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2004年12月19日 地獄谷温泉野猿公苑
温泉猿
渋温泉まで来たのだから、隣近所の地獄谷温泉を見ない
手はない、ということでこれまた10年ぶりに温泉猿を観にいっ
てきた。野猿とは言っても、ここは観光のために猿を餌付けし
たものであって、あまり感心はできないのだが、温泉につかる
日本猿は世界的にも珍しいもので、海外の有名動物写真
家も来日すると必ず立ち寄る場所の一つになっている。再訪
すると、いるわいるわ、あちこちで猿が駆け回っている。もちろ
ん、お約束の温泉猿もしっかりといてくれた。一応シャッターを
押すが、今ひとつ絵になっていない。これで雪でも降れば、
撮影のチャンスなのだが...温泉よりも、川原で日本猿の
社会のいろいろな動きを観察することの方が面白かった。
渋温泉へ戻り、温泉饅頭を買って帰路へ。

2004年12月18日 渋温泉投宿
志賀高原地鶏
新幹線あさまで長野市へ。ローカル色溢れる長野電鉄に
乗り、終点の湯田中まで。湯田中から少し離れた温泉街
が目的地の渋温泉。古久屋という湯宿に投宿したのだが、ここを訪れるのは学生時代にバイクで訪れて以来、10年ぶりになる。外湯巡りが渋温泉の売りになっていて、各宿の宿泊客は鍵を借りられ、9つある外湯に自由に出入りできる。特製の手ぬぐいを購入して各湯のスタンプを押して回るという趣向が楽しめる。浴衣に着替え、温泉街の石畳に下駄の音を響かせて温泉を楽しむ粋が良い。ただ、今回は投宿した宿が源泉を6つも所有していて、内湯がなんと9湯14槽もあり、しかも部屋にも露天風呂がついていたので、外湯巡りはせず、宿の温泉を堪能した。食事も信州らしく、志賀高原の地鶏や桜鍋、川魚料理などが並び、とても食べきれないご馳走の数々に大満足した。行きも帰りもグリーン車で楽々だったし、たまにはこういう楽な旅もいい。

2004年12月11日 伊豆下田の伊勢海老漁取材
洲崎の漁師さん
シダックスの小冊子aldeの取材で伊豆下田は須崎港へ。
ここではこの時期伊勢海老が獲れて、旬の名物となってい
る。仕事は伊勢海老が漁から上がって漁協が買い取る
場面で漁師さんに伊勢海老をかかげてもらう絵作り。時間
になると、次々に漁師さんが伊勢海老を持ってくる。取材
協力をお願いするとサービス精神満点の人、シャイできっち
り撮影を断る人、さまざまだったが、基本的には陽気でノリ
が良く、良い顔をしてくれる人が多かった。取材後も陽気に
ジョークを飛ばし、人懐こく話しかけてくれる漁師さんとの
ふれあいは仕事を超えて心地良い時間だった。やはり
地方はいいなぁと思った。経済的には楽とは言えないし、
都会のように娯楽に溢れているわけではないが、それを補
って余りある人間としての本質的な悦びがあるようだ。

2004年12月10日 街田しおんさん撮影
街田しおん
映画雑誌FLIXの連載ページ用に女優の街田しおんさんを
撮影。素敵なシルクのドレスを身に纏って現場入りしたしお
んさんは到着するなり、いきなり撮影に応じた。限られた
時間の中で仕事をこなす準備をしている姿勢はさすがプロ
だと感心させられた。正直、この仕事までは名前を知らなか
ったのだが(失礼)、プロフィールを見ると結構あちこちで活躍
されているし、拝顔して『ああ、あの人だ!』とすぐに判った。
あさま山荘やドラゴンヘッドに出演されていて、テレビドラマだ
と古畑任三郎の『絶対音感殺人』が印象的だった。日舞や
カンフーを特技とする彼女はとてもさばさばした男性ぽい
魅力的な性格で、年齢をはっきり公表している点もさばけて
いて好感を持てる。


2004年12月09日 デジタルフィルム追加購入
レキサーCF
レキサーの4GBのCFを追加購入した。国内で購入する
ととんでもない費用がかかるが、海外から個人輸入すると
大幅に割安に購入できる。この所の円高に背中を押さ
れ、友人とともに共同購入した。すっかりレギュラーで仕
事をいただく大規模イベントとライブの撮影、RAWで撮影
する野鳥と野生動物の撮影、いずれの場合も2GBが2
枚だけでは心もとない。レンズ交換のラグを解消するサブ
カメラの20Dに一枚を使ってしまうと、顕著に容量不足に
陥る。止むを得ず、1GBのMDなどでつなぎながらモバイ
ルPCにデータをコピーするが、MDはハードな現場では壊
してデータを失うリスクが大きいし、PCがクラッシュしては
元も子もない。実際にMDが壊れた経験、データストレー
ジのトラブルでバックアップした撮影データを失った苦い経
験があり、データは2重にバックアップしておくことが重要だ
と痛いほど認識している。そこで今回の追加購入に踏み
切った。1DmkIIに4GBを入れ、20Dに2GB2枚。これでど
んな場面でも確実に撮影データを確保できる体勢が整っ
たし、1DmkIIオンリーでRAWで撮影する場面でも、感度
によって数百枚を撮影できる体勢が整った。プロの仕事に
妥協や失敗は許されない。

2004年12月04日 MTV COOL CHRISTMAS 2004
観客とチラチラ
年末の大仕事、COOL CHRISTMASの撮影で東京ベ
イNKへ。この現場は5月のVMAJ以来久しぶり。仕事は
いつもよりも出演アーティストが少ないけれども、KANYE 
WEST、ケミストリー、そしてBLUEと豪華な顔ぶれだった。
3アーティストとも期待を裏切らない素晴らしいパフォーマ
ンスを魅せ、観客の黄色い声も普段のイベントよりも大き
かった印象があった。舞い落ちる雪やチラチラなど特効も
派手で、一足早いクリスマスプレゼントを豪華に演出。
今回で年末の撮影仕事も一段落。ふとプライベートを思
い、クリスマスの頃は北海道にいる予定だが、どんなプレ
ゼントが待っているのだろうとあれこれ想像した。

2004年12月01日 MTV屋台
AIと安室奈美恵
渋谷AXでMTV屋台 FEAT.A.I.PARTYの撮影。R&B
とヒップホップのアーティストがAIのために競演した。動き
の激しいACTでは撮影が難しいが、それだけに良い写
真が得られた時の喜びが大きい。出演アーティストが多く
、ステージ上には最大で十数人が入り乱れるような場
面もあり、どこを捉えたらいいのか困惑させられたが、迷
っている暇はないので、直感的にシャッターを切りまくった
。サプライズで安室奈美恵が登場すると会場の熱気も
ピークに達した。イベント中に写真をハヤダシするのに、
EOS−1DMKIIのSDカード同時記録機能が生きる。
前回はスポーツ報知、今回は東京中日スポーツに掲載
された。

2004年11月30日 僕の彼女を紹介します
チョン・ジヒョン
ヨン様騒動がやっと終わり、平穏な日々が...と思う間もなく次
の刺客?が。チョン・ジヒョンと聞くと???となる人が多いと思う。
韓国俳優はとにかく名前が憶えられない。通信社に勤めているか
ら、Cameron DiazはもちろんArnold Schwarzeneggerだって迷い
なく綴りが書けるのだが、韓国俳優の名前となるとからっきしだ。
カタカナはもちろん、英文表記が難解なことこの上ない。さて、ジヒ
ョン嬢はあの『猟奇的な彼女』の主演女優。これでピンと来る人も
いるだろう。酔っているところを助けてくれた冴えない男をいきなり
殴る、あの女性である。私はブームは冷静に傍観する方なので、
韓流だからどうこうということは全くないのだが、この映画は良かった
。そのジヒョン嬢の新作が『僕の彼女を紹介します』。『猟奇的』と
同じ製作陣が贈るクリスマスプレゼントは物凄く泣けるらしい。なに
しろ試写会での号泣率83%!だという。今回はスケジュールが合
わなくてプレス試写には行けなかったのだが、劇場に足を運びたい
と思う。今回の撮影から新しいストロボ、580EXを投入。露出は
アンダー傾向だが、色温度に関しては今までよりも転びにくく、
良好な使用感である。


2004年11月23日 本田美奈子トークショー撮影
本田美奈子さん
歌手、女優の本田美奈子さんのトークショーの撮影の
依頼をいただき、渋谷のシダックスホールへ。彼女は私
の青春のアイドルの一人で、今年デビュー20周年という
事実には驚いたが、全くそれを感じさせない若さ、美しさ
、エネルギーを感じた。現在はミュージカルで活躍する機
会が多いそうで、『ミス・サイゴン』でも演じたという。話の
内容も強く好感の持てるもので、周囲の人々への感謝
の気持ちの強さには共感を覚えた。それにしても時の流
れとは面白いもので、あの時ザ・ベストテンで彼女を観
て興奮していた思春期の自分が今こうしてスタッフの端く
れとして一緒に仕事をしているのだ。あれから20年を経
たのは、当たり前だが私も同じなのだ。

2004年11月21日 郊外の湖
ハイタカ
昨日呑んだからか、ぱっと目が覚めたのでアテもなく郊外
の湖へ。ある猛禽の情報もあったが、昨年撮影したし、
今年も大勢で取り囲んで撮影するのは虐めるような気
がして気が進まなかった。それに自分で思わぬ出会いを
発見する方が百倍楽しいものだ。湖畔のフィールドは珍
しいものは特にいなくて、狙っていた紅葉と鳥も思うよう
にはいかなく、結果的には外れだったが、ふいにハイタカ
がすぐ頭上に現れ、数周帆翔したり、エナガの大群が目
の前5mの下藪で遊んでいたりと見所はあった。じっくりと
観察していて気づいたことがあり、これは今後の観察と
撮影に役立つに違いない。

2004年11月20日 久しぶりの鳥観
ルリビタキ
先週末は納品作業と冬支度に追われ、屋根の下で
快晴の土曜日を棒に振った。平日の朝探もできたのだ
が、もろもろの疲れと天候のタイミングが合わずに結局、
北海道以来鳥を観ていない状況が続いた。そのフラスト
レーションを一掃すべく、フィールドへ。もう冬鳥も揃って
いるだろうとの予想通り、畑でジョウビタキ、ツグミ、暗い
林でルリビタキなど確認することができた。
【観察種】
 1 カイツブリ        13 カワセミ       25 ヒガラ 
 2 カワウ            14 アオゲラ      26 ヤマガラ
 3 ゴイサギ         15 コゲラ         27 シジュウカラ 
 4 オシドリ          16 キセキレイ   28 メジロ 
 5 マガモ            17 ハクセキレイ  29 ホオジロ 
 6 カルガモ         18 ヒヨドリ        30 アオジ 
 7 オナガガモ       19 ルリビタキ     31 カワラヒワ 
 8 ハシビロガモ     20 ジョウビタキ   32 スズメ 
 9 ホシハジロ       21 ツグミ         33 ムクドリ 
10 キンクロハジロ  22 ウグイス       34 カケス 
11 トビ              23 エナガ         35 オナガ 
12 キジバト         24 コガラ         36 ハシブトガラス

