼ばれる鳥おじさんと同じく皆に頼られる鳥姐さんである。今日も、現れるなりキビタキ♀を連続で見つけまくり、他の観察者に知らせていた。私もマミがダメっぽいのでキビタキの良く出る場所を教わりFさんとご一緒したが、出るわ出るわで驚いてしまった。ポイントや良い立ち位置を熟知されていて、それにならうと確かにキビタキが良く見つかるのだった。
結局一日中フィールドに出ていて、GPSのTPを見ると16kmほどにもなっていたから2万5千歩ほど歩いたことになる。


2005年10月29日

第5回井の頭かんさつ会

かんさつ会風景

先月に続き『秋の渡りの小鳥を探そう・その2』として野鳥をテーマにした観察会を主催。悪い天気予報にも関わらず日頃お付き合いいただいているお仲間や遠くは藤沢や三郷から全部で25名もの参加者に集まっていただいた。降雨が心配されたが、参加していただいた皆の日頃の行いが認められたようで、悪い予報を完全にひっくり返し、降雨どころか日差しまで得ることができた。前回の反省を踏まえ、単なる探鳥会ではなく参加型の観察会にしようとそれなりの準備をして会に臨んだが、テーマにした肝心の渡りの小鳥や渡来した冬鳥が今ひとつの状況だったので、前回のサンコウチョウ連発のような派手なお祭りはなかった。私は魔法使いではないし、別に珍鳥ショーを開催しているわけでもないので仕方ない。当たり外れは鳥屋の常、である。修行中である私の自然観察会はまだ2回目。自己評価として前回よりはかなり前進したかなと思うが、参加していただいた皆の評価はどうだろうか。


2005年10月28日

桂の薫り

キビタキ♀

二日酔いだったが、秋晴れの心地良さに背中を押されて森に入るとTさん、Oさん、そして久しぶりにYさんにお会いすることが出来た。今朝はマミの声も聴こえず、相変わらず低調だったが、聴いたことのない声を聴いたなんて興味深い話も出たので、丹念に探す。やがてツミが何かを追いかける光景を観、皆が引きあげた後にキビタキを観る事ができた。いつものように池に出るとき、カツラの甘く香ばしい香りを感じ、とても幸せな気分になった。この場所でこんなに強い香りがするのに、先日Tsさんに指摘されるまで気がつかなかったのは鳥類観察では視覚と聴覚に意識を集中するからだろう。最近は植物への興味も増してきたし、秋の実りをつまみ喰いするなど味覚も使っているし、なにより自然観察を全般的に楽しむスタンスになってきているので、嗅覚にも意識を入れて、香りも楽しむようにしたい。
 

いきなり(行くなり)サンコウチョウ!のインパクトから今日まで継続観察を続けてきましたが、今日でちょうど2ヶ月になります。自然観察指導員仲間の各地域での活動や精神と意識の高さ、人柄に鼓舞され、地域に構築された観察コミュニティの楽しさと知りたい、観たいのニーズに背中を押され、励まされ、ここまで続けることができました。有志の力の結集と継続の力は偉大です。2ヶ月という一つの節目に、あらためてお付き合いいただいているみなさんに厚く感謝します。


2005年10月27日

雨ニモ負ケズ

マミチャジナイ♂

寒い朝だった。窓の外を見ると路面が濡れていたし、予報も雨のち...だったので出かけるか迷ったが、今現在降っていないのに家の中でくすぶっているのも『らしくない』ので思い切って出ることにした。公園へ入るといきなり人がまばらなグランドの上空にオオタカが舞っていて、カラスに追いかけられながら森の上空をゆっくりと飛んでいった。これだけで来た甲斐があったといえる。Tさん、Oさんにお会いし、その報告をすると二人とも『やはり』と納得していた。その後、雨が降り始めすぐに雨脚が強まってきた。久しぶりのまとまった量の雨だ。Tさんが気になる声の話をしてくれたが、それは例のズィーというアカハラ系の地鳴きで、確かに雨にも関わらず盛んに聴こえる。その後お二人が森を離れたので独り雨の森を徘徊していた。身体はいいとしても双眼鏡とカメラがびしょびしょになってしまったので、仕方なく傘をさして歩いた。鳥の姿はほとんど見かけられなかったが、森を1周したところで再びズィーを聴いたので丹念に探してみた。植生を考えれば、相手の狙いはミズキかイイギリである。その後、サワラの高い位置にそれが潜んでいるのを見つけ、ヒヨドリのカモフラージュの中でそれがミズキに入ったのを見つけた。遠くて肉眼でもオレンジ色味が見える。思わず傘を放り投げてスワロの視野に捉えると...やはりマミチャジナイだった。マミチャンは奥のサワラ(葉を見られないが、茂り方の密度が薄めなのでサワラのはず)に潜みながら、ミズキの実を食べに行くということを繰り返していた。その後30分、ざあざあ降りの雨の中、自分はミズキの前に立ち尽くしていた。


2005年10月26日

冬の足音

ツミ♀

今シーズン初めて布団から出る際に寒さを感じる朝だった。今日は一日中寒い、と予報で脅かされていたので、アンダーウェアからしっかりと着込んで、どんより曇った空の下へ飛び出した。森へ入ると昨日と同じような状況で渡りの鳥たちは見つからずだった。いない!ように思えるが、正味な話どうなんだろう?と気持ちを切り替えて徹底探索モードに入るが、どうやってもマミはもちろん、キビタキ一羽見つけられないのだった。そんな時、木々を横切る中型の一閃が...ヒヨとは違う!と思って姿を確認するとツミだった。しばらく観察していると通りすがりのメジロを追いかけたが逃げられてしまったようだ。追いかける際の方向転換が激しく、草食動物を追うチーターの狩りを連想させる動きだった。少し高い場所にとまって待ち伏せを続けていたツミだが、どこかへ飛んでいってしまった。その後もシメ?アオジ?何回か気になる声を聴いたが姿は見つけられず、気分は落ち込んだ。その後体操を終えたTsさんにお会いし、植物のことを教えてもらいつつ、低調な森をあきらめて池へ。一昨日観られなかったヒドリガモを♀ながら一羽確認することができた。


2005年10月25日

白いおなか

ツミ♀

秋晴れが続いている。気持ちの良い朝、日中暑くなった昨日と同じくらいの気温と予想されていたので、少し薄着で出かけたが、森に入るとひんやりとしていて息が白いくらいだった。昨日と同じく風がなく森の空気が凛としていて、気持ちが引き締まるような気がした。相変わらず渡りの鳥たちの出現は低調で、マミチャンを探すがシジュウカラ、メジロ、コゲラ、ヒヨドリ、キジバトしか目にしない。そんな状況で高木の梢に眼をやるとちょっとふわふわした白いおなかが...昨日と同じと思われるツミ♀だった。下面の横斑が細かいタイプで、もしかしてハイタカ♀かな?と思ったが顔つきがツミぽくやさしいし、眉斑は目立たないし、写真を拡大してみると横斑もツミっぽかった。
その後、観察会の下見がてら久しぶりに上水を下へ歩いた。ジョウビタキが来ていないかと探してみたが、残念ながら見つからず、途中のミズキにもキビタキは見つけられなかった。落胆しつつ森へ戻ると、今度は木々の奥に白いおなかが。ツミ♀若だった。さきほどのと明らかに下面の斑が異なる。観察会で小鳥系が出なかった際に出演してもらうようお願いして池へ。昨日午後にヒドリガモを観た人がいるというのでチェックしに行ったが見つからなかった。池に着くとWalkBirderさんに久しぶりにお会いすることができて、当然その先にいるカワセミ♀もばっちりだった。カワセミ♀が妙に可愛らしい顔をしているように見えたのが印象的だった。


2005年10月24日

引き潮?

ツミ

今朝も秋晴れのキレイな空だった。蒼いキャンバスに書きなぐったような白い雲ははるか高く、遠くに。いつものベンチで、メジロとシジュウカラが騒ぎ、ひとひらのケヤキの実が竹とんぼのようにくるくると落ちてゆく様をスローモーションのように眺めていた。無風なのか実は真っ直ぐに落下し、コンクリートで固められた平面に着地する光景がなんとなく可哀想に思えた。
森へ入ると無風の上、ヒヨたちもさほどうるさくなかったので探鳥には好条件だったが、お目当てが見つからない。マミチャンはクロツグミはもちろん、キビタキさえ見当たらない、地鳴きも聴こえないという状況だった。かろうじてツミが羽根を伸ばしたと思ったらすぐにカラスに追われてしまった光景を観察できたくらいだ。もう10月も末、秋の渡りも一段落で引き潮というところだろうか。
Tsさんにお会いして昨日見かけたヒドリガモの話になったので、池までご一緒したのだが、ヒドリらはどこにも見当たらず、観てもらうことができなく残念だった。昨日限りで移動してしまったのだろうか。だとすれば前回皆で空振りした16日も何時間かの逗留だったのかも知れない。
池ではカモへの餌付けがひどく、オナガガモに手渡しで餌をやっている光景にははらわたが煮えた。


2005年10月23日

呑んだくれの会

バタール・モンラッシェ

肌寒い朝、冬が近づくのを感じながら森へ。短い時間の観察だったがTさんが見つけたコサメビタキ幼鳥をじっくり楽しむことができた。時間がなくなり、駅へ。念のために池でカモを確認するとヒドリガモを3羽見つけることができて、お仲間に連絡しながら電車に飛び乗った。西進し、昨日に続き秦野ビジターセンターへ。友人が担当する自然観察会へ参加し、秋の植物のもろもろをのんびり楽しませてもらった。昼食後、とんぼ返りで東進。恵比寿のワインマーケットPARTYへ。今日は年に2回のワイン試飲会の日だった。恒例の数百人が集まり、数十種のワインを試飲するイベントで、後半になると数百人の酔っ払いの集まりの会と化す(笑)今日の楽しみはなんといっても有料試飲のバタール・モンラッシェ。モンラッシェをこよなく愛する自分としては馴染みのヴァンサン・ジラルダン作のバタール一杯1,800円は今日の目玉だった。試飲した感想は...若すぎだった。熟成させれば素晴らしいパフォーマンスを発揮するだろう一本。むしろ一杯900円のエシェゾーの方がコストパフォーマンス抜群だった。すっかり酔って帰ってきた。


2005年10月22日

自然にやさしい歩き方とは

登山道メンテナンス

秦野ビジターセンターの自然教室に参加。テーマは『考えよう!自然にやさしい山歩き』。オーバーユースが顕著な丹沢の登山道を考え、どうすれば良いカタチができるかを学び、実際に作業をしてみようという企画だった。
登山道におけるオーバーユース(過剰利用)の弊害は登山道が掘れ過ぎたり、広がり過ぎることによる植生破壊である。なぜ、そうなってしまうか?関東ローム層を主な地盤とする丹沢の土壌は降雨によってはげしくぬかるんでしまう。登山道がぬかるんでぐちゃぐちゃになると、元の登山道は掘れてしまうし、多くの人は道の端の草が生えている所、ぬかるんでいない端を歩こうとする。こうして多くの人に踏まれて植生破壊された端は裸地になってしまい、結果として登山道が広がってしまう。これの繰り返しを放置すれば山にグランドのような生物多様性に乏しい部分が増えてしまい自然破壊になってしまう。それを避けるには?水はけを良くし、ぬかるみを軽減するために『水切り』を設ける実習を行った。完全にボランティア作業だが、皆争うように夢中になってスコップや鍬をふるっていた。その上で端を歩きにくく感じるように細工を施す。後は安易に歩きやすい場所を選んで歩かないように啓蒙することだろう。GPSによると7.3kmほど歩いた。


2005年10月21日

ヒヨ地獄

カワセミ

どんよりと曇った中、少し肌寒さを感じながら出かけた。昨日の空振りに懲りたので、今日は再び軽量装備にしたがマミチャジナイやクロツグミの再登場を切望していることには変わりない。森へ到着するとヒヨドリたちが賑やかであった。先着の観察者たちは特に特筆すべきものを観ていないそうで、今日も連日の空振りの予感がする。ただ、森の奥から例のズィーというアカハラ系の声は聴こえるので、いるにはいるようだ。少しアオゲラなど観ながら探すが見つからない。
それにしてもヒヨたちが賑やかだ。賑やかというよりうるさいといった方が的確だ。他の鳥の声が聴き取りにくいのはもちろん、あまり良い印象を持てない声の、絶え間ない合唱のノイジーさはかなりのストレスになる。10月に入ってもセミが鳴いていたのがやっと静かになり鳥の地鳴きやぐぜりが良く聴こえるようになったと思ったら、今度は間髪入れずにヒヨ地獄がやってきたのだ。さらにヒヨどもは他の鳥を良く追い払ってくれる。私がマミチャとクロツグミを楽しんでいる際も何度も邪魔をしてくれた。どうもミズキの実をめぐる争いがあるようだ。思えばヒヨらに何度観察を邪魔されてきたか...北海道ではキレンジャク撮影の妨害もされたっけ。あの時もナナカマドの赤い実を巡る攻防があった。ヤツラは体長の大きさに加え、あの騒々しい声を武器に圧倒的多数の組織力で他の種を追いまくる。
ヒヨらが森に戻ってきた頃は季節感を感じたりして『ヒヨドリが戻ってきましたね』『寒くなってきたもねー』なんて季節を象徴する主役格の扱いだったが、その後日増しに数を増し前述のような状況になった今日では観察者の間でも『ヒヨ憎し』の空気が広まっているようだ(?)結局、今日はキビタキさえ観られない空振りでヒヨらの絶えることのない大合唱の下、敗北感に包まれながら駅へ向かった。そんな私を慰めてくれたのが池にたたずむカワセミのコバルトブルーだった。


