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2005年05月29日 大一番
ジェシカ・アルバ
今年も大一番のVIDEO MUSIC AWARD JAPANがやってきた。
今年は舞台形状の関係で遠目から超望遠で狙わないとならない
箇所があったので、予め500mmを持ってきておいた。16mmから
500mmまで、サンニッパも動員し、ほぼ手持ちの機材総動員といっ
た重装備となった。レッドカーペットでは遊撃軍として自由に動き、
何人かのセレブはお声がけして独占状態で撮影。中でも躍進著し
い俳優の小栗旬さんやクレイジーケンバンドのKENさん、ハリウッド女
優のジェシカ・アルバの3人はなかなかいい絵が撮れた。本編が始ま
り、いよいよ忙しい撮影がスタート。プレス席脇から500mmでプレゼン
ターを撮影できるのは撮影チームでも自分だけで、さらにそれを随時
モバイルチームに渡して即出しするので、SDへの同時記録をフル活
用した。本編ではアシャンティや韓国の人気歌手PI(RAIN)あたりが
撮りがいがあった。マライヤキャリーは王道だが、制限が厳しかった。
昼から0:00まで、長い一日が終わった。

2005年05月28日 都市のカワセミ
カワセミ
夏タイヤへの履き換えを作業してもらっている合間にちょっと探鳥し
てみた。昨年見つけたツミの巣が今年使われているかに興味があっ
たからだ。川沿いを歩くとカワセミが飛び交い、たまに橋の欄干にとま
ったりして都市の鳥ぶりを見せていた。川がキレイになって水辺の宝
石カワセミが戻ってきましたなんて一般論は聞き飽きたが、こいつら
の適応力はとんでもないものがあって、人工物を巧みに利用して生
活しているのを垣間見ることができる。都市に適応し、数を増やして
いく内にカルガモなみに良く観られる鳥になるかも知れない。多くのバ
ードウォッチャーが鳥を観るきっかけになったこの美しい鳥がもっともっ
と数を増やしてくれれば、人々が自然環境やペットではない動物へ
の興味を増してくれることだろう。その一方で、見せ物にされた上、
黙って見殺しにされたコククジラ騒動や低レベルなレッサーパンダブー
ムを見る限り、道は遠いなとは思う。

2005年05月21日 楽しい再会
サンコウチョウ
北海道でいろいろとお世話になっているばいかださんが来京されて
いるので、いつもお世話になっている恩返しになればと思い、鳥観
にお誘いした。せっかくなので北海道で観られない鳥をと思い神奈
川にサンコウチョウを観に行くことにした。彼は爬虫類のプロフェッショ
ナルなので、鳥だけでなく地表のいろいろも楽しんでいた。エゾム
シクイの地鳴きを耳にしながら遊歩道を歩くなりヒバカリを見つけて
いたのはさすがだ。盛んに鳴いているホトトギスの声をバックに歩くと
キビタキの声がした。ウグイスの上手なさえずりに呼応するようにホ
オジロがさえずり、それに加わるかのようにセンダイムシクイの声がし
た。さらに歩くとオオルリとクロツグミの声、一通り夏鳥を堪能。ツツド
リの声に続き、遠くでサンコウチョウの声がした。やがて姿も確認す
ることができ、久しぶりの観察を楽しんだ。ばいかださんにも楽しんで
もらえたようで一安心。友との再会、鳥との再会。森の空気を深く
吸い込んで、楽しい時間を人生の1ページに綴った。

2005年05月14日 東京バードフェスティバル2005
♪鳥くんライブ
東京バードフェスティバルなるイベントに顔を出してきた。BWは狭
い世界なので、多くの友人たちがいろいろな立場で出展しており、
皆に挨拶だけでもと思ったのと、♪鳥くんのライブがあると聞いて見
逃せないと思った。会場は東京港野鳥公園で、交通がやや不便
だがこのイベントの会場としては環境も広さも最適だろう。到着す
るとすぐに♪鳥くんのライブがスタート。仕事さながらにライブを撮影
させていただいた。何回かお会いしている♪鳥くんこと永井真人さ
んの演奏を聴くのは実は今回が初めてだったが、環境や野鳥、人
の気持ちをやさしく謳った詩にロックな曲が意外なほどマッチしてい
た。♪鳥くんの音楽活動を少し垣間見ることができた。ライブの後
はお世話になっているバーダー編集部、ワイバードさんや機材周り
の知人などにご挨拶し、夜のレセプションまで飛び入りさせてもらっ
た。この日、初めて顔を合わせる人も少なくなかったが、やはりこの
世界を楽しむ人々は皆気さくで、気持ちが良い。お世話になって
いる分、次回は運営面でのお手伝いなどもしたい。

2005年05月12日 季節の詩
季節の詩
エレファント・キッチンの並びにある和食店『季節の詩』は三鷹に
は勿体無い優良店。私は店を判断する際にビールの価格を
一つの基準にしているが、ここは良心的な価格だ。ひどい店だと
小瓶で600円取ったり、生ビールといいながら発泡酒を出したり
するが、そういう店は他の仕事も子供だましで気分が悪くなる。
この店はしっかりした和食を供しながら、生ビールが500円なので
店主の誠実さを象徴していると感じた。この店は毎回、気が利
いたお通しを出してくれる。今夜はよもぎ豆腐と巻貝だった。よも
ぎ豆腐は野の香りが口中に広がり、目を閉じると先日の島でオ
ウチュウが飛んでいた草原を想起させられた。これぞ和食。続け
て焼酎のボトルを出してもらい、旬の刺身や地鶏グリルのバルサ
ミコソースなど少し和洋折衷の品も出してもらった。どれも味はも
ちろん、料理の景色までしっかりとした仕事はさすが和食だ。シメ
にいただいた鯛と梅しばの焼き飯が絶品。鯛は刺身より火を通し
た方が美味しいと痛感。量もたっぷりで大満足の750円だった。
どの料理も価格がリーズナブルで、本格的な和食のコースも3,000
、4,000円とお得。どの料理にも感心させられるので、ちょっとご主
人に興味をもち、経歴をうかがってみた。椿山荘の銀座店で修
行されたとのことで納得。常連さんに迷惑をかけたくないとメディア
の取材一切お断りの姿勢にも共感。吉祥寺ではなく三鷹の、し
かも裏通りという商売上難しいと思われる立地、良心的な価格
設定としっかりした仕事、単に儲けるよりも大切な何か、店主はそ
ういうものを求めてこの店を始めたのではないだろうか。

2005年05月07日 旅の終わり
クロサギ
すっきり晴れた朝、再び探鳥へ。相変わらず鳥の影が少なかっ
たが、澄んだ海が青空を映してとても美しかった。その海を背
景にミサゴの写真を撮りたかったが、飛んだのはトビだった。しか
し馬鹿にせずにしっかりと撮影した。枝のトップに出て一生懸
命にさえずっていたウグイスももちろん撮影した。その後、カツオ
ドリを探していると連れがクロサギの黒色タイプを発見。ゴロタ
浜の波打ち際で器用に小魚を採るクロサギをしばらく撮影。時
折、ミサゴが上空を舞い上に下に忙しい撮影となった。車の方
へ戻ると鹿大のTさん一行が来ていた。少し話をしたかったが、
撮影に夢中になって時間をロスしてしまったので挨拶もそこそこ
に出発、空港までattoさんに送っていただいた。今回、島には
同行しなかったが始めから終わりまでattoさんが支えてくれた旅
だった。島ではI先生が面倒を見てくれた。共通の趣味を媒介と
して広がる人との出会い、お付き合い、そのかけがえのない財産
を大切にしてゆきたいと思う。厚く感謝!