2004年11月12日 MTV's Color Jam 2004
MTV's Color Jam 2004
依頼撮影で新木場へ。カラージャムはクラブを舞台に
懐かしのソウル、R&BのDJ、そして豪華アーティストの
競演で、オーディエンスが一体となって踊りまくる熱い
イベント。観客は入場するとすぐにアフロのズラを手渡さ
れる(笑)。スタッフもアフロを被っている人が多かったの
で、私もスタッフ、観客、なによりもイベントとの一体感
を重視し?ちょっとテレ臭かったが、アフロを被って撮影
に臨んだ(^^;開場前、脚立に上がって入場前の観客
を撮影するが、私のアフロカメラマンぶりにウケている人
、引いている人、反応は様々だった(1:9)。本番では
正直言って倖田來未が楽しみだった。彼女は期待を
裏切らず、マドンナやブリちゃんのようなセクシーな衣装
と踊りを魅せてくれた。翌日のスポーツ紙に掲載された
のも彼女の写真だった。和製マドンナと呼ぼう。トリの
シェリル・リンも迫力の熱唱だった。何より懐かしのソウル
が心地よく、本質的な良さを再認識させられた。それに
しても、アフロをかぶってマークII+Iゴーヨン一脚で撮影し
たカメラマンは私が日本初だろう(当たり前か)。

2004年11月10日 ハッスルハッスル
ハッスルハッスル
昼に新宿で風景写真界の寵児、米美知子さんの前田真三賞
受賞写真展を拝見。米さんと昼食の予定だったが、大注目の
彼女を訪ねる業界関係者は多く、食事抜きで終わってしまった。
その後、待ち時間にヨドバシに行き、Canonの新しいストロボ
580EXとバッテリーパックCP-E3を試してみた。確かにリサイクルタイ
ムは短縮化されているし、色転びも少ないようで、すぐにでも欲し
い装備だったが、ブラケットまで入れて総額8万弱は今の経済状
況では出費できなかった。待機時間の後は小川直也を取材。
森'MORRY'氏が撮り貯めた写真をMC PRESSが写真集に。
新宿の紀伊国屋でサイン会が開催された。小川さんは飄々とし
ているが、芯がしっかりしていて、イメージよりもクレバーなトークを
展開。司会役が下手な質問をして冷や汗をかいていた。そして、
大勢集まったファンと一緒にお約束のハッスルハッスル!今後の
活躍に期待したい。

2004年10月31日 東京国際映画祭2004クロージング
石原さとみ トム・ハンクス
今年の東京国際映画祭もいよいよ最
終日。恒例となったクロージングセレモニ
ーのレッドカーペットには『ターミナル』の
トム・ハンクスが登場し、石原さとみが華
を添えた。レッドカーペットの後の舞台挨
拶でトムはさすがベテランのオスカー俳優
と思わせる振る舞いとウィットなジョークで
プレスで取材している自分を数回は笑
わせた。フォトセッションになるといきなり
時計を見たり、質疑応答の質問を受け
て固まったり、実際に空港に住む羽目
になったら、と質問されて『匂うでしょう
ね』『そして腹を空かせているでしょう』
『さらに臭くなり』『誰かにすがって生きる
しかないでしょう』と場を沸かせる。石原
さとみが花束を贈呈し、盛り上がりは
最高潮に。『ターミナル』の舞台の空港
は全てセットだとか。限られた空間で
展開されるドラマはどんなものだろう。

2004年10月30日 雨の取材
イ・ビョンホンとチェ・ジウ ヘイデン・クリステンセン
朝から雨。取材には通常、脚立を持っ
てゆくので、さらに傘を持つのは少しつ
らいものがある。それにめげずに六本木
へ。今日も東京国際映画祭の取材の
続きで、休み返上。まずは『ニュースの
天才』で来日したヘイデン・クリステンセ
ンの舞台挨拶。昨晩のジョシュと同じく
若手で実力派の俳優である。ダースベ
イダーである彼はやはり作品作りに対
して真摯だ。司会の演出に合わせて
日本語で『最高』と言わされた。終わ
るやいなや、イ・ビョンホンとチェ・ジウの
フォトコールを取材。本当は外で行う
予定だったのだが、あいにくの天気だっ
たので急遽、屋内にレッドカーペットを
準備し、二人が歩いた。チェ・ジウは
新潟の被災見舞いで100万円の義援
金を贈ったのだとか。世話になっている
日本に対する恩返しだという。

2004年10月29日 会見3連発
キビタキ雌
東京国際映画祭の取材でも最も多忙な一日が来た。
まずは韓流ブームの主役の二人、イ・ビョンホンとチェ・ジ
ウの登場。映画『誰にでも秘密がある』の記者会見を迎
えた。さすがにブームの中心だけあって、朝早くから多数
の取材陣が列を作った。現場は押し寄せたプレスで埋め
尽くされ、久しぶりに機材をぶつけ合う状況になった。
個人的には韓流ブーム、というかブーム自体を斜めから
みる天邪鬼なので、仕事だから...という意識で取材し
ていたのだが、実際に目の前にしてみると、チェ・ジウは
とても美人だし素敵で、うーむと唸らされたのが正直な所
だった。映画はラブコメということもあって、面白そうだ。
会見前に二人とも新潟の被災についてお見舞いのコメ
ントをしていたのが印象的だった。
韓国スターの取材の後はベテランのハリウッドスターの会見
を取材。映画『五線譜のラブレター』主演のケビン・クラ
インが登場。ベテランハリウッドスターは身のこなしからして
エンターテイナーだった。そのユーモアたっぷりの動きは経験
と知性に裏打ちされたものだということが伝わってきた。私
が最も印象に残っている作品は『イン&アウト』コメディが
得意なケビンがその持ち味をいかんなく発揮し、笑いが
止まらなかった。オフィスに戻って映画に詳しいスタッフに
あれこれ教えてもらって『!!!』と思ったのが、この方、
あのフィービー・ケイツの旦那なのだそうだ。フィービーといえ
ば、私の世代の思春期におけるアイドル的存在のハリウッ
ド・スターだった。やはりケビンは憧れの彼女を射止めるだ
けの魅力に満ち溢れた素敵な俳優なのだ。
一度、オフィスに戻って内勤作業をこ
なし、今度は渋谷へ。やはりハリウッド
を代表するトップスターのジョシュ・ハー
トネットを取材。パールハーバー以来、
大作を嫌い、比較的に規模の小さい
作品を好んで仕事に選ぶ彼のポリシー
は『監督、スタッフと一緒に作品に携わ
る』ことだそう。作品作りへの彼の想い
はとても真摯で、もともと画家志望だっ
たということが大きく影響しているようだ
。作品『ホワイト・ライズ』は彼がパート
ナーとして認める監督と一緒に作り上
げた作品で、トロイでブレイクしたダイア
ン・クルーガーとローズ・バーンを女優と
して先に見出した作品。ジョシュは
時差ボケにも関わらず、ファンに、取材
陣にサービス精神を惜しみなく注いで
いた。

2004年10月28日 冬の空気
キビタキ雌
冷え込んだ朝、各地に渡来しているジョウビタキを探しにフィー
ルドを探索。今季初めてブレスサーモを下に着て出かけた。
歩き始めは手袋が欲しいと思ったほどで、確実に冬が近づいて
いるという当たり前の現実を実感させられた朝だった。
農地を中心に歩き回ったが残念ながらジョウビは見つからな
かった。前々期までは容易に見つけることができたのだが、
前期からほとんど姿を見かけない印象がある。それでも、
モズやカケスが観られたし、ウグイスも間近で観ることができて、
寒い朝を歩いた成果はあった。もう一ヶ所見つけたミズキの樹
の実の在庫は未だ残っていて、キビタキの雌が観られた。
アオジの声もだいぶん増えてきたようだ。
そろそろ冬鳥が揃う候となる。

2004年10月27日 スカイキャプテン記者会見
スカイキャプテン記者会見
映画『スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー』は昨晩の舞
台挨拶に続き、今日は記者会見が開催された。午前中、
地震があった際にビルのエレベーターがストップし、全体的に
進行が遅れてしまったが、今日は主役のジュード・ロウも間に
合って役者が揃った会見となった。質疑応答では時間が短くな
った中、ユニークな質問が飛び、出産後も美しさに磨きをかけて
いるグウィネスの美容の秘訣はベビーカー散歩とヨガだそうで、
ジュードに言わせると、出演者を動物に例えると彼は鷹、アンジ
ェリーナ・ジョリーは鮫、そしてグウィネスは雌のライオンだという。
吉岡美穂が花束を贈呈し、華を添えた。


2004年10月26日 グウィネス・パルトロウ来日
Gwyneth Paltrow
東京国際映画祭の特別招待作品『スカイキャプテン』の上映
の舞台挨拶に主演女優のグウィネス・パルトロウが登場。セブン
、スライディングドア、ダイヤルM、リプリー、大いなる遺産、恋に
落ちたシェイクスピアなど数々の大作で様々な役柄を演じてい
る彼女は意外にも今回が公式初来日だという(非公式には恋
人のクリス・マーティン(コールドプレイ)の来日の際にお忍びで来
ていたそうだ)。かつてブラピのガールフレンドだったことで大いに
注目され、すらりとした長身にファッションセンスの良さも認められ
て女性誌で常に指名される定番セレブになっていった。そんな
彼女、日本食が好きだそうで自分で料理することも多いとか。
特に何が好きですか?と司会に問われると、悩みながらも『サー
モンテリヤキ アンド アゲダシドウフ』と答えた。寿司とか月並み
な答えが出ると予想していただけに、揚げ出し豆腐には取材
陣もびっくり!で感心?の笑いが出た。作品は未だ観ていない
が、宮崎アニメの影響もあるとかないとかで親しみやすい作品だ
ということだ。


2004年10月24日 久々のオフ
かわせみ
仕事も遊びも少し突っ走ってしまったので、今日はゆっくり睡眠
を取り、日が高く昇った頃に公園を歩いた。これも自分の遊び
だが、今日はスローペースで行くのだ。ミズキの実の在庫はすっ
かり僅少になっていて、渡りの小鳥たちの姿も少なく思えた。
馴染みのお仲間に会い、共に土の上を歩く。久しぶりに池に
出ると、いろいろな状況が変わっていた。池が澄み切っている。
どういうわけか澄んでいる。チャコール色の池が蒼く澄んでいて
池の底に捨てられている空き缶や自転車まではっきり見えた。
水が澄んでいると見かけが綺麗だから、状況が改善されたかの
ような印象を受けがちだが、実際はそうでもない。小魚の姿が
あまり見えないのだ。小魚の餌となるプランクトンが流されて、
澄んだとしたら、それはこの地に暮らすカワセミやカイツブリに影
響することであって、あまり歓迎される状況ではない。原因に
ついてはお仲間が台風大雨説を唱えていたが、どうもそれ以
外に考えにくい。池の他の場所は今までどおりのチャコール色
でこちらではカイツブリもカワセミも活発に活動していて安心さ
せられた。池には観光客の与える餌に群がるカモたちが沢山
集まっていて、嫌な感じだったが最近は問題のあまりの大きさ
にストレートに怒りをおぼえることがなくなってきた。ある意味で
怠慢かもしれないが、社会生活とはこんなものなのだろう。
観るものもないので、場所を変えて探求してみた。ツミのいた
森を歩いてみたが、やはり鳥が少なくあきらめの境地で帰路に
向かった。帰路の途上、キビタキの地鳴きが聴こえたので、
周囲に注目すると、雌が見つかった。良く観るとここにもミズキ
の実がたわわに!しばらくじっと待っているとキビタキの綺麗な
♂も目の前に来てくれて感激した。珍しい種を見つけたわけで
はないが、今日のこんなぶらりフィールディングも大きな勉強に
なった。いろいろを発見する力がまた少し身についたのだ。こう
いうものの繰り返しでフィールドに精通し、そのまた先へ!