2005年10月20日

空振り

キビタキ♀

気持ちの良い秋晴れの空の下、GPSを起動させて家を出る。迷った末に清水の舞台から、でGARMINのVISTA Cを選んだ。これの使い方を勉強するだけでも一仕事だが、それに飽き足らず500mm/4を担ぐ。もちろん昨日観察したクロツグミやマミチャジナイの良い写真を撮るためである。ところがそんな意気込みは見事に裏切られ、姿も見つけることができなかった。きっと私の強い撮気が彼らに敬遠されたのだろう。マミチャが好きなムクノキの大木にツミ♀がとまっていたのもいけなかったのかも知れない。せっかく重い機材を担いで意気込んで臨んだのだが、結局キビタキの♀を何回か観察するにとどまった。枯葉が風に乗って舞い落ちる雑木林を抜け、駅へ向かった。


2005年10月19日

冬の気配

マミチャジナイ

二日酔いですっかり寝坊してしまった。窓の外を見ると路面が乾いており、慌てて準備を整えて家を飛び出したが森へ到着したのは8時だった。30分足らずで面白い観察をするのは困難だと思ったが、まさか20分後にあんな面白い展開が待っているとは...
どんより曇った朝、木々をざわめかせる風はひんやりとし、舞い落ちる葉が冬の気配を伝えていた。長雨ですっかりぬかるんだ地面を二日酔いのたどたどしい足取りで歩み、鳥たちの気配に精神を傾ける。特にミズキの樹に注目して探すが、ヒタキ類の気配はなく地鳴きも聴こえなかった。聴こえるのはヒヨドリたちの声ばかりで、それは騒ぎといってもいいほど騒々しいものだった。そんな状況なので中型の鳥を見かけると『ヒヨか』と思い込んでしまいがちだが、良く観てみると違う場合がある。遠目のサワラにマミチャジナイを見つけ、イイギリにクロツグミを見つけたのは発見だった。二日酔いでも、短い時間でも、面白い出会いはあるものだ。


2005年10月16日

雨上がりに

アンテナのエナガ

朝から断続的に雨が降り続いていた。昨日に続いて今日もNACOTの恒例行事の一つ『子連れお散歩観察会』に出る予定だったが見送ることにし、外出しっ放しですっかり散らかった部屋を少し片付けることにした。午後になり、雨が上がったので公園へ向かった。公園までもう少しというところで聴きなれたエナガの声を耳にしたので、声のする方へ行ってみると電線にエナガが群れていた。『ほお、この辺りでは見慣れない光景だ』と思って観察していると群れはアンテナをハシゴして住宅街を飛び回っていた。森へ入ると多くの観察者が来ていて活気があり、久しぶりに顔を合わせる人もいた。とりわけ何年ぶりかで再会することになったFさんご夫妻に拝顔かなったことは嬉しかった。『五分刈りじゃないので驚いた』というコメントから考えるとやはり3年は経っているようだ。雨上がりの森は鳥の出が今ひとつだったが、皆とのふれあいが楽しい限りだった。『池にヒドリガモ』という情報を得て皆で確認しに行ってフラれ、カワセミを眺めていたのも楽しい時間だった。


2005年10月15日

外来種いいんかい

外来種いいんかい

土日の予報が芳しくなかったが、今日も予報は大はずれで雨は降らず、たまに薄日が射すくらいだった。電車を乗り継いで水元公園へ向かったが、朝から少し蒸し暑いくらいで、到着後は半袖で過ごしていた。今日はNACOTの定例観察会の一つ『外来種いいんかい』に初めて参加。朝、双眼鏡を下げた見慣れた人がいるなぁと思って近づくと『同期生』のヤギさんだった。『井の頭かんさつ会』にも参加してくれ、日本野鳥の会はもちろん、NACS-J、NACOTの各地でのイベントに誰よりも精力的に参加している熱心な指導員だ。その後、集まった主催者、指導員にご挨拶し自らも緑の腕章を身につけた。ただし今日のテーマは『小さい秋を見つける』で木の実(どんぐり)が主体なのでほとんど知識は皆無。リーダーを務めるのは困難なので、興味深い鳥類を見つけたら知らせて解説しようというスタンスで臨むことになった。観察会はいろいろなどんぐりを拾い、それを手がかりに元の樹を同定するという内容。これが面白く、最初の主役スダジイのどんぐりを食べた時点ですっかりはまってしまった。最近は何にでも挑戦するようにしているのだが、どんぐりがこんなにオツな味わいをするとは思わなかった。おもわず酒のつまみにすべく10個ほど拾った。その後も何種類ものどんぐりを拾い、樹を学んだ。不意にツツドリが飛んだりしたが、参加者にじっくり見せることもできず、ヤギさんと自分だけが喜んでいた。終了後は近くの炭焼き屋で昼食。『外来種いいんかい』万歳!夜はスダジイをつまみにシャンパンを呑んだ。たぶん世界中で今夜僕独りだけの愉しみだろう。


2005年10月14日

丹沢大山総合調査特定横断セミナー

セミナー風景

天気予報はまるっきりはずれた。朝、爽やかな秋の日だった。森へ行ってみるとコサメビタキ、サメビタキ、エゾビタキが入っていて、また昨日あれだけいたキビタキが観られないあたり昨日とは少し様子が変わっていた。その後、他の観察者がキビタキ♂♀3羽が入り乱れて飛び回っているのを観たとのことで、探し方が足りなかったかもしれない。
夜は横浜へ出て『丹沢大山総合調査』の第2回特定課題横断セミナーを公聴。『丹沢の渓流を考える』をテーマに調査チームの代表と行政の担当部署の方がそれぞれ報告、発表をし、それについて質問や意見を受け付けパネルディスカッションする形式。予備知識があまりない者としては説明はありがたかったが、現状追認の話ばかりで将来的、中長期的なプランや組織横断的な大きなプロジェクトなどの話がなかったのが物足りなかった。様々な組織が数多くの事業を手がけているが、危急な案件からプライオリティをつけ、マスタープランを積み上げてゆくことが肝要だと思う。


2005年10月13日

クルルルル

キビタキ♂

涼しく秋らしく爽やかな朝だった。森へ入ると最近通勤時でもコンパクトデジカメではなく重い一眼レフを持ち歩いているOさん、今日は背広ではなく走る姿のFさんに出会った。Tさんにもお会いし、皆さんヒゲのおじさんに会ったという。最近お見かけしないbeardさんだ!とすぐに周辺を探し回ったが既に離れてしまったようで見つからなかった、残念。森は鳥の姿が見つけられず、昨日早朝の青い鳥への期待も裏切られてしまったが、Tさんの手招きでキビタキ♂♀を観る事ができた。そして久しぶりにヒッ、ヒッ、クルルルルの地鳴きを聴くことができ(そうそうこれこれ)と懐かしい思いがした。すると不思議なもので、森のあちこちからクルルルルが聴こえ始める。あれあれ、こんなにキビタキ沢山いるんだーと驚くくらいそこここから聴こえたし、姿も観られた。もう一つの地鳴きも確認できたし、良い勉強になった。さすがにセミの声が消えたので、これからますます地鳴きやぐぜりがポイントになってくる。


2005年10月12日

青の魔力

キビタキ♀タイプ

今朝も冷え込んだ。ちょっと気が早いかなと思いつつも少し風邪の気配を感じたのでゴアテックスの薄手のヤツを着込んで出かけた。天気は回復傾向、観察向けのトレンドに思えるのだが時期が良くないようで渡りの鳥の気配はさっぱり。ヒヨドリがだいぶん増えてきて、その声だけは賑やかだ。他はコゲラ、メジロ、シジュウカラが盛んに活動しているくらい。やがてFさんがやってきた。しかもまた背広だ!笑うところではないのだが、つい笑いながら『おはようございます』と挨拶してしまった(良くお似合いですよ!)。Fさんはカメラを携えており興奮気味に、今朝オオルリの♂成鳥をじっくり観た話を語り、自分はその状況を想像しただけで我が事のように息を呑んでしまうのだった。そして、さっきまでの気だるいムードはどこかへ吹っ飛び、すっかり集中力を取り戻して探求モードへ。青の魔力である。残念ながら時間までに青を見つけることはできなかったが、キビタキだけは押さえる事ができた。大粒のミズキの実が嘴からこぼれ、それを追いかける様がひょうきんだった。


2005年10月11日

深まりつつある、秋

ツミ

3日ぶりで森へ入った。涼しいを通り越し、ひんやりして少し肌寒い森は小雨含みだった。岐阜で過ごした3連休、こちらは雨がちで観察はふるわなかったそうだ。それでも、留守中も毎日の観察状況を知らせてくれる仲間には頭が下がるばかりだ。小鳥は見つけられなかったが、いつもの枯れたニセアカシアの梢にツミがとまり、しばらく周囲を見回した後で飛んでいった。机上のお勉強ばかりだった鬱憤を晴らすべく、森をセンサスするが鳥の影は見当たらず。暗い中にわずかに動いたかな?とかろうじて認識した鳥の影をスワロフスキーで追うとキビタキの♀だった。後はさっぱりだった。それよりも収穫はFさんの背広姿だった。いつも走る格好のFさんがバリッとスーツを着て現れた時は初め誰だかわからなかった。凄く珍しいものを見つけたような気持ちで失礼ながらIさんと一緒に喜んで笑った(もちろんお似合いでしたよ!)。休み疲れでペースがつかめなかったものが、そんな愉快な仲間とのふれあいでなんとなく戻ってきたようだ。池に出ると情報通りキンクロハジロ、ホシハジロ、ハシビロガモが到着していて深まりつつある秋を象徴していた。


2005年10月10日

全体会

全体会

雑木林会議最終日。初日と2日目の報告会から始まった。参加したかったが日程上断念した高山発のエクスカーションの様子を知ることができ、打った蕎麦を美味しそうに食べる楽しそうなIさん一家の写真も見られて良かった。その後、コーディネイターがテーマを出して、参加者が周囲の数人でそのテーマに沿ったディスカッションをし、それを発表したり同じテーマについてパネラーが意見を出したり参加型の展開に。『森林と医療』ではジョンレノンとオノヨーコの話題も出てきたりする偶然に、いろいろはつながっているのだなぁと実感。また『教育と森』では『採集の是非』という意地悪なテーマが出され、ちょっと疲れる議論に。午後はパネルディスカッションがあり、パネラーの面白いプレゼンテーションも見られた。最後に次回開催地の三重への引継ぎがあったが、今回開催に際しての実行委員会内での仲違い、遺恨めいた話があったのが残念だった。『ベクトルが一緒なのに方法論で仲違い』の典型的なパターンで、コミュニケーション不足は明らかであり、今後大丈夫だろうか。最後にちょっと疲れが出てきた。


2005年10月09日

秋晴れなのに

円徳寺での朝まで2次会

雑木林会議2日目。昨日とはうってかわり爽やかな秋晴れだったが、残念ながら本日の分科会は野外活動がなく全て机上でのお勉強だった。分科会のテーマは『里山活動を持続するもの』でいくつかの任意団体 ・NPOがそれぞれの活動紹介、経験談、財政事情を披露し、財政基盤の確保と人材の育成を持続 ・継続に不可欠な二つの要素として再確認した。話の中には『え!そんなこと明かしてしまっていいの?』と思えるような企業秘密的な話もあったが、いずれの団体も民間企業ではないし、自然環境を取り巻く現況は危急的で『それどころではない』切羽詰った状況なので、むしろ公演や書籍などで成功のためのヒントをどんどん提示すべき、という志の高い考え方が主流になっているそうだ。かなり勉強にはなったが、自分の今のポジションを考えると野外活動よりも観察主体だし、野外活動できる里山も近くにはない。ただ願望は少なからずあるし、どこかへ移住する可能性もあるし、いざアクションを起こす際の活動主体の人々との連携も視野に入れると、今はとにかく勉強である。好天を棒に振ってのお勉強が終わると、夕方からは恒例の交流会!全国の有志とあれこれ話をしながら各地から持ち寄られた日本酒をいただいた。2次会は近くの円徳寺という寺の本堂で呑み直し、知らない内に酔いつぶれていた。親父と冷酒は後から効く。長良川が見え、夜景もキレイなルネッサンスホテルのツインは38平米と広く、設備も美しく、贅沢快適だったが酔って寝に戻るだけではあまり意味がなかったか(笑)この内容で室料1万円(楽天トラベル予約)は超お値打ちなので次の機会には少し滞在も楽しみたい。


