110回井の頭かんさつ会
「のぞいてみよう!ふしぎなクモの世界」

2014年6月29日

井の頭かんさつ会は10年目、110回目にして初めてのテーマ、「クモ」に取り組みました。定員20名に絞った参加者を3斑に分け、普段ほとんどじっくり観察することのないであろうクモの世界の観察をご案内しました。今回私は記録係で後ろにひいていましたが、井の頭初登場のオオゲジ(クモではありません)や、ハンミョウの幼虫に生える冬虫夏草なども見つかり、なんとも奥深いかんさつ会になりました。
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吉祥寺駅にアナグマ!?

2014年6月16日~21日

吉祥寺駅にアナグマ出没!?

 吉祥寺駅の北口を出てすぐの場所に、二ホンアナグマが出没していました。場所は関東バスの案内所の上の部分で、駅ビルの2階部分にあたります。
 野生動物であるタヌキやハクビシンは都市適応し、街中で見かけることも珍しくありませんが、アナグマは前代未聞です。しかも、井の頭公園に隣接するお店や住宅地ならまだ考えられないこともありませんが、吉祥寺のど真ん中の商業ビルに出ていたのです。
 アナグマは1日数回、通勤通学や買い物の人々の往来の前に姿を現し、気づいた人たちは写真を撮っていたそうです。長いときは1時間も「出演」していたそうです。
 最初に発見されたのは16日月曜日。駅ビルの管理者であるアトレ吉祥寺の従業員に状況が伝えられました。アトレの方は、このような突拍子もないケースへの対応に苦慮し、井の頭自然文化園や武蔵野市役所に相談しましたが、いずれも管轄外として積極的な対応をしてくれません。そこで、出入りの業者に依頼して捕獲を試みました。
 私が仲間のFBでこの「事件」を知ったのは18日水曜日。初動が遅れたのが本当に悔やまれますが、とにかくまかり間違って殺処分にならないよう、先手を打つべくアトレの担当者に連絡しました。その後、自分のネットワークを駆使し、井の頭自然文化園長に相談したり、NHKの「ダーウィンが来た!」でも紹介されていた、国際基督教大学で構内のアナグマを研究している研究者に連絡し、捕獲後に引き取ってもらう道を整備しました。
 最終的にはアナグマ研究の第一人者、東京農工大の金子先生に預かってもらうというところまで具体的に体制が整ったのですが、アトレの担当者が今一つ鈍い人だったので、捕獲業者の連絡先を私に知らせず、捕獲後に連絡をくれるという約束も守られなかったので、私の知らない間に捕獲と放獣が済んでしまいました。捕獲業者は都庁の環境局鳥獣保護係に連絡し、あろうことか多摩川の河川敷に放獣したのです。これはあまりいいアイデアではありません。私は今後のことを考え、多摩環境事務所の鳥獣保護係に連絡し、研究者に預けるのが好ましいこと、その橋渡し役として協力するとして、連絡先を伝えました。
 野生動物に詳しい知人によれば、昨年西荻窪でもアナグマが出没していたそうです。また、福岡の住宅地にも出没するなど、生態と身体の構造上都市適応が苦手なアナグマの適応が進んできているようです。これを、決して自然が豊かなのだと勘違いしてはいけません。オオタカ、タヌキ、ハクビシン……多くの生き物たちが、生息環境が悪化するなかで、なんとか生き延びようとして都市に適応し、しようとしているのです。そして、アナグマも都市に適応すべく、あがき始めているところなのかもしれません。今後も注目していきたい動物の一つです。(写真:小松由美)
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福島県で釣りを楽しむ会

2014年5月31日~6月1日

奇譚クラブさんに同行し、福島県川内村へ。渓流釣りをして、魚が含む放射性物質を調べるイベントに参加してきました。森林と異なり、農作物は放射性物質を吸収しにくいという話が興味深かったです。私の釣果はイワナ、ヤマメ各1匹。とりあえずボウズは免れましたが、4回もバレて悔しかったです。翌日は福島原発の近くまで行きました。
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第486回自然観察指導員講習会

2014年5月24~25日

NACS-J(日本自然保護協会)主催の自然観察指導員講習会が高尾のわくわくヴィレッジで開催されました。私はいつものように運営スタッフ兼観察会講師としてお手伝いしてきました。私が「自分活動」のきっかけとなったこの講習会を受講したのは2005年8月、相模原での開催でした。それが368回でしたから、それから100回以上開催されているのですね。写真は恒例の大集合写真。今回も新しい自然観察指導員60名を世に送り出しました。講習会はゴールではなく、スタートライン。ここから継続して活動を始める人をたくさん育てなければいけません。フォローアップしていきます。
自然観察指導員講習会について
https://www.nacsj.or.jp/sanka/shidoin/
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第10回月夜の幻燈会「かしわばやしの夜」