2004年10月23日 東京国際映画祭2004オープニング
隠し剣 鬼の爪のキャスト
今年も東京国際映画祭が開幕した。今年から会場が大きく
変わり、最近来日記者会見などで定番になっている六本木
ヒルズがメイン会場になって、従来の会場だった渋谷
bunkamuraと両方での開催となった。これから約1週間に渡っ
て多くの映画人の競演が展開され、ハリウッドセレブの来日ラッ
シュもある。オープニングの今日は恒例となったレッドカーペット
が映画祭のスタートを華々しくアピール。コンペティション、特別
招待作品など出品作の出演者、スタッフなどを中心に多くの
セレブが次々に赤絨毯を闊歩した。私はプレスとして淡々と
映画祭のいろいろを国内外に発信するのみだが、個人的に
好きな俳優、女優に関しては少し思い入れを込めて撮影させ
てもらった。特に世界発信は映画祭のテーマの一つであり、
海外で活躍する俳優が増えている今だから、取材を通じて
日本の俳優を世界中の人に知ってもらえたら意義を感じる。

2004年10月18日 冬の気配
キビタキ雄
風邪気味で体調が万全ではなかったが、久しぶりに公園へ
朝探に行った。カットソーの上からネルシャツを着ていたのだが、
肌寒く、もう上着が必要だと感じた。行きがけにキッチンはうす
のマスターに出会ったので、早いですねぇと挨拶した。公園へ
着き、小鳥の森を一周。ミズキの実が完全に熟し、ここにメジ
ロやシジュウカラ、ヒヨドリ、そしてお目当てのヒタキ類が群がって
いる。鳥たちは木の上の方で実を食べていることが多く、じっくり
と観ないと見つけられないのだが、たまに低い位置に下りてくる
ことがあるので、根気良く待っていれば写真のキビタキ♂のよう
なチャンスがある。首は疲れるが、黄とオレンジの鮮やかさが
双眼鏡の視野に飛び込んだ瞬間にそんなことは忘れてしまう
。仕事に行く前にキビタキを観る贅沢。美しいさえずりが愉しめ
ればもはや言うことはないが、それは春までのお預けとなる。
池に出て、さらに数を増やしたカモ達を観ていたら、もうすぐ冬
が訪れるのだなぁとなんだか少し寂しい気持ちになった。

2004年10月17日 バリク・ユムルタジのパスタ
バリク・ユムルタジ
撮影した2300枚余りの写真のセレクトと納品作業が終わった
日曜日、快晴を無駄にして朝寝を愉しんだ。寝坊して久しぶ
りにエレファントキッチンでランチ。以前よりも辛さが少々抑えら
れた感じのトムヤンクンはやはり美味だった。その後、公園まで
散歩してしばしバードウォッチングを愉しむ。エナガ、メジロ、
シジュウカラが出迎えてくれて、キビタキ、エゾビタキも観ることが
できた。その後、池に出るとすっかりカモ類の種類が増えていた
。オナガガモが数倍に増えていたし、キンクロハジロ、ホシハジ
ロ、ハシビロガモなども集まっていた。カワセミも飛び回っていた
。入っているというオカヨシガモを探したが、見つからず、ちょっと
悔しい想いで買い物して帰った。夕飯は先週軽井沢で買って
きたバリク・ユルムタジをパスタにした。頭でっかちのにわかグルメ
気取りは全て画一的に『カラスミ』ということにするが、これはな
かなか入手できない食材。ボッタルガはカラスミの現地名だが、
それとは違う。ボラの卵に加えてブリの卵が一緒になっている食
材である。この珍味をペペロンチーノに混ぜて食した。いつもの
定番パスタが大変身。凝縮された塩味に磯の香りは白ワイン
にぴったりな逸品だった。ただこの食材、名前が憶えられなくて
韓流俳優の名前のようだ。

2004年10月14日 ジョンレノンスーパーライブ2004
ヨーコさん
もう一つの年に一本の大仕事、ジョンレノン音楽祭2004の
日がやって来た。2001年の初開催以来、毎年さいたまスー
パーアリーナが会場だったが、今年は日本武道館での開催
となった。それが何を意味するか?ジョンがビートルズ時代の
1966年に日本で唯一公演したのがこの武道館だったのだ。
今回、38年ぶりにジョンの魂が還ってくる。この記念すべき
瞬間にスチル撮影の公式記録者として発信側として立ち
会える機会を与えられたことに感謝しつつ、人生粋に感じ
る。早めに武道館入りして下見を済ませ、段取りを頭に入
れた。直前に予定の変更などがあったが、とにもかくにもライ
ブ本番がスタート。12組のアーティストが次々にジョンの曲を
奏でてゆく。このイベントは舞台が高く、スピーカーが邪魔な
上に、ムービーがレール2台、ハンディ数台、クレーン2台入っ
ており、スチル撮影が非常に困難なので、柵前はタッグを組
んだ仲間に任せ、客席通路からの撮影に専念。満を持し
て500/4を投入した。ミュージシャンを500で撮るのは2002
年のMTV以来だった。各アーティストのパフォーマンスが全
て終わると、いよいよヨーコさんの登場!今回この記念すべ
き開催ではヨーコさんデザインのペンライト『オノコード』が観
衆全員に配られていて、この場にいる全員が一体となって
イベントを創るのだという。それを思い出して、前ばかり向い
ていた自分がふと振り返るとそこには満天の星空が...
スチルの特性上、これを表現するのは非常に難しいが、
出来る限りのセッティングを考えてシャッターを切った。全ての
撮影が終わった夜半、充実感に包まれながら自宅まで車を
流した。
満天のONOCHORD

2004年10月11日 ヴィラデストへ
ヴィラデストでの一コマ
11:30の予約でヴィラデストへ。旧軽井沢からのアクセスは
予想以上に良好で、浅間サンラインを走ればゆっくりと走って
も1時間かからない。予定通り、少し早めに到着したので、
ハーブ園からブドウ畑までをゆるりと散策。さすがにヴィラデスト
は日照率が高く、快晴で暑い中を歩いた。ブドウ畑はシャルド
ネの収穫が既に終わっていた。メルローが未だ残っていたので、
玉さんごめんなさいと思いつつ一粒だけつまみ喰いしてみた。
大地の薫り、凝縮された甘みと酸味、実りのありがたみを五感
で感じた。そろそろ時間でーす、と皆を引率すると玉さんがお
出迎えしてくれて、頭が下がる想いでご挨拶した。カフェでワイ
ンと美食を愉しんだ。やはりシャルドネは絶品だったし、なんと
言っても今日のヒットはドルチェ。タイのジャングルで採れた蜂
蜜のアイスが乗っかったクレームドショコラは逸品で、上品な甘
味と濃厚なほろ苦さが絶妙のハーモニーを奏でていた。食後
は玉さんが忙しい中時間を割いてくれて、醸造所を案内してく
れた。いろいろ説明する玉さんは忙しさを象徴するように少し
精悍に見えたが、やはり好きなことを楽しくやってまーすという
気持ちが伝わってきた。うーむ、粋だ...。忙しい玉さんに
感謝し、ショップでマグカップとオーバルプレート、スコーンとショー
トブレッドを買ってヴィラデストを離れた。周辺の海野宿を観光
し、皆に私のグルメ土産仕入れにお付き合いいただき、別荘
へ戻った。渋滞が世の中で2番目に嫌いな私は深夜帰る道を
選択。結局、今晩の夕食もご馳走になってしまった。渋滞が
終息状態になったのを見計らって暇乞いし、帰路へ。素敵な
友人たちと過ごさせていただいた時間はかけがえのない思い出
の一つに。一期一会、野生や人との出会いを大切に抱いてい
たい、そういう想いを強くした、良き空っぽの時間だった。


2004年10月10日 軽井沢
軽井沢
台風直撃の籠城戦が終わった朝、軽井沢へ向かった。友人
の写真家、土岐帆さんに別荘へお招きいただいた。以前に
お会いした際に玉村豊男さんのヴィラデストに行きましょうと
約束していたのが実現した。3連休の初日を潰された恨みを
晴らすために思い切り遊んでやるぞ!と意気込んでインターの
ETCを走り抜けた。8時台到着、天気小雨、あらら台風一過
で晴天ではないのか?とにかくまずは軽井沢野鳥の森へ。鳥
は少なくカラ類とカケス、ノスリが近くを飛んでいったくらい。期待
した?ツキノワグマも出なかった。キノコも採られているようで少
なかった。探していたベニテングダケも見つからなかった。森を
一周歩いた後、別荘へ。土岐さんに再会し、部屋の中へ
お邪魔させてもらうと広くて素敵なものだった。アーチ状の天井
、高い位置の丸窓、採光性抜群の窓からは四方の緑が見え
て液晶テレビかなにかのCMのよう。調度品も軽井沢彫で統
一されていて、土岐さんのパートナー、Nさんのセンスの良さが
伝わってきた。しばらくお話をしていると土岐さんの友人Mさん
カップルが起きてきたのでご挨拶した。天気は小雨混じりのさえ
ない空模様が続き、ブランチの後はワインを呑み始め、外出は
その後買い物に行ったくらい。夜は再びワイン。今夜はMさんの
パートナー秘蔵のシャトー・モンローズ1984と玉村豊男ヴィンテ
ージ1997を抜栓。料理していただいたペンネ・ゴルゴンゾーラと
ジェノベーゼと一緒に頂いた。夜が更けても話は尽きず、4時
間しか寝ていないのに居眠りもせずに12時過ぎまで話し込ん
でしまった。

2004年10月06日 晴れ、されど気分は晴れず
私は誰?
4日ぶりの快晴、たまりにたまった鬱憤を晴らすべく早起きして
朝探へ(アサカンはア○カンみたいなのでヤメ)。いつものように
コース上にあるking of コンビニ、セブンイレブンで最近の定番
になっている『山賊にぎり』を買って、いざフィールドへ。装備を
一通り出した所でおもむろに山賊をかじる。雨続きの後の
晴れなので渡りがいろいろと濃縮されて観られるという期待を
こめてフィールドへ視線をやる。雑木林の高い枯れ木にハシ
ブト数羽。...ん、あれはカラスじゃないかな?双眼鏡を覗く
と黄色い虹彩!オオタカだ!慌てるが山賊にぎりが未だ4分
ほど残っている。ええい、ままよ!思い切り米粒をほうばると、
撮影の準備にかかる。なぜ、空抜けのオオタカの写真に必死
になるかといえば、この地は将来的に道路になり消失する懸
念があるので、ここでのオオタカの写真は反対ムーブメントの
貴重な武器になり得るからだ。しかし、野生は待ってくれなか
った。山賊の3番目の具、昆布がしょっぺーと思った瞬間に
ハシブトの若い衆がオオタカさんにジャブをくれて、見事にチャ
ンスを奪ってくれたのだった。『これだよ!』カラスに憤りながら、
その後の展開を見守る。オオタカは若いせいか血気盛んで、
カラスを逆に追い回している。古老たちは争いに加わらず、
傍観している。頭上ではオオタカとハシブトガラスが激しい空
中戦を展開。参戦するカラスが少ないのが他の地と違うよう
だ。すぐ頭上をオオタカがびゅんびゅん飛んでいるのに、鳥に
興味のない人々が愛犬を連れていつものように散歩している
。このエリアらしい光景だ。オオタカは粘った。雑木林の別の木
にとまった。シャッターチャーンス!一脚を伸ばした瞬間、また
若い衆が邪魔した。頭上にカメラを向ける私を不思議な物を
見る視線で散歩の主婦2名。ええい、オオタカ様がいるのだよ
!その後もバトルは続き、カラス村の絶叫は最高潮に。30羽
ほどが集結してオオタカ排除運動のピケを張っていた。渡りの
小鳥がチェックできーん!泣きながらバトルの行方を見守った
。怖いもの知らずの幼鳥もさすがに多勢に無勢で去っていっ
た。脇でツミのキーキキキーという尻下がりの声が2回。なんな
んだ、私は渡りの小鳥をチェックしに来たのに!猛禽は無視
することに決めて、ミズキなどをじっくり観ているとエゾビタキが3
羽ほど群がっていた。コサメビタキも確認。キビタキの雌もいた
。やっと当初の目的に出会えた。すっかり時間がなくなり、池
に。行くなりツミが飛んできてドバトがキャーキャーいいながら
逃げ惑っていた。やはり朝探は面白い!