2005年05月06日 キョウジョシギ初認
キョウジョシギ
悪天候の中、再びattoさんの案内で探鳥。相変わらず鳥の
影はさっぱりだったが、繰り返し繰り返しスズメ、キジバト、ヒヨ
ドリ、ムクドリ、ツバメ、ホオジロなどを観ていると飛び方やシル
エットが刷り込まれて他の種の発見の力になるので、外れも
勉強だなと思う。キアシシギ、チュウシャクシギ、イソシギなどを
見つつ、一回りした。後半にキョウジョシギを見つけたが、今
季の初認となった。空港へ向かい、飲兵衛の写真家とヘビー
スモーカーの相方を見送って市内へ戻った。明日は自分も東
京へ戻らなければいけないので、attoさんとの最後の晩餐を
楽しんだ。特に明るい情報もなく、この2日間の状況的にも難
しそうだが、帰りの飛行機ギリギリまで探鳥してゆくつもりだ。
それにしてもattoさんにはお世話になり放しで、頭が下がるば
かりだ。

2005年05月05日 泳ぐアオサギ
泳ぐアオサギ
attoさんおススメのエリアを探鳥。attoさんの友人のNさんも
車を出してくれて、3年ぶりの再会となった。この地域で屈指
のバーダーのKさんが案内してくれた。渡りの時期はタイミング
が合えば濃い観察ができるが、波に当たらなければさっぱりと
なるのが鹿児島エリア。この地に残る種が少ないのだそうだ。
鳥の影は少なく、どうも波の谷間にあたってしまったようだ。
数少ない典型種の中で、泳ぐアオサギが興味深かった。アオ
サギは北から南まで沢山見てきたが、これは初めて観た。
ミサゴの営巣などを見学し、どこへ行ってもさっぱりの中、地
元の方々がどういう場所でどういうものを見ているのかを解説
してもらった。市内へ戻り、雨の中温泉に入って、夜はatto
さん行きつけの店で酒宴となった。念願の鹿児島オフの記念
すべき夜はシャンパンと焼酎で和洋折衷、いろいろな話で盛
り上がった。

2005年05月04日 本土再上陸
オオルリ
朝、最後の一頑張りでじっくりと探してみたが、再び鳥の影
が薄くなっているのを感じた。嘴をバチっと鳴らす音に気付き
オオルリを見つけることができたくらいだった。オウチュウは別
の場所で2羽確認できたが、4羽いるかどうか判らなかった。
時間がなくなり、すっかりお世話になったI先生や島の人たち
に暇乞いし、再訪を約束して島を離れた。Tさんや学生さ
んたちも一緒の船だったので、早速一杯。隣の島へ到着す
ると別働隊の二人が意外に軽快に乗船してきた。こちらの
状況も似たようなものだったらしく、学名コマドリ以外はあま
り芳しくなかったらしい。まあ、とりあえず一杯。ミズナギドリ
やカツオドリを眺めながら薩摩湾をサンセットクルーズ。Tさん
や学生さんらとお別れし、下船。attoさんと再会。明日から
は本土決戦だ。

2005年05月03日 祭りのスタート
謎の黒化個体
天気が回復し、祭りが始まった。派手ではないものの、普通
にいろいろな種が観察できる状態になった。コウライウグイス
こそ再発見できなかったものの、オウチュウは4羽に増えてい
たし、田んぼにはセイタカ、アカガシラ以外にササゴイが2羽、
タカブシギも確認できた。牛舎にはノジコがいて、ヘリポートに
はマミジロタヒバリがいた。私は観察できなかったがセキレイの
亜種が何種か確認されたそうだ。その内に船が着いて出張
に出ていたI先生が戻り、鹿児島大学鳥研の本隊が到着。
OBのTさんは九州屈指のバーダーだ。到着するなりオオルリ
、サンコウチョウ、エゾビタキ、アカハラダカの写真を撮っていた
。彼らにご挨拶し、状況を知らせてI先生と一緒に鳥観。オ
ウチュウ4羽は田んぼの脇の高い木に止まってトンボ狩りに夢
中だったので、じっくり観察することができた。港に黒いサギが
いるとのことで、皆で確認に行った。『オイルか?』『アカガシラ
サギの黒化個体?』Tさんをはじめとして一同、自然から出さ
れた問題に色めきたった。田んぼに戻り、オウチュウの飛翔
写真を狙っていると不意にアカガシラが降りてきて数秒間フリ
ーズしたので、すかさずシャッターを切ったが、すぐに逃げてし
まった。再びオウチュウを狙っていると、今度はツバメが増えた
なと思ったらコシアカツバメが大挙して田んぼに入ってきた。
今回はこの田んぼ周辺が当たりのようだ。東の浜へ向かう前
に黒化個体を観ていない人がいたので再び観に行ったが姿
が見えなかった。再び発見されたそれは...別の機会に書
きたい。東の浜へ行くとアマサギが100以上集結しており、
迫力ある光景だった。夕方は狙っていたミゾゴイの写真もば
っちり撮れて、やっとまともな写真も得られた。夜はIさん、Tさ
ん、学生さんらが全員民宿に来てくれて盛大に酒盛りとなっ
た。鳥観もいいが、それを通じての人との出会いも楽しく、大
切でありがたいものだ。明日船までの時間で大物が出ることを
願いつつ、お開きになった。
オウチュウ

2005年05月02日 小さな波
オウチュウ
天気予報は悪化の一途。雷こそ止んだものの、雨は断続
的に降り続き、状況は変わらない。こうなればサンショウクイ
ばかり徹底的に撮って良い写真を、とニアミスの場所で待つ
が、なかなか同じ状況にはならないもので、上手く行かなか
った。やっとヒタキ類を見かければコサメビタキばかり。今回は
一脚ではなく三脚だったこともあり、疲労も積み重なってき
た。そんな午後、不意に空が明るくなり暖かい風がもやっと
した時、見慣れない鳥を見かけた。はるか遠くから見るとヒヨ
ドリかと思ったが、少し近づくと全身が黒ぽく、尾が割れてい
て、飛び方がまるで違った。あなたは誰?と思いつつ2羽の
それを観察。アカガシラサギがいつも通り逃げてゆくのを横目
に少し進むと、ジシギspが飛び出した。空を見上げるとヒタ
キ類が20羽ほど山のほうへ飛んでゆくのが見えた。『来た』と
直感し、学生さんらに知らせた。意気消沈し、テントで休ん
でいた彼らを起こし、誰?がオウチュウだと教えてもらい、
出陣。明らかに鳥の影が増えていることを彼らと共に確認し
つつ探求を開始。警戒心の強いアカガシラサギを観ていると
上空を30ほどのヒタキ類が飛んでいくのが見えた。オウチュウ
もフワフワと飛んでいる。『入りましたね』やっと鳥観らしくなっ
てきたことを喜び、いろいろと探し回る。そしてクライマックス
はコウライウグイス。Tさんが見つけたそれははるか遠くだった
が鮮烈な黄色(かなり黄緑ぽかった)は間違いなくそれだっ
た。他にもヒバリシギを飛ばしてしまったら、ハイタカに追われ
てしまい、危うく獲物を提供するところだったり、鳥観らしく
面白くなってきた。明日は天候回復間違いなしとのことで
期待しつつ早めに休んだ。
コウライウグイス