2014年5月16日

林全体を作品として撮る

小平中央公園のどんぐり林に行ってきました。「月夜の幻燈会」は林を使った芸術活動です。宮沢賢治作品を数多く手掛ける画家、小林敏也さんの画、地元で生まれ育った女優、鍵本景子さんの朗読と歌、叩くこと、吹くことに長けた音楽家の演奏が協演し、宮沢賢治の世界を夜の雑木林に表現するライブです。私は前回、打ち上げの席で「次は林や観客全体を俯瞰して撮りたい!」ということを宣言しました。今回、仲間が足場を作ってくれたことで、それが実現しました。
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玉川上水ネットリレーウォークvol.6井の頭公園編

2014年5月11日

井の頭公園をトータルでガイド

 昨日に続いて、井の頭公園での自然観察会を案内しました。
 今日は玉川上水流域の市区で活動する団体の集合体、玉川上水ネットのイベント、リレーウォーク(上水の起点である羽村から、終点である皇居までを複数回で歩くイベント)の井の頭公園編としての観察会でした。
 昨日の井の頭かんさつ会は「野鳥観察」がテーマでしたが、今日は井の頭公園の歴史、史跡から玉川上水、自然観察全般まで、トータルでガイドしました。自然観察指導員の仲間にサポートしていただき、4班で案内しました。久しぶりに公園の歴史や弁財天、史跡などについて深く勉強した私は、池周りではツアー添乗員(笑)最近ワイナリーツアーもやっていなかったので、久しぶりに添乗員気分を味わいました。
 御殿山に上がって以降の後半は自然観察中心にしました。ほとんど終わっているキンランと環境の関係についてお話し、センダイムシクイ、キビタキなどの夏鳥を観察し、このエリアで最も生物多様性が豊かで、歩くのが気持ちいい玉川上水沿いを楽しみました。時間になり、解散場所へ向かった時、ひらりとキビタキが私の目の前に降りてきました。そのときのきらめきは、私がこの活動を始めた原点かもしれません。こういう出会いがあるので、自然観察はやめられないのです。
 最後のまとめでは、連休に小平と久我山で観察会を案内したこと、どちらも都道の整備によって環境が大きく改変される、されていることを紹介しました。どちらも今後も推移を見ていかなければなりません。二度と同じことを繰り返さないために。この地も都市計画道路の線は引かれているが、絶対に死守します。そのために、毎日記録をとっています。仲間をつくっています。自然観察は趣味だけではなく、状況の監視でもあります。これからも木だけでなく、森と人を観ていきます。
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109回井の頭かんさつ会「春の野鳥観察会」

2014年5月10日

春の渡りを楽しむ

 60名近い参加者を迎え、5月恒例の野鳥観察会を開催しました。多くの参加者のお目当ては夏鳥でしたが、今季井の頭公園ではゴイサギが繁殖しているなど、見どころが多い会になりました。昨年は早朝7時スタートにしたところ、気温が低くて夏鳥の行動が鈍かったので、今年は8時スタートにしました。キビタキのさえずりは5カ所で確認。センダイムシクイのさえずりも。ただ、声はすれども姿は……で、初心者にはなかなか手ごわい鳥観になりました。でも、今日が初参加で初めてのバードウォッチングという会社の同僚がしっかりとキビタキの姿を捉えていました。これぞビギナーズラックでしょうか。
 リピーターの方々に加え、公園で声をかけた人や、大切な友人たちも多く参加してくれて、皆で一所懸命鳥を探しました。10時でいったんまとめ、11時過ぎまで延長戦。参加した20名ほどの方々は10時までに見られなかったアオゲラなども観られました。
 玉川上水の上流は小平、下流は久我山。この連休は両所で観察会をやりましたが、都市計画、道路整備によって失われようとしている状況、今まさに失われている現状をあらためて見ました。力不足を感じました。もっとアンテナを張っていれば。もっと早く動いていれば。もっと主体的に行動していれば。それは思い上がりかもしれませんが……かろうじて残されている井の頭の自然環境と生物多様性は守っていきます。外来生物によって失われてしまった生物多様性を環境保全活動による生態系復活で取り戻します。
明日は玉川上水ネットのイベントで再び井の頭公園案内ですが、その想いも少し語ろうと思います。鳥だけでなく植物や昆虫など全ジャンル。さらに公園の歴史、史跡の解説も入ります。
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久我山自然観察会