2004年10月02日 全国雑木林会議多摩大会分科会・交流会
第八分科会の様子
雑木林会議の2日目は分科会。10ある分科会の中から
自分の希望する内容を選択する。雑木林とビジネス、雑木
林と法制度、など環境保全に役立つテーマもあったが、初回
の参加だし、やはり机上よりもフィールドが良い!と思い、
第八分科会『雑木林と食』に参加した。長池公園を舞台に
したこの分科会では厚木の七沢森林公園で里山管理と野
遊びをしている雑木林ふぁんくらぶの横井さん、岩間さんらが
指導してくれて肉饅頭、ナンとインドカレー、白玉団子などを
作ることになった。料理はこの分科会と第10分科会の昼食に
なるという責任もあり、70名分の料理を皆で楽しみながらも
一生懸命に調理した。出来上がりは上々で子供たちも喜ん
でおかわりを食べていた。午後は簡単なネイチャーゲームに挑
戦、相変わらず野鳥の少ない状況だったが、植物の事を丁
寧に教えてくれるMさんのおかげで大いに勉強になった。ネイ
チャーゲームの答え合わせと解説で解散となり、夜の交流会
へ。交流会では多摩、町田、稲城市長の挨拶があり、その
後、宴が始まったが、ホルンやアコーディオン、ベースの演奏が
本格的だった。そして、演奏しているのは昼間料理を教えて
くれた横井さん、岩間さんで、多才ぶりに感心させられた。
イベントの合間に各地の有志にご挨拶した。その内に今度は
いろいろな素材で音を出す達人が登場。皆で原始楽器とも
いうべき道具で音を合わせ、楽しんだ。宴は盛り上がり、全て
の演奏のセッションになるとついには皆が踊り始め、宴は最高
潮に。明日の全体会、来年の岐阜大会での成功を誓って、
まもなく宴は終了した。盛り上がりはすぐには冷めず、2次会
へ。またまたいろいろな人とお話させていただき、22:00過ぎに
帰った。帯広のIさんはもちろん、多くの人々にお世話になって
しまった。また、多くの出会いを得られた有意義な会だった。
交流会の様子

2004年10月01日 全国雑木林会議多摩大会エクスカーション
エクスカーションの様子
爽やかな秋晴れの空の下、雑木林会議が多摩で開催され
た。1日目の今日はエクスカーション。いくつか用意されたコー
スの中から自分が歩きたい、聴きたい内容を選択する。机
上よりもフィールドが好きな私は、最も健脚向きの歩くコース
を選んだ。多摩センターに集合すると帯広のIさんご家族と
一緒になった。実はIさんが今回、この会を薦めてくれたのだ
。興味深い内容に加え、地元多摩でIさんにお会いできると
いうこともあり、参加を決めた。参加者が集合後バスに乗り
、里山の残る谷戸へ。案内役の方の解説に耳を傾けなが
らこの地に残された里山を歩いた。多摩も広いものでこのエ
リアに来たのは初めてだったが、谷戸田の規模が大きいのに
は驚いた。野鳥は少なく、渡りの小鳥でも出ないかなという
期待は裏切られた。主なコースから少し外れているのかも知
れない。しかしながら野鳥が出なくとも、自然好きな仲間と
秋晴れの里山を歩くのはとても気分が良いし、何やらゴール
にはビールが待っているそうだ。谷戸の風景を抜けると、
昼食となり、その後ニュータウンに入った。市街地では地形
的に谷戸の谷部分が道路になっていて、丘陵部分が宅地
になっているのが典型的な姿だった。一通り多摩ニュータウ
ンを歩いて回って感じたのは、里山を切り開いて宅地化した
のがニュータウンだが、ところどころ雑木林を残していること。
そして、行政が手入れできない雑木林を市民が里山として
手入れしていて、行政のバックアップのおかげで設備などの
面で非常に充実していること。この日は最後にどんぐり山という市民が整備している雑木林を見学したが、装備は揃っ
ているし、お酒も揃っていた。どんぐり山の会の方にいろいろ
とご馳走になり、楽しく談笑してこの日の会を終えた。


2004年09月24日 月山登頂
月山の紅葉
温泉に入り、地ビールを堪能した翌朝、月山へ登った。
予報ではあまり良くない天気と思われたが、実際には良く
晴れて絶好の登山日和となった。リフトを利用すると少し
楽に登れるのだが、始発を待っていると団体さんが来てしま
うので、覚悟を決めて一から登ることにした。なーに、こちら
はフィールディングするのだから、多少多く歩くことになっても
、その分いろいろな出会いのチャンスが広がるというものだ。
ウグイスの地鳴き、藪に逃げ込むイノシシ、この時期でも聞
こえるメボソムシクイのさえずり。それらに励まされてひたすら
登る。流れてゆく雲に見え隠れする紅葉が目に眩しい。
冬羽になったノビタキが紅葉に群れ、地鳴きした後に風に
舞ってどこかへ流れてゆく。2時間30分ほどで山頂に到着
した。ビールを一本呑み、ふらふらになりながら(標高が高
いと酔いが回る)雄大な眺めを楽しんだ。その景色を眺めな
がら、傍らにいた人と話をしたり、考え事をしたりして空っぽ
の時間を過ごした。酔いが覚めた頃、下山し、地ビールと
漬物など買って東京へ戻った。久しぶりに自然の中へ身を
置いた、そんな印象の旅だった。

2004年09月23日 ブナ林を歩く
ブナ林
山形へ遠征。月山へ登ってみようと思い立った。朝、Kさ
の家を訪ね、ご挨拶に寄った。朝食にぼた餅を出しても
らい、彼岸であることを思い出した。あんこときなこだけで
なく、枝豆のそれがあるのが東北らしい。さらに卵をたっぷ
りと抱いた天然鮎の塩焼きをご馳走になり、頭が下がる
思いだった。贅沢な朝食後、月山の麓のネイチャーセンタ
ーへ。Kさんの友人であるSさんをご紹介いただいた。森の
案内人、Sさんに月山山麓のブナ林をガイドしてもらい、
夕方までフィールドを歩いた。自然林、二次林、人工林
、森はさまざまなバランスで構成されている。森の豊かさは
各所に湧く澄んだ水が象徴していた。一口すすって思っ
た。名水百選にも選ばれる湧き水はこの森に育まれたも
のなのだ。この所の大雨や台風で老齢化したブナが倒れ
たり、枝が折れたりしていた。それは自然の営みだけでなく
、人的圧力による根の踏みつけや遊歩道の掘り過ぎに
起因するものも多く、森と人との関わり方について考えさ
せられた。寡黙なSさんの森への愛情が痛いほど伝わって
くるフィールディングだった。

2004年09月20日 ヴィラデストへ
シャルドネ
野辺山で朝の探鳥、ノビタキなどを観察してから、仲間
達と別れ、東御町へ。久しぶりに玉村豊男さんのヴィラデ
スト・ワイナリーを訪ねた。周囲の景観は前回来た時と
一変し、数々の花や野菜、そして熟した葡萄畑が華やか
な景色を描いていた。訪れる人も多く、カフェは予約して
いなかったら入れなかっただろう。玉さんは執筆で忙しいそ
うで拝顔はかなわなかったが、奥様がフロアに出て給仕を
されていたので、ご挨拶した。カフェのランチはさすがに
秀逸。2500円のコースもその内容に納得させられる。
お土産にワインを、と思ったが既に完売で、シードルを2本
買って帰った。そろそろ収穫の季節で忙しくなるだろう。
出来上がったワインが届けられる日を心待ちにしている。

2004年09月19日 白樺にエゾビタキ
エゾビタキ
早朝、車の屋根を叩く雨音に目を覚ました。雨は止みそ
うもなく、iモードで調べると予報でも芳しくない。そこで、
小鳥狙いに変更することにし、移動した。もちろん、晴天
が担保された場所へ。今年も短い白樺詣でになってしま
った、とほほ。到着後、入念に探鳥するが留鳥、漂鳥が
僅かに観られるくらい。それでもめげずに重い機材を担い
で歩き、ついに白樺林にエゾビタキ数羽を発見。彼らは
長時間その場で採餌していたので、じっくりと撮影に取り
組むことができた。その後、温泉に入り、さっぱりした所で
吉野俊幸さんの山亭へ。他の仲間とも合流し、富山朝
どりの魚と松茸料理の数々に舌鼓を打ちながら夜半まで
鳥談義に華を咲かせた。今回はタカ渡りは今ひとつだった
ものの、仲間の顔と美味しい料理に酒で贅沢な時間を
過ごすことができた。

2004年09月18日 タカ渡りオン会
サシバ
夜の内に車を走らせ乗鞍へ入った。昨年に続き白樺峠
でタカ渡りを観るのだ。今回は多くの飲兵衛仲間が参加
してくれて、にぎやかな会となった。7時くらいに現場に着く
と、既に多くの車が停められていて、さすがにお祭りだなぁ
と実感。日頃、人が集まる場所に行かない自分も、こう
いうお祭りに関してはあまり抵抗がない。例によって
キツイ上り坂を歩き、息が切れてきた頃にタカ観の広場
に到着。適当に陣取り、遠くの猛禽を探す。この日は
外れデーで、サシバもハチクマも少なく、他にツミが少し
出たくらいだった。猛禽に気を取られていると見逃すのが
小鳥類。オオルリやエゾビタキが渡っていた。昼に近くなる
と雲が多くなり、ついには雨が降ってきたので早々に終了
。観察者は200人以上いたと思われるが、出現した猛禽
類全てを合計しても人間の数の方が多かった、とほほ。
山を降りると雨脚は強まり、本降りに。この状況では観る
ものもないので、早々に温泉『湯けむり館』に入り、乳白
の湯を堪能し、風呂上りに地ビールを呑みながら仲間と
共に鳥談義。明日の天気と行動計画で悩むが、猛禽類
よりも小鳥が好きなメンバーはタカ渡りは今日ので十分
のようで、自分も写真を撮るには不向きな場所とみて他
に移動する方向になった。大雨の中、ビールとモルトを
ひっかけ、車中で眠った。

2004年09月17日 秋の渡り
オナガガモ
今日も朝観に出てみた。やはりメジロ、シジュウカラ、ヤマ
ガラの混群の中にキビタキとエゾビタキを確認することがで
きた。しかし、やはり動きが早く、高い位置をうろちょろして
いるので写真に収めることは困難だった。カルガモしかいな
かった池にはオナガガモが戻っていた。カイツブリの第三期
の雛は無事で、健やかに育っているように見えた。