2005年10月08日

第13回全国雑木林会議岐阜大会初日

ジャンジャン

早朝、新幹線の車内で昨晩のライブの写真を整理しながら名古屋方面へ。のぞみは意外と早く名古屋に到着し、あまり作業ははかどらなかった。在来線に乗り換え、岐阜へ。岐阜市は初めてだったがイメージよりも近かった。早速、大荷物をホテルに預け、集合場所へ。今日はエクスカーションなのに折からの雨がその勢いを強め、ちょっと滅入った。案内人の方々に挨拶し、バスで移動。午前中は岐阜県立森林科学アカデミーの見学。林業や環境学の専修専門学校で少数精鋭で運営されている。木の香りが心地良い校内を案内していただき、学校設立の経緯や具体的なカリキュラムなどの説明があり、いろいろ見事な木造建築を見学。その後、ふどうの森へ移動しバーベキューの昼食をいただいた後に炭焼き小屋を見学し、マッタケが生えるアカマツ林づくりの説明とその作業に関連するジャンジャン(ヤエン)の実演を見て、体験した。
夕方、岐阜駅で解散となり、別のエクスカーションに出ていた帯広のIさんと合流、軽く一杯やって解散した。


2005年10月07日am

秋風井の頭

キビタキ♀

日本武道館で開催される『ジョン ・レノン スーパーライブ』の撮影を控えた朝、いつものように公園へ出かけた。前線の影響が弱まったようで、穏やかで秋風爽やかな日だった。ツミ♀がいつもの枯木の梢にとまった他は特筆すべきものが見つからなかったが、小さな森を何周も周っているとやっとシジュウカラ、メジロの群れと共にキビタキ♀、オオルリ♀が観られた。サメビタキ系はさっぱりだった。明日から3日間、岐阜で開催される『第13回全国雑木林会議』に遠征するので不在になってしまうのが心残りだが、今やこの地には多くの観察者がいて、皆が情報を寄せてサポートしてくれるコミュニティが構築されている。今日の仕事が終わり、夜半に帰り少し眠り、すぐに早朝の電車で岐阜へ向かい、行きの車中も納品する写真の整理、とちょっと忙しいが、継続観察に関しては安心していられる。この地に集う全ての観察者に厚く感謝したい。

2005年10月07日pm

秋風千鳥が淵

エレファントキッチンでグリーンカレーを食べ、明日の旅行の準備も中途半端なまま連休の渋滞をくぐりぬけ日本武道館へ。秋風吹く千鳥が淵で年に一度の大仕事にかかる。今年のジョンレノンスーパーライブにも大物アーティストが名を連ね、開演1830から終演2130までたっぷり本番となる。もちろん前後には本編以外の撮影もいろいろと含まれるので実質的には夕方から夜半前までの長丁場の仕事だ。忌野清四郎も奥田民生も小柳ゆきも良かったが、最も印象に残ったのは吉井ロビンソン(元イエローモンキーの吉井和哉)。歌唱力に加えて独特の色気に魅了された。ライブはなかったが小泉今日子や宮本亜門もいい仕事をしていた。やはり全ての仕事が終わったのは2300頃だったが、終わり際に別件の納品希望の連絡があり、急遽オフィスへ立ち寄って仕事を片付けてから帰路へ。連休で交通量が多く流れが悪いこともあり、いつものようにナイトドライブを楽しみながらの心地良いアフターとはいかなかった。睡眠不足の新幹線での写真納品作業は眠くなりそうだ。


2005年10月06日

雨続く

エゾビタキ

『ちょっぴりせつない』秋雨前線の影響が続いている。出かける時間には雨が上がっている時系列予報だったが、外れたようで窓の外はそれなりの降雨だった。台風や嵐というわけでもないし、継続観察は続けなければならないし、NACS-J講習での『雨天決行しましょう、雨自体を観察するも楽し』の話を思い出し、迷わず出かけた。装備を整え、森へ入る。いかにスワロが完全防水でも接眼レンズに水滴がつけば不鮮明になってしまうから、使うとき以外はキャップをしておく。カメラは20Dなので防滴力は担保されていないが、面倒なのでそのままぶら下げる。故障したらプロサービスに放り込めばいい。傘は持っているが両手を空けておきたいからジャケットのフードをかぶり、歩く。誰もいない森でTさんにお会いした。悪天なのに、と感心させられた。鳥はぱっとしなかったが高い梢にエゾビタキがとまっているのは2回確認できた。やがて雨脚が強まってきたので早めに観察を切り上げ、スターバックスへ避難し、カフェインを胃に流し込んだ。


2005年10月05日

ツミとカケスの立ち回り

ツミ♀

高確率で雨という予報だったので遅寝遅起きを決め込んだが、習慣というのは怖いものでしっかりと5時過ぎには目が覚めてしまった。悪天で睡眠不足になって仕事するのも意味がないので窓の外がしっとりとしているのを確認し、二度寝入りした。こうしていつもよりかなり遅い時間に森へ入った。しっとりといつもより色が濃くなった森を慎重に観るが、渡りの小鳥は見当たらない。その内にカケスのわかりやすい一鳴きがあり、昨日の流れを引き継いでいることを確認。その内に姿も確認し複数羽いることがわかった。その時、一閃がカケスをかすめた。カケスは辛くも攻撃をかわした(ように見えた)。ツミ♀だった。その後も執拗にカケスらを狙うが、ひらりとかわされてしまう。だいたい、身体の大きさからしてどうなんだろう...良く観察していると、カケスはツミをあまり脅威に感じていないようで、遠くへ逃げようとしない。隣り合ってとまり、かかってくるとぴょんとかわす、というようなやり取りを延々と繰り返している。かわされるたびにツミの悲しげな細い声が聴こえる。それどころか、一羽が襲われているのをもう一羽が支援に行くような動きを見せたり、2羽でツミの方へかかっていったりしている。何とかツミの一撃が加えられればカケスだってたまらないと思うのだが、さーてどうなるかなと観察していると井の頭ハシブトガラスがやってきて全てを追い払ってしまった。相変わらず嫌なヤツラだ。


2005年10月04日

秋雨に

エゾビタキ

朝からしっとりと秋雨の日。いつもより少しだけゆっくりと寝ていたのが正解だった。今日は依頼の撮影があり10kgほどの機材を担いで歩き、傘も邪魔な状況なので普通なら雨はしんどいのだが、この時期の雨はキライではない。涼しさのせいか梅雨のそれと違い、何となく寂しげで心がせつなくなるような風情がある。詩を詠みたくなるような趣がある。到着が遅かったせいもあり、観察者はOさん一人。始めから『雨でダメ』という先入観で入っていたが、少しコゲラやシジュウカラを観ている内に木立越しに動きがあったので、少し移動したりしていると高木の上に中型の鳥がとまった。ツツドリ?Oさんがつぶやくが、ライカのポケット双眼鏡の視野に入ってきたプアな像はカケスだった。こういう悪天の日は特にポケット双眼鏡の不利を実感させられる。やはりスワロELは最高のツールだ。その後もあきらめずに重い機材を担いで歩いているとエゾビタキが出て、さらにはキビタキのキレイな♂も観る事ができて、疲れは飛んでいった。明日も雨らしいがさーてどーすんべか。
午後は今年も7日に日本武道館でジョンレノンスーパーライブを開催するオノヨーコさんの記者会見の公式撮影。現場はレノンやヨーコとゆかりの深い有楽町のニッポン放送で、早くして亡くなった叔父が社員カメラマンとして勤めていた場だ。誰が描いたわけでもなく、今、甥の自分が公式カメラマンとして同じ場で仕事をするという運命の巡り合わせが感慨深かった。帰宅の途上、再び振り出してきた秋雨が亡き叔父への想いを募らせる。しかし、ゆるりと感傷にひたる間もなく今日の写真データの整理をこなさなければならないし、7日の本番の撮影という大仕事がやってくる。叔父の名に恥じぬよう良い仕事をしようと決意した。

会見でのオノ・ヨーコさん

2005年10月03日

空っぽの森

モズ♀

昨日の暑さはひいたが少し湿気を帯びた空気の中、公園へ。風が多少あり木々たちがささやく森は空っぽ状態でシジュウカラ、メジロ、コゲラがわずかに見かけられるのみだった。ヒタキ類を全く目にすることができず、昨日の流れがそのままという印象だった。先着の方の話でも今朝はさっぱりとのこと。3周ほどまわってがっかりした。時間が経ち8時が近づくと、まさか全くの不発に終わるのでは...という懸念が脳裏をよぎってきた。不発?の意味はさておき、ここまで1ヶ月強継続観察してきて特筆すべきものなし、というのは初めてとなる。ただ、そもそもは渡りの波のトレンドを知りたいと思って始めた継続観察だから、不発なら不発でそれも重要なデータになる。まあ日中から夕方にかけて誰かが何かを観察してくれるだろう、そう思い直したところでモズが高木にとまり、少し周りこんでみたらそれがツミに変わって?いた。エゾビタキも観られ、低調ながら結局不発には終わらなかった。


2005年10月02日

暑の戻り

キビタキ♀

朝から暑かった。季節柄、長袖をはおって出かけたが、すぐに脱ぎっぱなしになる暑さが襲ってきた。森へ到着するとお仲間が何人か先着しており、朝一番はツミ2羽にツツドリだったそうで、またもや出遅れてしまった。その後、鳥の出はふるわず、森を周ってもカラ類の気配すら少なかった。今日はお祭りがあり、鷹匠の佐々木さんが来ていてハリスホークをメインにワシミミズク、チョウゲンボウなど連れてきていたので、退屈しのぎにそれを観察。佐々木さんは鳥獣保護員で地域での傷病救護や環境保全で連動できそうな方だったので挨拶をし、ショーも拝見した。その後もキビタキ♀、メボソムシクイ、エゾビタキなどは少し観られたものの、全体に不作が続いて落胆していた。その後、昨日出現した猛禽類の同定を頼まれたので写真を観ると...ハイタカ♂だった!このエリアでは初記録となる観察に感動し、同定を知って大喜びする十数人のお仲間に囲まれながらコンビニで買ってきたビールで独りハイタカ記念を祝って一杯やった。皆の継続の力、観察の積み重ねに感動、感謝するばかりだ。


2005年10月01日

久しぶりの山歩き

ブナ林

クマタカ観よう!そう思い立って丹沢の山を歩くことにした。知人のおススメのコースを参考に計画を考え、東京から近く、各登山口などへのアクセスも良好な丹沢エリアへ。朝早くから登りはじめ尾根を歩いた。やはりクマタカなど山の猛禽類を観ようと思ったら尾根道で待つに限る。3時間ほどしてオオタカを見かけたとき、すぐ後に羽根の幅が広い猛禽が現れ、すぐにオオタカが飛び去ったコースを追うように滑空していった。逆光方向でしかも証拠写真を撮ろうと夢中になっていたのでスワロフスキーの優れた性能を生かすことなくカメラレンズのピント合わせでテンパっていたが、クマタカに観えた。ブナの森を楽しみながら塔ノ岳に登り、遠く富士まで見通せる絶景を眺めた後に少し寒いくらいの風に身を任せて横になり、真っ青な空を見上げた。正に至福の時。そういえば昨年の今頃はイヌワシをめあてに月山に登ったっけ。日も落ちかかったころ麓に降りてきてビールを呑みながら撮影画像を拡大してみると、見慣れたノスリがそこに!(笑)


2005年09月30日

アオゲラの声

ツツドリ幼鳥

今日も秋晴れで爽やかだった。森は都市公園の中にあるから常にいろいろな人々の生活の音で賑やかだが、稀にそれらがピタっと止む瞬間がある。そんな一瞬の静寂の中でふと深い森の中を歩いているように錯覚することがある。外周500mにも足らないこの小さな森が何か違う存在に見える時が確かにあるのだ。今朝は先着の常連さんらがツツドリとツミを既に観察されたとのことで一歩遅かった。少し昨晩の酒が深かっただろうか。しかしすぐにコサメビタキ、エゾビタキの群、次いでツツドリ、キビタキ♀を観察できた。ツツドリは幼鳥が多いのだろうか、頻繁に見かけるのだがあまりキレイな個体は見ない。まあ、贅沢を言ってはいけないが。あっという間に時間が過ぎ、駅へ向かい雑木林を歩いているとアオゲラの地鳴きが聴こえ、次いでフィーフィーというさえずりも聴こえた。春から初夏にかけて静かになってしまう彼らの久しぶりの鳴き声もまた秋冬の到来を告げるものだ。