2005年05月01日 雷雨の中で
サンショウクイ♀
雨が降ったり止んだりの冴えない天気が続いた。お目当て
の鳥は観られず、島で知り合った鹿児島大学の学生さん
らといろいろと情報交換しながら意気消沈。話を総合する
とどうも渡りの波の谷間に当たってしまったようだ。何種類
か興味ある種は観られたが、警戒心がとても強くてなかな
か写真を撮らせてくれない。学名コマドリも声はあちこちで
聞こえるものの姿は昨日一回ちらっと見たきりだ。まあ、本
来の野生との距離はこんなものだろう。断続的に降り続く
雨の合間をぬい、雷とカーボン三脚の関係について怯えな
がら考察した。そんな苦戦状態でもたまにサンショウクイが
目の前に降りてきてくれたり、緑色の美しい田んぼに一羽
のセイタカシギがいて、淡々と餌を採っていたり救いはあるも
のだ。さあ、明日もめげずに頑張ろう。

2005年04月30日 上陸
アマサギの群れ飛翔
朝、目が覚めると雨がちらつきガスがかかる冴えない天気
だったが、海の美しさに思わず目が奪われた。飲兵衛の
写真家とヘビースモーカーの相方は目的の島の一歩手前
の島で下船。二人は学名コマドリを狙いに出かけた。さら
に船は進み、目的の島へ到着した。早速、会いたかった
人が出迎えてくれた。珍しい鳥を観たいという野心はあっ
たが、旅の大きな目的はこの方に直接お会いすることだっ
た。この島で教員をやっているIさんは12人の児童に教鞭
をふるい、まさに二十四の瞳そのもの。早速、島の文化を
垣間見て驚いたというか納得したのは教員であるIさんが
ヘルメットをかぶり、船の物資の積み下ろしを行っていたこ
と。人口約80人のこの島では島民全員が本業以外に何
足もの草鞋を履いているのだった。発電所の職員が民宿
を営み、漁師であり、田畑を耕し、牛を追い、土木建築
に従事する。コンビニはもちろん、まともな店がなく自動販
売機だって2台しかないこの僻地では全員が働き助け合う
生活が当たり前なのだ。宿泊する民宿は一泊三食。今
までにない設定だが、なにせ店がないのだから当然だ。
荷物を民宿に置き、早速鳥見に出かけた。渡りの波から
ずれてしまったらしく鳥の影は少なかったが、小さな島の隅
から隅まで歩いてロケハンはばっちり。夜はIさん宅にお邪
魔し、島の人も一緒に焼酎を楽しんだ。何もない島、時
計の要らない島。何もないところに全てがある、これは私
の嗜好にぴったりで気持ちが良かった。

2005年04月29日 南の島へ
南の島
渋滞や混雑が世の中で嫌いなモノの上位に入る私なの
で、今まで大型連休は遠出をすることが少なかったが今
年は南の島へ行くことにした。縁というものはとても不思
議で面白くありがたいもので、今回の旅も縁があって実
現したものだった。そして、縁が縁を呼ぶというか何という
か、今回の旅の日程が知人の写真家のそれと重なった
のだった。行き先は隣の島だが、行き帰りの船が一緒に
なり、本土へ戻った後も一緒に行動することになった。
夕方、鹿児島空港に到着すると我が友attoさんがわざ
わざ迎えに来てくれて、少し後に到着した知人と共に港
まで送ってくれた。鹿児島に来るのは3回目だが、毎回い
ろいろとお世話になってしまい、頭が下がるばかりだ。
出発まで時間があったので、全員で一風変わった黒味
噌ラーメンを食べ、必要な物資を購入してから港へ戻り
attoさんに暇乞いして出発。attoさんに持たせてもらった
絶品米焼酎と本場の薩摩揚げで一杯やってから寝た。

2005年04月28日 totoの新ルールのパブリシティ取材
サトエリ
totoにGOAL3という新ルールが登場、そのCM完成記念に
記者発表があった。イメージキャラクターはサトエリこと佐藤江
梨子、記者発表に華を添えた。久しぶりに屋外での取材。
空はキレイに晴れて風が気持ち良く、明日からの大型連休を
想像させる陽気。待ち時間にはついウトウトしてしまった。
サトエリはキューティハニー以来の取材だったが、相変わらず
礼儀正しく、どこでもメディアに向かって元気の良い挨拶を欠
かさないし、撮影された後はお礼の言葉も欠かさない。やはり
何事もこうでなくてはいけないなと感心。我々、写真家だって
どんなに技術やセンスがあっても、謙虚で礼儀正しくまともな
人付き合いができないとやっていけない。賞を獲ろうが大きな
仕事をしようが、自負心ばかり強くては行き詰ってしまう。
サトエリは好みのタイプというわけではないが、スタイルのよさは
お世辞抜きでトップレベルだと思う。格好良いという形容詞が
似合うアイドルだ。