2014年5月6日

自然が削られていく久我山地域で観察会

 玉川上水すぎなみの会主催の久我山自然観察会の本番に講師として参加しました。久我山地域の玉川上水は、周囲が市街化されるなかでわずかに残された貴重な自然を有していますが、東京都の道路整備事業「放射第五号線」によって、多くを失うことになってしまいました。この事実を多くの人に知ってもらうため、いい季節に自然観察会を開催することにしたのです。
 久我山での自然観察会はまず集合場所である駅のツバメから。駅に営巣するツバメを紹介するとともに、京王電鉄と当地の市民のツバメに対する温情を称賛しました。その後、玉川上水に移動し、ご挨拶しました。50人近い参加者を5班に分け、出発。天気が悪く、気温も低く、夏鳥の気配もないので、ツリーウォッチング中心に案内を進めました。もちろん自然観察だけでなく、道路整備問題についても端々でふれました。玉川上水の両岸に片側二車線の道路が通ると交通量は4万台/日になると試算されています。そうなれば、のどかな自然環境を楽しむことなどできるわけがありません。上流域でありながら、生物多様性の乏しい小金井市~武蔵野市区間と同じ轍を踏むことになるかもしれません。身の周りに自然が多かった戦後すぐの時代の計画を、身近な自然が乏しくなった現代で進められてはかないません。石原慎太郎は安直な愚か者であると、はっきり言えます。
 観察会を始めてから気温がどんどん下がってきて、1時間もすると身体が冷えてきました。たまたま薄手のフリースを(暑かったら脱げばいいと思い)着ていたのですが、それでも寒かったくらいです。昨日の予報では晴れマークが並び、最高気温は22℃とされていたのに。それでも、私も参加者もめげずに観察を続け、スケジュールどおり昼過ぎにNHKグランドに着いて会を無事に終えました。
 会終了後はグランドの真ん中で皆で震えながら弁当を食べ、その後周辺で最も自然度の高い屋敷林を見学して終了しました。商店街の「ハニーズベーグル」で昨日買い逃したベーグルを買って、喫茶店「コニファー」で反省会をしました。自然保護・環境保全の出張自然観察会では、地域の商店を利用し、その地域にお金を落とし、地域の魅力や文化を楽しむことも欠かしません。コンビニもナショナルストアも極力利用しません。
解説した観察対象:ミズキ、ケヤキ、ウツギ、ムクノキ、クサボケ、マユミ、シロダモ、エゴノキ、ヤマザクラ、ソメイヨシノ、ニワトコ、エノキ、ウグイスカグラ、タブノキ、クスノキ、イイギリ、ヤマグワ、コナラ、クヌギ、イヌシデ、サワラ、ヒノキ、ノゲシ、アメリカオニアザミ、ナガミヒナゲシ、アマドコロ、ホウチャクソウ、フタリシズカ、キンラン、ギンラン、ハシブトガラス、ムクドリ、ヒヨドリ、シジュウカラ、スズメ、カワラヒワ、コゲラほか
ハニーズベーグル ☆☆☆☆☆
http://www.honeysbagel.com/
コニファー ☆☆☆
http://tabelog.com/tokyo/A1318/A131806/13114696/
レストラン豆の木 ☆☆
http://tabelog.com/tokyo/A1318/A131806/13049492/
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小平中央公園「どんぐり林」夏鳥調査観察会2014

2014年5月3日

どんぐり林のキビタキ

恒例となった小平中央公園どんぐり林での夏鳥調査観察会。5月初旬で8時スタートと、夏鳥を都内の公園で観察するのに最高の設定で会を開催しました。今季は夏鳥の動きが先行しているので、波のピークではなかったようですが、5カ所に設定している調査定点のうち、4カ所でキビタキを確認しました。なぜかセンダイムシクイは確認できませんでした。きっちり調査できましたが、前回の冬鳥調査ほど楽しい観察ができなかったのが少しだけ残念でした。しかしながら、新緑まばゆいどんぐり林でステキな仲間と過ごした時間は楽しかったです。終了後はもちろんネパールカレーのシャンティへ。ステキな時間が続きました。次は17日の月夜の幻燈会でどんぐり林を訪れます。とても楽しみです♪
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みどりフェスタ2014

2014年4月30日

久しぶりの再会

環境省主催の「みどりフェスタ」で新宿御苑で自然観察会を開催しました。NACS-Jとの共催で、午前中は「ネイチャーフィーリング自然観察会」のお手伝い。大先輩の国安さんと、新人の高見さんと一緒に飛び入りを含めて15名ほどの方をご案内しました。午後はNACOT単独でのミニ自然観察会。2組をご案内しました。ブースには転勤で東京を離れている古平さんが遊びに来てくれて、久しぶりの再会が嬉しかったです。ap bank fesでの自然観察会に私を「若手として」誘ってくれたり、COP10までの道筋をつけてくれたり、企業のCSR担当者を紹介してくれたり、いろいろとお世話になっている方です。当時共に中心になって活動したメンバーでパチリ。
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アースデイ東京2014へ出展

2014年4月19~20日

ネイチャー・プロ編集室としてアースデイ東京へ出展しました。
企画内容は青空書店「BOOKガーデン☺いきもの青空教室」。①編集室で手がけた書籍・図鑑の展示販売②いきもの切り紙教室・自然あそび教室(楽しく遊びながら、植物の種子について学ぶ)のワークショップ③代々木自然かんさつ会などの内容を企画しました。
観察会ではNACOTの仲間にご協力いただき、参加者を代々木公園での自然観察会を催しました。ブースの前には奇譚クラブのガチャガチャを設置!自分のブースにガチャガチャが備えられているなんておもしろい構成です。自然観察会では2日間で100名ほどの方をご案内しました。イベントでは自然観察指導員の活動を勧める講演、自転車と生物多様性をつなげたテーマの講演なども担当しました。