2004年09月16日 秋の渡り
センダイムシクイ
初秋の涼風に誘われて、久しぶりに出勤前の野鳥観察
、通称朝観へ。久しぶりに袖を通す長袖のシャツ越しに
心地良い風を感じる。フィールドに出ると微かな一声や短
いぐぜりがたまに聴こえる。姿こそ見つけにくいが、確実に
鳥たちが潜んでいる気配を感じる。そのうちに大きな小鳥
の群れにあたった。ほとんどはメジロだが、良く観るとセンダ
イムシクイやエゾビタキ、サンコウチョウ雌まで一緒に群れて
いた。なるほど、先ほど聴いたグエッというような一声はサン
コウチョウの地鳴きだったのだ。この先2週間くらいはこのよ
うな波がいくつか観られるのだろう。春の渡りよりも鳥を探し
にくいが、また身近なフィールドでのエキサイティングな出会
いが楽しみになってきた。

2004年09月11日 フィールド一巡
カイツブリ
そろそろ本格的な渡りのシーズンになるので、何か見つけ
られないかと思い、フィールドを一周した。池のカイツブリは
前回残念ながら雛が全滅してしまったためか、第三期の
繁殖に入っており、ちょうど雛が誕生したばかりだった。卵
は3つあったのだが、2個が失われてしまい、孵化すること
ができたのは1羽のみだった。卵が失われたのには様々な
要因が考えられるが、今回は台風18号の強風の可能性
が高い。自然災害、こればかりはどうもならない。その後、
池を離れ、広範囲を歩き回ってみた。意外に多くの種類
を確認できたが、渡りに関してはコサメビタキが観られた
程度に終わった。午後はETCを取り付けてもらい、次週か
らの遠征の備えを済ませ。夜はミスターチルドレンのライブ
を観にいった。

2004年09月07日 ウィルスミス『アイ、ロボット』会見
Will Smith
話題作『アイ、ロボット』公開直前に主演のウィルスミスが
緊急来日した。会見早々にウィルはかなり流暢な日本語
で挨拶したが、それもそのはず今回が6回目の来日だそう
だ。フォトセッションの際には用意されたロボット『PINO』と
握手するなどの演出があったが得意の百面相を披露する
などサービス精神に富んでいた。我々スチールカメラはフォ
トセッション後に退出させられたが、会見ではユニークで
ウィットな受け答えがされただろう。作品も興味深い内容
で公開が楽しみである。


2004年08月26日 ポーラーエクスプレス記者会見
Robert Zemeckis
とても夢がある映画が11月に上陸する。子供の頃に夢を
与えられた絵本が映画化されるのだ。とてもユニークなの
は映画化するに際して実写化するのではなく、絵本のあ
たたかい印象の挿絵のタッチを生かすためにCGを使うこと
だ。ただ、一からCGで製作するのではなく、トム・ハンクス
が一人五役を演じたものをCGで再現するという手法だ。
どういうことかというと、身体中に無数のセンサーを取り付け
て役者スタジオの中で演技をし、それをCGに起こすから
表情までリアルなCGができるのだ。この手法をモーション・
キャプチャーという。監督のロバート・ゼメキスが来日し、
プレゼンテーションを行った。世界初公開のその映像を観
た。どちらかというと子供向けの映画かもしれないが、大人
も十分に楽しめる夢のある映画だと言える。

2004年08月25日 緑の回廊を狭め景観破壊のマンション開発
マンション建設予定地
玉川上水側のマンション建設計画反対運動に参加して
いる内に、井の頭公園につながるもう1本の主なグリーン
ベルトの基部となる神田川源流部でマンションの計画が
水面下で進行し、行政から建設のGOサインが出てしま
っていた。デベロッパーはまたもM社で、自動車なども含
め、グループ全体で世間から顰蹙を買っていることに気づ
かないらしい。例によって周辺の地域住民の反対運動が
起こったが、数回繰り返された説明会によって押し切ら
れた形である。私は何をやっていたのか。この計画に気づ
けなかった。ここの住民は何をやっていたのか。なぜ応援
を要請しなかったのだろう。上水側の住民は何をやってい
たのか。自らの住居から離れていれば無関心なのか。
両方に、さらには北海道に首を突っ込むのは私のような
自然観察者で環境面で問題を感じ、何かしなければと
行動する。自らの住まいとの関わりは関係ない。自然観
察に興味ない人々にとっては自らの生活上の諸権利と
平穏を脅かすものを拒絶するのみなのか。それは仕方が
ないと思うが、それならば横のつながりを強固にし、私の
ような自然観察者をどんどん利用してくれればいい。何
にしても重要なのは会話と対話だと思う。

2004年08月21日 ヒビを直す
フロントガラスのヒビ
いつの間にかフロントガラスに小さなヒビが生じていた。
初めは虫がついているものと思っていたが、そうではない
ということに最近気づいた。確か山形に行く際には目立
っていたから、かなり前からいつの間にか生じていたのだ
。おそらく高速を走っていて飛び石の当たり所が悪かった
のだろう。10円玉にも満たない大きさだが、ひとたび生じ
たヒビが大きく広がれば、取り返しのつかないことになる。
すなわち、フロントガラス入れ替えしかなくなるのだ。そう
なるとかなりの出費を強いられることになる。それを未然
に防ぐべく、ネットを検索。小さなヒビは修復できるのだが
、総ガラスを入れ替えるよりは安く済むという弱みにつけ
こんだ高額な商売が目につく。そんな中、良心的な価格
でやっている鶴川のヤマト自動車ガラスへ。1時間もしな
いできっちりと作業してもらい、さらにたださえ他よりも割
安な良心的な価格設定にも関わらず、遠くから来てくれ
たからと自主的に割引きしてくれて8,000円に!さらにガ
ラスクリーナーのお土産まで持たせてくれた。善意の商売
に深く頭を垂れるのみである。

2004年08月19日 サービスとは何か、商売とは何か
キッチンはうす
先週、最近気になっていた洋食屋に飛び込んでみた。
三鷹にはやっと美味しい店が相次いでオープンしてきたも
のの、洋食屋がないというのが悩みだった。やはりたまに
は美味しいオムライスなんてのを食べたくなるではないか。
ここは以前から気になってはいたのだが、とても洋食屋と
は思えない店構えだし、なんとなく敬遠していたのだが、
入ってみてびっくり!まず、晩酌セット1,000円也を注文。
おつまみ2品に生ビール2杯か1杯と酎ハイ2杯で1,000円
。このおつまみもボリュームたっぷりで、二人で2セット頼ん
だら、それでお腹が一杯になった。(これはご飯は食べら
ないな)と何か単品で頼もうかなと思っていたら、マスター
が『これはサービスです』と名物スパニッシュオムライスをふ
るまってくれた。『いや、困ります、きちんと払わせて下さ
い』と遠慮するも、支払いを固辞され、ご好意に甘えるこ
とに。この名物、ふわふわのご飯を混ぜ込んだ半熟のオム
レツで、リゾット風で少し膨れたお腹でもするっと入るし、
滅茶苦茶美味しかった。他の客がひいた所でいろいろと
お話をうかがえば、上野精養軒からスタートし、オリエンタ
ルホテルグループ、京王プラザホテルなどでキャリアを積ん
できた大ベテランとのことで納得。その方がどうして三鷹の
こんな店構えで極めて献身的な価格で絶妙に美味しい
洋食屋をやっているのか。当然のことをサービスしているだ
けです、という答えは何度聞いても半分しか納得できな
かったし、もう少し払わせて下さいと何度も頼んだが固辞
された。この名物洋食屋、場所は教えられない。なぜな
らいつもお客で一杯で、なかなか入るチャンスが少ないか
らだ。もし、首尾よくこの店を見つけられ、席が空いていた
ら、良い店に対して敬意を払い、良い客でいて欲しい。


2004年08月14日 ツミの兄弟健やか
ツミの兄弟
ある小学校の校庭に営巣しているツミのその後を観察
しに行った。雛は順調に育っていて、あと2週間くらいで
巣立ちを迎えるだろう。この雛たちには少し思い入れが
あった。別の場所で営巣したものの、カラスに追われて
遅れて営巣し直したペアの雛なのだ。しかも、移転後
も抱卵中に利用している雑木林が剪定されるという危
機があり、有志で市役所の担当部署に連絡して営巣
に配慮した作業にしてもらうなど、ささやかな保護活動
に携わったペアの雛なのだ。勝手に我が子のように思
われてツミたちは迷惑なだけだが、とにかく見守る側の
人間たちは目を細めてこの兄弟を観察している。兄弟
はずいぶんと姿が異なり、上はすっかりツミの模様で、
下は未だ真っ白な産毛に包まれている。人間の子供
のような仕草があどけないが、たまに羽ばたきの練習を
すると、成長の速さが印象的に思える。

2004年08月08日 雛1羽に
カイツブリ親子
書き忘れていたが金曜日の午後から2番子が見当た
らず、行方不明になっている。カラスや野ネコによる捕
食、他にもいろいろな要因が考えられるが、何があっ
たのかは誰にも判らない。ただ、絶望的なことは確かで
ある。ツミの巣がカラスにやられた時も思ったが、ここが
都市公園であり、餌やりという人為的な行動が多くの
生物に影響を与えていることを考えると、今回の犠牲
も野生の営みなのだから仕方がないとは割り切れない
。パンが入った袋を片手にした人が『カラスに決まって
いるよ、可哀想になぁ』と他人事のように主張する姿
には閉口させられた。公園の生物をペット化し、歪ん
だ形で自然と接しながら、間接的に他の生物を脅か
していることに気がつかない愚者に、俺は何でも知っ
ているという態度であれこれ主張され、憤りを覚えた。

2004年08月07日 友集う
ケタスコ
いつもの時間に起きて公園へ。写真機材は持たずに
スワロSTS80HDのみを持参、目的は産まれたばか
りのカイツブリの雛を多くの人々に鮮明に観てもらうこと
だ。野鳥観察が今ひとつマイナーなのはペットと違って
触れないこと、そして対象が遠いこと。双眼鏡があると
楽しめますよ、と薦めても慣れないと視野に入れるの
も難しい。こういう状況で力を発揮するのがフィールド
スコープ。視野に入れてあげて、後は覗いてもらうだけ
で楽しんでもらえる強い武器だ。大きく鮮明に観察で
きたことで結果的に興味を持ってもらえて、その次は
自前の双眼鏡で身近な自然観察を始めてもらえた
ならば最高である。オフシーズンに観察できる対象で
あるカイツブリの第二期繁殖は貴重で、声をかけた仲
間たちが沢山集まってくれて、楽しい時間になった。
カイツブリにあまり動きがない時にはスコープにケータイ
を当てて写真を撮ってみたりして遊んだ。名づけてケ
タスコ。しかし、既に先駆者が存在するそうだ。12時
にはもちろんペパカフェに入り、ギネス生で鳥談義にな
った。遠方から来てくれた仲間たちに感謝の一日。

2004年08月06日 雛順調
今日も500mmを背負って観察へ。2羽の雛は順調で
たまに巣から落ちて水面に浮かび、たどたどしく泳ぐ
光景も観られた。一つ気になったのが1番子が2番子
に対してかなり激しい攻撃を加える場面が2回ほど見
られたこと。それは兄弟でじゃれているとは思えないほ
ど痛烈で、攻撃を受けた後に2番子がぐったりしてしま
うのだ。2番子は生後1日しか経っていないとはいえ、
あまりにも弱々しく、衰弱しているようにも見えた。
散歩の人たちが次々に立ち止まり、観察している私
にいろいろな質問をし、雛たちを観察していた。明日
は土曜日で散歩の人が増えるので、写真機材は持
たず、朝からスワロSTS80HDを備え付けて、多くの
人に観察してもらい、身近な自然へ関心を持ってもら
う機会にしようと決めた。