2005年04月24日 二つの美声
第一回井の頭かんさつ会
ハードな一日だった。昨晩の酒が少し残っている状態でフル
セット+予備の双眼鏡2つを担いで公園へ。記念すべき第一
回井の頭かんさつ会の日だ。爽やかな風を受けながら森へ入
り、集合時間まで少し探鳥した。昨日のサンショウクイの声は
もうなかった。私が到着する少し前までキビタキが観られた話
を聞き、がっかりさせられた。今季は本当にツイてなくて、オオ
ルリやキビタキ、エゾムシクイなど定番の夏鳥が観られていな
い。早起きしなければいけないのだろうが、体調がすぐれずそ
の気力もなかなか湧いてこない。集合場所へ向かう途中の
雑木林でかすかなヒツキーの声?そちらへ近づいてみると
...やはりエゾムシクイだった。少し調子が上がってきた?
観察会はちょうど抱卵中のカイツブリを観察しながら、その生
態についてカイツブリオーソリティの田中さんがいろいろと解説
するというものだった。カイツブリ自体は珍しい鳥ではないし、
休日ともなるとものすごい人出でごった返すここ井の頭公園に
あっても人々の目の前で平気で繁殖活動をしている身近な
野鳥だが、眺めたり見るだけでなく、じっくり観ると、非常に
ユニークな生態がいろいろみえてくる。私はお手伝いということ
で参加したが、どちらかというと山野の鳥が好みで得意なので
あまり役に立つ話はできなかった。でも田中さんが一生懸命
に解説してくれたので参加者は一同に感心してくれたようだ。
一旦家に戻り、別セットの重い機材を担いで再び出陣。
午後はMTVのUNPLUGGEDの撮影。パフォーマーはヤイコこと
矢井田瞳。国内はもちろん、海外でも人気のある彼女はこの
大舞台にふさわしいアーティストだと思う。アンプラグドは世界へ
向けて発信するパフォーマンスなのだ。笑顔で宙へ向かって朗
らかで伸びやかな歌声を放つ彼女の姿はまるでさわやかな春
の日を謳歌する鳥たちのようで、すっかり魅了されながら夢中
でシャッターを切った。アーティストとしてのヤイコもイベントとして
のアンプラグドもさすがに注目度が高く、撮影した写真は翌日
のスポーツ紙4紙に掲載された。オフィシャルカメラマンとして意
義を感じる瞬間だ。二つの美声を楽しんだ春の一日だった。
矢井田瞳

2005年04月23日 夏鳥続々渡来
サンショウクイ
昨年25日にオオルリをじっくり観られたこともあり、ある種の確
信をもって森へ出かけた。先週と大きく変わったのはあちこちで
聴こえるチヨチヨグィーのセンダイムシクイの声。今季やっと夏
鳥の声を聴けたことになる。そして、ツツドリの声を聴き、キビ
タキの声が遠くでかすかに聴こえた。少し足を延ばして近辺を
探し回ってみたが、オオルリの声は全く聴けず、池の方でサン
ショウクイの声を聴いた。数キロ歩き回り、憔悴して戻ると今
度は森にサンショウクイの声。しかも、すぐ近くから聴こえてくる
。幸いなことに短時間ながら周囲に逗留してくれたので、その
姿を何回も観る事ができて運が良かった。郊外の開発などで
繁殖地を失い、日光あたりまで足を延ばさないとなかなか観
られなくなったこの鳥を、家から10分ほどの公園で観られるの
だからやはり渡りの時期の観察は面白い。


2005年04月17日 夏鳥探し続行
アオゲラ
天気は良い!の予報に背中を押されて出陣!朝から晴れ
て爽やかな風が流れ、快晴の青空と伸びてきた新緑のグリー
ンを背景に、ほぼ終わりの桜の花びらが舞う光景は美しく、
絶好の、これ以上ない散歩日和を楽しんだ。もちろん昨日
惨敗した夏鳥探しの達成が課題だ。再びオオルリの声を求め
てあちこち歩き回るがダメ。今日はかなり下流まで足を延ばし
てみたがやはり夏鳥の声は一声も聴けなかった。今日は天
気が良かったので、一日中外にいたがオオタカやアオゲラが少
し楽しめただけで、課題の達成はできなかった。一日中だった
のでこの界隈のバーダーの多くとお会いし、話をすることができ
たが、オオルリを観た人以外にセンダイムシクイ、ノビタキを観
た人もいて、すっかり出し抜かれて負け犬状態である(笑)

2005年04月16日 夏鳥探し
ツグミ
天気が悪くなるという予報だったので、早い時間に探鳥。そろ
そろ渡りの夏鳥を身近で観られる時期なので、そいつを先取
りしてやろうと画策し、出陣。玉川上水沿いを徹底的に探し
、下流まで足を延ばしたが地鳴きの一声も聴けずに惨敗。
帰路、お仲間に出会って情報をやり取りすると、昨日がオオ
ルリの初認だということが判った。その事実に勇気づけられ、g
再び徹底的に探すが、やはり影も形も見つからない。昼前に
この界隈で最も鳥に詳しい通称『鳥おじさん』に会い、話をす
ると、やはり昨日、別の場所別の時間にオオルリを観たとのこ
と。至らない人たちが2羽のオオルリを雌雄と決め付けていたの
を♂+♂若と見抜くあたりはさすがオーソリティである。しかし
、それはともかく今日は影も形もなかった。

2005年04月13日 オーランド・ブルーム来日
オーランド・ブルーム
オーランド・ブルームが来日。ハリウッドの若手No.1アクターは
ロードオブザリング3部作の『王子さま』レゴラス役で大ブレイク
。その後もジョニーデップのブレイク作『パイレーツオブカリビアン』
などで助演役を務めたが、この人が大した凄かった。目線の
送り方がプロフェッショナルなのだ。百台以上のカメラがずらっと
並ぶプレスに対して、端から流れるように満遍なく目線を流
すプロらしいサービス。同様の印象をジョシュ・ハートネットで
感じたことがある。作品の方はかの『グラディエイター』のリドリー
スコット監督なので、十分に期待できる。予告編しか垣間見
ていないが、重厚な音楽、その時代が甦ったようなリアルな衣
装、雪の降る場面や迫力ある戦争シーン、効果的なスロー
モーションなど印象的な映像、どれをとってもグラディエイター
のリドリーらしい要素で名作の予感がする。

2005年04月12日 コンスタンチン取材
キアヌのファンサービス
映画コンスタンチンのプロモーションでキアヌ・リーブスとレイチ
ェル・ワイズ、監督のフランシス・ローレンスが来日。記者会見
とプレミアを取材した。キアヌはマトリックス3部作でたびたび来
日しているので、すっかり見慣れた顔だが、共演のレイチェル
は今回が初来日だった。彼女は日本食が好きだそうで、今
朝も早速、築地の魚市場で新鮮な魚を食べてきたそう。
映画はちょっと怖い内容だそうで、少し陰りのあるキアヌは結
構ハマリ役かも知れない。麺類が好きなキアヌ、今回もどこぞ
のラーメン屋かうどん屋で食べてきたのだろう。明日はオーラン
ド・ブルームの会見があり、今週は忙しい週だ。


2005年04月10日 桜吹雪
桜アオジ
友人に誘われて郊外へ。土手の桜並木がキレイで、周囲は
ヤマセミがいたり、キジが鳴いたり、ヒバリがさえずったり、のどか
な場所だ。風が強い日で、ここ何日かですっかり開花が進ん
で満開の桜は吹雪のように散っていった。スズメでもいいので
桜と野鳥を撮りたいと思い、頑張って探していたらアオジが地
表から上がってきてくれて、少しだけ撮影することができた。少
し呑み疲れていたこともあって、すぐに引き上げることにした。
帰宅後はMARKII系ボディとレキサーの2GB80倍の相性問題
に取り組み、認識されなくなった撮影データの救済に挑戦し
てみた。仕事で撮影する者にとって由々しき事態が起こって
いる。