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108回井の頭かんさつ会

2014年4月13日

テーマ「井の頭公園 花を愛でる観察会」 ~花と生きもの~

4月の井の頭かんさつ会を開催しました。テーマは4月恒例の花です。とくに生きものとのつながりを重視した内容を心がけました。私は旗持ちと記録係でした。天候に恵まれ、かんさつ会後のピクニックも含めてとてもいい会でした。以下、メイン担当の小町さんのレポートです。

 週間予報では雨マークが付いていましたが、井の頭かんさつ会の晴れパワーは健在で、当日、春らしい穏やかな陽気の下、花を愛でる観察会を行いました。お花見の喧騒も終わり、井の頭公園はちょっと落ち着いてきましたが、花はソメイヨシノだけではなく、たくさんの花が咲き誇っています。
 今回は、特に花と生きものの繋がりに焦点を当ててみました。花粉を媒介する生きものとして、甲虫、ハナアブ・ハエ、ハナバチ、チョウ、鳥などいます。花はどの生きものに来てもらいたいか焦点を当てて、色や形など様々に進化してきました。特に優秀な花粉媒介者であるハナバチに来てもらいたいために複雑な構造に進化した花も数多くあります。
 今回は大人2班、子ども2班の合計4班体制でスタートです。各班とも工夫をこらした解説で花を観察していきました。最初に人気だった花は、ツルニチニチソウでした。花の中を調べてみると、毛が一杯で、非常に複雑な構造をしています。顕微鏡を覗いた参加者から驚きの声が上がります。ツバキやアオキ、イロハモミジの花々もとても興味深い形状をしています。ムラサキケマンの花の仕組みも巧妙です。花粉媒介する虫が口を花に突っ込むとしっかり花粉が虫に付くようになっています。参加者の皆さんも実際に触って、観察して、花の仕組みが分かると、とても感動している様子でした。班によっては、サツキやシャガ、アセビなども観察をしました。
 野草園を過ぎて、雑木林に出ると、新緑が広がっていました。新緑を楽しみながら、タチツボスミレやウラシマソウの群生地をご案内し、西園のグランドの入り口付近で解散となりました。解散後、スタッフと参加者の有志で一緒に野外懇親会行いました。多くの方が参加され、和気藹々と過ごすことができました。

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鹿児島樹木旅

2014年4月2~7日

樹木と野鳥の旅

骨休めで久しぶりに鹿児島の親友を訪ねました。今回のアクティビティは南国の樹木観察といつもの鳥観のミックス。好きな分野2つを欲張っていきます。もちろん、食と焼酎も。

蒲生の大クス

 樹木図鑑のクスノキのページにも掲載した、日本一大きなクスノキが鹿児島県姶良市蒲生町の蒲生八幡神社にあります。樹齢約1500年、高さ約30m、根回り約33mで、日本一の巨樹ともいわれます。今回の旅の目的の一つが、この日本一大きいクスノキを見ることでした。JTP140402_0372.jpg
 大クスのあとは、奥十曽の日本一のエドヒガンも観に行きました。こちらは山奥にあって、たどり着くのが大変でした。今回の鹿児島での休息の一日目は、気の置けない友とともに巨樹めぐりを楽しみました。

クロツラヘラサギ

鹿児島の旅の2日目は鳥観中心で動きました。今は、冬鳥が去って夏鳥が未着のいわば空白期なのですが、春の季節移動を先取れればと友と共に意気込みました。タイミングが合えば、飛び上がるような珍しい鳥に会うことのできるポイントをしらみつぶしに探しましたが、残念ながらツメナガセキレイやタヒバリ、セイタカシギを見つけたくらいでした。2羽のコウノトリは去っていました。雨が降ってきたので、クロツラヘラサギとヘラサギを観て帰路へ。JTP140403_2727.jpg

大隅半島の照葉樹林と友人との再会

朝4時に起きて、友人に頑張って運転してもらって大隅半島まで足を延ばしました。3年ぶりに稲尾岳の照葉樹林を歩きました。以前は鳥のみを探していたのですが、今回は樹木を主体に観察しました。大隅半島の南まで行くと、さすがに東京とは植生がまったく異なります。わからない木ばかりで、調べながらの遅足行軍でした。原生林の中で、東京なら公園や植物園に植えられている木が自生している自然な姿が好感でした。イスノキ、シロダモ、シキミ、ミヤマシキミ、ホソバタブノキ、サンゴジュ、ヒサカキ、ツブラジイなどなど。
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照葉樹調査のあとは、同じように3年ぶりに地元の友人を訪ねました。ご挨拶のつもりでしたが、ついつい長居してしまい、ご馳走の数々をいただき、庭のヤギに頭突きされまくりました。ここでもクスノキの新緑が眩かったです。のんびりしたステキな時間でした。
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渡りの波を先取り 2種の超珍鳥をいただき!