2005年09月29日

秋晴れ

ツミ♀

昨日一昨日とは打って変わってすっきりとした秋晴れの朝。少し透明感のある、ひんやりした空気に気持ちが凛とする。この季節が好きな理由の一つだ。森へ到着するとヒタキ類で木々が賑わっていた。動きが素早く写真には厳しいが観察する分には楽しい。20羽ほどの一団が西へ流れていると、上空をアオサギが鳴きながら飛んでいった。既に群れは流れていってしまったので、いつものように森を一周してみることにした。さぞ森は鳥に満ち溢れているだろうという予想に反してなかなか姿が見えず、声も少なかった。さっきまであれだけヒタキ類で賑わっていたのがウソのようだった。渡っていってしまった?一面的な観察で憶測してはいけないのだがどうしてもパッと思い浮かんでしまう。目の前の現象に説明をつけたがってしまうのだ。3周してもふるわず、その後ツミを発見。虹彩が黄色いので♀成鳥だが、少し行動が幼く見えた。次いでツツドリを見つけたが向きが良くない。写真をどう撮ろうか悩んでいる間にツミが近くにとまったので、逃げていってしまった。ツミが森に入っているので小鳥たちが避難してしまった?いろいろ憶測するが、とにかく鳥が観られにくくなったのは事実だ。


2005年09月28日

青い鳥みっけ

オオルリ♂若

今朝も昨日のようなドン曇りだった。さらに小雨がぱらついている。でもパタゴニアのグレードVIジャケットはたとえ嵐になっても対応できるし、スワロフスキーEL10x42も完全防水だから、小雨など蚊に刺されるよりも楽勝だ。森にはヒタキ類が豊富で、気だるい天気にもめげずに活発に飛び回っている。そんな中に若干、見た目の印象が大きく見える個体を見つけ、双眼鏡を覗いてみると...頭部周辺は赤茶ぽい褐色だが上面から風切にかけて明らかにブルーだった。オオルリの♂若だ。青い鳥、秋はなかなか見かけないなぁと思っていた矢先の出会いにちょっと嬉しくなった。証拠写真を見直してみると頭部と風切のコントラストが際立っていて、何か他の種類の鳥のような楽しげな風貌だった。他にもムシクイsp、キビタキの♀など観られ、やはり渡り時期の朝の観察は宝探しのようで楽しいなぁと再確認させられた。お会いしたMさんから今朝もモズの高鳴きを聴いたとの情報をいただいた。一歩一歩秋が進んでゆく。


2005年09月27日

森の賑わい

ツツドリ

昨日とは打って変わってドン曇りの肌寒い朝だったが、森は鳥たちで賑わっていた。コサメビタキ、エゾビタキが飛び回り、高い枯れ木の梢にとまったり、追いかけっこをしたりと活発だし、葉に隠れた遠方ではツツドリがこそこそ何かしている。またウグイスは盛んに地鳴きし、たまに姿を見せてくれるし、アカハラぽい声はマミチャジナイだろうか。ツツドリとカラスのチェイスが一段落した頃、はるか上空をアオサギが舞い、ギャッと一鳴きした。このエリアではアオサギは意外に珍しい。もうさすがにセミの声もなく、風もほとんどなかったので、生き物のいろいろな声が聴こえた。声の中には聴いたことがなく主がわからないものもいくつかあったが、おいおい突き止め、憶えていくことにしよう。そろそろ終了しようかな、と思った時にエナガのヒヒリ、ジュルッの大合唱が聴こえてきた。30羽はいただろうか。シジュウカラ、コゲラ、メジロと共に計50羽ほどの混群が形成され、森は再び賑やかになった。


2005年09月26日

秋風台風一過

コサメビタキ

台風一過らしくクリアに晴れた朝は秋風が爽やかで一番好きな季節を実感できた。森へ入るとすぐにヒタキ類が飛び回っているのを確認でき、予想通り昨日とは様子が変わっているのが手に取るように判った。コサメビタキもエゾビタキも数が多く、活発に動いている。昨日、強風の中で頑張って観察していた有志に会ったので様子を訊いてみると私が帰った後にツミをじっくりと観る機会を得られたそうで良かった。また、風が止んでからはエゾビタキ、コサメビタキが出ていたそうだ。森を2周ほど歩いたがメボソムシクイくらいで他に目立った収穫はなかった。他の観察者からツツドリが出ていたという話を得た。帰り際に森から飛び出して飛んでゆくそれらしいものを見かけたが、しっかりと確認するには至らなかった。お会いした方の話ではモズの高鳴きを確認したそうで、いよいよ本格的な秋の到来になりそうだ。後半、ギャーギャーいう声が気になったが、正体がわからなかった。カケスだろうか...


2005年09月25日

森の音を聴く

ツミ

台風が関東の南東を通過している中、森へ観察へ出かけた。雨は上がったものの、あおりの強風が残っていて、探鳥は困難を極めた。木々たちは大きく揺れ、葉を弾いて森の音を奏でる。陰に潜んでいるのだろう、鳥たちの姿は見えず、かすかな声もかき消されてしまう。そんな時は必死になっても徒労に終わるだけなので、精神を落ち着けて一歩引いて森の演奏を聴いてみる。普段あまり見聞きしない木々たちの表情がそこにあることに気付く。そんな嵐の日だというのに、時間が経つごとにいつもの顔たちが増えてゆき、森を周り始める。その時、風に逆らうように一閃が走っていった。それをカラスが追い、逆方向へ去っていった。とまった先を眼で追うとツミだった。虹彩と大きさから♂幼鳥と判った。他にキビタキの声を聴いたがなかなか表に出てこない。デスクワークもあるし、風が止むまでは探鳥が難しいので引き上げることにした。


2005年09月23日

アオバト来訪

アオバト

連休の予報が思わしくないので遠征を中止し、ローカルでの観察に切り替えた。結局いつもと変わらないことになる。まあ使える時間が平日よりも長いので、それなりに面白くなるだろう。どうせならしっかりと写真を撮りたいから普段はなかなか持ち歩けない500/4を担いで森へ入った。ところが意気込んでそんな重い機材を担いで出かけた時に限って鳥が出てこないのだ。ムシクイ類、ヒタキ類も見つけられず森は渡りの波の谷間のようだった。2時間ほど探し回って、あきらめて別の場所へ移動しようとしたところ、植物の常連さんにつかまってしまい、おしゃべりにつき合わせられながら元来た方向へ(^^; ところがこれが神の救い!で、Fさんと再合流することになり、Fさんの観ているアオバトとの出会いにつながった...感謝!アオバト♀はミズキの葉の中でじっとたたずんで動かない。双眼鏡で観察すると、寝ていた(笑)疲労しているのかもしれない。このエリアでアオバトを観るのは初めてで鳥類目録に一種追加されることになり嬉しい限りだ。知己への連絡をしていると、ツツドリとカラスのバトルが始まってしまい、両者に気が散って仕方がなかった。結局、昼寝?を続けそうなアオバトを残し、ツツドリを探すことに。周辺の桜の木を徹底的にチェックしながら森を5周ほどまわった。そこで高木にとぼけてとまっているツツドリを再発見したが、露出を変えている隙に消えていた(^^;なかなか手強いのは尾羽を落とした何事かが彼を変えたからだろうか...その後もキビタキ♀が出て、まずまず充実した観察になり、午後になるとコサメビタキやキレイなキビタキ♂成鳥も出てさらに充実。結局、早朝から夕方まで一日中この小さな森を20数周歩き回っていた。ちなみにこの日観察をご一緒したTさんにガーミンのハンディGPSで森の外周を測ってもらったら約480mあったので、ぶらぶらとはいえ重い機材を担いで10kmほど歩いている事実を知り、急に疲れが出てきた(笑)


2005年09月22日

キャメロン ・ディアス来日

キャメロン �・ディアス&トニ・コレット

今朝はどん曇りで、半袖では肌寒いくらいかなり涼しかった。森に鳥の気配は少なく、かなりの数が抜けてしまったようだ。エゾビタキ、コサメビタキが若干観られた程度で渡りの波の谷間といった感覚だ。気温が明らかに下がったので、少し流れが変わってきているのかも知れない。毎日出勤前熱心に観察を続けるOさんが拾った猛禽ぽい羽根を調べるとどうもツツドリのようだった。昨日はツツドリがよく観られ、ツミとオオタカが出ていたそうだがどんなドラマが起こっていたのだろうか。午後は来日中のキャメロン・ディアスを取材。朝のニュースで流れていた空港ショットを眺めていて、あ!同い年なんだ!と気付いた。若手のハリウッド女優では最も人気のある彼女は日本に住んでいたこともある親日家であり、確か寿司とか豆腐とか大好きだとバラエティ番組で言っていたような記憶がある。出演作としては明るくてちょっとだけエッチなコメディのイメージが強いが、今回の作品『イン・ハー・シューズ』は難読症の女性を演じるシリアスな作品であり、演技力が問われるところだがどうだろうか。共演のトニ・コレットの秀逸な演技も見ものである。


2005年09月21日

継続の力

ツツドリ

少し涼しくなった朝、公園へ出かけ観察を続けた。森へ着くなりツツドリの歓迎があり、とても運のいいスタートとなった。ツツドリは周囲の桜の木で毛虫を獲る典型的な行動をじっくりと見せてくれたが、井の頭名物ふてぶてしいハシブトガラスの集団に追われて逃げ回らざるを得ない状況になってしまった。こうなると再発見が難しいが、三文の得の余韻にひたりながらの探鳥はゆとりが出てくる。こうした収穫は継続観察ならではのご褒美といえる。珍しく森に調査かメンテナンス関係の人が入ったようで、林縁は逃げてきたムシクイ類やヒタキ類で大賑わい。コサメビタキ、サメビタキ、エゾビタキ、メボソムシクイなど十数羽が林縁部で観られた。


2005年09月20日

蒸し暑い日 〜こうなりゃやれるだけやってみるべや〜

コサメビタキ

昨晩、疲れてバタンキューだったわりには早い時間に目が覚めてしまい、再び朝の観察に出ることに。毎日欠かさず観察しデータを得るのは17日の観察会までと考えていたが、観察記録をダイジェストでwebに掲載することに対する周囲の評判が良いしデータとしても興味深いものが残せる。今日も本来ならば夕方の観察の方が見えていたので『今日は早いのですね?』と尋ねると『高野さんが来られないので』という。そうだ、既に矢は放たれたのだ。こうなればやれる範囲でやろうかなと思う。今日からまた涼しくなるという予報に反して蒸し暑い朝だった。今朝はエゾビタキ、コサメビタキ5というところで、後からさらに数が増えたようだった。使える時間がなくなったところでツツドリを見つけてしまい、しばし観察。時間オーバーになってしまい、あわてて駅まで早歩きした。


2005年09月19日

フィールドを変えると...?