2005年04月09日 お花見会
お花見会
鳥仲間が集い、新年度会&お花見会。予測と日程がぴった
り合い桜はちょうど満開!爽やかな風と青空の中、朝から酒
を酌み交わした。早朝の探鳥は欠かさなかったが、特にめぼ
しい出会いもなく、すぐに飲み会モードへ。遠征の計画を練っ
たり、近況を報告しあったり、久しぶりの再会を楽しんだ。
最近は仕事にしても遊びにしてもほとんどネットや携帯電話
を通じてコミュニケーションするが、やはりたまに顔を合わせて
生身で接するのは楽しいし、大切だと思う。会話がひと段落
すると、酔いながら周囲を探鳥するという一風変わった花見
会、水元公園のとびきりの桜の木の下、数本の超望遠レンズ
に囲まれて陣取る酔っ払いたちはかなり周囲から浮いていた
かもしれない。

2005年04月07日 Toe Brightsお披露目パーティ
西村美保さんとリサ�・ウィルコックス
ハリウッド女優のリサ・ウィルコックスが手がけているアクセサリ
ーブランド『Toe Brights』のお披露目パーティにお招きいただ
いた。このブランドの国内デビューはハリウッドセレブとそのフ
ァッションや流行に詳しい西村美保さんのおめがねと尽力に
よるところが大きい。元モデルでホリエモンの交際相手なんて
失礼な紹介のされ方をされる彼女だが、こうして海外の流
行を国内に伝えるという意義のあるコーディネイトの仕事で
大いに活躍している。今回はプレスではなく招待客としてパ
ーティにお邪魔したのだが、魅力的な人々を目の前にすると
つい写真を撮り始めてしまう。この辺りがカメラマンの性か。
もちろん、趣味で撮るわけではないから海外へ配信し、上手
く行けば現地でニュース写真として使われるのだが。西村さ
んはとても良い女性なので、これからの活躍を応援したい。

2005年04月02日 桜一分未満
桜のつぼみ
北海道でいつもお世話になっている知人の娘さんが作品
展を開催しているのを観に原宿へ。竹下通りを歩くのは
何年ぶりだろう...おそらく15年ぶり2回目というところだろう
。生来33年東京に暮らしているが、観光地のような場所に
は決して行かないし、人混みは苦手だ。おそらく愛知万博
なみに人口密集した狭い通りを何とか抜けてやっとの想い
でギャラリーに辿り着き、ご挨拶できた。その後ヨドバシカメ
ラに寄り、デジタルフォトグラファーとして必須の商品を買い
求めたが在庫がなく、しかたなく山頭火で辛味噌ラーメンを
食べ、ゲウチャイでタイ料理を買って帰ってきた。帰路、玉
川上水の桜を観に行ったが、未だ一分も咲いていなかった
から、花見には来週末くらいがいいのだろう。

2005年3月30日 Shall We Dance ジャパンプレミア
日米Shall We Danceキャスト
日本代表のバーレーン戦に後ろ髪をひかれながら、映画
『Shall We Dance?』のジャパンプレミアを取材。昨日、首
相官邸で小泉首相とリチャードギアがダンスを踊ってしまっ
たインパクトが強かったので、オリジナル日本版の周防監督
と草刈民代さんが出席するとはいえ、たぶん写真は使われ
ないなぁと思った。それでもめげずに全力で取材するが20D
での取材はもう限界で、早くmkIIが退院してこないかなぁと
いう想いが強くなってきた。昨日あれだけのことをしたのだか
ら、今回は日米の俳優同士で『Shall We Dance?』するだ
ろうと期待していたのだが、物事はそううまく運ばないものだ
。非常に下世話な見方をすれば、昨日のダンスは政治取
引みたいなものだったのではないか。

2005年3月28日 リチャード・ギア来日
リチャードギア
ハリウッド版『Shall We Dance?』のプロモーションで主演の
リチャードギアが来日。親日家であるリチャードはジャケット
をさらりと着こなして会見に臨み、手首には数珠のようなブ
レスレット(のような数珠?)が巻かれていた。映画や製作
の話もウィットに富み面白かったが、会見後にマイクを借り
て600人から集まったメディアに『EUの対中武器輸出解禁
反対』を訴えるなど、高潔な人格を垣間見せていた。
明後日のジャパンプレミアでは私も数珠を巻いて取材しよう
かな。


2005年3月27日 ポカポカ陽気
寒緋桜にメジロ
少しゆっくりめに出かけ、しつこく巡回コースを歩いた。桜は
未だだが、ポカポカ陽気の中、老若男女多くの人が春を楽
しんでいた。メジロが寒桜に群れている光景はいつもの通り
だった。午後は顔見知りのウォッチャーも多く、挨拶を交わ
し鳥見談義をしばし楽しんだ。短時間だったが、ジョウビタ
キ2羽、アオゲラ、ヒガラなど楽しむことができ、良い時間だっ
た。来週末は咲き始めの桜で凄い人出になりそうな予感。

2005年3月26日 桜を喰らうグリーンモンスター
ワカケホンセイインコ
イラン戦のTV観戦が響き、寝坊。すぐに顔を洗って出かけ
、巡回コースを歩いた。シロハラとアカハラの喧嘩、イカ
ルのさえずり、未だ残っているジョウビタキなどを楽しみなが
ら歩くと、ウグイスの練習中で下手なさえずりが聴けた。気
温はどんどん上昇し、春爛漫。歩いていて実に気持ちが
良い。桜の開花予想は明日だし実際ソメイヨシノの開花
は未だだが、ここでは寒桜が咲き誇っていて、通る人の目
を楽しませている。3週前に咲いていた木は既に葉桜にな
っていたが、正に今が見ごろの木があった。きっと何品種か
を植栽して長い期間花を楽しめるようにしたのだろう。その
寒桜にワカケホンセイインコが来て大暴れしていた。桜の花
を喰らう姿はグリーンモンスターとでもいうべきか。

2005年3月21日 春本番
イカル
3連休なのにまともに自然観察していないフラストレーショ
ンの反動で早起きし、巡回コースへ。朝は風が強く、鳥た
ちの声が良く聴こえなかった。フィールドはすっかり留鳥ば
かりになっていて、全体に数が少ない印象だった。Nさんに
お会いしたが花粉がつらそうだった。8時から12時までたっ
ぷり歩いた。留鳥ばかりとはいってもイカル20+の群れは
未だ残っていたし、ちょっぴり可哀想なルリビタキも未だい
たが、ポカポカ陽気に早咲きの桜、そしてウグイスのさえず
りが春本番だと宣言していた。

2005年3月20日 墓参り鳥観
コゲラ
彼岸の墓参り。久しぶりに家族が集まり、都内3ヵ所の墓
をまわった。こんな時でも双眼鏡は手放さない。北区の寺
では待ち時間にウグイスやジョウビタキを眺めながら弁当を
食べることができた。時折、聴きなれない声を耳にすること
があり、先祖そっちのけで声の主を探すが、それらのほとん
どは人工音なのだった。こんな子孫をもって、先祖はどう
思っているのだろう(笑)さすがに望遠を背負って墓地をう
ろつくのは行き過ぎなので、機材はいつもの『何かあった場
合に記録できる体勢』の20D+16-35だけだったが、サービ
ス抜群のウグイスやジョウビタキを眺めている内に少し撮影
したいという欲求も出てきて、ゆるりと接近を試みるが、さ
すがに35mmでまともに撮れる距離は無理(^^;
写真は35mmで撮影したコゲラの大トリミング。