今日は再び渡りの夏鳥を探し回りましたが、突風といっていいほど風が強く、朝は鳥の姿が少なかったので、また空振りかと思いました。気温も低く、冷たい強風は身体を冷やしました。(こういう時は風を避けられる場所に鳥が降りているはず……)そういう場所を探したところ、最初にミヤマホオジロに出会いました。ほどなくノビタキを見つけて、春の渡りらしい第一波をつかみました。その後、歩いて探索しようと決め、車を降りて歩き始めてすぐに聴き慣れないさえずりが。。。イイジマムシクイでした!写真は撮れませんでしたが、希少なムシクイの独特のさえずりを初めて聞けて、ちらっとですが見ることもできました。その後もアトリ、オオルリオス若、チュウシャクシギ、イソシギを確認しました。その後、クロツラヘラサギを見ながら土手に腰かけて話していたら、またまた聴き慣れない声が。。。80-400mmを提げて探索に行ったとき、ヨシに上がった鳥を双眼鏡で見たら、白と灰色のモズ=オオカラモズorオオモズでした!こちらも残念ながら写真は撮れませんでしたが、ちらっと観察できました。その後もホオアカとタシギを見つけて、今日は鳥観を楽しむことができました。鳥観の後は、吹上の千本楠を訪ねました。クスノキの巨木が井戸端会議しているような光景に感動しました。
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のんびり鳥観

 今日は友人宅前の川で、のんびりと過ごしました。鹿児島市内の住宅街ながら、カワセミやヤマセミが棲み、朝はイソヒヨドリのさえずりで目覚めることも多い、のどかな場所です。
 イソヒヨドリやツバメ、野草や樹木の花を撮影していると、コヨシキリの鳴き声がしました。2羽いました。ヨシやススキにはホオジロやアオジが、川にはカイツブリ、コサギ、キセキレイ、セグロセキレイ、ハクセキレイ、そして謎のアヒル軍団もいます。いろいろと見えて、聞こえてしまうので、飽きることがありません。カワセミばかり追いかけるの(人、笑)がキライな私は、実は求愛給餌をみたことがありませんでしたが(笑)、声や仕草でオスがメスに魚を渡すことが予想でき、枝かぶりながら観察することができました。その後もカワセミたちの恋の駆け引きを見せつけられました。
 飛行機の時間が近くなり、最後の鳥観へ。友人は時間を計算して、ギリギリまで案内を続けてくれます。クロツラヘラサギを観察し、オバシギやハマシギなどシギチが入っているのを確認し、シマアジ(魚じゃないっす)を初認するなど、なかなか充実した観察ができました。やっぱり、鹿児島!
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編集&執筆しました!
『葉っぱで見わけ 五感で楽しむ樹木図鑑』

2014年3月19日

全力投球で制作した樹木図鑑

「葉っぱで見わけ 五感で楽しむ樹木図鑑」(ナツメ社)
 2013年、ナツメ社さんから依頼されたのが樹木図鑑と野草図鑑。樹木は大好きなので、自分で原稿を書く!と言い出したものの、これが大変でした。325種の樹木について図鑑の枠を超えて、遊び心満載で書きました。読んで見て、楽しんでいただければと思います。
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図鑑の設計

 私の葉っぱの先生、林将之さんに葉のスキャン画像を出してもらい、監修もお願いしました。原稿は自ら書き、つながっている生き物の写真を中心に、スキャン画像以外の写真もだいぶん出しましたし、撮り下ろしました。
 デザイナーにはグラフィックデザイナーの西田美千子さんに白羽の矢を当てました。食品関係のマニュアルなどの仕事の多い西田さんは、多くの情報を整理して伝えることに長けているので、図鑑制作に力を発揮してくれました。カバー周りのオシャレで美しいデザインはもちろん、スゴイボリュームの本文のデザインで大活躍していただきました。
 本書はツメのアイコンで検索できる図鑑です。アイコンを作ってもらったのは小平のイラストレーター、柴垣茂之さんです。柴垣さんはスマートフォンや電子辞書のアイコンを作成するのが得意なイラストレーターですが、アイコンだけではありません。袖の葉のシルエットや巻頭の葉のグラフィック、女性のイラストまでいろいろと描いていただきました。
 小平の人々はモノづくりの達人揃いです。カバーにはアクセント的に生き物のイラストを入れていますが、これは尾川直子さんに描いてもらいました。これが飾りになり、さらにステキな図鑑になりました。
 私の自然観察のエッセンスを可能な限り投入しました。観察を五感で楽しむことを豊富に盛り込みました。鳥や魚が掲載されている樹木図鑑は初めてだと思います。私が1年近くをかけて全力投球した一冊、楽しんでいただければ幸甚です。
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井の頭かんさつ会×ジブリ美術館『三鷹の森かんさつ会』