エゾビタキ

渡りの鳥たちの写真にしっかりと取り組むべく、神奈川県の某探鳥地へ。ずーっとホームフィールドである井の頭 ・三鷹エリアでの観察に取り組んでいたから、茨城のシギチ以来久しぶりの遠征となった。このフィールドは低山という環境条件からかこの渡りの時期に観察できる鳥類の構成をエゾビタキが大きく占めるのが特色といえる。観察者はそれなりに多かったが、マナーが良い人が多かった。和やかムードの中で鳥を探しまくり、周囲の人に教えるお節介モードに入った。井の頭の高くて茂っていて遠い、探しにくい環境で3週間みっちり探鳥していたためか、はっきりいってここでは簡単に、面白いように鳥が見つかった。そしてエゾビタキを同時に7羽観るなど都市公園とは違う個体数の濃さが目立った。他にはコサメビタキ、サメビタキ、センダイムシクイ、キビタキなどが出た。珍しく飽きずに一日中撮影に取り組んだ一日だったが、3連休の最終日の渋滞を考慮に入れておらず、帰りはひどい目に遭った。


2005年09月17日

第4回かんさつ会

観察会風景

いよいよ自分が主催する観察会『第4回かんさつ会』の日を迎えた。天気に恵まれ、爽やかな散策日和となった朝、最後の下見を行う。ここに至るまでに自然観察指導員の講習を受けたり、3週間毎日渡りを観察してきた。今日はその一つのまとめとなる。下見ではコサメビタキ、エゾビタキ、エゾムシクイ、ツツドリの赤色タイプを確認、その後早朝にサンコウチョウが出ていたという情報に勇気百倍。時間が来て次々に参加者が集まり、本番がスタート。いきなりカワセミ2羽の縄張り争いに出会い、全員でその美しい姿を観察できた。その後、エクスカーションの予定で森へ移動したが、サンコウチョウが出ているとのことで、予定を変更して森での観察に変更することに。その後、ほどなくサンコウチョウが見つかり、何度も何度も観ることができた。先週のお祭り状態が再現されたようで予定変更は正解だった。昼食を挟んで午後もサンコウチョウは何回も登場してくれて、観察会がサンコウチョウを観る会のようになってしまった。サンコウチョウさまさまで会は成功したが、これも運営をサポートしてくれたかんさつ会メンバーのおかげに他ならない。厚く感謝したい。

PHOTO BY HISASHI NAKAYAMA


2005年09月16日

朝の愉しみ

サンコウチョウ

秋である。なぜか半袖アロハシャツを選んだが、さすがに早朝は肌寒いし、だいいち周囲からは季節感がまるでない鈍感な人間のように映ることだろう。失敗した。それをあざ笑うかのように今シーズン初のウグイスの地鳴きを聴いた。さて、そんな服装など些細なことはどうでもよく森へ入り意識を集中する。いきなりコサメビタキの地鳴き。昨日しっかりと憶えたばかりなので復習にもってこいだった。森はセミの声が止んでいて、いろいろな声や音がよく聴こえた。そんな中にミャとかゲなんて音が混ざっていて、はっとさせられた。そしてその声をたよりに森を周り、ツツドリを見つけた。例によって手前の樹木が障害となってよくは見えないが、隙間からしっかりとミャの声の主を確認。ミャに反応するゲは手前でひらひらしていたサンコウチョウだった。両者は牽制しあっていたようでしばらくミャ、ゲ、ミャ、ゲの応酬があり、そのうちツツドリが去っていった。自宅近くでサンコウチョウ越しにツツドリを観る朝、これぞ季節限定の朝の愉しみであり、贅沢の極みである。明日のかんさつ会本番でも同様の展開があることを祈るばかりだ。


2005年09月15日

秋風を楽しんで

エゾビタキ

いつものように外へ出ると風が気持ちいい。風が本格的な秋の到来を告げていた。猛暑は昨日で終わりということか。この秋風を生き物たちも敏感に感じ取り、大きな動きがあるのではないかと期待しながら森に入ったが、意外に目立った違いはないようだ。今日もムシクイ類が見つけられず、コサメビタキとエゾビタキが目立った。今朝はコサメの地鳴きを認識できるようになったのが収穫だった。セミも未だ鳴いていたが間もなく静かになるだろう。木々の実が熟し、ご馳走となって鳥たちの立ち寄りを待ちわびることだろう。秋、好きな季節の本格的な到来だ。森を抜けて池へ出るとカワセミが2羽。誰よりもこの地でカワセミを観ているWalkbirderさんに手ほどきを受けた。またオナガガモの渡来を初認。早速餌をもらっている光景にはうんざりだが、予想通り、カレンダー通りの展開だ。


2005年09月14日

猛暑、低調

コサメビタキ

猛暑が続いているせいか鳥の出は低調。今朝はシジュウカラの群れの中にムシクイ類が見つけられず、渡りの小型鳥類に関してはコサメビタキ2のみだった。いよいよかんさつ会まで残り日数もわずかとなってきた。ここまで毎日継続観察を続けてきたこともあるし、意地でも継続観察のデータを残さなければならない。そんな時に地方での撮影の仕事が入り、昨日は全く観察の時間がないという危機的状況だったのだが、それをサポートしてくれたのが地域の常連の観察者たちだ。複数の方が昨日の詳細データを提供してくれ、一昨日のサンコウチョウ?が症候群による誤認(笑)ではなく事実だったということも確認してくれた。今回、ささやかながらかんさつ会を主催することになったが、自分独りでは成し遂げなれないことだということを痛感すると同時に、いろいろな面でサポートしてくれる有志たちに厚く感謝したい。


2005年09月13日

ワイナリー取材

リースリング畑

撮影取材で中伊豆のワイナリー『シャトー T.S.』へ。睡眠不足+猛暑で苦しかったが、現場へ到着しブドウ畑に入るとピーカンの殺人的な紫外線もなぜか気持ちよく感じられるから不思議だ。太陽へ向かって思い切り背伸びしてから、現在収穫作業中のリースリングの畑での撮影。例によってたわわに実った果実を少しだけ味見させてもらったが、やはり美味しい!醸造用品種のつまみ食いよりも美味しいブドウ食はないのだ!シャトーの木下社長によれば皮も種も一緒に食べワインの出来を占うのだそうだ。なるほど種もポリポリとナッツのようで美味しい。その後、収穫作業の方にモデルになってもらい、撮影終了後、シャトー内で木下社長に興味深い話を伺い、ナパバレーの秀逸なシャルドネとカベルネを試飲させていただいた。この奥深さ、余韻、カベルネの魅惑、シャルドネの悦楽...ワインはこれだからやめられない!シャルドネの畑で一粒つまみ食いし(許可済み)帰路へ。


2005年09月12日

サンコウチョウ症候群

センダイムシクイ

今朝も快晴で蒸し暑かった。いい加減に爽やかな秋の日を楽しませて欲しいものだ。森へ入ると鳥の気配は少なめだったが、良く探すとシジュウカラのまとまった群れが見つかった。朝日を正面に迎え群れの中に怪しげなのが一羽混ざっていてサンコウチョウのように見えたが、正逆光なのではっきりと確認できなかった。その内に見失ってしまった。その後、ムシクイ類を少し観察してからサンコウチョウ探しで歩いてみた。『既にいない』先入観を排除しなければいけないのだが、つい同行の方とあれこれおしゃべりしてしまい、あまり真剣には探さなかった。その後、森で小規模な群れを眺めているとヒタキのような動きをして縦長シルエットの赤茶色ぽいヤツが一羽混ざっているのを発見。今度は順光なので色などは正確だ。じっくり観察する間もなく奥へ消えてしまったので確信には至らないが、サンコウチョウだと思う。ただ、もしかしたら自分はサンコウチョウ症候群にかかっていて眼がおかしくなっているのかもしれない。


2005年09月11日

下り坂

センダイムシクイ

蒸し暑い中、森へ入る。昨日の勢いはどこへやら鳥の影は少なく、あまり面白くない状況だった。すぐに昨日のサンコウチョウを探しに。今日も観たい!というよりは夜の内にいなくなっているのか、逗留しているのか、その事実に興味があるのだ。周辺を2周ほどセンサスするが、一緒にいたセンダイムシクイは逗留していたものの、肝心のサンコウチョウは見当たらずだった。その後一応サメビタキ、コサメビタキは確認できたが、全体に低調な印象で昨日が波のピークで今日は下り坂にかかったかなという印象だった。午後は天気も下り坂とのことだったので、早々に引き上げ、かんさつ会の準備を少し進めた。


2005年09月10日

大祭

サンコウチョウ

少しゆっくりめの7:00に森へ入った。昨日感じた気配は正解でほどなくして渡りの波がピークに!センダイムシクイ、エゾムシクイ、サメビタキ、コサメビタキ、エゾビタキなどが爆発!特にムシクイ類は同時に5羽を確認できるほど濃かった。とにかく鳥の密度がここ数日とは全く違っていた。森にはツミが飛び回り、目立つ場所に長くとまっていたが、その傍らの高い木のてっぺんにコサメビタキがとまっていたりして祭な鳥観に。さらに午後にはサンコウチョウが出現し、祭りは最高潮に!サンちゃんは夕暮れまでじっくりとその姿を楽しませてくれた。マナーの良い地元の有志がオールスターキャストで集まり、皆で感嘆の声を上げ、息を呑む時間が続いた。今宵、地元では祭も催されているが人混みに全く興味なし。こちらの大祭の方がはるかに楽しいのだ!ちょうど1週間後は観察会、今日の大祭はそれまでとっておきたかったが、同じような状況になってくれることを祈るばかりだ。


2005年09月09日

どん曇り

カワセミ♀

天気は予報より悪くなったようで、どん曇り。ちょっと気分が滅入るが、森へ入るとそんな気持ちはどこかへ。やや鳥の気配が少ないかなという印象。昨日の雰囲気に似ている。それでもあきらめずに丁寧なセンサスを心がけると、比較的大きなシジュウカラとコゲラの混群を見つけ、やがてセンダイムシクイを確認。さらにキビタキの♀タイプを見つけた。キビタキは3回ほどホバリングしての採餌を見せてくれた。いろいろが観られたには観られたが、何しろとても高い位置で急な角度での見上げ観察なので首と肩が痛くなった。今日気付いたことは混群の規模が比較的大きく、動きがアグレッシブな時には渡りの鳥が混じっていることが多く、規模が大したことなく、動きが比較的ゆるやかだと混ざっていないことが多いという印象を受けた。なんとなく本格的な波が来そうな気配を感じた。池では通勤通学の往来の脇で一羽のカワセミが静かにたたずんでいた。


2005年09月08日

台風一過

ドレスデン・グリーン

台風一過の朝。風は止み、真夏のような強い陽射しが容赦なく降り注ぐ。歩き始めるとうんざりするような暑さ。セミたちの声が暑さに拍車をかける。森へ入ると鳥の気配は少なく感じた。シジュウカラの声を聴いたので『埋もれているお宝』を探してみたが5羽全てシジュウカラだった。その後、ファレルさんと常連のお姉さま方が一緒に何か観ている光景を目撃したので、わくわくしながらそちらへアプローチしてみたらシジュウカラだった。その後もいくつかシジュウカラの群れを見つけるがいずれもシジュウカラのみで、なかなか宝は見つからない。収穫は界隈ではかなり詳しい『鳥おじさん』に久しぶりに会い、私が満足に観られなかった日の状況を教えてもらったことだ。その後シジュウカラ20ほどの群れを見つけるが、やはり『のみ』。先入観はいけないと思いつつも『これはダメだな』という諦め、見切りに包まれながらとぼとぼ歩く。森の入り口にたたずんでいた時、常緑樹の暗い葉の陰で怪しい飛び方をするものが見えた。ムシクイsp.を確認。さらに駅に向かう途上、アオゲラを観ることができて後半少し報われた。仕事では本物のお宝を取材。息を呑んだ


2005年09月07日

風の強い日

ツミ幼鳥♀

台風の影響でとても風が強かった。枝葉が大きく揺れ、風と木々がざわめく状況では鳥の声も聴こえないし、姿も見つけられない。頑張ってじっくりとセンサスしてみるが、たまにシジュウカラ、コゲラの声はするものの、姿がなかなか見つけられない。この騒動にカラスたちが便乗するかのようにあちこちを飛び回っていた。その中に白い一閃が...ツミだった。セミを獲ろうとし、反転して果敢にカラスに突っ込んでいった。その後、カラスを追い散らすと上昇し、キーキキキと尻下がりに鳴き、雲が足早に流れる青空を背景に、風に流されるように飛んでいった。その光景はまもなくシーズンとなるタカの渡りの観察をイメージさせるような、爽やかな美しさがあった。結局、今日は渡りの鳥たちを見つけることができなかった。


2005年09月06日

一般論と例外

エゾムシクイ

朝から雨がぱらつく天候。台風が通過するまでは次々に東へ雨雲が送り込まれてくるので今週の前半はこんな天気が続くという。そんな中でも継続観察は止められない。傘を持参しての観察は折りたたみ傘が良い。止んでいる時はコンパクトにまとめてパンツの大型ポケットに突っ込んでおけばいい。公園は悪天のおかげでジョギングする人たちがほとんどいなく、セミの声がしなくなったので鳥の声がとても聴き易くなっていた。そんな中、まずまずの気配を感じた。顔馴染みの方にお会いし話をしていると常緑樹の暗い陰で何か動いていた。センダイムシクイだった。あまり動きは活発ではなく、どちらかというと雨宿りかなという印象。その後、混群を見つけ、コサメビタキを見つけた。さらに驚いたのはエゾムシクイがさえずったこと。5回ほどもさえずった。一般論としては渡りの鳥たちは『秋は鳴かない』と言われているが、それを鵜呑みにして生兵法になってはいけない。必ず原則に対して例外があるのが自然観察だと考えよう。その後、ツミの♀幼鳥が雑木林にいるのを見つけ、成果十分な朝の観察だったが、エゾビタキを見損ねたことで不完全燃焼に感じるのは贅沢だろうか。


2005年09月05日

大雨の後で

エゾビタキ

集中豪雨が凄かった。杉並区・中野区などでは冠水の被害がひどかったし、周辺では三鷹市新川で105mm/hに達する大雨になったという。天気は悪かったが、森の状況も気になるところなので出かけてみた。井の頭公園には土が多いが、踏み固められているので、水浸しだろうと想像していた。ところが、意外にも水たまりはほとんどなく地面の吸水性は良好のようだった。木々が多いこと、玉川上水があることなども連関しているのだろう。小雨がぱらついていたものの、鳥の気配はまずまず濃厚で、シジュウカラやコゲラがあちこちで豊富だったし、センダイムシクイも3回確認できた。そして、森を2周した所で動きが活発な大きめの混群に出会った。その中にヒタキぽい飛び方とシルエットの鳥を見つけたので双眼鏡を向けると、目に入ってきたのはエゾビタキだった。さらにコサメビタキも確認でき、いずれも秋季初認となった。混群にいつの間にかアオゲラも加わり、賑やか贅沢な鳥観に。しばらく群れの動きに合わせて移動しながら観察していたが、その後雨足が強まってきたので終了にした。仕事に行く前の宝探しは大当たり。今日は悪天がいいというセオリーにはまったカタチになる。


2005年09月04日

ジョニーデップ来日!