2005年3月19日 MISIAを聴く
珠玉の銘酒
MISIAのライブを観にさいたまスーパーアリーナへ。何度も
仕事の撮影で来ている現場。だが、今日は仕事ではな
くプライベートなので柵前ではなく、ステージからはるかに
離れた4階席。仕事でのポジションに慣れてしまった身と
しては正直物足りなかった。しかし、ライブが始まると意
外に面白かった。日本一の女性ボーカルであるMISIAの
声はマイクなしでも届いてくるし、たぶん5階の一番遠い
席であっても、もしかしたら会場の外にいたとしても心に
深く響く、美しく力強い芸術。そして、美しい照明やムー
ビーのポジショニング、カメラワーク、数々の特効などイベ
ント全体の動きが手に取るようにわかるのだ。自分の作
品撮りなど比べ物にならない、何万という人が一体となっ
たモノ創りを存分に堪能した。
(写真はシャンパンの至宝、クリュッグ。これも芸術。)

2005年3月13日 鳥たちの動き
ソウシチョウ
少し冬に逆戻りした寒い朝、いつもの巡回コースを歩いた。先週に
比べると冬鳥が減っている印象だった。森に到着しおにぎりをかじって
いるとIさんに声をかけられた。聞くと既にウグイスが初鳴きとのこと。や
はり春だなぁと実感させられた。カラスやエナガは巣材運びに忙しく、
カラ類は活発に餌を採りながらペアリング中。興味深かったのはヤマ
ガラが白い花にぶら下がって餌を採っていた光景。蜜か、虫かははっ
きりしないが、初めて観る光景だった。特筆するものはなかったが、
オオタカがドバトをバラバラにしていたり、ソウシチョウが目の前に来る
などそれなりに面白い観察はできた。夏鳥の渡来を間近に迎え、そ
ろそろ毎朝の巡回の時期が来たようだ。

2005年3月12日 小春日和
梅にジョウビタキ
郊外でジョウビタキを撮影。風は穏やかで気温は高く、小春日和と
なった。ジョウビタキをじっくり観察すると、今までよりも動きが活発に
なっているように見え、近い内に飛去するのは間違いないと思われた
。先週、動きのあった鳥たちも数を減らしているように見えたし、いよ
いよ本格的な渡りを経て春が訪れ、ほどなく夏鳥たちが渡ってくるだ
ろう。それは、あと一ヶ月ほどでキビタキやオオルリの美声を楽しむこと
ができるということだ。初聴きがいつになるのか?今から楽しみで仕方
がない。

2005年3月11日 フランスの名匠と美青年俳優の来日
ジュネ監督+ウリエル
名作『アメリ』の監督ジャンピーエル・ジュネ監督が新作『ロング・エン
ゲージメント』のプロモーションで来日。会見には『かげろう』でブレイク
した若手美青年俳優のギャスパー・ウリエルも出席。その魅力をふり
まいていた。会見ではジュネ監督の面白いエピソードが披露された。
『アメリ』の舞台で有名になった『カフェ・ド・ムーラン』は映画ファンや観
光客が大挙して訪れるようになったのだが、実は監督や出演者がし
ょっちゅう出没している。今回の作品に出演しているジョディ・フォスタ
ーと監督がカフェの前で打ち合わせをしていたところ、そんな観光客が
カフェの外観を撮影しようとして、二人が何者かに気づかずに『写真
を撮るから、ちょっとどけてくれ』と言ってきたことがあるそうだ(笑)
『ロング・エンゲージメント』は明日から日本公開。ジュネワールドを味
わいたい方は劇場へ!

2005年3月07日 リドリー・スコット監督来日
リドリー・スコット監督と小倉優子
制作中の映画『キングダム・オブ・ヘブン』のプロモーションでリドリー・
スコット監督が来日。数々の名作を世に送り出してきた監督は私
が尊敬する映画監督の一人で、特に『グラディエイター』に関しては
何回も繰り返し観るほど心酔している。人生の中にこの映画作品
が存在したことを意気に感じるほど心酔している。その名作『グラデ
ィエイター』を今回の作品は凌駕するのだというから期待も高まる。
舞台は中世ヨーロッパでやはり剣と騎士の世界。主演は『ロード・
オブ・ザリング』のレゴラス役で大ブレイクしたオーランド・ブルーム。そ
の脇をがっちり固めるのがリアム・ニーソンやエドワード・ノートンといっ
た名優。5月の公開が待ち遠しい。それにしても最近は剣の世界を
舞台にした作品が多い。『ロードオブザリング』を筆頭に、『ラストサム
ライ』、『トロイ』、『キングアーサー』などなど。邦画もお涙頂戴ばかり
でなく硬派な名作を産み出して欲しい。

2005年3月06日 春間近
寒桜とメジロ
久しぶりのご近所鳥見。サンニッパ+20Dを担いで歩いた。いつも
の巡回コースを歩くと、梅ではなく桜が満開で散り始めだった。もち
ろんソメイヨシノでも江戸彼岸でもない。寒桜?きっと早咲きの種
類なのだろう。そこに2羽のメジロが来ていて、一心不乱に花の蜜を
吸っていた。冬枯れや雪景色の白と黒のモノトーンの光景に少しづ
つ色彩が加わってゆき、やがて本格的な春が来る。寒の戻りがあっ
たり、降雪があったりしても、季節は止まることなく移ろってゆくものだ
と実感させられた。混群を解消したカラ類が同種の群れを形成し、
繁殖の時期を迎えて忙しそうに動いているのも冬の終わりを象徴し
ているようだ。イカルの美しいさえずりを聴いたり、ツミの声を聴きな
がら、多くの鳥たちの営みを見つめ、歩いた。

2005年3月05日 雪の名残
ジョウビタキ
久しぶりに郊外へ。気の合う仲間が集い、雪残る梅林でいろいろな
野鳥を楽しんだ。主役はジョウビタキだったが、ホオジロやカシラダカ
が飛び交い、イカルのさえずりが響き、オオタカが空を舞うフィールド
は私を退屈させないし、当たり前だが北海道とは違う内地らしい
観察を楽しむことができた。朝は寒かったが、陽射しが射すと暑いく
らいで銀世界はあっという間に消えてゆき、春を感じる陽気になった
。それでも、昼を過ぎて陽射しが再び雲に遮られると肌寒く、やはり
晩冬と春の葉境なのだなぁと身体で感じた。