2014年3月11日

震災から3年。ナウシカ公開から30年。

井の頭かんさつ会として、ジブリ美術館と共催で「三鷹の森かんさつ会」を開催しました。
 3月11日は東日本大震災が起きた日であるとともに、奇しくも映画「風の谷のナウシカ」が公開された日でもあります。映画公開から昨日でちょうど30年。映画自体は新宿の映画館で上映するとして、美術館でも何かイベントができないかとジブリの企画担当者が考え、企画したのが自然観察会です。
 担当者と一緒に企画を考え、卒業を控えた子どもを対象にすることにしました。これから中学校に進み、生活環境が変わる前に、井の頭公園の森で自然観察を体験し、原体験にしてもらいたいというのがねらいです。いい人間に育つには、生き物に触れ、野遊びする原体験が欠かせないという思想が根底にあります。
 対象は連雀学園三鷹四小の6年生73名。はじめに美術館のシアター、土星座で講演をやりました。井の頭かんさつ会の田中利秋代表は井の頭池の生物多様性保全活動の話を、私は井の頭公園のおもしろい生き物の話をしました。その後、子どもたちを7班に分けて野外へ。1時間30分ほど自然観察会をやりました。バードウォッチングだけでなく、自然観察に双眼鏡は必須。ところが小学校には双眼鏡はありませんので、ニコンイメージングジャパンさんに協力してもらい、大量にお貸し出ししていただきました。
 河津桜の花にくるメジロをしっかりと観察した後は、耳を澄ましてさまざまな音を感じることを体験しました。その後、スダジイのどんぐりを食べてみせると、子どもたちは驚いた後に「食べたい」「食べたい」と夢中でどんぐりを拾いました。そこで地震の起きた14:46を迎え、皆で黙祷しました。一昨年は陸前高田で。昨年は大船渡で「その時間」を迎えましたが、今年は井の頭の森で子どもたちと一緒に祈ったわけです。
 その後、玉川上水の史跡を紹介し、かつて牟礼地区に水田が広がっていたこと、分水を引いていたことを説明しました。そして、ムクロジの果実を水に入れて泡立て、かつて洗濯に使ったことを紹介しました。そして、分水沿いにムクロジが生えていることから、かつての人々の暮らしを想像しました。あと、ツバキの蜜をなめてもらいたかったのですが、時間がなくなってしまい、観察会を切り上げて美術館へ戻りました。
 各班の代表者に、今日の観察会で印象に残ったことを発表してもらった後、まとめのあいさつをしました。なにをどう伝えるかは、最後まで迷いました。
 思いやりのある大人になって欲しい。生き物だけでなく他の人や、遠くの人も思いやる大人になって欲しい。そして、ともにステキな未来をつくりましょうという趣旨のあいさつにしました。
 お土産に奇譚クラブさんがフィギュアを配り、子どもたちには美術館館内を1時間ほど自由見学してもらいました。
 打ち上げにはジブリの皆さんと井の頭かんさつ会メンバー、奇譚クラブさんに加え、元ピース・ウィンズ・ジャパンの山下智子さんもかけつけてくれて、自然や生き物、社会貢献活動の話で遅くまで盛り上がりました。

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106回井の頭かんさつ会「池の中かんさつ会」

2014年2月23日

水がない井の頭池で井の頭かんさつ会

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 前日の観察会とほぼ同じ内容を、井の頭かんさつ会オリジナルで開催しました。昨日の100年実行委員会の観察会のほうは短期間に満員御礼になってしまったので、井の頭かんさつ会定例の今日の観察会は、あぶれてしまった方の受け皿になった側面もありました(どちらも案内と内容はほぼ一緒なのですが。。。)。
 昨日と正反対に時おり雪がちらつく寒い日でしたが、参加者54名、スタッフ16名で合計70名の大所帯となりました。水を抜いた井の頭池に降りる稀有な機会ですので、人気が集まるのは当然です。その貴重な機会の記念になるよう、かんさつ会初の試みとして大集合写真を撮りました。これは今回のかんさつ会の記念および付加価値として、参加者の皆さんにお送りいたします。撮影に必要な脚立は、かんさつ会が始まる前に池に降りて置いておきました。
 あまり生き物は観察できませんでしたが、水辺の樹木の生き様や、水を抜いた池の遺構を解説しました。時間がオシてしまったので、後半は慌ただしくなってしまいましたが、かんさつ会は大好評で、終了後には中学生の女の子や、小さい息子さんを連れて参加したお父さんから「活動に参加したいのだが今後は?」というお申し出をいただきました。活動の場はあります。今回はいろいろな事情があって、かいぼりが中途半端になってしまいました。しっかりと天日干しできていないのですが、事情あって明日24日から池の水を戻し始めます。外来魚の防除活動は今後も続けていかなければなりませんので、人手はいくらでも必要です。そして、次回(2年後?)のかいぼりでは、もっとしっかりした事業に修正しなければなりません。井の頭恩賜公園開園100年の節目に、生態系復活と水質浄化の成果を得るために。
 2017年は私たち井の頭かんさつ会の活動の実効が、どの程度上がるかが試される一つの節目なのです。餌やり自粛キャンペーンを成功させ、かいぼりも実現しましたが、次回のかいぼりが正念場となります。私は志のある仲間を総動員して、皆で力を合わせ、美しい井の頭池の復活を実現する所存です。