ジョニー・デップ

二日酔い+寝坊してフラフラの状態で森へ。今日は来日会見の取材があったので、重い機材を背負った上、時間がない状況でセンサス突入。結果的にムシクイも見つけられなかった。会社に寄り脚立を持って現場へ。駅の改札をくぐり、ホームと逆方向へ。ファンケルの出店があるのだ。最近、ここのスタンドでよく飲んでいるストレート青汁をオーダー。任意のサプリメントをトッピングできるのだが、自分はいつも『飲み過ぎ』サプリをお願いする。しかしよく考えてみるととても恥ずかしいことだ。『トッピングはいかがいたしますか?』と問われ、僕は『飲み過ぎでお願いします』と応える。ファンケルのスタンドのキレイなおねえちゃんに対していつも『ボクハイツモノミスギテマス』と申告しているようなものだ。名称を工夫して欲しいと思う。『肝臓ケア』とか『アルコール退治』とか(同じか)。ジョニーデップは女性を中心にかなり根強いファンが多いが、その割に久しぶりの来日となったので、凄い数の報道陣が集まった。ユーモアに溢れ、気取らず飄々としたキャラが好感だった。朝の観察がまともに出来なかったので、重い機材を背負ったまま再びフィールドへ出てセンサスしてみたが、成果はなし。雨が降っているので、明日の朝が楽しみだ。


2005年09月03日

酷暑再び

センダイムシクイ

朝の観察を継続。続く快晴の空の下、相変わらず森のトリの気配は少なく感じられた。シジュウカラさえいない状況で『これはいないな』例の先入観が心を支配しようとするが、そんな邪心には負けられない。さらに捜索範囲を広げてみると案の定、混群が見つかりセンダイムシクイが混じっていた。その後、観察会の下見をきっちりと行ってから移動。今週も再びシギチ観察。酒が呑みたいので今日は電車での移動だった。友人に遅い時間までいろいろを観察させてもらい、一献酌み交わした。一献のはずがついつい多献に。少し呑みすぎて帰路へ。


2005年09月02日

ドン底?

センダイムシクイ

今日も快晴。森には鳥の気配がほとんどなく、好天が続くと...のセオリー通り在庫切れの様相だった。シジュウカラでさえ探すのが困難なほど鳥が少なかった。お会いした方の話でツミの脆弱な末っ子が自分でセミを捕獲していたそうで、一安心した。あとは小鳥を捕れればなんとか生きてゆけるのだが。その後、久しぶりに近所の外国人ウォッチャーに再会し、サンコウチョウの話を交わした。向こうは『○○ダイガクノ、イケガアリマス、ソノマワリトビマワッテマシタ』とたどたど日本語、こちらも『long tailed? eye ring?』とたどたど英語。奇妙なコミュニケーションをする二人だった。もう少しすると渡ってくるマミチャジナイへの話をして別れ、センサス再開。今日は3周してもついに何も見つからず、ドン底かと思ったが少し離れた場所にシジュウカラとコゲラの混群を見つけ、センダイムシクイ2が混じっているのを確認できた。ただ、とても高い所を飛び回っているので、観察していて首が痛くなり、肩がこった。もちろん写真もずさんな結果に終わった。今日で継続観察は6日目、そろそろサンコウチョウとの再会を期待したいところだ。


2005年09月01日

鍋底?

センダイムシクイ

快晴。森へ入ると鳥の気配が少なく、上げ潮だと感じた昨日の感覚は誤っていたようだ。昨日の天候が悪天→快晴だったが、そのせいだろうか?感覚的には一昨日の引き潮と同じような寂しさ。常連のお姉さま方にお会いして聞いた話では少し前にツミが出ていたそうで、そのせいで小鳥が追い払われてしまったということなのかも知れない。また、心配されていた巣立ったツミの幼鳥の内、どうやら長男(2番子)が親離れしたようだ。これで脆弱な末っ子が残るのみだが、もちろん一切の手出しはせず、淘汰されないよう祈るのみだ。極端に鳥の気配の少ない森を2周ほどゆっくりとセンサス。シジュウカラ、コゲラがわずかに確認できたが、昨日の混群のような活気は皆無だった。それでも『先入観を排除する』ことを心がけ、3周目にやっと椿の葉の裏でこそこそ動いているセンダイムシクイ一羽を発見。昨日までと違い、単独行動だった。小さな生き物を探すには予備知識も重要だが、やはり先入観を排除し、五感+第六感を駆使して感じることやとにかくしつこく粘ることだ。継続観察も5日目。そろそろ少しはトレンドの読めるデータになってきただろうか。


2005年08月31日

上げ潮?

カワセミ

小雨がぱらつく上に二日酔いの最悪のコンディションではあったが、データはある一定期間継続しないと成立しないので頑張って出かけた。もちろん、データを作成するというよりも渡りの波のトレンド、フローに興味があるだけだが。渡りの観察には一般的に悪天候がいいとされているが画一的に論じるのはおかしい。Yesの理由は悪天候で鳥が逗留せざるを得ないからいろいろと観察しやすいというものだ。またNoの理由としては、現フィールドに他フィールドから移動して来られる個体数が激減するということが想定できる。要するに状況として渡りの波の良い時期にある時は少し悪天候になれば足止めしてくれるわけだし、渡りの波の谷間で悪天候になっても単にほとんど何も観られないということになる。現況によって『渡りの観察には悪天候がどうなのか』は変わってくるという理屈になる。さて、屁理屈はさておき本日の状況。センダイムシクイ1を確認。カラ類の混群に混じっていた。小鳥の群れについて回って気付いた点として、昨日までのシジュウカラのみの群れがシジュウカラ、メジロ、コゲラの混群に変わっていたこと。およそ30羽ほどの混群が形成されていた。観察していてコゲラのヤツが可哀想だと思った。おそらく細枝などじっくりとつついていたいはずなのだが、シジュウカラやメジロらがどんどん枝移りして行ってしまうので、ゆっくりもできずについてゆかざるを得ない。群れから離脱すればいいのに...と思ってしまう。
じっくりと混群の動きを観察した後、駅に向かう途上で久しぶりにカワセミを発見。別段珍しくはないが今日の幸運を得たような気がして嬉しくなってしまう。


2005年08月30日

引き潮

ツミ♀幼鳥

昨晩は禁酒はもちろん、努めて早く寝たので昨日よりはかなりマシなコンディションで朝の観察へ(4時に一回目覚めてしまったのが悔しい)。この頃は朝の空気が涼やかで心地良い。一番好きな季節、秋の入り口に立っている実感。さーて今朝はどんな状況になっているかな、と期待しつつ森へ入るととても静かだった。ここ2日間と雰囲気が全く変わっていて鳥の気配がなくなっているのが伝わってきた。サンコウチョウはおろかムシクイ類も一羽もいない。ワカケホンセイインコだけがにぎやかに騒いでいるのみで、シジュウカラさえ極端に少なかった。波が去ったかな...と思ったとき、ツミがカラスを追いかけているのが木々の葉の隙間の空にちらっと見えた。その後、この狭い森をじっくりとセンサスしたが、やはり昨日までの活気はなく、静かな森に逆戻りしていた。渡りの波の第一波が早くも引いてしまったとみて間違いなさそうだ。その後、頻繁にツミとカラスの追いかけっこがちらっと見えることが続いた。『これはいないな』という先入観を排除し、捜索範囲を広げたり、同じ場所を何周も周ったりして慎重にセンサスしてみたが、一羽のムシクイ類も見つからず、ついに諦めた。その時、ツミがふわっと目の前の木にとまったので、観察してみると虹彩の色から幼鳥と判った。また身体の大きさから雌だと判った。ん?これって...もしかしたら巣立った3羽のツミの内、早期に親離れした長女かも?ん、こいつが森を徘徊しているから小鳥類が追い散らされてしまったのでは?もし、事実がその通りだとすると7月からのツミの継続観察と最近スタートした渡りの観察が連関することになり、とても面白い。次の渡りの波がいつ来るか気になるが、とにかく観察会の日が波の谷間に当たらないよう祈るばかりだ。


2005年08月29日

渡りの探し方

センダイムシクイ

かんさつ会までにじっくりフィールドの動きを把握しておきたいと思い、早朝観察を始めた。なるべくリアルタイムに状況を発信し、地域の観る目を増やしたいというのも理由の一つだ。ただ、とても眠いのでいつまで続くかはわからないかも。今朝はサンコウチョウこそ見当たらなかったものの、ムシクイ類が多数入っていた。ほとんどセンダイムシクイだが、一部エゾムシクイらしい個体も確認。森に鳥の気配が濃厚で、真夏の森の静けさがウソのようだ。渡りの波の第一波が来ているのだ。そんな渡りの鳥たちの探し方はとてもシンプルでシジュウカラやメジロの群れを探すこと。群れの中に必ずといっていいほどムシクイ類やヒタキ類、サンコウチョウが混ざっている。飛び方や枝移りがカラ類と明白に違うのですぐに見つけやすい。ぜひ、多くの人に身の回りの公園などで渡りの波を探してみて欲しいと思う。


2005年08月28日

秋の渡り

サンコウチョウ

先日放鳥したツミの安否を確認しに行く途中に森へ寄ってみた。まだ少し早いとは思ったが、来週あたりから渡りの小鳥類が観られる時期になるので念のためにチェックしておこうという軽い気持ちだった。行くなりカラ類の群れが目に付いた、と思ったら少し大きめでホバリングしながらヒタキ系の飛び方をする鳥が目についた。すぐにサンコウチョウだと気付いた。他にセンダイムシクイも確認でき、秋の渡りの初認となった。ちょっと早いかなという感覚があるが、よくよく考えてみるとセミの声はツクツクボウシばかりになっているし、陽射しはまだまだキツイものの、風は秋風に変わっているし、既に夏は終わっている。この日はこの渡りの鳥たちの動きを少し把握することができ、今後の大きなヒントを得ることができた。放鳥したツミの無事も確認できたが、2羽残った兄弟は自立できていなくて心配である。たよりない弟のためにセミを取ってくる兄が健気だが、そのために自立が遅れているようにみえる。放鳥した弟はさらに羽根を痛めており、このまま自力で餌が採れないようであれば淘汰されても仕方がないかもしれない。


2005年08月26日

海の宝石

海ぶどう

最近、沖縄料理を食べることが多いが、この日初めて食べたのが『海ぶどう』。今までも何回か注文しようとしたのだが、その都度品切れで先送りになっていた。この日やっとありついたそれは、海草に宝石のような粒が連なり、房のようになっている変わった食べ物。お気に入りの島らっきょうなどと共にあっさりした酒の肴として定番になりそうだ。酒の話に変わるが、シークァーサーをサワーに使うとかなりイケることに気付き、最近はレモンサワーではなくシークァーサーの原液をサワーに用いている。サワーといっても全く甘くなく、強烈な柑橘類の酸味が楽しめるドリンクになる。


2005年08月23日

ツミの受難と放鳥

ツミ幼鳥

前日の夜、『ツミを保護した人がいるのだが対応に苦慮している』という相談の電話がかかってきた。状況を訊くと有志で継続観察してきたツミの巣立ち雛の中の一羽のようだった。3羽の雛が巣立ち、長女はすでに親離れし、元気な長男と尾羽を失って元気に欠ける次男とが残っていたから、それはおそらく次男ではないかと考えつつ、待ち合わせの場所へ。思ったとおり、捕獲された個体は次男だった。予想通り元気で放鳥できそうなのを確認して安心し、保護した方に、落ちている鳥を拾うのは不幸な結果を招くだけなので今後は放置しておいて下さいね、というお決まりの話をしてから放鳥した。そう、落ちても自力で登れるヤツもいるし、地上で親から給餌を受ける種もいる。いずれも人が近くにいると繁殖行動の妨害になってしまう。また、そんなのを保護してしまって、人の給餌を受ければ二度と野生に戻れなくなることもある。放置しておくことだ。仮に死んでしまっても、それは別の種の糧となるわけで生態系のサイクルのごく自然な事象なのだ。『可哀想』とか『可愛い』という感情は十分に理解できるが、余計な手出しは裏目に出て、もっともっと不幸で可哀想な結末を迎えることが多い。慎重に行動したい。