2005年3月02日 八木祥光写真展
写真展挨拶風景
懇意にさせていただいている写真家、八木祥光さんの写真展のオ
ープニングパーティにお招きいただき、中野富士見町へ。会場は
風景写真家の竹内敏信氏を筆頭に、各界の関係者が多数集
い、八木さんの人望の厚さを象徴していた。八木さんは趣向を凝ら
し、シタールの演奏家とのコラボレーション、最近得意の映像プレゼ
ンテーションなどを駆使し、出席者を楽しませていた。今回は八木
さんの姪御さんも同時に写真展を開催。八木さんの野の花もさるこ
とながら、ローライを駆る彼女の作品も興味深いものがあった。また
、豊橋に遊びに行きたい。


2005年2月06日 好評を博した観察会
説明風景
観察会当日を迎えた。会は三鷹環境市民連が学習会の一環と
して主催し、参加者約25名を3班に分けて、リーダーの中山さん
、ベテランのTさん、私の3人がそれぞれの班のインタープリターを担
当することになった。今日も事前の下見を行い、Tさんと共にアオゲ
ラを確認し『本番もよろしく』と出演を依頼した。アオゲラ君は幹に
向かってだが何回も頷いてくれたように見え、Tさんには首を傾げて
いるように見えたようだ(^^; 本番の主役は期待を裏切らず、アオ
ゲラ君だった。池でカモやオシドリについて簡単に解説し、素早く飛
び去ったカワセミを指差し、その後、雑木林へ入るとすぐにシメが出
迎えてくれて、ツグミが出た後にアオゲラが出てくれた。じっくり観ら
れそうだったので、他の班に連絡してみたが、それぞれ集中してい
るためか、電話には気が付かなかった。我が班で美味しい思いを
独占か...諦めかけていたら、再び別の場所でアオゲラ君が出て
くれて、他の班も近くにいたので、思わず大声で呼んだり、走って
呼びに行ったりして、3班合流でじっくりとそれを楽しむことができた
。参加者は意外な存在を目の当たりにして皆が感激してくれて、
これで観察会の成功は決まった。時間をかけて頭頂部の鮮烈な
赤色を脳裏に焼き付けて、最後に飛去する際は歓声が上がった
。移動した先ではソウシチョウやワカケホンセイインコなどの美しい
外来種も観ることができ、参加者が満腹な状況で解散するに至っ
た。喜んでいただくことが楽しみ...なんとなくインタープリターの醍
醐味を垣間見てすっかり自分が楽しくなった私は解散の挨拶で、
『目を向け、耳を傾けると、意外にいろいろな生物が息づいている
のだということが感じられます。五感を研ぎ澄まし、そういういろいろ
な存在を認識し、楽しんでもらえたら今日の会の意義があります』
と大風呂敷を広げてしまった。こちらが楽しませていただいたにも関
わらず、皆様に感謝していただき、深く頭が下がる思いだった。
どんな仕事をしていても、やはりお客様に喜んでいただくことが自ら
の楽しみなのだ、自然観察においてもそれは一緒なのだということ
を強く感じた良い時間だった。いせやでの打ち上げで美酒に酔った
のは言うまでもなく、幸せが倍増し、ついつい深く呑んでしまった。
また機会があれば、楽しさをお伝えする役目を務めたい。

2005年2月05日 下見
ダイブするカワセミ
プライベートが忙しく、なかなか思うように鳥観ができないが、
明日の野鳥観察会でインタープリターをするので、下見のために
周辺フィールドを回った。明日の本番と同じような時間に歩き、
観察対象を探す。アカハラが落ち葉をひっくり返し、モズが虎視
眈々と何かを狙っている光景がすぐに目に飛び込む。カラ類など
はいるものの、マヒワやアトリなどの冬鳥が相変わらず見かけられ
ない。でも、焦りは感じなかった。観察会本番で美しい種を観て
もらえれば多くの参加者に野鳥観察への興味を持ってもらえるの
は間違いないが、身近な環境であっても多くの種類がそこに息づ
いているのだということ、五感を研ぎ澄ませればその存在を認識す
ることができるということ、それを伝えることができれば成功だろうと
思う。『教える』のではなく、『知ってもらう』という謙虚な姿勢で
臨みたい。

2005年1月27日 ボブ・サップ
ボブ・サップ
デアデビルの新作姉妹映画『エレクトラ』のプロモーションでボブ・サ
ップが来日。格闘技をはじめとして、バラエティ番組、CMなどで
すっかりお馴染みなので、何だか逆輸入のような印象がある。
今回はお茶の間に人気のサップではなく、デビューしたハリウッドス
ターとしてのサップだということで、お約束の茶目っ気はなしだった。
その点が少し物足りない面ではあったが、それがパブリシストの方
針であれば是非もない。この人が人気があるのは頭脳明晰でとて
も優秀だということが大きいと思う。仕掛け役であるディレクターが
何を要求しているか、受け手であるお茶の間が喜ぶものが何か、
そういうことをきっちりと把握できる頭脳があるからこそ、成功を収め
ているのだと思う。今後の活躍が楽しみな格闘家、俳優の一人
である。

2005年1月22日 双眼鏡を下げた人たち
アオジ
フォーカシングスクリーン交換+ファインダー倍率upの有効性を
確認しがてら近所のフィールドを一巡した。公園に到着するなり
カナダから戻ってきた中山さんにお会いすることができ、お借りして
いた谷津干潟保護の本をお返しし、代わりに三番瀬保全の本を
お貸し出しした。バンクーバー周辺で仕事の合間に観察したいろ
いろについての土産話を聞いていると未だ見ぬ世界のイメージが
勝手に頭の中で膨らんできて、なんだかわくわくさせられた。そして
、いざフィールドへ。いきなりエナガの群れが歓迎してくれ、アオゲラ
もじっくり観る事ができた。少し距離と高さがあり、光線状態も良く
なかったので、ピント合わせの実践的テストには好適だと思い、何
枚か撮影。撮影しているとたまに見かける初老のご夫婦がやって
きたので、しばし鳥談義、写真談義。その後、2組ほど双眼鏡を
下げてフィールディングしている人と挨拶を交わした。
最近、このエリアで双眼鏡をぶら下げて散策している人を 多く見かけるようにな ってきた。都下の公園で
もそれなりにいろいろな生き物が棲息しているのだという事実を知れば 、興味を持って歩み始める人は
少なくない。自然観察の有志で不定期に開催している観察会がその一助になっているならば、意義の
あることだと思う。池に出ると、相変わらず鳩、カラス、ヒヨドリ、カモ類への餌やりが凄まじかった。七井橋
も池もスナック菓子が撒き散らかされ、週刊文春の『大馬鹿ペット飼い主跳梁跋扈』の記事を思い出し
た。もちろん、餌をやる彼らは悪意をもってそうしているのではなく、むしろ自然へ親しむとか動物愛護と
いう『よかれ意識』でやっているのだが、それだけにかえって問題は深刻だ。野生動物はペットではない。
触ったり人間が餌を与えたりして楽しむものではなく、適切な距離を置いて観て楽しむもの、ということを
啓蒙したいが、最も影響力のあるマスコミが不勉強で、この誤った自然との接し方を助長している有様
なので、どうもならない。そんな餌やりの人たちの騒ぎを尻目に、すぐ脇では美しいカワセミが淡々と餌を
採っているのだが、それに気づいている人はほとんど皆無なのが皮肉だ。公園を離れ、少し範囲を広げて
歩き、ジョウビタキを3ヶ所で確認して帰った。ピント確認をしてみると、明らかに合焦率が上がっており、
改良は成功したように思える。もう少しいろいろな条件で使ってみた上で結論したい。

