セミ抜け殻調査最終&練馬グリーンエネルギー設立イベント

2014年8月30日

小平どんぐり林での、今季最後のセミ抜け殻調査は天候にも恵まれて無事に完了しました。今日の収穫はアブラゼミにセミヤドリガがついているのを確認できたこと。図鑑によっては99%ヒグラシに寄生するとしていますが、ほかのセミの割合はもっと高いのでは。たぶん調査不足なのでしょう。
終了後は練馬へ移動。「練馬グリーンエネルギー」の設立イベントの撮影を担当しました。市民発電の動きが加速しています。
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セミ教育

2014年8月17日

 小平のどんぐり林で今季2回目のセミ抜け殻調査と羽化の観察会をでした。ここでもキツネノカミソリが咲いていて、植物で季節を知ることができるのはいいなぁと再認識。抜け殻調査は、レクチャーを終えた後にかかりましたが、降雨のために残念ながら中止としました。小平市総合体育館で、用意していた雨天プログラムを少しやりました。
 一旦、どんぐりの会のスタッフとも解散し、ドリアンへ。お目当てのブルーベリーを使ったケーキは売り切れだったので、ニューヨークチーズケーキとアイスコーヒーをいただき、「図解 感覚器の進化」(岩堀修明 講談社ブルーバックス)を読んで、羽化観察会の時間を待ちました。18時をまわったので、すっかりぬるくなったアイスコーヒーを飲み干して出陣。どんぐり林へ行く途上、羽化を探しました。アブラゼミの羽化を2カ所見つけて、うふふで集合場所へ。
 小金井から来てくれた親子がキーマンです。親子ともにセミの羽化を見たことがないという。4歳のかわいらしい娘さんは写真も撮りたいと意欲満々!二人に神秘的な行為である羽化を見せるべく、挨拶もそこそこに出発。事前に見つけていたアブラゼミ羽化に直行しましたが、両方とも翅の乾燥プロセスに入っていて、動きがない状態でした。そこで他を探し、いろいろな段階の羽化を発見。その後、アブラゼミ以外も観たいねという声もあったので、どんぐり林内に入って、ツクツクボウシの羽化が始まったばかりのを見つけました。落ちた枝が引っ掛かっている不安定な環境での羽化でした。
 もう、皆で成り行きをじっくり観察しました。ツクツクボウシは思わせぶりで、体を抜け殻に対して直角にした位置で静止し、つかみにいくかと思えば、だらんと落ちそうにぶら下がりました。体の色も濃くなってきて、(これは失敗か)(ライトを明るくあてすぎたか)など皆が不安になりながら見守っていると、15分ほど待ったでしょうか、きました返しが!そしてもろい抜け殻をがっちりつかみ、尻を抜く感動的な瞬間を迎えました。拍手も出ました!翅も伸びました。
 その後、iPadに仕込んできた「セミのこと」で話をしました。100%伝わらないのでここでは省略しますが、セミは一所懸命に淡々と生きている生きものです。セミは、生命の大切さを伝えてくれる生きものです。もう随分見てきましたが、ますますセミを見直す今日この頃です。
 「新月」で打ち上げのつもりでしたが、ちょうど店に着く頃にのれんをしまっていたので、中華の「龍」にしました。安くて美味しくて、地元コダイラーのススメに間違いはありませんでした。ここでは神尾さんの神言葉「セミは産まれた木に帰るのかな」が私の心に突き刺さりました。そんな美しい物語を考えたことがなかったのです。「つけるのは簡単だけど、とるのは大変」という、お腹の肉の言葉とともに、私に刺さった言葉です。
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井の頭セミ抜け殻調査2本目&112回井の頭かんさつ会

2014年8月9日

昨日は一日中、セミ尽くしでした。午前中は井の頭公園での2回目の調査、自然観察指導員仲間の小泉さんと堀さんに応援に来てもらい、先週町会のイベントに来てもらった親子も参加してくれました。
夕方からは112回目の井の頭かんさつ会。8月開催は真夏の恒例、夜のかんさつ会です。台風の影響で雨プログラムが必至と思い、私は午後、セミに関するプレゼンを懸命に編集しましたが、晴天率9割以上の井の頭かんさつ会はここでも健在、天気予報をくつがえしました。かんさつ会のクライマックスは神田川のアブラコウモリ。橋から観察すると、コウモリが目線か下を飛び回ります。眺めていると、自分にぶつかってきそうになり、思わず声が出ます。かんさつ会後はこれも恒例の親睦会。吉祥寺のイタリアンで盛り上がりました。
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セミの羽化について思うこと