2004年08月05日 2番子誕生
2番子
カイツブリを観にいくと既にお仲間2人が観察している
所だった。状況を聞くともう一つの卵は未だ孵化して
いないそうだ。日数計算では孵化の時期なのだが、
大丈夫だろうか。親鳥が下を気にしてそわそわして
いる?、ヒビが見える?、そんな話をしていたら、卵
はいつの間にか割れていて、雛が既に出ていた。
孵化に立ち会うのは初めてだったが、あっけないもの
だった。3番目の卵が抱卵されてからちょうど20日間
なので、やはり行方不明になった卵は2番目に産卵
されたもののようだ。とにかく、残った卵が二つとも無
事に孵化したことはめでたいことだ。孵化したての雛
は生後3日目の一番子と比べるとやはり一回り小さく
いかにも頼りない脆弱さだったが、すぐに水に浮かべ
たり旺盛な食欲を見せるのには生命力を感じた。

2004年08月03日 ヒナ誕生
カイツブリ親子
昨日の午前中、私が出勤で離れた後に雛が孵化したという情報
が入り、今朝は気合いを入れて500mmを背負って出かけた。現場
に到着すると、親鳥は丸くなって抱卵の姿勢だったが、しばらくして
立ち上がると孵化一日目の雛と未だ孵化しない卵を観る事ができ
た。産まれたばかりの雛は元気一杯で、たまに水に浮かんでぎこち
ないながらも泳ぐ姿を見せてくれた。散歩の常連さんはこの日を楽
しみにしていた人ばかりで、産まれたことを告げると皆一様に喜んで
くれた。親鳥と雛のふれあいをRAWで撮影していたら、あっという間
に2GBのCFが埋まって来たので、jpgに切り替えた。ちょうどその時
、対岸でドバトの群れが逃げ回るのが見えた。良く観るとツミが群
れを追いかけているのが見えた。昨日の個体?と直感し、とまった
薮に近付いた。通勤通学の人々が行き交う中、すぐ真上にツミが
とまっているのだが、誰も気付かないのが面白い。次に驚くべき場
面を目にした。あろうことかそのツミは子育てしているカイツブリのつ
がいの♀を襲おうとして水面に急降下したのだ。開いた尾羽のタカ
模様が鮮烈だった。しかし、やはりそんな冒険は無理だと判断した
のか、ギリギリで引き返していた。ほっとしたような、衝撃的な場面
を見逃したような、そんな複雑な心境だった。相変わらず朝の
観察はエキサイティングである。

2004年08月02日 謎の猛禽現わる ?
ツミ亜成鳥雌
久しぶりに朝の観察へ。最近購入した新兵器?panasonicの
Let's noteR3をカバンに放り込んで出かけた。Winノートを購入す
るのは初めてで今までは検討もしなかったのだが、markIIになって
撮影データが肥大化するにつけ、特に遠征での撮影データ保存
が苦しくなり、さらにポータブルストレージの不安定さへの不信と数
万円の投資を考えればPCを買ってしまった方がという判断、さら
にはwebの更新をするにはPCだと考えて試しに探してみる、Mac
=POWERBOOKでは考えられない990gという軽量さと9時間駆
動という非常に魅力的な性能を持つこの機種が見つかった。通
信社の仕事にも個人での仕事にも使える!これは私のようなカ
メラマンのためにある製品!と確信して購入を決めた。取材がな
い日は通勤前の朝観で撮影したデータを電車の中でじっくりと整
理できる...うーむ贅沢な道具だ。新兵器投入の初日、カイツ
ブリの卵は未だ孵化していなかった。そろそろ孵化してもおかしくな
い時期。卵なのを確認した後、コアジサシを期待して待ちながら
いろいろな野鳥の飛翔撮影をしていると、ふいに猛禽が現れた。
オオタカほど大きくないが、ハイタカかツミか?あいにくその時はコア
ジサシ待ちで300mm単体だったので、本当に証拠にしかならなか
ったが、とにかく何とか写っていればこのPCで確認できるのだ。行
きの電車では何カットかを拡大比較して、首を傾げる楽しい時間
を過ごす事ができた。

2004年07月30日 虹を眺める
20040730の虹
台風に翻弄される今週の天候。今日は久しぶりに虹を観る事が
できた。晴れていると思っていたら、外はいつの間にか土砂降りの
雨。しかも日射しは強いのに、だ。直感的に虹が出ている!?と
思い、仕事を中断して外を観ると予想は的中。慌ててカメラを
取り出し、非常階段へ。虹はつかもうと思うと既に消えているもの
なので、時間勝負だ。ビルの非常階段を4Fから10Fへと駆け上
がる。虹を招いてくれた雨だが、正に土砂降りで、あっという間に
びしょ濡れになった。それでも目の前に被写体が待っていると全く
気にもならず、夢中でシャッターを切った。虹は消えかかったかと
思うと、再びその濃さを増したりして、すっかり翻弄されてしまった
。びしょ濡れになりながら、フィルム1本分ほどシャッターを切った所
でこのカメラ(D60)が全く防水性がないことにはっと気付き、慌て
てかばったが、既にびしょ濡れ。オフィスに戻り水分を除去するの
に一苦労した。各ボタンやダイアルの隙間に水が入るものだが、
最も効果的なのはブロアで吹くことである。

2004年07月27日 LOVERS来日記者会見
金城武
さらに取材は続く。本日のメニューはワーナー
が配給する金城 武主演の『LOVERS』の来
日記者会見。カンヌで上映され、スタンディン
グオベーションの拍手が10分以上続いたという
傑作である。8月の公開に先立ちプレス試写
とプロモーション。来日メンバーは非常に豪華
で、金城の他に名優アンディ・ラウ、人気のチ
ャン・ツィー、そして監督のチャン・イーモウまで
登壇。300人はくだらないプレスの前で作品の
魅力を存分に語っていた。本日の主役はな
んといっても金城武である。取材は初めてだっ
たが、実に飄々としていて、それでいてインテリ
ジェンスに富み、何とも言えないカリスマ性を
発揮していた。男から見ても魅力的な男と言
える。明日も取材があり、どうなることやら、も
う一仕事である。

2004年07月23日 すっかりオフシーズン
ゴイサギ飛翔
重い肝臓を引きずって公園へ。さすがにこの時期になると鳥のさ
えずりも稀で、すっかり寂しいオフシーズンの訪れを感じる。それ
でも、池ではカイツブリが第二期抱卵中なので、孵化すればま
た観察の日々が訪れる。最近はコアジサシも見かけなくなり、通
勤通学の老若男女の脇でアテもなく待つのは無駄な気もする
。そんな状況なので、最近は朝の観察もさぼりがち。身体の疲
れが蓄積し、元通り朝寝坊の生活に戻ってしまった今日この頃
。ただ、目を離すのは見落としの危険があるので、やはりそんな
状況でも継続観察することは重要なのだろう。ゴイサギが飛び、
何枚かシャッターを切った。

2004年07月21日 i、ROBOT来日記者会見
ブリジット・モイナハン
猛暑が続き、取材も続く。本日のメニューは
20世紀フォックスが配給するウィルスミス主演
の近未来アクション『アイ、ロボット』の来日記
者会見。残念ながら来日は共演女優のみ
で主役のウィルスミスを欠き、今一つ盛り上
がりに欠けたが、予告編を観る限り、面白そ
うな映画である。来日したブリジット・モイナハ
ンはモデル出身だけあって、とても大きくスタイ
ルが良かった。この女優、日本での知名度は
未だ今一つだが、本国ではセックスアンドザ
シティやコヨーテアグリーなどのメジャー作品に
出演し、高い評価を受けている女優で、今
回の報道陣の少なさは過小評価と思う。少
なくとも、ブームに乗っているだけで演技力の
稚拙な俳優とは比較にならない実力を持っ
ているのだ。

2004年07月21日 川原亜矢子
川原亜矢子
連日の猛暑の中、取材へ。マツダが新車の
ベローサ発表に趣向をこらし、川原亜矢子
をモデルに桐島ローランド氏がベローサを撮り
下ろして、これをなんと3m以上の世界最大
の写真集に。この物凄く大きな写真集はギ
ネスブックに申請するのだそうだ。巨大な写
真集は非常に重量があり、ページをめくるの
に4人がかりでゆっくりだった。このような芸術
的な創作と新車発表をコラボする試みは興
味深く、意義があるものだと思った。川原さ
んは久しぶりの取材だったが相変わらずスタ
イルが良く、キレイだった。

2004年07月18日 青葉
アオバズク
知人と共にアオバを観に行った。雛は4羽いて、その中の1羽が
妙にハイテンションで、頭をひっくり返してこちらに注目したりして
愉快な光景だった。夏の風物詩は今年も元気に育っている。
彼らは大木の高い場所にいて動かなかったので、近くのツミを観
に行った。ここはカラスにやられてやり直したつがいで、この時期
なのに抱卵中であった。巣を覗くと雌の尾羽が見えていた。その
内に雄が近くに来たので、餌を渡すのかなと思ったら、何と雌と
交代し抱卵するではないか!ツミはいろいろと観て来たが、雄が
抱卵するという例は初めてだ。やはり先入観は敵、一概に一括
りにできないものだと再確認させられた。次にとある神社へアオバ
探しに出かけた。旧くなったアオバの羽根を拾ったが、フィールド
サインの代表であるセミの羽が見られなかったので、そこでは繁
殖していないのかなと思い込んだ。ところが知人の息子さんが高
い所にいるアオバを見つけてしまった。やはり先入観は敵である
。昼を食べて、撮影が困難なのでのんびりと一服してから元の
場所へ戻ってみた。すると動かないと思われていたアオバたちが
低い位置に降りていて、じっくりと撮影に取り組めた。ここでも先
入観はいけないと思った。

2004年07月18日 ぽわぽわ
カイツブリ雛
久しぶりで三脚を担いで公園へ。猛暑は続き、なかなか重労働だ。今日は弁天ペアの子育てをしばし観察。幼鳥3羽は順
調で、3羽ともが潜水できるようになっているのには瞠目させられ
た。それでもまだまだ産毛がぽわぽわなのが微笑ましい。もう、
かなり大きく育っているのだが、まだまだ甘え盛り。親の背中に
載ろうとするが、載りきれないで親に逃げられる様子も微笑まし
かった。七井ペアは抱卵中。到着した時は卵が見えず、親鳥も
巣を空にしていたので、まさか3個とも...カラス?とも思ったが
、隠されているだけだろうと思い直した。親鳥が戻って来ても抱
卵しないので、まさか本当に...と蒼ざめたが、その内に落葉
を除けると卵が見えて安心した。卵は3個で増えていないようだ
。すぐに観察を終え、キャンティ・セテでランチを頂いて帰ろうと思
ったが、コアジサシが気になったので公園へ戻った。15:00に1羽
飛来し、しばし楽しませてくれた。再び重いのを担いで帰宅する
とすっかり汗だくで気持ち悪かったので、シャワーを浴びた。もちろ
ん、シャワーの後の冷たいエビスは最高の味だった。

2004年07月17日 ツミ
ツミ巣立ち雛
昨晩も少し呑んだが、まあ肝臓の調子が戻っているので、調子
は上々。次の日に禍根を残さないのだ。今日から休みで3日間
は盃が逆さまになることはないが、大切なのは来週も禁酒デー
を2日間以上設けるという1点に尽きる。今日はBirdBirdさんと
共にツミを観に行った。久しぶりに巣を見つけた雑木林へ。林の
高い位置には巣立った3羽の幼鳥がとまっていた。虹彩が青ぽく
、嘴や顔全体が少し黒ぽく、何より行動がまだまだお子様だっ
た。飛び方がぎこちなく、とまるのにも足元がふらふらとおぼつか
ないのが微笑ましい。3羽ともじっとしているが、親鳥が餌を持っ
て戻って来ると、途端に雑木林の中は飛び交うツミ達で目ま
ぐるしくなるのだった。何度目かに戻って来た時には幼鳥が一斉
に地面に降りていったので、何事かと思ったが、親鳥が餌を落と
したのだとすぐに察しがついた。案の定、地上に降りて餌を食べ
ている幼鳥を見つけるに至った。なんにしても、この地の繁殖活
動がこうして順調で、元気な子たちがこの先もたくましく生きてゆ
くことこそ大切である。開発によって住宅地になってしまった周辺
環境を考えれば、残された地の保全がとても重要になってくる。
飲み過ぎも切り過ぎもいけない。