2005年1月21日 フォーカシングスクリーン交換
Talberg6
メイン機EOS-1D markIIのフォーカシングスクリーンを交換した。
以前からピントの見難さを不満に感じていた。メーカーはAF使用
をベースに考えているのだと思うが、純正のスクリーンは非常にピ
ントの山がつかみにくく、折角のチャンスでピントを外してしまう悔
しい思いを何度も経験させられた。ピントの見難さ故にAFに頼
るような撮影スタイルを余儀なくされ、まずAF作動、MFで微調
整という習慣が身についてしまった。しかし、ピントの見難さに変
わりはなく、それでさえもAFがどこに合っているかを確認しにくいか
ら、結果的に微妙に外す頻度が多いことに変わりはなかった。
こんなことはCONTAXやHASSELを使っていた時代にはあり得な
かったことだ。そこで、フォーカシングスクリーンを、一部で定評ある
Talbergに変更した。ファインダーは暗くなるが、アウトフォーカスで
大きくボケるのでピントの山がとてもつかみやすくなった。さらにファ
インダーの倍率を上げるために視度補正を一杯までマイナスに
調整した上で視度補正レンズの+1を装着した。これで格段に
ピントが合わせやすくなった。しばらく使ってみて問題がないようで
あれば、このままのスタイルで撮影してゆこうと思う。

2005年1月17日 しおんイチオシ
しおんさん
映画雑誌『FLiX』の連載ページ、しおんイチオシの撮影。
毎回、撮影しながら何かしらのお話をするが、私が映画
『北の零年』とお菓子の六花亭のタイアップの話をすると、
『六花亭はマルセイバターサンドだけでなく何でも美味し
いですよね』と私が日頃から思っている点をズバリ。私は
膝を叩き、大平原やチョコマロンについて熱く語った。
たまたま出身地の話になると、彼女は兵庫の出身とのこ
と。奇しくも今日はあの忌まわしい阪神淡路大震災から
ちょうど10年。しおんさんが当時、住んでいた地域は最も
被害の大きかった中の一つで公から復興支援金が出た
地域だという。まだ、あまり深い話をしたことはないのだけ
れども、きっとボランティアなど活躍されたのだろうと直感し
た。そう感じさせられるたたずまいというか優しさがしおんさ
んから伝わってくるからだ。フジの月9は『救命病棟』の3シ
ーズン目でテーマは大災害時の救命医療。ドラマとはい
え、深く考えさせられるものがある。足元で大地震が起こ
った時、自分は何をすべきか。自分は医者ではないので
自らの身体が動くならば、一人でも多くの人を助けるべく
行動するのみだ。

2005年1月13日 オーシャンズ12記者会見
OCEANS12会見
スティーブン・ソダーバーグ監督の傑作、オーシャンズ11の続編、
オーシャンズ12の公開を目前にキャストが来日し、記者会見を
行った。この作品は主役格の俳優が多数出演するという豪華な
キャスティングが魅力の一つだが、今回の来日もジョージクルーニ
ー、ブラッドピット、マットデイモンが一同に会するという豪華なそ
れになった。会見では終始ジョークを飛ばしっぱなしで、プレスと
して客観的に冷静に対峙しなければいけない自分なのに、しっ
かり笑わされてしまった。作品も出演者全員が楽しんで取り組ん
でいる様子が伝わってくるもので、新春の必見作品といえる。

2005年1月9日 旬の鳥
ジョウビタキ
郊外で友人とともにルリビタキ、ジョウビタキ、シロハラなど旬の
鳥を撮影。この冬の傾向としてヒタキ類はそれなりに例年通り
来ているものの、マヒワやアトリなどが観られず、年末年始の北
海道でも留鳥ばかりで旬の冬鳥が不振だったことなどがある。
野に生きる生き物たちの移動の第一条件はやはり餌であり、
一連のツキノワグマ出没に象徴されるように猛暑などで国内の
実りが悪いことや、自然災害による実の激減、ドカ雪による採餌
困難など悪い要因はいろいろと考えられる。しかしながら、国外
での状況が良くわからないので結論できない。北方で餌が豊富
なので、南下する必要が少ないのであればマシで、森林火災や
サハリンの開発、地球温暖化などがジワジワと悪影響しているの
であれば、これは大いに憂慮すべき問題だと思う。何か変だねぇ
の繰り返しで、いつの間にか取り返しのつかない状況になった時
、私たちは自らの愚かさを自覚させられるのだろうか。これが大げ
さな懸念か、鋭敏な感覚か、その答えは私が生きている内には
出ないだろう。

2005年1月8日 ジブリ美術館上空のオオタカ
オオタカ
久しぶりに井の頭エリアを一周。北海道は素晴らしいが、足
元の自然の現況も常に把握しておく必要がある。気象庁の
長期予報は良く外れるという傾向があるが、実際、暖冬暖冬
と言われていたこの冬はなかなか冷え込みが厳しく、ここ三鷹
でも今朝は氷点下になった。北海道用に用意していたアンダ
ーウェアを着込み、サンニッパをぶら下げて出かけた。カラ類や
シメ、シロハラ、外来種のソウシチョウなどを確認しながら歩い
ているとジブリ美術館の前のグランドで不意にドバトの群れが
飛び上がった。敵機来襲!?と思い、上空を良く探すとオオタ
カを見つけた。群れからはぐれたドバトを追いかけるが狩りは失
敗に終わり、目線ほどの高さで10Mほど先の樹にとまろうとし
た。カメラを構えかけた瞬間、どこに潜んでいたのかカラスがか
かってゆき、とまる間もなく彼は再び飛び立ち、上空へ。そんな
自然界のドラマに気づくことなく、この都市公園に集う人々の
時間もまた、とどまることを知らなかった。

2005年1月6日 実現するということ
ヴィラデスト・ヴィニュロンズ・リザーブ2003
北海道から戻るとヴィラデストから第一弾のワインが届いてい
た。待ちに待った全てが純ヴィラデスト産の玉村豊男ワインの
第一弾配布である。シャルドネが3本、メルローが1本。記念
すべきワインはもったいなくてなかなか開けられそうにない。
会員として契約通りにこうしてワインが届けられるのはまっとう
なことなのだが、考えてみると物凄く重みのある現実である。
ここに至るまでの玉村氏の紆余曲折。血と汗と涙の結晶がこ
うして今、目の前に具現化されているという事実に感慨深い
ものを感じる。夢を描き、綿密な計画を立て、様々な障壁
を乗り越えて行動し、多くの有志の協力の下、丹精し労働
した上で出来上がったかたち。発想をかたちにするということ、
その重みと奇跡に感動させられた。敬意を払いながらコルクを
抜きたいワインたちである。

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