2005年08月20日

休耕田のシギチ観察

休耕田を巡る

日頃お世話になっているTさんにさらにお世話になり、休耕田のシギチ観察をご案内いただいた。集合場所へ行くと、我が友Iが待っていてびっくり!だった。Tさんのサプライズにすっかりやられ、気分も弾んで楽しい道中がスタートした。土地勘ゼロの自分は今どこにいるのか、どこへ向かっているのかさっぱりわからないでTさんに言われるままに田んぼの広がる世界でハンドルを切りまくった。久しぶりのケリ、タマシギに始まり、トウネン、オジロトウネン、タカブシギ、アオアシシギ、キアシシギ、ツバメチドリ、ムナグロなどなど。ジシギspもちらっと見かけた。昼食に案内された食堂でこの地域の御大であるAさんにお会いすることができた。またNACS-J講習会の同期生で最近話題になっていたアメリカザリガニがメニューにあったので(一皿400円)、少し味見してみた。ゲテモノ、泥臭い?というイメージは見事に裏切られ、その旨み成分が凝縮されたような深い味わいにびっくりした。おそらく、食堂の泥抜きが巧みだから美味しくいただけたのだとは思うが、トマトソースベースでスカンピ(テナガエビ)のようなパスタが出来るかもしれないと本気で思った。昼食後も贅沢な観察が続く。一般的に車中サウナ地獄のシギチ観察だが、この日は意外に風があり田を渡る風がとても心地良かった。お世話になった皆に感謝しつつ、渋滞の高速道路で美しい夕日と夕焼けを楽しんだ。


2005年08月13日

第3回井の頭かんさつ会(第二部)

第3回かんさつ会

カイツブリに続き田中利秋さん主催の第3回かんさつ会はカラスウリの生態とコウモリ探しがテーマのトワイライト&ナイトウォッチング。本来は2日あった候補日の内、先週末に開催決定され、終了してしまったイベントなのだが、田中さんに無理をお願いして再度開催してもらった。参加者は少なく内輪で自然観察といったノリだったが、その分気楽に楽しめた。カラスウリの神秘的な姿と狡猾な繁殖戦略には奥深いものがありとても語り尽くせないようだったが、短い時間の間にブラックライトを使ったり、芋掘りまでしてみせてくれた田中さんはさすがだ。もう一つのイベント、コウモリ探しではバットディテクターに触れるのは今回が初めてだったのでとても興味深い体験ができたが、最後には虫の声への反応に関心が行ってしまい、アブラコウモリのみの都市公園の環境でコウモリウォッチングを楽しむためには何か工夫が必要なようだ。次回の企画の相談を兼ねていつものインド料理屋で軽く一献。


2005年08月10日

そば切り

山形そば源四郎

神保町に山形そばの店を見つけた。一口に山形のそばといっても寒河江、天童など地域によって大きな差があるが、この店は大石田蕎麦。現地直送の玄そばを石臼で挽き、天然水で打った蕎麦は太すぎず、細すぎず、ちょうどいい太さのそば切り(板そば)として供され、サイドにきじ汁をオーダーしてつけ汁にして楽しむ。食べた印象、お!この蕎麦はつまみになるぞ!そう、酒の肴は少なからずメニューにあるが、ここでの本道は蕎麦をつまみに酒を呑むことのようだ。同行の知人がその点を指摘すると店主は膝を叩いていた。かいもづ(そばがき)も旨いし、通いの店のレパートリーに入れたい一軒だ。<そば切り『源四郎』のホームページはこちら


2005年08月07日

自然観察指導員講習会最終日

講習風景

ゆっくりと眠っていたかった朝だが、カーテンを開け放っていたのでやはり明るさで眼が覚めてしまった。仕方がないので朝観へ。参加者のSさんがカワセミ、ヤマセミ、ガビチョウあたりを観たいとのことだったので何とかリクエストに応えようと思った。河原を流したが、残念ながら見つけることはできなかった。しかしながらキセキレイとノスリ2羽が追加され、ここでの観察種は28種となった。最終日の難関は何といってもミニ観察会だ。予め下見してテーマを決め、今まで学んできたことを基に定められた持ち時間で実際に自分が観察会を開催する。灼熱の太陽の下、取材に出かけた。ほどなく田んぼと電線にツバメが集まっているのを見つけ、しばらくつぶさにそれを観察してテーマに決定。導入がしやすく、訴えるべき実情もある対象は最適だと思った。ところが本番では持ち時間を大幅にオーバー!失敗だが、それゆえに学ぶところが大きかった。午後の講義の後、閉講式があり全日程が終了。講師陣に厚く御礼をし、参加者とは再会を約束して解散した。本当に良い機会を与えてもらった。9月の観察会を主催するのに大きな自信がついた。


2005年08月06日

自然観察指導員講習会2日目

講習風景

朝、明るさで眼が覚めた。車に設置したベッドは十分に足を伸ばして眠れるのだが、酔いのせいか足を曲げてシートに預ける変な体勢で寝ているのを通りがかった講師のAさんに目撃されてしまった。起きると軽い二日酔いでしばらく動けなかったが、力を振り絞ってセブンイレブンまで移動し、朝食を買い込んできた。まだ少し気持ち悪い状態で相模川を眺めながらサンドウィッチをかじった。その内に朝の散歩で参加者のOさんとHさんが通りがかったので、お声がけしてしばし鳥観。その後、まだ時間があるということで単独で探鳥し26種を確認。その後、講義スタートの時間となった。午前は野外実習からスタート。動物、植物、地質学、それぞれの分野のスペシャリスト3人が交代でこの地域の自然を使って自然観察会を担当。この時期の相模原に特別珍しい観察対象はない。観察会の対象や内容ではなく、挨拶や話し方、導入や展開、結びなどがポイント。一言でいうと解説し過ぎてはいけないということだろうか。午後はみっちりと講義があり、夕方の観察会のテーマ探し実習を終えて、再び呑んだ。今日は宿での宿泊に切り替えていただいたので、存分に呑めた。呑み話も在りし日の高野伸二さんの話が出てきたり貴重なものが多く、勉強になることが多かった。


2005年08月05日

自然観察指導員講習会初日

講習風景

(財)日本自然保護協会(NACS-J)の自然観察指導員講習会を受講。全国各地で開催されている講習会は2泊3日の日程で、自然観察の楽しさを多くの人にどのようにして伝えるかのノウハウや自然観察のテーマ探しのヒントなど多くが学べるし、志があって各分野で活躍している友人も沢山できる意義のあるものだ。今回は第368回開催で相模原での開催。初日は猛暑の中、自己紹介や簡単な自然観察からスタートし、その後でみっちりとデスクレッスン。今まで積み重ねてきた経験と勉強で話の内容は全て理解できた。遷移や極相などのごく基本的な用語も、野鳥にだけ偏っていてはわからなかっただろう。今回は通いでの参加ということだったが、夜になれば当然ながら一杯となるわけで事前に車中泊の準備をし、懇親会に参加。講師や参加者と楽しく、時には熱く、談笑している内に深く呑んでしまった。おひらきになったら車の中で熟睡zzzこんなことで明日の2日目以降大丈夫だろうか...


2005年08月04日

茶豆の出来は?

茶豆

毎年取り寄せている黒崎茶豆が届いた。雨が足りないと思えば集中豪雨になったりと今年も天候不順が続いているので同じような天候だった昨年並みの出来を予想し期待していなかったが、意外に良い出来だった。チャートで言うと昨年が5なら今年は8(10点満点)。そんなチャートはないですが。朝採りが一番美味しいので、すぐに茹でて食べられる分だけ食べて、残りは冷蔵と冷凍に分ける。茹で方:たっぷりのお湯を用い、沸騰させたら塩を適量加え、湯を冷まさないように少しづつ豆を投入し、余熱を考慮して4分30秒〜5分ほど茹でると固ゆでで美味しい。茹で上がりは流水で冷ますと味が落ちるので、お湯を切ったらエアコンの近くにでも置いておく。後は粗塩を適量ふって食べる。もちろん友人のビールをお忘れなく。


2005年08月01日

カラスウリ

カラスウリ

カラスウリという植物をご存知だろうか。日が傾き暗くなってくると開花し、レースのような花びらを次第に伸ばしてゆく。その姿を美しいと感じるか、気味が悪いと感じるかには個人差があるようだが日常生活で見慣れない花であり神秘的なのは確かだ。それが部屋の外にびっしり茂っていることに最近気付いた。星野道夫の著作の中に『ワスレナグサ』の名文がある。話の主軸は少し違うが、アラスカの地でワスレナグサを一生懸命に探し回ったがどうしても見つからず、落胆していたところ、ふと気付いたら足元に咲いていたという話がある。灯台下暗しというと陳腐な表現に成り下がってしまうが、身近にあるものが見えていないことは多々あるようで、それを象徴するような出来事だった。ちなみにカラスウリは今週の井の頭かんさつ会の観察テーマとなっている。まだ定員には余裕があるので、ぜひ参加してみて下さい。


2005年07月30日

笑いから感動へ

アブラゼミ

何年ぶりかで吹越満のソロ・アクト・ライブを観に行った。最近は俳優としての活躍が目立つ吹越さんだが、芸人としての活動は真骨頂であり、会場の青山スパイラルホールは満席だった。今回の芸風はあらゆる映像を駆使したもので、お家芸の形態模写が少なくなった印象があるが、これは昨今のお笑いの流れもあるのかもしれない。相変わらずの鋭い日常観察眼とセンスには終始笑わされ放しだった。昨今お笑いが再ブームだが、吹越さんのそれに比べれば稚拙に思えた。以前、ご自宅にお邪魔する機会があったが、また久しぶりにお話をうかがってみたい才人である。吉祥寺に戻り、久しぶりにキャンティセッテでディナー。相変わらず良い仕事をしているが、三浦シェフが不在だった。聞くと再びイルキャンティの方へ戻ったそうで、残念。夕食後、中山さん主催のセミの羽化観察会に飛び入り参加。地中から出た幼虫や羽化直後の成虫は観たことがあったが、そのプロセスをじっくりと観察するのは初めてで、感動があった。懐中電灯を振り回し、元気一杯の子供たちにも良い体験になっただろう。


2005年07月21日

5羽の雛たち

カイツブリ

池のカイツブリに5羽の雛が誕生した。もちろん、一気に5羽が孵ったわけではなく、順番に孵化してゆきついに最後の5羽目が無事に孵化したということだ。今回は子沢山になってしまったので、必要とされる餌の量が必然的に多くなり、親鳥たちは大忙しで働いていた。相変わらずの勘違い餌やりやカラス、ブラックバスなど小さな彼らの脅威は周囲に多いし、他のテリトリーの成鳥がこの小さな雛たちを襲撃するなど衝撃的な場面も目撃されており、この先どういう展開になるかはわからないが、無事を祈るばかりだ。


2005年07月18日

たまには肩の力を抜いてBBQ

デイキャンプ

友人たちと若洲海浜公園でデイキャンプ。小鳥たちは標高の高い場所へ移動してしまったし、シギチたちには未だ早い。たまにはガチンコの自然観察から離れ、肩の力を抜いてのんびりした時間を過ごすことも大切。女性陣(死語)を拾って三軒茶屋へ。BBQの食材に関しては三軒茶屋のハナマサで買い出しするのがベストなのだ!物凄い量の肉や野菜を買い込んで、車に積み込みいざ現地へ!梅雨明けを確信するピーカンの空を眺めながら海の脇の会場へ。食材の下ごしらえ、火起こし、男も女も皆がそれぞれの仕事を淡々とこなす。そうだ、結局酒さえ飲めれば楽しいのだろう、と思っていたのは大きな勘違いで、皆が自発的に考え自分の仕事を淡々とこなす力の集まりが火になり、料理になるのだった。皆で一緒に動くことこそがキャンプやBBQの醍醐味なのだ。野生動物の話こそなかったものの、心やさしい友人たちとののんびりとした美味しい時間がとても心地良かった。ほとんど全員がイラストレーターでモノ創りに関わる人ばかりだったが、他者を思いやれる常識的なやさしさを持ち合わせている人だけだった。写真の世界もこうだといいのだが、残念ながら自負と自尊心の強い人が多いようだ。スローを楽しめず、物事にプライオリティがつけられず、いつもテンパっているような人は苦手だ。時には肩の力を抜いて、森羅万象を見つめたい。