2004年07月16日 卵3個に
カイツブリ
昨晩は少し呑んだ。長年気になっていて何となく敬遠していた
蕎麦屋、桂庵に入ってみた。味のわかる選択であるエビス生、
気の利いたつまみ、程よく仕立てられた更科、評判通りなかな
かのものだった。しかしながら、たきたろうの並びの『きびや』の方
が値段、酒、つまみ、蕎麦など全て上である。『きびや』はもっと
通いたいのだが、平日の夜の営業がないのが辛い。おっと、禁
酒が明けた途端に呑み話ではいけない。今日は7:00に公園へ
。弁天ペアの様子をそっと観ると順調。脅かさないようにその場
を離れると友人のBirdBirdさんにお会いした。過労で倒れる前
に休みを取って、わざわざ井の頭まで来てくれたのだった。弁天が引っ越す前なら撮影するのに良い状況だったが、現在は弁
天は距離的に離れ、七井は抱卵中なので、あまり状況は芳し
くない。それでも、一緒に私の朝の観察におつき合いしてくれた
。七井の卵は3つに増えていて、やはり一つが真っ白だったので
、昨晩か今朝早くに産卵したのだろう。カイツブリの標準的な卵
数は4だが、明日増えているかどうかが注目される。コアジサシが
飛来し、BirdBirdさんと共に飛翔撮影した。
スタバでアイスコーヒーを呑み、解散した。

2004年07月15日 卵2個に
カイツブリ
3日間連続の禁酒は数年ぶりだろう。気力体力とも充実を感じ
る。思うに日本をダメ社会にしている一つが酒の呑み方であり、
やはり身体的にも能率を考えても、休肝日を週に2日は設ける
のが利口である。ストレスとのバランスを考えてたしなみたいものだ
。今日もカイツブリを観に行くと、卵が一つ増えていた。卵の色が
全く異なるのがはっきりと判り、一つは真っ白であった。おそらく、
昨晩か今朝産卵されたものだと思われる。今日は良く晴れてい
て、無理してゴーヨンを担いで来たのでコアジサシは来ないという
のがジンクスだったが、来てくれた。しかしながら手持ちで飛翔を
追うのも結構難しいもので、飛翔撮影はサンニッパあたりが最適
だと実感した。お仲間と共に池にブラックバスとブルーギルらしき
魚影を確認。あまり釣りをする人間は見かけないが、やはりここ
にも身勝手なアホがいるらしい。外来種によって池の豊富な在
来種が激減すれば、ここで平和に暮らすカイツブリや重要な餌
場にしているコアジサシなどに与える影響は計り知れない。餌付
け問題、ゴミ問題、さらに外来種問題で、課題は山積みである。

2004年07月14日 JPG見直し
コアジサシ
2日間連続の禁酒は何年ぶりだろうか。確かな体力の回復を
実感する。もっとも、この禁酒は呑むためのものだったりするので
長期は続けない。呑むために禁酒...他人には理解しにくい
かも知れない。今日はゆっくり目に公園へ。ゴーヨンも毎日は疲
れるのでサンヨンに軽量化し、その代わりに昨日の反省でスワロ
ELを携行。まずはカイツブリ七井ペアの巣に卵が増えているか
チェックしようと、抱卵している個体が立ち上がるのを待つ。する
と、ほどなくコアジサシAが飛来したので、サンヨンからテレコンを
外し撮影。連写している内にバッファは埋まり、待ち状態になっ
た。というのも、記者会見やイベント撮影などの取材ではJPGを
使うものの、野鳥の作品に関してはRAWでと決めているのだ。し
かし、クオリティを高めようとしてシャッターチャンスを逃すのも本末
転倒な気がしたので、思いきってJPGに切り替えてみた。すると
どうだろう、撮影可能枚数は17から一気に46枚に増え、バリバ
リ連写してもあっという間に書き込みが終了して、またフルに撮
影できる状態になるではないか。PCに取り込んで画質を見て
も悪くはないし、これからはシーンによってはJPGも使おう!

2004年07月13日 訪れた平和
クロと卵
肝臓が参っているので禁酒開始し、昨晩は何ヶ月ぶりかで呑
まなかった。内蔵から体力を回復させ、再び愉しんで呑むのが
狙いだ。今日も天気が良い。これ梅雨明けてんでないのと思っ
たが、昼には宣言が出された。7時前に公園へ到着。弁天ペ
アが見当たらなかったので、巣に直行すると、卵は消えていて、
巣は空だった。首をひねりながら池へ出ると久しぶりにコアジサ
シA1J1が来ていた。天気も良いし、少し撮影するか、と機材
を組み出すと飛び去ってしまった。その後、弁天ペアを探す事
にした。状況的に双眼鏡不要と思って持っていなかったので気
付かなかったが、弁天ペアは引っ越しを断行していた。幼鳥の
声で遠くの家族の存在が目に入り、新しい巣が完成しつつあ
るのを確認。やはり当初の巣は位置が悪かったのだ。そして、
七井ペアが抱卵しているのを確認。卵は一つだった。また、カイ
ツブリのエキスパートであるT氏によれば、先日の謎の卵はどう
もボート池ペアのものらしいとの事。うーむ、野鳥社会も複雑な
ものだ。ともあれ、これで井の頭公園のカイツブリ社会に再び平
和が訪れたのだった。

2004年07月11日 謎の卵
謎の卵
ここのところ張り切り過ぎたのと飲み過ぎたのとでいささか疲れが
出てきたので、少し寝坊することにした。それでも5時には一回
目が覚めてしまうのだから、習慣とは恐ろしいものだ。うだうだと
して結局、昼頃出かけた。心泉茶寮でランチを食べてから、公
園の池へ。今日も弁天ペアは巣を離れ、遊泳中なのがすぐに
判った。その後、移動するとお仲間が弁天ペアの巣を観察中
だった。ご挨拶して覗き込んでびっくり!卵が1個転がっているで
はないか!こ、これは???いろいろな事が推測された。弁天
ペアの卵であり、1羽失ったので産み足した?七井ペアの卵で
あり、なわばり宣言のために産んだ?他のペアの卵なのか?そ
もそもカイツブリ以外の卵なのか?なぜ放置されているのか?
謎が謎を呼び、憶測が飛び交った。こういうミステリーは自然観
察の醍醐味の一つであり、継続観察していないと味わえない
し、謎も解けない。さあ、答えやいかに?

2004年07月10日 観察会!のはずだったのに
弁天ペアと雛
予定していた通り、望遠レンズを持たずにスワロのスコープのみ
を持参して、道ゆく人々にカイツブリの子育てを『極めて明るくシ
ャープに』観てもらう即席観察会のつもりで出かけたが、到着す
ると巣から離れた所にカイツブリ家族はいて、なかなか戻らない。
仕方なく、この場所にスコープを据え付けるが、相手はすぐに移
動するし、ここを歩く人は比較的に少ないし、であまり成果が上
がらない。お仲間も何人か集まり、観察したり撮影したり、ああ
でもないこうでもないと話をするが、その後も一向に家族は巣に
戻らないのだ。そしてここは炎天下で、とっても暑い。うーむ、こ
れには参った...まあ、主役は彼らであって人間ではないので
、おいおいステージはそこじゃないよと呼び掛けても無駄だし、そ
んな阿呆な冗談はともかく、ここは真剣になぜこのような行動を
しているのか、考えたい。最初の孵化からおよそ1週間。前回観
察した七井ペアの場合、未だ巣を拠点に行動する時期だった
。たまに親が巣から離れた場所まで雛連れで遊泳しに行く事は
あっても、このように一日中離れているような事はなかった。
これはなぜか?考えられるのは七井ペアの圧力に屈していること
。この弁天ペアの巣は運が悪い事に七井ペアの巣に極めて近い
位置にあり、テリトリーの境界を少し越えている可能性が高い。
抱卵の段階からしょっちゅう両ペアの諍いは絶えなかったし、雛
が1羽減ったのも七井ペアに一撃加えられたからではないかとい
うのがもっぱらの噂である。七井ペアは現在、第二期の繁殖活
動を開始しており、非常に神経質になっている時期でもある。
何らかの原因でカイツブリが孵化後にも巣を引っ越すことは良く
あることだというが、このペアのテリトリーでは条件の良い場所は
少ないようで、何らかの手助けが必要かも知れない。一見、平
和に暮らしているように見えるカイツブリたちにも悩みや苦労は
絶えないのだ。仲間とペパカフェでギネスを一杯呑んだ後は『東
京女子大牟礼キャンパスと周辺の環境を守る会』の会合に出
席、例の高層マンション問題について打ち合わせをした。

2004年07月08日 弁天ペアの子育て
弁天ペアと雛
私が赤い野望を胸に東京を離れている間に、抱卵していた弁
天ペアが無事に雛を孵していた。2日に2羽、その後2羽が孵化
し、4羽が確認されたのだが、ちょっとしたアクシデントがあり、1羽
は淘汰されてしまったそうだ。この日、3羽が無事に育っているの
を確認でき、散歩の人々の関心も高いのが解った。朝の観察
で4GBほど撮影したが、これは多くの人に楽しんでもらうことこ
そ大切と思い、週末は即席観察会にしようと思った。オーストリ
アの珠玉を持って来て、どうぞご自由に覗いて下さい、とやるワ
ケである(高価なので倒したり指紋つけたり、壊さないでねとの
注意書きも不可欠だろう)。その現場に立て看板やチラシを用
意し、公園で生き物に餌を与えることがどういう悪影響を招い
ているのか知ってもらうこともしたかったが、こちらは用意の時間
が足りなそうだ。カイツブリたちはそんな人間たちのいろいろな思
惑とは無関係にマイペースに子育てを続けていた。

2004年07月05日 もう一つの紅
ナポレオン
3:30起床。未だ暗い内から準備を始めた。昨日のポイントへ出
来るだけ早い時間にブラインドを設営し、チャンスを待ちたかっ
た。日程も残り僅かで、午前中には勝負をつけたかった。到着
後、じっくりとあの神秘的な鳴き声を待つ。ブラインドへ入ってい
ると、すぐ上にアオゲラが来るし、クロツグミが地面で遊ぶわ、ト
ラツグミの幼鳥が低い枝にとまるわで、やはり人間がいるのとい
ないのとでは自然の動きが違うことが判った。無論、不自然な
人工物としてのブラインドや私の気配を鳥たちは知っているのだ
ろうけれども。昨日、とまった複数の横枝が狙えるよう、それでい
て昨日よりも遠い位置にブラインドを張って待ったが、この日は
午後になっても声も聴けなかった。なぜだろうか?朝から猛烈
に暑いからか。他に餌場がいくらでもあるからか。原因は判らな
いし、残念だが仕方がない。紅の鳥は来シーズンに残す課題と
し、ここは気持ちを切り替えて、楽しもうと思い直し、山を下り
た。せっかく、東京からはるか離れた所まで遊びに来ているの
である、楽しまなくてどうしようか。再びKさんを訪ね、今度はも
う一つの紅、サクランボに出会った。佐藤錦は収穫が終わって
いたので、かつてのエース、ナポレオンを少し摘み取らせてくれた
。その後、温泉に入り、板蕎麦をご馳走になり、恐縮ながらお
宅へ泊めていただいた。3日連続の車中泊でたまっていた疲れ
を癒す事が出来、私ごときにここまで親切にして下さったことに
ただただ頭が下がった。またKさんに野遊びを教わりたいし、何
か恩返しをしたいものだ。