そこまで分かる!井の頭池のひみつ~水のない井の頭池を調べてみよう~

2014年2月22日

水がない井の頭池を歩く

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 今日は水のない池の底観察会「そこまで分かる!井の頭池のひみつ~水のない井の頭池を調べてみよう~」の2回目でした。前週の1回目は大雪の影響でスムーズにいきませんでしたが、今回は雪がなくて助かりました。冒頭に集合写真を撮ったのですが、中途半端な写真になってしまいました。カメラマンと案内人の両立はなかなか難しい。翌日は我が井の頭かんさつ会を同じテーマでやります。この倍の人数で集合を撮るのですが、脚立に上りたくなってきました(笑)案内役が脚立を担いで歩くなどは前代未聞ですが、記念すべき一枚のために、ちょっとやってしまいますか。

そこまで分かる!井の頭池のひみつ~水のない井の頭池を調べてみよう~

2014年2月15日

水がなく、雪が積もった井の頭池

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 午前は、かいぼりで水を抜いた井の頭池の中での自然観察会、午後はパシフィコ横浜に移動してCP+で講演する予定でしたが、この悪天候で予定通りには運びませんでした。
 9時頃連絡が入り、CP+はイベント自体が中止に。それはそうです。みなとみらいへの足、東横線は事故ってしまい、いつ復旧できるかわからない状況でしたし、JRも軒並み運転見合わせでした。出展者も来場者も会場にたどりつくのがしんどい状況なのでした。
 そういう状況だったので、午前の観察会はもちろん中止だろうと思っていました。一応、真冬の北海道でも平気なフル装備に着替えて30cmくらい雪が積もった井の頭の森を歩き、池に向かいました。現場に着くと、我が井の頭かんさつ会のメンバーは雪かきをしていました。主催者によると、なんとイベントをやるのだそうです!なんという判断だろう。。。私たちフィールドワークに慣れた人間にとってはへっちゃらですが、一般的な都市生活者には困難な状況だろう。。。当初否定的に考えていましたが、このコンディションにも関わらず2つの家族が来ました。こうなれば、観察会をやらないわけにはいきません。田中代表にメインリーダーをやってもらい、私はサブ+記録役に回りました。
 この状況でやってきたファミリーはどちらも知識と意識の高い人々。湿った雪の重みで折れて落ちていたクスノキの枝葉を拾い、小学校中学年くらいの子供に葉の香りをかがせたら「クスだね」と言い当てました。ご両親も環境保全にとても関心が高い方々でした。
 雪原と化した池の底に降り、観察会を進めました。私は氷点下40℃でも平気な装いのはずでしたが、頼りにしている雪靴、ソレルのブリザードは経年変化のためか浸水し、靴の中はびっしょりで終始不快な状況でした。
 終了後は磯丸水産でお疲れ会にしようと思いましたが、従業員が店までたどり着いていないそうで、体制が整っていないとのことでした。先週の下見に引き続いていせやで軽い打ち上げをしました。いつもより買い物客の少ないアトレで買い物し、パートナーであるパタゴニア吉祥寺ストアに寄り、靴の中は完全にぐちゅぐちゅな状態で家へ帰りました。

小平中央公園どんぐり林&玉川上水鳥類相調査

2014年2月9日

雪の中で鳥類調査

JTP140209_9973.jpg小平中央公園のどんぐり林と玉川上水での鳥類相調査を実施しました。前日の大雪のため、一日延期して開催しました。前日のウェザーニュースの予報では朝から風速が9m/sと予測されていたので前の晩は相当に悩みましたが、とりあえずやることにし、朝の状況で判断することにしました。この判断が正解でした。翌日は雪がやんで晴れ、ほぼ無風の絶好のコンディションでした。私の友人たち、コダイラーの主要メンバーに加え、初参加の方もいらして調査開始。最初は鳥がいないなーという感じでしたが、エナガを含む混群は間近でじーっくり観られましたし、調査中は今回初のビンズイ、モズ、ジョウビタキ、オオタカまで出て、参加者一同大満足の会でした。終了後はいつものネパール料理でランチ。気の置けない仲間たちと、ひとときのんびりと談笑しました。午後はジブリ美術館で打ち合わせでした。