2005年07月16日

杭を撮っています

ある杭

極めてシャープな撮像を追求して近所の公園でテスト撮影。最近、写真にのめり込んでいる友にテスト撮影に付き合ってもらった。微細なブレというものの原因はいろいろと考えられ、そういうもの一つ一つを実際に再現させてみることが具体的な改善につながるテストなのだが、仕事が忙しいこともありメニューを作成できないまま今日を迎えた。まあ、想定内でやろう。どうせなら実践的に、野鳥を撮影しつつテストにしたいところだがこの時期の都市公園は鳥が乏しく、適切な被写体探しに苦労させられた。カワセミは飛ぶし、カイツブリもいるのだが、レンズを向ける気にはならない。ゴイサギなんて最もブレをはかるのに適切な被写体なのだが、やはり生きているヤツらをテスト対象にするというのは気が進まないものだ。そこで人工物で済ませることにした。絶対に被写体ブレのあり得ない対象として杭を選択。公園で長玉を構えていると通行人に『何を撮っているのですか』と問いかけられる。『鳥ですよトリ』と具体的な事実を隠す嫌らしさも嫌いなので、普段であればよほど秘匿が必要な種でない限りは簡単な解説を交えて正直に話をするのだが、この日ばかりは嘘偽りなく『杭を撮っているのです』と応えざるを得ないのだった。尋ねてきた人の???な表情が面白かった。


2005年07月12日

ライトセイバーについての考察

シンファの3/6人

週末にエピソード3を観に行った。1977年のエピソード4上映当時、自分は小学生。以来28年かかってついに物語が完結したのだ、それは感慨深いものがあった。『魔法にかかる』そんな映画がある。『スターウォーズ』シリーズはそんな映画の筆頭で、気付くと自身のセンスオブワンダーが揺さぶられている。物語自体は単純なのに、気がつくと創造された世界に魅了されているのだ。さて、この作品に非の打ち所はないのだが、二つだけ気になる点があった。共にライトセーバーの色についてである。一つは前々作から続けてなのだが、サミュエル・L.ジャクソン演じるジェダイマスターのメイス・ウインドゥのライトセイバーの色。ファンの共通認識として善=ジェダイ=ライトサイドのセイバーは青か緑であり、悪=シス=ダークサイドのセイバーは赤となっている。これらは数々の重要な対決の場面で善と悪の闘いを色覚的に単純化して象徴しており、それは静と動、柔と剛といった対比をも代弁している。言うまでもなくウインドゥはジェダイの中でもヨーダに次ぐナンバー2であり、実力人格共に誰もが認めるマスターである。その彼が使っているライトセイバーがこともあろうか紫色なのである。これは意味がわからない。最もライトサイドのはずの彼がなんと中途半端な色のそれを使っているのだろうか。この件(剣)の説明としてサミュエルの希望でそのような色にしたとルーカスは説明しているが、一役者のわがままで壮大な世界のシステムが歪められていいものだろうか、疑問を感じる。そして、もう一つ。アナキンがダークサイドに堕ちたのち、師であり友であるオビワンと火山惑星で一騎打ちするクライマックスシーンがあるが、なぜかこの重要なシーンでライトセイバーの色が青のままなのだ。???である。すっかりダークサイドに堕ちたのだから赤いセイバーなのが当然なのに。まあ、その理由は察しがついている。二人の一騎打ちの背景は火山惑星だけに思い切り赤ベースであり、ここで赤いセイバーを使うと目立ちにくいという点が大きいのだろう。さらに、それにつじつまを合わせるなら『ダークサイドに堕ちたものの未だ善の心が残っている』という含みを持たせているという説明がもっともらしい。しかし、もっといい方法があったのではないか。すなわちサミュエルのわがままに付き合って紫色のセーバーを使わせるくらいなら、このシーンでアナキンがそれを使うべきだったのではないか。いわば善の心をわずかに残しながら悪に堕ちた狭間を象徴し、視覚的にも背景に完全に消されることはない折衷の色。さて、こんなことを論じていても現実には何の役にも立たないのだが、仕事で疲れた時などこのような空想の世界に身を投じることは良い息抜きになる。 


2005年07月11日

韓流グループの1/2

シンファの3/6人

渋谷で韓流アーティスト『SHINHWA』のプロモ取材。このグループはK-POPの世界進出のさきがけであり、韓流なんて言葉が出現するよりもはるかに前に日本でも有名になっている。そういえば2002年のMTV VIDEO MUSIC AWARD JAPANでも来日し、いくつかの賞を受賞していた。今回はメンバー6人の内、半分の3人のみの来日だったが、プロパーのファン、韓流ブームからのファンいずれかは知らないが、600人ほどのファンが狭い会場に詰めかけていた。


2005年07月09日

十勝の恵み

らむ亭のじんぎすかん、あくつのお菓子

十勝の友人が丹精した農作物と地元の名産を送ってくれた。これが大好物ばかりで思わず飛び上がってしまった。大正町のらむ亭のじんぎすかんは帯広周辺に無数にあるジンギスカン店の中でも上位に入る逸品で、昨今のブームに関係なく昔からの大好物。同じく大正の菓子店『あくつ』のお菓子の詰め合わせ。帯広の六花亭や柳月と違い、小規模な菓子店ならではのよさが随所に光る。広尾の光華堂とならんで好きな菓子店の詰め合わせがとても嬉しい。そして、丹精した長芋といもの中でも特にお気に入りの『インカのめざめ』まで!いつもお世話になっているのはこちらなのに...私は大果報者以外の何者でもない。


2005年07月07日

アキコ・グレースSPECIALディナーライブ

アキコグレース、平野

国際的に活躍しているジャズピアニスト、アキコ・グレースさんのディナーライブの撮影。渋谷シダックスヴィレッジの1F、東京メインダイニングで開催されたライブはサックスに平野公崇さんを迎え、豪華な音の協演となった。心に響く音、思わず見とれる指さばき、これぞ一流演奏家の技。光の条件は厳しかったが、写真家は与えられた条件でベストを尽くすのみ。大会場での派手なイベントの撮影と違い、聴衆に気を使って控えめに撮影するように心がけた。


2005年07月06日

ベイダー、邪魔だ!

ルーカス監督と出演陣

近日公開のスターウォーズ ・エピソード3の来日記者会見を取材しに行ってきた。主役のヘイデンクリステンセンと共に、巨匠ジョージルーカスが来日!自分が小学生の頃にこの壮大な作品を構想し、形にした世界最高のクリエイターとほぼ30年の時を経て、今対面するのだ!しかし、その期待とは裏腹に会見は波乱含みの展開に...スターウォーズは洋画では特に知名度が高く、ユニークなキャラクターの認知度も高くて絵になりやすいせいか、報道陣は予想以上に多かった。それに対して仕切り側はいつもとさほど変わらない体勢で構えていたので、120人を超えるスチールカメラは場所が足りなくてきわどい状況になり、始まる前から殺気に包まれていた。来日メンバーが入場すると、すぐにフォトセッションになった。怒号が飛び交う中『ダースベイダー邪魔!かぶってる!下がってよ!』の声が。一瞬たじろいだ後、ベイダーは一歩後ろに下がった...ダークサイドのフォースを極めた銀河最強の暗黒騎士よりも、口うるさい百戦錬磨のプレスカメラマンの方が強いようだ(笑)フォトセッションは当初の予定よりも短縮され、不完全燃焼で打ち切られたのでカメラマン達は口々に罵りながら退出していった。自分も目標のカットを撮りきれない不満な状況で仕方なく退出した。作品は長大な物語をつなぎ終える重要なもので、全米での評価も極めて高く、自分も早く鑑賞したいと思う。


2005年07月03日

郊外へ

アカモズ親子

BirdBirdさんのお誘いに甘え、無理を頼んで郊外へ出かけた。この時期、都市公園では鳥が少ないので皆、標高の高い高原や山へ出かける。北海道ならばコヨシキリもノビタキも家の周りで当たり前に観られるがこちらではそうはいかない。緯度が低いから標高の高い場所へ移動しなければ観られない。草原にはカッコウ、コヨシキリ、ホオアカ、ノビタキ、アオジなど先日の北海道での楽しさをもう一度思い出すレギュラーが待っていてくれた。環境は非常に似ているのだが、向こうでは観られないホトトギスが飛び、向こうでは観られたベニマシコやセンニュウ類がいない。この日のハイライトはアカモズの親子をじっくりと観察できたこと。BirdBirdさんにお世話になり放しの一日だった。


2005年07月02日

第二回井の頭かんさつ会

かんさつ会の様子

森林インストラクターの小町さんを講師に迎え、第二回の井の頭かんさつ会『木の葉から見る自然』を開催。小町さんはビオトープ管理士や気象予報士の資格も持つ自然のスペシャリストで、とても頼もしい講師となってくれた。自分が少しだけかじっているのは野鳥のみなので、草木の名前さえほとんど知らない体たらくだから、この日はお手伝いといってもほとんど自分が勉強させてもらう参加となった。単葉、複葉、対生と互生、鋸歯など基礎的な専門用語も耳にするのは初めてだったが、自然の何を楽しむにしても環境全体で捉えることが肝要なので、必死に憶えまくった。かんさつ会主宰の田中さんと小町さんの数々の仕掛けはとても興味深いものばかりで、動くものだけが楽しいわけではないということを十分に知ることができた。いろいろを勉強し、秋の企画では知ってもらう側を担当したい。


2005年06月30日

海の恵み

トビウオ

南の友人が旬のトビウオを送ってくれた。焼き魚用の開きと白子、卵巣のキムチ和え、さらにアラから作った魚醤まで、島での日々を思い起こさせる海の恵みの贈り物だった。トビウオはあまり食べる機会がないが、独特の食感と風味があり慣れるとクセになるかもしれない。それにしても、北の大地から、南の島から、素敵な贈り物を友人たちに送ってもらい、自分は果報者だと思う。鳥を観るだけでなく、それを通じての各地の人たちとの付き合いこそ人生の醍醐味であり、大切にしてゆきたいとあらためて思う。


2005年06月26日

大地の恵み

色鮮やかな?食卓

北の友が旬のグリーンアスパラを送ってくれた。なによりも気持ちがありがたいが、食いしん坊&飲兵衛な自分としては即物的にも大変ありがたい贈り物。アスパラは野菜の中でも上位に入る好物なのだ。週末になり、土曜の夜はアスパラとアンチョビのぺペロンチーノにし、残った分はそのままいただいた。マヨネーズは素材の味を損ない、無粋で不健康なのでもちろん使わないし、塩さえ振らなかったがとても美味しかった。蒼い香りが大地を連想させた。日曜の夜は残っていた帯広ランチョエルパソのイモチャパティをフライパンで軽く焼きサルサソースを塗って、青々したアスパラを平取のトマトやオニオンスライスと共に巻いていただいた。北の食材たちを一巻きにし目を閉じてかじると、先日の北海道での日々と友の顔が思い出された。さーて、こんな素敵な贈り物をされて、どう仕返し、いやいやお返しをしたものだろうか...


2005年06月25日

ツミ

ツミ

isaさんの案内でツミの繁殖状況を確認しに行った。間近でじっくりと観察するのはほぼ一年ぶりで、毎年この時期はツミとアオバズクばかりを観察している自分にふと気付いた。ツミは好きな鳥の一つなので、何回観ても飽きないし、久しぶりに聴く愛嬌のある声が嬉しかった。巣の様子ははっきりとはわからないが、雛が孵化していることは確認できた。isaさんの観察によれば先週末に孵化した可能性が高い。昨年のペアかどうか写真で判定してみたが、光線状態が異なることもあり特定は難しい。雌は多少横班の模様が異なるが、同一個体に見える。また雄は下面が比較的に白っぽく、薄い横班が入ったタイプなのが共通点ではあるが、昨年の写真よりもオレンジ味が入っている。虹彩も昨年のものより赤味が強くみえる。これが経年による変化なのか、それとも別個体なのか、興味深い所である。


2005年6月11日〜19日北海道撮影行


2005年06月05日

寂しくなったフィールド

バン親子

久しぶりにホームフィールドを巡った。森はすっかり寂しくなっていてシジュウカラとムクドリの子育ての声ばかりだった。池に出るとカワセミがいて、魚を狙って無心にダイビングを繰り返していた。バンやカルガモは子育てに忙しく、カイツブリも未だ雛が親離れしていないのに産卵していたりして不思議な状況だった。池にはコアジサシが訪れてダイビングを見せてくれた。先週聴いたオオヨシキリの声は聴こえず、どこへ行ったのやら。謎の幼鳥もいたりして、鳥が少なくても退屈はしなかった。


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