2004年07月04日 出会い
シュレーゲルアオガエル
昨日歩き回ってみて、出した結論は餌場になりそうな場所で
待つというものだった。この時期の朝は早く、5時には十分に写
真が撮れる明るさになっている。とりあえず、ポイントと思われる
場所まで歩き、そこで待つ事にした。到着早々にKさんは朝食
をこしらえてくれた。餌場と思われる池にはオゼコウホネが咲き
乱れ、あちこちでシュレーゲルアオガエルが鳴いていて、モリアオ
ガエルの卵もあちこちにひっついていた。水中を覗くとそれらのオ
タマジャクシやイモリがわんさかいて、タニシもごろごろ転がってい
た。これは餌場に相違ないとの確信を強めつつ、赤い鳥を待っ
た。クロツグミが盛んに唄い、キビタキも負けじとさえずる。やが
て遠くの方で、お目当ての声がしたような気がした。声は近付
いてきたようで、やがて空耳かと思ったものが確信に変わった
。『来ます』Kさんに合図を送り、必死に耳をこらした。確かにこ
の池に近付いているように、どんどん鳴き声は大きく聴こえて来
る。しかし、かなり近くにいると思うのだが姿は見えない。
その時、Kさんが『あ、アカショウビン!』と声を上げた。見るとい
つの間にか池の高い横枝に赤い鳥がとまっているではないか!
いつの間にと思いながら、迷彩をまとった機材の方へそっと近寄
った。と、すぐに飛び去ってしまった。警戒心が強いようだった。
しかし、未だ声はしているので遠くへは去っていないようだ。じっ
としながら、声の方に視線を送るが、やはり姿は見つけられな
い、とその時、私の目の前わずか15mの高い横枝に真っ赤なそ
れがとまった!あまりに大胆な行動に心臓が浮いたが、こういう
時に急な動きをしては全てが水の泡だということは長年の経験
で十二分に解っているので、ゆるりゆるりと迷彩を被った望遠レ
ンズを動かし、彼を狙った。だいたい高さが合い、いざファインダ
ーを覗こうと思った瞬間、再び彼は逃げてしまった。これだけ慎
重に対応したのに、なんという警戒心の強さだろう...千載
一遇のチャンスを逃したが、悔しいよりも感心してしまった。まあ
、昨日は声だけ、今朝はばっちり姿を拝めた、次はなんとか写
真に収めたいと意を新たにし、最初よりも離れた場所で待つ
事にした。Kさんは昼食を調理してくれた後に、次の日の予定
に備えて一足先に現場を離れ、私はとにかく待った。日没近く
まで待ったが、その後は現れてくれなかった。Kさんの用意してく
れた食材をいただきながら、『明日はブラインドしかない』決意
していた。
オゼコウホネ

2004年07月03日 紅の旅
緑濃い池
金曜の夜、東京を離れ、北へハンドルを向けた。赤い鳥を探
すのが旅の目的だ。以前からネット上でお世話になっているK
さんに会うべく高速をひた走った。サービスエリアで車中泊し、
日の出と共に起きて待ち合わせの街へ。Kさんは初対面なの
に私を暖かく迎えて下さり、私はそのままお宅へお邪魔して朝
食をご馳走になってしまった。ご挨拶と軽い打ち合わせの後に
以前からKさんがリサーチしていた中で赤い鳥に出会うのに最
も有力と思われる土地へ向かう事になった。1時間半ほどで現
地に到着。ビジターセンターで情報を仕入れ、荷物を用意し
ていざ歩き出した。現地は神々しい巨木が立ち並ぶフィールド
で、アテは全くない。周辺は比較的に赤い鳥密度が濃いとは
いえ、広大なフィールドのどこに行けば観られるかも判らず、時
期的に声を聴く頻度も低く、難しい調査である。昼食を挟ん
で歩き回った結論は別の場所を当たろう、だった。その直後、
例の神秘的とも言える声が聴こえた!Kさんと共に丹念に姿
を探したが、この日は声のみに終わった。それでも、繁殖の最
盛期を過ぎているとはいえ、多くの野鳥が観られたし、Kさんの
ふるまってくれた料理の数々と1979年サンタ・カロリーナは至福
の美味だった。また、残照が消え真っ暗になった後の螢の光は
幻想的だった。

2004年07月01日 コアジサシ不発
カイツブリの卵
今度こそ天気が良いようだったので、再び早い時間に出かけ
た。お仲間に会うと、すぐにコアジサシは現れ、幼鳥への給餌
も観られたが、かなり遠かった。そうこうしている内に一回目の
チャンスが終わってしまった。天気は上々、シャッターも速くなり
、チャンスを待つのみ。しかし、待てど暮らせど現れない。違う
お仲間が来て、通勤通学の人々が行き過ぎる頃になっても
現れなかった。巣立って時間が経ったからか、朝から猛烈に暑
いからか、確かなのは今までと行動パターンが違ったことだ。カ
イツブリの巣の様子を覗きに行くと、4つの卵が並んでいて孵
化への期待が膨らんだ。このペアは2年連続で繁殖に失敗し
ているのだ。今度こそ頑張れ!

2004年06月30日 雨じゃんよ(怒)
雨のコアジサシ
コアジサシが幼鳥を連れて餌を取りに来ているという話だったの
で、これは観なければと思い、前日の予報で晴れマークが並ん
でいるのを確認して早めに就寝し、5時に起きた。外はあまり
明るくなかったが、すぐに晴れるだろうと久しぶりにゴーヨンを担
いで出陣。しかし、すぐに雨がぱらついてきた。家に引き返そう
と思ったが、予報から考えればにわか雨と思われ、すぐに止む
だろうとふんでそのまま現場へ。到着すると既にコアジサシが舞
っていた。早速、撮影に入りたいところだが、雨の降りが強まっ
たので、一時雨宿りしてから撮影しようと売店の軒先へ。すぐ
に雨が上がり、晴れて来るはずだった...が、しかしいつまで
たっても止まないし、むしろ降りは強まってきた。おいおいと思っ
てiモードのお天気サイト『お天気.COM』に接続しようとするとサ
ーバーが混み合っていてつながらない。何回かトライするが、こ
のサービスは有料ですので登録して下さいなどと見当違いのメ
ッセージ。寝不足で機嫌が悪かったこともあり、キレて登録解
除した、北海道で台風6号が気になった時もサーバーがビジー
で繋がらなかったのだ。予報が精度不足になるのはある程度
許容できるが、ここぞという時にビジーで繋がらないのでは使い
物にならない。解約されても仕方ないのではないか。雨は止ま
ず、ゴーヨンにプロサービスのレインカバーをかけ、木の枝を傘の
骨に見立て、コンビニの袋をちぎってカバーにしばりつけ、即席
の傘を作って雨を歩いた。寝不足で重いのを持って来ていて
一枚も押さないのは悔しかったので、雨の中コアジサシを撮っ
てみた。こういう写真も悪くないかも知れない。

2004年06月28日 ハリーポッターとアズカバンの囚人会見
ハリポタのスタッフの面々
人気映画ハリーポッターシリーズの第三作目『ハリーポッターと
アズカバンの囚人』の記者会見を取材。今回は主役のダニエ
ル・ラドクリフ君が来日できなかったこともあり、取材陣の数は
いつもよりも少なめだった。しかしながら、配給のワーナーブラ
ザーズ映画は衛星会見という趣向を凝らしてプロモーションに
余念がなかった。スクリーンに写るラドクリフと来日しているキャ
スト&スタッフを一緒に撮るには状況が厳しかったが、まあ、こ
んなものでしょうとやれるだけのことをやった。来日のエマ・ワト
ソンもルパート・グリントも可愛かったが、監督のお茶目さには
かなわない。会見中、そっとニコンF3を取り出しては我々報
道陣を撮ったり、キャストを撮ったりと茶目っ気たっぷりだった。
映画の方も愉しみである。

2004年06月27日 アオバズクに再会
アオバズク
アオバズクに2年ぶりに再会。ご近所で観られるのが嬉しい。
どうやら未だ抱卵中のようなので、当分は近付かないことに。
埼玉の某神社では何と電源と投光機を持ち込んで大々的
にこの小さなフクロウを撮影し、繁殖を放棄させたとの噂。
くれぐれも相手に対する影響には気を使ってもらいたい。自
分の写真のためには相手(野鳥)がどうなろうと構わないとい
う確信犯、無知や想像力・観察力不足のために気付かず
に悪影響を与えるバーダー、いずれも同罪である。こういう人
々はきっと、他人に対しても同じようなふるまいをしているのだ
ろう。モラルが欠如し、徹底的にマナー違反をする輩。気付
かない内に他人に迷惑をかけてしまう輩。生き物も人間も多
様なものとはいえ、救い難いものがある。一つ言えるのは、生
き物に優しく、マナーの良いバーダーは人にも優しいということ
。自分はいつどのように他者(野鳥も含め)に対して悪影響
を与えてしまうだろうという緊張感を持ちながら、マナーを遵
守してゆきたい。そして、確信犯はともかく、無知ゆえという
人々には、まず知ってもらうことから始めたい。皆、優しさを持
っているはずだから。

2004年06月26日 高層マンション反対!
牟礼キャンパスと周辺環境を守る会
井の頭と玉川上水の環境を脅かす高層マンションプロジェクト
に対し、有志が立ち上がった。発起人の一人であるにも関わ
らず、北海道に行っていて決起集会には立ち会えなかったが
、この日の会合には参加することができた。簡単に問題を説
明すると、牟礼地区の玉川上水のすぐ側に東京女子大の牟
礼キャンパスがあり、学生数の減少に伴って寮以外は遊休地
となっている。女子大はこれを借地にして、利益を得ようとし、
デベロッパーであるM社がこの土地を利用して高層マンション
計画を水面下で進めている。玉川上水は文部科学省によっ
て文化財保護法に基づき史跡に指定されており、周辺の景
観が保たれるよう条文で保護されている、にも関わらず今回
のM社の計画は標高の高い同地に8階立てと6階立てのマン
ションをおっ建てようという横暴な計画。標高差から考えて、プ
ラス3階分相当になる周辺に類のない高層建築物が計画さ
れている。行政の都市計画上、本来民間がこの地域で高層
建築することは不可能なのだが、M社が卑怯なのは市が東
京女子大のキャンパスを文教地区という理由で建蔽率、容
積率を高めに設定しているのを悪用してその土地を借地で転
用し、高層マンションを築き上げようとしている事。学校法人
だからこそ設定されている基準数値を民間の営利目的に転
用するつもりなのだ。国立で景観問題を起こし話題となった
高層マンション問題を知らないわけないのに、同業者として懲
りてないらしい。これに対して地域住民と自然観察の有志が
立ち上がった!私は自然観察者の立場から予想される悪影
響を発表し、武器の一つになろう。周辺に生息しているオオタ
カやツミ、コアジサシなど都指定の希少種、多くの小鳥たち、
希少な植物や昆虫、タヌキなど周辺の生態系を守り、環境
を保全するためにできることをやってみよう。
こういう時のために日頃から自然観察をしているのだ!