井の頭池のかいぼり

2014年1月25~26日

ついに歴史的瞬間が

ついに私たちの悲願、井の頭公園の池のかいぼりが実現し、イベントを開催しました。
25日にはボート池の京王井の頭線井の頭公園駅寄りで捕獲作業を実施しました。午前は網をふるえば、大きな鯉が入る状況でした。公式カメラとして池に入って様子を撮影しました。最初はカメラにサランラップを巻いていましたが、後で面倒になったので、やめました。
 防除対象のブルーギル、ブラックバスはもちろん、コイやヘラブナ、巨大なソウギョやアオウオ、ハクレンまで大漁でした。
 午後は少し水位が上がり、獲物が見えなくなって、午前中に比べると漁がうまくいかなくなったので、追い込み漁をかけました。チームの皆に横一線に並んでもらい、ゆっくり前進してもらいます。ラインが乱れると、隙間から魚が逃げてしまうので、声をかけてラインの乱れを補正します。
 私はカメラマンの役割だったのですが、いつの間にかラインをコントロールし、投網の漁師にも指示して、追い込み漁を仕切っていました。総監督の田中利秋代表は、そんな私に、黙って指揮を任せてくれました。ラインで追い込んで、止めたところで、投網を2連射。投網の後は皆で追い込みの輪を狭めて、一網打尽!
いいチームプレイができました。
 1日目に少し写真を撮ったので、翌26日は捕獲作業に参加しました。泥に足を取られて歩くのに負荷がかかると聞いていましたが、予想以上でした。在来、外来合わせて数十匹の魚を何とか捕らえましたが、大物は逃しました。
 午前は前日と同じ、ボート池の井の頭公園駅寄りで実施しましたが、連日の漁で漁獲量が下がってきました。そこで午後はお茶の水池でやることになりました。七井橋は最もギャラリーが多いので、普及啓発効果が高くて良いと思いました。
 ところが水抜きが不十分で水量が多い上に、泥に足を取られるので、井の頭かんさつ会チームは早々に現場を諦めました。漁の効率が上がらないのに根性を燃やしても、単なるパフォーマンスに過ぎないからです。ギャラリーにしたら池の中の状況などわかりませんので「それしか捕れないのかよー」などの野次がとんでくることもおそれました(笑)天候も急変し、雪と冷たい風に吹かれながらの撤退です。
 危険もあるので、かいぼり隊にも浅い場所で作業するよう指示し、ほとんどの隊員はそうしていたのですが、一部馬力のある人たちが深みに入って頑張っていました。それを見た血気盛んな中高生たちが加わり、難しい漁をしていたのですが、中学生が一人、泥の深みにハマってしまって抜けられなくなり、この日最後の井の頭かんさつ会の仕事は人命救助になってしまいました。
 皆で力を合わせて、二本足の在来種をなんとか救出しました。
午後の部の段取りはイマイチで不完全燃焼でしたが、アフターでは一緒に活動に取り組んだメンバーの労を互いにねぎらいながら、井の頭かんさつ会創立メンバーの3人で、2回目の「世の中は変えられるんだ」をしみじみと味わっていました。
 田中代表のカイツブリの観察からはじまり、長く地道な活動と粘り強いはたらきかけによって、このような大きな動きを創出し、池の外来種問題の解決と、かつての生態系の復活へ向けて大きく一歩を踏み出したことは大いに記念すべきことです。
 今日以降もかいぼりの作業は続け、水を完全に抜いて天日干しし、2月の23日以降、また水を戻し始めてサクラに間に合わせるわけですが、今回は弁天池の水を抜くことができませんでしたし、生態系の復活には水草が欠かせませんので、浚渫(しゅんせつ)も必要でしょう。井の頭公園が開園100年を迎える2017年にどこまで良くすることができるか、それが目下の課題であります。

JTP140125_8451.jpg泥まみれになる前にチームの皆で記念写真
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105回井の頭かんさつ会

2014年1月12日

冬鳥探鳥会ではなく野鳥観察会

JTP140112_7727.jpg昨日は105回目の井の頭かんさつ会でした。
 今回のテーマは「冬鳥探鳥会」ではなく「冬の野鳥観察会」。タイミング的に冬鳥は少なかったのですが、まったく苦になりませんでした。
 目立つ種類、珍しい種類を見て、写真撮って楽しかったー、はもう卒業しました。留鳥でも冬鳥でも、行動をじっくり観察することで、発見がたくさんありますし、冬の暮らしを知ることができます。種類を見分けることができると、知ったような気になりがちですが、実は知らないことのほうが多いのです。冬の暮らしからは、公園の植生や自然環境の大切さを垣間見ることができます。私の班はカルガモの求愛行動から交尾や、シロハラとツグミが落ちているエノキの実を食べる行動、シジュウカラがハゼノキの実を食べる行動などを観察することができました。他の班と合流し、会の締めくくりのまとめでは、昨日仲間が拾ったオオコノハズクの羽と、プリントしてきたオオコノハズクの写真を参加者に示し、井の頭公園という身近な自然環境の大切さを実感してもらいました。

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2017年
2017年のおもな活動

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