2014年8月6日

毎年、真夏の日比谷公園で開催している恒例行事「セミの羽化観察会」。
主催はNACOT(NACS-J自然観察指導員東京連絡会)です。
老若男女50名ほどの参加者をお迎えしました。
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夏の夕べ、暗くなると、セミの幼虫が地上に出てきて木に登り、羽化します。
セミの羽化は、幼虫から直接、成虫になる不完全変態です。
ほかの昆虫の羽化に比べて、観察しやすく、短い時間で観察できます。
羽化は美しく、不思議で、神秘的です。何回見ても、見飽きません。
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観察会中、子どもたちが少し騒いでいました。
「この幼虫、なんかおかしいよー」
見ると、一匹のセミの幼虫が、たくさんのアリにたかられて
弱っていました。いや、弱っていたのでアリにたかられたのかもしれません。
その時、案内していた仲間の指導員が「かわいそうだねー」と言いました。
私は、その言葉に違和感を覚えました。なぜなら、それは自然界で
ごく当たり前の営みであり、そういうものだからです。
私は「かわいそうなのではなく、アリの役に立っているんですよ」と
口を出しました。仲間は「5年も待って、やっと地上に出たのに」という。
私は「5年間生きて、他の生き物の糧になって生命をまっとうしたのです」と
言い直しました。子どものそばにいたお母さんは、
「そういう見方もできるんですね」と言いました。

自然界にはセミを食べる生き物がたくさんいます。
夕方になると、どこからかヒキガエルが出てきます。
暗くなると、セミの幼虫が地上に出てくることを知っているのです。
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今夕は大勢の人がいるからか、とまどっていたアズマヒキガエル

木に登っていた幼虫がキイロスズメバチに襲われ、
何回も何回も体をもぎとられていました。
スズメバチは何往復もしていました。
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どちらも、他の生き物の糧となって天寿をまっとうしたのです。
アリやカエル、スズメバチだけではありません。
セミに寄生するヤドリガ、ハシブトガラス、シジュウカラや
ヤマガラなどの小鳥、タカの仲間のツミ、土の中ではモグラ、
細菌類、冬虫夏草のセミタケなど。幼虫も成虫も、多くの生き物と
つながり、その糧にされているのです。
すべての幼虫が無事に羽化できてしまったら、これらの生き物たちが
困ることになります。生態系のバランスが崩れてしまうのです。
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無事に羽化する幼虫、他の生き物の糧になる幼虫。両方いるのが、
ごく当たり前の自然界の営みです。
今日の観察会のテーマはセミですが、セミを主役だと考えたり、
えこひいきするのは間違っているのです。
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5年間生きてきたことを無駄にしてしまうのは、観察会中に
私たちが幼虫を踏み殺してしまうこと。それこそ、かわいそうです。
羽化の観察会では極力、足元に注意して移動しなければなりません。
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短い時間に、身近な環境でこれだけのことを学べるのです。
とくに子どもたちには、こういう自然観察の経験が絶対不可欠です。
生命や生き物、自然の大切さと尊さをライブで知ることができるからです。
若年層の猟奇的な事件が後を絶たないのも、こういう経験が不足している
からかもしれません。私たちの活動には大きな責任と意義があるのです。

美しく、不思議で、神秘的なセミの羽化は、
多くのことを教えてくれます。

どんぐり林のセミ抜け殻調査1回目

2014年8月2日

本日は小平でのセミ抜け殻調査の今シーズン1回目でした。20人ほどの参加者とスタッフで抜け殻調査に取り組みました。皆、暑い中よく頑張りました。アジアンキッチンバワナでランチをいただき、しょう'sベーカリーで美味なるパンを買い込んで井の頭へ戻りました。
調査は7~8月に3回やります。次回は8月16日土曜日。午後からスタートし、ヒグラシの声を聴きながら一休みした後は、羽化の観察会もやります。
http://dongurinokai.net/?p=5121
終了後は黒づくめに着替えて、武蔵野公会堂へ。NPOむさしの自然エネルギーの設立記念フォーラムの公式撮影を担当しした。飯田哲也さんの基調講演が見事でした。
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城川四郎先生と神奈川キノコの会

2014年7月20日

神奈川キノコの会の定例観察会にゲスト参加し、大船郊外の鎌倉中央公園で観察会を観察しました。キノコ(菌類)の探し方や見分け方、菌類をテーマにした自然観察会の進め方なども参考になりましたが、何より魅了されたのは、会長の城川四郎先生の笑顔です。私のような飛び入りの素人も笑顔で歓迎してくれ、一日懇切丁寧にお付き合いしてくれました。そして、先生の笑顔の源泉である「スキ」と同定に関しての慎重さに感じ入りました。城川先生は菌類のスペシャリストですが、山と渓谷社「樹に咲く花」合弁花・単子葉・裸子植物も執筆していることに帰宅してから気づき、尊敬すべき大先輩だと再認識しました。
私も、もっとステキな笑顔が出るほど、生き物をもっとスキになろう!
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111回井の頭かんさつ会

2014年6月29日

かいぼり後の池

7月の井の頭かんさつ会は、かいぼり後の池がどう変わったかをみんなで一緒に確認しました。今年は弁天池だけ、かいぼりができませんでしたが、そのことで池の透明度の違いを比較することができました。
井の頭池には、それまで絶えていた水草が何種も生えてきて、繁殖できなくなっていたカイツブリは3ペアが繁殖しています。池の中も外も、生き物が増えています。でも、やはり初回のかいぼりは不完全ですから、しっかりやっていれば、もっと透明度は高くなっていたかもしれないし、水草ももっともっと茂っていたかもしれません。外来魚も増えてきています。今日は、かいぼり実現の行政側の立役者の田中淳一さんも参加してくれました。私たちやNPO生態工房が提案し、熱心に勉強した上で上部にかけあって彼が敷いてくれた「複数回のかいぼりを実施する」という計画を行政と一緒に実行し、2年後、3年後にもっと完全な形でのかいぼりを実現できれば、もっともっと生物多様性が豊かな池にできます。市民が行政と一緒になって努力すれば、環境を良くし、生態系を復活することはできるのです!あらためて一つの大きな目標を再確認した会になりました。
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「世界で一番美しいイカとタコの図鑑」(エクスナレッジ)

2014年7月1日

遊び心満載の写真集図鑑

 制作を担当した「世界で一番美しいイカとタコの図鑑」(エクスナレッジ)が書店に並び、私の手元にも見本が届きました。
 美しいヤリイカの幼体の作品が表紙(佐藤長明さん撮影)で、帯にはダイオウイカ拓!ちょうど一年前くらいに、本社のスタジオで複写してもらいました。こんなユニークさもある、美しくて遊び心いっぱいの本です。表紙をめくると折り込み付録のダイオウイカ拓が綴じ込まれていて、これを広げるとびっくり!なんと1.3mもあります(綴じ込んで1.25mほど)!左3回右2回の観音開きは実物の1/6スケール。機械では折れないので、パートのおばちゃんの手折りだそうです。こんな遊び心満載でユニークな仕掛けが施してあります。
 版元であるエクスナレッジさんから頭足類(イカとタコ)の大図鑑を出したい、と相談を受けたのは2013年。少し時間がかかってしまいましたが、こうしてようやく世に送り出すことができました。
 原稿(各イカタコの解説文)は若手ナンバーワンの海洋写真家、峯水亮さんに執筆をお願いしました。クラゲや甲殻類の図鑑も執筆し、生物に関する知識が研究者なみに豊富な峯水さんは、この仕事に適任でした。監修は、ダイオウイカ研究の世界的権威である窪寺恒己先生に思いきってお願いし、ご快諾いただきました。デザイナーは「世界の美しい透明な生き物」「世界の美しい飛んでいる鳥」と同じセキネシンイチさんが手がけました。エクスナレッジが開拓した「写真集図鑑」はセキネシンイチさんの優れたデザイン力が大きく貢献しています。 この最高の布陣に、アマナイメージズとネイチャー・プロダクションが世界中から集めた、頭足類の美しい写真の数々が加わり、肉が付きました。集めた優れた作品群はこの業界のベテランにして第一線である阿部秀樹さんや山本英暎さん、フォトナチュラリストのTony Wuさん、高名なMark Norman博士など、名前を挙げれば枚挙に暇がないオールスターキャスト。そして峯水亮さんや佐藤長明さんをはじめ、国内で活躍する比較的若手(失礼!)写真家に核となる作品をご提供いただき、この奇抜で美しく、専門的かつユニークな写真集図鑑が完成しました。知っているようで知らない、イカとタコの世界を完全保存版の美しい本でぜひ探求してみて下さい!
 A4変形の大型本はハードカバーで272ページもあり、前述のダイオウイカ拓もついて3600円+税とお得。、魅力的な裏話を明かしてしまうと、日本で最も白い紙(特注)を使い、全ページ4色+ニスの5色仕様。ただの本ではなく、所有する品として最高に豪華な工芸品と言い切ってしまいましょう!一家に一冊、ぜひどうぞ!!!
http://www.amazon.co.jp/…/aw/d/4767818…/ref=redir_mdp_mobile
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活動記録目次
2017年
2017年のおもな活動

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2014年1月~6月

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